24日　13:00　事務所

P「俺が思うにカップリングですよ」

小鳥「はるちはとか、みきつばとかの？」

P「そうそう。クリスはクリス」

小鳥「雪音ですか？牧瀬ですか？」

P「マッケンジーですよ、クリスマスですし。いや、クリスマス知らないですけど」

小鳥「それじゃあ、クリスチーナじゃないですか。じゃあ、ますは？」

P「ます？ます…ますぅ……………」

小鳥「ちゃんと考えてから言って下さいよ」

P「まって下さい…ますぅううう…」

P「あ！」

P「桝太一！」＞ピンポーン

P「正解のベルと思ったらインターホンのか」

小鳥「雪歩ちゃんのバースデーパーティー兼クリスマスパーティー用の食材の配達ですね。はーい！」

配達員「お届けです！ここにハンコか、なければサインを…」

小鳥「ジュースにシャンパン、ポテトとサラダとピザと、そしてチキンは無くてシャケ…あれ？うちシャケなんて頼んでませんよ」

配達員「知らないんですか!?」

P「何をです？」

配達員「テレビつけて下さいよ」

小鳥「え？ええ」ﾋﾟｯ

鮭の怪人『クリスマスにはシャケを食え！クリスマスにチキンを食べようとするやつには徹底的に妨害してやる！』

小鳥「何です、これ？」

配達員「見たまんまです。配達途中でこの化け物にチキンを奪われて、代わりにシャケを貰ったんです」

小鳥「そ、それは災難で…」

配達員「ですから、私どもとしてはシャケを配達するしかないのです。ハンコか、なければサインを」

小鳥「あ、ハイ」ﾎﾟﾝ

配達員「さあ！これで縁が出来…」ﾊﾞﾀﾝ

P「切り身と刺身に、それにいくらもある。用意周到だな」

小鳥「天災だと思うしかありませんね」

P「ビル壊されるよりかはマシですけどね。…ハァ、チキン…」

小鳥「ま、まぁ、切り身はともかく刺身もありますから私がクリスマスらしい料理にしますよ！」

P「さっすが！独り身が長いだけありますね！」

小鳥「一言余計じゃ！」

P「ﾋｯ！…………で、シャケは扱ったことがあるんですか？」

小鳥「ないですよ。でも、大丈夫です！クックパッドがありますので！」

P「クックパッド最高！」

春香真雪歩「おつかれさまでーす」

P「おお、はるまこゆき。お疲れ。…ああ、雪歩、悪いんだがお前の誕生日会にチキンは…」

雪歩「えっ？ああ、知ってますよ」

真「ちょうど、その話をしてたんですよ！」

春香「チキンの代わりにシャケが来るんですよね！」

小鳥「もう来てるわよ」

春香真雪歩「おお！」

真「じゃあ！親子丼にしましょうよ！」

P「親子丼？シャケといくらをのせるのか？」

春香「そうです、そうです！そしてご飯を炊け混みに…」

真「何言ってんだよ！白米に決まってるじゃないか！」

春香「炊き込み！」

真「白米！」

春香真「む～！！」

雪歩「二人とも喧嘩は…」

春香真「「雪歩は黙ってて！！」」

雪歩「誕生日なのに！」

P「おいおい、炊飯器は貴音のせいで複数あるし、両方作ればいいだろ」

春香「あっ、そっか！」

真「それもそうですね」

雪歩「ううぅ～、ひどいぃ～」

小鳥「春香ちゃんのはいわゆるはらこ飯ってやつかしら…シャケの煮汁で炊く…なんか難しそう…」

P「ここはひとりカンペキに料理できるやつが欲しいな…」

やよい「うっうー！お疲れ様でーす！」ｶﾞﾁｬ
亜美「おつかれさまです、亜美です」
真美「おつかれさまです、真美です」
響「はいさい！お…

P「やよい！」

P「あ～、もうやよいは可愛いなぁ。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

やよい「うれしいです！」

P「シャケの話しってる？」

やよい「チキンの代わりにシャケを食え！って話ですよね」

P「うんうん、そうそう。そのシャケをやよいに料理して貰いたいんだ、頼めるか？」

