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【怪奇SS祭】昴「…怪奇ハタ人間?」
1 :
プロデューサー
2023/07/28 22:39:09
ID:tjYRdpcY72
SS初投稿です
至らない部分もあると思いますがよろしくお願いします
注意
・このSSはミリオン×パワポケの二次創作です
・オリジナル設定、原作改変もします(具体的には年齢操作等)
・パワポケのキャラはあまり出ません
・アイドル達が職業アイドルじゃないです。大体が普通の女子中学生です
・従ってプロデューサーも出ません
・アイドルの性格が若干違うかもしれません
何とかお見逃しを、お目汚しになるかもしれませんがお願いします
では順に投下します
317 :
EL変態
2023/09/25 23:45:23
ID:HGVrivipdA
望月杏奈
パライソタウンに住む女子中学生。父親はこの島でもだいぶ地位の高い人のようだが……?
家が広い割に父親はあまり家に帰らないので持て余し気味。早くから母親が居なく杏奈も寂しい思いをしている
昴達には容認しつつも距離を感じていたが昴や海美の分け隔てない態度のおかげで距離も段々縮まりつつある
裏話
昴達の中では現状最強のシューター
ただ待ち構えて狙いうつスタイルなので動き周るスタイルの海美とはお互いを補う関係でもある
318 :
Pーさん
2023/09/25 23:50:01
ID:HGVrivipdA
松田亜利沙
パライソ高校生に通う高校生で新聞部をやっている
重度のドルオタだが好みはアイドルだけに限らないようだ
可憐とは学年は一緒だがクラスが違う
自慢の亜利沙アンテナは感知するとピクピク動く。その様子を瑞希氏も興味深げに観察していた
裏話
亜利沙アンテナばかり目立ってますが知識が偏り気味な仲良し4人組+杏奈と違い新聞部に所属していた経緯もあり社会情勢にも造詣があり昴達のブレーンになってくれるはず
319 :
変態マスター
2023/09/25 23:53:20
ID:HGVrivipdA
今日はここまで
次回の更新はちょっとわからないです
320 :
貴殿
2023/10/20 00:02:22
ID:nobh1eVoUI
保守
321 :
変態お化け
2023/10/24 23:21:28
ID:I1gl/.kLVc
篠宮可憐
亜利沙と同じパライソ高校生。
何かと容姿が目立ちパライソ高校の中でも有名人らしく、本人は目立たないように地味を目指しているのだが中々上手くいかない。
五感が鋭く特に嗅覚が鋭いのでハタ人間を事前に察知出来るらしい、すごい。
裏話
この物語は中学生組がメインなので表立ってませんが高校生組も上手く昴達をサポートしています
322 :
バカP
2023/10/24 23:23:35
ID:I1gl/.kLVc
福田のり子
最強の女子プロレスラーを目指して修業中の女性。既にスカウトの声はかけられているがまだデビューには早いのではないかと決めかねている。
自分より一足先にプロレスラーになった兄貴がこのパライソタウンに向かったと聞いて応援の為にパライソタウンにやって来たが、試合があるわけでもなく不思議がっていたところにこの怪異に巻き込まれてしまった
裏話
原作でいう光山ポジション……と言ったらのり子に失礼かな
あまり口出さないけど大人組として昴達の行動を見守ってます
323 :
Pしゃん
2023/10/24 23:26:39
ID:I1gl/.kLVc
真壁瑞希
元々パライソタウンに就職に来た一般人だったがサイボーグに改造されサイボーグ開発部門主任である絵垣東児の専属エージェントになった。
サイボーグ化により凄まじい動体視力と精密な腕の動きが出来るようになった。
戦闘用のサイボーグではなく潜入や内部工作等が本来の役目。
本人はサイボーグ化について趣味の手品に生かせるものの表向きの世界で披露出来なくなってしまい残念に思っている。
裏話
見た目は17歳ですが実は二十歳を越えています。サイボーグされた副作用で年齢が止まってしまったようです。のり子と共に大人組です。
324 :
ぷろでゅーさー
2023/10/24 23:37:17
ID:I1gl/.kLVc
ヘルガ
ドイツ軍出身だったが曽根村にスカウトされて防衛局に所属している根っからの軍人。ちなみに正式な役職名は警備隊総司令官である。
ドイツ人の彼女が日本の部隊に就任した理由は防衛局という組織を立ち上げる際、彼女を祭り上げドイツの軍人で外形も良い女性が就くという話題性で防衛局の異質さを誤魔化せるという意図的なものだった。
話題性があれば能力は二の次であったが彼女は司令官としても非常に優秀。
曽根村
防衛局の局長だが表向きのことはヘルガに任せて中々表に出なく、パライソタウンの中でも名前は知っていても顔は知らないという人間が大半である。
ヘルガを外見だけではなく能力まで見抜いてスカウトしたりと有能な人物。……だが・・・
325 :
我が友
2023/10/24 23:41:23
ID:I1gl/.kLVc
箱崎星梨花
箱崎財閥の令嬢。パライソ中学院通っていたらしく未だこのパライソタウンのどこかに居るらしい。父親に当たる箱崎財閥当主が政府に強い影響力を持ち彼女の存在がこの後の展開の鍵になりそうである。
田中琴葉
パライソ高校の生徒会長。パライソ高校の生徒なら知らぬ人は居ないほど人望があったようだ。この怪異が起きた時もいち早く生徒達をまとめ上げパライソ高校の籠城化に成功したがワークボットの襲撃により崩壊。今は箱崎星梨花と残った生存者と共にパライソホールに居るらしい。
