【ゲームブック】悪魔城アレクサンドラ
1 : プロデューサーちゃん   2024/01/14 23:25:06 ID:cnpyulSkgI
※安価がズレてしまうので完結宣言までレスはご遠慮ください。
1.
100年に一度蘇る最強の吸血鬼、ノエルの居城悪魔城と恐れられる彼女の城にヴァンパイアハンタ―、アレクサンドラが挑戦する…!
原作:MILLION THE@TER GENERATION 05 夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-より『昏き星、遠い月』

ルール説明(用意する物:HPやフラグを記録できるメモ)
・アレクサンドラは最初にHP3を持ってスタートします。
・文章を読み進んでいき、一番下にある選択肢を選び、選んだ選択に従って次のセンテンスに移動します。
 (安価で移動できない場合はページ内検索かスクロールで探してください)
・ゲームを進行するとHPの増減やフラグを獲得する事があります、その場合はメモに記録してから進んでください。
・ゲームを中断する場合はHPとフラグの取得状況を記録しておき、再会時は>>15からスタートしてください。

さあ、アレクサンドラと共にノエルの討伐に向かいましょう!
>>2へ進む
2 : 番長さん   2024/01/14 23:25:41 ID:cnpyulSkgI
2.
100年に一度、血のように赤い満月の夜にその城が現れる、最強の吸血鬼、ノエルが君臨する「悪魔城」が……

「悪魔城か……くだらない。」
無駄に仰々しい門を前に私、アレクサンドラは吐き捨てるように呟く。

「ノエル……お前は私の妹だ、最強のヴァンパイアなどではない……」
脳裏に浮かぶのは以前にノエルを滅ぼした時の光景。
壮絶な戦いの末、自らの剣でノエルを両断した時に彼女は確かに嗤っていた。
「また遊びましょう、お姉さま」とつぶやいて……

「ノエルよ、今度こそお前を滅ぼして見せよう……」
私は決意を込めて呟き、城の中に入って行った……

>>15へ進む
3 : do変態   2024/01/14 23:26:15 ID:cnpyulSkgI
3.
これ以上は耐え切れない…!
そう判断して一か八かの突撃を仕掛けた私であったが、その判断をするのはあまりにも遅すぎたようだ……
空間全てを埋め尽くす小さな鎌に私の動きは制限され、すぐに前にも後ろにも進めなくなってしまう。

「ざ、残念……でした!」
その隙を見逃す死神ではなく、彼女の大鎌は私を貫き、一撃で魂を刈り取ったのであった。

「い、今のでちょうど小鎌は品切れだったんですけどね……」
あなたの敗因は最後まで耐えられなかった事。
薄れゆく意識の中、死神の種明かしが空しく耳朶を打つのであった……

・3ダメージを受けてHPが0になった、>>14へ進め
4 : ミスター・不純物   2024/01/14 23:28:25 ID:cnpyulSkgI
4.
私はクリス、私と交友を持つ中で唯一他人を吸血鬼にできる高位の存在に交渉を持ちかける。
事実彼の隣に立つ男装した少女、エドガーはクリスによって吸血鬼になった存在であるはずだ。

「ヴァンパイアハンターのあなたが吸血鬼になりたい、ですか……」
「ああ、代償として私の血を全て捧げよう。」
「理由を、聞かせてもらいますか~?欲に狂った訳でもなさそうですが……」
クリスは私の目を見据えて問いかけてくる。

「私は、一年前に吸血鬼となったノエルをこの手で滅ぼした……しかし、ノエルは必ず蘇る、手ごたえで分かるんだ……」
「つまり、その時を待つために吸血鬼になりたいというわけですか~。」
「ああ、ノエルの復活が10年後であれば私は再び滅ぼしてみせよう……しかし、復活が20年後であれば勝てないかもしれない、30年後であれば恐らく勝てない、そして50年後であれば戦いに向かう事さえできないだろう……人は老いて死ぬからだ。」
>>39
5 : レジェンド変態   2024/01/14 23:28:52 ID:cnpyulSkgI

5.
私は僅かに聖なる力を感じた扉に向かう事にした。
そこにあるのが人であっても物であってもノエルと戦うときの助けになるかも知れないからだ。

「鍵は……かかっていないな」
重厚な作りの扉は予想に反して軽い力で開き、部屋の景色が見えて来る。
中にあった物はは宝石、装身具、宝剣、美術品……審美眼を養ってこなかった私でも一級品だと分かる宝物が飾られていた。
つまりここは宝物庫なのだろう。
私は宝物の数々を眺めながら奥へと進んで行った…

>>65
・フラグAを所持している場合はもうここに用はない、>>15へ戻る。
6 : 兄(C)   2024/01/14 23:29:34 ID:cnpyulSkgI
6.
「ユリコよ、退魔の鞭に選ばれたお前がベルモンド一族の新たな当主だ。故に、かの地に現れた悪魔城を滅ぼすまで帰ってくるんじゃないぞ……」

ユリコは無茶ぶりをしてきた当主……正確に言えば前当主である祖父の事を思い出して憤る。
ユリコの生家、ベルモンド家は代々退魔の鞭を継承する一族であり、かつては強大なヴァンパイアを単騎で滅ぼしていたと言う。
……それも数百年前の話であり、ここ百年ほどは誰もロクな鍛錬もせず、国を口先で騙して支援金を啜って生きる、もし私が祖先であれば呪い殺しそうな下賤の一族に成り下がっていたのだが。

「そもそも、私に前衛をさせようなんて言うのが間違っているんですよ……」
ユリコはただ遊び呆ける現在の一族の中では珍しく祖先の紡いだ技術に興味を持ち、歴代の継承者が使う魔術のいくつかを体得するに至った強力な魔法使いである。
しかし、一族の中で唯一まともな戦力を持つと言う理由で退魔の鞭に選ばれてしまうとは。
突然伝説の悪魔城が現れたからユリコ一人で滅ぼしてこいなんて、こんな貧乏くじを引くなら魔法の研究なんてするんじゃなかったと後悔しているユリコなのだが……

「はぁ、誰か強力な前衛が来て支援だけしたいなぁ、そうすれば帰ってまた魔法の研究に戻れるのに……」
と、ユリコはユリコで大概な思考をして悪魔城に足を踏み入れるのであった……
7 : do変態   2024/01/14 23:30:01 ID:cnpyulSkgI
7.
戦闘態勢に入った死神は、両手に構えた大鎌を振りかざすとその場で勢いよく振り下ろす。
当然私に届くはずもなく空振りするのだが、大鎌が切り裂いた空間から無数の小さな鎌が飛び出し、
持ち手のいないまま死神の周りをゆっくりと回転していく。
死神の周囲に浮く鎌の動きは不規則で攻撃的な意思を感じないが、その意思無き動きが逆に回避を難しくしている。
恐らくは小鎌に翻弄され、動きが取れなくなったところを大鎌で仕留める、そういう意図なのだろう。

「ち、小さな鎌はただの物理攻撃ですが、私が両手で持つ鎌は一撃で魂を奪うので注意してくださいね……」
私の推測を追認するように死神はタネを明かし、大鎌を振るいながら空間を切り裂き小鎌を召喚して行く。
今すぐ死神に突撃すれば僅かなダメージで死神を打倒できるだろうが……

・待っても状況は悪くなるだけだ、ダメージ覚悟で仕掛ける!:>>27
・無限に鎌を召喚できる訳ではあるまい、様子を見よう:>>70
8 : 彦デューサー   2024/01/14 23:30:34 ID:cnpyulSkgI
8.
私は焼かれた右腕を無理やり動かしてノエルに斬りかかり、一瞬動きの止まったノエルを蹴り飛ばして強引に距離をとる。

「確かに強くなったようだが、強いと分かっていれば対処のしようもある……!」
私は右腕に意識を集中させて再生させながら、左手でサブウエポンを取り出して十字架を投げつける。
魔を断つ十字架は火球を断ちながら私の手元に戻り、手首のスナップだけで再び投げる事でまた火球を断っていく。
こうして次々火球を無効化していけばノエルの攻撃手段は激減する。
こうすれば再び近距離戦に持ち込まれても手数は互角、そうすれば技術で勝る私の方が有利に戦える……!

