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【ミリマスss】北沢志保「プロデューサーさん。私も自分の家庭を作りたいです」1/2
1 :
Pーさん
2020/03/21 21:59:22
ID:.wO5tWWWdQ
志保メインss
・キャラ崩壊
・一部オリジナル設定あり
・会話形式で地文なし
・続き物(各話メインアイドル別)
・Pラブ勢(多分)アイドル達+αによる何の捻りもないラブコメ
2 :
我が下僕
2020/03/21 22:00:56
ID:.wO5tWWWdQ
今までの話
01:歌織の引越しを手伝う話
02:風花にヤキモチされる話
03:このみに人生相談する話
04:麗花と登山ロケする話
05:莉緒をP宅に匿う話
06:歌織とデートする話 1/2
07:歌織とデートする話 2/2
08:早坂そらと同棲する話
09:エレナが半暴走する話(TSV1)
10:恵美とガチでガチる話(TSV2)
11:琴葉が闇落ちする話(TSV3/E) 1/2
12:琴葉が闇落ちする話(TSV3/E) 2/2
13:可憐と恋人関係になる話
14:←今ここ
3 :
Pサン
2020/03/21 22:02:06
ID:.wO5tWWWdQ
・・・・・・某日
765プロライブシアター
事務室
北沢志保「あの・・・・・・プロデューサーさん」
P「どうした、志保?」
志保「美咲さんの雰囲気・・・・・・どうにかなりませんか?」ヒソヒソ
青羽美咲「・・・・・・」カタカタカタカタ
志保「ここに来た時からすごい険悪な感じがするんですけど・・・・・・プロデューサーさん、何したんですか?」ヒソヒソ
P「ああ・・・・・・ちょっとした行き違いがあって・・・・・・」ヒソヒソ
4 :
プロデューサー様
2020/03/21 22:03:04
ID:.wO5tWWWdQ
P(可憐との恋人練習※を終えた後で、可憐に迫られてる所を目撃されて、青羽さんの怒りを買ってしまったなんてとても言えないな・・・・・・)※前話参照
志保「・・・・・・何でもいいですけど、早く仲直りして下さい。話しかけづらいじゃないですか」ヒソヒソ
P「あ、ああ・・・・・・」
P「ごほん。あのー青羽さん」
美咲「・・・・・・なんですか」ギロ
P(初っ端から視線がきつい・・・・・・)
P「喉、乾いていませんか? 良かったら何か」
美咲「結構ですよ。プロデューサーさんはアイドルの子達の相手で忙しそうですからお構いなく」
5 :
兄(C)
2020/03/21 22:04:27
ID:.wO5tWWWdQ
P「う・・・・・・。・・・・・・あ、青羽さん」
美咲「・・・・・・私、来週から研修があるんです。それまでにこの衣装、作っておきたいんです」
P「え、ええ、そうでしたね」
美咲「で、す、か、ら。用もないのに話しかけないで下さい」
P「ご、ごめんなさい・・・・・・」
志保「・・・・・・」
志保「・・・・・・はぁ」
志保(プロデューサーさん、何やってるんだか・・・・・・。もうちょっとしっかりしてほしいのに・・・・・・)
6 :
P殿
2020/03/21 22:05:56
ID:.wO5tWWWdQ
・・・・・・翌週
765プロライブシアター
事務室
篠宮可憐「ぷ、プロデューサーさ~ん!」ジタバタ
田中琴葉「可憐、またプロデューサーに近づこうとしたわね」
P「琴葉、何もそんなに可憐を押さえなくても。少し話をしようとして」
琴葉「可憐とプロデューサーの恋人の練習のこと」
P「え?」
琴葉「詳しくシアターのミンナにモ公表しテもイインでスよ?」ウツロ
7 :
Pーさん
2020/03/21 22:10:34
ID:.wO5tWWWdQ
P「!?」
P「ま、待ってくれ。み、みんなには聞かれたくないんだよ」
琴葉「はい、分かってますよ。私はいつでもプロデューサーの味方ですから」ニコ
P「それはありがたいな・・・・・・」サー
琴葉「さて、可憐」
可憐「は、はいっ!」ビクッ
琴葉「いい加減にしないとプロデューサーとの接触禁止の期間、延長しますからね」
可憐「そ、そんな~!」
8 :
Pサン
2020/03/21 22:11:38
ID:.wO5tWWWdQ
琴葉「さあ、帰るわよ。私がいない時を見計らってプロデューサーに近づこうとするなんてお説教が必要ね」
P「そういえば、琴葉は今日、シアターの予定は何もなかったよな。な、なんでそんなにタイミングよく来れたんだ?」
琴葉「んー何故でしょう? 愛のなせる技かもしれませんねっ」///
P「そ、そうか。琴葉はすごいな」
・・・・・・・・・・・・
P(結局、可憐は琴葉に引きずられて帰っていった。琴葉が可憐に命じた俺との接触禁止・・・・・・琴葉は徹底的だな・・・・・・。さすがの委員長気質か)
ガチャ
音無小鳥「戻りましたー」
9 :
Pサマ
2020/03/21 22:12:17
ID:.wO5tWWWdQ
P「あ、音無さん。おかえりなさい」
小鳥「はい。あ、プロデューサーさん。お茶飲みます?」
P「あ、いいですよ! 俺が用意してきます。音無さんは青羽さんの業務をお願いします」
小鳥「あら、助かります。じゃあ、今日もやっちゃいますね~!」
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
給湯室
コポコポ・・・・・・
P「・・・・・・」
10 :
主
2020/03/21 22:12:44
ID:.wO5tWWWdQ
P(青羽さん、今頃どうしてるのかな・・・・・・)
P(ろくな仲直りも出来ずじまいで青羽さんは研修に行ってしまった。そういえば、研修の後はそのまま連休で実家に帰るって言ってたな)
P(代わりの業務は音無さんがやってくれている。俺も手伝おうかと思ったけど、プロデュースに専念しろって言われちゃったしな・・・・・・。とにかく)
P「青羽さんが帰ってきたら謝ろう・・・・・・」
P(プロデューサーはアイドルに手を出してはいけない。青羽さんもそういう所を強く意識してるから、ああやって怒ってくれたに違いない)
P(俺もちゃんと誠意を見せないと)
最上静香「あ、プロデューサー。何をこんな所で油、売ってるんですか?」
P「お、静香、お疲れ様。どうだ、お前もお茶でも飲むか?」
11 :
3流プロデューサー
2020/03/21 22:13:31
ID:.wO5tWWWdQ
静香「いえ、いいです。今からレッスンに行きますので」
志保「お疲れ様です、プロデューサーさん」
P「志保も一緒か。今日は確か・・・・・・」
矢吹可奈「プロデューサーさ~ん、お疲れさまですー♪」
春日未来「プロデューサーさん! 何飲んでるんですか?」
伊吹翼「あープロデューサーさんだー!」
P「勢揃いだな。みんな、お疲れ様。レッスンしっかりな」
未来「はーい♪」
12 :
Pさぁん
2020/03/21 22:14:14
ID:.wO5tWWWdQ
翼「プロデューサーさん! 終わったらご褒美欲しいな~♪」
P「ああ、考えておくよ」
可奈「翼ちゃん、ずるーい!」
翼「えへへ~♪」
未来「プロデューサーさんっ。私も、私もーっ!」
志保「ちょ、ちょっと未来、可奈。狭い入口でお、押さないで、きゃっ!」
P「っ!?」
P(まずい、志保がよろめいて・・・・・・ここなら間に合うっ)
13 :
ボス
2020/03/21 22:15:42
ID:.wO5tWWWdQ
ガシッ
ガシャーン
P「志保、大丈夫か?」
志保「あ、あの・・・・・・す、すみません・・・・・・」///
P「いや、俺は構わないよ。どこか痛めていないか?」
志保「は、はい、大丈夫です。・・・・・・未来、可奈っ!」
未来「ご、ごめーん、志保・・・・・・」
可奈「志保ちゃん、ごめんなさい~・・・・・・」
14 :
der変態
