･･････9月1日　昼
某ネコカフェ　店内

風花「･･････♪」

風花（新しく出来たネコカフェ、楽しみだなー♪）

？「おー可愛いなーお前」ﾆｬｰﾆｬｰ

風花（あ、先に入ってる人がいるのかな？）

？「お前の肉球は絶好調だなー」ﾆｬｰﾆｬｰ

風花（聞き覚えのあるような声だけど･･････）

P「･･････ここはいいかもしれないな」

風花「え･･････プロデューサーさん？」

P「！？」ﾋﾞｸｯ

P「ふ、風花？　なんで、ここに･･････」

風花「え、えっと･･････」

P「こ、これは･･････あのな･･････」

風花「･･････ぷっ･･････ぷぷっ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

････････････
某ネコカフェ　店外

風花「あははははっ」

P「そ、そんなに笑うなよ･･････」///

風花「だ、だって、あは、あはははっ」

風花「プロデューサーさぁん、一人で来たんですかぁ？」

P「･･････そうだよ」

風花「あはははははっ」

P「ふ、風花だって一人じゃないか！」

風花「私は、あは、し、趣味ですから、あはは」

P「くう･･････ば、馬鹿にしてくれて」

風花「そんなことないですよぉ？　ただ、意外と可愛いんだなぁって思いました♪」

風花「『お前の肉球は絶好調だなー』だなんてぇ、あははは。可愛いー♪」

P「･･････」///

風花「あれぇ？　プロデューサーさぁん、赤くなってるんですかぁ♪」

P「お、お前なーっ！」

風花「きゃぁ♪　プロデューサーさんが怒ったぁ♪」

P「お、俺は帰るぞ」

風花「何言ってるんですかぁ♪　プロデューサーさんも来たばかりなんですよね？」

P「ま、まあな」

風花「勿体ないじゃないですか♪　どうせなんだし一緒に戻ってプチデートしましょう、なんちゃって･･････♪」

P「もう何なりと付き合うよ･･････」

･･････30分後
某ネコカフェ　店内

P「猫っていいなー･･････」ﾆｬｰﾆｬｰ

風花「癒されますよねー･･････」ﾆｬｰﾆｬｰｺﾞﾛｺﾞﾛ

P「延長しようかなー･･････」ﾆｬｰﾆｬｰ

風花「私もー･･････」ﾆｬｰﾆｬｰｺﾞﾛｺﾞﾛ

･･････3時間後　夕方
某ネコカフェ　店外

風花「はーーー充電完了しましたーーー」

P「満たされたーーーー」

P「結構いい時間になってしまったな。風花はもう帰るのか？」

風花「そうですね。今日はここだけだったので」

P「じゃあ、送っていくよ。すぐそこに車、駐車してるから」

風花「あ、ありがとうございます」

風花「そうだ。早速、みんなに知らせないとっ」

P「ん？　何を知らせるんだ？」

風花「プロデューサーさんが一人でネコカフェに来てたことですよー♪」

P「待て待て！　なんで、そんな事を！　そもそも、みんなって誰だ！」

風花「えーっと、歌織さんや莉緒さんに、このみさんに･･････麗花ちゃんや･･････取り敢えず、思いつく子、みんなにですっ」

P「やめてくれ！　そんな事されたら明日からシアターに行けなくなるっ」

風花「そんなぁ、とっても可愛いエピソードじゃないですかぁ♪」

P「お、お前･･････普段の仕返しか･･････」

風花「えぇ？　そんな事ありませんよぅ♪」

P「･･････」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

風花「･･････♪」ﾆﾔﾆﾔ

P「･･････な、なあ、風花。お腹空いてないか？」

風花「え？　あ、私の事、餌でつる気ですか？」

P「ほ、ほら、いい時間だし。どこかで美味しいディナーでもどうかな？」ｱｾｱｾ

風花「仕方ありませんねー。プロデューサーさんが、どうしてもって言うなら特別に付き合ってあげます。ふふ♪」

P「あ、ああ、助かるよ･･････」

･･････3時間後　夜
風花宅周辺

風花「じゃあ、プロデューサーさん。送ってくれてありがとうございます。それからご馳走様でした♪」

