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【ミリSS】まつり「またお星さまがまつりに降ってきたのです」
1 :
ご主人様
2020/05/13 22:10:55
ID:86OD0yCG7.
※マイペースユニットフェス期待のネタSSです。
まつり(なんだか頭の奥がチカチカするのです……?)
まつり(Pさんからはレッスンを休んだほうがいいと言われたので、そうするのです。例のごとく、精密検査を受けにいくことはないのです)
まつり(―――控え室にいくと、なんとお昼寝中の朋花ちゃんがいたのです)
まつり「きゅーとな寝顔なのです。こうして見ると15歳の女の子っぽいのです。……ほ? 誰か来たみたいなのです」
美也「おや~? まつりちゃん、こんなところにいたんですか~?」
2 :
プロデューサーさま
2020/05/13 22:11:13
ID:86OD0yCG7.
まつり「美也ちゃん、こんにちはなのです。今、朋花ちゃんが寝ているのですよ。レアだから見ておくといいのです」
美也「? えっと、それよりもまた隕石だかボールだかに、ぶつかったとお聞きしましたが~、大丈夫なんですか~?」
まつり「それなら問題ないのです。記憶もばっちりなのです」
美也「それならよかったです~。まつりちゃんがおかしいと、こっちも調子が狂ってしまいますからね~」
まつり「そうなのです? 心配してくれたのはPさんから聞いたけど、美也ちゃんのことだからいつもどおり―――」
朋花「ん……。あら、お2人とも、いつの間にここにいたんですか~?」
まつり「朋花ちゃん、起こしてしまったのです?」
3 :
プロヴァンスの風
2020/05/13 22:11:34
ID:86OD0yCG7.
朋花「どうやら座ったまま眠ってしまっていたみたいですね~」
まつり「そうなのです。珍しく―――」
美也「朋花ちゃん~? お昼寝するのはかまいませんが、場所を選ばないと風邪を引いたり、変に疲れてしまうとこの前言いましたよね~?」
朋花「すみません~。春の陽気につい、うとうとしてしまったんです~」
まつり「ほ? 朋花ちゃん、前も劇場でお昼寝していたのです?」
美也「? 前も……って、美希ちゃんほどではないですが、朋花ちゃんがお昼寝するのは珍しいことではありませんよ~?」
朋花「お恥ずかしながら否定できませんね~。みなさんのいる劇場だと、安心してしまうんです~」
4 :
仕掛け人さま
2020/05/13 22:11:48
ID:86OD0yCG7.
まつり「ほ? ……ほ? 姫は朋花ちゃんがお昼寝しているところなんて初めて出くわしたのですよ?」
美也「何を言っているんですか~? 一昨日、3人でミリオンパークにピクニックしにいったときだって、途中でうとうとしていましたよ~?」
朋花「そうですね~。それで、美也ちゃんが膝を貸してくれたんでしたね~」
美也「そう、それでまつりちゃんが『なんだかずるいのです!』って………」
まつり「待つのです。話がおかしいのです。逆なのです」
朋花・美也「逆?」
5 :
5流プロデューサー
2020/05/13 22:12:04
ID:86OD0yCG7.
まつり「そうなのです。ピクニックに行って、途中からお昼寝したくなったのは美也ちゃんなのです。それで、朋花ちゃんが『しかたないですね~』って膝を貸してあげていたのです」
美也「? そんなことありませんよ~」
朋花「そうですよ、まつりさん。美也さんの寝顔なんてそうそう見られないですよ~」
まつり「???? 何がどうなっているのです……?」
美也「まつりちゃん~? もしかして記憶がまた妙なことになっているのではないですか~?」
まつり「そんなわけないのです。美也ちゃんはちょっと天然なところがある可愛い女の子で、朋花ちゃんはなかなか隙を見せない可愛い子なのです。……ね?」
美也・朋花「………」
6 :
プロデューサーさん
2020/05/13 22:12:15
ID:86OD0yCG7.
まつり「ほ? 2人とも、黙ってどうしたのです? まつり、何かおかしなこと言ったのです?」
朋花「隙を見せないだなんて言われたのは初めてですね~。ちょっぴり嬉しいですよ~」
美也「私が天然ですか~。ふふふっ、まつりちゃん、からかっているのですか~?」
まつり「!? 美也ちゃんから熱気!? ど、どういうわけなのです!?」
美也「……その反応、どうやらからかっているのではないみたいですね~」
朋花「美也さん、美也さん。今日のまつりちゃん、いつもと違う気がしますよ~?」
7 :
プロデューサーちゃん
2020/05/13 22:12:30
ID:86OD0yCG7.