2020/03/21 22:16:23
ID:.wO5tWWWdQ
静香「大丈夫、志保? 何か割れた音もしたみたいだけど・・・・・・」
志保「え?」
P「ああ、これだろう。俺のマグカップだよ」
志保「っ!」
未来可奈「えっ!?」
志保「す、すみませんっ」
P「いやいや、志保のせいじゃないよ。俺が動いた時に弾みで傾いて落ちたようだな」
P「俺の不注意だから気にするなよ」
15 :
プロデューサーさん
2020/03/21 22:17:05
ID:.wO5tWWWdQ
未来「ぷ、プロデューサーさん・・・・・・あの、ご、ごめんなさい・・・・・・」
可奈「す、すみません・・・・・・。反省します・・・・・・」
P「おいおい、未来も可奈も気にするなって。また買えばいいんだから。何より志保に何もなくて良かった」
志保「でも、私を支える為に・・・・・・。それにそのマグカップ、いつもプロデューサーさんが使ってた物ですよね」
P「ああ。これは昔、家族に誕生日プレゼントで貰った物だったんだ」
志保「!?」
志保「ご、ごめんなさい・・・・・・わ、私、そんな大切な物を・・・・・・」
P「おいおい、志保。誤解するなよ。責めてる訳じゃないよ」
16 :
主
2020/03/21 22:18:05
ID:.wO5tWWWdQ
志保「え?」
P「もう大分、使い込んでたしな。そろそろ、買い換えた方がいいってお告げなんだよ、きっと」
志保「・・・・・・」
志保「大切な物じゃないんですか? 家族からのプレゼント」
P「え?」
静香「え?」
志保「どうして、そんな・・・・・・軽々しく買い換えるなんて・・・・・・」
静香「・・・・・・?」
17 :
変態インザカントリー
2020/03/21 22:18:55
ID:.wO5tWWWdQ
P「志保・・・・・・?」
志保「・・・・・・いえ、すみませんでした。私は、レッスンに行きます」スタスタ
可奈「し、志保ちゃん」
P「・・・・・・」
P「志保、待ってくれ」
志保「・・・・・・」ピタリ
志保「・・・・・・何ですか?」
18 :
プロデューサーさま
2020/03/21 22:19:48
ID:.wO5tWWWdQ
P「俺にとって本当に大切なのは物じゃない。物に詰まった贈り主の思いと、その時の思い出だよ」
志保「・・・・・・」
P「でも、それは心にしまってあるから。物が壊れたくらいじゃ、無くならない。本当に大切な物はちゃんと残ってる」
志保「・・・・・・」
P「まあ、だからと言って壊れてくれたほうがいいと言う訳でもないけどな」
志保「・・・・・・」
P「すまん。レッスンの前に湿っぽい話をしたな」
志保「・・・・・・いえ。・・・・・・そう、ですか」
19 :
ハニー
2020/03/21 22:21:09
ID:.wO5tWWWdQ
志保「・・・・・・失礼しました」スタスタ
未来「志保っ。一人で行かないでよー」
静香「・・・・・・え、えと、では、レッスンに行ってきますっ」
翼「あーん、待ってよー」
P「終わったら早目に帰るんだぞー」
P「・・・・・・」
P(志保・・・・・・。あ、そうだ。志保に仕事の話があったのに言いそびれたな。休憩時間に声、かけておくか)
20 :
5流プロデューサー
2020/03/21 22:22:19
ID:.wO5tWWWdQ
・・・・・・2時間後 夕方
765プロライブシアター
更衣室
未来「ねえねえ、駅前に新しく出来たクレープ屋さんに寄っていかない~?」
可奈「あ、私も行きたいなーっ!」
静香「それなら、おうどんを食べに行かない? すっごくオススメがあるのよ」
翼「えぇー。うどんなんて食べたら晩御飯食べられなくなっちゃうよー」
静香「何言ってるのよ、翼。おうどんは別腹じゃない。ねえ、志保?」
志保「・・・・・・」
21 :
Pくん
2020/03/21 22:24:19
ID:.wO5tWWWdQ
可奈「・・・・・・志保ちゃん?」
志保「あ。ええ、何かしら?」
翼「静香ちゃんがおかしな事言ってるのー。志保ちゃんはクレープがいいよね~?」
志保「え? ああ、そうね。クレープがいいかしら・・・・・・」
未来「志保も行けるっ? じゃあ、早く行こ行こっ」
志保「あ、ごめん。私、プロデューサーさんにこの後、呼ばれてるの」
静香「休憩中に話してたあれ?」
志保「ええ。仕事の話で・・・・・・テレビの仕事だったかな」
22 :
プロデューサーさま
2020/03/21 22:25:19
ID:.wO5tWWWdQ
可奈「ええっ。いいな~志保ちゃん!」
未来「志保、すごーい!」
翼「いいな~。私もテレビのお仕事したいな~」
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
ミーティングルーム
志保「失礼します」
P「お、志保、来たか。お疲れ様」
志保「お疲れ様です。それで、仕事のお話ですけど」
23 :
我が友
2020/03/21 22:26:04
ID:.wO5tWWWdQ
P「まあ、座ってくれよ」
・・・・・・・・・・・・
志保「プロデューサーさん。仕事のスケジュールを教えて下さい」
P「おいおい、まだ何も説明してないぞ。受ける受けないの判断もあるだろう?」
志保「仕事なんですから選り好みはしません」
P「見上げた心意気だ。ただ、一通り俺から説明させてくれ」
・・・・・・・・・・・・
志保「家族の特集バラエティー番組・・・・・・」
24 :
プロちゃん
2020/03/21 22:26:35
ID:.wO5tWWWdQ
P「ああ、志保辺りの中学生を中心としたゲストの番組なんだけど、志保のような雰囲気な子に是非出演して欲しいって・・・・・・」
志保「・・・・・・」
P「志保?」
志保「はい、何ですか?」
P「ああ、いや。説明を続けるよ」
志保「はい」
・・・・・・・・・・・・
P「家族に対するコメントを考えてくるのが課題だな。志保なら卒なくこなせるんじゃないかと思うけど、どうだ?」
25 :
貴殿
2020/03/21 22:28:07
ID:.wO5tWWWdQ
志保「・・・・・・」
P「志保?」
志保「はい、何ですか?」
P「・・・・・・。説明は以上だけど、何か質問はあるか?」
志保「いえ・・・・・・ありません。お仕事、受けます」
P「そうか。じゃあ、先方にも連絡しておくよ。収録の日はまた追って知らせるから」
志保「はい、よろしくお願いします」
P「すまないな。弟さんの迎えに行くの足止めしちゃって」
26 :
ダーリン
2020/03/21 22:29:11
ID:.wO5tWWWdQ
志保「いえ、これくらい大丈夫です。・・・・・・プロデューサーさん」
P「どうした?」
志保「・・・・・・すみませんでした。先程は生意気な事を言いました」
P「ひょっとして、給湯室でのことか?」
志保「はい。・・・・・・私、プロデューサーさんがプレゼントを無下にする人だって思い込んで・・・・・・勝手なことを言ってしまいました・・・・・・」
P「いや、そんな事はないよ。それに俺の言い方が悪かったよ。思い返してみたら、ただの薄情な物言いだったな」
P「皆の手前だったから、ああは言ったけど正直、少なからずショックだったよ。長年使ってたし、大切な家族から貰ったものだし。勿論、愛着だって」
志保「はい・・・・・・」
27 :
貴殿
2020/03/21 22:30:11
ID:.wO5tWWWdQ
P「でも、俺の私物なのに、志保がそんなに大切に思ってくれたから、救われたような気がして、落ち込まずに済んだよ」
志保「いえ・・・・・・」
志保「その、改めてごめんなさい、プロデューサーさん。大切なマグカップ、あんな事になってしまって・・・・・・」ペコリ
P「・・・・・・ありがとう、志保。志保は優しい子だな」頭ナデナデ
志保「!?」///
志保「こ、子供扱いはやめてくださいっ」///
