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【ミリマスss】所恵美「プロデューサー。アタシ達って仲間だよね」T2
1 :
Pサマ
2019/09/11 02:06:45
ID:8kUR0Xj2nI
恵美メインss
・キャラ崩壊
・一部オリ設定あり
・会話形式で一部地文あり
・続き物(各話メインアイドル別)
・Pラブ勢(多分)アイドル達+αによる何の捻りもないラブコメ
前話
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=9271&ukey=0
8 :
我が下僕
2019/09/11 02:16:07
ID:8kUR0Xj2nI
・・・・・・10分後
ガチャ
P「みんな、待たせた。衣装を着替えてきたよ」
恵美「なーんだ。着替えに行ってたんだ。エレナは?」
P「ま、まあな。エレナはドレスだから少しかかりそうだな」
可憐「あ、あのプロデューサーさん。み、みんなでランチに行こうって話してて・・・・・・ぷ、プロデューサーさんも、い、行きませんか?」
P「お、いいな。行こう行こう」
琴葉「・・・・・・」
9 :
おにいちゃん
2019/09/11 02:17:27
ID:8kUR0Xj2nI
P「ん? 琴葉! その手、どうしたんだ!?」
琴葉「え、こ、これですか? ちょっとぶつけちゃったみたいで」
P「痛まないのか? ちょっと見せてくれ」
琴葉「あ・・・・・・だ、大丈夫ですよ」///
琴葉(プロデューサーが私の手を取って・・・・・・)
琴葉「し、心配してくれるんですか・・・・・・?」
P「当たり前だろ。・・・・・・血は止まってるみたいだな」
恵美「手当はアタシと可憐で、やっておいたよ。血は出てたけど軽い擦り傷な感じかな」
10 :
レジェンド変態
2019/09/11 02:18:42
ID:8kUR0Xj2nI
P「そうか。ありがとう、恵美、可憐」
P「琴葉。手は動かせそうか?」
琴葉「は、はい、大丈夫です! プロデューサー、ありがとうございます!」///
P「あ、ああ、琴葉が平気そうで良かった」
P(なんだ、何か違和感を感じるような・・・・・・?)
琴葉(怪我をしたらプロデューサーが、私の事を気にかけてくれた・・・・・・嬉しい・・・・・・)///
恵美「・・・・・・?」
11 :
der変態
2019/09/11 02:25:34
ID:8kUR0Xj2nI
・・・・・・同日 AM12:45
某ファミレス
P「そうか。昨日の反省会で琴葉がエレナにアドバイスをしてくれたのか。俺が不在の時に助かるよ」
琴葉「いいんです。こんな事くらいで、プロデューサーのお役に立てるならいくらでも。・・・・・・エレナもヨく頑張ったしネ」
P「・・・・・・」
P(また、何か違和感が・・・・・・)
エレナ「コトハのアドバイスのお陰で上手くいったしネ!」
エレナ「そうだ、プロデューサー! ワタシ、やりたいコトがあるんだヨー!」
12 :
師匠
2019/09/11 02:26:40
ID:8kUR0Xj2nI
ぶつ切り投下、失礼します。
よろしくお願いします。
13 :
お兄ちゃん
2019/09/11 02:28:16
ID:CTWHnvAmm6
乙待ってました。琴葉・・・自傷癖つくんじゃないかこれw
14 :
Pちゃま
2019/09/11 05:16:24
ID:kEXD1pPfko
タイトルからして、おぉもう・・・(ゾクゾクッ
15 :
Pちゃま
2019/09/11 06:26:43
ID:nW.9/fBETU
嫌な予感しかしないシリーズキタ━(゚∀゚)━!
16 :
プロデューサーさま
2019/09/11 08:17:01
ID:wg5gJBCNRU
>>13
>>14
>>15
よろしくお願いします!
17 :
おにいちゃん
2019/09/11 08:17:24
ID:wg5gJBCNRU
P「お、なんだなんだ?」
・・・・・・・・・・・・
P「ロケが終わった後にライブ?」
エレナ「ソーソー! せっかく来たんだから、ライブしよーヨ! きっとみんなで楽しめるヨ!」
恵美「いいねー! でも、ライブの衣装どうしよっかな」
エレナ「持ってきてる服でいいんじゃないカナ?」
恵美「それもそっかー」
P「ライブか。そうなるとロケとは関係なくなるから俺たちだけで開く事になるな。だけど、丁度いいアピールになるかもしれないな」
18 :
5流プロデューサー
2019/09/11 08:18:29
ID:wg5gJBCNRU
可憐「で、でも、準備とか大丈夫、ですか?」
恵美「そこはプロデューサーの出番っしょ!」
P「そうだな。社長に許可を取って、音無さんにも協力して貰えれば何とかなるかも」
琴葉「で、でも、プロデューサー・・・・・・先方さんのお相手とかもあるのではありませんか?」
P「え? そうだな、それはそれであるな」
琴葉「プロデューサーに負担をかけ過ぎて、無理が祟ってしまっては・・・・・・私・・・・・・」
P「ははは、大丈夫だよ。確かに色々と重なってしまう所はあるかもしれないけど、こういうのも中々いいじゃないか」
琴葉「そ、そうなのですか?」
19 :
主
2019/09/11 08:19:32
ID:wg5gJBCNRU
P「ああ。この急拵えのライブを最高に出来ればって思うと俺はワクワクしてくるよ」
P「765プロは・・・・・・いや、このアイドル達はいつでもどこでも最高のライブをやってくれるって、印象づけられる。みんなのファンもこの地域でグッと増えるに違いない!」
恵美「大丈夫だよ、琴葉。アタシたちだってただいる訳じゃないんだからさ。アタシたちにだって出来る事くらいあるよ」
琴葉「そ、そうね・・・・・・私も全力でお手伝いします」
エレナ「ワタシも頑張っちゃうヨ!」
可憐「あ、あ、あの私も・・・・・・」
P「よし、意見はまとまったな。みんなで最高のライブにしよう」
恵美「忙しくなってきたー!」
20 :
Pくん
2019/09/11 08:22:32
ID:wg5gJBCNRU
P「恵美は午後から撮影だぞ。ライブの構想練りは、三人に取り敢えず任せて・・・・・・」
Prrrrrr
P「あ、悪い、電話だ。・・・・・・シアターからだな。向こうでかけてくるよ」
恵美「早く戻ってきてねー」
・・・・・・・・・・・・
某ホテル エントランス
P「はい、もしもし、Pです」
美咲「お疲れ様です、青羽です。まつりちゃんから電話が来てます。お繋ぎしてもいいですか?」
21 :
プロデューサークン
2019/09/11 08:23:46
ID:wg5gJBCNRU
P「はい、大丈夫です。お願いします」
美咲「はい、では繋ぎますねー」
・・・・・・・・・・・・
P「もしもし、まつりか?」
まつり「はいほープロデューサーさん」
P「やあ、どうしたんだ」
まつり「プロデューサーさん。琴葉ちゃんなのですけど、ロケ撮影には一緒に行っているのですよね?」
P「ああ、そうだぞ」
22 :
あなた様
2019/09/11 08:25:52
ID:wg5gJBCNRU
まつり「琴葉ちゃんに何か変わった様子はなかったのです?」
P「え? 変わった・・・・・・そうだな・・・・・・」
P「何かいつもと違うような気はするが・・・・・・。聞けば撮影の事でエレナを怒ってたとか・・・・・・珍しいなと思ったけどな」
まつり「・・・・・・プロデューサーさん。これは言おうかどうか迷っていたのですけど」
まつり「琴葉ちゃんを注意深く見ておいてほしいのです」
P「どうした、まつり?」
まつり「ロケの前日に琴葉ちゃんに会ったんですけど、どこか追い詰められたような顔をしていたのです」
まつり「・・・・・・何かあったと思うのです」
23 :
仕掛け人さま
2019/09/11 08:26:50
ID:wg5gJBCNRU
P「・・・・・・」
P「まつりが琴葉に会ったというのはシアターでなのか?」
まつり「違うのです。シアター近くの駅前付近です。琴葉ちゃん、占いを受けていたのです」
P「駅前で占い・・・・・・路上占い師とかか?」
まつり「そうなのです」
P「・・・・・・」
P(占い、か・・・・・・。なんでもないはずだけど、この感じ)
P「まつりは、その時に琴葉と何か話したのか?」
24 :
do変態
2019/09/11 08:27:41
ID:wg5gJBCNRU
まつり「話しかけたのですけど、琴葉ちゃん、何かを呟いてどこかに行っちゃったのです」
P「そうか・・・・・・。他には、何か感じなかったか?」
まつり「えっと・・・・・・これは琴葉ちゃんのことではないのですけど、その占い師さんが怪しげでした」
P「胡散臭いとかか?」
まつり「姫は、そういった言葉は知らないのです。でも、プロデューサーさんが言いたい通りだと思うのです」
P「分かった。琴葉は特に気をつけるよ。知らせてくれてありがとう。また何か気になったら教えてくれ」
まつり「はいほー。・・・・・・でもね、プロデューサーさん」
P「ん?」
25 :
3流プロデューサー
2019/09/11 08:29:07
ID:wg5gJBCNRU
まつり「あんまり無茶したらダメだよ」
P「なんの事だ?」
まつり「そんな気がしたの」
P「そ、そうか。肝に銘じておくよ。それじゃな」
ピッ(通話オフ)
P(さっきの琴葉に俺は違和感を感じた・・・・・・琴葉を心配して、まつりが俺に連絡をくれた・・・・・・ロケの前日になって追い詰められた様子の琴葉・・・・・・)
P(これは、偶然なのか・・・・・・?)