>>19
9 : せんせぇ   2024/01/14 23:32:01 ID:cnpyulSkgI
9.
「いいえ、もうお姉さまが戦う必要は無いんですよ。」
「ノエル……?」
そう言うとノエルは起き上がり、私の髪を撫でてくる。
「綺麗な御髪がこんなに荒れてしまって、これまでどれだけの無理をされて来たのか……」
私の髪に手を通すノエルの指は結構な頻度で引っ掛かり、私の髪が相当に荒れている事を証明する。
果たして最後に本格的な髪の手入れをしたのはいつだったか……
「そのお肌も、どれだけの傷が刻まれているのでしょうか……さぁ、目を閉じてくださいお姉さま、私はもうお姉さまを守れるだけの力を持っていますから」
「ノエ、ル……お前は……」
そうだ、ノエルは遥か昔に眠りから覚め、最強の吸血鬼として人型の災厄に成り果てていたではないか、薄れゆく意識の中、ノエルの姿をした何者かの目は最後まで慈しむ目をしていたのであった……

>>16
・フラグAを所持している場合は>>35
10 : 仕掛け人さま   2024/01/14 23:33:07 ID:cnpyulSkgI

10.
「時にユリコ、君は鞭術よりも魔法の方が得意じゃないのか?」
「あ、わかりますか?魔法使いとしては歴代の継承者の中でも上位に入るってお墨付きを貰っているんですよ!」
「ふふっ、嬉しそうだな……」
魔法の腕を褒められて上機嫌のユリコに使える魔法を聞いてみると中々凄まじく肉体回復、身体能力強化、浄化の結界、退魔の障壁、瞬間移動と直接相手を攻撃する呪文以外は大概使用可能であり、私の知る全ての魔法使いでも5本の指に数えられる使い手だろう。
彼女が同行してくれたならばこの先の道中が随分と楽になるだろうが…そもそも彼女に命を賭けた実戦経験そのものが無いのがネックになる。
雑魚であればともかく、ノエルとの闘いでは私が同行者をかばう余裕はとてもあるまい。
自分の身を自分で守れるとはとても言えないユリコをそのような修羅場へ連れて行って良い物か……
「ユリコ、私はかつてノエルを一人で討伐した事がある……そういう意味では今お前が討伐から降りても支障はないんだ。その上で、もし降りずに戦いたいと言うのであれば……」

・その多彩な魔法の力を貸してほしい:>>80
・その退魔の鞭の力を貸してほしい:>>25
11 : プロヴァンスの風   2024/01/14 23:33:56 ID:cnpyulSkgI
11.
今ならトドメを刺せるが、ただトドメを刺してもまた復活されてしまうだけだろう。
ここから完全に滅ぼす方法は何か……そう逡巡していると剣を引き抜いたノエルが目の前まで迫っていた。

「戦闘中に動きを止めて考え事なんて、随分と余裕ですね……っ!」
爪を伸ばす余力も内容で両肩を掴んで来たノエルは、そのまま私の首筋に牙を突き立て、
そのまま私の血を吸いつくして来たのであった……

>>16
・フラグCを所持している場合:>>82
12 :   2024/01/14 23:34:57 ID:cnpyulSkgI
12.
豊満な肉体を適当に巻かれた包帯で雑に隠しているマミーは完全に起き上がると目を開き、その両手から包帯を伸ばして血が流れる溝に包帯の端を漬ける。
その直後、根が水を吸うように包帯が血を吸い取り、何十ℓもの血が瞬く間にマミーの肉体に流れて行く。
あの包帯に掴まれたら私の血も一瞬で吸いつくされてしまうだろうな……
「悪いが寝起きで動きが鈍い内に斬らせてもらうぞ!」
私もだた眺めていた訳ではない、マミーが血を吸い始めた瞬間には駆け出し、両断するべく斬りかかったが……私の剣は何重にも重ねられた包帯に受け止められ、ただの包帯を斬る事が出来ずに動きを止めてしまう。

「マミーの豊満な肉体を包むのは私特製の包帯です、物理攻撃で斬るのはほぼ不可能ですよ……自慢です。」

私は剣を絡めとろうとする包帯を嫌って大きく後ろに飛びのき、フランケンの自慢を聞き流す。
奴の自慢は言葉通り……いや、言葉半分であっても剣一本で戦うのは無謀だろう、私は懐に手を伸ばしサブウエポンの在庫を確かめる。
マミーに有効なのは魔を断つブーメランとして使える十字架か、振りかければ魔を焼く聖水か……

・魔を断つ十字架で包帯を斬る:>>44
・魔を焼く聖水で包帯を焼き払う:>>52
13 : プロデューサー様   2024/01/14 23:36:19 ID:cnpyulSkgI
13.
「……わかった、お前を放置しても何ができる訳でもあるまい。」
私は倒さないで欲しいと言うスライムの願いを叶える事に決める。

「ただしここではダメだ、百合子に脱出できない結界を張ってもらうからそこで眠るがいい。」
とはいえ流石に放置するほど甘くはない、移動できないような処置はさせてもらうが……私の案内にユリコとスライムは素直に従い、豪奢な天幕のついたベッドのある寝室まで戻って来る。

「アレクサンドラさん、ここは……」
「床で寝かせるのも風情がないだろう、これくらいの洒落は許してくれ。」
「アレクサンドラ様……感謝いたします。」
スライムはそのままベッドに入るが、彼女が目をつむる前にその頭を撫でてやる、かつてノエルにそうしたように……

「おやすみ、ノエル……」
「おやすみなさい、お姉さま……」
・フラグEを取得して>>57
14 : 監督   2024/01/14 23:36:53 ID:cnpyulSkgI

14.

