【CPSS22】瑞希「白石さん、勝負です」紬「えっ」
1 : P様   2022/02/16 19:26:50 ID:HzRRve30bc
立ったら投下していくぞ
2 : Pサン   2022/02/16 19:28:06 ID:HzRRve30bc
※キャラ崩壊注意

紬「真壁さん?いきなりなんですか。人を呼びつけて、開口一番、勝負というのは」

瑞希「すみません、言葉足らずでした。では改めて。白石さん、対戦よろしくお願いします」

紬「あの、表現を少し変えられても伝わりません。詳しく話してください、なぜ今この場で私たちが勝負しなければならないのか、その勝負とはいったいなんなのか」

瑞希「なんなん?」

紬「何なのか、です!」

瑞希「ん、ん。失礼しました。そうですね、一から話すと長くなるかもしれませんが、聞いてくださいますか」

紬「ええ、いいですよ。幸い、今日はもうレッスンも仕事もありません。……帰っても一人になるだけですし」
3 : P殿   2022/02/16 19:28:16 ID:HzRRve30bc
瑞希「え?すみません、後半部分が聞こえなかったのですが、もう一度お願いしてよろしいでしょうか」

紬「べ、べつに重要なことではありませんので、気にしないでください」

瑞希「では、帰宅しても一人になるという白石さんのお言葉に甘えて、一から説明させていただきます」

紬「しっかりと聞こえているではないですか!」

瑞希「逆に、この私が白石さんの言葉を聞き逃すと本気で思ったのでしょうか、いや、そんなことはないはずです」

紬「自己解決しないでください!……まぁ、いいでしょう、私はこんなことで逐一腹を立てるような人間ではありません。むしろ……」

瑞希「むしろ?」

紬「急に勝負などと言いだし、さらには私をからかった普段とは違う真壁さん、あなたのことが心配になりました。ですから、早く説明をお願いします」

瑞希「むむむ、心配されてしまったぞ、瑞希」
4 : 変態インザカントリー   2022/02/16 19:28:31 ID:HzRRve30bc
瑞希「それでは話すと致しましょう。ことのはじまりは138億年前」

紬「は?」

瑞希「一説ではビッグバンにより宇宙が誕生したとされています。当然、気になるのはそのビッグバンはどのように起きたのか、です。これを論じたのがインフレーション理論と言われる……」

紬「ま、待ってください、真壁さん」

瑞希「待ちましょう。白石さんが望むのであれば、いつまでも」

紬「いえ、今のは単に、話を一旦止めてほしいという旨で……。今回、勝負を仕掛けてきたことと宇宙の誕生が関係しているのですか?」

瑞希「しているとも言えるし、していないとも言えますね。宇宙がなければ私たちもいませんから」

紬「それはそうですが!勝負と宇宙とは直接的に関係のあるものなのですか?」

瑞希「ないです」

紬「!? そう、きっぱりと言われましても!」
5 : 夏の変態大三角形   2022/02/16 19:28:44 ID:HzRRve30bc
瑞希「さて、それでは勝負の説明と移りましょう」

紬「今のは違ったのですか!?」

瑞希「なるべく公平な勝負をしたいと思い、その種目やお題については第三者から案を募りました」

紬「他にも関わっている人がいるのですか」

瑞希「はい。田中さん、馬場さん、周防さん、北沢さん、それにプロじゅ、プロデューサーも」

紬「………」

瑞希「やっぱりプロデューサーは無しで」

紬「現段階で取り消せるものではないのでは!? いや、それよりもその人選は、どうも私たちとユニットを組んだことのある人たちのようですね」

瑞希「正解!白石さんに100万ポイント!うっ、いきなり大量の先制点を取られてしまうだなんて、ピンチだぞ、瑞希」

紬「真壁さん?一人で盛り上がるのはよしてくださいませんか」

瑞希「はい」
6 : 貴殿   2022/02/16 19:28:55 ID:HzRRve30bc
瑞希「というわけで、勝負していきましょう。先に挙げた5人が設定した勝負なので5本勝負となります」

紬(プロデューサーは外されずに済んだのですね)

