聞いたことある前提で話しますわよ

よくよく考えた結果、ストーリー上にでかい謎が３つあることが発覚したんですよ
ひとつはバスターブレイドがファイナルデイの元を離れた具体的な理由が語られないこと、
もうひとつは、アウトレイジ軍が民衆から必要以上に恐れられていること
そして最後に、謎の性別わけ

ドラマCDだから尺的にしかたないと言えばそうなんだけど、近未来アウトサイダーにおいてバスターブレイドの存在がすごく重要なことは視聴済みのプロちゃんはわかるだろう。バスターブレイドのバックボーンを話してくれるベルベットもここには触れない
一応最後のファイナルデイとの問答の中で、喧嘩できないから、と言ってはいたけど、具体的な理由としては弱い。どうも核心をぼかされている印象を受ける

アウトレイジ軍が民衆から過剰に恐れられているのも謎だ。ファイナルデイの演説の内容をそのまま信じるのであれば、戦争の後、政府は民衆から過剰な徴収をしていて、人々は衣食住すらままならず、子供もろくに育てられない状況にある。それに対してファイナルデイは、可否は別としてそれら全てを保障するといっている。アウトレイジ軍が無法者の集団といっても、１００％拒絶するような内容ではない

そしてなぜわざわざ役に男女が設定されているのかである。明言されているわけではないが、ダスク、バスターブレイド、ベルベットの三人は一人称が僕と俺であり、文脈としても男として描かれているように思える。別に全員女だって誰も文句は言わないだろう。設定に必然性がないのだ

これらの謎を一撃で解決することのできる衝撃の真実、それは、この近未来アウトサイダーの世界がアイドルマスターの世界のメタファーであるということなのだ。

これはただのゲーム内の世界、ということではない。ここでいうアイドルマスターの世界とは、俺達現実の人間、現実の世界をも巻き込んだものである

なにを馬鹿なことをと皆様お思いでしょうが、まあ一つ一つ噛み砕いていこうや

まずバスターブレイドの設定についておさらいしよう。
公式の説明文はこうだ
「漂浪の最中、ダスクと出会う。鉄を編んだような刀を持つ。」
続いて劇中、ベルベットの台詞を引用すると、
「貴様は旧政府軍、そしてファイナルデイ様がアウトレイジ軍を立ち上げたその時から、ナンバー２としてあの方の隣にいた。だが貴様は、あの方を裏切り、離反した！あの方のお心を、傷つけたのだ！」

要約すれば、ファイナルデイと仲良しだったけど袂を分かって、ふらふら旅をしている、ということになる

そんなことわかっとるわい？だが重要なのは、これがアイドルマスターの世界とリンクしている、ということだ。後述するが、ファイナルデイは現実におけ天海春香さんその人であることはほぼ間違いがない。であればそのファイナルデイと離反したバスターブレイドは、現実において春香さんと離反した存在でもあるはずなのだ。
そのまんま美希では？SPで黒ちゃんに引き抜かれてたし。と皆さんお考えだろう。悪くはないが、もっといい回答がある。
なにを隠そう、バスターブレイドの正体はプロデューサーなのだ！
それもただのプロデューサーではなく、アケマス、無印のプロデューサーなのである。

なぜ無印に限定しているのか、聡明なプロちゃんたちはお分かりだろうが、無印の春香さんのトゥルーエンドにて、プロデューサーは春香さんを振っているからである。最後の最後に拒絶したのだ。（春香のためを思ってのことでもあるけど）そしていつか、春香がアイドルを辞めるとき、再開するという約束をした。