P「ああ、すまん。そんなつもりはないんだけど、つい・・・・・・」
志保「もう・・・・・・今度やったら怒りますからね・・・・・・」
28 :
兄ちゃん
2020/03/21 22:31:54
ID:.wO5tWWWdQ
P「ああ、気をつけるよ」
P「そういえば、志保はいつもその黒猫のマスコットを身につけてるな」
志保「あ、これですか」
P「もしかして、それも家族からのプレゼントで長く一緒だったりするのか?」
志保「・・・・・・ご想像にお任せします」
P「なんだ、教えてくれないのか。でも、もし、その通りなら、俺たちは案外、似た者同士かもしれないな」
志保「・・・・・・勝手に似た者同士にしないでください」
P「おいおい、連れないな」
29 :
プロデューサーはん
2020/03/21 22:32:53
ID:.wO5tWWWdQ
今回もぶつ切り投下で失礼します。
よろしくお願いします。
30 :
あなた様
2020/03/21 23:18:00
ID:CNjW2EhGcI
とうとう中学生にも…。
31 :
プロデューサーくん
2020/03/22 07:16:38
ID:RdDNgo3Keg
1レス目に前回のリンクを貼り忘れたので一応貼ります
前話
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=11540&ukey=0
>>30
ケンゼンです。ケンゼンです。多分
32 :
師匠
2020/03/22 07:17:42
ID:RdDNgo3Keg
・・・・・・同日 夜
北沢家 子供部屋
志保「・・・・・・」
志保(家族についてのコメント・・・・・・どうしようかな)
志保(・・・・・・私の歳でお父さんがいないって・・・・・・変に思われる、かな)
志保「・・・・・・」
志保(お父さんがいれば・・・・・・私、アイドルもやってなかったかも・・・・・・)
33 :
EL変態
2020/03/22 07:18:30
ID:RdDNgo3Keg
志保(お父さん・・・・・・。そういえば・・・・・・)
『・・・・・・ありがとう、志保』ナデナデ
志保(・・・・・・あんな風に男の人に頭を撫でられるなんて・・・・・・お父さん以外で初めてかも・・・・・・)
志保(大きくて・・・・・・温かい手・・・・・・。お父さんに・・・・・・似てたかな)
志保「・・・・・・ねえ、ネコさん。どう思うかな?」チラ
志保「・・・・・・」
志保「・・・・・・なんて」
志保「ネコさん。いつか・・・・・・お父さんの事・・・・・・教えてほしいな・・・・・・」
34 :
我が友
2020/03/22 07:19:01
ID:RdDNgo3Keg
志保「・・・・・・なんて、ね・・・・・・」
志保「・・・・・・」
志保(お父さん・・・・・・プロデューサーさん・・・・・・)
・・・・・・2日後 昼過ぎ
765プロライブシアター
レッスンルーム
舞浜歩「ワン、ツー、スリー、フォー・・・・・・って、志保」
志保「は、はい、何ですか?」
歩「どうしたの? なんか動きが雑だよ」
35 :
Pーさん
2020/03/22 07:20:01
ID:RdDNgo3Keg
志保「ごめんなさい・・・・・・。もう1回お願いしますっ」
志保(ダメだわ・・・・・・。ちゃんと集中しないと)
志保(どうして、こんなに引っかかるの・・・・・・お父さんのことなんて・・・・・・)
歩「謝らなくてもいいんだけど・・・・・・何か悩んでる?」
志保「・・・・・・そんな事ありません。大丈夫です」
静香「志保。あんまり無理しない方がいいわよ。少し休んでたら?」
志保「いいわ、私なら大丈夫。みんなの足を引っ張る事なんてしたくないもの」
静香「もう、そんな事言って・・・・・・」
36 :
変態インザカントリー
2020/03/22 07:20:47
ID:RdDNgo3Keg
歩「ちょっと水分補給、入れようよ。その後でレッスン再開ね!」
志保「はいっ」
・・・・・・30分後
歩「ワン、ツー、スリー、フォー」
歩(やっぱり、志保。なんかおかしいな・・・・・・。不安定で危なかっしいや。ここはやめさせて・・・・・・あっ)
志保「!」グラッ
静香「え、志保っ」
ガターン!!
37 :
Pーさん
2020/03/22 07:22:22
ID:RdDNgo3Keg
・・・・・・同時刻
765プロライブシアター
事務室
P「はい、はい。ありがとうございます! はい、北沢共々よろしくお願いします!」
ピッ(通話終了)
小鳥「プロデューサーさん。志保ちゃんのお仕事ですか?」
P「はい。先方のディレクターさん、志保がお気に入りみたいで出演してくれるのを楽しみに」
Prrrrrr
小鳥「あら、レッスンルームから内線。もしもし、事務室・・・・・・えっ!?」
38 :
プロデューサーさん
2020/03/22 07:23:29
ID:RdDNgo3Keg
P「?」
小鳥「プロデューサーさんっ! 志保ちゃんが!」
・・・・・・5分後
765プロライブシアター
レッスンルーム
ガチャ!!
P「志保、大丈夫か!?」
歩「ぷ、プロデューサー! 志保、頭から転んでしまって!」
P「ああっ。風花、頼むっ」
39 :
ダーリン
2020/03/22 07:24:12
ID:RdDNgo3Keg
豊川風花「はいっ。みんな、スペース空けてっ!」
・・・・・・・・・・・・
風花「頭や体に外傷はありません。ただ、気を失ってはいるようです。救急車を呼んでください」
P「病院なら俺が運ぶよっ」
風花「下手に動かすのは良くないかもしれません。念の為に救急隊の方に運んで貰いましょう」
P「わ、分かった。すぐ呼んでくるっ」ダダッ
風花「もしかして、志保ちゃん、体調悪かったの?」
静香「い、いえ、そんな様子はなかったんですけど」
40 :
ボス
2020/03/22 07:26:41
ID:RdDNgo3Keg
歩「ご、ごめん。アタシがもっと早くに止めておけば・・・・・・」
風花「そんな事ないわ、歩ちゃん。不慮の事故よ」
静香「あ、あの志保、大丈夫なんですかっ!?」
風花「大丈夫よ。ちゃんと脈拍も呼吸も確認できてるから」
可奈「志保ちゃ~ん・・・・・・ううっ」
・・・・・・2時間後 夕方
某総合病院 エントランス外
P「そうですか・・・・・・。まだ親御さんに連絡はつきませんか」(通話中)
41 :
ダーリン
2020/03/22 07:27:27
ID:RdDNgo3Keg
小鳥「はい。一応、留守電は入れているんですけど、まだ折り返しは来ないんです」
P「分かりました。後で俺からもかけてみます。すみません、音無さん。今日、残業お願いできませんか?」
小鳥「分かっていますよ。私は電話番していますから何かあったら連絡お願いしますね」
・・・・・・・・・・・・
某総合病院 救急外来 寝台スペース
P「今、戻ったよ、風花」
風花「プロデューサーさん。おかえりなさい」
P「ああ。志保はどうだ?」
42 :
Pはん
2020/03/22 07:28:28
ID:RdDNgo3Keg
風花「・・・・・・まだ寝たままです」
志保「・・・・・・」
P「そうか・・・・・・。風花、俺、交代するから待合で待ってる皆を連れて、シアターに帰ってくれないか?」
風花「そうですね・・・・・・。もうすぐ暗くなるでしょうし」
P「取り敢えず、俺は志保の親御さんが来るまでは付いてるよ」
風花「はい、分かりました。何かあったら連絡下さいね」
P「ああ」
43 :
P殿
2020/03/22 07:30:06
ID:RdDNgo3Keg
・・・・・・1時間後 夜
P「志保・・・・・・」
P(このまま、目を開けないなんて・・・・・・ないよな・・・・・・)
Prrrrrr
P「!?」
P「はい、もしもし。ああ、北沢さん、お待ちしていました」