瑞希「私が勝ったそのときは、白石さん」

紬「なんですか。というより、そもそもまだ私は勝負を受けるとは……」

瑞希「今後は私のことを、みーちゃんと呼んでください」

紬「!?」

瑞希「もしも私が負けたそのときは、白石さんのことを親愛を込めて、つむちゃんと呼びます」

紬「?!??!!」
7 : ごしゅPさま   2022/02/16 19:29:03 ID:HzRRve30bc
瑞希「では、さっそく一本目を」

紬「ま、待ってください!」

瑞希「待ちましょう。白石さんが望むのであれば、いつまでも」

紬「だから、なぜ妙に凛々しく?! えっと、勝敗でもたらされる結果に納得がいかないのですが」

瑞希「え……………そんなに嫌でしたか、私をみーちゃんと呼ぶのは」

紬「そういうわけでは! ん?なぜに私が負ける前提なのですか!?」

瑞希「ちなみに私は、つむちゃんと呼ぶことをやぶさかではありません……ぽっ」

紬「なんなん!?」
8 : Pくん   2022/02/16 19:29:18 ID:HzRRve30bc
瑞希「一本目は田中さんからのお題です。こちらの封筒をいただきました」

紬(勝手に進行されている!?)

瑞希「おや、これは………」

紬「数学の問題のようですね。小テストといったところでしょうか」

瑞希「なるほど、さすがは田中さん。真面目ですね。私と白石さんとでこのテスト結果で勝負しろ、ということでしょう」

紬「そういえば、ついこの前に田中さんから、学校での授業の進み具合をそれとなく訊かれましたが、まさかこんなテストを用意しているとは……」

瑞希「白石さん、すみません」

紬「はい?何を突然……」

瑞希「数学は私の得意科目、この勝負もらいました」

紬「なっ!」
9 : 監督   2022/02/16 19:29:30 ID:HzRRve30bc
瑞希「ハンデをつけましょうか。あらかじめ白石さんの持ち点に、」

紬「待ってください、真壁さん」

瑞希「待ちましょう。白石さんが望むので、」

紬「それはもういいです!……真壁さんが数学を得意とするのは知っています。ですが、私とて現役高校生。アイドル活動だけではなく勉学にも励んでいる自負があります」

瑞希「!」

紬「それに田中さんが真壁さんに一方的に有利なテストを作るとは思えません」

瑞希「なるほど。それは一理ありますね。失言を謝ります。すみません、白石さん。侮るようなことを言ってしまって」

紬「いえ、いいのです。私も言葉ではなく結果で示すといたしましょう!」
10 : ボス   2022/02/16 19:29:44 ID:HzRRve30bc
瑞希「………」97点

紬「………」78点

瑞希「えっと、その、もしかしてまだ習っていない範囲も含まれていたのでしょうか」

紬「すべて履修済みでした」

瑞希「でも、ある意味すごいことです」

紬「は?」

瑞希「いいですか、白石さん。78という数字をよくよく考えてみてください」

紬「このテスト言えば八割に届きそうで届かない、そんな数字ですね」

瑞希「そうではなく。78は26の3倍。すなわち、262626(つむつむつむ)です。トリプルツムアクセルです」

紬「二本目の勝負、お願いします」

瑞希「はい」
11 : そなた   2022/02/16 19:29:58 ID:HzRRve30bc
瑞希「二本目は馬場さんからのお題です。こちらを使います」

紬「トランプ?」

瑞希「ええ。相談したところ、私が何か勝負をするのであれば馴染み深いものを使った方がいいんじゃないかと」

紬「真壁さんは手品が得意なので、よく手品に用いられるトランプは最適ですね。ん……?あの、でも私にとってはべつに馴染み深くはないのでは」

瑞希「白石さん、発想を転換させてみましょう」

紬「というと?」

瑞希「白石さんにとって、私は馴染み深くありませんか?」

紬「え?ま、まあ、どちらかといえば馴染み深いのでは。劇場の仲間で、これまでも共に切磋琢磨してきた仲ですし」

瑞希「はい。ということで私は白石さんにとって、馴染み深いもの、その私にとってトランプは馴染み深い。だから、問題ありませんね」

紬「はい!?そうはならないでしょう!!」
12 : Pチャン   2022/02/16 19:30:12 ID:HzRRve30bc
瑞希「冗談です。トランプを使って、何の勝負をするのかを白石さんが決めてくださってかまいませんよ。それで公平としましょう」

紬「うまく丸め込められた気もしますが……」

瑞希「さあ、どうぞ」

紬(トランプで行う2人用のゲーム。いくつか私も知っていますが、真壁さんに勝つためにはどれを選べばいいのでしょう)

紬「あっ……そうです、これなら」

瑞希「どうしました?」

紬「トランプを使った勝負であればいいんですよね?」

瑞希「はい、そのとおりです」

紬「では―――――トランプタワーでもかまいませんよね?」

瑞希「!」

紬「制限時間内に、より高く積み上げたほうが勝ちということで。どうでしょう?」
13 : 変態インザカントリー   2022/02/16 19:30:26 ID:HzRRve30bc
瑞希「それでかまいません。ただ、」

紬「真壁さんが劇場でトランプタワーを作っているところを私だって何度も見かけているのに、どうしてあたかも不利な競技に挑むのかが不思議ですか」

瑞希「!! 読まれましたか」

紬「今度こそ結果で示しましょう、ええ、その目で真相を確かめてください」

瑞希「ドキドキだぞ、瑞希」

紬「まいります!」



紬「」ツム…ツム…ツム…

瑞希(!? なぜ白石さんがこれほど器用にタワーを!?)