26 :
箱デューサー
2019/09/11 08:32:08
ID:wg5gJBCNRU
・・・・・・同日 PM01:45
某結婚式場 控え室
恵美「プロデューサー! ドレス、着替え終わったよ! どうどう、似合う似合う?」
P「ああ、よく似合ってる。16歳には見えないくらいだ」
恵美「え~、それはちょっとね~」
P「それだけ大人びた魅力を感じるということだよ」
恵美「そういう事にしてあげるよ。プロデューサーもチョーカッコよく見えるよ!」
P「衣装効果かな」
27 :
監督
2019/09/11 08:32:58
ID:wg5gJBCNRU
恵美「ねえねえ、プロデューサー! ちょっと練習しない?」
P「いい意気込みだな。どういうシーンにしようか?」
恵美「確か腕組んで歩く所があるから、そこがいいな! 腕組んで歩いた事ないし、慣らしておかないとね」
P「分かった。まだ時間はあるし、ちょっとやってみようか」
恵美「うんっ!」
・・・・・・・・・・・・
恵美「・・・・・・」///
P「・・・・・・恵美。その、腕を組んだのはいいが歩かないか?」
28 :
監督
2019/09/11 08:34:18
ID:wg5gJBCNRU
恵美「えっ!? あ、ちょ、ちょっと待ってよ!」///
恵美(ヤバい、プロデューサーと腕組んだだけで頭がボーッとする・・・・・・昨日、エレナに変な事聞かれたから、余計に意識するじゃんか!)///
P「って、顔赤いぞ、恵美。大丈夫か?」
恵美「あ、え、う、うんっ。平気! へーきだよ!」///
恵美(プロデューサーとけ、結婚か~・・・・・・)
恵美「ねえ、プロデューサー! プロデューサーは結婚するならどんな女の子がいいのっ?」
P「どうした突然?」
恵美「せ、折角こんな仕事してるんだし? ちょっと気になっちゃってさ!」
29 :
兄ちゃん
2019/09/11 08:35:44
ID:wg5gJBCNRU
P「そ、そうだな・・・・・・。考えた事ないからよく分からないな」
恵美「え~。じゃあプロデューサー的に年下とかアリ?」
P「年はあまり気にならないし、有りか無しかで言うなら有りかな」
恵美「ほ、ほんとっ!?」
P「あ、ああ。今日の恵美は一段とテンション高いな。絶好調みたいだな」
恵美「うんっ! めちゃやる気出てきたっ。なんか今なら何でも出来ちゃいそう気がするよっ!」
P「頼もしい言葉だな。いい撮影にしような」
恵美「にゃはは。考えてみれば、これ、アタシとプロデューサーの初めての共同作業ってヤツかな?」
30 :
ごしゅPさま
2019/09/11 08:36:52
ID:wg5gJBCNRU
P「確かにな・・・・・・一緒に同じ仕事をするなんて事がまず有り得ない話だからな」
恵美「これがキッカケでプロデューサーもデビューしちゃいなよ!」
P「ははは、ありがとな。でも、俺は恵美をプロデュースすることのほうが好きだから今のままがいいよ」
恵美「もう、そんなにアタシに惚れこんじゃってるの~? なんて、にゃはは♪」
P「ああ、勿論だ。恵美のことは一目見た時から惚れていたよ」
恵美「えっ・・・・・・」///
恵美「なになに!? じゃあ、プロデューサー、アタシのこと好きなのっ!?」
P「プロデューサーとしてな」
31 :
バカP
2019/09/11 08:37:46
ID:wg5gJBCNRU
恵美「・・・・・・」
恵美(ブチッ)
恵美「もう! なにさっ!」
P「お、おい、恵美。ど、どうしたんだよ?」
恵美「ふんっ、知らないよっ」
P(まずい・・・・・・何かの逆鱗に触れたか・・・・・・)
コンコン
スタッフ「すいませーん。恵美ちゃん、プロデューサーさん、そろそろお願いしますねー」
32 :
Pたん
2019/09/11 08:38:45
ID:wg5gJBCNRU
恵美「は~い! すぐに行くよ~!」
恵美「ほら、プロデューサー・・・・・・行くよ!」ギロッ
P「あ、ああ」
・・・・・・同日 PM02:30
某結婚式場 チャペル
ディレクター「はーい、いいわよー! じゃあ次は指輪交換のシチュでいってみましょうか!」
恵美「は~い・・・・・・あ」
恵美「ディレクターさん! アタシ、やってみたい事があるの!」
33 :
Pちゃん
2019/09/11 08:39:38
ID:wg5gJBCNRU
P「?」
ディレクター「あら、なーに、恵美ちゃん?」
恵美「臨場感を出すのに、誓いのキスまでやっちゃうってのはどうかな!」
P「!?」
ディレクター「いいわねー! きっといい画になるわ! 恵美ちゃん、そこまでやってくれるの?」
恵美「うん! どうせならやれる事はやっておきたいし!」
P「ま、待て、恵美っ」
恵美「何さ、プロデューサー」
34 :
兄ちゃん
2019/09/11 08:40:30
ID:wg5gJBCNRU
P「お前、自分が何言ってるのか分かってるのか」
恵美「分かってるよ。いい感じだと思わない?」
P「あ、あのな・・・・・・」
恵美「プロデューサー・・・・・・まさか、意識してるの? これ、仕事だよ?」
P「う・・・・・・」
ディレクター「ちょっとPちゃん、ビビっちゃったの? 情けないわねー。恵美ちゃん、肝が据わってていいわー。プロ意識高くてますます惚れちゃうわ!」
P「いえ、大丈夫ですっ。失礼しました」
ディレクター「オッケー! ちょっと次のシーン、アレンジするわ! 休憩入れるわよー!」
35 :
ボス
2019/09/11 08:42:15
ID:wg5gJBCNRU
恵美(プロデューサーってば慌ててる。人の気も知らないでトーヘンボクやってるからだよ~だっ)
・・・・・・・・・・・・
某結婚式場 控え室
P「なあ、恵美。キスって言ってもフリのつもりなんだよな?」
恵美「は? なんで、そこでフリになるの? やる気あんの、プロデューサー?」
P「う、ごめん・・・・・・」
恵美「誓いのキスって確か、男の人からやるよね。花嫁のベールを上げて、それで肩に手を置いて、だっけ?」
P「そ、そうだな。多分、そんな感じだな」
36 :
プロデューサークン
2019/09/11 23:37:58
ID:8kUR0Xj2nI
恵美「プロデューサー、キスとかしたことあんの? ちゃんとできるの?」
P「そ、それは・・・・・・」
恵美「ふ~ん・・・・・・じゃあ、今から練習しよっか?」
P「ほ、本気か、恵美」
恵美「あったり前じゃん。もうやるって決まったんだよ? これで本番、NG出したらプロデューサーのせいだよ」