P「はい、今も✕✕病院の救急外来です。はい、気をつけてお越しください」
P(よし、志保のお母さんと話がついた。後は志保自身だが・・・・・・あっ)
44 :
主
2020/03/22 07:30:48
ID:RdDNgo3Keg
志保「・・・・・・ん」
P「し、志保・・・・・・?」
志保「ん・・・・・・あれ、ここどこ・・・・・・?」
P「病院だ。良かった、目が覚めて・・・・・・あ、どこか痛む所とかないか?」
志保「ううん。頭が少しクラクラするけど、志保、大丈夫だよ」
P「そうかそうか・・・・・・ん?」
P(なんだ・・・・・・あからさまな違和感が・・・・・・)
P「なあ、志保?」
志保「なに、お父さん?」
P「・・・・・・え?」
45 :
Pーさん
2020/03/23 02:21:13
ID:WGCM6OYkFE
・・・・・・翌日 昼 志保記憶障害1日目
765プロライブシアター
会議室
静香「志保が・・・・・・き、記憶障害!?」
歩「な、何も覚えてないの?」
P「どうも記憶が昔に戻っているようなんだ。名前は覚えているけど、自分を小学生と言っていて・・・・・・」
未来「わ、私達のこと、覚えていないんですかっ!?」
可奈「そ、そんなぁ!?」
P「残念だけど、覚えていないようだ。しかも、弟さんのことも赤ちゃんだと言い張るんだ」
46 :
主
2020/03/23 02:21:41
ID:WGCM6OYkFE
P「医者の見立てでは、弟さんがまだ赤ん坊の年代まで記憶が巻き戻ってしまったんじゃないかって・・・・・・」
P「幸い、体や頭の内にも外にも損傷はなかったけど、ただ志保が俺を」
コンコン・・・・・・ガチャ
小鳥「あのープロデューサーさん」
P「あ、音無さん。志保についていてくれたんじゃ?」
小鳥「それが・・・・・・あ、志保ちゃんっ」
アイドル一同「え?」
志保「お父さん、ここにいたんだ」ヒョコ
47 :
プロデューサーくん
2020/03/23 02:22:41
ID:WGCM6OYkFE
アイドル一同「!?」
志保「ねえ、お父さん。志保、早く帰りたい」
P「分かったよ、志保。お仕事、もう少しで終わるから。もうちょっとだけ待っててくれないかな?」
志保「・・・・・・うんっ。志保、待ってるよ、お父さん」
小鳥「じゃあ、志保ちゃん。お姉さんと一緒に待ってようね」
志保「うんっ」
バタン
アイドル一同「・・・・・・」ジーーーー
48 :
お兄ちゃん
2020/03/23 02:24:16
ID:WGCM6OYkFE
P「まあ、皆の言いたい事はだいたい分かるよ・・・・・・。その、つまり・・・・・・今の志保は、俺を父親だと思っているらしい・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
P「今、志保は俺の家で生活している。記憶が戻るまで弟さんとも下手に接触させない方がいいらしい」
風花「志保ちゃんのご両親は大丈夫なんですか?」
P「ああ。志保自身が、お父さんと一緒にいたいと強く言っていて、やむ無く俺にお願いしてきたんだ。お母さんも・・・・・・突然の事で、まだ整理し切れていなかった様子だった」
静香「プロデューサー、これからどうするんですか? 志保も・・・・・・」
P「志保のペースに合わせて生活すると思う。志保は・・・・・・学校もしばらく休まざるを得ないかもしれない」
P「それで、志保には保育園に通っている弟さんがいるんだけど、普段はよく志保が迎えに行っているんだ」
49 :
そなた
2020/03/23 02:25:09
ID:WGCM6OYkFE
P「けど、今の志保にはそれが難しいから・・・・・・」
静香「わ、私、迎えに行きますっ」
未来「私も行きますっ」
P「ありがとう、二人とも。志保のお母さんだけでは厳しい所もあって、みんなにも協力して貰いたいと思ってたんだ」
風花「志保ちゃんのお父さんは何て言ってるんですか?」
P「・・・・・・ああ、風花。それについては後で話すよ」
風花「?」
P「とにかく、志保のシアターでのステージは誰か代わりに出てもらうつもりだ。幸いバックダンサーがメインだったから目立たない変更になるだろう」
50 :
Pしゃん
2020/03/23 02:27:02
ID:WGCM6OYkFE
可奈「志保ちゃん、テレビの収録があるって言ってましたよ」
静香「収録どころじゃないわっ。志保がこんな状態なのよ」
可奈「ひぅっ!」
翼「静香ちゃん、こわ~い」
静香「あ・・・・・・ご、ごめんなさい・・・・・・」
P「みんな、落ち着いてくれ。結論から言うと、志保には必ず収録に出てもらう」
静香「えっ!? プロデューサー、何を言っているんですか!」
P「静香の言うことは最もだ。俺個人としても即刻キャンセルすべきか考えたけど」
51 :
Pさん
2020/03/23 02:28:05
ID:WGCM6OYkFE
P「一度受けた外の仕事をキャンセルするのは、どんな理由であれ、志保のアイドルとしての経歴と信用に少なからずとも傷をつけることになる」
P「それは恐らく、志保の本意とする所じゃないだろう」
静香「それは・・・・・・」
歩「でも、それって収録までに記憶を戻さなきゃいけないっことだよね?」
P「ああ、その通りだ。それで風花、歩、静香。この後、時間をくれないか?」
52 :
P君
2020/03/23 04:15:24
ID:ABTsjII2qE
安定の親愛度マイナス。しかし、今回はまだ逆転の目無しと・・・(メモメモ
53 :
プロデューサーさま
2020/03/23 07:18:43
ID:ElJI2tz/nY
りっくんに会わせて「子供は成長が早いからなぁ」とか言ったら一気にギャグ路線に入れるぞ(悪魔のささやき
54 :
レジェンド変態
2020/03/23 08:06:14
ID:JX60709KRY
よかった…、志保母も同時攻略じゃなくて。
55 :
Pちゃま
2020/03/23 20:33:44
ID:0dfCYghEk6
このシリーズのPのことだから、この状況から志保母ではなくりっくんを(無意識に)落としにかかってもおかしくない
56 :
プロデューサーさま
2020/03/24 00:39:38
ID:qr7hRGS70g
・・・・・・10分後
765プロライブシアター
ミーティングルーム
歩「えっ、志保のお父さん、いないの?」
P「オフレコで頼むぞ。昨日、志保のお母さんと話をした時に父親のことを聞こうと思ったんだけど、お父さんはいない、とだけしか聞けなかった」
風花「そうだったんですか・・・・・・。プロデューサーさんも知らなかったんですね」
P「何となくは感じてはいた。静香は何か知らないか?」
静香「いえ・・・・・・詳しいことは私も知らなくて。よく家の事を手伝ってそうな雰囲気はしましたけど・・・・・・」
P「そうか。歩、静香。直前まで志保とレッスンしてたよな? 何か変わった所とかなかったか?」
57 :
Pたん
2020/03/24 00:40:51
ID:qr7hRGS70g
歩「あー、ダンスのステップが不安定だったんだ。何か悩み事かなって思って本人にも聞いたんだけど、何でもないって言われてさ」
静香「特に体調も悪くなくて・・・・・・でも、何となく上の空だったような気がします」
P「そうか・・・・・・。それで風花」
風花「あ、はい」
P「風花は記憶障害の治し方で何か知らないか?」
風花「うーん、現役の時に少し勉強はしましたけど・・・・・・無難な所で言うと無理に記憶を取り戻させようとするのは良くないって事です・・・・・・」
風花「すみません。こんな程度しか・・・・・・」
P「いやいや、そんな事ないよ。それは肝に銘じておこう」
58 :
Pちゃん
2020/03/24 00:41:27
ID:qr7hRGS70g
ガチャ!!
