>>865
いわゆる「文金高島田」と言われる髪型は「島田型」あるいは「島田髷」と呼ばれる髪型の一種であり、今日では和装の結婚式で花嫁が結うオーソドックスな髪型として定着したものですわね。
この島田髷と呼ばれる髪型の発祥と普及はそれこそ多数の論文がしたためられる程の歴史とその変遷があり、一概かつ、手短に説明することは出来かねますわ。
特に江戸期には地域や身分、職業や個人の趣味が反映されて派生も多く生まれましたのが大きな理由の一つですわね。
ただそうした中で、島田髷は髪を折り返して元結で止めるだけのシンプルなものであり、武家のみならず多くの子女に普及した髪型であったのは間違いない所でしたわ。
その中で髷の根が高い端正な印象のものが「高島田」と呼ばれるようになり、この髪型は多くの毛量を美しく保つ必要が在ることから江戸期にはそうした手入れが可能な財力を持つ武家の髪型となりましたの。
更に自毛意外にこれ以上に多くの艶やかな髪が必要で、見た目にも華やかに整える必要がある高島田は「文金高島田」と呼ばれるようになり、
武家であっても婚姻といった特別の場でしか披露されない髪型ともあって、女性にとって特別な髪型として認識が広く定着していくことになりましたの。
さて「文鎮」高島田という語ですが、カード的にもこの語そのものや初出に関わる研究者に知れるところでは存在とうかがいましたわ。
おそらく身近な親族の語感が似ていることや、ビジネスホテルの