326 :
最低最悪変態プロデューサー
2023/10/24 23:50:48
ID:I1gl/.kLVc
>>1
ですが生存者報告です
最後の更新から1カ月ですが逃亡はしてはいません
仕事もそうですが物語の展開でやや悩んでいるところもあり時間はかかっていますが書いてはいます
もし待っている方が居るのでしたら申し訳ありませんがもう少しお待ちください
それと
>>320
の保守してくれた方ありがとうございます
気にかけてくれてとても嬉しいです
327 :
レジェンド変態
2023/10/25 01:42:17
ID:DTxpQfnQnQ
>>326
長編は完成に時間がかかるのはしょうがないですよ
のんびり行きましょう
328 :
プロデューサーちゃん
2023/10/25 06:21:29
ID:MxG8SaHQbI
>>326
待ってるぜよ
329 :
EL変態
2023/10/26 23:44:28
ID:37rwAJXEVw
お待たせしました
投下します
330 :
監督
2023/10/26 23:45:08
ID:37rwAJXEVw
7月25日 AM8:30 杏奈宅玄関前
亜利沙「松田亜利沙出発準備終わりました!」
のり子「同じく福田のり子も完了です、な~んてね」
海美「8人、9人これで全員だね!」
331 :
ボス
2023/10/26 23:46:30
ID:37rwAJXEVw
海美「8人、9人これで全員だね!」
百合子「もー、海美さん修学旅行の点呼じゃないんですよ?」
海美「だって人数も増えてきたし何だか嬉しくってさ」
ロコ「ニューフェイスのカレンにミズキもカンパニーですしね」
瑞希「はい、今日はみんなで行きましょう」
可憐「うぅ……道案内頑張ります」
昴(確かに大分大人数になってきてオレも嬉しいけどな)
海美「それじゃパライソホールに出発!」
332 :
そなた
2023/10/26 23:47:58
ID:37rwAJXEVw
・
・
・
・
333 :
ごしゅPさま
2023/10/26 23:48:46
ID:37rwAJXEVw
海美「でもようやくせりりんに会えるんだね」テクテク
杏奈「今まで会えそうで全く会えないままだった……からね」テクテク
昴「そういえば瑞希、気になることあるんだけど」テクテク
瑞希「永吉さん何ですか?」テクテク
昴「星梨花を見つけたらそのあとどうすればいいんだ?」テクテク
瑞希「まず星梨花さんに同意してもらい、とある場所まで同行してもらいます」テクテク
334 :
貴殿
2023/10/26 23:49:41
ID:37rwAJXEVw
瑞希「そこは今この島で唯一外部と通信が出来るところです。その場所は機密事項ゆえにその時まで皆さんにお伝え出来ませんが」ヤッホー>
瑞希「そこで星梨花さんのお父さんと会話してもらわないといけません。そこで箱崎財閥当主が星梨花さんの安否を確認出来て初めて救助の要請が出来ます」ヤッホー>
昴「なるほど、ただ星梨花を見つけるだけじゃ駄目ってことか」ヤッホー>
昴「……ん?」
335 :
バカP
2023/10/26 23:50:53
ID:37rwAJXEVw
???「ヤッホーーー!!!」
のり子「なんか聞こえるね……人間の声に聞こえるけど」
ロコ「ユリコ何だか分かりますか?」
百合子「う、うん。ええ……っと」っ双眼鏡
百合子「見つけた!音の先に誰か居ますね」
百合子「一人の人間の掛け声です。あそこの高台の上で誰かが掛け声を出しているんです」っ双眼鏡
336 :
バカP
2023/10/26 23:52:16
ID:37rwAJXEVw
昴「高台ってそこそこ距離あるぞ?ここまで聞こえるのかすっげーな」
杏奈「確かにすごいけど少し変だね……ハタ人間だったりするかも」
百合子「うーん。ここからだとよくわからないなぁ……。警備兵ではないんだけど」っ双眼鏡
可憐「亜利沙ちゃんどう?」
亜利沙「さすがの亜利沙アンテナもこの距離は反応しないですねー」
ロコ「どうしますスバル?」
昴「とりあえず警戒しながら会うだけ会ってみるか」
海美「何かを伝えたいのかもしれないしね」
337 :
あなた様
2023/10/26 23:53:34
ID:37rwAJXEVw
???「ヤッホーーーー!!!」
海美「すばるんどう思う?」
昴「どうって……」
昴(掛け声を上げていたのは美人な大人のお姉さんだったんだけど……)
昴(格好が独特でレインウェアに登山キャップに登山パンツを着こなした)
昴(まさに登山家がそのまま山から降りてきたような格好だったからだ)
338 :
おやぶん
2023/10/26 23:54:43
ID:37rwAJXEVw
昴「パライソタウンに登山なんか出来るところあったか百合子?」
百合子「あるわけないじゃないですか。人工島ですよ」
昴「そーだよな……」
可憐「それと……あんなに大声出したらハタ人間に気づかれるんじゃないでしょうか?」
海美「確かに心配だね……」
339 :
Pさん
2023/10/26 23:55:44
ID:37rwAJXEVw
🚩警備兵Ⅰ「……ハタ無し発見」
🚩警備兵Ⅱ「……ハタ無し発見」
百合子「あーもう言ってるそばから見つかってる」
340 :
ぷろでゅーさー
2023/10/26 23:56:31
ID:37rwAJXEVw
麗花「あらあら困ったな~」
麗花「それじゃばびゅっと逃げちゃいます!」
昴「げっ、こっちに来る!」
ロコ「しかもスピーディーです」
麗花「おはよう~そしてギューッ♪」ギュー
昴「な、なんだ」ギュー
麗花「もー、私がヤッホーって言ったらぱんぱかぱんぱーんって返してくれないと」