小鳥「し、志保ちゃん、待って!」
P「え?」
志保「お父さん! まだ終わらないの!? 志保、待ちくたびれた!」
P「し、志保。ごめんな、もう終わるから・・・・・・そうだ、帰りにレストランに行こう。志保の好きな物、食べに行こう」
志保「えっ、いいの!?」
P「ああ。だから、志保。もう少しいい子で待っててくれないかな?」
志保「うん、分かった!」
59 :
der変態
2020/03/24 00:42:29
ID:qr7hRGS70g
P「よし、いい子だ。じゃあ、小鳥お姉ちゃんと事務所で待っててな」
志保「はーい♪」
静香「・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
静香「・・・・・・本当に小学生・・・・・・低学年くらいな感じですね、志保」
風花「無邪気で可愛らしいけど・・・・・・素直には言えないわね」
歩「ねえ、プロデューサー。記憶を取り戻すってどうすんの?」
P「・・・・・・今の所、一緒に生活する以外で、これと言った有効策はない」
60 :
Pちゃん
2020/03/24 00:43:24
ID:qr7hRGS70g
歩「えぇーっ!?」
静香「本当に大丈夫なんですか・・・・・・」
P「確かに有効策はない。けど・・・・・・」
風花歩静香「?」
P「俺をお父さんと呼んだ事が、志保の記憶を取り戻す鍵になるような気はするんだ」
静香「・・・・・・」
風花「志保ちゃんの心が分かれば、あるいは・・・・・・ですね」
歩「難しいね・・・・・・」
61 :
プロデューサーちゃん
2020/03/24 00:44:19
ID:qr7hRGS70g
P「おいおい、お前たち。揃いも揃って暗い顔するな。とにかく、やるだけやってみよう。案外、すぐに記憶も戻るかもしれないぞ」
静香「もう、どうしてそう楽観的なんですかっ」
P「ははは、そう言うな。今の俺は志保の父親だ。親が暗い顔ばかりしていられないさ」
静香「プロデューサー・・・・・・。分かりました。志保のことお願いしますっ」
P「ああ、勿論だ! 志保の記憶は必ず取り戻すっ!」
P(それにしても、志保はどうして、俺をお父さんと呼んだのだろう・・・・・・)
62 :
Pたん
2020/03/24 00:46:27
ID:qr7hRGS70g
・・・・・・翌日 午前 志保記憶障害2日目
765プロライブシアター
レッスンルーム
桜守歌織「はい、午前のレッスンは終わりよ。志保ちゃん、よく出来ましたね」ナデナデ
志保「えへへー♪ 志保、お父さんに褒めて貰えるかな♪」
歌織「ええ、勿論よ。志保ちゃんはとってもお歌が上手ね」
ガチャ
P「すみません、失礼します」
歌織「あ、プロデューサーさん」
63 :
主
2020/03/24 00:47:59
ID:qr7hRGS70g
志保「お父さん!」ダッ
P「お、おっと! こら、志保。走って抱きつくのは危ないって言っただろ?」
志保「ごめんなさーい。ねえ、お父さん。志保、学校行かなくてもいいの?」
P「ああ、今流行りの病気が出回っているから。しばらくお休みしよう」
志保「先生、そんな事言ってたかなー。でも、お父さんが言うんだったらそうだよね!」
P「ああ、いい子だ」
P「歌織さん。すみません、オフなのに出てきて貰って、志保の相手まで」
歌織「いえ、いいんですよ。志保ちゃんが大変な時なんですから少しでもお役に立てればと思いまして」ニコ
64 :
Pくん
2020/03/24 00:49:16
ID:qr7hRGS70g
P「ありがとうございます、助かります」
歌織「はい♪ 何か他にもお力になれる事があったら遠慮なく言って下さいね」
P「頼もしいですね。歌織さんはいつママになっても大丈夫なんですね」
歌織「えっ、そ、そうですか?」
P「はい。あ、でもまだアイドルのままでいてほしいですね。今のは失礼しました」
歌織「で、でも、あなたが望めば・・・・・・い、いつでも」ボソボソ
P「え?」
志保「・・・・・・むー」
65 :
我が下僕
2020/03/24 00:50:14
ID:qr7hRGS70g
P「ん? どうした、志保?」
志保「お父さんは志保のお父さんだよっ」
P「え?」
歌織「し、志保ちゃん?」
志保「歌織お姉ちゃんはキレイだけど、志保だって負けてないもんっ」
P「おいおい、志保。何を言い出すんだ?」
志保「お父さん、歌織お姉ちゃんにデレデレしてた!」
歌織(私に対抗してる? ・・・・・・か、かわいい~!)///
66 :
変態大人
2020/03/24 00:51:47
ID:qr7hRGS70g
歌織(はっ! い、いけないわ。こんなの不謹慎よ、歌織)
ガチャ
馬場このみ「お邪魔しまーす」
P「あ、このみさん。お待ちしてました」
このみ「お疲れ様、プロデューサー。歌織ちゃん、志保ちゃんの交代に来たわよ」
志保「お父さん、あの子だーれ? 保育園の子?」
このみ「違うわよっ。私はあなたより、お姉さんなのよ」
志保「そうなんだー♪ 大きくなったら何になりたいのー?」
67 :
ダーリン
2020/03/24 00:52:57
ID:qr7hRGS70g
このみ「え? お嫁さん・・・・・・じゃなくて! もう大きくなってるのっ」
P歌織(お嫁さん・・・・・・かわいい・・・・・・)
志保「そうだねー♪ おっきいねー、よしよし♪」ナデナデ
このみ「ぐぬぬ・・・・・・」
P(自称小学生から年下扱いされるこのみさん・・・・・・。何だか久しぶりに見る光景だな)
・・・・・・同日 夕方
765プロライブシアター
事務室
ガチャ
可奈「失礼しまーすー♪」
68 :
EL変態
2020/03/24 00:54:51
ID:qr7hRGS70g
静香「プロデューサー、いますか?」
P「お、二人とも。『お迎え』お疲れ様。ありがとうな」
可奈「いえいえ~。あ、志保ちゃん、やっほー♪」
志保「お姉ちゃん、だ~れ?」
可奈「あ、自己紹介がまだだったね。私、矢吹可奈だよ~♪ 歌が好きな14歳だよ~♪」
志保「ふーん。でも、よく分からない音程だね」
可奈「え゛っ・・・・・・」
志保「でも、可奈お姉ちゃんの歌声、志保は好きっ!」
69 :
下僕
2020/03/24 00:57:41
ID:qr7hRGS70g
可奈「ほ、ほんと!? 志保ちゃーん♪」
静香「・・・・・・プロデューサー。志保はどうですか?」ヒソヒソ
P「・・・・・・昨日から特に変わってないよ」ヒソヒソ
静香「そうですか・・・・・・」
静香「ね、ねえ、志保・・・・・・ちゃん」
志保「え?」
静香「私も自己紹介を、まだしていなかったわよね。私は最上静香。可奈と同じで」
志保「やだっ!」
70 :
そなた
2020/03/24 00:59:50
ID:qr7hRGS70g
P「!?」
可奈「!?」
静香「・・・・・・え?」
可奈「し、志保ちゃん、どうしたの?」
P(志保が・・・・・・静香を拒絶するかのように・・・・・・。可奈の背中に隠れてしまった・・・・・・どうして)
可奈(な、なんで、こんなに震えてしがみついてるの、志保ちゃん・・・・・・?)