P「わ、分かった」
恵美(プロデューサーがテンパってるから、変に落ち着けるな~。にゃはは、いい気味)
恵美(エレナや琴葉には悪いけど、これも仕事だし・・・・・・いいよね)
37 :
ごしゅPさま
2019/09/11 23:38:54
ID:8kUR0Xj2nI
・・・・・・・・・・・・
恵美「じゃあ、アタシは立ってるから・・・・・・目は瞑ってればいいよね」
P「ああ、そうしてくれ」
恵美「ん・・・・・・」目ツムリ
P「始めるぞ」
恵美(なんかアタシもちょっと緊張してきたな・・・・・・)
P(えっと、ここでベールを上げて・・・・・・肩に手を置いて)
恵美「・・・・・・」ビクッ
38 :
あなた様
2019/09/11 23:39:38
ID:8kUR0Xj2nI
恵美(ヤバ・・・・・・急にドキドキしてきた・・・・・・)
P「・・・・・・?」
P(恵美・・・・・・少し震えてる。平気そうな顔してたけど、やっぱり緊張してるのか? それでもやろうとしてくれてるのか・・・・・・)
P(・・・・・・俺も腹を括るか)
P「よし、感覚は掴めた。イメトレはこれくらいで大丈夫だ」
恵美「ほ、ほんと? ちゃ、ちゃんとやれるの?」
P「ああ、大丈夫だ。ありがとう、恵美。撮影場所に戻ろう」
恵美「う、うんっ」
39 :
仕掛け人さま
2019/09/11 23:43:18
ID:8kUR0Xj2nI
・・・・・・同日 PM03:15
某結婚式場 チャペル
ディレクター「じゃあ、次はキメのとこね。Pちゃん、しっかり頼むわよ!」
P「はい、大丈夫です」
恵美「・・・・・・」///
恵美(な、何でプロデューサー、平気そうな顔してんのさ。あんだけ、テンパってたのに・・・・・・アタシの方がガタガタじゃんか)
P「・・・・・・」
P(恵美・・・・・・さっきから震えが止まらないようだな・・・・・・。このままではまずいな)
40 :
おにいちゃん
2019/09/11 23:44:19
ID:8kUR0Xj2nI
P「恵美、緊張してるのか?」ボソ
恵美「え、えっと、その・・・・・・うん・・・・・・」ボソ
P「大丈夫だ、俺に任せろ。恵美は、俺の方を向いて立っていればいい・・・・・・」ボソ
恵美「え・・・・・・」
ディレクター「はーい、じゃあ行くわよー」
41 :
お兄ちゃん
2019/09/12 00:02:20
ID:gK4lpj0krE
・・・・・・・・・・・・
静寂訪れる昼下がりのチャペルの祭壇前で、真白のドレスに身を包む恵美は『彼』にエスコートの手を取られ、自分の鼓動を痛く感じていた。
後方に控えた機材や撮影スタッフ達は、祭壇で見つめ合う恵美と『彼』の見守り役だった。折しも雲間から出てきた照り顔の眩さが、ステンドグラスを通してチャペルを七色に染め広げる。
そんな彩光溢れる幻想景を他所に恵美は、すがるように『彼』の瞳を見た。そうする事で、本番に臨む前は揺れてた己が瞳も次第に落ち着きを取り戻した。恵美を見つめる『彼』の穏やかさが、ほんの少し心地よい。
今はもう本番中だ。新郎役としての『彼』と向き合い、誓いの口づけを『演じる』シーン。
42 :
仕掛け人さま
2019/09/12 00:03:18
ID:gK4lpj0krE
恵美は頬に、こそばゆい微熱を感じた。本番直前で『彼』がかけてくれた言葉で体の震えは抑えられたが、鼓動はひどくなる一方だった。落ち着かない。
だが、やめておけば良かったという後悔はなかった。相手が『彼』だったから。知らないモデルじゃなくて良かったと恵美は安堵した。本番まで、自分をからかっていた緊張と鼓動は、目の前の『彼』を感じると、徐々に胸焦がれる動悸に変わっていた。
(プロデューサー・・・・・・上手くやってよ・・・・・・)
恵美が上目遣いの視線で訴えると、『彼』は静かに微笑んだ。また一つ恵美の心から枷が外れた。『彼』からの小さな合図に促され、恵美はそっと両の眼を閉じた。見えない不安で、唇が踊りそうになる。
43 :
変態インザカントリー
2019/09/12 00:04:07
ID:gK4lpj0krE
ふわっとしたそよ風が恵美の頬を撫でると、『彼』がベールを剥がしたんだと悟る。冷静のつもりだったが思わず閉じた瞼が強ばる。
「大丈夫」
ベールを外す隙をついて、耳元で囁やいた『彼』の言葉が恵美の余計な力を奪った。瞳を閉じながらも恵美のやや強ばった顔が、笑み色に染まっていくと『彼』は内心、ほっとした。目を閉じているはずなのに、僅かに顔を上げた恵美の目線が『彼』の視線と重なる。
44 :
Pくん
2019/09/12 00:05:18
ID:gK4lpj0krE
『彼』は小さな恵美の両肩に、そっと手を添えた。恵美の微熱に触れると『彼』にもまた彼女の動悸が伝わった。心の深呼吸を最後に、僅かに目を細めると、迷う事なく、流れるかのように『彼』の顔は、恵美の口元に近づき、そして、音もなく重なった。
(・・・・・・これが・・・・・・そうなんだ・・・・・・)
恵美は唇が重なった感触も味も、よく分からなかった。なんだかふわふわして心地良かった。得も言われない何かが心から湧き出てくる。誰にも気づかれないように、ほんの僅かに開けた瞳に映っていた、いつもの『彼』が、ただただ愛おしかった。
これが演技でなければいいのに。そんな夢見心地に浸り、恵美はまた目を閉じた。その後に聞こえたディレクターの声は、別世界から発せられたようで朧げに届いた。
45 :
プロデューサー殿
2019/09/12 00:05:53
ID:gK4lpj0krE
・・・・・・同日 PM05:00
某結婚式場 控え室
ガチャ
恵美「プロデューサー、着替えてきたよー」
P「恵美、お疲れ様。よくやったな、ディレクターさんも満足していたぞ」
恵美「うん、良かった」
P「・・・・・・やけに落ち着いてるな」
恵美「そうかな?」
46 :
Pちゃん
2019/09/12 00:06:47
ID:gK4lpj0krE
P(なんだろう・・・・・・恵美、撮影前に比べて淑やかというか・・・・・・満足気というか・・・・・・)
恵美「ねえ、プロデューサー」
P「なんだ?」
恵美「ありがと、最後まで声掛けてくれて。アタシ、すっごく嬉しかったよ。プロデューサーもちゃんと決めてくれたね」
P「・・・・・・そうだな。恵美が本気になってくれたから俺も上手くできたと思うよ」
恵美「アタシの本気って?」
P「ほら、キスシーンまでやろうって言ってくれただろ?」
恵美「あ~あれね・・・・・・」
