第4話　http://imasbbs.com/patio.cgi?read=24180#body
第5話 http://imasbbs.com/patio.cgi?read=24190&ukey=1&cat=765#body
第6話 http://imasbbs.com/patio.cgi?read=24199#body

？？？「………………さ」

？？？「……………あ……さ」

？？？「亜利沙！」

亜利沙「う………ん…？」

？？？「いつまで寝てるんだ。ライブの日は早起きしろって教えただろ」


亜利沙「え？………………パパ…？」

？？？「久しぶりだな。元気にしてたか」

亜利沙「うえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっっっっっ！！！！！！！！！？？？？？？？？」

パパ「おいおい、親の顔を見てそんな声出すやつがあるか」

亜利沙「ごごごごめんなさい、ま、まさかこんな、こんなベタな走馬燈があるなんて思ってなかったもので」

パパ「走馬燈？バカなこと言ってる場合か。お前が死んだら雪歩ちゃんはどうなる」


亜利沙「え…？」

パパ「助けに行くんだろ？」

亜利沙「そんな………もう、ありさにはどうすることも…」

パパ「なんでだ？」

亜利沙「だって、もうパンツも全部奪われてしまって…変身することすらできないんですよ……」

パパ「…あのな、ひとつ聞きたいんだが」


パパ「なんでパンツがないと変身できないんだ？」

亜利沙「へ？だって、今までずっとそうでしたし…雪歩ちゃんのパンツを被ることによって生じるエクスタシーで変身して…」

パパ「なんでエクスタシーを感じるのにパンツが必要なんだ？」

亜利沙「はあ？そんなの、めちゃくちゃ興奮するからに決まって…」

パパ「お前にとってアイドルってそんなもんか？パンツを手に入れないと興奮できない程度の存在なのか？」

亜利沙「ば、バカにしないでください！アイドルちゃんは、ただ存在しているだけで尊くて、いつでもどこでも人を熱狂させることができる……」


亜利沙「………………………あ」

亜利沙（そうだ…なんで、忘れてたんだろう…）


亜利沙（側にいるだけでドキドキして…声を聞いたら、胸が張り裂けそうになる…それが、アイドルちゃんという、奇跡の存在！）


亜利沙（今でも、目を閉じれば浮かんでくる…ライブで…握手会で…レッスンで…日常で……たくさんのアイドルちゃんと触れ合ってきた思い出が！興奮が！）


亜利沙（そうか！そうだったんだ！！）

パパ「やっと気づいたか。そう、パンツはあくまできっかけに過ぎない。お前に流れる変態の血……アイドルオタクの俺と、ＳＭ嬢の母さんから受け継いだ、変態遺伝子を目覚めさせるためのな」

パパ「確かに雪歩ちゃんのパンツはお宝だ。俺だって被ってみたい。……だが、本当に大事なものは…ファンとして、アイドルとして、歩んできたこれまでの思い出は…」


ﾄﾝﾄﾝ


パパ「全部、"ここ"に詰まってるはずだろ？」

亜利沙「…………はい！」

パパ「よし！それでこそ俺の娘だ！」

亜利沙「…最後にひとつ、いいですか？」

パパ「なんだ？」

亜利沙「パパは…本物のパパですか？それとも…亜利沙の脳が生み出した、幻ですか？」

パパ「…それ、答える必要あるか？」

亜利沙「あはは…そうですね、野暮ですよね……すいませんつまらないこと聞いて…」

亜利沙「でも……話せて、嬉しかったです」

パパ「…………そうか」

亜利沙「…………」

パパ「…………」


亜利沙「じゃあ…行ってきます！」

パパ「おう！アンコールまで、しっかり歌いきってこいよ！」


亜利沙「はいっ！！！」

　・

　・

　・　
　
　・

亜利沙「……………はっ！！」


ｽﾞｷｯ!


亜利沙「だだっ！？いだだだだ！？」

亜利沙「はーっ、はーっ、はーっ……げほっ！ごほっ！げほっ！…」

亜利沙「はー…はー……ふーっ………」

亜利沙（夢……だったんでしょうか…？それにしては、やけに…）

亜利沙（？ポケットに、なにか………？）


亜利沙（！！）


亜利沙「ありがとう、パパ………」


ｸﾝｸﾝ

亜利沙（感じる…雪歩ちゃんの臭いを！急がないと！）

　・

　・　

　・

　・

妄想仮面「琴葉ちゃんの『憤怒』…」ｶｯ!