美也「はい~。子猫ちゃんたちを導くのが私の使命ですが、大切な仲間であるまつりさんも導いてあげないといけませんね~」
まつり「子猫ちゃん……?」
朋花「ひょっとしてそれも忘れてしまったんですか~? 美也さんのファンの方々のことですよ~?」
まつり「ほ? いつから美也ちゃんはファンのことを、そんなふうに呼んでいたのです!?」
朋花「いつからって、最初からだと思いますよ~?」
まつり「そんなわけないのです! それだとまるで、朋花ちゃんがファンのことを子豚ちゃんと呼ぶのと同じみたいなのです!」
美也「子豚ちゃん?」
まつり「まさか………」
8 :
ハニー
2020/05/13 22:12:41
ID:86OD0yCG7.
朋花「なるほど、そんな呼び方もあるんですね~。参考にしてみます~」
美也「朋花ちゃん~? そこで納得すると、話が混乱してしまうのでやめてくださいね~?」
まつり「まつりは既に混乱しているのですよ。もしや朋花ちゃんの親衛隊である、天空騎士団もないのです?」
朋花「かっこいい名前ですね~。Pさんに相談して作って――」
美也「まつりちゃん~? それは私で言うところの、神宮棋士団のことですか~?」
まつり「なんなのです、その無理やりなネーミングの団は」
9 :
P殿
2020/05/13 22:12:52
ID:86OD0yCG7.
美也「む~ん……なんとなくわかってきましたよ~。まつりさんの異常が」
まつり「まつりもなのです。でも、おかしいのは2人のほうだと思うのです」
朋花「??」
まつり「美也ちゃん、アイドルを目指したのは、歴史の教科書に載るためで間違いないのです?」
朋花「あら、それは私のことですよ~?」
まつり「朋花ちゃん、たいていの相手を金縛りにするほどのプレッシャーを与えられるのです?」
美也「……それは私のことを言っているのですか~?」
10 :
そなた
2020/05/13 22:13:06
ID:86OD0yCG7.
まつり(状況を整理するのです。結論から言えば、なぜか朋花ちゃんが美也ちゃんっぽく、美也ちゃんが朋花ちゃんっぽくなっているのです)
まつり(でも2人の入れ替わりが完璧ではないのです。少なくとも口調はそれぞれまつりが知っている2人のそれに近いのです)
まつり(とはいえ、2人はもともと話し方が似ているのだけれど)
まつり(そして、2人の記憶とまつりの記憶とで食い違いがあるのです。いったいこれはどういうことなのです?)
11 :
プロちゃん
2020/05/13 22:13:19
ID:86OD0yCG7.
朋花「2人とも難しい顔をしていますね~」
まつり(ちょっと抜けた感じの朋花ちゃん、可愛いのです)
美也「朋花ちゃん~? 今、私たちは不可解な現象の最中にいるみたいなんですよ~?」
まつり(朋花ちゃんを窘める、やや呆れ顔の美也ちゃん。これまた可愛いのです)
朋花「3人で悩んでもしかたありませんよ~。こういうときは頼れる仲間に頼るのがいいと思いますよ~?」
美也「……それもそうですね~。まつりちゃん、ここで動かずに迷っていてください~」
まつり「わかったのです。ここは流れに身を任せてみるのですよ」
12 :
ハニー
2020/05/13 22:13:35
ID:86OD0yCG7.
10分後
朋花「頼れる3人を連れてきましたよ~」
律子「いたずら、じゃないのよね」
貴音「面妖な事態が起こっているようです」
百合子「わ、私でいいんですか、3人目」
美也「……百合子ちゃんはいろんな本を読んでいますし、何か解決の手がかりが得られるかもしれませんね~」
百合子「さっき、廊下ですれ違ったときに朋花さんから『せっかくなので百合子さんも~』と声をかけられただけなんですけど」
13 :
せんせぇ
2020/05/13 22:13:49
ID:86OD0yCG7.
律子「話をまとめると、まつりが思う美也が朋花で、朋花が美也なのよね?」
まつり「そうみたいなのです」
律子「ねぇ、美也の趣味って知っている?」
まつり「囲碁・将棋なのです?」
律子「ううん、かっこいい扇子を集めることよ」
まつり「それは朋花ちゃんの……ん? 微妙に違うのです」
朋花「ちなみに私の趣味はチェスですよ~」
14 :
番長さん
2020/05/13 22:14:05
ID:86OD0yCG7.