「ノエル……私は、お前を……」

そこまで呟いて私の意識は闇に沈んで行く……私の戦いはここで終わってしまったのだ。


・諦めないのであれば、取得したフラグはそのまま保持した上でHPを2まで回復させて>>15へ戻れ。
・諦めるのであれば>>16へ進め
15 : Pーさん   2024/01/14 23:37:22 ID:cnpyulSkgI
15.
城に入ると100年前と変わらず、古びていながら手入れの行き届いたエントランスが目に入る。
このまままっすぐ進めばノエルの待ち構える玉座の間へ続くはずだが、周囲を観察するといくつか気になる場所が見つかる。
時計塔に繋がる上り階段にはノエルの物とは違う強大な魔力が漂っており、地下に繋がるであろう下り階段からは濃厚な血の匂いが上って来る。
そして、周囲の扉の一つからは僅かに聖なる気配を感じる……
無視して玉座に直行しても良いだろうが、待ち受けるのが敵であれば挟み撃ちに合う可能性もある。
さて、どうするべきか……

・時計塔へと続く階段へ向かう:>>56
・地下へと続く階段へ向かう:>>28
・聖なる力を感じる扉へ向かう:>>5
・玉座へ向かう:>>40
16 : 彦デューサー   2024/01/14 23:39:16 ID:cnpyulSkgI
16.
「お姉さま……お姉さま、お目覚めですか?」

目を覚ますと最愛の妹、ノエルの顔が見える。
意識を失うまでの締め付けられるような苦痛は消え去り、久方ぶりに爽やかな目覚めを迎える事ができた。
「お姉さま、目覚めに処女の生き血はいかがですか?この城に忍び込んでいたネズミから抜き取った物です。」
「そうか、いただこう……旨いな、生き血とはこれ程素晴らしい味だったのか……」
いかなる美酒でも比較にならない今生で初めて味わう程の美味、吸血鬼とはこれ程の美味を味わえる種族だったのか……

「まさか最後はお前の眷属になるとはな、ノエル様とかしこまった方が良いか?」
「冗談はよしてください……お姉さまはお姉さま、私がこの世で唯一愛する人なんですから……」
最愛の妹と共に永遠を生きる、これ以上の幸せなどどこにあるのだろうか。
私は永い人生の中で初めて得た幸せを確かめながら、極上の血を味わったのであった……
終:ノエルの眷属ED
【TIPS】やり直したいのであればHPを2に変更し、フラグ保持したままで>>15まで戻ろう
17 : おやぶん   2024/01/14 23:39:48 ID:cnpyulSkgI
17.
ノエルが手にした大鎌は大振りながら凄まじい勢いで振るわれ、剣で防いだ私の態勢が崩れかける程の重さで襲い掛かってくる。
長物であれば懐に飛び込めば有利になるのだが、火球をはじめとした牽制によってなかなか懐に入り込めない。こうして何度も剣と鎌で打ち合う内にタイミングがかみ合い、お互いの全力を持って武器を叩きつける瞬間が訪れる……

「むっ、剣が……!」
「あっ、鎌が……!」
お互いの力が拮抗し、2人同時に武器が弾き飛ばされてしまう!
お互いとっさに飛びのいて距離をとり、火球と十字架で牽制をしあう内、お互いの位置が入れ替わって私の足元にノエルの鎌が、ノエルのすぐ後ろに私の剣が置かれた状態になった。
ここで鎌を拾って奇襲をかければノエルの魂を逆に刈り取れる可能性はあるが……私は足元の鎌とノエルの後ろで血まみれになっている自分の剣を交互に見て考える。

・足元の鎌で攻撃だ!:>>26
・ノエルの後ろの剣で攻撃だ!>>48
18 : 我が友   2024/01/14 23:41:23 ID:cnpyulSkgI
18.
「…………!?」
私の攻撃が直撃したマミーは最後まで一言も発することなく炎上し、水気を失った肉体が乾燥したミイラの肌に戻ってからそのまま塵となって原型を留めず消滅した。

「さて、まだ手品の種はあるのか……?」
「少なくとも、アレクサンドラ様を満足させる手品はありませんね……降参です。」
そこまで言うとフランケンは背中に背負った巨大な両腕を地面に落とし、両手を上げて降参のポーズをとる。

「殊勝な心掛けだな……人造人間よ、最後に遺す言葉はあるのか?」
「それでは二つほど……棺の中の少女たちは無理に棺から出すとそのまま死んでしまいます。」
「救出は諦めろという事か……?」
「いえ、正しい手順で機構を停止すれば生きたまま解放できますよ……その作業はさせてください。」
そこまで言うとフランケンは答えを聞かずに壁に向かい、壁についている沢山のつまみやボタンを操作し始めた。
>>22
19 : お兄ちゃん   2024/01/14 23:42:15 ID:cnpyulSkgI
19.
十字架で火球を無力化できた私はそのまま優位に戦闘を続け、致命傷には程遠いもののノエルには多数の刀傷が作られている……

「はぁ……はぁ……」
スタミナが尽きたのか動きを止めたノエルに対し、私はチャンスだと剣を振りかぶり……

「がっ……なっ……!?」
突然私の背中が何かに貫かれてしまう!
ノエルが転移したかとも思ったがノエル自身はまだ目の前で動きを止めており、攻撃の正体がわからない。
とはいえ、心臓を貫かれて薄れゆく意識の中では攻撃の正体を考える意味もないかもしれないが……

・3ダメージを受けて>>14へ行け
・フラグDを所持している場合、HPが0になるがそれでも>>75
20 : 彦デューサー   2024/01/14 23:43:02 ID:cnpyulSkgI
20.
「研究室」、そう銘打たれた扉を開けた私が見た物は蓋の開いた無数の棺と、その中に横たえられたうら若き少女たちであった。
身なりからして身分や出身もバラバラで、中には明らかに100年以上前の様式の服を着た者まで存在したが、美しい容貌だけは共通している少女達はまるで眠っているように棺に横たえられている。
しかし、棺の端に通されたパイプからとめどなく血が流れ、床に掘られた溝に流れている姿を見ると生きてはいまい。
恐らくは血を搾り取って保存しているのだろう、恐らくはノエルが血を飲むために……

「いや、これは……生きているのか?」
黙祷でも捧げようかと棺に寄ってみると、奇妙な事に少女達は胸を上下させて呼吸をしており、その顔色も血を抜かれているとは思えない程に血色が良かった。
しばらく観察し、全身の血が全て流れ出す程の量の血が流れ出しても棺の底に溜まる血は尽きる事が無い、どういう理屈かはわからないが、この少女たちはどれだけ血を流しても死ぬことが無いように細工されているようだ。