P「ああ、満足してくれて良かったよ」

P（相当なディナーだった･･････財布に穴が空くかと思った･･････）

風花「あ、プロデューサーさん。明日は何の日か、知ってますか？」

P「え？　･･････ああ、何かあったかな？」

風花「ほら、あるじゃないですかー」

P「うーん、ごめん。よく分からないなー」

風花「･･････本当ーに分かりませんか？」

P「え、えーっと･･････」

風花「･･････分かりました･･････もういいです」ﾑｽ

P「お、おい、風花」

風花「それではお疲れ様でしたっ」

･･････2時間後　深夜
風花宅

ベッド「ﾄﾞｻｯ」

風花「はあ･･････プロデューサーさんのバカ･･････」

風花（折角、ネコカフェでプチデートして、ディナーもして、いい雰囲気だったのに･･････）

風花（そりゃ･･････私は彼女でもないけど･･････誕生日くらい覚えていてくれてもいいじゃない･･････）

風花「やっぱり、みんなに知らせちゃおうかなー」

『プロデューサーさんが一人でネコカフェ行ってるのを見ました！猫ちゃんに、お前の肉球は絶好調だなー、って可愛いこと言ってたの！』

風花（これって、ただの腹いせかな･･････）

風花（･･････ディナーご馳走して貰ったし、さすがに送るのはやめよう）

風花「ふわあああ･･････なんだか眠い･･････明かり･･････けさな･･････zzzzzz」

風花「むにゃ･･････んー･･････」ﾈｶﾞｴﾘ

ｶﾀﾝ･･････ﾋﾟﾛﾝ

スマホ「送信完了」

･･････9月2日　昼
765プロライブシアター
控え室

美奈子「風花さん！　今日、夕方からパーティですよ！　ご馳走たっくさん作りますからね！」

奈緒「ちゃんと来てな！」

風花「ありがとう！　美奈子ちゃん、奈緒ちゃん！」

････････････
765プロライブシアター
事務室

ｶﾞﾁｬ

風花「失礼します。お疲れ様ですー」

P「あ、風花。お疲れ様、おかえり」

風花「･･････」ｼﾞﾄｰ

P「ど、どうした･･････そんな睨んで」

風花「何でもありません。･･････美咲ちゃん、いませんか」

P「青羽さんは事務所に行ってるよ。もうしばらくしたら、戻ってくると思うけどな」

風花「そうですか･･････失礼しました」

P「あ、風花。待ってくれ」

風花「なんですか？」ﾑｽ

P「多分、後からだと忙しくなるだろうから先に渡しておくよ」

風花「え？」

P「誕生日おめでとう、風花。はい、プレゼント」

P「パーティはあるとは思うけど、ちゃんと手渡しておきたくてさ」

風花「･･････」

P「･･････どうした？　狐に摘まれたような顔して」

風花「覚えていたんですか、私の誕生日」

P「当たり前だろ」

風花「昨日、聞いた時は、分からないって」

P「それは･･････あそこで素直に答えてたら、サプライズ感がなくなっちゃうだろ？」

風花「え、ひどいっ！　わざと惚けてたんですねっ！」

P「いや、その、ほ、ほら、その分ビックリしただろ？」

風花「何でもかんでもサプライズにすればいいってものじゃありませんっ！」

P「き、厳しいな･･････」

風花「全く、もう･･････」

風花「･･････バカ･･････」ﾎﾞｿ

P「え？」

風花「まあ、プレゼントは頂きますっ。･･････開けてもいいですよね？」

P「ああ、もちろん」

風花「･･････あ、猫イラストのエプロン。可愛いー♪」

P「気に入ったか？」

風花「はい！　･･････あ、これ、昨日のネコカフェで売ってた物じゃないですか？」

P「鋭いな。その通りだよ」

P「本当は、あのネコカフェに風花を誘って、最初に連れてきたかったんだけど、まさか、先に来られるとは思わなかった」

風花「え？　どういう事ですか？」

P「ほら、オープンしたばっかりじゃないか、あのネコカフェ。だから、風花も知らない店だろうと思ったから、ソイツと合わせて誕生日プレゼントには、もってこいって思ってさ」