昴(え、オレ達のこと気付いていたのか)
341 :
MADE IN 変態
2023/10/26 23:57:27
ID:37rwAJXEVw
🚩警備兵Ⅰ「ハタ無しがこんなに……」
🚩警備兵Ⅱ「全員ハタを付けるぞ」
百合子「私達にまで気付かれたじゃないですか!」
麗花「あ~そうだった逃げないと。ね~、一緒に逃げよ?」
昴「とにかく一旦オレから離れて」グイ
麗花「あーん」
昴「それと、逃げる必要は無いぜ。のり子」
342 :
レジェンド変態
2023/10/26 23:58:39
ID:37rwAJXEVw
のり子「OK、準備体操って感じだね」
🚩警備兵Ⅰ「なっ、こいつ抵抗する気か」
のり子「うりゃーリストロック」
🚩警備兵Ⅰ「こ、こいつなんて力だ」
海美「のりさんナイス!」バシュ
🚩警備兵Ⅰ「ぐぐ……」バタン
昴(のり子が固めて海美か杏奈の水鉄砲でトドメを刺す、打ち合わせ通りに上手くいったな)
343 :
魔法使いさん
2023/10/26 23:59:32
ID:37rwAJXEVw
昴「あと一人だな」
瑞希「あ、大丈夫です。もう倒しましたから」
🚩警備兵Ⅱ「…………」バタン
亜利沙「は、早いです」
可憐「しかも水を使わないで……」
瑞希「私が使ってるこのバトン。特注品でして先端がスタンガンになっているんです」
瑞希「しばらく動けないとは思いますが高坂さんトドメを刺しておいてください」
海美「う、うん」バシュ
344 :
プロ太郎さん
2023/10/27 00:00:50
ID:BLxguk9.UU
百合子「これで敵は全員ですね。私と可憐さんと亜利沙さんで周囲は警戒しましたんで間違いありません」
杏奈「……杏奈の出番なかったね」
ロコ「アンナはリーサルウェポンですからいいんですよ」
昴(昨日の夜にみんなの立ち回りは段取り出来ている)
昴(初めて試したけど警備兵二人ぐらいだったら問題なさそうだな)
麗花「すっごーい。まるで戦隊ものですね」
麗花「私、北上麗花です。こんなに人に会えるなんて嬉しいな~」
345 :
P君
2023/10/27 00:03:15
ID:BLxguk9.UU
百合子「つまり麗花さんは人に会いたくてあんなことしていたんですか?」
麗花「そーだよ。だって一人じゃ寂しかったんだもん」
麗花「だからみんなに会えて嬉しいな♪」
海美「そーか、それなら私達に会えて良かったね」
昴「オレ達やらなきゃいけないことがあってさ。それでパライソホールに行くんだけどそれでも良かったら麗花も一緒に来るか?」
麗花「はーい。私も一緒に着いていきます。ホールにもいっぱい人居るかな~」
346 :
高木の所の飼い犬君
2023/10/27 00:03:58
ID:BLxguk9.UU
瑞希(……今なら北上さんは私達のやろうとしていることとは無関係でいられます。下手に関わらせたくありません)
瑞希(パライソホールに避難している人のコミュニティがあるなら北上さんとはそこで別れた方が良いかもしれませんね)
347 :
そこの人
2023/10/27 00:05:04
ID:BLxguk9.UU
麗花「そのパライソホールってどんなところ~?私この島に住んでるわけじゃないからわからなくて」
のり子「あー、私も知りたいかな」
海美「確か出来たばかりだよね?」
ロコ「ロコ達がマトリキュレイションした年に出来たビルディングですから2年前ですね」
百合子「私一回行ったことあるけどドーム状の建物で中身は広い体育館みたいな感じかな」
百合子「座席にあまり段差というか高低差なかったから見づらかったな」
348 :
我が友
2023/10/27 00:06:51
ID:BLxguk9.UU
昴(そう言えばオレは一回も行ったことなかったな)
昴(パライソホールでアイドルのライブがあったら絶対に行こうって思ってたけど)
昴(まさかこんな理由で行くのが先になっちゃうなんてな)
349 :
Pーさん
2023/10/27 00:07:40
ID:BLxguk9.UU
ロコ「レイカは何故このパライソタウンにケイムしたんですか?」
麗花「んー。なんか招待されてこの島に来たんだけど」
麗花「ハタを付けた人と追いかけっこしてたら島から出られ無くなっちゃいました」
のり子「なるほど、うちの兄貴もそんな感じか」
瑞希(私の耳には入ってませんが……パライソタウンの上層部の仕業ですか)
350 :
プロデューサーはん
2023/10/27 00:08:23
ID:BLxguk9.UU
亜利沙「……っ!」ビクビク
可憐「亜利沙ちゃんどうかした?」
亜利沙「いえ……大丈夫です」
亜利沙(……何でしょう。一瞬誰かに見られている感じがしました。周りには亜利沙達以外誰も何も居ないのに)
351 :
監督
2023/10/27 00:09:08
ID:BLxguk9.UU
AM11:00 パライソホール前
海美「到着ー!したのはいいけど正面の入り口閉じてるね」
可憐「ここからは私が案内します。運営者用の入り口がこっちにあるんです」
昴「じゃあ頼んだぜ可憐」
352 :
高木の所の飼い犬君
2023/10/27 00:10:07
ID:BLxguk9.UU
可憐「ここのインターフォンを押して……」ピッ
可憐「C組の篠宮可憐です」
「……………………」
「田中琴葉です。可憐ちゃん大丈夫?後ろの方々は?」
可憐「私この人達に助けられて」
可憐「それに琴葉さんに伝えたいこともあるし中に入れてほしいんです」
353 :
Pチャン
2023/10/27 00:11:01
ID:BLxguk9.UU
「……可憐さんはいいけど後ろの人は確認も取れてないうちは中に入れれない」