「私たちの研究、お気に召しましたか?アレクサンドラ様……」
そのまま観察を続けていると、突如私に声を掛ける者が現れた。
>>37
21 : ぷろでゅーさー   2024/01/14 23:44:42 ID:cnpyulSkgI
21.
「それはそうと、あの少女が吸血鬼ノエル……ですか?」
「いや、違うな……ノエル本人にしては魔力が弱すぎる。」
私とユリコは階段に佇む少女、ノエルの姿をした何者かを睨みつける。
「お姉さま、その人はどなたですか……?」
ノエルの姿をした何者かはいまだにノエルの振りをして私に話しかけてくる。
「ユリコ、お前は下がっていろ……何者だ、答えねば斬る。」
私はノエルの姿をした何者かに剣を突きつけて問う。
催眠香の中で佇んでいた以上こいつの存在自体が罠には違いないが、どういう罠なのかが問題だ。
はたして斬らせる事で発動する罠なのか、斬らせない事で発動する罠なのか……
斬らせる罠だ、放置する!:29へ
斬らせない罠だ、斬る!:67へ
22 : 変態インザカントリー   2024/01/14 23:45:14 ID:cnpyulSkgI
22.
複雑な機器を操作するフランケンに対し、私は疑問に思ったことを聞いてみる
「解放の方法を黙っていればまだ抵抗もできただろうに……命が惜しくはないのか?」
「命は惜しいですが……適当に機構を破壊されて私の研究が無かったことにされる方が怖いですね。」
「なるほど、研究者の矜持……と言ったところか。」
これ以上会話が続く事は無く、しばらくするとフランケンが作業を終了したようだ。
「これで作業は終了です、48時間ほどで全員目を覚まします。」
「丸二日か、流石に目覚めるまで待つ訳には行かないな……」
「この地下室は城からは独立した建造物です、悪魔城が崩壊してもこの地下室は残りますよ。」
随分と都合の良い話だが、研究を残したいというフランケンの意向からすれば妥当なのだろうか。
「これが一つ目で、二つ目は……こちらの強壮剤をどうぞ。」
>>64
23 : Pくん   2024/01/14 23:46:12 ID:cnpyulSkgI
23.
何の呪文を放つつもりかはわからないがこのままでは呪文の完成と大コウモリの攻撃はほぼ同時、たとえ一撃で倒せる呪文を練っていても相打ちになると判断した私は全速力で駆け出して少女と大コウモリの間に割って入る。
「ぐっ……」
「瞬間移動(テレポーテーション)!」
私が身代わりで攻撃を受けたのと、少女が呪文を完成させて姿を消すのは同時であった。
そして、『瞬間移動』の宣言通り消えた少女は私のすぐ側へ再び出現していた……『人の側にしか出現場所を指定できない』といった制約でもあったのだろうか。
「そんな、私をかばって……」
「軽傷だ、気にすることはない、この程度の魔物相手であれば猶更な!」
私に爪を立てた事で逆に動けなくなった大コウモリに対し、私は少女に語り掛けながら剣を抜き、
頭に剣を突き立ててトドメを刺すのであった。
・HPを1減らしてから>>66
・HPが0になった場合は>>14へ行け
24 : お兄ちゃん   2024/01/14 23:46:45 ID:cnpyulSkgI
24.
火球は十字架で無力化、初見殺しの血液操作は近接戦闘で使えないとなると再び勝負は拮抗する。
お互いに決め手がないまま30分近く打ち合っていたが、業を煮やしたのか大きく距離を取ったノエルは空間を切り裂いて何か巨大な物を取り出す……

「それは……鎌か?」
「ええ、冥府で死神と契約して手に入れた、一撃で魂を奪う大鎌ですよ……」
ノエルの身の丈よりも長い大鎌は両手で振るう都合手数は半分以下に減少するが、一撃でも当てれば勝ちであれば賭ける手数を減らしてでも使う価値はある。
少なくともこのまま消耗戦をするよりは勝ち目があると判断したのだろう。

>>17
25 : せんせぇ   2024/01/14 23:48:59 ID:cnpyulSkgI

25.
「ユリコ、時に『瞬間移動』の魔法は目に見えない範囲にも移動できるのか?」
「『瞬間移動』ですか…?目視できない範囲だとこの護符を目印にしないと移動ができなくて……」
「なら、私がその護符を持とう、そして私がノエルと戦う時、『必ず鞭を当てられる状況』で君を呼び出したい。」
「必ず、鞭を、当てられる、状況……」
「ユリコは私に呼び出されたら何も考えずに目の前の吸血鬼を打ち据えて欲しい」
「アレクサンドラさん、あなたは……」
「護符を渡してくれるか?お前を最前線に連れて行くよりも確実にノエルを滅ぼせるはずだ。」
「……わかりました、護符に魔力を込めれば私に伝わるように魔法を重ね掛けしますね。」
ユリコは私の言う『必ず鞭を当てられる状況』がどういう意味なのか察しているようだ。
しかし、これが一番確実な方法なのだ、少なくとも実践経験のないユリコを庇いながらノエルと戦うよりは……

・フラグAを取得して>>46
26 : ボス   2024/01/14 23:49:32 ID:cnpyulSkgI
26.
私は足元の大鎌を拾い、火球を連発するノエルへ突撃を仕掛ける!
自分の武器を奪われたノエルは咄嗟に反応できず、その胸に大鎌が吸い込まれる……
「自分の武器で魂を奪われよ、ノエル!」
「お姉さま、これだけ距離があって、反応さえしない事を疑問に思いませんでしたか……?」
魂を奪う大鎌が突き刺さったにも関わらず、ノエルは全くダメージを受けた様子はない。
「この鎌は私が死神と契約して得た物……私以外が使っても魂を奪う能力は使えないんですよ。」
「そん……な……」
私の選択ミスを嘲笑うように説明するノエルが私の心臓を貫いたのは、その直後であった……

・3ダメージを受けて>>14へ行け
27 : do変態   2024/01/14 23:50:06 ID:cnpyulSkgI
27.
今程度の量であれば軽傷で突破できる…!
様子を見ても状況は悪化するだけと判断した私は真っすぐ死神へ突っ込んでいく。
不規則な動きの小鎌は数を揃が揃わなければ脅威足り得ない、かする程度の動きの鎌は無視して直撃する鎌のみを叩き落しながら進めば死神を間合いに捕らえるのはすぐであった。

「ぐっ……せぇぇぇぇい!」
「ぐっ、こ、この私がぁあああっ!」
一本の小鎌が肩に突き刺さるが、怯まず突っ込む私に死神の反応は一拍遅い!
結果として、私は最小限の負傷で死神を両断する事に成功したのであった。

・1ダメージを受けて>>38
・HPが0になった場合は>>14へ行け
28 : Pちゃん   2024/01/14 23:50:28 ID:cnpyulSkgI

28.

私は血の匂いの出どころを辿って地下への階段を下りていく。
地下深くへ進むごとに鮮血の匂いは強くなり、果たして何十人が地下で犠牲になっている事か暗澹とした気持ちになる。
ただ、不思議な事にこれだけの血が流れたのであれば発生するはずの搾りカス……即ち死体の放つ腐臭がまったくしないのだ。
果たして地の底には何が待ち受けているのか……私は「研究室」と銘を打たれた扉を開いた。

>>20
・フラグDを所持している場合はもうここに用は無い、>>15へ戻る。
29 : 番長さん   2024/01/14 23:51:57 ID:cnpyulSkgI
29.
「お姉さま……いえ、アレクサンドラ様、確かに私はノエル様ではありません」
私に剣を突きつけられたノエルを名乗る何者かは観念したのか素直に自分の正体を明かす。
斬らせない事で発動する罠であればわざわざ催眠香を用意する必要はあるまい……そう考えれば万一催眠香を突破した時に斬らせる事で発動する罠、そう考えるべきだろう。

「私は極上の血に疑似人格を与え、自律行動ができるようになったスライムです……」
そう言ったスライムは右手を溶かして赤い液体に変えてみせ、自身がスライムである事を明かす。

「あなたが『吸血鬼を眠らせる香』を突破した時に、斬られる事で極上の血を飲ませる、それが私の役割でした。」
私の予想通りか、短慮を起こして斬りかからなくて本当に良かった……

