それからの出来事()
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【百合注意】海美「う~~、琴葉が他の子と仲良くしているともやもやする!」
1 :
ぷろでゅーさー
2021/08/30 07:01:56
ID:2Yj0rexjic
スレタイどおり百合要素含みます。それ以外にもキャラ崩壊あります。
閲覧自己責任でお願いします。
2 :
下僕
2021/08/30 07:02:14
ID:2Yj0rexjic
未来・ロコ・可憐「?」
海美「……なんでだろう?」
未来「ホカノコなんていう子いましたっけ」
可憐「えっ? そ、そうじゃなくて……海美ちゃん以外の人ってことだと思うよ……?」
ロコ「ミステリーですね。ウミ、そのもやもやというのは、具体的にどういうエモーションなんですか?」
海美「えもーしょん?」
可憐「か、感情ってこと。その、怒りとか悲しみとか……」
海美「えー? もやもやは、もやもやだよ?」
3 :
ごしゅPさま
2021/08/30 07:02:25
ID:2Yj0rexjic
未来「でも琴葉ちゃんってみんなと仲がいいから……いつももやもやしちゃうんじゃないですかー?」
海美「前まではそんなことなかったんだけど……」
ロコ「ふむふむ。つまり、何かファクターとなるイベントがあったんじゃないですか」
海美「?? 千早さんともがみんの曲がどう関係しているの?」
可憐「もやもやするのに、何かきっかけとなる、で、出来事があったんじゃないかって……」
海美「んー……そう言われると、あったといえばあったような」
未来「琴葉ちゃんと喧嘩したってこと?」
海美「えっ? そういうわけじゃないよ?」
4 :
我が友
2021/08/30 07:02:34
ID:2Yj0rexjic
ロコ「ウミ、その心当たりについてロコたちにトークしてほしいです」
未来「そうだね。もやもやって、いいことじゃないのは確かだもんね。私たちで協力して解決しちゃいます!ね、可憐さん」
可憐「う、うん!」
海美「えーっと、何をどこから話したら……うーん……琴葉ってさ」
未来「はい」
海美「かわいいし、カッコイイよね」
ロコ「そうですね」
可憐「わ、わかります」
5 :
プロデューサーさま
2021/08/30 07:02:48
ID:2Yj0rexjic
海美「頭もいいし」
未来「うん!勉強教えてくれる!」
ロコ「インテリジェントだし、スマートだって思います」
可憐「頼りになるよね…」
海美「まっすぐだし」
未来「きれいな髪だよね。触り心地もいいし。私も伸ばそうかなー」
可憐「えっ」
ロコ「ミライ、今のはヘアスタイルのことじゃなくてパーソナリティのことだと思いますよ?」
6 :
Pサン
2021/08/30 07:02:59
ID:2Yj0rexjic
未来「パソコン?」
可憐「せ、性格がまっすぐってことだよ……?」
未来「ああ、なるほどー。うんうん、琴葉ちゃん、まっすぐで真面目だよね」
海美「そうそう。あと、面白いよね」
ロコ「? ユーモアがあるってことですか」
可憐「えーっと……琴葉さんが面白い……?」
未来「変なところにこだわりがあったり、ああ見えて意地っ張りなところあったりするよね」
海美「それ、そういうの! あとは……なんていうかなー、いっしょにいて楽しい!」
7 :
そこの人
2021/08/30 07:03:11
ID:2Yj0rexjic
ロコ「ロコはそんなにいっしょにいたことありませんが、きっと楽しいって思います!」
可憐「わ、私も……琴葉さんとなら落ち着いて話せそう」
未来「台本の読み合わせしてくれたり、お買い物にも付き合ってくれたりするんだよね~、でへへ~」
海美「………」
可憐「う、海美ちゃん?どうしたの?」
ロコ「急にグルーミーな表情になりましたね」
未来「??」
8 :
Pちゃん
2021/08/30 07:03:24
ID:2Yj0rexjic
海美「うー……」
可憐「う、唸っている…?」
ロコ「どうしたんですかウミ!?」
