レトラ「社長に三人で呼ばれたけど何だろうね？」

愛夏「何でも８７６プロの新しい企画の話だと聞いてるよ」

宇宙「私達が８７６プロに入って初めての新しい企画。頑張らないとですね」
　

ガチャ


石川社長「三人ともお疲れ様」

愛夏「お姉……社長！」

石川社長「三人に集まってもらったのはほかでもないわ」

石川社長「貴方達が加わって８７６プロも再始動したばかり……」

石川社長「このタイミングならあの企画が再起動してもよいと思うの」

「「「ごくっ」」」


レトラ「あの企画とは……？」ｵｿﾙｵｿﾙ


石川社長「ずばり…………」

石川社長「ヴァイスシュヴァルツTHE IDOLM@STER Dearly Starsの新弾及び強化よ！！！」

「「「……………………」」」


レトラ(それって企画なのかな)

宇宙(企画というより願望？)

愛夏「あ、あのヴァイスシュヴァルツってなんですか？」

石川社長「ヴァイスシュヴァルツ(通称WS)は2人用対戦トレーディングカードゲームよ」

石川社長「始まりは2008年。バトスピとほぼ同期ね」

石川社長「我らがTHE IDOLM@STERは翌年の2009年には参戦している」

石川社長「その後私達８７６プロも翌年の2010年にTHE IDOLM@STER Dearly Starsとして参戦しているわ」

※THE IDOLM@STER Dearly Starsのゲームの発売が2009年だからほぼゲームに合わせてカードを出したことになります

石川社長「ちなみに私のカードもあるのよ！」

レトラ(えぇ……)

宇宙「な、なんとなくわかりましたがカードゲームへの参戦だと最近のＲeバースやユニオンアリーナの方がいいんじゃ……」

石川社長「分かってないわね！」

石川社長「ＷSにおいてTHE IDOLM@STERは古参も古参なのよ！今でもカードプールだけならWSでも一番と言われてるし。なのはやリトバス等の面々といっしょにＷＳを支えてきたと言っても過言じゃないわ」

石川社長「それにＷＳでなら７６５プロは当然としても３４６プロや２８３プロはおろかラブライブ!やバンドリ！やレヴュースタァライトのアイドルの方々とも戦えるのよ！」
　

愛夏「でも私達ＷＳのルールは知らないんです……」

石川社長「そんなことは承知のうえよ。今日は三人に来るべきに備えてＷＳのことを知ってもらうわ」

石川社長「絵理に話しをしてあるから後は絵理に教わってちょうだい」

涼「それで僕達も呼ばれたんだね」

絵理「……私だけだと手が足りないから……」

愛「みんなで楽しんじゃいましょーーっ」


三人「「「よろしくお願いします！！！」」」

・
・
・
・

絵理「……まず基本ルールとしてデッキは５０枚固定、多くても少なくても駄目。同じカードは基本４枚まで。ごく稀に何枚まで入れてもいいってカードもあるけどＣＸ(クライマックス)は８枚まで」

絵理「あとの細かいルールは置いといて……」

涼「構築済みのデッキが二つあるからまずみんなでやってみよう」

愛夏「じゃまずカードを引いて……」

愛夏「まずキャラを出さなないとだね。次世代の輝き愛を場に出します！」

次世代の輝き愛　レベル0　コスト0　パワー3000　ソウル1　

　　　　　　　　　　　　　　　　※備考(いわゆるバニラ)

愛「あたし登場！」ﾊﾞﾊﾞｰﾝ

宇宙(本人が出るんだ……)

絵理「まだ出せるキャラがいるなら出せます……手札のキャラは１ターンに何回でも出せますから」

愛夏「えっと……それじゃ“とつげき豆タンク”愛も出そうかな」


“とつげき豆タンク”愛　レベル1　コスト0　パワー5500　ソウル1　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※備考(これもバニラ)

愛「もう一人のあたし！？」

絵理「あ……そのカードはレベル１のカードですから……レベル0の今は出せません」

愛夏「そうなんだ。じゃこれで終わりかな」

愛「ほっ……」

宇宙(愛先輩……体張ってすごい)

レトラ「今度は私の番だね」


絵理(あ、ＷＳは先攻１ターンでもアタック出来ること言い忘れてました)


レトラ「ドローした後手札１枚をクロック……だよね？に置いたらもう２枚ドロー出来るんだよね」

絵理「そうです」

レトラ「愛先輩のパワーは3000かー。なら夢への一歩 涼　を場に出すよ！」


夢への一歩 涼　レベル0　コスト0　パワー4000　ソウル1

　　　　　　　　　　　※備考(いわゆるデメリットアタッカー)

