33 : Pチャン   2020/10/20 04:00:59 ID:i.cWpbU3ls

このみ「まったく失礼しちゃうわ! あ、プロデューサーのことじゃないから大丈夫よ」
歌織「あれ、このみさんに、プロデューサーさん。今日、恵美さんはいないんですか?」
このみ「今日は地方に営業。連れていくわけにもいかないし、誰かに任せると取り合いになっちゃうから、年長者に任せたいって」
歌織「確かに。でも、それで怒っているわけじゃないでしょう?」
このみ「劇場の近くを散歩してきたの。そうしたら『弟さんをあやしているのね、偉いわ』って言われて。このくらいの子がいてもおかしくない年齢なのよ、私?」
歌織「そうですね。劇場に授乳室や託児ルームを作ってもいいかもしれません。私達が子どもを作った時にも使えますし」
このみ「いいわね、買いそろえた哺乳瓶などは、初期設備にすれば経費で落とせるはず。社長に提案してみましょ」

こうして劇場の設備が、また一段と充実していったのだった。