貴音「この素敵なチーターの姿」

P「チーターじゃなくてヒョウ」

貴音「トラ」

P「トラは全然模様が違うし。貴音、実は分かってて言ってるだろ！」

貴音「……ふふっ。如何にも。この衣装がヒョウという動物をイメージしたものであることは分かっております。育に教えていただきました」

P「そうだったのか。違いが分かるなんて育は凄いなぁ」

貴音「しかし、このような装いになるとは思いもよらず。てっきりキグルミが用意されるものかと思っておりました」

P「キグルミだと貴音がすっぽり隠れちゃうからな……アイドル的にはあんまり良くないんだよ」

貴音「なんと。であれば仕方ありません。キグルミは次の機会にいたしましょう」

P「諦めてないのかキグルミ……でもその衣装もしっかり着こなしてるじゃないか。流石は貴音、よく似合っているよ」

貴音「ありがとうございます。しかし、折角あなた様からいただいた衣装を着こなすだけではまだ足りないと言えます」

P「……ほう。聞こうか」

貴音「ええ。このヒョウなる動物は肉食だと耳にしました。そして狩りを行うはんたーとも」

P「確かにその通りだ。……貴音、そっちはドアだぞ」

貴音「お腹が空いてきましたね」

P「は？」

貴音「この装いだと普段より沢山いただけそうです」

P「一体何の話だ貴音？これから撮影だぞ。どこかに行くつもりなのか？」

貴音「ヒョウらしく、狩りに行って参ります。本日は豚骨ラーメンの気分ですね。では──」

P「待て待て待て貴音！？撮影だって伝えたよなぁ！？今からはダメだって！終わってからにしよう貴音！！タカネェェェェ！！」