もしくは輝きの向こう側へ！でAS組から離れたプロデューサー、という解釈もできるが、複雑になるので無印Pということで進める。

突拍子もないが最後まで聞こうじゃないか

バスターブレイドが無印Pだからなんだってんだといえば、これによって劇中で男である、ということがイコールプロデューサーである、という仮説につながるのだ。仮説がただしければベルベット、ダスクもプロデューサーを示唆している、ということになる。ではそれぞれ何Pなのかといえば、ベルベットは新参の春香Pであり、ダスクは新規IPのプロデューサーなのだ。となれば必然、アマリリスは新規IPのセンターアイドルということになる。
ベルベットについては説明の必要はほぼほぼないと思うが、ダスクとアマリリスについては更なる裏づけが必要だろう。

ダスクとアマリリスは、作中設定において、政府主導の研究所、そこに所属する披見体であり、きたるべき日のために力を蓄えている、ということになっている。
うーん、難しいので別方向から切り込んでいく

さて、先ほどからこの世界は現実とリンクしている、と言っているが、それは登場人物に限った話ではない。組織や思想だろうと同じことなのだ。

作中において登場する主な組織・団体は、１アウトレイジ軍　２政府　３民衆の三つに分けられる。これらを現実の組織に置き換えていくと、アウトレイジ軍とは熱狂的な春香Pであり思想を同じくする集団、ということになる。そして春香とファイナルデイ、どちらにも共通の思想は、語弊を恐れずに言うなら全体主義で平等主義、言い換えれば、みんなそろってアイドルマスター、みんマス至上主義である。ほっとかないし、一人も手放さないし、私は天海春香だから。
そして民衆と政府はそれぞれこの思想に反した思想を持っている。もうお分かりのプロちゃんたちもいるかもしれないが、民衆とは、たとえ他のアイドルを蹴落としてでも自分たちの担当アイドルにトップアイドルになって欲しい人間の集まりであり、政府とは、そんなオタクの弱みに付け込んで搾取を繰り替えすバンダイナムコゲームズそのものなのである

無印Pって春香を遠ざけた直後に「社長ー新しい女いませんかー？」とか抜かしたカス野郎のことか

民衆は望んで搾取されているのだから、いくらアウトレイジ軍が課金をやめろ、実生活に響くぞと叫んだところでよけいなお世話でしかない。お金を払わないと政府は担当のSSRを出してくれないし、投票でだって勝てやしないのだ。
また、アウトレイジ軍が政府に反旗を翻した理由も明らかである。金や数字でアイドルの、注がれる愛の価値を定め、優劣を決し、明確に敗者を生み出すなど言語道断だからだ。

もっともらしい推論がでそろったところで、ダスクとアマリリスの考察に戻る。
前述の通りダスクとアマリリスは政府主導の研究所の出身である。
言い換えれば、バンダイナムコゲームズ主導の研究所、つまり企画会議室ということだ。そこで来るべき日、つまりは新作の発売日ないしは発表日まで力を蓄えている、ということになる。外の世界を知らない、ということもこれなら説明がつく。未発表のコンテンツにファンも二次創作も存在する訳がなく、そこにいるキャラクターたちにとっては、ゲームの中が全てだからだ。

主要な登場人物と組織の置き換えが終わったのでまとめると、
ファイナルデイ＝天海春香
バスターブレイド＝アケP、無印P
ダスク＝新規IPのP（めんどくさいのでシャニPとする）
アマリリス＝新規IPのセンターアイドル（めんどくさいので真乃とする）
ベルベット＝新参春香P

