ロコ 「って、ゲームをリスタートさせないでください」

杏奈「杏奈…サンタが居ないって、知ってる。子供じゃない…」

ロコ 「ドリームを持ってください。あのサンタとトークできるんですよ。スペシャルでリミテッドなエクスペリエンスなんですよ」

杏奈「……」ｶﾞｻｺﾞｿｽﾏﾎﾎﾟﾁｰ

杏奈「オッケーグーグル、サンタとお話ししたい…」

フォフォフォ、サンタクロースだよ

ロコ 「アンナ、それはトイザらスのサンタです！」

杏奈「違うの……？」

ロコ 「違います。このメモのナンバーなら本物のサンタとトーク出来るので、今日の9時に絶対にコールしてくださいね」

杏奈「うん…。出来たら、する…」

杏奈「あ…お家帰ってから、ゲームしてたら…9時過ぎちゃった…。サンタへの電話、どうしよう……」

ﾃﾞﾝﾜﾀﾞﾖｰﾃﾞﾝﾜﾀﾞﾖｰ

杏奈「こんな時間から、電話…？ロコから貰った番号から…」ｶﾞﾁｬ

『フォフォフォ、サンタロ…』ｶﾞﾁｬﾘ

杏奈「間違い、電話だったみたい…」

ﾃﾞﾝﾜﾀﾞﾖｰﾃﾞﾝﾜﾀﾞﾖｰ ｶﾞﾁｬ

『どうして切るんですか！』

杏奈「杏奈、電話かけてない、から…かけてこないで」

『せっかくアンナからのコールを楽しみにしていたのにひどいですよ』

杏奈「ゲームに…集中して忘れてた…」

『なので私からコンタクトしましたよ』

杏奈「あなたは…だれ？」

『フォフォフォ、私はサンタ。一年に一度のジョブ、サンタロコースです！」

杏奈「ロコ、切るよ…」

『アンナ、ストップです。それとロコじゃなくてサンタロコースです』

杏奈「……」

『今日はグッドガールなアンナの欲しいプレゼントを聞きに来たんです』

杏奈「お手紙なら…靴下に入れておいた、
よ。取りに来て…」

『それだと間に合話ないからテレフォンコールしたんです。アンナ、今一番欲しいものは何ですか？』

杏奈「……。今…お腹が少し空いたから甘いものが食べたい。杏奈のお家知ってるよね。買ってきて」

『シュークリームですか？プリンですか？』

杏奈「なら…プリン」

『それなら明日の朝に、ってコンビニでオッケーじゃないですか。そうじゃなくスペシャルデーにふさわしいプレゼントがいいんです！』

杏奈「なら、ゴージャスセレブプリン…」

『プリンから離れてください。今から食べたらカロリーオーバーですよ」

杏奈「体重計見なければ、大丈夫。正直…ロコのほうが、食べてる」

『ブレインのエネルギーをチャージするために必要なんです』

杏奈「プロデューサーさんに、レッスンへ連れてかれるのみてたよ…」

『……。…ウェイトは元に戻ったからオールライトです』

杏奈「プリン、ダメなの…？」

『サンタロコースがクリエイトできる物ならなんでもウェルカムですから、プリンはバットチョイスです』

杏奈「本当に…なんでも？」

『サンタロコースにインポッシブルはありません』

杏奈「なら、ワンピースがいいな」

『そうです、そう言う提案をアスクしていたんです。どんなデザインのワンピースがいいですか？早速、サンタロコナイズしますよ』

杏奈「ゴムのやつ…」

『ふむふむ、珍しいデザインですね』

杏奈「麦わら帽子が、似合って…」

『…ん？ウィンターシーズンに麦わら帽子はインタレスティングですね』

杏奈「海賊…」

『それはONE PIECEです。サンタロコースじゃなくてもやっぱりコンビニに行けばいいじゃないですか』

杏奈「でも…早くワンピースが何か、気になるから…」

『それは気になりますけれどサンタロコースにはインポッシブルです。マンデーにコンビニで買ってください』

杏奈「コンビニなら…欲しいものだいたいはそこに、あるよ…」

『そうですけど…』

杏奈「だから…買ってきて、欲しい」

『そのぐらい自分で行ってきてください！』

杏奈「なんでもっていったのに、ロコの…うそつき」

『それはソーリーです。でも、アンナの為にクリエイトすることは本当ですから…』

杏奈「ロコ、文句ばかり…ならロコの欲しいもの教えて…。参考にする…」

『サンタロコースならクリエイトに必要なアイテムやグッズ、あげていたらきりがありません』

杏奈「そうなんだ…」

『けれど使ったらロストしてしまうアイテムも多いので、アクセサリーがいいな」

ロコ「ロコの、コロコロ変わる…リボン、とか…？」

『そうですねリボンは私をアクチュアライズするアイテムの一つですから』

杏奈「衣装によって髪のリボン変えてるの杏奈、知ってる」

『そうなんです。衣装のデザインやカラーでリボンをチョイスしてロコズイメージのバランスを…』

杏奈「うん…ロコはリボンが欲しい…分かった」

『もちろんフレンドやファミリーがチョイスしたプレゼントはなんでも嬉しいです」

杏奈「それは…杏奈も同じ。だから困る…」

『それは困りました』

杏奈「うーん、ロコが作るなら、ワンピースでもいいよ…」

『そんな投げやりだとスプリームなプレゼントがクリエイトできません』

杏奈「なら…ロコの欲しいものが、身に付けるものなら…杏奈も身に付けるものが、いい」

『それはアクセサリーやウェアですか？』

杏奈「そこは、ロコにお任せ。サプライズプレゼント…」

『それはグッドなアイディアですね』

杏奈「それと…ロコナイズしてなければ、いい…」

『クリスマスなのでサンタロコナイズは外せません』

杏奈「なら、シンプルがいいな…」

『オッケーです。ふっふっふ、インスピレーションが湧いてるうちにクリエイトしますよ』

『アンナ、サンタロコースのスプリームなクリスマスサプライズプレゼント、楽しみにしていてくださいね』

杏奈「うん…」

『それではグットナイトです』

杏奈「おやすみ…」ｶﾞﾁｬﾘ

杏奈「……」

杏奈「サプライズ、なのかな…？杏奈もリボン…探さないと…」

ただ今ロコ陣営では『旅人はサンタロコース！！〜少女にロコナイスな景色を〜』を開催中です。風景、写真、イラスト、冒険譚などを投票券と一緒にリュックへ詰め込んで、24日の24時までに旅人 ロコで16565票目指しましょう！！

あんロコ…いい、ね…

みちこ…わたくしの元にさんたろこーす様は来ないのでしょうか

>>19
代わりにさたんくろーすが登場する漫画をお届けしよう(提案)