>>307
ハスター「今回は運が良かった・・・」
鏡果穂「自覚症状のある思念体でしたからね・・・」
ハスター「明らかにこちらを探る様な仕草だったから・・・」
鏡果穂「一人二人じゃない数でした・・・」
ハスター「逃げたのがこの世界だとバレたか・・・」
鏡果穂「何より怖いのが無自覚の思念体ですよ・・・」
ハスター「知らない間に『眼』にされて此方を覗くその数は計り知れない・・・如何にもクソ野郎の姉さんのやりそうな事だ・・・」
鏡果穂「どれがどれだか見分け方が有れば・・・」
ハスター「無い・・・そもそも姉さん自身も無作為に選んでいる・・・本人が化けたパターンもあるが・・・」
鏡果穂「その場合は『化身』と呼ばれるんですよね・・・」
ハスター「最悪な事に『化身』を消しても『本人』にはなにも影響がない・・・」
鏡果穂「だからアレだけ好き放題出来ると・・・」
ハスター「既に複数の権能を所持している・・・更に精度が上がっただろうな・・・」
・・・
果穂「・・・」
樹里「遂に動かなくなったな・・・」
智代子「流石に厳し過ぎたんじゃない夏葉ちゃん・・・?」
夏葉「駄目よ・・・此処で甘やかしては果穂の為にはならない・・・!!」
凛世「ですが・・・既に限界です・・・」
夏葉「凛世、こんな言葉がある事を知ってる・・・?」
凛世「?」
夏葉「『限界を超えた時初めて見える物がある。掴み取れる力が』と・・・」
樹里「物の例えだろそれ・・・」
智代子「そうだよ・・・」
果穂「・・・いいことばですね・・・」死んだ魚の眼
夏葉「見なさい!!果穂が蘇ったわ!!」
樹里「明らかに目が死んでるぞ・・・」
智代子「強化し過ぎたね・・・」