アウトレイジ軍＝箱推し
民衆＝担当推し
政府＝バンナム
ということになる。うーん、みやすいね！

準備が終わったところで本筋のストーリーとあわせながら考察を進めたいけど
ごはんたべるから放置

俺はアウトレイジ軍の切り込み隊長ベルベットだった・・・？

いやファイナルデイから天海春香そのものの可能性を見出したことはあったけどこうゆう考え方は自分には無かったな

飯食ってるときに思ったけどバスターブレイドは古参Pっていうでかいくくりのほうが話が進めやすいのでそういうことでオネガイシマスワ

物語序盤、砂漠のど真ん中でダスクが行き倒れているところに偶然バスターブレイドが通りがかり、以降二人は行動を共にするわけだが、そのきっかけになったのが政府の徽章（旧政府軍、アウトレイジ軍の徽章）である。これをダスクがもっていたことによって、バスターブレイドは彼を助けることを決めたのだ。だがそもそも、バスターブレイドは砂漠のど真ん中で何をしていたのだろうか。ファイナルデイと離別し、ダスクと出会うまでの空白期間、何をしていたのかは作中で語られることはない。結構な期間であったことだけは確かだが、ではその間アウトレイジ軍と戦っていたかと言えばそうではない。ファイナルデイが終盤までバスターブレイドが生きていることを知らないし、古参の兵士以外は顔を忘れているのだから、これは明らかである。
物語の都合だろ、といってしまえばそこまでだが、俺が思うにバスターブレイドは、空白期間の間はずっとうまぴょいしていたのだ。
人によっては提督かもしれないし、マスターかもしれない。にっこにっこにーだったのかもしれない。だが、アイドルマスターから、天海春香からはなれていた、それだけは間違いがない。アイドルマスターの世界そのものから離れていたのだから、その様子を描けるわけがないのだ。
つまりダスクとの会合は、不意に日常に、アイドルマスターの文字を見つけた、というこということになる。バスターブレイドは、古参Pは忘れていた約束を思い出したのだ。いつかアイドルでなくなった時は、再開しようという約束を。

突然の考察たすかる
>>11 の理論だと、序盤で名前だけ出て来たクレセントとブルースターは結局お話に関わってこなかったから、お蔵入りとかポシャったアイドルちゃん的なように考えられるな

そして話はファイナルデイの側に移るが、アイドルでなくなるといっても、そう簡単な話ではないことは、プロちゃんたちはよーくわかっているはずだ。天海春香がアイドルを辞める、なんて事態は天変地異だ。もはやどうしようもないほどに、アイドルマスターというコンテンツと天海春香というアイドルは互いにがんじがらめの状態にある。天海春香がアイドルを辞めるということは、１つの世界、１つの文明が死ぬと言っているのとほぼ同じレベルの出来事なのだ。そんなどうしようもない状態だからこそ、バスターブレイドは天海春香をアイドルではなく、１人の少女として幸せにするために向かったのだ。ファイナルデイに引導を渡す、というのはそういうことである。

だがそこに待ったをかけるのがアウトレイジ軍であり、ベルベットだ。
特にベルベットの怒りは大きいだろう。新参者の自分には、決してファイナルデイ様は心を開いてはくれないのだ。よく春香Pが、昔の春香さんが見たいというが、つまりはそういうことである。春香さんはもう決して昔のようにわがままを言ったり、冗談をいったり、真の意味でプロデューサーと苦難を共にすることはない。なぜならすでに、天海春香はアイドルとして完成しているからである。黎明期の輝きを、新参者が共に味わえることなどない。もう想い出でしかないからね！そんな自分が絶対に手に入れられないものを、この浮気ものは持っていて、あまつさえファイナルデイ様もこいつのことを忘れられずにいるのだ。となりに自分がいるにもかかわらずである。そらキレるわ、わかりやすくすると
新参P「なんすか今更出てきて。もうしばらく、アイマスやってなかったくせに。今の春香の担当は俺ですけど。」
古参P「ふーんｗところで春香に告白された？俺はされたけど。かばって奈落に落ちたりとかは？ｗあっしてないんだｗｗふーんｗｗｗ」
春香「あっ、こ、古参Pさん・・・戻ってきてくれたんですね///」
新参P「殺す」
ということですね！