妄想仮面「玲音ちゃんの『色欲』…」ｶｯ!

妄想仮面「貴音ちゃんの『暴食』…」ｶｯ!

妄想仮面「のり子ちゃんの『強欲』…」ｶｯ!

妄想仮面「美希ちゃんの『怠惰』…」ｶｯ!

妄想仮面「伊織ちゃんの『傲慢』…」ｶｯ!


妄想仮面「そして…雪歩ちゃんの…『嫉妬』！」


ｶｯ!


妄想仮面「ピヨオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！！！！！！！！！」

妄想仮面「…禁断の…“パンツ7枚被り”」

妄想仮面「なんという…・なんというエクスタシー！こんなのはじめて！！」

妄想仮面「私はなった…究極の変態に！変態を超えた変態に！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ…ﾊﾞｰｰﾝ!


亜利沙「妄想仮面！」

妄想仮面「あら？また来たの？せっかく見逃してあげたのに」

亜利沙「雪歩ちゃんはどこですか！？今すぐ返してください！」

妄想仮面「頭打ってさっきのこと忘れちゃった？返すわけないでしょうが」

亜利沙「なら……力ずくで取り返します！」

ﾊﾞｯ!

妄想仮面「……なにそれ。新品のパンツじゃない。そんなものでどうしようって――」

亜利沙「装着！」


ｶｯ!


亜利沙「気分はエクスタシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ！！！！！！！」

妄想仮面「なにっ」

亜利沙「クロス・アウッ！」（脱衣）

変態仮面「ふうううう………」

妄想仮面「…驚いた。なんで変身できたの？」


変態仮面「思い出したのだ…私はいつも、アイドルちゃんたちと触れ合い、アイドルちゃんの匂いを嗅いでいた……。その記憶をもとに、脳内で雪歩ちゃんの匂いを再現し……この新品のパンツに、定着させたのだ……」


妄想仮面「そう…。ちょっと見直したわ。……でも究極の変態となった私の変態度には遠く及ばない」

変態仮面「そのことについてだが…。妄想仮面、私はある重要なことに気づいた」

妄想仮面「なによ？」

変態仮面「“変態であればあるほど強い”などという法則は……どこにも存在せん！」


ﾄﾞ ﾝ !!


妄想仮面「そう…気づいてしまったのねその事実に………まったくその通りよ」


ﾄﾞ ﾄﾞ ﾝ !!

変態仮面「だから私は、自信を持って戦う！たしかに貴様ほどの変態ではないが！アイドルちゃんを…雪歩ちゃんを好きな気持ちでは絶対に負けない！」

妄想仮面「……いいわ。決着をつけましょう」


変態仮面「ふっ！！」ﾀﾞｯｼｭ!

妄想仮面「ハッ！！」ﾀﾞｯｼｭ!


ｶﾞｯｷｲｲｲｲｲ!!!

変態仮面「うおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！」

妄想仮面「はあああああああああああああああああああああ！！！！！！」


ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ!!
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!!!!


変態仮面（くっ…早い…そして重い！……拳がかすっただけで肉が削り取られていく…！）

妄想仮面「ピョーッピョピョピョ！相変わらず遅すぎるのよあなたは！」


ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!!!!

変態仮面「うっ……ぐっ………がはっ……」

妄想仮面「早くも防戦一方ね！ほらほら、骨だけにされちゃう前に降参したら？」


ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!!!!



変態仮面（思い出せ……アイドルちゃんと過ごした日々を！雪歩ちゃんとの思い出を！）


変態仮面（あの興奮を…エクスタシーを！力に変えろ！！！）

変態仮面「ｽｰｰｰﾊｰｰｰｽｰｰｰﾊｰｰｰ」

妄想仮面「…？」

変態仮面「ｽｰﾊｰｽｰﾊｰｽｰﾊｰｽｰﾊｰｽｰﾊｰｽｰﾊｰｽｰﾊｰｽｰﾊｰ」

妄想仮面（なんだ…？こいつ、なにをして…？）

変態仮面「むんっ！」

ﾑｷﾞｭｯ!