47 :
Pちゃま
2019/09/12 00:09:18
ID:gK4lpj0krE
P「恵美がそこまでやってくれるなんて思ってもなかったからな。正直、俺の方が怖気着いてしまったよ」
恵美「・・・・・・プロデューサー、あれはね、半分勢いなんだ。アタシ、特によく考えていた訳じゃなかったんだよね」
恵美「言い出しっぺのアタシが本番でビビってちゃ、話になんないよね・・・・・・。ごめんね、テキトーなこと言って」
P「あれが勢いで飛び出るのか。恵美はやっぱり最高だな」
恵美「え?」
P「恵美には光るモノがあるよな。演出にも一味加えていい撮影になったし。プロデューサーとして鼻が高いよ」
恵美「そ、そうかな」///
P「唯一の落ち度は、俺が恵美の唇を奪ってしまった事かな・・・・・・。演技とは言え、あれは本当にすまないっ」
48 :
ボス
2019/09/12 00:34:08
ID:gK4lpj0krE
恵美「ちょ! やめてよ、プロデューサー! アタシからやろうって言ったんだよっ!」
恵美「そんな風に謝らないでよ。アタシにとっては大事な想い出になるかもしれないんだから」
P「でも、ああいうのってよくノーカンとか言って無しにならないか? 演技のキスだぞ?」
恵美「・・・・・・じゃあ、プロデューサーは何も考えないで、ただ演技だけでアタシの初キス、奪ったの?」
P「え、初・・・・・・」
P「・・・・・・」
シーン・・・・・・
恵美「・・・・・・」
49 :
プロデューサー殿
2019/09/12 00:38:56
ID:gK4lpj0krE
恵美「・・・・・・答えてくれないの?」
P「・・・・・・」
P「・・・・・・もし、恵美と結婚するなら。そう考えて俺なりに恵美を大切に想って、あのキスをした・・・・・・」
恵美「うん・・・・・・」///
恵美「ありがとね、プロデューサー。なら、あのキス、ちゃんとアタシの中でカウントしておくから」
P「め、恵美・・・・・・プロデューサーとしては忘れて欲しい。あのキスも今言った気持ちも、あの場の限りだ。いつか本当にその時が来た時に、記憶を上書きして欲しい位なんだよ」
恵美「プロデューサーは真面目だな~。そうだよね、プロデューサーだもんね~・・・・・・にゃはは」
P「・・・・・・」
50 :
Pちゃん
2019/09/12 00:41:46
ID:gK4lpj0krE
恵美「でもね、アタシは忘れられないから。記憶の上書きは、するかもしんないけど、想い出の上書きなんて出来ないって思うんだよね」
恵美「それにアタシ、後悔してないからっ。そこんところよろしくねっ」
P「・・・・・・敵わないな」
恵美「にゃはは♪ プロデューサーの言う通り楽しいロケになったよ♪」///
P「そうか・・・・・・何よりだ」
P(・・・・・・俺は甘いな。・・・・・・もっと突き放すべきなのに)
51 :
Pたん
2019/09/12 00:42:47
ID:gK4lpj0krE
・・・・・・・・・・・・
P「そうだ、恵美。ちょっと聞きたいんだけど、昨日の夜は、四人で反省会をしてたんだよな?」
恵美「うん、そうだよ。ほら、ミーティング用で借りてた会議室あるじゃん? そこでエレナの撮影について話してたんだよ」
P「そうか。みんな、しっかりしてて助かるよ。それで、具体的にどんな事を話してたんだ?」
恵美「まあー大した事ないよ? 琴葉がエレナのダメ出ししてた位だしね、うん・・・・・・」
P「ダメ出し・・・・・・その時の、琴葉は怒ってたのか?」
恵美「えっ!? そんな事ある訳ないじゃん! ただ、なんか・・・・・・ちょっと冷たいかなーなんて思ったけど」
P「・・・・・・」
52 :
おやぶん
2019/09/12 00:43:49
ID:gK4lpj0krE
P「恵美、その反省会の様子を詳しく教えてくれ」
恵美「う、うん、いいけど」
・・・・・・同日 PM06:30
某ホテル エントランス
恵美「あれ、琴葉は? まだ来てないの?」
エレナ「そうなんだヨー」
可憐「じ、時間は間違ってないけど・・・・・・」
恵美「もうーしょがないな~琴葉は。お店が混んじゃうし、アタシ、呼んでくるよ」
53 :
P君
2019/09/12 00:45:21
ID:gK4lpj0krE
・・・・・・・・・・・・
某ホテル 17階通路
恵美「琴葉の部屋はー・・・・・・こっちだね」テクテク
恵美(琴葉、いつも時間はキッチリ守るのに、どしたんだろ。5分前集合してるくらいなのに)
恵美(あ、誰かこっちに来る・・・・・・琴葉じゃないや。ここに泊まってる人かな)
?「・・・・・・」
恵美「?」
恵美(行っちゃった・・・・・・)
54 :
do変態
2019/09/12 00:45:59
ID:gK4lpj0krE
恵美(あの人、すれ違った時に顔、見えたけど・・・・・・な~んか見覚えあるような・・・・・・)
恵美「あ、そうだ。カメラマンのアシスタントさんじゃん。声くらい掛ければ良かったな~」
恵美「って琴葉、呼びに行かなきゃ」
・・・・・・・・・・・・
某ホテル 琴葉部屋
恵美「琴葉~?」ピンポーン
シーン・・・・・・
恵美「あれ? いないの~?」ピンポーン
55 :
der変態
2019/09/12 00:47:00
ID:gK4lpj0krE
恵美「・・・・・・おっかしいな~」
ガチャ
琴葉「どちら様・・・・・・?」
恵美「あ、琴葉! どちら様じゃないよ! みんな、もう集まってるよっ!」
琴葉「恵美・・・・・・?」
恵美「そだよ、何言ってんのさ。・・・・・・って、どしたの、琴葉?」
琴葉「・・・・・・何が?」
恵美「なんて言うか・・・・・・静かだね」
56 :
ハニー
2019/09/12 00:48:59
ID:gK4lpj0krE
琴葉「・・・・・・おかしい?」
恵美「え、えっと~・・・・・・って、もうみんな集まってるんだってば。ほら、行こ」
琴葉「・・・・・・」
恵美「琴葉?」
琴葉「そうだったわね。ごめんなさい、すっかり遅れてしまったわ」ニッコリ
恵美「う、うん?」
琴葉「みんなにも謝らないと。プロデューサーも待たせてしまって悪いことしちゃった」
恵美「もうさっきからホント何言ってるの。プロデューサーはまたディレクターさん達と出掛けちゃっていないじゃん」
57 :
プロデューサーさん
2019/09/12 00:50:32
ID:gK4lpj0krE
琴葉「・・・・・・」
恵美「こ、琴葉?」
