杏奈「ん……ありがと……です。杏奈、どうしても……知りたい事、あります。これ……」トントン

百合子「ホワイトボード？ 」

杏奈「亜美ちゃん、真美ちゃん、環ちゃんに茜さん、奈緒さん。それと、百合子さんが書いてくれて、すごく嬉しかった……♪ でも、ね……」

百合子「でも？ 」

杏奈「ロコ……は？ 」

百合子「え、ロコちゃん……？ 」

杏奈「うん……。どうして……ロコは今年も書いてくれない、の……？ おかしい……」

百合子「・・・。杏奈ちゃん」

杏奈「今年はロコと勉強、したのに……」

百合子「それだけ？ 勉強なら15歳のみんなと一緒に勉強会開いてるよ。この間もGWの宿題終わらせようって、みんなでファミレスにあつまってーーー

杏奈「杏奈は、先生のロコに勉強を教えて貰ったから……。それに遊園地も一緒に周ったこと……ある」

百合子「それなら昴くんと桃子ちゃんも歩さんも行ったって」

杏奈「昴さんは。三等分したロコ……。杏奈は、独り占め…したよ。それから、杏奈の隣で……ロコ、いつも絵を書いてる」

百合子「杏奈ちゃんが寝てて静かなだけじゃ」

杏奈「それから……ロコ、たくさんアート……見せてくれる。杏奈……特別」

百合子「ロコちゃんが杏奈ちゃんは褒めてくれないって言ってたけど」

杏奈「こんなにロコは……杏奈のこと、好き、なのに……書けなかった。理由……あるはず」

百合子「ロコちゃんもロコちゃんなりに忙しいからだと思うよ」

杏奈「百合子さん……。どうして、ロコのこと……詳しい、の？ もしかして……」

百合子「それはロコちゃんが杏奈ちゃんのこと話してくれるから」

杏奈「えへへ……。ほんと……？ 」

百合子「うん！ロコちゃんに聞いてみる？ 」

杏奈「うん……！ 百合子さん、聞いて来て」

百合子「ロコちゃん、呼ぶね」

杏奈「それは……ダメ」

百合子「杏奈ちゃんが直接聞いた方が早いよ。まだ、レッスンルームで茜さんとfruity loveしてたよ」

杏奈「百合子さん、杏奈から聞いたら……杏奈が、ロコにメッセージ書いて欲しい……みたい」

百合子「違うの？ 」

杏奈「違う、ロコが書きたかった……はず。絶対に……そう。ロコ……可愛そう」

百合子「杏奈ちゃんが書いて欲しくないなら、書いてもらわなくても……」

杏奈「ホワイトボード……スペースがなかったから……ロコは書けなかった」

百合子「それって、私が書いた時にはスペースはなかったから……」

杏奈「……最後なの？」

百合子「うん！杏奈ちゃんにおめでとうって伝えたくて。奈緒さんと一緒に書いたよ」

杏奈「犯人……見つかった……」

百合子「……えっ？どうしたの杏奈ちゃん。私が犯人って」

杏奈「ん……」ﾌﾟｲｯ

百合子「杏奈ちゃん？」

杏奈「百合子さんとは……カメラの前だけで、おはなし、する。あんゆりは……営業、だけ」

百合子「ひどいよ、杏奈ちゃんは私と友達でしょ。だから教えて欲しいな。言ってくれれば私に解決できることかもしれないよ」

杏奈「う〜ん……あんゆり、きちゃう」

百合子「ロコちゃんと仲良くしたいでしょ？」

杏奈「わ、わかった。あれはロコのスペース……だった。百合子さんは、ロコを呼んできて、メッセージを書かせる、かかり」

百合子「き、聞いてないよ！」

杏奈「電波ビビット飛ばしたよ。受信……してないの」

百合子「ええっ、流石にわからないよ。それに、私だって杏奈ちゃんのことお祝いしたかったもん」ｸﾞｽｯ

杏奈「あ……ごめん、なさい」

百合子「ううん、いいよ。杏奈ちゃんはそれだけロコちゃんが書いてくれるっておもったからだもんね」

杏奈「うん……ロコにも電波、たくさん飛ばした」

百合子「私思うんだけど、ロコちゃんは書きたいと思ったら1番に書いてくれるよ。それもイラスト付きで」

杏奈「うん……。だから……やっぱり…ロコは、書きたくなかったの、かな？」

百合子「ううん、違うよ。本当に忙しくて書けなかったんだよ。ロコちゃんは次の公演があるんだもん」

杏奈「百合子さん……」

百合子「杏奈ちゃん。わかってくれるよね」

杏奈「百合子さん……！ なら……茜さんは忙しく、ないの？ 次の公演……ロコとのデュエット」

百合子「それは〜」

杏奈「ロコ、たくさん準備してる、よ」

百合子「そ、そう！ あのインベーダーの絵はロコちゃんと茜さんが一緒に書いた！ そうやって考えれば辻褄が合う」

杏奈「辻褄……？ 」

百合子「ロコちゃんはいろんな芸術に詳しいから杏奈ちゃんが好きなゲームの絵だって描けるよ」

杏奈「百合子さん……ロコの絵、見分けられないの……？」

百合子「……。みずたま、かな？」

杏奈「ロコの書いた絵……杏奈、わかる、よ。ロコはロコ。グニャグニャで……カラフル。ドットはかけないと……思う」

百合子「……」ｽﾏﾎ開いてﾄﾀﾁﾂﾃ

杏奈「百合子さん……電話取り出して、どうした、の……？」

百合子「私にはわからない。やっぱり、ロコちゃん呼ぶね？ 」

杏奈「んと……ダメ、だから。百合子さん……電話、しないで」

百合子「あ、杏奈ちゃん。押さないで、倒れちゃうよ」

杏奈「でんわ……しない……？」

百合子「あ、ああ〜杏奈ちゃん」

杏奈「百合子さん……倒れちゃ……ダメ」

あんゆり「ああ〜〜〜〜〜〜〜」

どんがらガッシャーン

ロコ「せ、セーフリーですか？ 今、すごいサウンドして」

百合子「ロコちゃん！？」

杏奈「あ……ロコ、みない、で」

ロコ「アンナがユリコに……ソファーでハグして……。そ、ソーリーです。ロコはアンネセサリーでした」

杏奈「いかないで……ロコ」

バタン

杏奈「ロコ……行っちゃった。絶対に、勘違い…してる」ｸﾞｽｯ

百合子「電話、しようか？」

杏奈「うん……今度は……お願い、します」

終わり

結局あんゆりじゃないか(絶望)

このあと、ロコは茜ちゃんや朋花様、美希とデートするんですね。わかります。

乙です！

これは……あんロコ！

一緒に勉強して遊園地に行って…
ろこすばスレだ！

乙！