まつり(その後、姫の知る朋花ちゃんと美也ちゃんの話をしてみたのです)
律子「う~ん……聞けば聞くほど、おかしな事態ね。まるっきり逆転しているわけではないみたいだし」
まつり「美也ちゃんのソロ曲がMiyao Trapになっていたり、朋花ちゃんのソロ曲が初恋お団子になっていたり、不思議なのです」
朋花「まつりさんの知っている私は、冷気を放出することができるのは驚きです~。クーラーいらずですね~」
美也「エレナさんとのデュエットというのは斬新な発想ですね~。今度、Pさんに提案してみます~」
律子「状況を整理してみたところで、か。選手交代ね。貴音、どう? 交信できた?」
15 :
プロデューサーちゃん
2020/05/13 22:14:19
ID:86OD0yCG7.
貴音「いえ……もうしばらくお待ちください」
まつり「交信? 貴音姫、窓の外を見ながら腕をクロスさせて何をしているのです?」
律子「え? もしかして貴音の正体も忘れちゃったの?」
まつり「ほ? 正体?どういう意味なのです?」
朋花「貴音さんは月世界人で地球上のグルメとオカルトを調査しに来ているんですよ~」
まつり「……美也ちゃん、今の朋花ちゃんの話、本当なのです? それとも天然ボケなのです?」
美也「事実ですよ~。たしかに最初は私も戸惑いましたが、これまでにもいろいろありましたから~」
16 :
プロデューサーさん
2020/05/13 22:14:29
ID:86OD0yCG7.
貴音「―――! 繋がりました。まつり姫に起きている事態を月の調査局に伝えましたので、もし他の星でも例があったら解決策がわかるかもしれませんね」
まつり「急に話のスケールが大きくなってしまったのです……」
貴音「ちなみに返信に28日程度はかかる見込みのようです」
まつり「けっこう遅いのです!? でも、貴音姫の協力には感謝するのですよ」
朋花「さて~、そうなると頼みの綱は……」
百合子「わ、私ですか!?」
17 :
彦デューサー
2020/05/13 22:14:46
ID:86OD0yCG7.
美也「百合子ちゃん、今のまつりさんの様子に似た話を本で知りませんか~?」
百合子「えっと、これはあくまで妄想……じゃなくて、推理なんですけれど、たぶん意識だけが平行世界に移ったんじゃないかって」
まつり(さらっと、それっぽい話が出てきたのです!?)
律子「隕石ないし正体不明の物質をその身に受けたことによって? とんだSF、というよりオカルトね」
朋花「それでは、本来、この世界にいたまつりさんはどうなったんですか~?」
まつり(なぜか朋花ちゃんが超速理解しているのです!?)
18 :
主
2020/05/13 22:14:59
ID:86OD0yCG7.
美也「一時的な代替、押しだされて別の世界に、あるいは上書き……いくつか考えられますが、解決は容易くなさそうですな~」
貴音「ふむ……世界線の行き来となると、コード906292の使用が必要になって―――」
まつり(そうして、なぜかまつりそっちのけで難しい話がみんなの間で始まったのです)
まつり「こうなると他のみんなもどこかしらズレている気がするのです」
???「まつりさん! ご無事ですか?! またお星さまに当たったと聞いたのですが」
まつり「ほ? その声はエミ―――!??!!?」
19 :
プロデューサー君
2020/05/13 22:15:12
ID:86OD0yCG7.
まつり(声がした方向を振り向くと、そこにいたのは身長が2メートル近くある屈強な図体をした、社長さん並に黒い肌になぜかタンクトップ姿の女性?だったのです)
まつり(この筋肉モリモリマッチョガールの金髪ベリーショートがエミリーちゃん……?)
まつり(し、信じたくないのです。でも声はたしかにエミリーちゃんだったのです)
エミリー「あの、私のことを覚えておられますか……? エミリー・スチュアートです!」
まつり「あ、うん」
20 :
番長さん
2020/05/13 22:15:25
ID:86OD0yCG7.