>>54
30 : 貴殿   2024/01/14 23:52:54 ID:cnpyulSkgI
30.
ノエルの眷属となった私は確かにノエルに攻撃を行えない……ならば、トドメを刺すのは私でなければ良いのだ。
私は懐にある護符を握りこむと、最後の力で立ち上がってノエルを抱きしめる。
「お姉さまったら……甘えたいのでしたらお互いもっと身綺麗にしてからにいたしましょう?」
「すまないノエル、私では、お前を救う事が出来なかった……」
「お姉さま……?」
「だから、私ではない誰かに滅ぼしてもらう事になって、すまない……」
そう言うと私の後ろ、ノエルからは私の身体で見えない場所に護符で呼び出したユリコが現れる。
同時に残りの力を全て使ってノエルを抱きしめ、逃げられないように拘束する……
「…………ああああああぁぁぁっ!滅びよ!邪悪なる吸血鬼よ!」
一瞬逡巡する様子を見せたユリコだが、勝機はこの一瞬にしか無い事を理解したのだろう。
退魔の鞭を大きく振りかぶり、私とノエルを一息に両断したのであった……
>>88
31 : do変態   2024/01/14 23:53:34 ID:cnpyulSkgI
31.
マミーの包帯を使い切らせた私はその隙を逃すまいと剣で斬りかかる!
「包帯が見た目通りの長さとは誰も言っていませんよ……愚策です。」
その様子を見ていたフランケンは興味を失ったように呟き……私の後ろから伸びた包帯が全身に巻き付けられる!
まだ動く首を後ろに向けると十字架を受け止めていたはずの包帯が更に伸び、無力化したつもりの私をあざ笑うように拘束したと言うことか……

「マミーの包帯は私の最高傑作、物理攻撃で倒せるとは思わない事です。」
急速に血を抜き取られて意識が薄れる中、フランケンは私の敗因を淡々と語っていた……
>>14へ進め
32 : ぷろでゅーしゃー   2024/01/14 23:54:10 ID:cnpyulSkgI
32.
呪文を唱える少女に襲い掛からんとする大コウモリであったが、その爪が少女を掴む直前に状況に少女は呪文を完成させたようだ。
「瞬間移動(テレポーテーション)!」
少女が力ある言葉を放つと同時にその姿が消え去り、大コウモリの爪はむなしく空振りに終わる…・・そして、消えた少女は私のすぐ隣に現れたではないか!

「お姉さん、どなたか存じませんが逃げましょう!ここは人間が攻略できる場所じゃないです!」
目の前で完全な空間移動をしてみせた凄まじい練度の魔法使いは、見せた実力とは正反対の弱気な発言を私にしてくる。

「戦いに慣れていないのであれば後ろで見ていろ、この程度の魔物は……」
消えた少女がこちらに逃げた事を確認した大コウモリは私と少女に向かって突進してくるが……

「……見た目だけのこけおどしだ、お前ほどの魔法使いが恐れるような相手ではない。」
速さこそそれなりであっても単調な突撃を見切るのはあまりにも容易い、私は避けることさえせずに真正面から大コウモリの胴体を両断し、勢いのまま私と少女の両脇を通り過ぎる死骸を見送った……
>>66
33 : プロデューサー様   2024/01/14 23:54:46 ID:cnpyulSkgI
33.

時計塔の管理棟に入ると中には時計の裏側……複雑な歯車が組み合わさった機械とそれを手入れするための道具。
そして、空間全体に漂う濃密な『死』の気配。
扉を閉じると『死』の気配が一点に集まり、闇に人影が浮かび上がってくる。
そして、最終的には黒いローブを纏った戦慄するほど美しい女性が立っていた。

>>53
34 : P殿   2024/01/14 23:55:04 ID:cnpyulSkgI

34.

至近距離から両手の爪と火球による凄まじい物量で攻め立てるノエルに対し、私は捌くので精一杯になってしまう。
ここまで距離を詰められては十字架や聖水のようなサブウエポンを取り出す事も出来ない。
私は立て直す間も与えられない猛攻を捌ききれず、私の右腕は火球に焼き払われてしまった……

・1ダメージを受けて>>8
・HPが0になった場合は>>14へ行け
35 : EL変態   2024/01/14 23:56:06 ID:cnpyulSkgI
35.
「……魔を払い、我らに安息なる空間を与えよ、『聖域(サンクチュアリ)』!」
遠い彼方から力ある声が響くと、闇に堕ちかけた意識と周囲の赤い霧が吹き飛ばされる!
「ユリコ!?大広間で待機しろと言っただろう?」
「こんなあからさまに怪しい霧に突っ込むなんて無防備過ぎますよアレクサンドラさん!」
後ろを振り返るとユリコが階段の手前まで駆け付けて解呪の呪文を唱えていたようだ。
彼女自身から膨大な魔力を放った残滓を感じ、足元を見るとそれと同質の清浄な魔力が結界を構築しているようだ。
「この霧は強い催眠効果がありますね、本来は吸血鬼用でしょうが人間でもあれだけ吸えば結果は同じかと……」
かつてノエルを眠らせ続けていた香と同じ物と言う事か……オリジナルはノエルを吸血鬼にした張本人、エレオノーラが自身の能力で精製していたはずだが、それを10年近く吸い続けていたノエルが自身で精製できるようになっていてもおかしくはないだろう。
「アレクサンドラさん……もしかして結構な脳筋だったりしません?」
「……ノーコメントだ。」
かつて後先考えずにエレオノーラを滅ぼした結果が今の有様なので、ユリコの言葉を否定する事が出来ないのであった……
>>21
36 : そなた   2024/01/14 23:56:57 ID:cnpyulSkgI
36.
~数百年前~

十数年にわたって最強の吸血鬼と化したノエルを追い続けた末、討ち取ってから数年後……私はとある吸血鬼の元を訪ねていた。

「……お久しぶりですね~、アレクサンドラさん。」
「ああ、15年ぶりか?志を違えず『約束の地』を探しているようで何よりだ。」
私が訪ねたのはクリスとエドガー、2人で行動し、『約束の地』を探して旅を続けている変わり者の吸血鬼だ。

「それで、何の御用でしょうか~、まさか旧交を温めたいという理由だとは思えませんが……」
「早速本題に入ろう……私を、吸血鬼にして欲しい。」
>>4

37 : おやぶん   2024/01/14 23:57:40 ID:cnpyulSkgI
37.
私に声を掛けた存在は細身の少女……の背中に少女の胴体よりも倍以上太いもう一対の腕を背負う奇妙な存在であった。

「私は100年ほど前に作成された名も無き人造人間です、私を創造した博士の助手をしていました。」
「人造人間か……科学が発展した世の中とは言え、一から人を創造したと言う話は聞いた事もないぞ?」
「博士の頭脳は数百年は未来を見ていましたからね……どこにも成果を披露せずに亡くなってしまいましたが。」
「それで、彷徨っていたところをノエルに拾われた、と言ったところか?」
「ええ、ノエル様からは博士の名からとって『フランケンシュタイン』と呼ばれています。」
フランケンシュタインは自身を人造人間と言うが、それが信じられない程自然な動きで私に話しかける。

>>73

38 : Pたん   2024/01/14 23:58:58 ID:cnpyulSkgI
38.
「さて、約束だ……お前が冥府に帰る前にノエルの秘密を教えてもらおうか。」

私は肉体が消えつつある死神に剣を突きつけてそう宣言する。
「の、ノエル様は……私と契約をしているんです……ノエル様が提示した条件を満たすまでは例え肉体が滅んでも私が魂を保護して復活させる契約です。」
「……条件を満たせばノエルの魂はお前の物という事か?」
「じょ、条件を満たした上で死を迎えれば、ですね……」
つまり、死神の言う『条件』とやらを満たした上で殺せば今度こそ完全にノエルを滅ぼせる訳か。