未来「お腹空いたの?美奈子ちゃん呼んでこようか?」
海美「なんか……ずるい」
可憐「ず、ずるい?」
ロコ「何のことですか?」
未来「あっ、それともまつりちゃんのほうがいいかな。マシュマロだったらいつも持っているだろうし」
海美「未来、ずるいよ!」
9 :
Pさぁん
2021/08/30 07:03:39
ID:2Yj0rexjic
未来・ロコ・可憐「!?」
未来「ええ~、私のこと~!?」
可憐「! あっ、もしかして……」
ロコ「カレン、ウミのシンキングがわかったんですか?」
可憐「えっ、あ、いや、そんな確信はなくて……。海美ちゃん、ずるいって何が?」
海美「だって、琴葉と仲がいいから」
未来「???」
ロコ「たしかにカレンやロコと比べるとそうかもですけど、でも……」
可憐「それを言うなら、う、海美ちゃんがこのなかで一番琴葉さんと仲がいいと思うよ……?」
10 :
ぷろでゅーさー
2021/08/30 07:03:49
ID:2Yj0rexjic
海美「そ、そうかな?えへへ」
未来「どういうことー?琴葉ちゃんと仲がいいと、なんでずるいの?」
可憐「えっと……」
ロコ「ロコ、なんとなくわかります」
可憐「え!?」
ロコ「この前、チヅルと話していたところにモモコとユキホがやってきたんです」
未来「ふんふん、それで?」
11 :
下僕
2021/08/30 07:04:01
ID:2Yj0rexjic
ロコ「4人で集まってトークするのはなんだか久しぶりな気がして、プレシャスでファンなタイムでした」
可憐「ココロがかえる場所……ミリシタでも、コミュ、ほ、ほしいよね……♪」
ロコ「チヅル、ロコのことはストレンジなニックネームで呼ぶのに、モモコやユキホにはふつうで、それに……」
海美「それに?」
ロコ「なんだかシスター同士みたいなムードだったんです!」
未来「えっと、この場合のシスターっていうのは……律子さんや風花さん、それに歌織さんのこと……」
可憐「み、未来ちゃん、今はミリ女のシスターは関係ないと思うよ…?」
海美「そっかー、ちづるんが雪歩さんとももちんには妹みたいに接するのに、ロコロコはそうじゃなかったから、なんだかずるいなーって思ったんだね!」
可憐「ちゃんと伝わっている…!?」
12 :
ぷろでゅーさー
2021/08/30 07:04:11
ID:2Yj0rexjic
未来「そっかー、つまり話をまとめると、海美ちゃんってば、私が琴葉ちゃんに妹みたいに扱われているのがずるいって、羨ましいって感じたんだね!」
海美「そうかも!」
可憐「………」
ロコ「きっとミリ女でアズサのシスター役をプレイしたいたこともあったせいじゃないですか?」
未来「誰かの妹分が羨ましくなったってこと?」
ロコ「じゃあ、ソリューションはシンプルなの! コトハを呼んできてウミをシスターのように……」
可憐「あ、あの……」
ロコ「? カレン、どうしたんですか」
13 :
Pさぁん
2021/08/30 07:04:21
ID:2Yj0rexjic
可憐「海美ちゃんは未来ちゃん以外でも、その……琴葉さんが誰かと仲良くしていると、もやもやするんだよね」
海美「うん」
ロコ「あっ」
未来「?」
可憐「そこに妹扱いどうこうは関係ないんじゃないかなって……」
未来「えー?琴葉ちゃんがみんなのお姉さんや妹になっているって話じゃないんですか?」
ロコ「ち、ちがうと思います。……ちがいますよね?」
14 :
ダーリン
2021/08/30 07:04:34
ID:2Yj0rexjic
未来「そういえば――――ミリ女で思い出しましたけど、琴葉さん、静香ちゃんのお姉様役なんですよ」
可憐「う、うん」
未来「静香ちゃんが琴葉ちゃんに抱きしめられているの見ると……」
可憐「えっと、SSR『研ぎ澄まされたカリスマ 田中琴葉』のこと?でも、あれは抱きしめているって感じじゃ…」
未来「もやもやするんです、すごく。静香ちゃんは私のものなのに……」
ロコ「ミ、ミライ?」
海美「琴葉……最近、もがみんやしほりんとも仲いいんだよね。ううん、そもそもめぐみーやえれなんとは私と比べ物にならないぐらい仲よしで……」
