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ごしゅPさま 2020/07/09 10:57:35
ID:LQ1rH6.xmQ
夏。灼熱と公演の季節。
こういう時には冷たくてサッと食べられるうどんがオツで良い、と語るのは最上静香その人だ。
播州の糸を一束取り出し、湯の中に放り込む。
「私には時間がないんです」とシッズは稲庭うどんの切れ端を取り出すと、手早くみじん切りにし、上からかつお節とおろし生姜、冷やしたうどんつゆをかける。
茹で上がったうどんを氷水でキュッと締め、ざるに盛り付ける。
「うどんは生き物……耳をすませば声が聴こえるの」と大真面目に語る彼女が取り出したのは寝かせておいた自家製うどん。これはお腹いっぱい間違いないだろう。
事務所に出しておいたちゃぶ台で満足そうにうどんをすする彼女を、ちらりと佇む未来はどう見たのだろうか。
夏はまだまだこれからだ。