可憐「そんな……私が保障出来ます。だから……」
「……分かったわ。可憐さん後ろの人達にも話しさせて」
可憐「はい」
354 :
P殿
2023/10/27 00:11:53
ID:BLxguk9.UU
「あなた達が可憐さんを助けてくれたんですね、ありがとう」
昴「いいってこういう時は助け合いだろ」
「だけどだからといって簡単に中に入れるわけにはいかないの」
「あなた達がハタ人間じゃないかどうか確かめるため軽いクイズを出します」
「そんなに難しいクイズじゃないはず。知能が低下しているハタ人間でもないなら解けるはずだけど」
海美「それならいいよ!私は苦手だからゆりりんロコロコお願い」
百合子「えっ、いきなりですか!」
昴(オレも正直苦手だし頼んだ)
355 :
プロ太郎さん
2023/10/27 00:13:31
ID:BLxguk9.UU
「今年の始めパライソタウンの市長に新たに就任した人は誰だったかしら?」
亜利沙「任月高志市長ですね亜利沙も記事にしたことがあります」
「東京から名古屋まで新幹線で1番早く行ったらかかる時間はおよそどのくらい?」
のり子「新幹線に乗ったことあるから分かるよ、大体1時間30分だね」
「決して屈するな。決して、決して、決して!と言った歴史上の人物は誰だった?」
百合子「イギリスの首相だったウィンストン・チャーチルの言葉ですね」
昴(ひ、一つもわからなかった。というか最後の問題なんだよ!難し過ぎだろ)
356 :
Pサン
2023/10/27 00:15:07
ID:BLxguk9.UU
「全問正解。今鍵を開けます」
「正直一つくらい間違えてもちゃんと答えてくれるなら信用しようと思ってたけど……」
「杞憂だったかな」
昴(オレ一人だったらヤバかった)
357 :
Pーさん
2023/10/27 00:16:44
ID:BLxguk9.UU
パライソホール 関係者控え室
琴葉「可憐さんから聞いているかもしれないけれど私は田中琴葉です。訳あってここで指揮を執ってます」
権田「俺は権田正男、パライソタウンの警察官だった男さ。今は琴葉さんの補佐をしてる」
昴「お、おう」
昴(何だかピリピリとした空気だな)
358 :
P殿
2023/10/27 00:17:23
ID:BLxguk9.UU
琴葉「始めに言っておきます。避難しにここに来たのならこんなところから出て市街地にあるパライソ会館に行きなさい」
琴葉「生き残ったパライソ高校を含めた僅かな生存者はそこに居ます」
亜利沙「そうなんですか、じゃあ琴葉会長は何故ここに?」
琴葉「私にはやるべきことがあるの……」
359 :
Pーさん
2023/10/27 00:18:30
ID:BLxguk9.UU
可憐「琴葉さん実は私達がここ来た理由は避難が目的じゃなくて箱崎星梨花ちゃんに……」
琴葉「!」
権田「箱崎星梨花だって。まさかお前ら!」ガタッ
可憐「ひぃっ……」
のり子「待った、落ち着いて。大の大人がみっともないよ」スッ
琴葉「権田さん確かにその通りです鎮まって」
権田「……そうだな。だが何故箱崎星梨花に用があるのか話してもらおうか」
360 :
ハニー
2023/10/27 00:20:10
ID:BLxguk9.UU
カクカクシカジカホントウノワタシ
琴葉「なるほど。そういうことね……」
瑞希「今度はこちらも知りたいです。何故星梨花さんの名前を出しただけで過激に反応するんですか?」
権田「それは俺が話した方がいいだろうな」
権田「俺は警察官だったころ防衛局の連中が気にくわなくてね。まあその時はただの私怨だったんだが」
権田「この島の署長様は防衛局局長にズブズブだったしな。防衛局のスキャンダルでもないかと俺一人で独自に捜査してたんだが……」
361 :
下僕
2023/10/27 00:20:47
ID:BLxguk9.UU
瑞希「そうしているうちに防衛局の裏の顔に気付いたということですか?」
権田「ああ、とはいえまさかこんなことやらかすとは思っていなかったけどな」
権田「その時のツテもあってね防衛局が必死になって箱崎星梨花を探しているのも知ってるのさ」
権田「そこで外から来たお前達が突然箱崎星梨花の名前を出すから勘ぐっちまった。ごめんな嬢ちゃん」
362 :
Pサン
2023/10/27 00:21:27
ID:BLxguk9.UU
可憐「いえ……。それで星梨花ちゃんはまだここに居るんですね」
琴葉「星梨花ちゃんは確かにここに居ます。だけど……」
琴葉「ここから出すわけにはいかない」
昴「どうしてだよ!星梨花が協力してくれたらみんな脱出出来るんだぜ」
琴葉「星梨花ちゃんには……ここに彼らを引きつけてもらう役割があるから」
363 :
Pさん
2023/10/27 00:22:19
ID:BLxguk9.UU
百合子「どうしてそんなことするんですか」
琴葉「防衛局を……今回の元凶の奴らを倒すためよ」
琴葉「そうすればそんな不確定の救助も必要ないでしょ?」
ロコ「確かにそうですがそんなのインポシブルです」
364 :
プロデューサーさん
2023/10/27 00:23:14
ID:BLxguk9.UU
琴葉「普通なら訓練された部隊相手に私達素人が少数で戦ってもとても勝ち目はない」
琴葉「けど相手はハタ人間部隊よ。つまり部隊のどこかにハタ人間を指揮するハタ無しの司令官が居る」
琴葉「そいつ一人押さえれば後は烏合の衆よ。どうにでもなる。その為の作戦も考えた」
権田「俺も琴葉さんの作戦に賛同して付いてきてるってわけさ」
琴葉「その作戦の要がこのパライソホール、そこから星梨花ちゃんを出すわけにはいかない」