愛「ささ、涼さんも場に出てください」

涼「僕も出るの！？」

絵理「その前に……デッキトップチェックします」ﾍﾟﾗ

クライマックス＜ﾔｱ

絵理「涼さんは……そのまま控え室(WSの墓地)に行ってください」

レトラ&涼「ええーっ！」

絵理「夢への一歩 涼はレベル0ではオーバーパワーありますが……登場時にデッキトップチェックしてＣＸだったら控え室に行ってしまうんです」

それから……
　

レトラ「行けー！凸凹コンビ 涼＆夢子！“とつげき豆タンク”愛にアタック！」

凸凹コンビ 涼＆夢子　レベル1＋1　コスト0　パワー4500＋1500　ソウル1　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マーカー1

　　　　　　　　　　　　※備考(キャラを倒せば倒すほど強くなります)

夢子「ちょっと、私このためだけに呼ばれたの！？」

涼「久しぶりに会ったのにごめんね」

夢子「……まあ、あなたとコンビを組むのも悪くは……」

凸凹コンビ 涼＆夢子　6000　
　　　　　　　　　　　　　ＶＳ　
　　　　　　　　　　　　　　　“とつげき豆タンク”愛　5500



愛夏「なんのー、手札から助太刀　やさしい先輩 雪歩！」

雪歩「私だって先輩なんですぅ」

宇宙(大先輩来ちゃった！)

凸凹コンビ 涼＆夢子　6000　
　　　　　　　　　　　　　ＶＳ　
　　　　　　　　　　　　　　　“とつげき豆タンク”愛　5500＋1500
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&
　　　　　　　　　　　　　　　　やさしい先輩 雪歩


涼&夢子「ぎゃおおおおん！！」

宇宙(せっかく呼ばれたのに……)

それから……

　

愛夏「クライマックスカード　ALIVE！！！」

宇宙「愛先輩の曲名だ！」

絵理「THE IDOLM@STERのクライマックスカードのほとんどは……曲名カードなんですよ？」
　

愛夏「さらにALIVEが舞台に出た時、場のレベル２“限界にチャレンジ”愛はレベル3アイドルとしての才能 愛にチェンジ出来ます！」


“限界にチャレンジ”愛　レベル2　コスト1　パワー8000　ソウル1
　　　　　　　　　　　　↓
アイドルとしての才能 愛　レベル3　コスト2　パワー10000　ソウル2

愛「これが一番強いあたしだよ！」

レトラ「レベル2の時にレベル3のキャラが場に出てくるの！？」

絵理「これは……思い出ボムと並ぶTHE IDOLM@STERのお家芸……早出しチェンジ」

絵理(もっとも今は……電源にお株を取られてしまいましたけど)

そして……

　

愛夏「アタック！2点からの……トリガー含めて3点！」

レトラ「クライマックス来い来い……」ﾍﾟﾗ

石川社長＜ﾜﾀｼｶﾞｷﾀ

レトラ「うわー通ったー」

絵理「……これで３―７。レトラの負けです」ｶﾝｶﾝｶｰﾝ

愛夏「やったー！私と愛先輩の勝ち！」ﾊｲﾀｯﾁ

愛「やりましたね！」ﾊｲﾀｯﾁ

宇宙「二人とも思ったより楽しんだんじゃない？」

レトラ「うん、意外に楽しかったよ」

愛夏「私達のカードも作ってほしいですね」

絵理「そうね……」

絵理「もし強化が入るなら有能な集中は必須、そして強力な詰めにアドを稼げるＣＸ連動のレベル1は欲しい。欲を言えばＣＸに電源を貰って盤面を維持出来るレベル1にそれらをサーチ出来るレベル0を……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

宇宙「専門用語ばっかりで絵理先輩が何言ってるか分からないよ……」

？？？「面白そうだね・じゃない・しょ」


みんな「！！！！！」

絵理「あれは……」

アイマスのセンターは伊達じゃない！
選抜(遊戯王でいうところのリミットみたいなもん)にも入った経験もある高スペックカード素直で前向き春香を有する
　お菓子春香！


春香「そこに跪いて！」
　

耐久力ならナンバー１
　スーパーレディ真耐久！

真「へへっ！ボクの手札にはジュピターとの対決！が３枚あるよ！」
　

双子がチェンジで入れ替わる！？
その個性はWSで唯一無二。
　　亜美真美チェンジ！


亜美&真美「よろよろ～！」
　　

大会で皆をアッと言わせた伝説が登場だ！　
　伊織メガホン！


伊織「にひひっ。伊織ちゃんの応援でソウルアップねっ！」
　

　　　＼私達の戦いはこれからだ！！！／

　

以上ありがとうございました
Dearly Starsは詳しくないので実はＳＳ祭に参加する予定はなかったのですが
少しでもＳＳ界隈を盛り上げたいと思ったので即興１日で書き上げました
即席の即興なので至らない部分は多いと思いますがご容赦お願いします

カードゲームでも不憫な涼には草を禁じ得ないよ…
オチが打ち切りエンドなのも良し！