「それで、ノエルが提示した『条件』とやらは何なんだ?」
「ふっ、ふふふ……アレクサンドラ様、貴女がノエル様の眷属になるまで不滅と言う契約ですよ……」
私が、ノエルの眷属に、つまりノエルに血を吸われて殺されなければノエルを滅ぼせない、だと……?
>>85
39 : 我が下僕   2024/01/14 23:59:52 ID:cnpyulSkgI

39.
「事情は分かりました~……しかし、確認しておくべき事が二つあります。」
クリスは心配そうな顔をするエドガーを座らせると、私も座るように促して続きを語り出す。

「まず一つ目……吸血鬼はその力を維持するために絶対に吸血が必要です。」
「やはり、お前達のように鶏の血で食いつなぐと言う訳にはいかないか……」
「ええ、ただ生き延びるだけであればともかく、最強の吸血鬼と相対したいのであれば人の血を啜るのが必須です。」

クリスが語るところによると力を維持するためには週に一人は血を吸いつくすか、
人を吸い殺したくなければほぼ毎日誰かの血を吸う必要があるとの事だ……
「ならば、死刑でも足りない罪人のみを狙って血を吸うしかあるまいな……」
「それで罪の意識を持たない人であれば、このような選択は選ばないと思いますがね~」
>>76
40 : 彦デューサー   2024/01/15 00:00:36 ID:VECckXUcHg
40.
私はエントランスをまっすぐ進んで一際豪奢な扉……ノエルの待つ玉座へ続く扉を開く。
悪魔城の構造が変わっていなければこの通路をしばらく進んで3階まで登り、豪勢な広間に出てから更に奥に進むと一旦外に出る階段が見えて来る。
血のような満月が階段を照らす中、離れに存在する玉座の間へ進むのだ。

「前に来た時はここで山のような雑魚が待っていたのだが……」
豪勢な広間まで進んだ私は何の気配も感じない閑散とした広間に訝しむ。
確かにゾンビやスケルトン程度の雑魚であれば何百体いようとも物の数ではないのだが……何かを仕掛けるならば階段か?
私は警戒しながら離れへと続く階段へと足を踏み入れた。

>>55
・フラグEを所持している場合、この先にはもう何も無い。>>57へ進む
41 : 兄(C)   2024/01/15 00:01:50 ID:VECckXUcHg
41.
「お久しぶりですお姉さま、再会を祝ってお茶でもいたしませんか?」
玉座に座ったままノエルは指を鳴らすと、使用人と思わしきスケルトンにティーセットを持ってこさせる。
完璧な作法をティーポットから注がれる液体は紅茶ではなく、いまだ生暖かい鮮血であった。
「極上の処女の生き血です……ああ、ユリコとか言う鼠の血では無いのでご安心ください。」
「安心できる要素が無いな、人に鮮血を馳走するような教育は受けていなかった筈だが?」
私は鮮血の入ったティーカップを投げ捨てるが、地面に落ちる前にカップがノエルの手元まで瞬間移動する。
「こんなに美味しい生き血なのにもったいないですね……」
こちらも完璧な作法で紅茶を飲むように生き血を啜るノエルだったが、一杯の血を飲み干すと私に真実を告げる……
「私を追うために吸血鬼になったお姉さまには、最高の甘露として感じられるでしょうに……」
>>51
42 : ぷろでゅーしゃー   2024/01/15 00:02:18 ID:VECckXUcHg
42.
私は懐から十字架を取り出すを聖句を唱えてからマミーに投げつける!
魔を断つブーメランとなった十字架はマミーが伸ばした包帯に絡めとられるが、聖水で強度を失った包帯は例え何重に重ねたとしても次々と切り裂かれて行く。

「無理やり目覚めさせられた死人よ、再び冥府で眠れ!」
そして、全ての包帯を断ち切った十字架はそのままマミーに突き刺さり、
その肉体を狙い通りに断ち切ったのであった…

>>18
43 : EL変態   2024/01/15 00:03:07 ID:VECckXUcHg
43.
ノエルは階段を下りて私と同じ高さまで降りて来ると手を振るだけで巨大な火球を次々放って来る。
100年前から変わらない攻撃であり、一撃の火力は非常に高く、発射ペースも相当に早いが出し方が単調に過ぎる。

「100年経っても成長はしていないようだなノエル……この程度の攻撃は当たらないぞ!」
火球を一通り放った後のノエルは空間を飛び越えて別の場所から再び火球を放つはず、ノエルの空間転移はユリコのそれと違って転移先が転移前から分かるため、出現先を狙って攻撃すれば……
しかし、ノエルは私の予想に反して空間転移を使用せず、火球を放ちながら突撃したではないか!

「当然、100年間冥府で遊んでいた訳ではないですよお姉さま!」
爪を硬質化させたノエルは思念だけで火球を放ちながら距離を詰め、両手と火球で凄まじい勢いの連撃を仕掛けてくる!
>>34
44 : そこの人   2024/01/15 00:03:43 ID:VECckXUcHg
44.
私は懐から十字架を取り出すと聖句を唱えてからマミーに向けて投げつける!私の手から離れた十字架は高速で回転し、触れる物全てを切り裂くブーメランとして使用できるのだ。

「物理攻撃ではマミーの包帯は抜けない、そう言ったはずですよ?」
フランケンが呆れた声で言う通り、私の投げた十字架は十重二十重に重ねられた包帯に勢いを削がれ、数枚の包帯を斬ったところで動きを止めてしまう。

「いや、想定通りだ……」
しかし、十字架を止めるために大量の包帯を放出したマミーの豊満な肉体には包帯がほとんど残っておらず、腰回りに多少巻き付けられている程度である。
豊満な乳房が隠されもせず露わとなっているが、下着くらい着せてやらなかったのだろうか……それはともかくマミー本体の動きは鈍く、包帯が使えなければ斬り倒すのは容易いだろう。

・今だ!剣で攻撃する:>>31
・今だ!包帯に聖水を掛ける!:52へ
45 : ごしゅPさま   2024/01/15 00:04:18 ID:VECckXUcHg

45.
「それでは、首筋を差し出してください……」
「ああ、頼んだぞ……」

私は言われた通りに髪をかき上げて首筋を出し、力を抜いてクリスに身を任せる。
そして、クリスは一息に私の首へ牙を突き立てる……
「それでは、闇の世界へようこそ……」
「うっ……くっ……」

そして、吸血鬼となった私は無数の屍を重ね、何度もノエルを滅ぼしてその度に逃げられ、今日再び復活したノエルと再会する事になったのだ……
>>60
46 : おにいちゃん   2024/01/15 00:04:53 ID:VECckXUcHg
46.
私はその後、ユリコと宝物庫を探索したが討伐の役に立つような護符や神器の類は流石に存在しなかった。
ユリコが嵩張らない宝石類を懐に仕舞っているのを見ないフリをしつつ探索を終え、エントランスに戻ろうとしたのだが……
「ヴァンパイアハンターのアレクサンドラ……たしか、吸血鬼ノエルの姉、でしたよね?」
「ああ、そうだ……私は妹を冥府で眠らせてやるために戦っている。」
「やはり、ご本人なのですね。かつて侯爵夫人に化けたヴァンパイアを滅ぼし、その結果として追われる身になった悲劇のハンター……」
そして、少しの間口ごもっていた彼女はついに本命であろう質問を口に出す
「私の知るアレクサンドラとノエルの悲劇は300年以上前の話です、人間であるはずのアレクサンドラさんが今生きているはずが無いのですが……」
「やれやれ、ほぼ初対面の女性に年を聞くとは随分と無礼な子だな。」
「い、いや、そんなつもりじゃ……」
「冗談だ……まあ、人には言いたくない事情の一つや二つあるものさ。」
私はユリコの疑問を適当に誤魔化しつつエントランスに戻る。
真実を知れば、私もユリコの討伐対象になってしまうのだから……
>>15へ戻る
47 : 夏の変態大三角形   2024/01/15 00:05:17 ID:VECckXUcHg