やよい「はい！私で良ければ頑張りますよ！」

P「おお～！そうかそうか。やよいの料理楽しみにしてるからな。じゃあ景気付けのいつものやっとくか！」

やよい「はい！チキンの代わりのシャケのハイタッチ…」

Pやよい「「イェイ！！」」

P「あ～あ、やよいがいて良かった！料理できるの後、あずささんぐらいだけどどうせ来るの最後だし」

響「あのさ、自分も料理得意なんだけど」

P「あれ？いたんだ」

響「いたんだ。って失礼だな！やよいたちと一緒に入って来ただろ！」

P「ごめん、やよいと自称亜美真美しか見えて無かった」

響「酷すぎるぞ！前振りだって自分を指してたじゃないか！」

P「やよいだって可愛いし癒されるし元気だからカンペキだぞ」

響「うんん、やよいもカンペキだけど…自分だってちゃんとできるからちゃんと見ててよね！」

P「おうおう、頑張れよ」ﾋﾗﾋﾗ

P「シャケは響とやよいと小鳥さんに任せて、俺達は会場の準備でもするか」

亜美「頑張りますよ。亜美です」
真美「働きますよ。真美です」

P「自己主張しても大人しくしてても、別にプレゼントあげるとか特にないから普通にしていいぞ」

亜美「そんなこと言わないで下さい。亜美です」
真美「私達はありますよ。真美です」

P「まじで！プレゼント!?」

亜美「これです」真美「どうぞ」

P「どれどれ…………」ﾊﾟｶｯ

P「使った後の歯ブラシと古新聞…」

P「おまえらの今年のサンタからのプレゼントか…」

亜美「今年もやよいっちが引き取ってくれるかなって思って」

P「もういいのか？」

真美「別に何も貰えないし…」

P「そうか………去年みたく掃除とかに使ってくれそうだしな……俺も持ってきたよ、これ」ﾑﾜｰﾝ

亜美「こんな臭い靴なんて掃除で使えないよ」

P「あ～あ、昔のサンタはだるま落としとかでんでん太鼓とか小鳥さん世代のおもちゃをくれたのに…」

小鳥「私の世代でもファミコンくらいあります！」

P「えっ？」

小鳥「い、いやですね…私の世代はDSとかPSPとかですよ」

P「いや、わかりやすい嘘つくの止めて下さい。それは俺の世代です」

春香「私達の世代ですよ」

真雪歩「えっ？」

亜美「亜美達はゲームボーイアドバンスの世代だけどね」

真美「んだんだ。ガキ共はさがっとれ」

小鳥「じゃあ、私は戻りますね」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

P「高槻家のところにはまともなものが毎年届いているらしいからいいけどさ。サンタも配達地区があるのかな？」

春香「単純にプロデューサーさんと亜美真美が悪い子なだけじゃないんですか？」

P「おう、言ったな、春香。おまえらはどうなんだよ？」

春香「何言ってるんですか。もうサンタさんからプレゼント貰う年じゃありませんよ!」

真「そうですよ！」雪歩「うんうん！」

P「それは俺が子供だって言いたいのか！」

春香「だって、実際子供だし」真雪歩「うんうん！」

P「おーまーえーらー………！」

千早「おつかれさまです」
伊織「はーい、みんな！いおりちゃんのご帰還よ？」
律子「おつかれさまです！あら、みんなもういるわね。あずささん以外」

伊織「美希と貴音もいないじゃない」

美希「でこちゃん、ミキいるの…ZZZ」

P「おう、俺の肘おきになってる」

千早「頭に肘載せられていても寝ていられるのね」

P「貴音は　Magic day……!?いない」

律子「yeah bye com'on！　今日はシャケの怪人が暴れてるらしいじゃないですか。襲われたら…」

P「今回はチキンを奪うこととシャケを食べさせる以外は無害らしいから大丈夫だろ。あずささんも迷ってるだけだろうし…」

律子「じゃあ、大丈夫ですかね…よし！さあ、みんな！準備頑張るわよ！」