可憐「ふ、ふたりとも!(ハイライト)戻って来て……!」
15 :
プロちゃん
2021/08/30 07:04:46
ID:2Yj0rexjic
390秒後
可憐「お、落ち着いた?」
海美「うん」
未来「このお茶、美味しいですね~」
ロコ「まるでユキホが淹れたみたいです!」
可憐「つ、ついこの前雪歩ちゃんにいろいろ教わったから……えへへ。えっと、それはともかく……」
未来「あのー、私、気づいちゃったんですけど」
可憐「!?」
ロコ「うん? ミライ、何にリアライズしたんですか」
16 :
Pはん
2021/08/30 07:05:03
ID:2Yj0rexjic
未来「海美ちゃん、やきもち焼いているんじゃないかな」
可憐「!!……!!」
ロコ「ジェラシーってことですか?」
海美「??? どういうこと?可憐わかる?」
可憐「ここで私?! え、その……海美ちゃんは、もっと琴葉さんと仲良しになりたいよね……?」
海美「え? うん、たぶんそうだと思う」
可憐「そう思っているところに、琴葉さんが他の子ばかりと親しくしているのを見て、『うう~……私が仲良くなりたいのに~!』ってなったんじゃないかなって……」
未来「わっ! 声真似うまいですね! 亜美たちに習ったんですか!?」
可憐「み、未来ちゃん、ちょっとだけ静かにしていてくれる……?」
未来「私が静香ちゃんと1つになる……?でへへ~」
可憐「………。どうかな、海美ちゃん。えっと、琴葉さんのこと独り占めしたい、っていう気持ち、少しでもありそう…?」
17 :
夏の変態大三角形
2021/08/30 07:05:18
ID:2Yj0rexjic
海美「うーん……私は………」
ロコ「アンナ?すいませんが、今、大切なコンファレンスの最中ですから、コールされても……」
海美「私は……琴葉のこと……」
ロコ「え?いや、浮気だとか言われてもロコたちはべつにそういうリレーションじゃ……」
海美「………」
ロコ「ええ、たしかにユリコは今度のサンデーにプロミスを……はい?そういうつもりでは……もう切りますよ?」
可憐「う、海美ちゃん……そんな難しく考えなくても、だ、大丈夫だよ?程度の差はあっても、ふつうにあることだって思うし……」
海美「そうなの?でも、私、こういう気持ち、初めてだよ?」
可憐「うっ。えっと……。って、あ、あれ?立ちあがって、どこに行くの……?」
海美「ちょっと走ってくる」
未来(そろそろ話していいかと身振りで訊く未来ちゃ)ブンブンッ
18 :
Pさぁん
2021/08/30 07:05:31
ID:2Yj0rexjic
海美「みんな、今日はありがと、ごめんね」タッ
可憐「あっ、海美ちゃん――――」
ロコ「いってしまいましたね」
未来(そろそろ話していいかと身振りで訊く未来ちゃ)ブンブンブンブンッ
つづく……?
19 :
下僕
2021/08/30 07:08:17
ID:2Yj0rexjic
以上です
未来の呼称については軽く調べたらばらつきがあって、違和感を覚えた方もいるかと思いますがご容赦ください
続くとしたら今回の3.9倍ほど百合成分強めのことうみSSになりそうです
需要がないどころか、もしレスがついて、いずれかのPに刺されかねないと判断したら書くのはよしておきます
20 :
おやぶん
2021/08/30 10:11:16
ID:r3DwdHEymg
乙でーす。ヤキモチ海美カワイイな
これ、のり子や紗代子とかに協力を仰いでカオスになりそうと思ったなー
21 :
Pさん
2021/08/30 11:27:37
ID:wq9ZBeM4yE
裏でみらしずとあんロコが並行しててなんだか不穏ですねえ
続き希望
22 :
Pたん
2021/08/30 11:54:08
ID:Ep56uqRaQk
個人の乾燥だけどLTP12組かあんロコのどちらかにして、可憐のヤキモチエピソードがあるといいなと思う
23 :
お兄ちゃん
2021/08/30 13:00:10
ID:whhxuEiRao
おつおつ
続き見たいなぁダメぇ?
