>>600
(県立研究都市)
キタカミ「というか、何で『試作品』のビルドドライバーとクローズマグマの一式が・・・?」
鏡晶葉「いや、使用する予定では無かったんだ。大分前の話にはなるが、データ抜き取りをした上で廃棄しようと思って出していたんだ・・・」
キタカミ「何かあったのか・・・?」
鏡晶葉「そのタイミングで荷物の受け取りやら、他の研究のトラブルやらですっかり頭から抜けててな・・・」
キタカミ「まさか、盗まれたんじゃ・・・」
志希「それなら、心配無いと思うよ~?」
鏡晶葉「え・・・?」
志希「監視カメラ見てみたけど、マキアちゃんが持っていたみたいだし・・・」
キタカミ「だとしても、ナイアに持ち出されていたら・・・」
志希「うん、終わりだねぇ・・・」
鏡晶葉「賭けだな・・・」ゴクリンゴ
・・・
(マキア)「この身が朽ち果てようとも、オレはプロメアの世界を守る!(背中のウイングから炎が噴き上がる音葉」ゴォーッ
パズズ「なんだよ、自分の世界より大事なモノがあるとか訳分からんわ!?」
(マキア)「抜かしてろ・・・(脳裏に浮かぶのは自らの世界だけではなく、他の平行世界に安寧をもたらそうと奮闘していたP達の姿」
パズズ「何おう・・・?」カチン
(マキア)「お前みたいなクズで不完全なコンコンチキには分からねぇ事だ!(炎を纏った拳で殴り付ける音葉」バコーン
パズズ「ぶへっ!」
・・・
ステラ「ダメだよ、モモ・・・」
モモ「えっ・・・?」
ステラ「オレには今・・・」
『戦うチカラは無いんだよ・・・』