平昌五輪で一躍人気を集める「カー女」ことカーリング女子日本代表。
日本中から彼女たちに熱い視線が送られる中、ここ765プロもその例に漏れないようだ。日英戦となった三位決定戦を食い入るように見つめているのは田中琴葉だ。
「恥ずかしながらこのオリンピックまでカーリングという競技をちゃんと見たことがなかったんですけど、知力と技術のぶつかり合いが、とっても面白いです」と少し頬を紅潮させ語る田中。すっかりカーリングの魅力に夢中のようだ。

日本リードで迎えた第10エンド。英国選手のミスショットで日本の銅メダルが決まった。抱き合う選手達を見て、思わずもらい泣きしてしまう田中。
「やっぱり皆で一つの事に一生懸命になっている姿を見ると……自分もアイドル頑張らなくちゃって思いますね」
選手たちの姿に事務所の仲間の絆を重ね合わせたようだ。涙を湛えた顔は、それでも晴れ晴れと笑っていた。

隣で観戦していたエミリー・スチュアート女史（英国出身）は「入賞を果たせなかったのは残念ですが、良い試合でした。次回の五輪では日本と英国の代表が表彰台で肩を並べられることを願っています。」と、あくまで前を向いた。