志保「やだっ・・・・・・やだっ・・・・・・!」
可奈「し、志保ちゃん、大丈夫だよ。何も怖がることないよ。静香お姉ちゃんだよ」
71 :
箱デューサー
2020/03/24 01:01:29
ID:qr7hRGS70g
志保「やだっ! 志保、知らないっ!」
静香「・・・・・・」ボーゼン
静香(知らない・・・・・・知らないって・・・・・・)
P(まずい・・・・・・静香、ショックを受けている)
P「静香、きっと志保は記憶がなくて混乱してるだけなんだ。何も気にすることはないぞ」
静香「はい・・・・・・そ、そうですよね・・・・・・」
P「可奈、すまないけど少しの間、志保を見てて貰えないか?」
可奈「は、はいっ」
72 :
プロちゃん
2020/03/24 01:04:45
ID:qr7hRGS70g
P「静香。ちょっと外の空気を吸いに行こう、な」
静香「はい・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
外周部
静香「・・・・・・」
P「静香、あまり気を落とすなよ。志保は混乱してるだけだからさ」
静香「は、はい・・・・・・分かってます。大丈夫です」
P「こう言うのもなんだけど、これにめげずに志保を気にかけてやってほしい。皆との触れ合いも志保の記憶に影響を与えてると思うから」
73 :
Pチャン
2020/03/24 01:07:25
ID:qr7hRGS70g
静香「はい、勿論です。プロデューサーこそ、しっかりして下さいよ。記憶を取り戻すって言ったんですから!」
P「ああ、分かってる」
P(良かった。静香の調子が戻ったようだ。しかし、何故、志保は静香を拒絶したんだ・・・・・・あんな乱暴に・・・・・・)
・・・・・・同日 夜
P宅 リビング
志保「それで、歌織お姉ちゃんに、上手だって褒められたの!」
P「そうかそうか。志保はいっぱい頑張ったんだな、偉いぞ」頭ナデナデ
志保「えへへ♪」///
74 :
ご主人様
2020/03/24 01:14:39
ID:qr7hRGS70g
P「ただ、口の中の物を飲み込んでから喋るんだぞ」
志保「はーい。お父さん、オムライスおかわりしていい?」
P「ああ、いいぞ。たくさん食べるといい」
志保「わーい♪」
P(いつもクールな志保が・・・・・・こんなに無邪気に笑っている)
P(・・・・・・お父さん、か)
・・・・・・1時間後
P「志保。そろそろ、お風呂に入って寝なさい」
75 :
レジェンド変態
2020/03/24 01:15:59
ID:qr7hRGS70g
志保「えーっ! もっとお父さんとお話したい!」
P「大丈夫だよ。また明日もあるから、な?」
志保「・・・・・・分かった。じゃあ、お父さん、行こう?」
P「え、行くってどこに?」
志保「お風呂だよ? 入りなさいって言ったじゃない」
P(まさか、一緒に入ろうってことか?)
P「あー志保。お父さんはここで待ってるから一人で入っておいで」
志保「えーなんでー!? いつも一緒に入ってたのに!」
76 :
兄ちゃん
2020/03/24 01:43:03
ID:sOZxLk1Qu.
(おっ、事案かな?)
77 :
プロデューサー
2020/03/24 07:54:33
ID:YuYQQMZK3s
これも一種の無知シチュか……(白目)
78 :
我が友
2020/03/24 20:12:07
ID:9rXn0Llr8Y
P「・・・・・・あ、ああ、そうだった・・・・・・かな・・・・・・」アセアセ
志保「今日は、お仕事してないからいいでしょ!」
志保「一緒に入ってくれないなら志保、お風呂行かない!」
P(頬を膨らませてる・・・・・・。小動物みたいな愛くるしさだな・・・・・・)
P「分かったよ、志保。一緒に入ろう」
志保「うんっ♪」
79 :
プロデューサー君
2020/03/24 20:22:48
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・・・・・・・
P宅 浴室
ポチャン・・・・・・
志保「ふふふ~♪」
P「志保、ご機嫌だな」
志保「うんっ♪ お父さんとお風呂入るの好きっ」
P「そうかそうか」
P(まさか志保と同じ浴槽につかることになるなんて・・・・・・)
80 :
あなた様
2020/03/24 20:23:27
ID:9rXn0Llr8Y
P(そもそも二人で何とか入れる程度の広さの浴槽で、志保は俺の膝の上に乗ったまま離れない・・・・・・これは参った・・・・・・)
P(すまん、志保・・・・・・。記憶が戻ったら好きなだけ殴ってくれ・・・・・・)
志保「お父さん、背中洗ってあげる!」
P「ああ、ありがとう」
・・・・・・・・・・・・
志保「えへへ~♪ お父さんの背中、やっぱりおっきーいねー♪」ゴシゴシ
P「ははは、そうか。志保は背中を洗うのが上手だな」
志保「ほんと?」
81 :
Pちゃん
2020/03/24 20:24:33
ID:9rXn0Llr8Y
P「ああ。志保に背中を洗って貰えてお父さんも嬉しいよ」
志保「えへへ、お父さん、大好きっ!」ムニュ
P「!?」///
P(し、志保が背中に抱きついて・・・・・・。こ、これはまずいっ)
P「し、志保。こ、今度はお父さんが洗ってあげるよ」
志保「えー。もうちょっとこのままでいい♪」ギュームニュー
P「そ、そうか」///
P(もういっそ、殺してくれ・・・・・・)///
82 :
プロデューサーさま
2020/03/24 20:25:11
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・30分後
P宅 リビング
志保「あーっ! あつーい!」ドタバタ
P「こら、志保! ちゃんとパジャマを着なさい!」半裸
志保「志保、平気だもーん!」ドタバタ
P「パンツ一枚で走り回っちゃダメだ! ほら、これ着なさい!」
志保「やーだー!」
P(本当に参ったな・・・・・・)
83 :
番長さん
2020/03/24 20:26:29
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・30分後
P宅 寝室
志保「すー・・・・・・すー・・・・・・」
P「・・・・・・」
P(電池が切れたようにパタッと寝たな・・・・・・賑やかな一日だった)
P(志保は・・・・・・昔はもっとああいう女の子だったのかな・・・・・・)
P「・・・・・・」
P(さてと、志保のお母さんに定期報告をしないと)
84 :
Pくん
2020/03/24 20:28:58
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・翌日 朝 志保記憶障害3日目
P宅 リビング
志保「お父さん、お父さん。起きて」ユサユサ
P「ん・・・・・・し、志保か?」
志保「おはよう、お父さん」
P「あ、ああ、おはよう。志保、もう起きたのか?」
志保「うん。私、朝ご飯作るから。お父さんも起きて用意してね」
P「あ、ああ」
85 :
彦デューサー
2020/03/24 20:29:50
ID:9rXn0Llr8Y
P(なんだ? 昨日とはまた違う雰囲気が・・・・・・何だか大人びたような)
P(いや、それよりも朝ご飯を作るって・・・・・・ええっ!?)
・・・・・・30分後
P志保「頂きます」
P(冷蔵庫にある物で手早く朝食を・・・・・・すごい・・・・・・)モグモグ
P(志保は小学生の時から料理をしていたのか?)パクパク
志保「お父さん。今日もお仕事だよね?」
P「ああ、そうだよ。志保は今日も学校を休んでほしい」
86 :
番長さん
2020/03/24 20:31:19
ID:9rXn0Llr8Y
志保「うん。だったら、私、お部屋の掃除とか買い出しとかしておくね」
P「!?」
P(この落ち着きようといい・・・・・・明らかに昨日とは違う・・・・・・こ、これは、もしかして・・・・・・)
P「なあ、志保」
志保「なに、お父さん? ・・・・・・美味しくなかった?」
P「え? いやいや、違うよ! 志保が作ってくれた朝ご飯、すごく美味しいよ!」
志保「良かった・・・・・・♪」
P「・・・・・・」
87 :
番長さん
2020/03/24 20:32:26
ID:9rXn0Llr8Y
P(はっ! 志保の笑顔に見とれてしまった・・・・・・)
P「その、志保は今いくつだ?」
志保「え、お父さん、忘れちゃったの・・・・・・?」
P「そ、そういう訳じゃ。14歳だったよな?」
志保「もう違うよ。今年で13だよ、私」
P「!?」
P(志保の中で・・・・・・年齢が一気に進んでいる!)
P(どういう訳かは分からないけど、回復の前兆かもしれない!)