紬(集中力を高めるトレーニングとして、自宅で暇つぶしを兼ねて積み上げてきた日々がここで役に立つとは……世の中、何が起こるかわかりませんね)
14 : Pたん   2022/02/16 19:30:41 ID:HzRRve30bc
紬「ふぅ……できました。用意されたトランプ、ジョーカー2枚を含めた52枚だとこれが限界ですね」

瑞希「5段ですか、ふむ。綺麗なピラミッドとなるには頂点部分にあと3枚いりますが、たしかにこの形だとこれが限界みたいですね」

紬「ええ、つまりこれで私の負けはなくなりました」

瑞希「それはどうでしょう?」

紬「え?」

瑞希「白石さんにこんな特技があったのは驚きですが、しかし策士策に溺れるとも言います」

紬「ど、どういうことですか」

瑞希「白石さんはさっきこう言いました。『より高く積み上げたほうが勝ち』だと」

紬「それがなにか……?」

瑞希「ピラミッド型にしなければいけないとは言っていないのです」

紬「!!」

瑞希「お見せしましょう、これまで数多のトランプを自由自在に操ってきた私だからこそできる芸当……土台にあたる部分に割く枚数を少なくして、ただひたすらに上を目指して積み上げていくトランプタワーを!」
15 : der変態   2022/02/16 19:30:53 ID:HzRRve30bc
バラバラバラバラ……

瑞希「………」

紬「あの、真壁さん?今ので4回目ですよね?」

瑞希「………」

紬「前もって制限時間をきちんと決めていなかったのも悪いですが、しかし、もう諦めなさった方がよろしいかと」

瑞希「思いつきました」

紬「え?」

瑞希「接着剤か何かで接点を固定してしまえば、」

紬「ダメです」

瑞希「はい」
16 :   2022/02/16 19:31:09 ID:HzRRve30bc
瑞希「というわけでこれで1勝1敗ですね」

紬「次は誰からのお題ですか」

瑞希「周防さんです。相談してみたら即答してくださいました」

紬「周防さんが?」

瑞希「ええ。『じゃんけんでいいんじゃない?』と」

紬「……」

瑞希「……」

紬「えっ、ほんとにそれでいいん?」

瑞希「他ならぬ周防さんの提案ですから」

紬「えぇ……。で、ではさっそく、」

瑞希「白石さん。私はパーを出します」

紬「!?」
17 : Pさぁん   2022/02/16 19:31:20 ID:HzRRve30bc
瑞希「さて、それじゃ、」

紬「待ってください!」

瑞希「待ちません」

紬「!?」

瑞希「最初はグー、じゃんけん、」

紬(まさかの心理戦に持ち込まれたん?!くっ、何を出せば!?真壁さんは宣言通りパーを、いえ、それはミスリード、だったらグーでくると思えばパーで迎えうつ、けどそこまで読んでのチョキを出してきたら!?いや、そこからさらに読んでの一周回ってパー……な、なんなん、うちは何を出せば!?)

瑞希「ぽん!」パー

紬「っ!」チョキ
18 : 5流プロデューサー   2022/02/16 19:31:33 ID:HzRRve30bc
紬「あ……」

瑞希「白石さんの勝利ですね」

紬「そ、そうですね」

瑞希「信じていました」

紬「え?」

瑞希「白石さんなら咄嗟の状況でも、私を疑わずにそのまま私の言ったことを信じてくれると、そう信じていたんです」

紬「そんな!それじゃあ、真壁さんは初めからこの勝負は、」

瑞希「私の信じたとおりに紬さんはチョキを出し、私も嘘をつかずにパーを出しました。試合には負けましたが、この勝負は私の勝ちということで」
19 : プロデューサーはん   2022/02/16 19:31:44 ID:HzRRve30bc
紬「そうはならないのでは?」