おー！！！

24日　18:56　事務所
あずさ「すみません、遅れましたぁ！」ｶﾞﾁｬ

P「大丈夫ですよ。19時開催なのでセーフです」

あずさ「よかったわぁ。やっぱり私が最後？」

P「いえ、貴音が…」

貴音「おつかれさまです」ｶﾞﾁｬ

P「遅い。遅刻だぞ」

貴音「なんと！まだ7時前ではありませんか」

P「いや、あずささんより遅い奴は皆遅刻。社則にも書いてあるだろ」

あずさ「あらあら…」

貴音「そうでした…ですが、聞いて下さい。これには、寸胴鍋の底より深い訳が…」

律子「呼びました？」

P「呼んでない………よし、言ってみろ」

貴音「はい。実は…」

ほわわわぁん
～～～～～～～～～
静香「うどんよ」翼「そぉ～ばー」貴音「いえ、ラー　P「もういい、だいたい分かった」

貴音「まだ回想をしている途中ではありませんか！」

P「うどん派とそば派の紛争に貴音がラーメン介入。最終的に皆でそれぞれの麺を作ってみんな違ってみんないいという金子みすゞオチになったわけだな」

貴音「さすが、プロデューサー。お見事です」

P「遅刻したんだし、罰がいるよな」

P「じゃあ、今日の誕生日会は喋られるの英語だけな。破ったらおまえの秘蔵のカップラーメンが一つずつ減ってくから」

貴音「あなた様、いけ……」

P「はい、よーいスタート」

貴音「！…プロデューサー、バッドコミュニケーション…」

P「はいはい…じゃあ、始めるか」

あずさ「あの社長は…」

P「なんか電話きたから始めてていいそうですよ」

あずさ「あっ、そうなんですね～」

P「では雪歩…誕生日おめでとう～！」

おめでとう！！！

雪歩「ありがとうございますぅ！」

小鳥「じゃあ、今回のメイン料理を紹介するわね」

小鳥「シャケの刺身にいくら、春香ちゃん希望のはらこ飯、勿論普通の白米もあるわ」

真「やりぃ～！」

春香「ありがとうございます！」

小鳥「そして、焼き鮭、シャケチャーハン、氷頭なますよ」

P「なんですか、このラインナップ。クックパッドから探したんですか」

小鳥「いえ、急に探すのが面倒くさくなったのと、テレビの中継でシャケの怪人が紹介してた料理が美味しそうだったので…」

P「そうですか…じゃあ、いただきまーす」

いただきまーす！！！

貴音「真、び…」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

P「……」ｷﾞﾛ

貴音「！び……びー！びーカップ！」(真の胸を指しながら)

真「どういう意味だよ！それ！」

P「うむ、良かろう、人名は固有名詞だからな」

真「そういう意味じゃないですよ！」

あずさ「あらあら…そういえばシャケの怪人はどうなったのですか？」

響「それなら、テレビでやってるぞ」ﾋﾟｯ

桝太一『本日未明から都内からチキンを消し、シャケの啓蒙を続けた怪物サモーン・シャケキスタンチンは、九時五十分頃、国際警察パトレンジャーに倒されました。』

あずさ「倒されたんですね～。よかったわ～」

桝太一『我々からチキンを奪う悪辣非道ぷりを見せたサモーンはシャケ料理でパトレンジャーを翻弄…』

桝太一『…しかし、《クリスマスには、チキンでしょうが！！》の叫びとともに、一転劣勢、撃破され巨大戦も負けました』

P「まあ、そうだよな～やっぱりチキンだよな～」

あずさ「ですよね～」響「だなー」

伊織「あら？フランスだと別に珍しいことでもないのよ」

P「へー、さすがセレブ」

春香「私は思ったより美味しいから、来年もシャケでいいかも。なんて」

やよい「私はチキンより安いなら、シャケがいいです！」

伊織「ふふっ。そうね」

美希「ミキも毎日シャケおにぎり食べるのー！」

桝太一『僕はサバおにぎりやさわらにしますよ』

伊織「あんたの意見は聞いてないわよ！」ﾍﾟｼｯ!