24 :
下僕
2021/08/31 09:12:42
ID:Tysx3fh3O2
なんだろ
ミリシタの琴葉って仲良しに壁作ってるっていうか、あくまでビジネス仲間として仲良くしてる感が強い気がする
25 :
彦デューサー
2021/08/31 10:13:14
ID:Ox78Ei98ho
>>24
ということは、恵美やエレナにですら薄く壁を作っている可能性があるのか
26 :
兄(C)
2021/08/31 10:58:07
ID:5gCxrk/ILI
灼熱少女のリーダー交代するくだり見ると
恵美の実力を評価してはいても悩みを相談できる相手とは見てなさそうではある
27 :
Pーさん
2021/08/31 11:16:50
ID:vCIZPtuczc
>>26
かといって「信用していない」とはまた別よな
迷惑かけたくないとか、あくまで自分自身の問題でしかないと認識しているのか、単純にどうすればいいのかがわからない程度に麻痺しちゃうのか
(シタでの)灼熱少女についていえば「私は相応しくない」ってところで思考をある意味止めてしまったわけで
メイン2周目ではPもだけど親しいアイドルともがっつり絡んで関係性の変化?を見せてほしいなって
スレチですまん
28 :
プロデューサー君
2021/08/31 11:46:06
ID:Tysx3fh3O2
>>25
うーん…なんだろ…
敬称の有無に関係なく、誰に対してもどこかよそよそしいというか…
上手く言えないし、スレのSSに関係なくて恐縮だけど、なんかそう思った
29 :
プロデューサーはん
2021/08/31 13:28:06
ID:0t91FAHGKc
自分で解決すべきって責任感が強いだけだと思います
30 :
プロちゃん
2021/08/31 14:15:34
ID:abZo1RHZk6
灼熱少女のコミュと呼称で琴葉がアイドル仲間のことビジネスパートナーとしか思ってないって決めつけるのは流石に読解力か友達というものに対しての認識がちょっとヤバい気がするぞ……
31 :
兄ちゃん
2021/08/31 18:50:45
ID:nZhYarVUk.
たまたま灼熱少女のコミュが挙がっただけで、よそよそしいと感じてる人はそのコミュに限った話をしてる訳ではないと思うが…
32 :
Pたん
2021/09/01 05:08:59
ID:GEx7kfdISI
海美「はっ……はっ……はっ」
海美「ちょ、ちょっと休憩っと―――あ、あれ?いつもより飛ばし過ぎちゃったかな。なんか足、重いなー」
海美「………」
海美「やきもち、かぁ」
海美「ってあれ?よく見たら、こんなところまで来ていたの!? 軽くランニングして、それで気持ちを……気持ちを…」
海美「ダメー、全然落ち着かないー!!」
海美「うう~。とりあえず戻らないと。次、レッスン入っていた気がするし。ん?なかったかな」
海美「……空、曇っている。降り出す前に、劇場に着けばいいけど。急ごう!」
33 :
下僕
2021/09/01 05:09:11
ID:GEx7kfdISI
劇場 控え室
琴葉「雨、降ってきたね」
志保「ええ。しかも……こういうの、ゲリラ豪雨っていうんでしたっけ」
琴葉「うん。局所的大雨だとか集中豪雨とも言うみたいだけれど……志保ちゃん、傘持ってきている?」
志保「いえ、ここに来る前に予報を確認したときには、曇りのまま夜までもつという話でしたから、ついうっかり……」
琴葉「そっか。でも、大丈夫。そういうときのために美咲さんと相談して貸出用の傘、何本もあるから」
志保「ありがとうございます。けど、すぐにあがるようだったら、空いている部屋を使ってダンスレッスンやボーカルレッスンでもすることにします」
34 :
Pちゃま
2021/09/01 05:09:28
ID:GEx7kfdISI
琴葉「ふふっ、志保ちゃんは真面目だなぁ」
志保「琴葉さんほどではないですよ」
琴葉「そうかなぁ」
志保「……今日はありがとうございました。貴重な時間を割いていただいて。琴葉さんの説明、すごくわかりやすかったです」
琴葉「そんなかしこまらなくていいよ。私もいい息抜きになったから」