瑞希「なりませんか」

紬「たった一回というのも味気ないですし、今回のじゃんけんは三本先取にしましょう」

瑞希「和三盆?」

紬「ちがいます」

瑞希「では次に私が出すのは……」

紬「そういうのもなしで」

瑞希「はい」
20 : プロデューサーちゃん   2022/02/16 19:32:18 ID:HzRRve30bc
その後、何回かして

瑞希「やったぞ、瑞希。ぶい」

紬(普通に負けた……なんなん…)

瑞希「さて白石さん、もうあとがないですね。なんでしたら、今このときからみーちゃんと呼んでくださってもいいですよ」

紬「その要求の真意がつかめないまま続けてきましたが、しかし一度受けた勝負、投げ出すことはいたしません」

瑞希「それでこそ白石さんですね。では、4戦目は北沢さんからの提案です」

紬「なんですか」

瑞希「にらめっこです」

紬「え?」
21 : お兄ちゃん   2022/02/16 19:32:31 ID:HzRRve30bc
瑞希「あっぷっぷーってやつです」

紬「それは知っていますが……」

瑞希「北沢さんの弟くんがお友達とよくするのだとか。北沢さん自身も弟くんとやることがあるそうですよ」

紬「は、はぁ」

瑞希「最上さんや矢吹さんの物真似で笑わせるのが定石だと話していました」

紬(にらめっこなん、それ……)
22 : 兄(C)   2022/02/16 19:32:52 ID:HzRRve30bc
紬(真壁さんを相手ににらめっこ?言わずと知れたポーカーフェイスの彼女と?いえ、私とて彼女が鉄仮面などではなく、笑顔を見せてくれるときがあるのはわかっているつもりですが)

瑞希(ちなみにポーカーフェイスを特技としているのは篠宮さんです。そもそもポーカーフェイスというのは必ずしも無表情のことを意味するわけではありませんが)

紬(にらめっこで真壁さんを笑わせる方法――――)


その時、紬の脳裏によぎる仲間たちの声!!

茜『う~ん。あっ、そうだ。脇腹でもくすぐっちゃえばいいんじゃないかなー。さすがの瑞希ちゃんでも笑うでしょ?』

歌織『でもそれだとにらめっこじゃないわ』

茜『うっ。正論パンチ……!』

ジュリア『となりゃ、正攻法だな。ムギの、ムギだからこそできるナンナンフェイスで笑わせてやればいいんだ。最高にロックだろ?』

真『ううん、ここはまこまこりんを思い出して!みんなを笑顔にする女の子の魔法だよ!』

美奈子『わっほーい!まずはお腹を満たさないとだよ!腹が減っては戦ができぬって言うでしょ?』

桃子『相手を笑わせないといけないときはそのために恥を捨てる。それがプロだって思うな』

恵美『あのさ、紬。瑞希が何を思って勝負をしかけてきたかをよく考えてみたほうがいいんじゃない?』
23 : 3流プロデューサー   2022/02/16 19:33:07 ID:HzRRve30bc
紬(みなさん……参考になったかならないかでいえば微妙ですが、覚悟はきまりました)

紬「すぅー、はぁー。よしっと。では、真壁さん、いざ尋常に―――」

瑞希「ふふっ」

紬「えっ」

瑞希「おや。つい、笑みがこぼれてしまいました。この勝負、私の負けですね」

紬「待ってください!」

瑞希「聞きたいベルはサイレンス 文字の羅列も一方通行~♪ 一番綺麗な場所で 会いたいよねって笑ったのは」

紬「『待ちぼうけのLacrima』は関係ありません!」

瑞希「白石さん、負けは負けです。私は笑ったのですから」

紬「で、でも」
24 : 兄ちゃん   2022/02/16 19:33:50 ID:HzRRve30bc
瑞希「笑顔にならずにはいられなかったんです」

紬「えっ」

瑞希「白石さんが私を笑わせようと本気で頭を悩ませてくれている、私のことを一心に想っているそのことが……私にとって幸せでしたから」

紬「真壁さん………」







瑞希「なんだかいい話ふうになったので、やはり今回も試合には負けても勝負に勝ったのは私ということに」

紬「なりませんね」

瑞希「はい」
25 : おやぶん   2022/02/16 19:34:04 ID:HzRRve30bc
瑞希「2勝2敗。残すところ1戦となりました。泣いても笑っても、これで決着です」

紬「最後はプロデューサーからのお題ですよね。いい予感はしないのですが」

瑞希「田中さんと同様に封筒を預かっています」

紬「開けてみましょう。……紙切れが1枚?」

瑞希「どれどれ――――」




『お互いを褒める。相手をより照れさせたほうが勝ち』


瑞希・紬「…………」
26 : P君   2022/02/16 19:34:26 ID:HzRRve30bc
瑞希「白石さんといえば、まずはやはりその佇まいの美しさですね」