妄想仮面「なっ！？ちょ、いきなり抱き着いてこないでよ！」

変態仮面「ｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊ」

妄想仮面「ちょっ……やめろっ……せっかく手に入れた究極のパンツを嗅ぐな！」

変態仮面「ﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽﾊｽ」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……

妄想仮面（なに？コイツのエネルギーが……爆発的に上昇してる！？）

変態仮面「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ！！！！！！！」



ｶｯ!

ﾄﾞｯｶｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝ!!!!


妄想仮面「うわあああああああ！？」

妄想仮面「な、なんなの……なんなのよ今のは！」

妄想仮面「…はっ！」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ………



変態仮面「コオオオオオ…………」

ﾎﾞﾜｱ…


妄想仮面（奴の背後に…人影…？）






琴葉・玲音・貴音・のり子・美希・伊織・雪歩「…………………」

想仮面（バカな！？大罪のパンツに宿ったアイドルの魂が…奴に力を貸しているとでもいうの！？）

妄想仮面（たとえ同じパンツを嗅いでも、人によって得られる興奮には差がある……アイドルオタクとして、アイドルとして歩んできた奴のほうが、より大きなエクスタシーを感じている！？）

妄想仮面（ありえないっ！ありえないっ！！認めない、そんなこと！！！）






変態仮面「………行くぞっ！妄想仮面！！」

ｶﾞｷﾝ!
≪PANTS CHANGE　　MODE: LUST≫

玲音＆変態仮面「特別に最高濃度で散布させてもらうよ！」

ﾎﾞﾜﾜﾜﾜﾜ!!!


妄想仮面「なにっ！？」

妄想仮面（玲音ちゃんのフェロモン攻撃！？まずい、離れないと！）

ｶﾞｷﾝ!
≪PANTS CHANGE　　MODE: GLUTTONY≫

貴音＆変態仮面「ｵｵﾌﾞﾀﾔｻｲﾏｼﾏｼｱﾌﾞﾗｶﾗﾒﾆﾝﾆｸﾁｮﾓﾗﾝﾏﾄﾘﾌﾟﾙ!!!!」ﾊﾟﾁﾝ！

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!!!!

妄想仮面「ピヨオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ！？！！？！？！？！！？！？！？」


貴音＆変態仮面「らぁめんとふぇろもんの“まりああじゅ”…とくと堪能ください」

妄想仮面「おげっ！おえっ！うええええええええええ！！」

変態仮面「シュッ！」ﾀﾞｯｼｭ!

妄想仮面（正面から突っ込んで来る……なめるな！そんな見え見えの攻撃、避けられないとでも……）


ｶﾞｸﾝ!


妄想仮面「なっ！？足が、動かな……………はっ！」


張り紙（逃げてはいけません！）

≪PANTS CHANGE　　MODE: WRATH≫

琴葉＆変態仮面「ルールは守ってね！」


ｺﾞｯ!
ﾊﾞｷﾎﾞｷﾒｷﾒｷﾒｷﾒｷ!!!


妄想仮面「～～～～～～～～～～～～～～ッッッッッッッッッッッッ！！！！！！！！！！！！！」


ﾄﾞｺﾞｰﾝ!

妄想仮面「くっ…そ…………妄想、奥義！“スカイ・ウルトラ・ダイナマイト”！！！」

ｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝ！


変態仮面（！？エネルギーが集まって…まさか、自爆技か！）

ｶﾞｷﾝ!
≪PANTS CHANGE　　MODE: SIOTH≫

美希＆変態仮面「あふぅ。アブナイことやめてお昼寝しよ～」

ﾎﾜﾜﾜﾜﾜ!!



ｶﾞｷﾝ!
≪PANTS CHANGE　　MODE: PRIDE≫

伊織＆変態仮面「ついでにこっちも食らっときなさい！」

ｶｯ!

妄想仮面「うあああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！」

妄想仮面（そっ…相反する2つのオーラ……頭が…割れる……）


変態仮面「今だ！」

ｶﾞｷﾝ!
≪PANTS CHANGE　　MODE: GREED≫

のり子＆変態仮面「スタイナー・スクリュー・ドライバーッッ！！！」

ﾄﾞｷﾞｬｱｯ!

妄想仮面「かっ………あっ……」

（ワン・ツー・スリー！）ｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝ!

