ジュリア「昨日プロデューサーとAの練習したんだよ」
1 : Pさぁん   2020/05/01 21:51:48 ID:4IbXFCiURI
莉緒「へー、そうなの……」

莉緒「って、ええええええ!!?」

ジュリア「何だよ莉緒姉、ダジャレか?それ」

莉緒「ち、違うわよ!私はそんなにおじさんじゃ……」

莉緒「ってそうじゃなくて!ちょっと、それどういうこと!?」

ジュリア「そんなに驚くことか……?」
2 : Pちゃん   2020/05/01 21:52:12 ID:4IbXFCiURI
莉緒「あたりまえじゃない!詳しく聞かせて!」

ジュリア「詳しくったってなあ……」

ジュリア「別に、そのままの意味だけど」

莉緒「そ、そんな当たり前みたいに…?」
3 : Pはん   2020/05/01 21:52:38 ID:4IbXFCiURI
莉緒「え、そ、それじゃあ、本当なの?その、Aの練習したって」

ジュリア「ああ、本当だけど」

莉緒「そ、そんな……」

莉緒(ジュリアちゃんの歳でえ、Aの練習なんて……)

莉緒「最近の子は進んでるのね……」
4 : Pさん   2020/05/01 21:53:04 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「いや、別に基本だろ。Aなんて」

莉緒「基本!?基本なの!?」

ジュリア「そりゃそうだよ」

ジュリア「Aが出来たからって、別に自慢にもなんないし」

莉緒「」ガーン
5 : Pサン   2020/05/01 21:53:26 ID:4IbXFCiURI

莉緒「そう、そうなのね……」

ジュリア(何落ち込んでるんだ……?)

莉緒「やっぱり、私、人よりちょっと遅れてるのね……」

ジュリア「そんなことないと思うけど」
6 : 箱デューサー   2020/05/01 21:53:54 ID:4IbXFCiURI
莉緒「だ、だって、そうでしょ!?」

莉緒「私、この歳でまだしたことないんだもの!」

ジュリア「いや、別にいいんじゃないか?」

ジュリア「莉緒姉の場合、そんな必要ないだろ。Aなんて」

莉緒「そんなことないわよ!!何言ってるの!!」
7 : Pちゃん   2020/05/01 21:54:19 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「そ、そうなのか?」

莉緒「そうよ!」

ジュリア「へー、莉緒姉も興味あったんだな」

ジュリア(楽器に)

莉緒「当たり前じゃない!!」

ジュリア「そ、そうか。悪かったよ」
8 : 監督   2020/05/01 21:54:44 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「まあ、そんなに興味あるならちょっとあたしが教えようか?」

莉緒「!!!」

莉緒「い、いいの……?」

ジュリア「ああ、構わないよ」

ジュリア「教えたって減るもんじゃないし」
9 : 彦デューサー   2020/05/01 21:55:19 ID:4IbXFCiURI
莉緒「あ、ありがとうジュリアちゃん……!!」

莉緒「私、今日からあなたのこと師匠って呼ばせてもらうわね!」

ジュリア「大げさだな」
10 : Pしゃん   2020/05/01 21:56:13 ID:4IbXFCiURI
莉緒「そ、それで師匠……」

莉緒「まず、その……」

莉緒「Aっていうのはどうやったらいいのかしら……?」

ジュリア「んー、そうだな」

ジュリア「ちょっと言葉じゃ説明しづらいんだけど……」

莉緒「さ、さすが師匠!こういうのは感覚が大事ってことね!?」
11 : バカP   2020/05/01 21:56:43 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「いや、感覚って言うか理屈の話なんだけど」

莉緒「り、理屈……」ドキドキ

ジュリア「まあ、っていうかテクの話なのか?」

莉緒「テク!?」

ジュリア「とにかく、普通はAよりCから始める方が多いんじゃないか?」

莉緒「えええええええ!!??」
12 : プロヴァンスの風   2020/05/01 21:57:10 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「なんだよ、ダジャレになってないだろ。それじゃ」