志保「息抜き?中学生の勉強の面倒をみることがですか?」
琴葉「え? ううん、志保ちゃんとお仕事以外のおしゃべりをできたことが、かな。ほら、普段はお仕事の話ばかりだし」
志保「それは……まぁ、当たり前というか。けど……また機会があれば頼ってもいいですか?その……おしゃべりしながらでも」
35 :
プロデューサーさん
2021/09/01 05:09:47
ID:GEx7kfdISI
琴葉「うん。私でよければいくらでも。楽しみにしているね、なんて」
志保「ありがとうございます――――っと、可奈からメール?」
琴葉「なんて?」
志保「はぁ……雨宿り、間に合わなかったって」
琴葉「ここから近いのかな」
志保「………。すみません、私、もう行きますね」
琴葉「うん。傘は、出た廊下を左に曲がって奥の部屋の前。……1本で足りる?」
志保「いえ……2本」
琴葉「ふふっ。それじゃ、気をつけて」
36 :
der変態
2021/09/01 05:10:00
ID:GEx7kfdISI
琴葉「さて、と。それじゃ、せっかくだから私も明日の予習を――――」
ガチャッ
可憐「あ……琴葉さん……!」
琴葉「可憐さん、おはよう。お仕事?」
可憐「い、いえ……さっきまで未来ちゃんたちとおしゃべりしていて……それで…」
琴葉「浮かない顔しているけれど、何かあった?」
可憐「えっと……」
琴葉「遠慮せずに話してみて。って、私が解決できるかわからないけれど」
37 :
プロデューサー殿
2021/09/01 05:10:13
ID:GEx7kfdISI
可憐「海美ちゃん……は、走りだしちゃって」
琴葉「はい?」
可憐「ど、どうしてそうなったかまでは、えっと、私だと上手に伝えられる自信なくて……。と、とにかく海美ちゃんがまだ雨が降っていないときに外に走りに行っちゃって」
琴葉「(口ぶりからして、いつもように元気よくランニングに出かけたってわけじゃないみたい)……まだ帰っていないってことだよね?」
可憐「は、はい。荷物も全部置きっぱなしで、連絡とりようもなくて。もし……雨宿り、うまくいってなかったらって思うと……」
琴葉「……どの方角へ向かったかはわかる?」
可憐「すみません……け、見当もつきません」
琴葉「そっか。荷物がある以上、どうにか戻ってくるとは思う。小さい子じゃないんだし、誰か、人に自分から頼ることだってできるはず。……タオルぐらいは用意しておこうかな」
38 :
プロデューサーちゃん
2021/09/01 05:10:26
ID:GEx7kfdISI
可憐「あ、ありがとうございます」
琴葉「未来たちは……お仕事に?」
可憐「はい。ロコちゃんもいっしょだったんですけど……朋花ちゃんとの約束があるからって」
琴葉「可憐さんは?この後って……」
可憐「え? い、いちおう、予定はありますけど、何か手伝えることがあるなら―――」
琴葉「大丈夫だよ。何があったかわからないけれど、海美ちゃん、いい子だから」
39 :
あなた様
2021/09/01 05:10:38
ID:GEx7kfdISI
可憐「………」
琴葉「可憐さん?」
可憐「あ、あの、琴葉さんは――――って、電話……あっ。す、すみません、出ますね」
琴葉「うん」
可憐「もしもし……。えっ?いえ、ちゃんと室内に……それで、し、心配してかけてきてくれたんですか?そ、そういう雪歩ちゃんは……はい、はい……わかりました。じゃあ、またあとで。へ?も、もうっ、いきなりそういうのは、その……恥ずかしい、ですよ?」
琴葉「………」
可憐「すみません、琴葉さん。えっと、」
40 :
Pさん
2021/09/01 05:10:55
ID:GEx7kfdISI
琴葉「ううん、気にしないで。面白いもの見れたから、むしろ感謝したいぐらい」
可憐「え?」
琴葉「電話しているときの可憐さんの表情、ころころ変わって可愛かったもの。演技の参考にもなったかも、なんて」
可憐「~~~っ。そ、そんな琴葉さんまで、そういうこと……」
琴葉「この後の予定って、雪歩ちゃんと?」
可憐「は、はい」
琴葉「いいよ、待ち合わせ場所があるなら、もう行っても。海美ちゃんの件は、私がいるから」
