説明：SCP-920-@-1は日本の⬛︎⬛︎県⬛︎⬛︎市にある大衆劇場です。30歳以下の人間の女性を度々招集するといった異常性がみられますが、これはSCP-920-@-1がとあるアイドル事務所の働きを兼ねているためであると推測されます。
SCP-920-@-2はSCP-920-@-1内で発生する認識災害の一種です。SCP-920-@-2に曝された人間の女性(以下SCP-920-@-3)はSCP-920-@-1内で野球をすることを強く望むようになります。

SCP-920-@-2の発生はこれまでに何度か確認されており、SCP-920-@-3に選ばれるのは毎回同じ人物であることがわかっています。SCP-920-@-3は財団に対し友好的であり、財団スタッフに対し共に野球をするよう促したこともあります。













＋閲覧にはレベル3以上のクリアランスが必要です。

クリアランスが足りないので先が見れない…

一見この情報だけではKeterではなさそうだけど…？

ほぼほぼ収容不可能って意味ではKeterやない？

euclid→keterだとわりかし危険度の差が絡んでくるイメージ
オブジェクトクラスが危険度と勘違いされる理由の一つがここ

立ち入り禁止にしたら外に広がるタイプかもしれない

-1は建物なので移動しない
-2は-1内なので入らなければ起きない
-3は「現状」同一人物なので監視による公然的収容が可能

ってちょっと待って？「確認された場合、あるいはされなかった場合」って常に委員長から記憶処理されてる？？？

keterってんならどう封鎖や監視してても全国からランダムで30歳以下の女性が呼び出されて、曝された時点で同じ人物に変化するすばるん量産、もといSCP-920-@-3量産劇場なんだろう

- アクセス承認。情報を開示します。



インタビュー-920-1：

被験者：SCP-920-@-3
インタビュワー：イチノセ・シキ博士
場所：サイト -8107 第23実験室
前文：この記録は、SCP-920-@の性質は上記のもののみであるとされていた頃の記録です。

＜記録開始＞
イチノセ博士：……質問をしてもいいかな？　スバル(SCP-920-@-3が自分の名前だと主張する呼称)。
SCP-920-@-3：どうぞ、博士。と言っても、オレから聞ける情報なんて大したことないと思うぞ。
イチノセ博士：そんな大層なコトじゃなくてね、キミは野球が好きかな？
SCP-920-@-3：ああ、当然！　……でも最近オレ、解らなくなってきたんだ。
イチノセ博士：というと？
SCP-920-@-3：オレは、誰なんだろうな。
イチノセ博士：……ごめん、ちょっと意味がわからないな。
SCP-920-@-3：オレの野球が好きって気持ちの他に、もう一つそういう気持ちがあるっていうか……その……。

イチノセ博士：なるほど……つまりこの…
SCP-920-@-3：ちょっと待てよ、アレ何だ？ [博士の背後を指す]
イチノセ博士：[振り向く] ……何もないようだけどね。どうしたんだい？
SCP-920-@-3：[沈黙]
イチノセ博士：……いや……ある……。
SCP-920-@-3：[沈黙]
イチノセ博士：ちょっと、記録を止めてもらえるかな。アタシは……。
[博士が記録者に歩み寄り、レコーダーの電源を切る]
＜記録終了＞

後文：SCP-920-@-3には記憶処理が施されました。その後イチノセ博士はSCP-920-@の研究を辞退し、別のサイトへ異動となりました。

インタビュー-920-2：

被験者:SCP-920-@-3
インタビュワー：エージェント・タナカ (特殊部隊＜委員長＞隊長)
場所：SCP-920-@-1
前文：この記録はイチノセ博士の異動後のものです。

＜記録開始＞
タナカ：スバルちゃん、あなたには言っておきたいことがあります。
SCP-920-@-3：また「事務所内での野球禁止」か？　わかってるって。
タナカ：そうじゃなくて……何故あなたはそこまで事務所内で野球をしたがるの？
SCP-920-@-3：なんだか……ここに居るとしたくなってくるんだ。というかなんでしちゃいけないんだ？　どこで野球やろうとオレの勝手だろ。
タナカ：あのね、野球は広いところでやらないと危ないの。
SCP-920-@-3：でも、みんなやってるじゃんか。事務所で。なあ。
タナカ：……え？
[データ削除済み]：何をやっているんですか？

タナカ：……あなたは誰ですか？
[データ削除済み]：野球は広いところでやらないと危ない……そうおっしゃいましたが。
タナカ：質問に答えて下さい。あなたは誰ですか？
[データ削除済み]：誰って……冗談でしょう。私ですよ。ほら。
タナカ：これは……いったい……？
[データ削除済み]：野球は屋内でやるものです。常識です。ね？
タナカ：……記録を止めて下さい。
[エージェント・タナカがレコーダーの電源を切る]
＜記録終了＞

後文：SCP-920-@-3には記憶処理が施されました。その後、[データ削除済み]に対する尋問が行われましたが、[データ削除済み]は一切尋問官に口を利きませんでした。

Item #：SCP-920-@
Object Class：Neutralized
特別収容プロトコル：オブジェクトの無力化に従い、従来の方法は必要なくなりました。

説明：SCP-920-@は日本の⬛︎⬛︎県⬛︎⬛︎市にある大衆劇場です。30歳以下の人間の女性を度々招集するといった異常性がみられますが、これはSCP-920-@がとあるアイドル事務所の働きを兼ねているためであると推測されます。SCP-920-@内では数人の女性が野球をする様子が確認されていますが、そのことには異常性はみられません。よって、SCP-920-@は何の変哲もないアイドル事務所であると思われます。

From：⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
To：⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
件名：禁止事項
本文：事務所で野球をしてはいけません。

これ…琴葉は敗北したのか…
「事務所で野球をしてもいい」という現実改変が起きてその世界では異常性がなくなった「ように見えている」ってこと？

んー？｢狭いところで野球をしたらいけない｣というミームから出発してるなら、逆説的に劇場が(39プロジェクト自体も含むか？)拡張するにともなって｢広いところでは野球をしなければならない｣ミームにすりかわっていってる？
ある意味劇場の対極にいる｢狭い事務所｣だけがミーム汚染から逃れた感じか？

大衆劇場内で女性が数人で野球をしてる行為は充分異常では・・・？　ミーム汚染されて異常を異常と認識できなくなったタイプのSCPだと思う

昴は野球をする子で、琴葉はそれを止める役割である、という大前提がこのSCPに対する認識を阻害している可能性もある？

常識が変わるのはまあいいけど30歳以下の女性を招集する異常性があると確認されているので最低safeだろ。

>>22
アイドル事務所の機能を兼ねていることによって(一見異常性として観測される)30歳以下の女性を招集する性質は異常なものではないとして解決されるんだろ
今までにもそういうなんの異常もない物品が勘違いでSCPオブジェクトとして収容されてた事案はある
まあ本来ならExplainedにカテゴリーされるべきなんだが