【微百合注意?】雪歩「びーすと可憐ちゃん?」可憐「が、がおー!」
1 : お兄ちゃん   2021/01/20 05:01:19 ID:h.KuIdxZ0A
立ったら投下していきます。
この画像を見つけて思いつきました。
注意書きは念のため。
2 : ぷろでゅーしゃー   2021/01/20 05:01:42 ID:h.KuIdxZ0A
前回までのあらすじ
シャワーオイルをがぶ飲みして絶命したPを蘇生させるため、復活の儀式に必要なチュパカブラの心臓を手に入れようと、ここ数日で目撃情報のあった行きつけのサバンナまでやってきた雪歩と春香だったが……?


春香「ふぃーっと……やっと、到着したね。車でも思ったより時間かかったね」

雪歩「おろろろろろろろr」

春香「!? 雪歩、大丈夫!? うわっ、これはファンには見せられないなぁ」

雪歩「えんれん、らいほうふあにゃいよ!」

春香「呂律が回っていなさすぎでしょ!?」
3 : レジェンド変態   2021/01/20 05:01:59 ID:h.KuIdxZ0A
10分後

春香「お、落ち着いた?」

雪歩「うーん……まだ眩暈がする気が…」

春香「雪歩って車酔いするタイプだっけ?」

雪歩「いやいやいや、春香ちゃんの運転のせいですぅ!! 地震体験車でもああは揺れないよ!?」

春香「悪路だったからしかたないって」

雪歩「だからって、アクロバティックすぎる運転だったよ! うう……運転なら任せてって言っていたのに。ほんとに免許、持っているの?」

春香「えっ? 持っていないけど」

雪歩「持っていないの!?」
4 : Pーさん   2021/01/20 05:02:20 ID:h.KuIdxZ0A
春香「ハワイで親父に教えてもらっただけだから―――って、そんなことより、そろそろ日が落ちるし、テントの準備しないと」

雪歩「ふ、不安しかないですぅ!」

春香「ちなみに、雪歩は勝手に穴を掘ってそこで一晩過ごすかと思って、一人用テントしか持ってきていないからね」

雪歩「ほわっ!?!?」

春香「冗談ですよ、冗談!」

雪歩「も、もう、春香ちゃんったら……」

春香「さて、と。このあたりは比較的、安全なエリアとはいえ用心するに越したことはないよね………んんっ?」
5 : 我が友   2021/01/20 05:02:35 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「は、春香ちゃん!! あの茂み、なんかガサゴソしていないっ!? も、もしかしてチュパ―――」

春香「しっ! 慌てちゃダメだよ。もしも奴らだったら、むしろ好都合。さっさと仕留めて心臓を……」

雪歩「ど、どうやって?」

春香「え?」

雪歩「へ?」

春香「ほら、たとえば、その……雪歩を囮にしてさ、立ち合いは強くあたってあとは流れで、みたいな?」

雪歩「どんな流れ!? 私、血を吸われちゃうよ!! 春香ちゃん、逃げる気満々だよね!?」

春香「あちゃー……勢いでここまで来たのはいいけど、武器らしい武器も用意してきていないんだよね」
6 : Pサマ   2021/01/20 05:02:48 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「えぇ……」

春香「うん、まぁ、いざとなったら車をぶつければいいんじゃないかな」

雪歩「で、でも、故障なんてしたら、無事に帰ることができないんじゃ……」

春香「なんとかなるって。明日には増援として律子さんたちも来る手筈になっているし」

茂み「がさごそ!!!」

雪歩「う、うわっ!? 茂み(の中の何か)がしびれを切らしたみたいですぅ!」

春香「くるならこいっ!! 雪歩が相手するよ!」

雪歩「しないよ!!」
7 : プロデューサーさん   2021/01/20 05:03:17 ID:h.KuIdxZ0A
??「…………」ゴソッ

春香・雪歩「!?」

雪歩「あの、生き物はいったい―――って、春香ちゃん、すごい表情!? 亜美ちゃんが律子さんのお気に入りの眼鏡のレンズを誤って粉々にしたと同時に、大切な書類を水濡れにしてしまったときと同じ……!」

春香「び……」

雪歩「び?」

春香「びーすと可憐ちゃん……!」

雪歩「びーすと可憐ちゃん?」

可憐「が、がおー!」

8 : 箱デューサー   2021/01/20 05:03:34 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩(かわいい)

春香「騙されちゃダメだよ、雪歩。ある意味、チュパカブラなんかよりも危険な生き物なんだから……!」

雪歩「そうなの? 見た感じ、ケモノコスの美少女って風だけど」

春香「びーすと可憐ちゃんのここがすごい!」

雪歩「!?」

春香「スリーサイズ、90-59-90!!」

雪歩「怪物ですぅ!!」

春香「残り香から当該人物を特定するなんて朝飯前、福袋の中身は匂いでわかる、卓越した嗅覚!」

雪歩「どひゃあ!」
9 : Pたん   2021/01/20 05:03:50 ID:h.KuIdxZ0A
春香「さらに―――獣化したことで、通常の可憐ちゃんより大胆さ(意味深)が増しているとしたら?」

