【短編】ドラえもん「MTG冒険記」【SS】
1 : 1   2019/04/28 23:57:59 ID:8oFCXnloTM
MTGシリーズのネタバレ注意


ドラえもん「ただいまー!今日も楽しい一日だったな~」

のび太「しくしく…」

ドラえもん(うわぁ、のび太が泣いてる時はロクなことがない。ここは一度出直して…)

のび太「うわーん!ドラえもーん!!」

ドラえもん「あ、見つかった」

のび太「それどういう意味?」

ドラえもん「べ、別に…!それよりも何かあったの?」

のび太「実はこれを聴いててさ…」

ドラえもん「これは大人気アイドルマスターシリーズの一つ、ミリオンライブを題材とした『THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION』の5番目のCD『夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-』盤(好評発売中)じゃないか!」

のび太「これを聴いてたらアレクサンドラとノエルがかわいそうすぎて…それにエドガーとクリスもあの後どうなっちゃうんだろう…」

ドラえもん「知らないよ、脚本家に聞きな」

のび太「このままじゃ気になりすぎて宿題も手につかないよ!」

ドラえもん「それはちょっと困るなあ…しょうがない…」

ピコン!ピシャシャシャシャ!テッテレテッテテー!
『VR体験機』~!

ドラえもん「この道具を使えば、MTGの世界に行けるよ」

のび太「そうと決まればいざ!夜想令嬢の世界へ!!」

ドラえもん「その代わり、終わったらちゃんと宿題やるんだぞ」

のび太「わかってるよ、へへ、楽しみだな~」


※VR体験機はこのスレオリジナル注意
2 : プロちゃん   2019/04/29 00:02:33 ID:nBBSRavpNk
もしもボックスか気ままに夢見る機でいいのでは?
3 : do変態   2019/04/29 00:05:49 ID:TJOqlG5rXA
ドラえもんダイマして草ァ!
4 : 1   2019/04/29 00:11:42 ID:22I5K3PJH.
エレオノーラ「卿にももちろんヴァンパイア討伐に参加してもらうわ、不浄な怪物を打ち滅ぼすためにね」

アレクサンドラ「不浄な怪物?ヴァンパイアとて元は人間ではなかったのか!?」

エレオノーラ「口答えできる立場かしら?あなたの妹、ノエルがどうなってもよくて?」

アレクサンドラ「くっ…わか――」

のび太「ちょっと待ったー!」

エレオノーラ「何者!?」

アレクサンドラ「どこから入ってきたんだ?」

のび太「そんなことはどうでもいいんです!僕たちはあなたを助けに来たんです!そのエレオノーラって人は実はヴァンパイアであなたを利用としているんです!」

ドラえもん「あなたのご両親を手にかけ、妹さんをヴァンパイアに変えたのもこの人ですよ」

アレクサンドラ「な、なんだって!?辺境伯夫人、その話は本当か!?」

エレオノーラ「バレてしまってはしょうがないわね!逃げさせてもらうわ!」

ドラえもん「相手ストッパー!エレオノーラ、とまれ!」

エレオノーラ「か、体が動かない!」

のび太「アレクサンドラさん、今だ!」

アレクサンドラ「覚悟―!」

エレオノーラ「うわあああああああ!!」

ドラえもん「これで一件落着だね、じゃあ帰ろうか」

のび太「まだだよ、エドガーとクリスも助けよう!」

ドラえもん「はぁ、やれやれ…」
5 : ハニー   2019/04/29 00:18:00 ID:6BPtJYOB8k
秘密道具に自信ニキってホンマどこにでもおるな
6 : 1   2019/04/29 00:24:57 ID:22I5K3PJH.
エドガー「血が欲しい…けど、人間を襲うわけにはいかない…」

クリス「エドガー、大丈夫ですか?」

エドガー「大丈夫さ、俺が我慢すればいいだけだから」

クリス「エドガー…」

のび太「あ、いたいた!おーい!」

ドラえもん「おーい!」

クリス「…あなたの知り合いの方?」

エドガー「いや、知らないやつらだ」

のび太「僕たちは2人を助けに来たんだ!」

エドガー「ほっといてくれ、それよりも早く離れるんだ。このままじゃあんたたちに危害を加えてしまうかもしれない」

クリス「エドガーは今、吸血衝動を抑えるのに精いっぱいなんです」

のび太「ドラえもん、どうにかならないかな?」

ドラえもん「進化退化放射線源~!」

エドガー「うわ、まぶしっ!」

ドラえもん「これであなたを血を吸わなくても生きられる体に進化させました」

エドガー「ほんとだ、体の調子がいいよ!」

クリス「あなたたちは一体…?」

のび太「通りすがりの小学生と」

ドラえもん「同じく通りすがりの未来のネコ型ロボットです」
7 : 1   2019/04/29 00:31:46 ID:22I5K3PJH.
ドラえもん「タイムふろしきでノエルちゃんをヴァンパイア化する前に戻しましょう」

ノエル「あれ、私は今まで何を…」

アレクサンドラ「ノエル!良かった…本当に良かった…!」

のび太「美しい兄弟愛だなあ」

アレクサンドラ「君たちにはなんとお礼を言っていいものか…」

のび太「いえいえ、当然のことをしたまでです!」

ドラえもん「君は何もしてないだろ」


アレクサンドラ「これからは人間とヴァンパイア、共に手を取り合って生きていこう」(握手)

エドガー「あぁ!」(握手)