365 :
主
2023/10/27 00:25:06
ID:BLxguk9.UU
亜利沙「そ、そんな琴葉会長が戦う必要はないんですよ」
琴葉「亜利沙さんはパライソ高校が襲撃された時その場に居たよね」
亜利沙「はい……」
琴葉「あの時私は犠牲になったみんなを救うことが出来なかった……」
琴葉「今でもそんな自分が許せないの。みんなの無念を晴らす為にも私は戦う」
366 :
箱デューサー
2023/10/27 00:26:12
ID:BLxguk9.UU
百合子「決して屈するな。決して、決して、決して!」
百合子「あの問題、あれは琴葉さんの心の声だったんですね」
琴葉「……そうよ」
367 :
変態お化け
2023/10/27 00:26:56
ID:BLxguk9.UU
琴葉「それで出来ればあなた達にも参加して欲しいのだけど」
琴葉「無理強いはしないわ。ただ星梨花ちゃんを連れ出すことは許可しない」
海美「ねえ、すばるん。琴葉の言う通り倒してしまうって選択肢もありじゃないかな」ヒソヒソ
昴(確かに隠れながらコソコソ動くよりスッパリ倒してしまった方がいいって気持ちも分かる。けど)
368 :
ぷろでゅーしゃー
2023/10/27 00:28:04
ID:BLxguk9.UU
昴「琴葉の気持ち良く分かったでも……」
昴「オレ、敵のヘルガっていうハタ無しの司令官に会ったんだ。奴らは素人のオレ達が簡単に手を出していい相手じゃない」
昴「無理に戦う必要は無いんじゃないか?」
権田「簡単に言うなよ、俺の女房もハタ人間にされたんだ。奴らを倒さないと気が済まない」
琴葉「……残念だけど戦意が無いならそれもいい。ただ二度とここに来ないで」
昴「でも!」
369 :
バカP
2023/10/27 00:28:39
ID:BLxguk9.UU
麗花「ぷっぷかぷ~」
昴「麗花?」
麗花「みんな怒っちゃ駄目だよ。リラックスリラックス」
昴「ああ、そうだよな」
昴(麗花のいう通り一旦落ち着いて……)
370 :
プロデューサー殿
2023/10/27 00:30:26
ID:BLxguk9.UU
琴葉「待った」
昴「え」
琴葉「麗花さんだったかな。その帽子取ってくれないかしら」
昴(そういやずっと被ったままか……)
麗花「………………」
昴「麗花?」
麗花「んー」スッ
🚩麗花「ばれちゃった」
371 :
プロデューサー様
2023/10/27 00:37:27
ID:BLxguk9.UU
今回はここまでです
ミリアニ毎週楽しみしてます。第三幕はもう見ましたが家でじっくり見るのも良いですね
ここまで決まった曜日が来るのが楽しみになるのミリオンの木曜日にCDの試聴が更新されてた時以来かな
372 :
der変態
2023/10/28 10:31:12
ID:eAKb7xlyQg
権田正男(ごんだまさお)
パライソタウンの警察官、25歳妻子持ち。
けんかっ早く言動も荒いが自分より年下の琴葉に感服し従うなど素直なところもある。
元々防衛局に対して 市民の安全を護るのは自分達だ との理由で反感を持っていた。
腕っぷしも強く単純な組合ならパライソ警察署内でトップ
373 :
EL変態
2023/10/28 10:34:54
ID:eAKb7xlyQg
権田もパワポケからのゲストです。唐突だったのでプロフィール載せました
374 :
せんせぇ
2023/10/28 11:21:45
ID:kxrNSMRiGQ
>>373
パワポケ未プレイだけど楽しめてますよ
奥さん洗脳されたらそりゃ報復まったなしに決まってるわ
375 :
Pしゃん
2023/10/29 02:00:22
ID:Mxec5srkGU
PM17:30 パライソホール倉庫
昴(あの後の話し合いは大荒れだった)
昴(麗花はすぐ押さえつけられハタに水をかけられた。麗花は特に抵抗しなかった)
昴(だけど権田はそれでも収まらない様子だった。大人ののり子と瑞希が何とか仲裁に入って収集がついたけど)
昴(結局オレ達が自主的に無抵抗で拘束されることで場は収まった)
昴(それでオレ達は今鍵をかけられた倉庫の中に居る。……問題の麗花と一緒に)
376 :
Pサマ
2023/10/29 02:01:34
ID:Mxec5srkGU
パライソホール 放送室
権田「くそっ、奴らグルだったのか!」
琴葉「いえ、おそらくその可能性は低いと思う。彼女らの言うことは信憑性あったし」
琴葉「可憐さんと亜利沙さんのことは私もよく知っている。洗脳されてたり無理やり喋らされてたりしているのであれば途中で気付きます」
権田「……まあ確かにあの永吉昴とかいう嬢ちゃん、真っ直ぐ俺の顔を見てたな。あれは罠にはめてやろうって顔じゃない」
琴葉「その真っ直ぐさにつけ込んでこっそりハタ人間を紛れ込ませる……そんな戦法をとってくるなんて」
権田「これからはそういう奇襲もあると考えておいた方がいいだろうな」
377 :
P君
2023/10/29 02:02:54
ID:Mxec5srkGU
琴葉「何にせよこの場所に星梨花ちゃんが居ることはばれたでしょうね。敵はいつ攻めてきてもおかしくない」
権田「元々ここにおびき寄せる予定だったろ?望むところだ」
権田「なに、琴葉さんの考えた作戦、ありゃ大したもんだ大丈夫さ」
琴葉(……昴ちゃんにはああ言ったけど私の作戦は完璧じゃないし穴もある。決定打が見つかるまでは交戦は避けたかったのだけど、そうも言ってられないか)
琴葉(彼女らならその決定打になってくれると一瞬期待したのに……)
378 :
兄(C)
2023/10/29 02:04:21
ID:Mxec5srkGU