雪歩「大胆な可憐ちゃん!? あわわわわ、規制まったなしですぅ!!」

可憐「がう?」トテトテ

雪歩「近づいてきたよ!!」

春香「くっ、いったいどうしたら……!」サワサワ

雪歩「あ、春香ちゃんずるい! わ、私にも撫でさせて!」

可憐「が、がう///」

春香「尻尾、ばたばたさせているけど、喜んでいるのかな? ふふっ、犬っぽいね」

雪歩「犬っ!? でも、このお耳は、どちらかと言うと猫だよ」ペタペタ
10 : あなた様   2021/01/20 05:04:03 ID:h.KuIdxZ0A
春香「おー、肉球が気持ちいいね」プニプニ

雪歩「へぇ、ここは……味もみておこうかな」

可憐「がうっ!?」

春香「こらこら」

雪歩「ねぇ、春香ちゃん、あのね……」

春香「ダメだよ」

雪歩「えっ!? わ、私まだ何も」

可憐「がう?」
11 : プロデューサー   2021/01/20 05:04:18 ID:h.KuIdxZ0A
春香「はぁ……その表情、見ればわかるって。どうせ『うちで飼ったらダメかな?』って言おうとしたんでしょ」

可憐「が、がう!?」

雪歩「う……図星ですぅ。どうしてもダメ? ちゃんと下の世話までするからっ。ね? お願い、春香ちゃん」

春香「上目づかいでおねだりしても、ダメなものはダメだからね。そんなこと言って、トリケラトプスの時は一カ月もたなかったじゃん」

雪歩「あ、あれは、元の時代を恋しそうにしていたからであって、べつに……うう」

春香「ふーん。そんなことよりも、さ。そろそろ本当にテントの準備しないと、危険だよ。びーすと可憐ちゃんの話は、チュパカブラの心臓を手に入れてからにしよう」

雪歩「そうだね……。それじゃ、一旦お別れ、かな」

可憐「がう……」
12 : プロデューサーさま   2021/01/20 05:04:33 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「ふふっ、そんな寂しい声を出さないで。大丈夫、この戦いが終わったら、ぜったい迎えにいくからね」

可憐「がう!」

春香「あ……靴ひもが切れちゃった。まだ新しいのに……不吉だなぁ」

可憐「…………」


そして春香と雪歩は2人用のテントを設営しはじめた。キャンプ経験はおろか、ゆ○キャンさえ読んだことないので細かい描写はできない。
いつの間にか、びーすと可憐ちゃんは姿をどこかへと消し、あとにはいい香りだけが微かに残った。
雪歩たちはテント内で、千鶴さんおすすめの缶詰を食べて空腹を満たした。不思議な味のするお肉だった。

やがて夜の帳が下りた―――。
13 : der変態   2021/01/20 05:04:46 ID:h.KuIdxZ0A
春香「ねぇ、雪歩。起きている?」

雪歩「う、うーん……あと5年」

春香「そういうのいいから」

雪歩「ふわぁ……どうしたの、春香ちゃん。もしかしてお手洗い?」

春香「私たちはアイドルだからその心配はいらないって。……それより、感じない?」

雪歩「えっ。きゅ、急にどうしたの? 性感帯の話?」

春香「………」

雪歩「無言はやめてほしいなぁ……ははは」
14 : 変態インザカントリー   2021/01/20 05:05:02 ID:h.KuIdxZ0A
春香「――――奴らの気配感じない? テントの外、まだ距離はあるけど」

雪歩「!! ひい、ふう、みい………か、囲まれているっ!?」

春香「ざっと6匹かな。もしかしたらまだ隠れているかも」

雪歩「……よしっ。とりあえず春香ちゃんが5匹を、私が1匹を相手にするってことで」

春香「よしっ、じゃないよ。このピンチ、どう切り抜けるか……」

雪歩「ふっふっふっ」

春香「え、なに?」

雪歩「こんなこともあろうかと、劇場のみんなから役立つ道具をもらっていたんですぅ!」
15 : ぷろでゅーしゃー   2021/01/20 05:05:15 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「可奈ちゃんからは、はい、のど飴。鼻までスーッとするやつだよ」