風花「･･････」

P「でも、昨日、下見してたら、先を越されて鉢合わせするんだから、今日連れてくるも何もなかったけど」

風花「そうだったんですか･･････」

P「でも、パーティもあるだろうし、ネコカフェに行ってる暇はなかったかな。それだけでも渡せて良かった」

風花「･･････」

風花「今から行きましょう」

P「え？」

風花「プロデューサーさんからの誕生日プレゼント、全部欲しいですから。今から昨日のネコカフェに行きましょう」

P「でも、パーティがあるし、昨日行ったじゃないか」

風花「まだ数時間、余裕があります。それに今日だから一緒に行きたいですっ」

P「･･････そうだな。じゃあ特急で行くぞ！」

風花「はい♪」

･･････3時間後
765プロライブシアター
控え室（パーティ会場）

アイドル達「誕生日おめでとうー♪」

風花「ありがとう、みんなー♪」

美奈子「さあさあ、じゃんじゃん食べて下さいねー！　おかわりは倒れるまでありますからっ！」

奈緒「風花ー！　これ、私からのプレゼントやで！」

海美「私も私もー！　ふーちゃん、おめでとー！」

紗代子「私からもプレゼントあります、どうぞっ！」

ロコ「ロコのクリティカルでミスティーなロコアートを受け取って下さい！　きっとハートキャッチですっ！」

･･････30分後

ｶﾞﾁﾔ

P「おお、もう始まっちゃってるか」

風花「あ、プロデューサーさん。来るの遅いですよ」

P「すまない、悪かった･･････って、なんで、みんな、じっと俺を見てるんだ？」

ﾎﾗｷﾀﾖ　ｷｲﾃﾐﾖｳﾖ
ﾃﾞﾓﾎﾝﾄｳｶﾅｰ
ｷｬｰｷｬｰｷｬｰｷｬｰ

P「･･････？」

翼「プロデューサーさん♪」

アイドル達「お前の肉球は絶好調ってどういう意味なの（ですか）？」ｸｽｸｽ

P「･･････」

風花「え･･････あれ･･････なんで･･････」

P「･･････おい、風花」

風花「あれ、あれ･･････あああ、送信してた！」

P「風花ぁぁぁぁっ」

風花「ひぃぃぃぃぃ」

ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰｻﾝｶﾜｲｲｰ
ｿﾝﾅｼｭﾐｶﾞｱｯﾀﾉﾃﾞｽﾈ
ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰｻﾝｯﾃｿｳｲｳｺﾄｲｳﾝﾀﾞｰ
ｱﾉ､ﾜﾀｼﾄｲｯｼｮﾆｲｷﾏｾﾝｶ
ﾈｺﾅﾍﾞｶﾞｲﾁｵｼﾃﾞｽｶ
ｷｬｰｷｬｰｷｬｰｷｬｰ

P「風花･･････。前に断られた、あの仕事も、この仕事も、みんな入れてやるっ！」

風花「え、ええええっ！　なんでですかっ！？」

P「俺から追加の誕生日プレゼントだ！　プレゼントは全部欲しいって言ってたもんな！」

風花「いやぁぁぁぁぁっ！　そんなのいりませんーーー！」

亜利沙「みなさーん！　並んでくださーい！　集合写真撮りますよー！」

終わりです。
風花さん、誕生日おめでとー。

おめでとう&乙乙

乙おめ！

風花さんらしいミスだなぁ。ということではっぴば〜〜〜す！＆乙りん