話は変わるが、この世界においてファイナルデイが何をしたいのかというと、自身を基準にして人類の思想を統一し、争いのない世界をつくる、というものである。なにやら人類保管計画じみた、いかにもSFってカンジの目的だが、これをアイマス世界に置き換えた場合どうなるのかというと、トップアイドルという概念が消失した世界になる、ということになる。もしくは、天海春香がトップアイドルであり、これは絶対に覆らない公式設定である、という世界なのだ。その世界ではやれどっちが人気だのなんだのいう必要はない。みんマスの精神を色濃く反映した世界だと言えるが、それは本心の望みではないのだ。
ファイナルデイの思想に共鳴したアマリリスはこう語っている
「もう二度と、戦争が起こることはなくなるの・・・そうしたら、私たちも、前のように一緒にいられるんじゃないかしら。私たち、研究所の中で、すっと一緒だったわ。穏やかに、健やかに、眠るように・・・ただ、溶け合っていられるの。」
アイマス世界に言い換えればこれは、「誰もトップアイドルにならなければ、あなた（P）とずっと一緒にいられる」ということなのではないだろうか？

ファイナルデイだって、バスターブレイドと溶け合っていたかったのではないだろうか？だが、トップアイドルになってしまったがばかりに、アイドルとしての物語が終わってしまったが故に、二人は分かたれることになった。アマリリスがファイナルデイに共感するのも無理はない。だって俺、真乃のことSランクにした後灯織のことプロデュースしにいったもん。バスターブレイドと同じように、ダスクだって、自分を忘れて、いつかどこかにいってしまうかもしれない。これは自分がトップアイドルにならなければ、この人はずっと、自分の担当Pでいてくれる、そばにいてくれるという少女の願いそのものなのだ。
だが、お気づきかもしれないが、これはプロデューサーと言うものの存在理由を根本から否定している。だからバスターブレイドも、ダスクもこれを真っ向から否定するのだ。

>>17
確かにベルベットにとって「あの頃」のファイナルデイを知っている「バスターブレイド」は敵視するのはあるかもな、他ジャンルに去っていったくせに今更現れて上から目線でファイナルデイを語るな！って

クレセントとブルースターは検索かけてみたけど
クレセントは三日月？英語の形容詞で増大する、満ちるとあるけど・・・わからないな
ブルースターはルリトウワタという花が出てきてポジティブな花言葉で「幸福な愛」「信じあう心」悪い意味で「早過ぎた恋」「身を切る思い」
おやっと思ったのはこの花は”男の子の出産祝い”に西欧で送られる伝統があるとのことでこの伝統と「早過ぎた恋」を合わせてアイマス２でのJupiter及びその騒動と捉えることも出来る・・・？
さすがに飛ばし過ぎている自覚はある

溶け合いたかった人と分かたれ、世界の象徴たる責任を背負い、それでも世界のため、たとえエゴだったとしても平和をもたらすために生きてきた偶像は、最後には世界から拒絶され、未来をになう子供達に穿たれて死ぬ・・・こうして描くとあまりにも悲劇だが、それでも最期に、ファイナルデイはバスターブレイドと一緒になることができた。理想と夢を失ってもなお、バスターブレイドはファイナルデイのそばにいてくれるのだ。なぜならバスターブレイドは、アウトレイジ軍やベルベット、アマリリスのように、理想に共鳴したわけではない。Eランク時代の天海春香に、カリスマがあるわけもない。それでも担当だったのだ。つまりそういうことなのだ。共に射抜かれた二人の血はきっと溶け合って、健やかな眠りをもたらしてくれたことだろう。

その理屈を援用すると、
箱推し勢が新規層を取り込み包摂の旗印にしようとするも、担当だけを応援したいファン層は違和感を表明して拒否、古参ファンもこれに同調する
最終的に箱推し勢は破滅し、古参ファンは箱推し勢との心中を選び退場する（彼らは箱推し勢と陸続きでもあるからだ）
こうしてこの界隈には殺伐とした蹴落とし合いと荒涼とした風景が残ったのだった……
という諦念と冷笑を伏せたような物語を、これまで765箱推しを体面とし、他ブランドに比較的寛容な姿勢を示してきたミリオン公式自らが示したことになるんだけど……