社長「おお～水瀬君。君に話がある」ｶﾞﾁｬ

P「もういいんですね、社長」

社長「うむ。それで伊織君にいい話が来てね」

伊織「何かしら？社長」

社長「君が音声を担当した国際警察の事務用ロボットの活躍にあちらの方々も満足していてね。君に表彰状を送りたいから、後日、イベントに来て欲しいそうだ」

伊織「ほんと？それは嬉しいわ！」

P「やったな！伊織！」

伊織「ええ！…じゃあ…これは私からあんたへのクリスマスプレゼントね…」

P「伊織、ありがとう。最高に嬉しいよ」

伊織「にひひ！……私、プロデューサーのおかげで…」

P「ところで社長、賞金はいくらです？」

社長「あるわけないだろ、君ぃ」

P「じゃあいらね」

伊織「ﾊｧｰ!?ムキーッ！そんなの！……そんなの…酷いじゃない……あんたに……ぐすっ！」

P「え？あ……」

亜美「あー！いおりん泣かした！」真美「にぃちゃん、いっけないんだー！」

亜美真美「なーかした、なーかした！りっちゃんに言ったろ！」

律子「プロデューサー殿…」

P「ごめんごめん！伊織！超嬉しいし、超もらうから！な！ほら！」

伊織「ﾋｯｸ！」

ここからエンド分岐って程じゃないけどオチがまとまらないので、3つのオチをのせることにしました。適当に読んで下さい。

P「泣くなよ伊織！ほら！高ーい高ーい」ﾋｮｲ

伊織「な、泣いてなんかないわよ！キャ！」

律子「ちょっと！天井にあたったらどうするんですか！」

P「律子は心配障だな～」ﾋｮｲ

小鳥「ん？心配？」

すると突然、なぜか飛んできたキツツキが激突。Pの頭は破裂してしまう。

完

>>38の後

春香「あー…プレゼントの話が出たことだし、雪歩へのプレゼントを今渡そうか…」

雪歩「えっ？こんな空気で貰うの…」

春香「じゃ、じゃあ、私から！はい！」



(女の子から女の子へのプレゼントって化粧品とかのもののイメージがあってよく分かんないし、この話をたためられなかったので、ここで人生もこのssも終了です。本ssでは、皮肉、不平、不満、罵詈雑言などを募集しています。投稿はこのスレッドか、あるいは天井スレにて「天井しないから、管理人ちゃの最近のガチャブログはつまらん」など、どんどんお送りください。次回の投稿は次のss祭、もしくは前ss祭の遅刻です。では、今回のssはここまで。担当は、shsのおかげで響との新婚を夢想する〉〉1でした。それでは、今回のお別れの一言。絶望ネーム『来年、未婚で三十路』さんからのリクエストで「あ…ありのまま今起こったことを話すぜ…!?シャケパーティーの翌日、腹が痛いと思ったら食中毒だった」　このssはフィクションであり、登場する人物、団体、組織名、シャケの生食は架空のものです)

(P以外が雪歩にプレゼントを渡し終えた後)

P「最後に俺か…俺からは髪ゴムをあげるよ」

雪歩「髪ゴムですか…」

P「その…いつぞやの水着の撮影でお下げみたいにしてるときがあったろ。ああいうのまた見たいからさ」

雪歩「ふふっ、はい。ありがとうございます！」

春香「良かったね、雪歩」

真「ボクもお下げにしたら可愛いかな」

P「はるまこゆきとかあずささんとか、短めの女の子がお下げにしてると可愛いんだよねー」

小鳥「さっすが、プロデューサーさん！分かってますね！結婚しましょう！」

P「そうですね、結婚しましょう」

小鳥「ﾋﾟｯ、ピヨーーーー！」

小鳥(苦節にじゅうき『ピヨピヨ』年、ついにこの時が～！　これで、おじいさんやおばあさんにひ孫の顔が見たいなんて言われることも…)

P「雪歩、これをうけとってくれ」

小鳥「えっ…」雪歩「えっ！」

雪歩「これは指輪…！」

P「3ヶ月分だ。貰ってくれるか？」

雪歩「は、はい！」

わー、おめでとう//

小鳥「…許すまじ。妄想全開!!」ﾆｼﾞｭｳｻﾝﾜｰ!!

～～～～～～～～～～～
劇団員「休憩時間は十五分です」

(演技指導をされている雪歩を見る小鳥)

P「なんだ元気ないな。陣中見舞いにきたぞ」

P「舞台どうだ？楽しいか？」

小鳥「はい、楽しいです。勉強になること一杯あるし…」

P「昨日事務所に来てくれたんだって？俺に話があるのか？」

小鳥「あの…」

P「ん？」

小鳥「私…」

雪歩「プロデューサー！来てくれたんですか！」

P「あー雪歩」

雪歩「私、頑張っているですよ、ねえ小鳥さん」

小鳥「う、うん」

P「そ、そうか…先生のお説教は済んだのか？」

雪歩「お、お説教じゃないですぅ」

P「ゴメンゴメン。そうだ、シャケ食べたか？」

雪歩「え？シャケですか？お茶にピッタリですぅ！」

P「お茶に合えば何にでも良いのかよ…」

P「で、話ってなんだ？小鳥」

小鳥「いえ、なんでもありません。いいんです」

P「いいっておまえ…」

小鳥「いいんです。本当に…うわあ！」

P「小鳥…！」

小鳥「なんちゃって」

P「う、うわああああああ!!!」

ドッカーーーーーーン!!

小鳥「赤羽根ではない貴様にはこの攻撃は耐えられん…！」

春香「攻撃じゃないんですけど」

おわれ

これで本当に本ssはおしまいです。
本ssはスーパー戦隊シリーズから
怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(42作目)
機界戦隊ゼンカイジャー(45作目)
暴太郎戦隊ドンブラザーズ(46作目)
から中心にパロディしました。(間のリュウソウ、キラメイは見てない)
ネタを知らない人でも読めるようにしたいですけど難しいですね。

乙です！
クリスマスといわず、シャケ怪人には高級寿司屋で
サーモンが提供されるように頑張ってほしい