海美「………………うーん」
杏奈「……百合子さんお菓子でも食べる?」
百合子「ありがとう杏奈ちゃん。でも今はいいかな」
昴(海美、百合子、ロコ、杏奈は目に見えて落ち込んでいるな)
昴(いや落ち込んでいるとはちょっと違うか。今まで敵は"ハタ人間"って分かり易かったけど)
昴(でも敵意が無さそうな麗花が敵だったという事実に気持ちの整理がついてないんだろうな)
昴(可憐と亜利沙は琴葉に迷惑かけたかもしれないという罪悪感の方が強そうだ)
昴(瑞希ずっと何かを考えているようでのり子は何か言いたいのを押さえてるみたいだ。おそらくオレ達の気持ちの整理がつくまで待ってくれているのだろう)
379 :
バカP
2023/10/29 02:05:47
ID:Mxec5srkGU
ロコ「スバル、そろそろムーブしないとですね」
昴(ロコの言う通りだ。もうすぐ夜だしそろそろ前に進まないと)
昴「なあみんな。つらいだろうけどそろそろ方針を決めようと思う」
海美「そうだね。いつまでもくよくよはしていられないし」
のり子「こういう時こそネバーギブアップの精神だよ」
百合子「でも……もう琴葉さんと話し合うのは無理じゃないですか」
380 :
変態お化け
2023/10/29 02:06:33
ID:Mxec5srkGU
瑞希「皆さん、これからの話しをする前にはっきりさせておかなくてはいけないことがありません」
亜利沙「それって……」
瑞希「北上さんのことです」
昴(そうなるよな……)
381 :
お父さんネズミさん
2023/10/29 02:07:24
ID:Mxec5srkGU
瑞希「色々言いたいこともありますがまずは本人から喋ってもらいましょうか」
百合子「でも麗花さんは水をかけられて気絶してますよ」
瑞希「いえ、もう起きてますよ。まぶたが僅かに動いてますからね」
🚩麗花「……瑞希ちゃんすごいね」ムクリ
杏奈「……本当だ」クリアワルザーヲカマエル
382 :
Pさぁん
2023/10/29 02:08:20
ID:Mxec5srkGU
🚩麗花「実は私、みんなと違うみたいでハタが濡れても平気なんです」
ロコ「それじゃそのヘッドに付いてるフラッグはただのデコレーションなんじゃないですか?」
🚩麗花「ううん、ちゃんと付いてるよ。こんな風に力むと動くんだー」ピクピク
ロコ「そ、そうですか」
383 :
彦デューサー
2023/10/29 02:09:03
ID:Mxec5srkGU
🚩麗花「みんなごめんね。こんなことになるとは思って無くて」
瑞希「謝罪もいいですが北上さんあなたの本心を聞かせてください」
🚩麗花「本心?うーん正直このハタはダサいって思っているかな。かわいいところもあるんだけど」
瑞希「ハタのことじゃありません。私達を、北上さんにとってはハタ無しという見方になるのでしょうが北上さんはどうしたいんですか」
瑞希「答えによっては私はあなたを許しません」
384 :
あなた様
2023/10/29 02:09:30
ID:Mxec5srkGU
昴(麗花に対し瑞希は厳しい口調だ)
昴(でもおそらく瑞希は敢えてこの憎まれ役にも近い役を買って出てる。オレ達に背負わせないように)
385 :
最低最悪変態プロデューサー
2023/10/29 02:10:50
ID:Mxec5srkGU
🚩麗花「うーん、冗談も言えないみたいだし私のこと話しちゃいます」
🚩麗花「私、普通に憧れていたんです。みんな私を普通とは違うって言うんです」
🚩麗花「それでみんなと合わせるようにしてもどこか違うって悩んでいたんです」
🚩麗花「でもハタを付けられた時そんな悩みバカバカしいなって吹っ飛んじゃいました。だって……」
🚩麗花「"ハタを付ければみーんな同じじゃないですか"」
386 :
Pたん
2023/10/29 02:11:36
ID:Mxec5srkGU
可憐「うぅ……」
百合子「あぁ……」
昴(笑いながらそう話す麗花には他のハタ人間同様目のハイライトが消えていた)
🚩麗花「ハタを付ければみーんな平等。差別も争いもないんですよ」
🚩麗花「だからみんなハタを付ければいいのにって思うんです♪」
瑞希(やはりハタの影響は消せないみたいですね)
瑞希「北上さん分かりました。あなたはやはり……」
387 :
ボス
2023/10/29 02:12:22
ID:Mxec5srkGU
昴「瑞希ちょっと待ってくれ」
瑞希「永吉さん!?」
昴「普通じゃないって言われるの嫌だよな。オレもつい昨日ヘルガにお前は普通じゃないって言われたんだ」
昴「でもオレはオレのこと普通じゃないだなんて思ってないぜ。オレはただの野球好きの女子中学生さ」
昴「ロコ、百合子、海美、オレが普通じゃないって思うか?」
388 :
P君
2023/10/29 02:13:06
ID:Mxec5srkGU
海美「すばるんはすばるんだよ」
百合子「思わないです。あ、でも最近ちょっと格好くなったかも」
ロコ「ずーっとフレンドですけどスペシャルでも何でもないんですよスバル」
昴「結局普通かどうかなんて他人の主観だし気にしなくてもいいと思う」
389 :
ミスター・オールドタイプ
2023/10/29 02:15:46
ID:Mxec5srkGU
🚩麗花「でもハタを付ければ……」
昴「それとなんで寂しいからって大声出して人を探していたんだ?ハタ隠す為に帽子被って帽子が不自然にならないようにわざわざ登山の格好までして」
昴「ハタ人間の基地に入れば寂しくはなかったじゃないか」
🚩麗花「それはハタ無しを探し出してハタを付けてあげようって……」
昴「だったら何で初めて麗花と会って抱きついた時オレにハタ付けなかったんだ?」
