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P殿 2019/12/01 03:01:03
ID:Ta3tZMmgTc
ファンの間で語り継がれる伝説の回「江戸壊滅の危機! 彗星激突の恐怖!!」
ある夜、望遠鏡で星を眺めていた姫が不吉な箒星を見つける。江戸への墜落を危惧した姫は、箒星の落下地点を割り出すべく、阿蘭陀の天文学に通じた神崎蘭子を呼ぶ。神崎は箒星の落下地点を江戸近辺と予見するが、大目付の田中琴葉が報告を握りつぶしていた。
やがて、箒星が目視できるほど接近した頃、樹里亜を首領とする「熊野党」なる集団が、彗星衝突による江戸壊滅を煽り、「救われたければ、これに火を灯して祈れ」と、蝋燭を配っていた。
お忍びで城を抜け出していた姫は、熊野党によからぬ企みの臭いを嗅ぎつける。その予感の通り、実は裏でつながっていた田中と樹里亜が、箒星騒動に乗じて江戸を震撼させる深慮遠謀を張り巡らせていたのだ。町人が蝋燭に火を灯すと、仕込まれていたダイナマイトが江戸のあちこちで火を噴いた。