【ミリSS】美也「まつりちゃんって意外と……」
1 : Pたん   2020/06/07 04:15:55 ID:xyts4pNeS2
※日曜朝のマイペースなネタSS。短いです。
2 : プロデューサークン   2020/06/07 04:17:34 ID:xyts4pNeS2
まつり「―――っ。紙で指を切ってしまったのです」

朋花「あら……気をつけてくださいね~」

まつり「こんなに小さな傷なのに、けっこう痛いのです。姫、うるうるなのです」

美也「(自称魔法の国のお姫様である)まつりちゃんにも、ちゃんと赤い血が流れているんですな~」

まつり「ほ?……ほ? 今、のほほんとした口調でかつてないほどの暴言を吐かなかったのです?」

朋花「はい、絆創膏ですよ~。遠慮なく使ってくださいね~」

まつり「ありがとうなのです。もしかして、お団子から出してくれたのです?」

朋花「黙って、さっさと貼ってくださいね~?」
3 : せんせぇ   2020/06/07 04:17:49 ID:xyts4pNeS2
美也「そういえば、絆創膏って地域によって呼び方が違うらしいんです~」

朋花「たしか、そこで普及している商品名で呼ばれているんでしたか~。絆創膏に限らずよくある事象ではありますが~」

まつり「劇場のみんなは全国から集まっているから、訊いてみると面白いかもなのです」

美也「ちなみに、まつりちゃんの魔法の国ではなんと呼んでいるんですか~」

まつり「ほ? もちろん、魔法で癒してしまうのですよ。ファーストエイド!するのです」

朋花「某ゲームシリーズの回復呪文っぽく言われても……。そもそもは英語で応急手当を意味するのですが~」

まつり「今日は朋花ちゃんの厚意に甘えておくのです。むしろ好意といって差支えないのです」

朋花「ただ絆創膏をお渡しする行為に深い意味はありませんよ~?」
4 : 番長さん   2020/06/07 04:18:14 ID:xyts4pNeS2
美也「む~ん……それはそうと、紙で指を切るだなんて、まつりちゃんって意外とビブラートなところもあるんですな~」

朋花「? 美也さん、それを言うならデ」

まつり「そうそう、まつり、声を綺麗に震わせてファンのみんなを魅了しているのです。はいほぉぉぉぉぉ~~~―――って、違うのです! それを言うならデリケートなのです! そして『意外と』は余計なのです! 姫は繊細な乙女なのですよ?」

朋花「今のノリツッコミは必要でしたか~?」

美也「私、一度はしてみたいと思っているのですが~、ルールがよくわからないんです~。番号順にボールを突いていけばいいんでしょうか~」

朋花「??」

まつり「9番ボールは特別みたいなのです―――ってビリヤードでもないのです! どうしてビブラート側に寄っていくのです!?」
5 : 我が下僕   2020/06/07 04:18:29 ID:xyts4pNeS2
美也「なんと~。おおきなてのひらでパントマイムを披露するポケモンだったんですね~」

まつり「バリヤードでもないのです。まつり、ひかりのかべとか張らないのです。むしろ割る側なのです」

美也「最近はテレビでお見かけしない、有名な外国人タレントさんでしたか~」

まつり「ケ○ト・デリカットでもないのです。もはや語感さえ近くないのです」

美也「私もトリプルアクセル、きめてみたいです~」

まつり「フィギュアスケートでもないのです! 海美ちゃんあたりなら、練習すればできそう?なのです」

美也「カルテルを発展させた企業の独占形態の呼び方らしいですな~。カルテルってなんでしょう~」

まつり「シンジケートでもないのです!」
6 : プロデューサーちゃん   2020/06/07 04:18:41 ID:xyts4pNeS2
朋花「いきなり私をそっちのけで漫才されても困惑するのですが~」

まつり「ほ? これは普段から息を合わせる練習なのです。いわゆる阿吽の呼吸なのです」

美也「朋花ちゃんもぜひやってみてください~。私、ばんばんツッコミますよ~」

朋花「私がボケる側なのですか~?」

まつり「チャンスがあれば積極的に試してみるのです!」
7 : プロデューサーちゃん   2020/06/07 04:18:58 ID:xyts4pNeS2
後日


美也「2人とも、お茶を淹れましたよ~。差し入れのお菓子といっしょにどうぞ~」

まつり「ありがとうなのです! まつり、ちょうどお腹ぺこぺこだったのです」

美也「湯呑は食べないでくださいね~」

まつり「姫をなんだと思っているのです……?」

朋花「ふふっ、やっぱり美也さんの淹れてくれるお茶は美味しいですね~」

美也「雪歩さんから教わったりもしているんですよ~。お口に合ったのなら嬉しいですな~、むふふ」
8 : Pサマ   2020/06/07 04:19:18 ID:xyts4pNeS2
朋花「ええ、これなら毎日でも飲みたいぐらいですよ~♪」

美也「朋花ちゃん、もしかしてそれはコルホーズですか~?」

朋花「美也さん~? ソビエト連邦の集団農場は何も関係ありませんよ~」

まつり「いやいやいや、その間違え方はおかしいのです! 最初から飛ばし過ぎなのです!」

美也「よく都市ガスと比べられる家庭用ガスのことですね~」

朋花「プロパンガスも無関係ですね~」

まつり「さっきよりは近づいたけど、遠いのです!」
9 : おやぶん   2020/06/07 04:19:34 ID:xyts4pNeS2
美也「では、プロデューサーさんでしたか~」