紬「!? 真壁さん!?」

瑞希「ふふふ、先手必勝だぞ。品がありお淑やかな立ち居振る舞いには、まさしく大和撫子を感じますし、言葉遣いも丁寧で……それでいて偶にでる方言も可愛らしく、」

紬「なっ、ななな、なに言いだすん?!」

瑞希「持ち歌の1つである『瑠璃色金魚と花菖蒲』は端的に表現するなら和風ロックで、凛と佇む花菖蒲に恋焦がれ、憧れる金魚の想いと、花菖蒲としての咲き誇るために強く張る根が……」

紬「ま、待って、待って!」

瑞希「それはもしかして、さかしまの言葉でしょうか。それならご期待どおりもっと詳しく……」

紬「――――ま、真壁さんは一見すると大人しそうで真面目そうなのですが、実は熱い心の持ち主で、けっこうな野心家である面もあり、他方でお茶目な一面もあって……」

瑞希「! カウンターですか、白石さん」

紬「持ち歌の『...In The Name Of。 ...LOVE?』ではクールな曲調の中で際立つ可愛い歌声、歌詞としてはそうとはわからない恋心、伝えようにも伝わらない想いを歌いあげているのがとても素敵で、そうかと思えば『Silent Joker』ではカッコいい歌声で……」
27 : あなた様   2022/02/16 19:34:46 ID:HzRRve30bc
数分後

瑞希・紬「…………」

瑞希「えっと、勝敗ですが……」

紬「ひ、引き分けでいいのでは?」


瑞希・紬(ふたりして顔が赤いのがわかりますから)


瑞希「ん、ん。ということは此度の5本勝負、結果は、なんとぉ!」

紬「そう無理に盛り上げなくても。2勝2敗1引き分けで、決着つかずですね」

瑞希「ええ、なので、私は白石さんのことをつむちゃんと呼び、白石さんは私をみーちゃんと呼ぶことになりました」

紬「………えっ?」
28 : 番長さん   2022/02/16 19:34:59 ID:HzRRve30bc
瑞希「と言ってもすぐには難しいかもしれませんから、当分はふたりきりのときだけでかまいません」

紬「え?あの、なんで、そうなるん……?」

瑞希「どうしたんですか、つむちゃん」

紬「!?」

瑞希「では改めまして、不束者ではありますが今後ともよろしくお願いします」

紬「ま、待ってください、真壁さん」

瑞希「……つーん」

紬「へ?あ、その……」

瑞希「チラッ……チラッ」

紬「な、なんですか、そのほしがりな眼差しは」

瑞希「ダメですか?つむちゃん」

紬「っ~~~~」
29 : Pさぁん   2022/02/16 19:35:22 ID:HzRRve30bc
そのとき紬の脳裏をよぎる仲間たちの声!!

エミリー『ここで一発決めるのが真の大和撫子でしゅ!』

朋花『紬さん~?瑞希さんをがっかりさせてはいけませんよ~?』


紬(なんなん……)

紬「み、」

瑞希「み?」

紬「みーちゃん……///」

瑞希「おや?急に耳が遠くなってしまったようです。さぁ、つむちゃん。耳元で囁いてくれますか」

紬「はい!?」
30 : あなた様   2022/02/16 19:35:57 ID:HzRRve30bc
瑞希「それとも私が囁きましょうか」

紬「なっ、そんないきなり近づいて、待ってください、待って、みーちゃん!」

瑞希「勝負師たる者、待ってばかりではないですよ?つむちゃん」


このあとめちゃくちゃみずつむした 
おしまい

31 : Pさぁん   2022/02/16 19:37:41 ID:HzRRve30bc
以上です。報告してきます
スレタイにカプを併記するの忘れけどまあいいか
まつちづ、りつさよ、みやとももよろしくです

32 : Pちゃま   2022/02/16 19:49:46 ID:h6gIuQZT5o

テストの結果を「72」と読み間違えた自分はきっと疲れているんだろうと思いました
33 : 仕掛け人さま   2022/02/16 22:24:39 ID:Yr7MNrfH.M
瑞希がすごく瑞希しててすっげー笑った!
34 : ご主人様   2022/02/17 07:26:24 ID:mav6xoumys
>>14
今更ですけど、ジョーカー2枚を含めた54枚の誤りでしたわ……。他の誤字脱字は見逃してください
35 : プロデューサークン   2022/02/17 10:53:10 ID:oNp83sLHdc
>>15
お手本のような即落ち2コマ
やっぱ瑞希って瑞希だわ
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