47.
私はただ眠り続ける、私の物ではない私の記憶、ノエル様がアレクサンドラ様に慈しまれていた幸せな記憶を反芻しながら眠り続ける……

そうして眠り続けていると急に眼が覚める。
気が付くと私の肉体、血を固めてできたスライムの肉体が形を保てず崩壊していく。
これは、アレクサンドラ様が勝利したのだろう。

「アレクサンドラ様、ノエル様……お二人の最期が、せめて穏やかな物でありますように……」
私は崩壊する身体を気にすることなく、意識が続く限り二人の幸せを祈っていました……
48 : 3流プロデューサー   2024/01/15 00:05:51 ID:VECckXUcHg

48.
火球と十字架で遠距離戦をする中、私は突然動きを止めて火球に身を晒す……
「窮しましたかお姉さま!」
動きを止めた私に対してチャンスだと次々火球を投げつけるノエルだが……
「えっ、なんで……お姉さまの……剣が……?」
「ノエル、お前の真似をしただけだ……吸血鬼らしくな。」
そう、先ほど血を操作して背中を貫いたノエルの真似をして私の血を操作して剣を拾い、後ろから貫いたのだ。
かなりの集中を要したので火球を喰らい続けてしまったが、なんとか焼き切られる前に操作に成功したようだ。
「が……はっ……」
ノエルは血を吐いて動きも鈍くなり、剣を抜くだけの握力も失っているようだ。
今ならトドメを刺す事も可能だが……

・トドメを刺す:>>71
・トドメを刺さない:>>11
49 : プロヴァンスの風   2024/01/15 00:06:28 ID:VECckXUcHg
49.
こうなれば最後まで耐え続ける…!
そう覚悟を決めて小鎌を叩き落し続けているとすぐに変化が起きる。
さっきまでは叩き落す以上のスピードで小鎌が召喚されていたのが新しく小鎌が召喚されなくなり、徐々に宙に浮く鎌の数が減っていく……
「ようやく手品の種が尽きたようだな……」
「か、鎌がただフラフラ浮くだけだと思っていたら……お、大間違いですよ!」
死神が叫ぶとフラフラ不規則に回るだけであった小鎌が動きを止め、全ての鎌が私に向けて殺到する。
確かに先ほどまでとは速さも密度も比べ物にならないが……『意思』のある攻撃であれば見切るのは容易い!
「な、なぜ……この攻撃を見切れるんですか…!?」
「敗因は冥府で考えろ!」
私は容易く鎌を潜り抜け、驚愕する死神を一刀両断にした…!
>>38
50 : 仕掛け人さま   2024/01/15 00:07:04 ID:VECckXUcHg
50.
私の口に血が垂れてきた瞬間、今までの人生で感じた事も無い快感が私の全身を駆け巡る。
いままで飲んできたどのような美酒でも例えようのない、幸福という概念を凝縮させて液体にしたような甘露。
私がこれまで飲んできた血が全て腐っていたと錯覚するような、いや事実腐っていたのだろう。
何度死刑にされても足りないような野盗の頭目、領民から搾り取った血で肥えた領主やそれに付き従う鼠ども、
そして酒と薬物に身を浸し、外面だけを取り繕って男の精を吸い取る毒婦……意図的に罪人の血だけを啜り続けていた私は正しく腐った血だけを飲んでいたわけだ。

「旨い、旨い……血とは、これほど旨い物だったのだな……」
いままで私は何を我慢していたのだろう、私は吸血鬼としての本性を剥き出しにして犬歯を下唇に届くほどに伸ばし、
階段の床に垂れた血まで一滴残らず夢中で啜ったのであった。
ああ、足りない、全く足りない……もっとだ、もっと美味なる血を啜りたい……
>>81
51 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2024/01/15 00:07:35 ID:VECckXUcHg
51.
ノエルの言う通り、今の私は人ではなく本来討伐対象である吸血鬼と成り果てている。
300年前、一度ノエルを滅ぼした時に仕留め切れていないと確信した私はいつか復活するノエルを完全に滅ぼすため、この身を吸血鬼に変じて永劫の時を待ち続ける事に決めたのだ……

「お姉さまの匂いを嗅げばわかります、わざわざ腐れた血ばかり選んで啜っておいででしょう?」
「ああ、吸血鬼である事そのものが罪だ、ならばせめて悪党からのみ血を啜るのがせめてもの償いだ……」
吸血鬼である以上人から吸血を行わなければ死なずとも弱る一方であり、いざノエルが復活してもとても倒すことなど不可能であろう。
故に私は人を吸い殺す罪を重ね続けてきた、せめて世のために悪党からのみ血を吸うと自らに言い訳しながら…
>>72
52 : プロデューサー   2024/01/15 00:08:02 ID:VECckXUcHg
52.
私は懐から小瓶を取り出し、聖句を唱えてからマミーに投げつける。
攻撃に反応したマミーは包帯で小瓶を掴み、そのまま握り潰すのだが……
「っ!?……包帯が炎上したぞ?」
「聖水は魔を焼く性質を持つ、血を吸う性質が仇となったな!」
フランケンが驚いた通り、小瓶に詰めた聖水を吸った包帯が蒼い炎で次々と炎上していく。
これが聖水の効能、この世の法則を歪める魔を焼き、本来の法則に正す祝福された水なのだ。
マミーの包帯は凄い勢いで血を吸い取っていたが、同じ勢いで聖水を吸い取った包帯が次々と炎上していく……これではいくら包帯を伸ばせたとしても端から燃えるだけで武器としても防具としても使用できまい。
マミー本体の動きはこの非常事態においてもなお鈍く、包帯が無ければ戦力は無いに等しいのだろう。
・剣でトドメを刺す!:68へ
・十字架でトドメを刺す!:42へ
53 : ダーリン   2024/01/15 00:09:13 ID:VECckXUcHg
53.
『死』が人の形を取った戦慄する程の美女は、その美しさに反したか細い声で私に話しかける。
「ご、ごきげんよう……私は冥府の管理人、そうですね……死神とでも呼んでください。」
「随分と大層な名乗りだな、冥府の管理人とやらがノエルに従っているとでも言うのか?」
「そ、その通りです……あの方との出会いは300年前、ノエル様が最初に滅ぼされたあの日……」
「私が最初のノエルを滅ぼした日か……」
「ええ、冥府に旅立つ魂を導くべく声を掛けた私に蘇りの禁術を申し出てしたのです……」

死神の言う蘇りの禁術とはまとめるとこうだ。
私に滅ぼされたノエルは冥府においてこの死神に出会い、勝負を仕掛けたのだと言う……負けたら魂を死神に捧げるが、代わりに自分が勝てば蘇らせろ、と言う物である。
結果としてノエルは死神に完勝、そこで死神はノエルを蘇生させて終わり……ではなく、その戦いでノエルに心酔した死神が自らノエルに侍るようになったのだらしい。
「の、ノエル様の戦いは美しく……これ程強き魂を私の手元に抱えたい、そう思ってノエル様に取引を持ち掛けたのです……」