🚩麗花「だって……」
390 :
イルデューサー
2023/10/29 02:19:19
ID:Mxec5srkGU
昴「あの時ならオレに確実にハタを付けることが出来たはず」
昴「あの時麗花はハタ人間以外の他の人間に会いたかったんじゃないのか」
昴「麗花、本当はハタ人間のことどう思っているんだ本音を教えてくれよ!」
391 :
仕掛け人さま
2023/10/29 02:23:07
ID:Mxec5srkGU
🚩麗花「私は、わたしは、ワタシハ……」
百合子「麗花さん!」
🚩麗花「……私はハタ人間は嫌いです!笑顔もない、みんな同じことしか喋らない、あんなの人間じゃありません」
🚩麗花「みんなをあんな風にしたくないよ……」グス
ロコ「……レイカ」
昴(ヘルガもハタ人間の人間性の問題でオレを雇おうとしてたんだよな)
昴(その本音一番人間らしいって思うぜ麗花)
392 :
ミスター・不純物
2023/10/29 02:23:53
ID:Mxec5srkGU
瑞希「北上さん……」
のり子「今回は昴の方が上手だったね瑞希」
瑞希「そうですね」
393 :
下僕
2023/10/29 02:25:13
ID:Mxec5srkGU
PM20:00
🚩麗花「というわけで北上麗花。ハタ人間を裏切っちゃいます~」
海美「それは嬉しいんだけど大丈夫なの?」
🚩麗花「今までずっと頭の中でハタを付けろーハタを付けろーって声が響いていたんですけど」
🚩麗花「もう消えちゃいました」
瑞希(極めて異例な事態なんでしょうがもしその仕組みが分かれば……)
昴「よーし後は琴葉の説得からだな」
百合子「それが一番難しいんですよ」
🚩麗花「私がペコーって謝れば良いのかな?」
杏奈「話しがもっとややこしくなりそうだからダメ」
394 :
ぷろでゅーしゃー
2023/10/29 02:32:56
ID:Mxec5srkGU
短いですがここで終わり
前回の終わりまでだと麗花さんが真っ黒なハタ人間側とも取れる終わり方だったので急遽急いで続きを投下しました
麗花さんが好きな人申し訳ございません解釈違いかもしれません
麗花さんの扱いは最後まで悩みました、でもこれで行こうと思います。
395 :
P殿
2023/10/29 09:13:16
ID:1bND0J2PPg
>>394
前回の引きは麗花さんハタ付きの割によくしゃべってるから洗脳効果がない味方かな、
それとも変異株的な敵かなって考えるの楽しかったし悪い印象ありませんでしたよ!
396 :
プロデューサー様
2023/10/29 10:03:02
ID:Mxec5srkGU
>>395
そう言ってくれるとウレシイ……
ついでに余談ですが自分がこのSSを書く際に2つのルールを決めていてその一つがハタ側にミリオンのキャラを出さないことでした。
自分はアイドル同士のギスギスが苦手なものでアイドル達を二つの陣営に分けて争わせるようなシナリオにするのが嫌だったんですよね。
その中で麗花だけは唯一の例外としてハタ側でハタに縛られないハタ人間として終始敵にしようというのが途中までの構想でしたが直前になってやっぱり辞めました
397 :
Pたん
2023/10/31 23:09:14
ID:roO6OSrmnU
今回も短いですが投下します
398 :
高木の所の飼い犬君
2023/10/31 23:09:50
ID:roO6OSrmnU
<コンコン
紗代子「可憐起きてる?紗代子だけど」
可憐「あ、紗代子先輩」
海美「もしかしてさよちん!?」
紗代子「その声は……そっか海美も居るんだね」
紗代子「入るよ」ガチャ
399 :
ミスター・馬車馬
2023/10/31 23:11:13
ID:roO6OSrmnU
百合子「え、いいんですか鍵けちゃって……」
星梨花「みなさん、おじゃまします」ペコリ
昴「もしかして君が……」
星梨花「はい、わたしが箱崎星梨花です。みなさんのこと紗代子さんから聞きました」
星梨花「みなさんお腹空いてないですか?お菓子とお茶持ってきました。みんなで食べませんか」
400 :
Pさん
2023/10/31 23:12:48
ID:roO6OSrmnU
海美「さよちん久しぶりだね」
紗代子「そうだね。今のバレー部はどう?」
海美「うーん今年は地方大会で敗れちゃったから全国には行ってないんだ。やっぱりさよちんがいた頃が一番強かったね」
紗代子「バレーもそうだけど勉強もしっかりしてる?」
海美「勉強の方はまあまあかな。赤点は取ってないよ!」
昴(紗代子はオレや海美がパライソ中学1年生の時に3年の先輩だった人)
昴(同じバレー部だった海美はとてもお世話になったらしい。部活動でも勉強面でも)
401 :
バカP
2023/10/31 23:13:20
ID:roO6OSrmnU
星梨花「みなさんここまで来るのたいへんじゃなかったですか?」
百合子「それはもうとっても大変でしたよ。ここまで来るのに数々の冒険が…………」
杏奈「……百合子さん語りが長いです」
亜利沙「ああ亜利沙、ようやく星梨花ちゃんに会えたと思ったら感動してきました」ウルウル
星梨花「みなさんいっぱいがんばったんですね。えらいです」
亜利沙「あ゛あ゛あ゛あ゛」
のり子「これじゃどっちが年下かわかんないね」
402 :
Pしゃん
2023/10/31 23:16:53
ID:roO6OSrmnU
昴「このマフィンおいしーな。このパウンドケーキも」
ロコ「スバル、エレガントにイートしてください」
昴「何かさ、さっきいっぱい喋べっただろ。お腹空いてきちゃって。ロコも食べろよ」
🚩麗花「それじゃあーんしてあげます。はいあーん♪」