選択される語彙から箱推し勢に対しいい感情を持っていないんだろうと推測するが、それでも意地悪に過ぎるんではという印象
（私自身が越境をほどほどに是認する立場だから、言葉からむやみに敵意を見出してしまっている形ならスマヌ）

要約すると近未来アウトサイダーっていうのは、アイドルとプロデューサーの始まりと終わりを描いたものなんじゃねってことよ

そしていうほどがばがばでもない衝撃のアナグラム　

OUT SIDER →　IDO STER
これはつまり、アイドルマスターの始まりと終わりということなのでは？？？
さらにこれをそのまま読むと、アイドゥ、スターであり、アイマス的にめっちゃはまってるし主題歌WorldChangerの歌詞、「暗い空よりも遠く、光を照らす」のそのまんまだし、いろいろすごいのだ

>>22
ほぼそういうことだけど、そうじゃないんだなこれが。まあまあ、話は最期まで聴いてくれよな

>>25
考察だって言ってるし、春香だけを特別視して書いてるって思わせてすまんな。別に誰がファイナルデイでも多分変わらんぞ。別に未来ちゃでも、お前の担当でもええんやで？

ほらな、世界に拒絶されてるでしょ？祭り上げたのは俺らなのにね
まあそういう考えもあるんだなー、くらいにみてくれよな

さて今作は投票企画には珍しく初めから登場人物に名前が決められている。であれば必然、そこには意味が込められていると考えるのが妥当だろう。そのなかでも由来が面白いと思ったのがアマリリス、ベルベット、アイビーの三名だ。
アマリリスは核心過ぎるので、まずはベルベットとアイビーについて掘り下げていきたい。

なかなか興味深く見させてもらってる
こういうの好きだよ

考察自体に興味は惹かれるけどやっぱり春香だけを特別視するのは好きじゃないな

ベルベットとアイビーにはそれぞれ花言葉がある。
ベルベットの花言葉は危険な愛であり、これは作中におけるベルベットのそのまんまといって差支えがない。
そしてアイビーの花言葉は、永遠の愛である
というかさらっと流しているが、アイビーとはベルベットが荒野で拾った子供であり、小間使いである。アイビーはベルベットを慕っており、ベルベットも（人質として通用するくらいには）憎からず思っている、けどファイナルデイ様のほうが好き、というまあまあ複雑な関係のキャラクターなのだ。
ところでベルベットとは実は花と言うより布地の名前なのである。ちょっとお高いこのベルベットという織物は特殊な製法で作られる。二枚の布を糸で縫い合わせた後、ぶった切ることで完成するのだ。（詳細は知らん）
そう、繋がりを絶つ、それによってベルベットは完成する。これはまるで、ファイナルデイから独立することで、やっと一人前なんだ、ということを示唆しているように思えないだろうか？だが劇中、バスターブレイドとの決闘において、ベルベットは斬られていない。撃たれただけなのだ。だからベルベットは最後の最後まで負けを認めはしなかった

すごくね？俺>>22さんからはASアンチだと思われてて、>>25からはAS信者だと思われてるんだぜ？どういうことだよ、マジおもろいな　俺の味方はこの世にいねーのかｗ