まつり「どうしてそうなるのです!? そこでプロに引っ張られるのです!?」

朋花「私がプロデューサー……ふふっ、それも面白いかもしれませんね~」

まつり「まさかの乗り気なのです!? もしかして子豚。をプロデュースなのです!?」

美也「雪歩さんも好きな部位だって言っていました~」

朋花「肩ロースじゃないですよ~?」

まつり「ないですよ~、じゃないのです! ヒントが少なすぎてクイズみたいになっているのです!?」
10 : プロデューサーくん   2020/06/07 04:19:46 ID:xyts4pNeS2
美也「お風呂の残り湯を洗濯物に再利用するんですな~」

朋花「風呂ホースではないですね~」

まつり「惜しい! かなり惜しいのです! でも全然違うのです! エコだよそれは!なのです」

美也「真乃ちゃんとは親近感が湧くんです~。誕生日も近いですし~、むんっ」

まつり「シャイニーカラーズ! 『ズ』しか合っていないのです! 謎の越境!」

朋花「まつりさん~? ここはきっと、イルミネーションスターズのことですよ~?」

まつり「ダメ出しされたのです!?」
11 : 彦デューサー   2020/06/07 04:20:00 ID:xyts4pNeS2
美也「もしかして……プロポーズですか~?」

まつり「!!!」

朋花「いえ、そういうわけではないですね~」

まつり「そこで流しちゃうのです!? せめてそこはもっと照れてもいいのです!!」

朋花「まつりさん、先ほどから感嘆符が鬱陶しいのですが~」

美也「ガンタンク?」

まつり「まつり、両肩にキャノン砲なんて装着していないのです……下半身も戦車っぽくないのです……」
12 : おやぶん   2020/06/07 04:20:33 ID:xyts4pNeS2
後日


まつり「ほ? 美也ちゃん、どうして朋花ちゃんに膝枕してもらっているのです?」

美也「お~、まつりちゃん、こんにちは~。実はですね~、さっき『近頃は聞き間違いが多いようななので、聖母が直々に耳かきして差し上げますよ~』と言われたんですな~」

まつり「そうなのです? ここまでのレスを読み返しても、聞き間違いは最後しかない気がするのですよ?」

朋花「まつりさん、静かにしていてもらえますか~? 手元が狂ってしまったらいけないので~」

まつり「朋花ちゃん、朋花ちゃん。単に美也ちゃんとスキンシップしたいだけではないのです?」

朋花「まつりさんと私では4歳も離れているので、価値観の違いがあるのは当たり前のことですね~」
13 : ぷろでゅーさー   2020/06/07 04:20:58 ID:xyts4pNeS2
まつり「ジェネレーションギャップの話はしていないのです。『っぷ』しかあっていないうえに、今は美也ちゃんと朋花ちゃんの話なのです」

朋花「速球と同じモーションで投げる遅い直球や緩い変化球のことですか~? 昴ちゃんから教えてもらいましたよ~」

まつり「チェンジアップのことなのです? いくらなんでも話題ずれすぎなのです」

美也「サッカーもいいですが、野球もいいですな~。今度、みんなでやりましょう~」

朋花「くれぐれも劇場内でしないよう気をつけましょうね~。あら……まつりさん、まだいたんですか~」

まつり「むむむ……ずるいのです! あとでまつりが朋花ちゃんの耳をかきかきしてミリオンジュエルをザックザックなのです」

※アイドルちゃんは耳垢をためてなんていないので、出てくるのはジュエルなんです!
14 : 3流プロデューサー   2020/06/07 04:21:11 ID:xyts4pNeS2
朋花「いえ、この後、美也さんにしてもらう約束なので~」

美也「そうなんです~」

まつり「じゃあ、まつりのは誰がしてくれるのです?」

朋花「しかたありませんね~。手元が狂うのでよければ、私がしてあげましょう~」

まつり「どうして狂う前提なのです!?」

美也「延々 繰るり 怨 狂り ~♪」

朋花「肌の裏で蠢く痛みですよ~」

まつり「くっ……今日のところは、ぎぶあっぷしておくのです。覚えていろよーなのです!」
15 : EL変態   2020/06/07 04:21:51 ID:xyts4pNeS2
朋花「あら、本当に行ってしまいましたね~」

美也「それはそうと……耳かきでなくとも、こうやって毎日、朋花ちゃんといっしょにのんびりできたら……きっと幸せに違いないですな~」

朋花「ふふっ、まるでプロポーズみたいですね~」

美也「むふふ♪」



おしまい~
16 : 箱デューサー   2020/06/07 07:09:23 ID:FLkpUALfkk
朋花×みゃおか・・・
17 : プロデューサーはん   2020/06/07 09:18:35 ID:4VmSmbwizI
無駄に洗練された無駄のない無駄なみやともイイゾ
18 : レジェンド変態   2020/06/07 09:45:28 ID:ErGYzkguU2
こうい攻めのところ好き
まつみやももっと欲しい
19 : ごしゅPさま   2020/06/07 09:49:41 ID:ErGYzkguU2
こうい攻めのところ好き
まつみやももっと欲しい
20 : Pちゃま   2020/06/07 10:32:44 ID:WyF4Rz8Ymk
朝から素晴らしいものを読めた
21 : 我が友   2020/06/07 11:27:46 ID:7ExqADIZ9g
このシリーズめっちゃ好きなのです
22 : P君   2020/06/07 11:38:58 ID:R96oc3owc2
唐突ななつかしい雪歩の肩ネタにフイた
23 : 仕掛け人さま   2020/06/08 02:24:39 ID:QZ/.Fm9eL6
ありがてぇ……
24 : 彦デューサー   2020/06/08 15:51:03 ID:mY67cNUDME
無駄に洗練された無駄のない(癒しには)必要なみやともなのです

というか、姫は光の壁を割る側でいいのか……そうか…
25 : プロデューサー様   2020/06/08 19:59:43 ID:W7P31.WIh6
おつ
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