のり子＆変態仮面「しゃあっ！それじゃ罰ゲームとして……その被ってるパンツ、没収！」

ｽﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ!



小鳥「ピヨっ！？だ、だめよ亜利沙ちゃん、これじゃ私ただの事務員に……」

小鳥「…あれ？どこに行ったの？」

ｶﾞｷﾝ!
≪PANTS CHANGE　　MODE: ENVY≫

小鳥「上っ！？」

雪歩＆変態仮面「トドメだ！変態究極奥義！“100万トンおいなりメテオ！”」

ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ…


小鳥「いやああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッ！！！！！！！！！！！！」

ﾄﾞｯｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝ!!!!!!!!!!!

変態仮面「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ！！！！！！！」


小鳥「％＆！＄‘“％＃？？＞＆％＄＆％％だｈぢあｐだあじぇえじぇｊだいい！！！！！！？？？？？？！？？？？」



小鳥「……………………ﾋﾟｮｹﾞｯ」


ﾁｰﾝ

変態仮面「はあっ…はあっ………成…敗……」





ﾄﾞｻｯ!

　・

　・　

　・

　・

？？？（…………ちゃん……………ちゃん！）


亜利沙（なんでしょう…？暖かくて…いい匂いが…）


雪歩「亜利沙ちゃん！しっかりして！」

亜利沙「ゆ…き、ほ、ちゃん……？」

雪歩「救急車呼んだから！もうすぐ来るから！お願いっ……死なないで…」

亜利沙「よかった…ぶじ…だったんですね……」

雪歩「ごめんねっ…ごめんねっ…！私…！酷いことを……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

亜利沙「だ……ダメですよ…アイドルちゃんが泣いてたら………」

雪歩「うええっ、うえええええ～」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

亜利沙「笑って………ください……ありさは………雪歩ちゃんの笑顔のために………がんばったんですよ…………？」


雪歩「……………うん…」ﾆｺｯ


亜利沙「ああ……よかった………守れて………ほんとうに……………」

亜利沙「……………………」



雪歩「亜利沙ちゃん？亜利沙ちゃん！」



雪歩「亜利沙ちゃああああああああああああああああああああああああん！！！！！！！！！」

　・

　・　

　・

　・

　・

　・　

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　・

亜利沙「というわけでですね、感動のフィナーレと相成ったわけでして、いやーあのときの雪歩ちゃんの膝枕の感覚が今でも忘れられないというか毎晩夢に出るレベルと言いますか、ぶっちゃけ思い出すだけでエクスタシー！ってやつなんですよ……ムフ―！」


琴葉「あはは…亜利沙ちゃん、その話みんなにしてるの…？」


亜利沙「もちろんですよ！寝ても覚めても語り足りないというかもう寝てる時間も惜しいといいますか、なああああんであの時カメラを回していなかったのかっ！ありさ一生の不覚！かくなるうえはありさ自身が語り部となってこの感動巨編を広めていくしかないわけでして」


雪歩「いいかげんにしてぇっ！」

ﾊﾟｶﾝ!

亜利沙「ぎゃわっ！？ゆ、雪歩ちゃん、病人に乱暴はルールで禁止ですよ！？」

雪歩「隣で聴かされる身にもなってよぅ……1カ月も寝込んでたのに、起きたら延々と同じ話ばかりしてぇ…」

琴葉「はいはい。ここは喧嘩両成敗ってことで」

ﾍﾟﾀｯ!ﾍﾟﾀｯ！


（病室で騒いではいけません）
（病室でいちゃついてはいけません）

琴葉「張り紙の内容、ちゃんと守ってね♪」

亜利沙＆雪歩「すいません…」

琴葉「よろしい！じゃあ私、昴ちゃんたちと野球する約束があるから……あとは、ごゆっくり」


ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
ﾋﾟｼｬｯ


雪歩「……ふふっ」

亜利沙「なんですか？急に笑い出して」

雪歩「琴葉ちゃん、元気になってよかったなって。……あれから1カ月も経ったなんて、嘘みたいだよね」

亜利沙「…そうですね。本当に……」


雪歩「………」

亜利沙「……………」


ﾄｸﾝ…ﾄｸﾝ…

亜利沙（な、なんですか…この、むずむずする空気は……）

亜利沙（よ、よく考えると、病室で雪歩ちゃんとふたりきり……まさか、これは……）


雪歩「あのね、亜利沙ちゃん」

亜利沙「はいぃっ！？」

雪歩「私……その、実は、言わなきゃいけないことがあって…」

亜利沙「ななななななななな、な！な！な！なんでしょうか！？」

ﾄﾞｸﾝ!ﾄﾞｸﾝ!ﾄﾞｸﾝ!