それがどういうことなんだといえば、これがアイビーの花言葉と関わってくる。アイビーの花言葉は「永遠の愛」だが、別の意味として「死んでも離れない」というものがある。おやおやおやおや？危険な愛、永遠の愛、死んでも離れないねぇ・・・まるでこれ、同じ事を言ってるみたいだぁ・・・
物語の最期、ファイナルデイはバスターブレイドと共に崩落していく要塞に巻き込まれている。生死は定かではないが、仮に死んでいたとして、ベルベットは自分を介抱してくれたアイビーに振り向くことがあるのだろうか。予想でしかないが、きっと振り向かない。なぜなら「死んでも離れない」からである。
なら振り向かないベルベットに、アイビーは愛想をつかすのか？きっと尽かさないだろう。なぜなら「永遠の愛」があるからである。そしてまた、何の気なしにアイビーは次のアイビーを荒野で助けるのだろう。これが尊いことだと思うのか、恐ろしいことだと思うのかは人それぞれだろうが、まさしくこれは、オタクの業そのものではないか？決して届かない存在を愛し続け、愛さなくなること、別の存在に愛を向けることを自らに禁じ続ける。なぜ届かないとはっきりいうのか、ちょっと前に言ったが、バスターブレイドは古参Pという広いくくりの象徴であると同時に、無印P、つまりはゲーム内のプロデューサーの象徴でもあるからである。絶対勝てない戦いをし続けているのだ

ベルベットとアイビーがえげつない状況になっていることを確認したところで、本作の核心部分でありまさに鍵、アマリリスの考察に移る。
アマリリスには色ごとに多様な花言葉があるが、衣装からして白のアマリリスが適切だろう。花言葉は「内気」であり、これまた作中の描写にぴったりである。
だが重要なのは花言葉のほうではなく、その由来となった物語のほうである。その物語は、クソ昔のローマの詩人、ヴェルギリウスの書いた詩集「牧歌」のなかの一節であり、あらすじはこうだ。「羊飼いの少年に恋をした少女アマリリスは、思いを伝えられずにいたが、神様にお願いしたところ一本の矢をいただきました。そしてアマリリスはその矢で自らを傷つけたのです。そして流した血から美しい花が咲き、この花をきっかけにして、二人は結ばれました。めでたしめでたし」というまあまあロックな説話だが、お気づきだろうか。
矢で傷ついて？血を流して？結ばれた二人？オイオイオイオイ、これファイナルデイやんけ！！ファイナルデイとバスターブレイドやんけ！！

これが事実なら、ファイナルデイ＝アマリリスの図式が成立してしまうのだ。
ファイナルデイとは文字通りアマリリスのファイナルデイであり、そしてそれは新たなアマリリスの芽吹き、ということになる！加えていえばこのアマリリス、前述の通り多様な花言葉が存在し、さらに「牧歌」の中においても、「牧歌」はたしか十話くらいからなる詩集だが、各話にアマリリスが登場し、それぞれにまったく性格がちがうのである。これというのはつまり、アマリリスは常にファイナルデイとなり、新たなアマリリスの芽吹きとなるが、それが常に同じ結末、同じ道筋とは限らない、ということになるのではないだろうか

つまりどういうことだってばよ、と言えば、これは終わりと始まりの物語である、ということに代わりはないが、だからといってそれは悲劇ではない、ということだ。

しかしだからといって終わってしまうことを喜べるわけもないだろう？>>22さんの言うとおりだ。じゃあなぜ悲しいのか？それはオタクの性ゆえに、つまり俺たちはみんな担当アイドルのベルベットである。または>>25のように、コンテンツそのもののベルベットなのだ。終わってしまうことを受け入れられず、届かない愛を、それでも届くと信じて、永遠に続くと信じて愛し続ける存在だ。そしてこれは、快楽と同時に多大なる苦痛を強いる。ちょうど、この世界の民衆達のように。
おいおいそれって結局、>>22さんのいうとおりじゃないか、俺達に希望はないのかよって？

前のレスの２行目補足として、加えて言えば天海春香だけの物語、というわけでもない。全てのアイドルは特別だ。なぜならそれぞれが個人個人のの中のアイドルマスターの象徴からだ。プロデューサーならだれだって、自分の担当アイドルを中心においた世界を形成するし、それはなんらおかしいことじゃない。