莉緒「ダジャレじゃないわよ!!」

莉緒「いや、そうじゃなくて!じゅ、ジュリアちゃん!?」

莉緒「Cから始めるってどういうこと!?」
13 : ハニー   2020/05/01 21:57:48 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「どうもこうも、そっちの方が多いと思うんだよ。一般的にはさ」

莉緒「何言ってるの!?」

莉緒「普通、Aからでしょ!?最初からCって、私聞いたことないんだけど!?」

ジュリア「っていわれてもなあ……」
14 : 我が下僕   2020/05/01 21:58:16 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「まあ、AとCのどっちが簡単って言われるとどっちもどっちだけど」

ジュリア「基本中の基本って言われたら、まずCかなって思うよ。やっぱり」

莉緒「し、知らなかったわ……そんなこと……」
15 : 貴殿   2020/05/01 21:58:38 ID:4IbXFCiURI
莉緒「えーっと、ちなみにジュリアちゃん、その……」

莉緒「び、Bから始めるってことは無いの……?」

ジュリア「B?それは殆どないんじゃないか?」

莉緒「そ、そうなのね……」
16 : プロデューサーさま   2020/05/01 21:59:07 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「まあ、最初に何かやりたいことが決まってないんならやっぱCからがいいよ」

莉緒「うう、まだちょっと受け入れ難いんだけど……」

ジュリア「プロデューサーも、とりあえずCの練習から始めたしな」

莉緒「ええええええええ!!??」
17 : おやぶん   2020/05/01 21:59:43 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「どうしたんだよ、さっきから」

莉緒「どうしてそこでプロデューサーくんが出てくるのよ!?」

ジュリア「いや、最初から言ってるだろ。プロデューサーと練習してたって」

莉緒「そ、そんな、プロデューサーくん……未成年に手を……」

ジュリア「まあ、ていうかあたしが教えてやったんだけどな」

莉緒「」
18 : 高木の所の飼い犬君   2020/05/01 22:00:29 ID:4IbXFCiURI
莉緒「う、嘘でしょ……ジュリアちゃん……」

ジュリア「嘘ついてどうするんだよ」

莉緒「だって私、知らなかったわよ」

莉緒「ジュリアちゃんがそんな、そんなに色々詳しかっただなんて……」

ジュリア「は?」

ジュリア「何言ってるんだよ莉緒姉。あたしがコレ(音楽)に詳しいのなんて、劇場の全員が知ってるだろ」

莉緒「」ガーン
19 : Pサン   2020/05/01 22:00:59 ID:4IbXFCiURI
莉緒「そう、だったのね……」

ジュリア「どうしたんだよ。莉緒姉、今日ちょっとおかしくないか?」

莉緒「い、いえ、ごめんなさい。ないでもないの……」
20 : Pくん   2020/05/01 22:01:34 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「……まあ、いいや」

ジュリア「今日調子悪いんなら、また今度にしなよ」

ジュリア「別にあたしじゃなくても、チハとかカオリに聞いたら教えてくれるだろうし」

莉緒「そうなのね、あの2人も……」

ジュリア「ああ、詳しいよ。知ってるだろ?」

莉緒「知らなかったわよ……」
21 : P様   2020/05/01 22:02:00 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「ま、そういうことだからさ」

ジュリア「何だから知らないけど、調子悪いならちゃんと休んだ方がいいよ」

ジュリア「それじゃ」

莉緒「ま、待って!ジュリアちゃん!……いえ、師匠!!」
22 : P様   2020/05/01 22:02:20 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「え?まだ何かあるのか?」

莉緒「取り乱しちゃってごめんなさい……でも!」

莉緒「私、ここであきらめるわけにはいかないの!」

莉緒「私にもっと教えてちょうだい……あなたの知っていることを!!」
23 : Pたん   2020/05/01 22:02:55 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「莉緒姉……そんなに本気で……?」

莉緒「ええ。私は本気よ」

ジュリア「そうか、あたし知らなかったよ。莉緒姉の本気」

ジュリア「よし!それじゃあ、あたしがいっちょ教えてやるよ!」

ジュリア「今日からできる、自主レッスンの方法を!」
24 : Pちゃま   2020/05/01 22:03:26 ID:4IbXFCiURI
莉緒「じ、自主レッスン?」