ロコ「レイカ、ロコはノーイートですぅ」
瑞希(桧垣さん、望月さん。なんとか任務を達成出来そうです)
403 :
毎日変態
2023/10/31 23:21:30
ID:roO6OSrmnU
権田「見張りをしてた守田から連絡がきた。とうとう来たみたいだぜ奴さん方がな」
琴葉「そうですか。数は何人ぐらいですか?」
権田「ざっと30人ぐらいだそうだ。まあ想定内の数だな」
琴葉「防衛局の規模を考えるともっといるはずだけど全員は出張ってこないか……」
琴葉「その30人は先兵で後から増援が来る可能性もあるけど」
権田「それがな、その30人ぐらいの中に居るみたいだぜ。局長様がな」
琴葉「曽根村が!」
404 :
プロヴァンスの風
2023/10/31 23:22:19
ID:roO6OSrmnU
パライソホール前
曽根村「ここに箱崎星梨花が居るはずですよ」
🚩警備兵1「……………………」ズラッ
🚩警備兵A「……………………」ズラッ
🚩警備兵Ⅰ「……………………」ズラッ
曽根村「さあ、開戦といきましょうか」
405 :
バカP
2023/10/31 23:24:56
ID:roO6OSrmnU
非常に短いですがここまで
次回は山場ですね(白目)
406 :
P様
2023/11/02 23:47:44
ID:T6YOgq58iY
俺も星梨花に褒めてヨシヨシされたいですねえ…
短くても楽しんでますから気楽に上げてくださいね
407 :
ぷろでゅーさー
2023/11/03 10:05:44
ID:sSoIFyJ4B6
>>406
短くてもちゃんと読んでくれてありがとうございます
でも次はガッツリになる予定です
408 :
プロデューサー
2023/11/04 08:10:49
ID:AWQArBXZgg
これから投下します
409 :
P様
2023/11/04 08:11:48
ID:AWQArBXZgg
海美「それでさよちんとせりりんはどうしてここに?」
紗代子「琴葉さんがここに居た方が安全だろうって……って」
昴「いや、オレ達さっきその琴葉と揉めたばかりなんだけど」
ロコ「そんなロコ達とトゥーゲザーしていいんですか?」
可憐「……始まるんですか。戦いが」
紗代子「そう。間もなく警備隊が攻めてくる」
410 :
der変態
2023/11/04 08:12:22
ID:AWQArBXZgg
紗代子「それでね。琴葉さんに万が一の時は可憐と亜利沙ちゃん達と一緒に星梨花ちゃんを連れて逃げてほしい……って言われたの」
紗代子「警備隊がここに来た時点で星梨花ちゃんがここに留まる理由は無くなったしね」
亜利沙「琴葉会長は最後までここに残るつもりですね」
紗代子「うん。決着が付くまでは」
411 :
仕掛け人さま
2023/11/04 08:13:10
ID:AWQArBXZgg
曽根村「たった一人の子供を捕縛するのに30人は多いかと思いましたが……」
曽根村「そうでもなかったですね」
🚩警備兵A「……全員突入の準備は出来てます」
曽根村「全員突入する必要はないです。空城計の可能性もありますからね」
曽根村「突入する人数は7人も入れば十分でしょう。私直々に指揮するんですから」
曽根村「残りの23人は出入り口を見張りなさい。蟻一匹も逃さぬようにね」
曽根村「我々が突入している間に裏口から逃げられた……なんて間抜けなことは絶対ないように」
🚩警備兵A「……ハッ!」
412 :
プロデューサーくん
2023/11/04 08:13:38
ID:AWQArBXZgg
???「………………」
曽根村「あなたも当然突入組ですよ。私と一緒に来なさい」
413 :
Pーさん
2023/11/04 08:14:29
ID:AWQArBXZgg
権田「監視カメラの映像だと突入して来る人数は9人ほどだそうだ。その中に曽根村も居る」
権田「後は外で待機らしい。こんな少数で来るとは舐められてるな」
琴葉「だとしたら朗報ね。敵は私達がここまで徹底抗戦しようとなんて予想してないはず」
琴葉(ただ……司令官の曽根村がわざわざ何故前線に出るの?)
琴葉(よほど私達を見くびっている?それとも直接指揮したい理由がある?)
琴葉(曽根村を押さえるこれ以上にない好機なのだけど……何か引っかかる)
琴葉「いずれにしろ引き返せない、こちらも作戦開始します」
琴葉(どうか私を見守って……恵美)
414 :
箱デューサー
2023/11/04 08:15:50
ID:AWQArBXZgg
ドガーーーン
百合子「こ、この音は何ですか!?」
紗代子「おそらくだけど敵が正面のバリケードを無理矢理突破した音」
杏奈「……だとするともう侵入された」
海美「ねぇ……すばるん」ジー
昴「ああ、もうわかった。オレ達も加勢するよ」
昴「みんなもそれでいいか?」
415 :
主
2023/11/04 08:16:50
ID:AWQArBXZgg
のり子「ここまできたら見過ごすわけにはいかないね」
杏奈「杏奈も……もう選択肢はそれしか無いと思う」
紗代子「私からもお願い。琴葉さんを助けてあげて」
昴「よし、可憐と亜利沙はここで待機して星梨花を守ってくれ俺達は琴葉達を助けに行く」
🚩麗花「昴ちゃんかっこいい~」
昴「……麗花もここに残ってくれ。と琴葉達が混乱しそうだし」
🚩麗花「え~」
紗代子「それと……みんなこれに着替えて」
ロコ「これは……レインコートですか?」
416 :
最低最悪変態プロデューサー
2023/11/04 08:17:56
ID:AWQArBXZgg
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