本筋にもどそう、希望はあるのだ。希望と言うと語弊があるが、そう、赦しがあるというのが適切かもしれない。冷静に考えて、俺たちは担当アイドルを幸せにすることはできない。アイドルに縛り続けて、その間は溶け合っていられるのかもしれない。けどどんな形であれ、夢の終わりと一緒にまた分かたれる。だから俺たちは夢を終わらせないために一所懸命でいる。でもどうあがいたっていつか終わるだろ？なんなら>>25みたいに、終わることを望むやつだっているくらいだからな。でもこの話はね、不幸じゃないんだよ。ファイナルデイは幸福の中で死んだんだよ。愛する人と溶け合って死んだのよ。つまりね、惜しむな、自分を責めるなっていうストーリーなんですよこれは。いつか必ず来るファイナルデイには、絶対バスターブレイドがいる。だから代わりに、新たなアマリリスを、隣のアイビーを代わりに愛してあげてっていう話なんですよ。そう、赦しです。ファイナルデイ様から直々にいただいた、自縛の鎖を解く鍵なのです。
でもなりたいやつは根性でバスターブレイドになってもいいと思うし、意地でもアマリリスのままでい続けさせるっていうのもありだよね。
でももし、この物語の通りになってしまったのなら、自分を責めるな、赦してあげて、私はこれで幸せだから。
っていうストーリーってことになりませんかね!!!!!!!!!！！！！！！！！！！！！！！！！！！

くぅ疲
細かいところははしょりまくったけど大体こんなカンジのことよ
ニュアンスだけでも伝わったらうれしいな
ねるわ

>>7　たすかる
>>10　おっそうだな
>>13　奇遇だな、俺もベルベットなんだ
>>20　へーきへーき、もっと飛ばしていけ　俺にもっと新しい解釈をくれ
>>28　俺も好き（ハぁト）
>>29　自分の文章力のなさを痛感するよね、ほんと

ほちん

アウトレイジ軍っていうのはアイドルごとにあるんじゃねってことだよ！自分が所属してるグループだよ！

民衆っていうのはその他だよ！別の人達にとってのアウトレイジ軍でもあるかもね


要するにバスターブレイドっていうのは、ベルベットが絶対かなわない存在ってことだよ！現実P VS ゲーム内P　でも新参P VS 古参Pでもなんでもいいよ！わかりやすいかなー、と思って書き換えてるだけだよ！

おつかれ
めっちゃ読み応えあったわ
よくこんなの思いついたなぁ

>>39
>>29に関しては多分何も読んでないASアンチやろから気にするだけ無駄ちゃうか

お疲れ様
面白かったよ、いい怪文書だった

すごい発想だ…

ガバガバ理論かと思ったらちゃんと資料当たったりしててどちらかというと笑いが出る
そして同時にPたる自分は一にして全だから、ASでは春香担当としてファイナルデイと心中しつつミリオンではエミリー担当として抹茶啜っててもいいわけだ
今後、765オールスターズというブランドが終りを迎えても、ミリオンで、あるいはシンデレラやシャニやサイドMで、(ここで言うダスクとして)新しいアマリリスをプロデュースしてねというメッセージとも受け取れる
荒野を拓いて街を作り、斃れても新たな自らとして次の荒野に立ち向かえということだな

……「ASの呪縛」が切れても「アイマスの呪縛」は強くなる一方なのでは？ボブは訝しんだ

ガバガバ理論かと思ったらちゃんと資料当たったりしててどちらかというと笑いが出る
そして同時にPたる自分は一にして全だから、ASでは春香担当としてファイナルデイと心中しつつミリオンではエミリー担当として抹茶啜っててもいいわけだ
今後、765オールスターズというブランドが終りを迎えても、ミリオンで、あるいはシンデレラやシャニやサイドMで、(ここで言うダスクとして)新しいアマリリスをプロデュースしてねというメッセージとも受け取れる
荒野を拓いて街を作り、斃れても新たな自らとして次の荒野に立ち向かえということだな