可憐「何から何までありがとうございます……!で、では、また」
琴葉「うん。またね」
41 :
番長さん
2021/09/01 05:11:22
ID:GEx7kfdISI
琴葉「雨、やっと止んでくれた。海美ちゃん……どこかでちゃんと雨宿りできていたのならいいけど」
「ぶぇーーっくっしょん!!!!」
琴葉「!! 廊下から……この声―――」
海美「ぱーーーっかっしょんっ!!」
琴葉「海美ちゃん!そんな打楽器みたいな大きなくしゃみして……って、ずぶ濡れ!」
海美「うう……ついていないよ」
琴葉「髪から水滴が……ほら、タオルで拭いてあげるから海美ちゃん、じっとしていて」
海美「う、うん」
琴葉「もう……」ワシャワシャワシャ
海美「んっ……」
琴葉(なんだか濡れた大型犬を拭いている気分……って、そうじゃなくて)
42 :
プロデューサークン
2021/09/01 05:11:34
ID:GEx7kfdISI
琴葉「自分のロッカーに着替え、あるよね?」
海美「えーっと、どうだったかな……はは」
琴葉「え? な、なさそう?」
海美「昨日もね、なんかね、余分に着替えることがあって、今はなかった気がする……」
琴葉「もうっ! 美咲さんに言えば何かしらあるよね、きっと……」
海美「ご、ごめんね琴葉、えっと……ふぁっ、ふぁーーくしょんっ!!」
琴葉「早く脱いでシャワー浴びたほうがいいわね」
海美「ふぇっ!?こ、ここで脱ぐの!?」
43 :
彦デューサー
2021/09/01 05:11:46
ID:GEx7kfdISI
琴葉「そんなわけないでしょ? シャワー室に行って。着替えは用意しておくから」
海美「琴葉ぁ……ありがとう。迷惑かけてごめんね?」
琴葉「!? う、うん」
琴葉(物理的にしっとりしているせいもあってかな、しかも上目づかいで、ふるえる海美ちゃん……か、可愛い。って、いやいや、そんなこと考えている場合じゃないよね)
44 :
貴殿
2021/09/01 05:11:56
ID:GEx7kfdISI
琴葉「美咲さん、着替え、ありがとうございます」
美咲「『今日のカニ座は絶好調~!』」
琴葉「いつも私たちのためにいろいろしてくれて助かっています」
美咲「…ううん! それがお仕事だもんね。頑張ってね、肉まん!」
琴葉「………」
美咲「シャケシャケシャケナベイベ~♪♪お前の笑顔に首ったけさ」
琴葉「ご自愛ください。次に社長さんに会ったら、休日の相談しておきますね」
美咲「よーし、私も…光合成!」
45 :
プロデューサーちゃん
2021/09/01 05:12:08
ID:GEx7kfdISI
シャワー室 脱衣所
海美「生き返ったぁー!」
琴葉「大袈裟だなぁ、ふふ」
海美「いきなりね、ザーッて降ってくるんだもん!びっくりしたよー」
琴葉「そうね。今度から外にランニングに行くときは事前に雨雲レーダーなんかで空模様を確認しないとね」
海美「あと、ひなぴーに訊く!」
琴葉「ひなたちゃんがいつもいるとは限らないでしょ?」
46 :
変態大人
2021/09/01 05:12:22
ID:GEx7kfdISI
海美「そっかー」
琴葉「髪、まだ濡れているよ。乾かしてあげるから、ほら、そこ座って」
海美「いいの?」
琴葉「?? そんな遠慮なんてしなくていいよ」
海美「忙しくない?私なんかにかまっている時間ある?」
琴葉「今は大丈夫だよ? それにちょっとぐらい忙しくたって、海美ちゃんのことを放っておけないって」
海美「そ、そっかぁ。……えへへ」
琴葉「?? じゃあ、ドライヤーかけるね」
海美「うん!」
47 :
プロデューサーちゃん
2021/09/01 05:12:36
ID:GEx7kfdISI
数分後
琴葉「さて、と。海美ちゃん、このあとって?」
海美「なんだっけ」
琴葉「………」ジトーッ
海美「ご、ごめん。ど忘れしちゃって。でもね、お仕事じゃなかったと思う!」
琴葉「あ……荷物、持って来るの忘れちゃった。スマホ見れば、予定わかるよね?美咲さんに訊くのが早いかな」
海美「んー…外でのスタジオでレッスンってこともなかったような……自主レッスン日?」
