秀吉「どれ、一つ誰が誰の推しか当ててやろう･･･ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ･･･であろう？」

玄以「なんと！誠にその通り。殿下は神眼をお持ちなりや？」

秀吉「なに、八郎は我が家の子として育てた故、感性鋭く贅沢で美麗なものを好む。されば有栖川家の令嬢を示す萌黄のサイリウムこそ彼の物であろう」

秀吉「群青のサイリウムは謙信公以来の武門の家系として動きやすい平らな身体を好む景勝のもの」

秀吉「犬千代は若い頃から知っておる。年下好きで12歳のまつ殿を孕ませた男だ。ならば赤のサイリウムの小学生を推していよう」

秀吉「異様に南蛮菓子のストラップをつけた桃色のサイリウムは意外性を喜ぶ輝元のものに他ならん」

秀吉「三河武士は質実剛健を尊び、自らを虚飾することなど思いもよらぬ。残った、あのそっけない黄色のサイリウムは徳川殿の推しであろうよ」

秀吉「よくものを見ればこの程度の事は察せられるものだ」