88 :
プロデューサーちゃん
2020/03/24 20:34:18
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・同日 昼前
765プロライブシアター
事務室
小鳥「えっ! 志保ちゃんがそこまで?」
P「はいっ。自分が通っている学校も弟さんの事も大分、理解しています! これは明日にでも記憶が完全になりそうですよ!」
小鳥「ああ、良かったですね。一時はどうなる事かと思いましたよ」
ピンポーン
小鳥「あら、外から・・・・・・配達かしら。って、志保ちゃん!」
P「え?」
小鳥「プロデューサーさん! 志保ちゃんが裏口まで来てますよ!」
89 :
Pさん
2020/03/24 20:35:14
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
エントランス
P「志保。家にいたんじゃなかったのか? 一人で来たのか?」
志保「うん。お父さんにお弁当、届けようと思って・・・・・・」
P「そうかそうか。一人でここまで来れるなんてすごいじゃないか」
志保「お父さんってば。私、もう中学生だよ」
P「そ、そうだったな! いやーごめんごめん」
P(・・・・・・そうだ)
P「なあ、志保。ちょっと連れてきたい所があるんだけど一緒に来てくれないか?」
90 :
P殿
2020/03/24 20:36:03
ID:9rXn0Llr8Y
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
劇場ホール
志保「お父さん・・・・・・何、ここ?」
P「ここはな、アイドルの女の子達が踊ったり歌ったりする場所なんだ」
P「ほら、一番奥に大きなステージがあるだろ? あそこにアイドルの子達が立つんだ」
P(アイドルの事を匂わせれば、更に志保の記憶を取り戻せるかもしれない)
志保「・・・・・・」
P「今はお休みだから誰もいなくてガランとしてるけど、一度ライブが始まれば、それはもう」
志保「出よう」
91 :
ごしゅPさま
2020/03/24 20:36:44
ID:9rXn0Llr8Y
P「え?」
志保「私・・・・・・ここ・・・・・・何だか嫌だ・・・・・・」
P「し、志保?」
志保「お父さんっ。私、ここ、嫌だっ!」
P「!?」
P「わ、分かった。すぐに出よう」
P(し、しまった・・・・・・刺激が強すぎたか・・・・・・)
志保「・・・・・・やだ・・・・・・やだ・・・・・・!」
P「志保、もう大丈夫だから。さあ、行こう」
92 :
3流プロデューサー
2020/03/25 07:46:22
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・同日 夕方
765プロライブシアター
事務室
志保「お父さん、もうすぐ終わり? 小鳥お姉さんはもう帰っちゃったよ」
P「ああ、そうだな。そろそろ帰ろうかな」
P(あれから志保は一人で帰りたくないの一点張りでずっと一緒だ。アイドルの事を仄めかしたのはダメだったのかな。そうだ)
P「なあ、志保。弟・・・・・・りっくんを迎えに行かないか? それでお母さんにも会いに行ってみないか?」
P(ここまで年齢が進んだんだ。今、二人に会わせてもほとんど違和感もないんじゃないか)
志保「え・・・・・・」
93 :
夏の変態大三角形
2020/03/25 07:47:20
ID:jFIvM0SQDA
P(反応が薄いな・・・・・・ダメか・・・・・・)
志保「うんっ。お父さん、一緒に行こうっ」
P「よ、よしっ。じゃあ、お父さん、ちょっと電話してくるから志保はここで待っててくれないか?」
志保「分かった。でも、早く戻ってきてね、お父さん」
・・・・・・・・・・・・
ガチャ
未来「お疲れ様でーすっ。あれ、志保だけ?」
静香「・・・・・・失礼します」
94 :
プロヴァンスの風
2020/03/25 07:48:06
ID:jFIvM0SQDA
志保「えっと、どなたですか?」
未来「私は春日未来っ。志保の友達だよっ!」
志保「春日さん・・・・・・。私の友達?」
未来「もう~。未来でいいよーっ!」
志保「未来さん」
未来「固いなぁ~、志保~」
静香「・・・・・・」
静香(プロデューサーからの連絡の通り、志保が随分落ち着いている・・・・・・)
95 :
そなた
2020/03/25 07:49:06
ID:jFIvM0SQDA
静香(志保の中で年齢が進んでいるって話らしいけど・・・・・・昨日とは違うかも)
静香「ね、ねえ、志保」
志保「・・・・・・最上さん?」
静香「そ、そうそう! 私もあなたの友達よ!」
志保「・・・・・・友達」
静香(よ、良かった! 特に嫌がられていないみたいっ! よ、よしっ)
静香「あのねっ。私、志保に見てもらいたい物があるの! ほら、これ!」
志保「・・・・・・写真?」
96 :
プロちゃん
2020/03/25 07:50:58
ID:jFIvM0SQDA
静香「うんっ。これ、クレシェンドブルーのライブの時に撮った写真よ!」
志保「・・・・・・クレシェンド・・・・・・ブルー・・・・・・」
静香「そうそう! ほら、舞台袖でアンコール受けてた時に撮って貰ったの!」
志保「・・・・・・」
静香「ほら、麗花さんに茜さんに星梨花も写ってる!」
志保「・・・・・・らない」ボソ
静香「ほら、ここ、あなたも写ってるの! 私も一緒よ!」
志保「知らないっ!」
97 :
監督
2020/03/25 07:52:18
ID:jFIvM0SQDA
静香「え」
未来「し、志保っ」
志保「こんなの知らないっ!」
静香「・・・・・・」
志保「私、知らないっ! それは私じゃない!」
静香「・・・・・・し・・・・・・ほ・・・・・・」ボーゼン
志保「そんなもの見せないでっ! 私、知らないっ!」
静香「・・・・・・ど・・・・・・うし・・・・・・て・・・・・・」ハラリ
98 :
プロヴァンスの風
2020/03/25 07:54:32
ID:jFIvM0SQDA
未来「あ、ああっ。静香ちゃん、写真落ちちゃったよ!」
ガチャ
P「志保、お母さんと連絡が取れた・・・・・・」
志保「最上さんは友達なんかじゃない! 私、知らないっ!」
静香「!?」
未来「!?」
P「!?」
シーン・・・・・・
99 :
夏の変態大三角形
2020/03/25 07:57:20
ID:jFIvM0SQDA
P「し、静香、未来? ど、どうしたんだ?」
静香「・・・・・・」ボーゼン
未来「ぷ、プロデューサーさん。えっと、静香ちゃんが志保に写真を見せてて・・・・・・」
P「写真? この落ちているやつか。・・・・・・っ!」
P(これ、クレシェンドブルーの時の写真か! しまった、志保を刺激させてしまったのか)
志保「お父さんっ!」
P「お、おお、志保。どうしたんだ、一体?」
志保「早く行こう! 私、お母さんとりっくんに早く会いたい!」
100 :
プロちゃん
2020/03/25 07:58:30
ID:jFIvM0SQDA
P「わ、分かったよ、志保っ。少し落ち着いて。未来、静香、すまんっ」
バタン
未来「い、行っちゃった・・・・・・」
静香「・・・・・・」ボーゼン
未来「静香ちゃん! ほ、ほら! 志保、記憶がしっかりしてないだけだよ!」
静香「・・・・・・」
未来「あんなの絶対、本音じゃないから! ほら、一緒に帰ろう!」
静香「・・・・・・」
101 :
P様
2020/03/25 07:59:36
ID:jFIvM0SQDA
静香「・・・・・・」
未来「・・・・・・し、静香ちゃん」
静香「ごめん、未来・・・・・・先に帰ってて・・・・・・」
未来「え・・・・・・」
静香「志保の昔の写真を・・・・・・もうちょっと探したくて・・・・・・」
未来「で、でも・・・・・・」
静香「お願い・・・・・・先に帰ってて・・・・・・」
未来「う、うん・・・・・・。静香ちゃんもちゃんと帰ってね・・・・・・」
102 :
ダーリン
2020/03/25 08:00:30
ID:jFIvM0SQDA
静香「ええ、分かってるわ・・・・・・」
バタン・・・・・・
静香「・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
静香「・・・・・・」
静香「・・・・・・」
静香「・・・・・・ぐすっ・・・・・・うぅ・・・・・・」ポロポロ
静香「なんで・・・・・・私を・・・・・・避けるの・・・・・・ぐすっ」ポロポロ
103 :
おにいちゃん
2020/03/25 08:01:24
ID:jFIvM0SQDA