琴葉「私に訊かれても……ライブ直前ならともかく、今日はみんなのスケジュール、チェックしていないし……」
48 :
主
2021/09/01 05:12:50
ID:GEx7kfdISI
琴葉「とりあえず出よっか。荷物取りに行かないとだね」
海美「………」
琴葉「海美ちゃん?」
海美「あのね、私、つい走りだしちゃってたんだよね。じっとしていられなくて」
琴葉「うん……可憐さんから聞いたよ」
海美「ええっ!? ど、どこまで?」
琴葉「(この反応……あんまり知られたくないことなのかな)おしゃべりしていたら突然、海美ちゃんが立ちあがって、走りに出かけたってだけ。理由は知らない」
海美「理由……わ、私だって、よくわかんない」
49 :
ご主人様
2021/09/01 05:13:07
ID:GEx7kfdISI
琴葉「そうなの?」
海美「うん。ただ――――」
琴葉「ただ?」
海美「琴葉の顔見て、話して、そうしたら……なんか、安心したんだ。だから、もう大丈夫……だと思う」
琴葉「……。ねぇ、海美ちゃん。もし、うん、もしよければでいいんだけど、未来や可憐さん、それにロコちゃんとどういう話していたのか教えてくれる?」
海美「えっ」
琴葉「ダメかな」
海美「なんで知りたいの?」
琴葉「だって……まだいつもの海美ちゃんじゃない気がするから」
50 :
プロデューサーくん
2021/09/01 05:13:20
ID:GEx7kfdISI
海美「ホントウノワタシ?」
琴葉「それは私の持ち歌」
海美「本当のたわし?」
琴葉「便利なそうじ道具じゃなくて」
海美「いつもの私……?」
琴葉「うん。私はいつもの、元気で明るい海美ちゃんが好きだなって」
海美「っ!?」
琴葉「そ、そんな目を見開いて驚くこと!? 私だけじゃなくてきっと、みんな、元気な海美ちゃんのことが好きだって思うよ?」
海美「そうなんだ……琴葉は……」
51 :
変態大人
2021/09/01 05:13:36
ID:GEx7kfdISI
琴葉(……あっ。ひょっとして海美ちゃん、またいつかのときみたいに、元気いっぱいというよりも奥ゆかしくお淑やかな役のオーディションでも受けるのかな?だとしたら……今のって、海美ちゃんを傷つけちゃった?で、でも、私たちが知っているいつもの海美ちゃんと、舞台の上や、カメラの前の海美ちゃんはまた別だから、その、そういう役が似合わないってそういう意味じゃないのに。むしろ海美ちゃんは普段がああだからこそ、物静かで落ち着いた役をこなしてみても面白いし、ギャップも相まって人気がでるって私は思うんだけど……)
海美「ねぇ、琴葉」
琴葉「! な、なに?」
海美「琴葉さ……」
琴葉「う、うん。(真剣な目。きれいで、熱がこもっていて……吸い込まれちゃいそう。私も……真剣に答えなくちゃ)」
52 :
貴殿
2021/09/01 05:13:56
ID:GEx7kfdISI
海美「琴葉は、その……」
琴葉「………」
海美「独り占めしたい、なんて思ったことある?」
琴葉「へ?」
海美「………」ジーッ
琴葉「ひ、独り占め?」
53 :
プロデューサー殿
2021/09/01 05:14:10
ID:GEx7kfdISI
琴葉(どういうこと!? ん? もしかすると――――冷蔵庫にあったアイスかなにか全部食べちゃって、未来たちを怒らせたとか!?え、いや、でも、そんなことでこんな真剣な目つきは……。独り占め……ファンのこと?海美ちゃんのファンが実は他の子も同じぐらい熱心に応援していて、それがなんだかもやっとするみたいな?)
琴葉「えっと、何のことを?(直接聞いてしまおう。誤解したまま進んじゃうのも嫌だから)」
海美「私のこと」
琴葉「!?」
54 :
ハニー
2021/09/01 05:14:22
ID:GEx7kfdISI
海美「たわしじゃないよ?」
琴葉「わ、わかっている。海美ちゃんを、ってことだよね?」
海美「…………うん」ホオゾメ-
琴葉(海美ちゃんのことを独り占め? え、それは、ど、どういう意味なの!? 待って、琴葉、落ち着いて。こういうシチュエーションは今まで観たり読んだりしてきた中になかった?)