琴葉「・・・・・・そう、プロデューサーは、いナいのね・・・・・・」
恵美「う、うん」
琴葉「ごめんなさい、恵美。私、食事はやめておくわ」
恵美「へ? ど、どしたの突然!?」
琴葉「食欲がなくて」
恵美「琴葉、ご飯抜いたらダメだよ! ちゃんと食べなきゃ」
58 :
EL変態
2019/09/12 00:51:23
ID:gK4lpj0krE
琴葉「・・・・・・プロデューサーが、いナいんだモの」
恵美「な、なんで、そんなプロデューサーのことを・・・・・・」
恵美「あ、ほら! ご飯抜いたりしたらプロデューサーが心配しちゃうよ! それって良くないんじゃない?」
琴葉「・・・・・・そうね。それは良くないわ。ごめんなさい、行きましょう、恵美」ニッコリ
恵美「うんっ」
琴葉「でも、それで倒れタらプロデューサーは、また気に、かけてくレるのかしら・・・・・・」ボソボソ
恵美「な、何か言った?」
琴葉「ううん、何でもないわ」ニッコリ
59 :
Pチャン
2019/09/12 09:14:47
ID:vX79QiuOkQ
・・・・・・翌日 ロケ3日目 AM07:30
某ホテル レストラン
P「みんな、すまないが先方の都合でリスケだ。可憐の撮影は午後からになりそうだ」
恵美「マジで。じゃあ午前中は、みんなでライブの計画、進めちゃおうよ!」
エレナ「そうだネ! セトリも、もうちょっとだし一気にやっちゃうヨ! ねーカレン!」
可憐「は、はいっ、頑張りましょうっ」
P「ありがとう、みんな。俺はまた手続きと宣伝を進めておくよ」
琴葉「プロデューサー。私もプロデューサーのお手伝いをさせて下さい」
60 :
プロちゃん
2019/09/12 09:15:48
ID:vX79QiuOkQ
P「ありがとう、琴葉。でも、俺は大丈夫だよ。それよりもまだMCとか決まってないんじゃないか?」
琴葉「え、ええ、それは・・・・・・」
P「じゃあ、琴葉と恵美で街に出かけたらどうだ? 何かこの地元のネタ話が見つかるかもしれないぞ」
恵美「お、いいね~! 琴葉、朝ごはん済ませたら出掛けようね!」
琴葉「そうね、そうしましょうか」
P「ああ、それと琴葉。手の具合はどうだ? 痛まないか?」
琴葉「は、はいっ。大丈夫です!」
琴葉「どうぞ。手に取って、よくご覧になって下さい」///
61 :
そなた
2019/09/12 09:16:18
ID:vX79QiuOkQ
P「あ、ああ・・・・・・うん、ひどくなってはいないな」
P(琴葉・・・・・・やはり違和感を感じる・・・・・・何故だ・・・・・・)
琴葉(プロデューサーがまた、私の手を取って・・・・・・嬉しい)///
恵美(琴葉・・・・・・?)
・・・・・・同日 AM11:00
某カフェ
恵美「色々回ったね~。ここら辺も結構楽しいねっ」
琴葉「・・・・・・そうね」
62 :
Pさぁん
2019/09/12 09:16:58
ID:vX79QiuOkQ
恵美「ここでちょっと休憩して、もう一回りしたらエレナ達と合流しよっか!」
琴葉「・・・・・・ええ」
恵美「今日は、どこでランチしよっか! 琴葉は、何がいいかな?」
琴葉「恵美たちが決めてくれた所がいいわ・・・・・・」
恵美「・・・・・・え、えっと。ね、ねえ、琴葉?」
琴葉「何かしら・・・・・・?」
恵美「・・・・・・何か悩み事とかあるの? なんて言うか元気がないっていうか。歩いてる時もボーってしてるようなさ」
恵美(ロケが始まってから何かおかしいとは思ってたけど、今日は・・・・・・更に悪くなってるような気がするな~)
63 :
P殿
2019/09/12 09:28:32
ID:uGRkWBWATQ
プロちゃん悪手に悪手を重ねてるなw
64 :
師匠
2019/09/12 09:37:04
ID:RkJbf/c2g.
琴葉「悩み事・・・・・・」
恵美「そうそう! 相談乗るよ!」
琴葉「・・・・・・あのね」
恵美「うんうん」
琴葉「・・・・・・私、プロデューサーのことが好きなの」
恵美「へ? あ、ああ、うん。そ、そうだね、知ってるよ」
琴葉「私、あの人の近くにいたくて・・・・・・どうすれば振り向いて貰えるのかなって・・・・・・」
恵美「うん、うん・・・・・・」
65 :
せんせぇ
2019/09/12 09:39:58
ID:RkJbf/c2g.
琴葉「エレナみたいに大胆に出来ないし・・・・・・。そんな魅力もないから。でも、怪我をしたらプロデューサーが私に寄り添ってくれたの・・・・・・」///
恵美「え、そこ赤くなるの?」
琴葉「積極的になると、私の気持ちが成就しやすいって占いでも言われたの」
恵美「へえ、琴葉、占いやってるんだ?」
琴葉「ねえ、恵美。私、もっと怪我をすればプロデューサーは私の傍にいてくれると思う?」スラスラ
恵美「え、は? ・・・・・・ちょ、ちょっと待ってよ。何言ってるの、琴葉」
琴葉「撮影に支障の出ない怪我だと何がいいかしら。足の怪我ならドレスで隠れるから大丈夫よね」スラスラ
琴葉「腕もロンググローブで隠れるから少しくらいならいいかもしれないわ」スラスラ
66 :
おやぶん
2019/09/12 09:43:08
ID:RkJbf/c2g.
恵美「待ちなって、琴葉! それ、マジで言ってるのっ?」
琴葉「・・・・・・え? ・・・・・・何かおカしい?」
恵美「おかしいに決まってるよっ。怪我なんてダメだって! 痛いじゃん!」
琴葉「大丈夫。プロデューサーが傍にいてくれたら痛みなんて、気にナラないから」
恵美「ええぇ・・・・・・」
琴葉「私・・・・・・あの人の隣にイタいの・・・・・・ふフふ・・・・・・」
恵美「ど、どうしちゃったの、琴葉・・・・・・?」
琴葉「何かしラ? 私はいつも通リヨ?」
67 :
do変態
2019/09/12 09:44:21
ID:RkJbf/c2g.
恵美「う、嘘でしょ・・・・・・」
恵美「じゃ、じゃあさ! そんなにプロデューサーのこと好きなら、アタシが手伝ってあげるよ!」
琴葉「手伝う・・・・・・? 私に怪我させテくれルの・・・・・・?」
恵美「違うってば! プロデューサーと琴葉がいい感じになるようにアタシがセッティングして上げるから!」
琴葉「本当・・・・・・?」
恵美「マジマジ! だから、琴葉は怪我する必要なんて全くないの! ね? アタシに任せて!」
琴葉「恵美・・・・・・ありがとう。あなたはやっぱり友達ね・・・・・・」
恵美「にゃはは・・・・・・」
68 :
そなた
2019/09/12 09:46:08
ID:RkJbf/c2g.