……「ASの呪縛」が切れても「アイマスの呪縛」は強くなる一方なのでは？ボブは訝しんだ

>>46
すげーちゃんと読んでくれてるやんけ、ありがとう
うーんとね、天海春香だろうが、ASだろうが、ミリだろうがデレだろうがアイドルマスターだろうが、いつか終わってしまうものだけど、その時にに自分を責めるなってことだよ。アイマスが終わっちゃったならその分うまぴょいしてこいってこと。あんま引きずるなよ、切り替えていけっていうメッセージやで
でも引きずる生き方を否定もしてないのよ。バスターブレイドはベルベットを斬ってないから。ファイナルデイもベルベットを否定することはないんだよ。1番にはなれないけど。
いつか来るファイナルデイに、お前が1番辛くない選択をしろっていうことではないでしょーか。ここからは言ってること同じだけど、ダスクとしてアマリリスを育てるもよし、バスターブレイドとしてみとってやるもよし、ベルベットとして一生外から愛しつづけるもよし、ってことじゃの

>>47
なるほど、範囲をアイマスに限定する必要すらないわけだ
好きなものが終わって、消えてしまっても、悲しみに沈まないで新しい「好き」を見つけてほしいってことか
ただ、悲しみで共に沈んでしまうのも終わったものの幻影を追い続けるのも生き方として例示して、否定せずに「そういう奴らもいる」としているんだな
うん、いい物語だな

>>47
Trust meのコミュで南条と志希が話してた内容に近いと思った

22だが、どうにも浅薄な捉え方をしすぎていたようだ
申し訳ない

界隈に対して前向きな捉え方ができず、古い人間としてのパージや、公式による悪意を見出したいのは私自身であったということだな……

>>48
俺よりまとめるの上手いのやめろ！ｗ
>>49
それマジ？にわかさらしたかも知れんわ
>>50
この怪文書をまともに読んでくれたってだけで俺はうれしいからええんやで、それに怒るのも愛の証拠ってやつよ


このスレがちょっとでも面白いと思った人は、ぜひぜひWorldChangerのフルを聴いてきて欲しいですね、印象代わるんじゃないかと思います。

SSRのコミュを見るにベルベットの性別は恐らく女性なんだべなあ（「姉妹」という台詞）

>>52
俺がスルーした細かい所を・・・！こいつデキる・・・！
ベルベットがバスターブレイドに勝てない理由の＋＠で、デュンヌということでもあるのかもね、なんにしても役割が男、というかヒロイック的なポジションということにはかわんない。武器を持っている、っていうのがミソになるけど、そこまで広げると鍛冶屋のアビスのことも書かなきゃいけないし、しかも本筋にほとんど関係ないんよ、めんどくさかったんよ

というわけで目をつぶっておくれ

>>51
何かを記述するよりそれを要約するほうが普通は簡単だから胸を張っていいんだよ
胸張って顔上げろ(豹変)


ここで一つ懺悔するんだけど、千早PなんでWorld Changerイベそこそこ走ったしCDも買ったんだけどドラマパートまだ聴いてないんだよね、曲は聞いた
ちなみに同じく走ったし買ったMelty Fantasiaも聴いてなかったりする

全部読んではいないから的外れなことを言っていたら申し訳ないんだけど、結論ありきで過程をくみ上げると考察より妄想寄りになると思うから気を付けた方がいいかも。
陰謀論に囚われた人もそうなんだけど、まず結論を据えるとその結論にとって都合の良い考察の材料しか見えなくなりやすいんだよ。結論を成立させるための状況証拠を探すことに終始するから、結論を否定する反例を探す意識がそもそもない。占いとかでもふんわりしたことを言えば聞いた人は勝手に解釈して当たってるって思いこむような感じで、どういった事象でも捻った解釈をすれば割となんにでも当てはまるメタファーにも出来るから、やってる本人はそれに気づき辛いってのもある。横から割り込んで何様みたいなことを言ってしまってすみません。でもそういう風に一時創作の想像の余地を自分なりに埋めるのって楽しいよね！俺もそういうの好きだぞ！