安倍首相をはじめとする政府首脳陣が新元号案を「弥伊」にほぼ絞り込んだという情報が、本紙関係者筋への取材により、わかった。
　政府関係者によると
「古式ながら暦の一部として国民になじみの深い『弥生』に、地名などで広く親しまれてきた『伊』の字を組み合わせて考えたが、これが最もバランスがいいという意見が多数あった」
「不景気を懸念される昨今でも、常に明るい精神と自助の姿勢、またそれを尊重するような他人を尊敬しあう心を国民に持って欲しいという願いもある」
　ということであり、
「望まれるのならば100年たっても国家として『弥伊』を使用しつづける。そんな元号があってもいい」との発言もあった。

　　絞り込み作業は、国民の理想としてふさわしいような良い意味を持つ▽漢字2字▽書きやすい▽読みやすい▽これまでに元号またはおくり名として用いられていない▽俗用されていない――という方針で行われ、政府は国内の地名や企業、店舗名などで多用されていないか確認を続けてきた。