クリス「まさか私が生きている間にこんな奇跡みたいなことが起きるなんて、本当にありがとう…ドラえもん、のび太」

のび太「えへへ、クリスさんにそう言われると僕照れちゃうな~」

ドラえもん「鼻の下伸ばしてるけど、この人は…」

のび太「わかってるよ、けど男の人とは思えないくらい美人だなあ」

ドラえもん「まあいいや。それよりもう気が済んだだろう?そろそろ元の世界に帰ろうよ」

のび太「えーもうちょっといたいな~」

ドラえもん「だーめ!帰るの!」

のび太「君は本当に頑固だなあ」


ドラえもん「さて、帰ってきたことだしやること分かってるよね?」

のび太「もちろん!これで安心してぐっすり寝られるよ」

ドラえもん「こらー!宿題やれー!!」

のび太「ぐーぐー…」

夜想令嬢・完
8 : 1   2019/04/29 00:54:58 ID:22I5K3PJH.
しずか「それでね…ぺちゃくちゃ」

出木杉「へぇ、なるほど…ぺちゃくちゃ」

のび太「ぐぬぬ…」


のび太「ドラえもん!聞いてよ…ってあれ、出かけてるのか」

のび太「それにしても出木杉のやつめ!またしずちゃんとあんなに楽しそうに!羨ましい!」

のび太「しずちゃんもしずちゃんだ!僕という未来の旦那様を差し置いてあんなやつと!出木杉がなんだ!ちょっと勉強が出来てスポーツが出来るだけじゃあないか!」

のび太「男の値打ちは中身だぞ!」

のび太「はぁ、イライラする時はアイマスを聴くに限るな」

のび太「今日は何を聴こう…あっ、これにしよう!」

のび太「『THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 09』(好評発売中)!あの人気ユニット『4Luxury』の活躍するCDだ!」

のび太「さっそく聴くぞー」


のび太「素晴らしい出来だなあ。曲はもちろんのこと、ストーリーのクオリティも高いぞ。宇宙ターザンや魔女っ娘のぶちゃんと同じくらい好きだなあ僕…」

のび太「それにしても、佳織さんと北大路さんはあの後どうなるんだろう。気になるなあ」

のび太「よし、4Luxuryの世界に行ってみよう!さっそくスペアポケットを使ってっと…」

のび太「よし、出発!」
9 : プロデューサーさま   2019/04/29 08:21:45 ID:EAnUsxgdaQ
どうぞ続けて
10 : 1   2019/04/29 23:39:37 ID:22I5K3PJH.
のび太「ここが佳織さんたちがルームシェア生活している部屋か~、やっぱり女の人の家ってきれいだなあ、いい匂いもするぞ…くんくん」

好美「ただいまー…って誰!?」

のび太「うわあ、本物だあ!」

好美「ぼく、どこから入ってきたの!?」

のび太「感激だ!実際見るとかわいいなあ」

好美「あらそう?ふふ、子供は正直ねえ」

のび太「僕と大して身長変わらないから同年代に見えるよ」

好美「むきーっ!なんですってー!」

のび太「うわー!」


のび太「褒めてあげたのにあんなに怒るなんて…女心はわからないよ」

のび太「佳織さんがどこにいるのか聞き忘れたぞ…そうだ!」

のび太「このたずね人ステッキを使って…よし、あっちだ!」

佳織「はぁ…」

のび太「見つけた!でもどうしたんだろう、深刻そうな顔してベンチに座ってるぞ」

のび太「あの、すみません」

佳織「え?あなた誰?」

のび太「僕はのび太、何か悩みでもあるんですか?」

佳織「え?何で急にそんなことを?」

のび太「いいからいいから。僕が解決してあげますよ」

佳織「はぁ…実は」
11 : 1   2019/04/30 00:09:53 ID:0xuxra980o
のび太「えぇ!告白しようとするけど勇気が出ない!?」

佳織「彼、裕福な家庭の人だし、凄く優しくて誠実で…私と釣り合わないんじゃないかと考えてたら自信がなくなっちゃって…」

のび太「何だそんなことですか、つまり相手の人が佳織さんのことを好きならいいんですよね?じゃあこれを使いましょう」

のび太「キューピッドのや!これを使って佳織さんのことを好きになってもらえばいいのです」

佳織「ありがとうのび太くん、でもそれは使わないわ」

のび太「えぇ!どうしてですか!」

佳織「道具の力で無理やり人の心を動かしても本当の意味で愛し合ってるとは言えないわ…ちゃんと自分の気持ちは言葉に出して伝えないと!」

佳織「そうよ!私ったら何弱気になっているの!こうしちゃいられないわ!」

のび太「佳織さんどこに?」

佳織「彼、北大路さんに告白するわ!あなたのおかげで勇気が出たわ、ありがとうのび太くん!」

のび太「行っちゃった…自分の気持ちを言葉で伝えるか…」

のび太「よし!僕もしずちゃんに自分の気持ちを伝えるぞー!そうと決まれば帰らなくっちゃ!」


のび太「ただいま!」

ドラえもん「のび太―!僕の道具勝手に使っただろう!」

のび太「そんなことより、どこでもドア出して!」

ドラえもん「何でまた急に?」

のび太「僕もしずちゃんに気持ちを伝えるんだ!」

のび太「しずちゃーん!好きだー!!」

しずか「きゃー!のび太さんのエッチ―!!」

のび太「うわあ!お風呂場に出ちゃったー!」

しずか「もうのび太さんなんて大嫌い!!」

のび太「そ、そんなあ~!」

ドラえもん「やれやれ、何がしたかったんだか…」
12 : プロデューサーはん   2019/04/30 00:10:08 ID:0xuxra980o
完!
ありがとうございました~
13 : Pチャン   2019/04/30 07:26:43 ID:goYGH55wNQ
おつ
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