>>59

54 : ボス   2024/01/15 00:10:13 ID:VECckXUcHg
54.
ノエルを象ったスライムは正体を明かすと抵抗する様子も見せずに佇んでいる。
下手に斬れば罠に嵌るとは言え、ユリコに討伐させれば無傷で突破できるはずだが……
「アレクサンドラ様、一つお願いがあります……」
「なんだ?」
「私にはノエル様の記憶……吸血鬼としての本性に目覚め、アレクサンドラ様と別れるまでの記憶を植え付けられています。その記憶が……ノエル様を慈しみ、ずっと愛してくれていたお姉さまの記憶が私を構成する全て……」
「……何が言いたい?」
「今のノエル様はアレクサンドラ様を眷属にしたいと言う思いで歪んでおりますが、その慕情は本物であった事。」
「そうか……」
「そしてもう一つは、その想い出だけを抱えたまま、私をただ眠らせて欲しいのです。」
>>79
55 : プロちゃん   2024/01/15 00:10:30 ID:VECckXUcHg
55.

階段に出た私を待ち受けていたのは澄んだ夜空と血のように赤い月……ではなく、
夜空が見えなくなる程立ち込める赤い霧であった。
相当な魔力を感じる事からただの煙幕……という事はあり得ないだろう。
さて、中に何が待ち受けているのか、私は躊躇うことなく霧の中へ入って行った…

>>83
56 : Pサン   2024/01/15 00:11:04 ID:VECckXUcHg
56.
ノエルのそれとは違う、しかし同等と思えるほどの膨大な魔力を感じる階段を登っていくとますます魔力は強くなっていく。
その間に雑魚が襲ってこないのは果たして雑魚を当てるだけ無駄だと諦めているのか、この膨大な魔力を前に雑魚では近づけないのか……
私が階段を登り切り、時計の管理棟の扉まで辿り着くと膨大な魔力は一瞬で掻き消え、代わりに濃密な『死』の気配が中から漂って来る。
誘われた、と言う事なのだろう……

「望むところだ……」
私は『死』の気配に怯える本能を蹴り飛ばし、管理棟の中に入って行った。

>>33
・フラグCを所持している場合もうここに用は無い、>>15へ戻る
57 : ごしゅPさま   2024/01/15 00:11:23 ID:VECckXUcHg
57.
私は澄んだ夜空と血のように赤い月に照らされた階段を登り、一際豪奢な扉の前に立つ。
この先にはノエルが待っているはずだ。

「待っていろノエル、今度こそお前を滅ぼして見せる……」
改めて決意を口にし、私は思い切り扉を開いた。
>>77
58 : あなた様   2024/01/15 00:12:20 ID:VECckXUcHg
58.
「再開を祝いたいところですが、その前に邪魔者には消えてもらいますね……」
そう言ってノエルが指を鳴らすと、私の隣に立っていたユリコから膨大な魔力が溢れてくる

「えっ?術式が勝手に発動を……!?」
そこまで言うとユリコの姿が消滅し、後には何も残らなかった……

「ノエル、何をした!?」
「私たちの逢瀬を邪魔する鼠を『転移』の術式を暴走させて城外に追い出しただけですよ。」

どこでもない場所に消しても良かったが城外に転移させるに留めたと言うノエルに対し私は自分の甘さを悔やむ。
守り切れるかどうかばかり考えていたが、まさか対面さえさせてもらえないとはな……とはいえ今からユリコを回収して戻って来る時間は無い。
私一人でノエルと対面するしかあるまい……
・フラグA、フラグBを削除して>>41
59 : プロデューサー殿   2024/01/15 00:13:35 ID:VECckXUcHg
59.
「取引……どういう事だ?」
「あ、アレクサンドラ様は……ノエル様が何度も蘇る事に疑問を覚えた事は無いですか?」
「……そうだな、私の剣は吸血鬼を完全に滅ぼすはずだ、ノエルと言えど本来は蘇れないはず。」
ヴァンパイアは限りなく不滅に近く、殺した程度では滅ぼせないとは言え私の剣は吸血鬼の存在自体を滅ぼし、完全に殺す事ができる。
しかし、ノエルは私の剣で完全に滅ぼしたにも関わらず確かに蘇ってきた、その秘密をこの死神が握っていると言うのであれば……
「つまり、お前を滅ぼせばノエルは蘇らなくなるのか?」
「わ、私は冥府の住人……殺したところで冥府に戻るだけなので無意味です……」
「……ノエルを完全に滅ぼす方法を知っていると言うのは間違いないだろう?ならば殺さずに聞き出すだけだ。」
「そ、そこまでしなくても教えてあげますよ、ノエル様の不滅の秘密を……」
そこまで言うと死神の手に巨大な鎌が現れる。
「わ、私に勝利したらの話ですけどね!」
>>7
60 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2024/01/15 00:13:57 ID:VECckXUcHg
60.
私は回想を終え、再びノエルと相対する……

「ノエルよ、今度こそお前を滅ぼして見せよう……」
「お姉さま、あなたに流れる下賤な吸血鬼の血を吸いつくし、私の眷属として生まれ変わってもらいますよ……」
ノエルは手に持っていたティーセットを投げ捨てると、玉座から立ち上がって私の目の前までゆっくり歩いてくる。
最早お互い語る事は無い……いざ勝負!

>>43
61 : 変態マスター   2024/01/15 00:14:51 ID:VECckXUcHg

61.
濃厚な『死』の気配を残し、死神は消え去った……しかし、死神の残した答えは私の心に重い物を残していた。

ノエルを完全に滅ぼすには、私自身の身を捧げてノエルの眷属にならねばならない。
しかし、ノエルの眷属になってしまえばノエル以上に血を啜らねばノエルに反抗する事さえ叶わない……誰か代わりにノエルを滅ぼしてくれる者でも見つかれば良いのだが、そこまで都合の良い事は流石に起きるまい。
ならば、私自身が最悪の吸血鬼に成り果てようともノエルを滅ぼさねば……
昏い決意を秘めて私は時計塔を去ったのであった。

>>15へ戻る
62 : 変態大人   2024/01/15 00:15:31 ID:VECckXUcHg
62.
「あ、アレクサンドラ様の考えはわかりますよ……小鎌の召喚が止まってから動きを見切るつもりですよね?」
「ぬっ……せいっ!」
「でも、それも限界ではないですか……?」
言われるまでもなく限界が近いのは私自身がわかっている。
死神の召喚した鎌は最早時計塔の空間全てに展開されており、私にいる位置にも無数の鎌が襲い掛かって来る。
今はなんとか小鎌を叩き落して凌げているが、鎌の追加が止まらなければ早晩限界を迎えるだろう。
かといって今更方針を変更しようとしても身体の置き場も無いほど鎌が飛び交う空間ではすぐに動きを止められてしまうだろう……このまま耐えても地獄行き、かといって突っ込んでも地獄行きとなれば私に打てる手はもはや無い。
作戦を間違えたか……?と自問する私をあざ笑うように死神は更に空間を切り裂いて小鎌を新たに召喚してきた……

限界だ!一か八か突撃するしかないっ!:>>3
最後まで耐え続ける…!:>>49
63 : Pさん   2024/01/15 00:16:34 ID:VECckXUcHg
63.
「さて、