そんなふたりが、仕事をしていくうちに、自分のことも相手のこともアンドロイドだと知らないままに、本来、芽生えるはずのない恋心が互いに生じて、仲を深めていくんだけど、ある時、偶然あるいは運命的に、相手がアンドロイドであることだけをそれぞれが知って、動揺しちゃうんだけど、本人にそれを伝えることなんてできなくて、なんだかぎくしゃくした日々が続く中、アイドルたちと大きなライブを成功させたことで、ふたりとも吹っ切れて、たとえ相手がアンドロイドだからなんだって、この想いを伝えるんだって、そんな決意を固めたときに、劇場にチュパカブラたちが襲撃してきて、アイドルたちを避難させるなかで、ふたり揃って致命的なダメージを負ってしまい、互いに自分がアンドロイドであったことをついに知るわけなんだけど、悲しみよりも相手と自分が同じだったことに嬉しさを感じて、炎のなかで壊れながらも熱く抱きしめあって最期を迎えた、そんなふたりの、なんとか生き残ったパーツを使って生まれたアンドロイドが、後日、劇場から新しいアイドルとしてプロデュースされて、劇場でLIVEする話、切ないけど好き。