琴葉(そうだ舞台や、借りた漫画……そういったものの中ではどうだった?)
琴葉「…………」
琴葉(え、ええ~!? ちがう、ちがうよね?そういうあれじゃないよね)
55 :
バカP
2021/09/01 05:14:37
ID:GEx7kfdISI
琴葉「えっと―――――たぶん、ないかな?……たぶん」
海美「! そ、そっかー」
琴葉「う、うん」
海美「私はさ……あるかもって」
琴葉「え?それって……」
海美「琴葉のこと、私が独り占めしたいって思ったこと、あるかもーって」
琴葉「!?////」
海美「な、なーんて、自分でもよくわかんないんだけどね! さ、荷物取りに行かなきゃ!」
56 :
兄ちゃん
2021/09/01 05:15:28
ID:GEx7kfdISI
琴葉「あっ、ちょっと、海美ちゃんっ!」
反射的に呼び止める琴葉。海美の服の裾をつまむ。
それだけで終わらない。通常、海美ほどのバランス間隔の持ち主であれば急にそんなふうに動きを制限されたところで、どうってことはない。
しかし、今日の彼女はちがう。いつもの海美ではもういられない。
つるり、と。滑る。床に倒れ掛かる海美。
「あっ」と小さく叫んだのは海美か琴葉か、両方なのか。
琴葉は転ばせまいと手を改めて伸ばす。
そうして海美をその身に強く抱き寄せていた――――。
つづく……?
57 :
我が友
2021/09/01 05:18:19
ID:GEx7kfdISI
キャラ崩壊注意っていうのは既に
>>1
にありますが、このSS上の海美・琴葉ともに所詮は二次創作なんで、そこのところよろしくお願いします
つづくかは正直、わかりません 誰か自信ある人、書いてもいいぞー
58 :
変態大人
2021/09/01 06:30:41
ID:iFXeqMQ/9g
乙でーす。まさかの続きにちょっとびっくり
59 :
Pさん
2021/09/01 11:08:40
ID:/Mwiu2qyl6
琴葉とユニット組んだ回数1位タイのことうみをもっと推そう
60 :
せんせぇ
2021/09/01 11:10:34
ID:0zR.BFm1zs
おつつ
美咲ちゃんのとこで笑った
61 :
プロデューサー殿
2021/09/01 12:42:34
ID:Man5q4Ning
>>59
逆に一度も一緒になったことがない人誰だろう
62 :
プロヴァンスの風
2021/09/01 12:58:37
ID:PvWhUTEv6M
>>61
たぶん美奈子じゃないかな?
琴葉はほとんどのアイドルと会話しているけど、美奈子だけはミリシタオファーまでまともな会話無かった気がする
63 :
Pしゃん
2021/09/01 13:07:49
ID:LM2iTDWW/k
そろそろ新しい美咲ちゃんに交換しなきゃ…
64 :
プロヴァンスの風
2021/09/01 15:12:52
ID:Nylk3o8sXM
琴葉の歌唱力をさらにアピールするべく、アクアリウスとかペスキスのどなたかとユニットを組む日があればねえ。
わりとこう、運営の采配の関係で琴葉に限らずユニットの組み方が偏っている人いるような気がするけど。
65 :
der変態
2021/09/01 15:57:36
ID:jdcPtZit8.
>>64
琴葉の歌唱力に関してはキャラの設定に声側が追い付いていないことを本人が気にされてるのよな…
66 :
下僕
2021/09/01 17:47:43
ID:iFXeqMQ/9g
>>65
そうやったの。例えば、紗代子とはコミュで絡むけどユニットを未だに組んだことないのはその辺に運営が配慮しているからなの?
67 :
せんせぇ
2021/09/01 19:02:18
ID:VKXKmZS9Co
>>66
そこまで声優一人の諸事情を汲んでいるとは思えないが、少なくとも歌声の相性みたいなものは気にかけてるんじゃないかね?
投票で決まったやつ以外は。
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