ジュリア「ああ、何だかんだ言っても一番大事なのは自主練だからな」

ジュリア「プロデューサーにもこの前、Gのやり方を教えたんだけど」

莉緒「じ、ちょ、ちょっと、あんまり直接的な言い方は……」

ジュリア「やり方を教わっただけじゃだめなんだ。何回もやって、自分のものにしないと」

ジュリア「プロデューサーにもそう言ってあるから、一人でGの練習をしてるはずさ」

莉緒「そもそもそれは一人でするものじゃないかしら……」
25 : do変態   2020/05/01 22:04:05 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「ま、莉緒姉のゴールがどこなのかは知らないけど」

ジュリア「まずは基本からってことでさ」

ジュリア「あたしが、何も使わないで出来る自主練のやり方をいくつか紹介するよ」

莉緒「普通道具は使わないものじゃないかしら!?」
26 : プロデューサー君   2020/05/01 22:04:37 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「ま、そうやってコツコツ練習してさ」

ジュリア「それからだな。複数人で合わせるのは」

莉緒「そんなこともしてるのね……」

ジュリア「そりゃ、それが醍醐味みたいなもんだし」

莉緒「……なんだか、ジュリアちゃんが遠くに行っちゃったみたいだわ」
27 : レジェンド変態   2020/05/01 22:05:04 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「とにかく、何も持ってないならまずはリズムの練習から……」

莉緒「ね、ねえジュリアちゃん」

ジュリア「どうした?莉緒姉」

莉緒「私、やっぱりちょっと考えたんだけどね」
28 : do変態   2020/05/01 22:05:26 ID:4IbXFCiURI
莉緒「その、他の人がどうかは知らないけど」

莉緒「私は、やっぱりAの練習からしたいの」

莉緒「まずはそこから教えてもらえないかしら…?」
29 : ご主人様   2020/05/01 22:06:03 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「なんだ、そんなにこだわりがあるのか」

莉緒「ええ、まあやっぱり、昔からの夢だもの」

ジュリア「そういうことならいいよ。やりたいことからやった方が覚えも早いし」

莉緒「あ、ありがとう、ジュリアちゃん!」

ジュリア「はは、まだ何も教えてないだろ?」

ジュリア「じゃ、ちょっとギターとってくるから。待っててくれ」
30 : ぷろでゅーさー   2020/05/01 22:06:20 ID:4IbXFCiURI
莉緒「え?」

ジュリア「ん?」
31 : 兄ちゃん   2020/05/01 22:07:20 ID:4IbXFCiURI
莉緒「え?どうしてAの練習にギターが必要なの?」

ジュリア「だって、無いと始まらないだろ?」

莉緒「どうして?」

ジュリア「どうしてって……もしかして、ピアノの方がいいのか?」

ジュリア「三和音くらいなら教えられるけど、それ以上ってなるとあたしにはちょっと……」

莉緒「いやいや、ちょっと待ってジュリアちゃん」

莉緒「だから、どうしてキスの練習に楽器が必要なの?」


ジュリア「は?キス……?」

ジュリア「はあ!?」
32 : 夏の変態大三角形   2020/05/01 22:07:47 ID:4IbXFCiURI
~~~~~~~~~~~~~

ジュリア「ったく、何考えてるんだよ!」

ジュリア「キスなんてあたしが教えられるわけないだろ!?」

莉緒「ごめんなさい……」シュン

ジュリア「はー、なんかおかしいと思ったんだよな……」
33 : 高木の所の飼い犬君   2020/05/01 22:08:23 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「まあ、いいや」

ジュリア「とにかく、あたしはそういうの別に詳しくないから」

ジュリア「本当に知りたいなら別の奴に聞いてくれ」

莉緒「うん、分かったわ……」

ジュリア「それじゃ、あたしはこれからプロデューサーにレッスン付けてやんなくちゃいけないからさ」

莉緒「うん……」
34 : 番長さん   2020/05/01 22:09:05 ID:4IbXFCiURI
莉緒「……」

ジュリア「……」

ジュリア「……あー、莉緒姉」

ジュリア「その、ギターの方ならいつでも声かけてよ。教えるからさ」

莉緒「!」

莉緒「……ふふっ、うん、ありがと!」

ジュリア「じゃあね」
35 : ハニー   2020/05/01 22:09:52 ID:4IbXFCiURI
~~~~~~~~~~~~~