雪歩「………して…」

亜利沙「！！！？！？？！？！？？」


亜利沙（して！？してって言いましたよね！？つまりそれはこ、ここで、その、するっていうか、ヤルっていうか、そういう意味ですよね！？）



雪歩「…わ、私のパンツ、返してっ！」




亜利沙「……………………………………………………………………………………は？」

雪歩「は、じゃなくて！返して！私のパンツ！」

亜利沙「ええ～？な、なんでそうなるんですかあ！？」

雪歩「だってもう戦う必要もなくなったし、なんならパンツなしでも変身できるんでしょ！？勝手に盗んだものなんだから返してもらって当然だよぉ！」

亜利沙「でも雪歩ちゃん、亜利沙がパンツ被るの見てまんざらでもなさそうだったじゃないですか……あんなに嫉妬して、骨バキバキに折られちゃいましたし…」

雪歩「そ、それは悪かったけど……変態仮面さんが亜利沙ちゃんだってわかったらもう、恥ずかしくなっちゃって……」

亜利沙「ええ…」

雪歩「とにかく！返してっ！今すぐ！」

亜利沙「…はあい………」

亜利沙（ああ…愛しのパンツ…こんなあっけないお別れになるとは…）





ﾄﾞｯｶｱｱｱｱｱｱｱｱｱﾝﾝﾝﾝﾝ!!!!

亜利沙「わあっ！？」

雪歩「な、なに！？窓の外から……」

ｶﾞﾗﾗ!

百合子「私は妄想仮面の意思を継ぐもの…“風の戦士・ユリコ”！変態仮面！お師匠様の敵討ちに来たわよ！」

ロコ「お供のロコです！ユリコにもらった不思議な力で世界中をアートで埋め尽くすのです！」


雪歩「……………………………………」

亜利沙「…………………………………………………………………………」

亜利沙「行ってきまああああああす！！」


雪歩「ちょ、亜利沙ちゃん！？パンツは！？」


亜利沙「やっぱりもう少し貸してください！亜利沙は大好きな雪歩ちゃんのパンツでないと力が出ないんですーっ！」


雪歩「恥ずかしいこと叫びながら廊下を走らないでぇ～っ！！！」

～　C　A　S　T　～


≪　松　田　亜　利　沙≫　

≪　萩　原　雪　歩　≫

伊織「で？どういうことなのか説明してもらえるかしら？」

小鳥「えーっとですね、今回の計画のために色々と古い文献とかを集める必要がありまして、そのお手伝いを百合子ちゃんにお願いしてたんですが……調べるうちに百合子ちゃんも変態にハマっちゃったみたいでして……」

P「無責任すぎます……そもそもなんでクビになってないんですか。普通に出勤してるの見て目を疑いましたよ」

小鳥「ほら、私って社長とは母の代からの付き合いだからなんだかんだでお情けを貰えたというか、一生タダ働きでもいいから置いてくださいってたのんだら許して貰えちゃったというかね」

P「社長……」

小鳥「ピヨっ！？つまり私、一生社長の肉奴隷！？ふふ、ふふふふ、それはそれでエクスタシー……ムフフっ！」

伊織「やっぱ始末しとくべきだったんじゃないかしらね、この鳥…」

≪　7　6　5　P　≫

≪　水　瀬　伊　織　≫

≪　音　無　小　鳥　≫

美希「あふぅ。社長も小鳥もクソなの。ミキ、やる気無くなっちゃった」

玲音「お、じゃあウチに戻って来るかい？社長にはアタシから話通してあげるよ」

美希「う～ん、でもハニーからは離れたくないし……とりあえずお昼寝してから考えるの…」

ｽﾋﾟｰ…

玲音「ふふ、やっぱり面白いねここは…」

≪　星　井　美　希　≫

≪　玲　音　≫

ｶｷｰﾝ！


のり子「しゃあっ！またまたホームラーン！」

昴「げげっ！ちょっとは手加減してくれよ～」

のり子「ダメダメ！真剣勝負って約束したでしょ！」

昴「にしたってもうちょい手心ってもんがさあ…」


琴葉「昴ちゃん、がんばれー！」

ｽﾞｽﾞｰｯ!ｽﾞｽﾞｰｯ!