貴音「エミリー……実はまつり姫は、かくかくしかじかやさいましましでして」
エミリー「Oh!! そ、そんなことになっているなんて」
まつり(みんな平然としているのです。この1人だけ明らかに作画が違う、というよりもはや別作品から出演しているような子がエミリーちゃんなのです? まつり、もう気絶しそうなのですよ)
エミリー「まつりさん、それではもしかして覚えておられないのですか……?」
まつり「えっと、その、なんのことなのです?」
エミリー「もちろん、私と共に過ごした、熱く甘い幾夜のことでしゅ!」
まつり「!??!?!?」
21 :
兄ちゃん
2020/05/13 22:15:39
ID:86OD0yCG7.
律子「……見るに堪えないわね。実の恋人のこともその関係性を忘れてしまっているなんて」
貴音「希望を捨ててはなりません。どうやらエミリーの存在は記憶にあるようですから」
まつり(記憶にあるエミリーちゃんではないのです!!)
エミリー「うう……わぁーん!!」
まつり(膝から崩れ落ちて慟哭する、この巨体がまつりの恋人らしいのです。夢なら覚めてほしいのです!!)
百合子「あ、あまりの声量に窓が震えていますよ!」ミミオサエー
22 :
do変態
2020/05/13 22:15:49
ID:86OD0yCG7.
まつり(数分後、泣き止んだエミリーちゃんは貴音姫たちにつれられ、外へと風にあたりにいったのです)
美也「……いったいどうしたらいいんでしょう~」
朋花「思いつきましたよ~。まつりさん、ちょっといいですか~?」
まつり「なんなのです? もう、ちょっとやそっとのことでは驚かないのですよ」
朋花「えいっ」バシーン
まつり「!? チェス盤の角で、そんな不意打ち……」ガクッ
朋花「ショック療法ですよ~」
23 :
プロヴァンスの風
2020/05/13 22:16:01
ID:86OD0yCG7.
まつり「ん………ここはいったい―――?」
エミリー「まつりさん! 目が覚めたんですね! どこか痛むところはないですか!!」
まつり「エミリーちゃん!! 正真正銘、本物のエミリーちゃんなのです!!」ダキシメー
エミリー「わっ……ま、まつりさん///」
朋花「どうやら無事みたいですね~。念のため、救急車を呼んでおいたほうがいいでしょうか~」
美也「まつりちゃん、私たちのこと、ちゃんとわかりますか~?」
24 :
師匠
2020/05/13 22:16:16
ID:86OD0yCG7.
まつり「えっと……天然ゆるふわ朋花ちゃんに、ファンのことを子猫呼ばわりする美也ちゃんなのです?」
朋花「はい? どうも、また記憶がおかしくなっているみたいですね~。それともからかっているんですか~?」セイボノイアツ!
美也「なるほど~。子猫ちゃんと呼ぶのは面白そうですな~。む~ん、でも、私のファンはおじいちゃんが多いので~」ミャオミャオ~
まつり「戻ってこれたのです!! まつり、悪夢から覚めたのですよ!!」
エミリー「あ、あの、まつりさん、そろそろ離してくれないと、く、苦しいです。あ、でももうちょっとだけ…」
25 :
兄(C)
2020/05/13 22:16:28
ID:86OD0yCG7.
まつり(そうしてまつりは美也ちゃんたちに夢のことを話したのです)
まつり(夢……だったに違いないのです)
美也「そういえば朋花ちゃん、実際にこの前、ロケ帰りの車で眠っていましたよね~」
朋花「美也さん~? そんなこと、思い出さなくていいんですよ~?」
美也「あの時の寝顔、とっても可愛かったですな~」
まつり(やっぱりこの劇場での日常が、まつりは大好きなのです!)
26 :
兄ちゃん
2020/05/13 22:16:40
ID:86OD0yCG7.
ビーッ、ビーッ、ビーッ
まつり「!? な、なんなのです!? この警戒音は!?」
朋花「また『奴ら』の襲撃みたいですね~。戦闘準備に入りますよ~」
美也「まつりちゃんが起きてからだったのが幸いですね~。今日もしっかり戦って、この星の明日を救いますよ~!」
まつり「な、何が起こっているのです!? まつりたちはアイドルじゃないのです!?」
朋花「? アイドルですよ~。『奴ら』に唯一、対抗できる力を持った特別な人間ですよ~」
エミリー「まつりさん、いつものあれお願いしましゅ! 『この拳で血祭りにあげてやるのです!』って……」
まつり「元の世界に返してほしいのですーーーー!!!!!」
27 :
プロデューサーくん
2020/05/13 22:16:51
ID:86OD0yCG7.