恵美(なんか琴葉の目が全然冗談じゃないや・・・・・・放っておいたらマジでケガしてきそう・・・・・・)
琴葉「エレナとは大違イだわ・・・・・・」
恵美「え、エレナ? エレナがどうかしたの?」
琴葉「エレナはネ・・・・・・私からプロデューサーを奪おウとしたの。昨日、エレナがプロデューサーにキスしテルの見たの・・・・・・」
恵美「え? な、なにそれ・・・・・・」
琴葉「でも、恵美は違うわ。あナたまで私から奪ったりシないよね? そうヨネ?」
恵美「え、その・・・・・・うん、もちろんじゃん!」
恵美「アタシは、プロデューサーと琴葉のコト、応援するよっ」
69 :
Pちゃま
2019/09/12 09:48:11
ID:RkJbf/c2g.
琴葉「嬉しい・・・・・・ありガとう、恵ミ・・・・・・」
恵美(これ、何がどうなってんの・・・・・・)
・・・・・・同日 PM05:00
某結婚式場 控え室
P「可憐、撮影お疲れ様。すごく良かったぞ! 結構詰めたスケジュールだったのによくやってくれたよ!」
可憐「い、いえ、ちゃ、ちゃんと出来て良かったです」
P「みんなにも見て貰いたかったな、可憐の花嫁姿。すごく似合ってたのにな」
可憐「そ、そんな・・・・・・」///
70 :
Pさん
2019/09/12 09:49:19
ID:RkJbf/c2g.
P「何はともあれ疲れただろ。少し休んでてくれ」
可憐「あ、あの、プロデューサーさん。お話したいことがあるんですっ」
P「おお、そうか。すまないけど、先にディレクターさん達に挨拶に行ってくるから、ここで待っててくれないか?」
可憐「は、はい、分かりました」
・・・・・・30分後
可憐「プロデューサーさん・・・・・・遅いな」
可憐(・・・・・・お手洗いに行ってくるくらい、いいかな・・・・・・?)
71 :
プロデューサー様
2019/09/12 09:50:57
ID:RkJbf/c2g.
・・・・・・・・・・・・
某結婚式場 通路
可憐「早く戻らなきゃ・・・・・・あ」
可憐(外に出ていく人が・・・・・・あの人、カメラマンさんのアシスタントの方・・・・・・一人でどこに・・・・・・?)
可憐「・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
結婚式場 外周部
可憐「確かこっちに行ったはず・・・・・・」
可憐(昨日と一昨日の夜に琴葉さんから、誰かも分からない匂いがしてた・・・・・・けど、今日の撮影であのアシスタントさんだって分かった・・・・・・)
72 :
P様
2019/09/12 12:06:12
ID:eGjY6vS9S.
可憐(あのアシスタントさんからも、ほんの僅かだけど琴葉さんの匂いがしてた・・・・・・)
可憐(ロケが始まってから、琴葉さんの様子がいつもと違う気がするし、何かおかしい・・・・・・)
可憐(あの人が、琴葉さんと会っているかもしれない。何か知っているのかも・・・・・・)
可憐(それにしても、どうして、こんな人気のない所に? ・・・・・・あ)
アシスタント「・・・・・・ええ、はい。じゅ、順調です。そちらの筋書き通りです」
可憐(いた・・・・・・電話してるのかな・・・・・・?)
アシスタント「連中にも気づかれてはいません。あの女もあと一回、暗示をかければ完了です。はい、大丈夫ですから」
可憐「!?」
73 :
Pサマ
2019/09/12 12:13:58
ID:eGjY6vS9S.
可憐(今・・・・・・あ、暗示をかければって・・・・・・あの女って・・・・・・まさか・・・・・・)
アシスタント「はい、ええ。予定通り、えっと、タナカコトハでしたっけ? その女です」
アシスタント「はい、ま、また連絡します・・・・・・はい、では」
可憐(た、た、大変・・・・・・い、急いでぷ、プロデューサーさんに、し、し、知らせないと・・・・・・)
ガサ・・・・・・
可憐「!?」
アシスタント「!!」
アシスタント「だ、誰かいるのか?」
74 :
プロデューサーちゃん
2019/09/12 12:14:58
ID:eGjY6vS9S.
可憐「・・・・・・」ガタガタ
可憐(に、逃げないと・・・・・・や、やだ、こっちに来る・・・・・・か、体がう、動かない・・・・・・)
グイッ
可憐(誰かに腕を引っ張られた・・・・・・! や、やだっ)
P「可憐、俺だ・・・・・・静かに・・・・・・」ボソ
可憐「!?」
可憐(ぷ、プロデューサーさん・・・・・・)
75 :
プロデューサーさま
2019/09/12 12:16:02
ID:eGjY6vS9S.
P「息を潜めて・・・・・・」ボソ
可憐「・・・・・・」コクコク
P「・・・・・・」
アシスタント「・・・・・・」キョロキョロ
アシスタント「・・・・・・気のせいか。驚いた・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
P(行ったか・・・・・・あの人はアシスタントの・・・・・・)
P「可憐、大丈夫か?」
76 :
Pーさん
2019/09/12 12:18:48
ID:eGjY6vS9S.
可憐「ぷ、ぷ、プロデューサーさん・・・・・・ぐすっ」
P「か、可憐っ。どうした、どこか痛むのかっ?」
可憐「ち、違うんです・・・・・・ぷ、プロデューサーさんが来てくれて、ほっとして・・・・・・」
P「緊張の糸が切れたかな。もう大丈夫だ、可憐」
可憐「は、はい。・・・・・・プロデューサーさん、どうしてここが・・・・・・?」
P「控え室に可憐がいなかったから、何か嫌な予感がしたんだ。すぐに見つかって良かった」
P「しかし、ここで何かあったのか? 只ならない雰囲気で思わず隠れたが」
可憐「あ、あのプロデューサーさんっ。先程のお話をしたいですっ」
77 :
Pくん
2019/09/12 12:25:17
ID:eGjY6vS9S.
P「ああ、そうだったな。じゃあ、場所を変えよう」
可憐「あ、あの出来れば誰にも聞かれない所で、お話を・・・・・・」
P「・・・・・・分かった。じゃあ、ホテルに戻ろう」
・・・・・・同日 PM06:00
某ホテル P部屋
P「さて、何か飲むか?」
可憐「い、いえっ! ぷ、プロデューサーさんっ。き、聞いて下さいっ。琴葉さんがっ」
P「か、可憐?」
78 :
兄(C)
2019/09/12 12:31:54
ID:eGjY6vS9S.
・・・・・・・・・・・・
P「一応、確認するがそれは間違いないんだな?」
可憐「はい、確かに聞きました。暗示をかけるって、それが琴葉さんだという事も・・・・・・」
P「・・・・・・」
P(可憐は、琴葉に着いた匂いの強さからして、琴葉とアシスタントが夜に接触してると指摘した・・・・・・。そして、そのアシスタントが琴葉に何らかの暗示をかけていることも)
P(あのアシスタントさん、二日間の飲み会にも来ていなかったな・・・・・・俺がいない時を狙ったのか。しかし、可憐が手掛かりを掴んでくれるとは・・・・・・)
P(電話の会話といい・・・・・既に何回か、琴葉に接触されている。恐らくはその時に暗示をかけられたか。琴葉の違和感もそのせいか)
79 :
主
2019/09/12 12:33:43
ID:eGjY6vS9S.
