222 : プロヴァンスの風   2024/02/25 20:01:11 ID:O60EI222yU

【帰りの助手席にて】

P「疲れたか? ため息なんかついて」

千早「少しだけ。……でも、それ以上に、嬉しいです。
   お誕生日を祝ってもらって、疲れた、なんて言ったら、バチがあたっちゃいますよね」

P「千早?
  ここでは、正直でいていい」

千早「プロデューサー……」

千早「……私、怖いんです。これまでの日々が、終わってしまうのが」

P「千早……」

千早「アイドルを辞めたら、私はきっと、また独りぼっちになってしまうんじゃないかって」

P「……千早。アイドルを辞めた時、これを開けてくれないか」

千早「!? この箱は……」

P「幸せな日々は終わらないし、終わらせない。
  千早はもう、独りぼっちじゃない。そうだろ?」

千早「……はい。これからも、末永くお願いしますね、プロデューサー」


如月千早さんお誕生日おめでとうございます。