静香「どうして・・・・・・知らないって・・・・・・言うの」ポロポロ
静香「・・・・・・私・・・・・・志保に・・・・・・嫌われてるの・・・・・・?」ポロポロ
バンッ
静香「!?」ビクッ
未来「・・・・・・」
静香「み、未来っ。ど、どうして・・・・・・や、やだ・・・・・・」
未来「・・・・・・」スタスタ
静香「な、なによ・・・・・・ぐすっ」
104 :
バカP
2020/03/25 08:02:06
ID:jFIvM0SQDA
未来「静香ちゃん。やめようよ、一人で抱え込むの」
静香「え・・・・・・ぐすっ」
未来「可奈から昨日の志保とのこと聞いたんだ」
静香「・・・・・・ぐすっ」
未来「静香ちゃん。辛かったら辛いって言えばいいんだよ」
静香「未来・・・・・・ぐすっ」
未来「一緒に帰ろう。ね?」
静香「・・・・・・うん・・・・・・ぐすっ」
105 :
師匠
2020/03/25 08:12:45
ID:IYYoBMSXPc
あー、そういう感じ…。
106 :
監督
2020/03/25 08:29:47
ID:qEYl9FhmQA
765プロ崩壊の序曲
107 :
プロデューサーさん
2020/03/25 12:33:19
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・同日 夜
北沢家 居間
P「志保は弟さんと一緒に寝たようですね」
北沢母「はい。Pさん、色々とありがとうございました。先日は息子にまでプレゼントを頂いて」
P「いえ、ちょっとした暇つぶしにでもなればと思いまして・・・・・・」
北沢母「息子もとても喜んでいました。ありがとうございます」
P「俺が出来るのはこの位の事ですから。何にしても明日になったらまた志保の記憶は回復しているかもしれません。上手く行けば、俺がお父さんという意識も解消されていると思います」
北沢母「はい、お世話になりました。志保のお友達にもよろしくお伝えください」
108 :
Pはん
2020/03/25 12:34:08
ID:jFIvM0SQDA
P「はい。また何かありましたら連絡して下さい。お力になります」
北沢母「はい。あの、今後も娘のこと、よろしくお願いします」
P「ええ、勿論です。では、失礼しました。お休みなさい」
・・・・・・・・・・・・
北沢家 周辺
Prrrrrr
P「ん?」
P(仕事用の携帯に着信・・・・・・シアターからの自動転送電話だ。こんな時間に誰だろう)
109 :
Pはん
2020/03/25 12:34:54
ID:jFIvM0SQDA
P「はい、もしもし。Pです」
未来「プロデューサーさん。こんばんは~、未来ですー」
P「未来か、お疲れ様。どうしたんだ、こんな時間に?」
未来「実は・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
P「そうか。静香と志保にそんなことが・・・・・・ありがとう、未来。わざわざ、連絡してくれて」
未来「プロデューサーさんには知らせておいた方がいいかなって思いまして!」
P「ああ、助かるよ」
110 :
P君
2020/03/25 12:35:43
ID:jFIvM0SQDA
未来「ねえ、プロデューサーさん。志保、ちゃんと記憶、戻りますよね?」
P「ああ、勿論だ。今日の夜は弟さんと引き合わせたけど、全然普段通りだと思ったよ。上手くしたら明日には戻るかもしれない」
未来「やったぁ! 早く明日にならないかな~!」
P「ああ、今は13歳って言ってたしな、志保。望みはあるだろう」
未来「はいっ」
P「もう夜も遅い。未来も早く寝るんだぞ」
未来「は~い」
111 :
プロデューサー
2020/03/25 12:36:46
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・・・・・・・
P「・・・・・・」
P(どういう理由かは分からないが、あのままの志保の状態は静香にとってもダメージが大きい)
P(けど、それも何とか終息しそうだ。志保のお母さんも肩の荷が降りるだろう)
P(そういえば、シアターの消灯確認しないで出てきちゃったな・・・・・・一度戻るか。明日に向けて、志保に殴られる覚悟もしておかないとな・・・・・・)
112 :
主
2020/03/25 12:37:43
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・翌日 早朝
北沢家 子供部屋
志保「・・・・・・ん」
志保「んんー。・・・・・・朝」ムクリ
志保「・・・・・・ふふ」チラ
志保(りっくん、よく寝てる。昨日、寝かしつけて私もそのまま寝ちゃってたんだ)
志保「・・・・・・?」キョロキョロ
志保「・・・・・・あれ、お父さんは・・・・・・?」
113 :
P君
2020/03/25 12:38:48
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・・・・・・・
北沢家 居間
志保「お父さん?」キョロキョロ
志保「・・・・・・いない」
・・・・・・・・・・・・
北沢家 台所
志保「・・・・・・お父さん?」
志保「・・・・・・」
114 :
P君
2020/03/25 12:39:24
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・・・・・・・
北沢家 玄関
志保「・・・・・・」
志保(お父さんの靴がない・・・・・・)
志保「・・・・・・お父さん・・・・・・どこに・・・・・・行ったの・・・・・・?」
志保「あ・・・・・・」フラフラ・・・・・・
115 :
変態大人
2020/03/25 12:40:28
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・30分後
P宅 リビング
Prrrrrr
P「おや。誰だろう、こんな朝早くに・・・・・・え」
P「もしもし。北沢さん、おはようございます。どうされましたか?」
P「・・・・・・えっ!? 志保の様子がおかしい?」
P「・・・・・・はい・・・・・・はい。・・・・・・分かりました、すぐに伺います」
116 :
ぷろでゅーしゃー
2020/03/25 12:41:09
ID:jFIvM0SQDA
・・・・・・1時間後
北沢家 玄関
志保「お父さんっ!」
P「し、志保。ど、どうしたんだ?」
志保「どうして、いなくなっちゃったの!?」
P「え、そ、それは・・・・・・」
P(俺をまだお父さんと呼んでいる・・・・・・記憶は・・・・・・まだ戻っていないのか?)
P(・・・・・・いや、待て。それ以前に何かおかしい)
117 :
我が下僕
2020/03/25 12:42:57
ID:jFIvM0SQDA
志保「志保、びっくりしたんだよ! お父さん、勝手にいなくなったらめっ!なんだから!」
P「!?」
P(これだ。志保の喋り方が幼くなっている・・・・・・!)
P(ど、どうしてだ? 年齢は13歳まで戻ったんだよな・・・・・・)
P「し、志保。あんまり大声で話したら近所迷惑だぞ」
P「ほら・・・・・・志保は中学生なんだから、な?」
志保「何言ってるの、お父さん。志保は小学生だよ?」
P「!?」
P(昨日はちゃんと自分は中学生と言ってたのに・・・・・・。ど、どうして、また小学生だなんて・・・・・・)
志保「志保、今日はお父さんとずっと一緒にいる!」
P(一体、志保に何が起きたんだ・・・・・・?)
118 :
Pちゃま
2020/03/25 12:44:28
ID:jFIvM0SQDA
今回はこれにて終わります。
次回もよろしくお願いします。
119 :
バカP
2020/03/25 12:53:56
ID:IYYoBMSXPc
お疲れ~、ループって怖いよね。
次回もよろしくお願いします。
120 :
Pくん
2020/03/25 16:15:25
ID:qEYl9FhmQA
乙ですー。
いっそこのままメイド服着せれば良いんじゃないかな?(錯乱)
121 :
Pサマ
2020/03/25 16:20:53
ID:IYYoBMSXPc
>>120
ランドセルも自然にいける…!
122 :
EL変態
2020/03/25 16:23:57
ID:qiDBsIG0vc
Pの気苦労は絶えず、美咲の怒りは収まらず・・・
123 :
ぷろでゅーさー
2020/03/25 17:55:12
ID:k6q2gaJzhU
ここからごしゅPさまコースは流石に鬼畜すぎるのでNG
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