P(色々考えられる事はあるが、今の時点では、推測だけでしかない・・・・・・大きな行動は、まだリスキーだ。こちらの警戒を悟られないように水面下で行動するか)
P(とにかく、可憐や他のアイドルに深入りさせないようにしないと・・・・・・)
P「・・・・・・」
可憐「ぷ、プロデューサーさん?」
P「ああ、すまん。少し考え事をしていた。・・・・・・可憐、この事は誰にも話さないでくれ」
可憐「え、ええっ。な、何故ですか・・・・・・?」
P「すごくデリケートな話だ。これを聞かせたらみんなの不安を煽る事にもなりかねない。今は普段通りにしてもらうのが最善だと思うから」
可憐「恵美ちゃんや、エレナさんにも・・・・・・ですか?」
80 :
Pちゃま
2019/09/12 12:35:49
ID:eGjY6vS9S.
P「ああ、そうだ・・・・・・頼む」
可憐「・・・・・・わ、分かりました・・・・・・」
・・・・・・同日 PM07:00
某ホテル エントランス
エレナ「プロデューサー、今日のディナーは一緒ナノ!?」
P「ああ、昨日も一昨日も出ずっぱりだったし、みんなとも夕食を一緒にしたいからな」
恵美「も~ほんとだよ! プロデューサーってば付き合い悪いんだから!」
琴葉「プロデューサーにはプロデューサーの付き合いがあるもの。でも、夕食をご一緒出来て光栄ですっ」
P「ははは、夕食くらいでオーバーだな、琴葉」
81 :
ボス
2019/09/12 12:36:51
ID:eGjY6vS9S.
可憐「・・・・・・」チラチラ
恵美「どしたの可憐? 琴葉ばっか見て」
可憐「!?」ビクッ
可憐「な、何でもないよっ」
恵美「そう~?」
・・・・・・2時間後
某ホテル 17階
P「じゃあ、みんな。また明日にな。しっかり休んでくれ。それと琴葉。明日の事で話したいんだけど少し時間を貰えないか?」
82 :
お兄ちゃん
2019/09/12 12:38:09
ID:eGjY6vS9S.
琴葉「はいっ、大丈夫です。私、プロデューサーのお部屋に行きますねっ」
エレナ「あー! ワタシもプロデューサーの部屋に行くヨー!」
琴葉「エレナ。遊びに行くんじゃないんだから。これはお仕事よ」
エレナ「ハーイ」
・・・・・・・・・・・・
エレナ「イイナー、コトハ。ブーブー」
恵美「ねえねえ、エレナ、可憐。アタシの部屋に来ない?」
83 :
おやぶん
2019/09/12 12:39:09
ID:eGjY6vS9S.
エレナ「行く行く!」
可憐「う、うん。じゃあ、私、お茶の用意をしてくるね」
・・・・・・30分後
某ホテル 恵美部屋
エレナ「え? コトハの様子?」
恵美「うん。なんかいつもと違くない?」
エレナ「ちょっとオーラが違うかなーって感じはしたヨ」
可憐「・・・・・・」ソワソワ
84 :
そなた
2019/09/12 12:41:10
ID:eGjY6vS9S.
恵美「可憐は何か感じなかった?」
可憐「え、えっ、わ、私は・・・・・・その・・・・・・」
可憐「な、何も知らないよ・・・・・・」
恵美「・・・・・・」ジー
エレナ「・・・・・・」ジー
可憐「え、え? と、どうしたの二人とも・・・・・・」
恵美エレナ「かーれーんー(カーレーンー)?」
可憐「な、なに?」ビクッ
85 :
おやぶん
2019/09/12 12:42:01
ID:eGjY6vS9S.
恵美「琴葉に言わせたら『何か知っている人はそういう言い訳をする』だっけ? 分かりやすいな~」
エレナ「何を知ってるのかナー? 教えてー!」
可憐「だ、ダメですっ。だ、誰にも言うなってわ、私・・・・・・」
エレナ「誰にも言うナ?」
可憐「あっ・・・・・・」
恵美「口止め?」
可憐「ち、違うの、恵美ちゃんっ」
恵美「・・・・・・プロデューサー?」
86 :
貴殿
2019/09/12 12:42:47
ID:eGjY6vS9S.
可憐「え、えっと、あ、あの、あのねっ」グルグル
エレナ「なんかデジャブを感じるヨ」
恵美「アタシも。可憐に隠し事はぜっっったい無理だね」
可憐「あうう・・・・・・」
恵美「よーし、プロデューサーに聞いてみよっか。そうと決まれば」ケータイ取り出し
Prrrrrr
恵美「あ、プロデューサー? 今どこにいるの? ちょっと相談したいコトがあるんだけどさ。え? 琴葉の部屋?」
エレナ「?」
87 :
Pくん
2019/09/12 12:44:01
ID:eGjY6vS9S.
恵美「なんでプロデューサーが? ・・・・・・うん、分かった。今から行くからね」
可憐「プロデューサーさん、琴葉さんの部屋にいるの?」
恵美「そうみたい。何してんだろ、プロデューサー」
エレナ「ネーネー、メグミ? 今、シアターに電話してた?」
恵美「ん? 違うよ、直に・・・・・・あっ」
可憐「ぷ、プロデューサーさんに電話する時って、一度シアターの電話にかけて転送して貰うはずじゃ・・・・・・」
恵美「え、えーっと・・・・・・プロデューサーが待ってるよ! 早く行こ!」
エレナ「メグミーっ!」
88 :
プロデューサー殿
2019/09/12 22:11:05
ID:VseTx/uVTs
・・・・・・・・・・・・
某ホテル 琴葉部屋?