ジュリア「やれやれ、莉緒姉にも困ったもんだ」

P「ジュリア!待たせたな」

ジュリア「お、時間通りだなプロデューサー」

P「ああ、何とか仕事を片づけてきたよ」

ジュリア「で?ちゃんと練習してきたんだろうな?」

P「もちろん、言われた通り、C、A、D、Gで練習してきた」

ジュリア「ん、じゃあ弾いてみてくれ」
36 : Pはん   2020/05/01 22:10:33 ID:4IbXFCiURI
P「~♪」ジャカジャカ

ジュリア「おお、結構出来てるな」

P「だろ?時間を見つけてちょこちょこやってたんだ」

P「Cの練習ばっかりしてた頃から比べたら随分うまくなったと思わないか?」

ジュリア「!!」
37 : バカP   2020/05/01 22:11:14 ID:4IbXFCiURI
ジュリア「あんたと、Cの、練習……」

ジュリア「~~っ/////」

P「どうした?」

ジュリア「う、うるさい!」

ジュリア「あー!気分が乗らない!悪いけど今日の練習は中止にしれくれ!」

P「ええ!?」
38 : せんせぇ   2020/05/01 22:11:53 ID:4IbXFCiURI
P「な、どうした?体調でも悪いのか?」

ジュリア「悪くないけど!でも今日は駄目だ!」

P「いや、なんd」

ジュリア「うるさい!スケベなことばっか考えてんなよ!このバカP!!」

スタスタ バタン!
39 : 監督   2020/05/01 22:12:13 ID:4IbXFCiURI
P「……」

P「ええー……」

40 : ボス   2020/05/01 22:15:47 ID:4IbXFCiURI
コロナでやることないから書いた

感想かアドバイスか仕事をくれ
41 : 監督   2020/05/01 22:19:48 ID:K7HWAobdcw
照れるジュリアはいいものだ…
シチュエーション変えて照れジュリア書いてくれ
42 : プロデューサーちゃん   2020/05/01 22:24:05 ID:pkPFDHMU6M
これが予測可能回避不可能というやつか
乙でした
43 : Pチャン   2020/05/01 23:37:40 ID:.HVSEFgkzo
すごく…良かったです…
44 : 箱デューサー   2020/05/01 23:44:59 ID:3bHWGD935c
莉緒姉よくAとかBとか知ってたな。
ギリ昭和生まれだけど、死語だと思ってたわ。
・・・女性誌とかだと現役なんかな?
中学の時にクラスメイトが使ってて、なんでそんな古い言葉知ってんだよと驚いた記憶がある。
45 : Pちゃん   2020/05/02 00:04:28 ID:QfmV8M5tsY
最高だった!

確かAがキス、Bが前戯、Cが性行為だっけ
んでGは自慰と勘違いしたってことね
46 : Pさぁん   2020/05/02 00:29:56 ID:xeFp2NEP/w
乙。面白かった
47 : 夏の変態大三角形   2020/05/02 01:57:21 ID:qc4ftSHPkA
俺もジュリアとCまで進みてえなあ
48 : Pくん   2020/05/02 02:12:01 ID:zhneuZW81.
ABCの内容は昭和でも時代によってだいぶ違うというのを昔の漫画でやってたわ
49 : 師匠   2020/05/02 02:25:42 ID:lbh8p2t8ZU
とりあえず莉緒さんのGが正しいかこのみさんと確認してあげないと
50 : プロデューサークン   2020/05/03 03:03:55 ID:6eVHex5Gws
Aが核反応でBが生物でCが化学でDがその他汚い手段の話なら俺も教えてやれるんだがなあ
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