おしまい~~
またマイペースで何か書きたいと思います。
28 :
プロデューサーちゃん
2020/05/13 22:34:48
ID:Tx5DKy4AyU
某砂浜氏の絵で脳内再生余裕でした
29 :
貴殿
2020/05/14 08:06:12
ID:lRd4/Dub96
面白かった
30 :
プロちゃん
2020/05/14 08:16:05
ID:GcucagznRw
並行世界の二人のソロ曲はまだですか????
あっちの世界の他のアイドルが気になるなw
31 :
下僕
2020/05/14 20:53:35
ID:nCXHz05ktw
まつりの最後の台詞で誤字(返× 帰○)があり、凹んだので、2本目投稿します。
ギャグ・シリアス成分控え目カロリーゼロです。
32 :
Pサマ
2020/05/14 20:53:46
ID:nCXHz05ktw
まつり「朋花ちゃんを見ていたら、アイスクリームが食べたくなってきたのです!」
美也「なんと~、たしかにもう日中は暑いぐらいですから、アイスクリームの時季かもしれませんね~」
朋花「季節関係なしに一年中、アイスを食べる人もいますが~、いえ、そんなことよりも、まつりさん~? どうして私を見てアイスクリーム連想するのですか~?」
まつり「ほ? 言うまでもなくその丸い髪型が、半球体に掬われたバニラアイスのように見えたのです!」
美也「お~、言われてみればそう見えてこなくもないですな~」
朋花「見えてきませんよ~? まつりさん、ずいぶんと食い意地の張った想像をめぐらすのですね~?」
33 :
5流プロデューサー
2020/05/14 20:54:01
ID:nCXHz05ktw
まつり「というわけで、3人でアイスクリーム屋さんに行くのです!」
美也「もしかして、最近、劇場近くに新しくできたお店のことですか~?」
朋花「それならそうと最初から言えばいいと思うのですが~」
まつり「れっつごー、なのです!」
美也「えっと、『38アイスクリーム』……なんだか親近感が湧くお店ですな~、むふふ♪」
朋花「新店だけあって、なかなかの行列ですね~」
34 :
P殿
2020/05/14 20:54:13
ID:nCXHz05ktw
まつり「ほ? 2人とも、あそこにあるのぼり旗を見てみるのです」
朋花「『異色のコンビネーション!? ストロベリーしじみ汁味登場』……?」
美也「『田中琴葉監修』……なんと~、琴葉ちゃんやりますな~」
まつり「語呂が悪いのです。苺しじみ味という名称ではダメだったのです?」
朋花「あの、もっと根本的な部分からつっこむべきなのでは~?」
35 :
do変態
2020/05/14 20:54:25
ID:nCXHz05ktw
まつり「列に並んでいる間、朋花ちゃんが面白い話を聞かせてくれるそうなのです。ね?」
美也「楽しみですな~」
朋花「無茶ぶりしてきますね~。そうですね~……市販のアイスクリームに賞味期限の表示がないのはご存知ですか~?」
まつり「ほ? いまどきそんなことがあるのです?」
朋花「ええ、アイスクリーム類は-18度以下の保存状態においては最近の繁殖能力が皆無、つまり品質劣化はしないものとして食品衛生法で表示の省略が認められているんです~」
美也「なるほど~、冷たい限りは美味しく食べられるわけですな~」
36 :
我が友
2020/05/14 20:54:35
ID:nCXHz05ktw
朋花「と、まあ、ここまでがちょっとした雑学ではあるんですが~、実は今後、表示される可能性があるんですよ~」
まつり「どういうことなのです?」
朋花「とある大手の企業が2020年6月からを目処に同社の製品については表示していく方針を打ち出したそうなんです~」
美也「でも、べつに表示しなくてもいいんですよね~? どうして表示することにしたんですか~」
朋花「年々、食品の安心に対する意識が高まりつつある中で『いつまで食べられるか』といった問い合わせが増加している事実が理由の一つみたいです~。ただ、この決定は必ずしも賛同を得られてはいないんです~、というのも、たとえばフードロスの観点からすると……」
まつり(思ったより真面目な話が展開されて困惑なのです)
37 :
プロデューサー様
2020/05/14 20:54:44
ID:nCXHz05ktw
美也「朋花ちゃんは物知りですな~」
まつり(すごいざっくり話をまとめたのです!?)