エレナ「なんで、プロデューサーがコトハの部屋にいるノ?」
恵美「琴葉は、どこ行ったの?」
P「ああ、実は琴葉と部屋を変えて貰ったんだよ。それにしても三人揃ってどうした。恵美の相談だと思ったけど」
恵美「相談は相談だよ。琴葉のコトなんだけどさ。ロケに来てから感じが違うような気がするんだよね」
可憐「・・・・・・」オロオロ
エレナ「ワタシも思ってたんダー。プロデューサーは何か知ってるノ? カレンに何か言うなって言ったノ?」
89 :
プロちゃん
2019/09/12 22:12:25
ID:VseTx/uVTs
P「・・・・・・」
P「確かに、琴葉の様子が何か違うなって思ってたよ。可憐も、大方同じで今日の撮影の時に相談されたよ」
P「ただ、恵美やエレナに心配をかけるといけないと思って、可憐には言うなって頼んだんだ」
可憐「・・・・・・」
恵美「ふーん、そうなんだ。それだけ?」
P「あ、ああ・・・・・・」
恵美「・・・・・・」
恵美「・・・・・・嘘はなしだよ、プロデューサー」
90 :
兄(C)
2019/09/12 22:13:17
ID:VseTx/uVTs
P「・・・・・・」
エレナ「メグミ?」
恵美「プロデューサーって嘘ヘタだよね。ねえ、何知ってるの? 琴葉の事なんだよね?」
P「すまんが、お前たちには詳しい事は言えない」
恵美「アタシ達に言えないって・・・・・・琴葉のことなんだよ?」
恵美「アタシもエレナも可憐も、みんな気にしてるんだよっ」
P「恵美、落ち着いてくれ」
可憐「め、恵美ちゃん・・・・・・」
91 :
変態インザカントリー
2019/09/12 22:14:36
ID:VseTx/uVTs
恵美「可憐だって、心配だからプロデューサーに何かを話したんでしょ? アタシやエレナだって気持ちは同じだよ」
可憐「うん・・・・・・」
エレナ「プロデューサー、教えてヨ。コトハのコト、ワタシたちも知りたいヨ!」
P「・・・・・・」
可憐「ぷ、プロデューサーさんっ。わ、私からもお願いします。恵美ちゃんとエレナさんに話してくださいっ」
P「ダメだ。頼む、黙って琴葉の事は俺に任せてくれ」
エレナ「・・・・・・どうしてもダメなノ?」
P「ああ、そうだ」
92 :
ご主人様
2019/09/12 22:15:32
ID:VseTx/uVTs
恵美「・・・・・・」
恵美「・・・・・・プロデューサーがさ、アタシ達に話さないってのは何となく分かるよ。やばい話なんだよね、多分」
P「・・・・・・」
恵美「プロデューサーとしてアイドルには話せない・・・・・・ってコトなのかな・・・・・・」
P「・・・・・・ああ、そうだ」
恵美「そっか・・・・・・」
恵美「プロデューサーは優しいよね。アタシ達の事、そうやって遠ざけるようにするんだもんね・・・・・・」
エレナ「・・・・・・」
93 :
Pーさん
2019/09/12 22:16:33
ID:VseTx/uVTs
可憐「・・・・・・」
恵美「アタシはアイドルで子供だし、大人のプロデューサーからしたらヤバそうなことには巻き込みたくないんだよね」
P「・・・・・・」
恵美「でも・・・・・・でもさ・・・・・・そうじゃないじゃん・・・・・・」
恵美「アタシ達ってそんなもんじゃないよね・・・・・・」
恵美「プロデューサー。アタシ達って仲間だよね・・・・・・?」
P「恵美・・・・・・」
恵美「アタシはプロデューサーも、琴葉もエレナも可憐も・・・・・・シアターのみんなを『仲間』だって思ってるよ」
94 :
あなた様
2019/09/12 22:26:01
ID:VseTx/uVTs
恵美「琴葉に・・・・・・仲間に何かあったかもしんないんだよ。何の助けにもならなくたって、足引っ張ったってさ・・・・・・知らないでいるのは辛いよ・・・・・・」
P「・・・・・・」
恵美「ねえ・・・・・・プロデューサーっ」
P(アイドルを深入りさせる訳にはいかない・・・・・・それはプロデューサーとしての考えだ・・・・・・)
P(プロデューサーとしてなのか・・・・・・仲間としてなのか・・・・・・俺は・・・・・・)
エレナ「プロデューサー・・・・・・」
可憐「・・・・・・」
P「・・・・・・みんな、喉が乾いただろう。お茶を淹れるよ」
95 :
主
2019/09/12 22:26:49
ID:VseTx/uVTs
恵美「プロデューサーっ。今、お茶なんてっ」
P「話が長くなりそうだから少し休憩を挟もう」
恵美「え?」
可憐「あ、お、お茶なら私が」
P「ありがとう、可憐。でも、俺がやるよ」
96 :
バカP
2019/09/12 22:27:30
ID:VseTx/uVTs
P「・・・・・・恵美、エレナ、可憐」
可憐「は、はいっ」
エレナ「なーに?」
恵美「うん?」
P「恵美の言う通り、俺たちは仲間だ。仲間に隠すことは・・・・・・何もない。俺が悪かった」
恵美「うんっ」
97 :
仕掛け人さま
2019/09/12 22:52:20
ID:gK4lpj0krE
・・・・・・1時間後
恵美「プロデューサー、色々教えてくれてありがとね。・・・・・・アタシ達はいつも通りにしてればいいんだよね」
P「ああ、頼むよ。しかし、琴葉の言動がそこまでとは・・・・・・普段の琴葉とは考えられないな・・・・・・」
エレナ「コトハに催眠術をかけたのがホントだったら、ワタシ、許さないヨ!」
恵美「アタシだって! 絶対に許さないんだから!」
可憐「琴葉さん・・・・・・可哀想です・・・・・・」
P「みんなの気持ち、よく分かったよ。だがまだ全部がハッキリしていない。今はただ堪えてくれ」
恵美「うん、分かってるよ。プロデューサー、お願いね!」
98 :
彦デューサー
2019/09/12 22:53:20
ID:gK4lpj0krE
エレナ「プロデューサー、頼りにしてるヨ!」
P「任せてくれ。それと、エレナと可憐の携帯番号を教えてくれ。俺の番号も登録しておいてくれ」
エレナ「え、イイノ? ダメなんじゃないノ?」
P「ああ、本当はシアターを中継すべきだけど、今は密に連絡できるように備えておきたい」
可憐「は、はい、分かりましたっ」
P「みんな、今は静観していて欲しいが、この先みんなの力を借りる時が来ると思う。その時はよろしく頼むよ」
恵美「任せて任せて!」
99 :
プロデューサー
2019/09/12 22:54:51
ID:gK4lpj0krE
P「それと・・・・・・恵美」
恵美「なに?」
P「ありがとう、大事な事を教えてくれて。目が覚めた気分だ」
恵美「やだなープロデューサーってば。・・・・・・照れるじゃん」
P「本当の事だ。・・・・・・ありがとう」
100 :
プロデューサーさん
2019/09/12 22:56:41
ID:gK4lpj0krE
・・・・・・・・・・・・
星空の夜光差し込む窓辺の片隅で琴葉は、ぼんやりと空を眺めていた。防犯の為と、『彼』から部屋の入れ替えの申し出を受けて琴葉は満足気だった。『彼』がいた空間を自分が支配している。そんな優越感にも似た気持ちに浸れた。
「ふふ・・・・・・ふフフ・・・・・・」
ふと嗤う。
明かりもつけない部屋に木霊する。
101 :
ボス
2019/09/12 22:57:15
ID:gK4lpj0krE
「明日は私、プロデューサーのお嫁さんになれルノね・・・・・・」
逸る気持ちが頬を、薄紅に染め上げる。
視線を落とし、窓辺の卓上に散らばった数枚の写真を見やる。すると、彼女の赤頬は薄れてしまった。
写真に映っていたのは、恵美と『彼』だった。見つめ合う姿、腕を組み共に歩く姿、そして、口付けをする姿だった。
「・・・・・・恵美、アナたも・・・・・・ナノネ・・・・・・悲しいわ・・・・・・」
琴葉の視線が、写真の恵美を貫く。そこに込められた感情は穏やかではなかった。
102 :
プロちゃん
2019/09/12 22:58:14
ID:gK4lpj0krE
気づいた時には写真のいくつかは、原型を留めていなかった。紙屑となった紙片を屑入れに放ると、彼女はまた満足気に嗤った。琴葉の揺れる瞳は、残った口付けの写真を冷たく見据えていた。
「ワタシ・・・・・・間違っていナイヨネ・・・・・・」
103 :
Pサマ
2019/09/12 23:01:13
ID:gK4lpj0krE
恵美ss終わりです。
めぐみーがTSVの最年少ってウソだ
また続き持ってきます。
次回もどうぞよろしくお願いします
104 :
あなた様
2019/09/12 23:07:17
ID:4zM1IHbGx.
え、何が起きてん・・・
次、次なんだな・・・
105 :
Pサン
2019/09/13 07:12:03
ID:HYaZvhrf.c
乙
(催眠術なんてなくても“らしい”と思ってたなんて言えない……)
106 :
EL変態
2019/09/14 20:30:29
ID:jGS8LilBo.
催眠術ではあるが自己暗示やろうな・・・。それが暴走してる感じ。
(薄い本のごとくみんなに疑われているスタッフさんは呼ばれたから行っただけでとばっちりかもしれない)
107 :
師匠
2019/10/02 21:16:19
ID:mPSBHIxaac
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ミリマスss▶田中琴葉「プロデューサー。ワタシノユビワニチカッテクダサイ」T3/E 1/2
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