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5流プロデューサー 2019/06/19 20:29:48
ID:Jeosoid/fA
スイッチの故障で止まった時間に取り残されたプロデューサー。最初こそはしゃいでいたものの、二度とアイドルが自身を読んでくれることはないと気づき、邪な気持ちでこんなスイッチを押さなければと日に日に後悔が募る。
アイドル達は二度と動かない。未来が笑うことも、海美が走ることも、伊織が俺を罵ってくれることもない。絶望の日々。次第にアイドル達を見ることすら辛くなり、玄関に佇むだけの時間が増えていく。
憔悴していくプロデューサーはある日、律子の声を聞く。 律子、俺を叱ってくれるのか?律子!しかしそれは彼の脳が最後に見せた幻影。もはや彼が世界を認識することはない。時間は過ぎて行かない。彼が死ぬこともない。この世界線はこれでおしまい。次のプロデューサーにはもう少し賢明な選択を期待します。