春香「今いる?」

雪歩「桃子ちゃんは、レアなシールをくれたんだよ。アフリカスイギュウだって!」

春香「ここでやっとサバンナ要素?」

雪歩「エミリーちゃんと伊織ちゃんが旅のしおりをつくってくれましたぁ、ふふっ」

春香「『little trip around the world』、名曲だね」

雪歩「ひなたちゃんからはお花の種をもらったよ。きっと、ここでしか咲けない花もあると思うの…!」

春香「あ、うん」
16 :   2021/01/20 05:05:29 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「そして、なんとぉ! 志保ちゃんからはブブゼラをもらったよ。サバンナモデルだって」

春香「なんで!? って、それだよ、雪歩! 期待していなかったけれど、ここでようやく今の状況で役立ちそうなアイテムがきたよ!」

雪歩「……?」

春香「『何言っているんだ、こいつ』みたいな顔やめい! ほら、それ貸して!」

雪歩「ええっ!? で、でも、これ私のブブゼラだから……劇場で試しに吹いていたし、か、間接キスなんて恥ずかしいよ///」

春香「今更何言っているの!?」

チュパ……チュパ…チュパ……

春香「ほら、もう時間ないから!」
17 : プロデューサーくん   2021/01/20 05:05:44 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「チュパカブラさんたち、セッションに加わりたいのかなぁ」

春香「頭ん中、お花畑か!!」

雪歩「あ、桃子ちゃんからは他にも、アビシニアコロブスのシールももらったの、えへへ」

春香「言われても、姿がぱっと思い浮かばないよ!!」

雪歩「ブォォオオオオオオオ!!!!!!」

春香「ぎゃーっ、いきなり吹くなーっ」

チュパ!?  チュパ、チュパ!?!? ナオ!
18 : プロデューサーちゃん   2021/01/20 05:05:57 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「逃げてくれたみたいだね。 !? 春香ちゃん、大丈夫!? どうしたの、耳をおさえて。のど飴舐める?」

春香「………」ポカッ

雪歩「あうっ、無言で暴力!」

春香「危険だから、朝まで交代しつつ眠ることにしよっか。外で焚火をして」

雪歩「う、うん。えっと……まず私が8時間眠るってことでいい?」

春香「夜が明けるわ!」

雪歩「サバンナの夜明け、綺麗だろうなぁ」

春香「うっとりすなーっ!!」
19 : 兄ちゃん   2021/01/20 05:06:12 ID:h.KuIdxZ0A
そうしてふたりは、なんやかんやで朝を迎えた。

雪歩「は、春香ちゃん、昨夜は激しかったね///」

春香「まだ耳鳴りがするよ」

雪歩「うん? この気配は……」

可憐「がう!」

雪歩「びーすと可憐ちゃん! おー、よしよし」ナデナデ

可憐「が、がおがお~」

雪歩「ふふっ、可愛いなぁ。あれ、口にくわえているそれって……」
20 : 夏の変態大三角形   2021/01/20 05:07:22 ID:h.KuIdxZ0A
雪歩「チュパカブラの心臓! とってきれくれたの? ありがとう、びーすと可憐ちゃん!」ダキツキホ!

可憐「がう///」

春香「いや、怖いわ!!! 一目でそれとわかって、平然と対応する雪歩も含めて、怖いわ!!」

雪歩「え? 『代わりに私をあなたの生涯の伴侶にしてください』って? もう、大胆な告白はびーすと可憐ちゃんの特権だなぁ、えへへ」

可憐「が、がう!? がう、がおー??」

春香「通じ合っていないよね、響ちゃんが標準語でダメ出しするレベルだと思うよ」

雪歩「ふふっ、今後ともよろしくね、可憐ちゃん♪」

可憐「……は、はいっ」

春香「!?」

21 : 3流プロデューサー   2021/01/20 05:07:53 ID:h.KuIdxZ0A
そうしてチュパカブラの心臓を無事に手にした雪歩たち。
そのときは思いもしなかったのだ、まさかこれがびーすと可憐ちゃんをめぐる壮大な物語の序章にすぎないなんて―――



雪歩「って、感じの脚本で舞台をやるってのはどうですか!!!」

P・春香・律子「却下」

可憐「あはは………」


お、おわりです…!

22 : der変態   2021/01/20 05:10:03 ID:h.KuIdxZ0A
以上です。
本当はびーすと可憐ちゃんのアクションシーンも書きたかったのですが、めんどうなのでやめました☆
深くは考えないでください。
あと、ブブゼラ沢を使用した件は何卒ご容赦を。リスペクトってことで。

23 : ダーリン   2021/01/20 08:56:19 ID:JUDO5rMTDk
唐突なブブゼラ沢で笑った
24 : Pしゃん   2021/01/20 18:37:32 ID:8z1fe5vVEQ
ブブゼラは万能だからな
とりあえず作者はゆるキャンを読もう
25 : 監督   2021/01/20 22:39:11 ID:IQEZ/dQuIA
告白したらtrickしなきゃ
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