朋花「多くの子豚ちゃんを導くためには、それ相応の知も必要ですからね~」
美也「お~。ちなみに、朋花ちゃんはどういうアイスが好きなんですか~」
まつり「そうなのです! そういうのが聞きたいのです」
朋花「そうですね~、それは………」
38 :
夏の変態大三角形
2020/05/14 20:54:55
ID:nCXHz05ktw
まつり(その後、話が二転三転して、やっとまつりたちの番がやってきて無事にアイスクリームを買えたのです)
美也「この大納言小豆、まさに和の味わいですよ~」
まつり「悩んだ末に3段とも大納言小豆にしたときの店員さん、唖然としていたのですよ」
朋花「まつりさん、結局、マシュマロアイスを選ばなかったんですね~?」
まつり「ほ? 姫が好きなのは焼きマシュマロなのです。アイスはアイスで食べるのです」
朋花「ふふっ、そうでしたね~」
39 :
彦デューサー
2020/05/14 20:55:11
ID:nCXHz05ktw
美也「ウミウシ味はなかったですね~」
まつり「美也ちゃん? まつりはべつに食用としてウミウシが好きなわけではないのですよ?」
朋花「そもそもウミウシが好きだというのも怪しいと聞きましたが~」ボソッ
まつり「ほ? 朋花ちゃん、何か言ったのです?」
朋花「何も言っていませんよ~? 新作アイスのキャラメル味、美味しいですね~」
まつり「こちらの抹茶味も、でりしゃす!なのです。エミリーちゃんにもおすすめしておくのです」
40 :
バカP
2020/05/14 20:55:21
ID:nCXHz05ktw
朋花「あら……美也さん~? 口許がだらしないことになっていますよ~? はい、動かないでくださいね~?」フキフキ
美也「ありがとうございます~。おや~、朋花ちゃんこそ、そこ、ついていますよ~?」
朋花「? どこですか~?」
美也「ここですよ~」ペロッ
朋花「―――っ!? 美也さん~? お行儀が悪いですよ~?」
美也「お~、朋花ちゃんの味もしましたよ~。甘くて優しい味ですな~」
朋花「~~っ。美也さんったら、後でお仕置きですからね~///」
41 :
P君
2020/05/14 20:55:31
ID:nCXHz05ktw
まつり「ほ? なんなのです。急に、無駄に洗練された無駄のない無駄なみやともが挿入されて、まつり、びっくりしたのですよ?」
朋花「まつりさん、こんなところで会うなんて奇遇ですね~」
まつり「最初からいたのです! むしろ2人を誘ったのは姫なのです! いきなり2人の世界に入らないでほしいのです!」
美也「それはそうと、なんだか人が多くなってきましたね~」
まつり「いや、それも最初から………」
42 :
ダーリン
2020/05/14 20:55:46
ID:nCXHz05ktw
アレ、765プロのアイドルジャナイ? エ、マジ、コンナトコロニ? トモカサマー!
ミヤサマ、コッチムイテー! マツリチャン、イイカラダシテルナア、ヨバンウッテソウ ミヤトモキテル……
ン……アンロコジャナイナラ、キョウミナイ……デス マイペースフェスゴキタイクダサイッ!
朋花「どうやら、子豚ちゃんたちが私たちに気がついたみたいですね~」
まつり「やれやれ、人気者はつらいのです」
美也「む~ん、どうしましょう~。今はマイクも色紙もないですよ~?」
43 :
バカP
2020/05/14 20:56:16
ID:nCXHz05ktw
朋花「持っていたとしても、ゲリラライブも許可なしにサイン会もダメですよ~?」
まつり「これ以上、人が多くなる前に劇場に帰ることにするのです」
美也「プランBですね~」
朋花「せっかくですから、お土産に何か買っていきたいですね~。全員分は難しそうですが~」
美也「では、こちらの、ソーダ味のアイスキャンディー♪ なんて、どうですか~?」
まつり「春香ちゃんがカバーしていたのです」
朋花「では、それで」
44 :
EL変態
2020/05/14 20:56:40
ID:nCXHz05ktw
後日 劇場
まつり「朋花ちゃんを見ていたら、たこ焼きが食べたくなったのです!」
美也「お~、やっぱり朋花ちゃんのお団子ヘアーからの連想ですね~?」
朋花(だったら、お団子でいいような……いえ、ここでそれを指摘するのは無粋ですね~)
まつり「さあ、たこ焼き屋さんにれっつごーなのです!」ハイホー!
おしまい!
45 :
プロデューサーちゃん
2020/05/14 21:13:09
ID:4P5hFQfLZQ
乙 ハイカロリーなみやともじゃないか!
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