貴音「ふふ…外で食すらぁめんもまた格別…」

琴葉「あはは…貴音さんは相変わらずだね…」

貴音「……おや、もう完食してしまいましたか。では…」ﾊﾟﾁﾝ!


ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!

琴葉「………えっ：

貴音「いただきます」

琴葉「待って待って待って！？なんでまだ力が使えるの！？」

貴音「それは……とっぷしぃくれっとです☆」

≪　永　吉　昴　≫

≪　福　田　の　り　子　≫

≪　田　中　琴　葉　≫

≪　四　条　貴　音　≫

～　原　作　～

「THE IDOLM@STER」　バンダイナムコゲームス

「究極!!変態仮面」　著：あんど慶周

百合子「さあロコ！手始めにこの病院でアートよ！」

ロコ「了解です！まずかここの壁に……」


ﾑﾆｯ

ロコ「あれ？なんかこの壁、柔らかいのです？」



？？？「それは壁ではない」

ロコ「ふぇ？」

変態仮面「それは私の――――おいなりさんだ」



ロコ「…………」

百合子「…………………」

「ぎええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっっっっっ！！！！！！！！！！！？？？？？？？？？？？？？」

――一難去ってまた一難。どうやら、ありさのヒーローライフはまだまだ続くようです。


――辛いことも、痛い思いをすることも多いけど、今はこの生活が好きです。


――どんな思い出も、いつか力になる……そのことに、改めて気づけたから。

――だから、これからも…この先も……ずっとずっと……

～　松　田　亜　利　沙　は　パ　ン　ツ　を　被　る　～
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　完

乙
女性が変態仮面をする無茶・・そもそも変態仮面自体が無茶と言えばそれまでだが・・を差し引いても楽しませて貰いました
ありがサンキュー

完結までおつかれ
なんだかんだ読み切ってしまった
変態は世界を救う

疲労でぶっ倒れていたため遅くなりましたが、最後のご挨拶をば。


私はニコニコのiM@S架空戦記がきっかけでアイマスに興味を持った人間なので、「アイドル達の血沸き肉躍るバトルものの二次創作をやりたい！」とずっと思っていました。
一度は動画投稿者デビューを目論んでいた時期もあったのですが、編集技術の習得に至らず断念…。それでも、いつかどんな形でもいいからアイマス二次創作に携わりたいという思いは持ち続けていました。

その後、本BBSを含む色々なサイトでちょこちょことSSを投稿する日々が続く中、今回のカップリングSS祭という素晴らしいイベントの開催がきっかけとなり、勇気を出して積年の夢を叶えようと思い立って製作したのが本作「松田亜利沙はパンツを被る」となります。
「長年の夢が変態仮面かよ！」と思われるかもしれませんが、私にとってはアイマスと同じくらい好きな作品なので……書いてて楽しかったです。ホント。

地の文なしでバトル描写をするのは意外の難しく、「これでいいのかな？」「ちゃんと伝わるかな？」と悩むことの連続で…正直、今読み返しても「ダメだなぁ」と思わざるを得ない箇所がたくさんあるのですが、キツイ思いをしながらもなんとか完結まで書ききれたことには満足しています。
本文のラスト、「どんな思い出も、いつか力になる」という文は連載当初から〆の一言として考えていたものなのですが、図らずも自分自身に言い聞かせるような一文になりましたね。今回のキツイ経験が今後に活きると…いいな。うん。


最後になりますが、イベントの開催を企画してくださった主催者様、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
また、別の物語を綴ることがあればよろしくお願いします。

追伸


「亜利沙のおいなりさんってどういうことだよ」「おいなりさんが気になる」というコメントをよく頂いていましたが、私としては変態仮面の頭部だけが亜利沙に据え替わったキャラを想定して書いていましたので、とくに深くは考えていません。
というか、こんなにおいなりさんについて気にされるということ自体が予想外でした…。

うーんいい後書きだった。……本編は変態なのでー
あと必要なのはパンツ被ってブラジリアンストリングス着た亜利沙の画像だな！