【微百合注意】雪歩「姉妹愛っていいなぁ」可憐「……」
1 : 彦デューサー   2020/11/16 06:11:08 ID:03zs278VDU
立ったら投下していきます。
ぶっちゃけスレタイそんなに関係ない…?
2 : プロデューサーちゃん   2020/11/16 06:11:23 ID:03zs278VDU
劇場 廊下

可憐「知られたい知られたくない~♪ ウラハラ乙女心~♪」

可憐(今日のお仕事は、う、うまくいった気がします……! わ、私にしてはだけれど)

可憐(雪歩ちゃんのおかげです……! 今日のお仕事について、昨日何気なく話したときに、いろいろアドバイスしてくれて……)

可憐(メールでもいいけど、どうせなら直接報告したいなぁ。控え室にいるかな? 行ってみようっと)

可憐「雪歩ちゃん……ほ、褒めてくれるかな?」

雪歩『うあああああ!! 可憐ちゃんマジですごすぎですぅぅぅ!!! これならアイドル星人がきたときに、素敵なアイドルを出せって言われても大丈夫ですぅ!!』

可憐「って感じで……てへへ♪」
3 : 5流プロデューサー   2020/11/16 06:11:35 ID:03zs278VDU
可憐「ただいま戻りましたー」ガチャ

可憐「あっ、雪歩ちゃ―――んっ!?」

雪歩「ぐすっ……ん…んぐっ……ぐす」

可憐(泣いている!?)

可憐「ど、どうしたんですか…! もしかして、大型犬を散歩させている屈強の男の人に出くわしたとか?」

雪歩「!! 可憐ちゃん……ち、違うのそうじゃないの」

可憐「じゃあ、いったい何が―――」

雪歩「可憐ちゃん」ダキツキホ
4 : プロデューサー   2020/11/16 06:11:49 ID:03zs278VDU
可憐「わっ、ゆ、雪歩ちゃん!?」

雪歩「お願い……今はこのまま、少しだけ……ね?」

可憐「は、はい……(あ、あわわわ、何があったんだろう)」

雪歩「ん……可憐ちゃん、いい匂い……柔らかい……」ギューッ

可憐「…………」



10分後

可憐「あの……雪歩ちゃん、そろそろ落ち着いたかなって……」
5 : 変態インザカントリー   2020/11/16 06:12:02 ID:03zs278VDU
雪歩「んっ……あと5分」スリスリ

可憐「あ、はい」

可憐(最初こそ慌てたけど、ちょっと冷静になってきました……えっと、雪歩ちゃんが座っていた場所は……)

可憐(? あれは―――本? 離れているからタイトルまでわからないけれど……も、もしかして!?)

可憐「雪歩ちゃん……まさかとは思いますけど、あの本を読んで感動して涙を流していただけってことはないですよね?」

雪歩「んっ……あと765分」スットボケホ

可憐「雪歩ちゃん? しょ、正直に話してくれないと、私……えっと、その…こ、困ります!」

雪歩「んー……困り顔の可憐ちゃんも可愛いくて好きなんですぅ。だから、話して(離して)あげない」ギューッ
6 : Pはん   2020/11/16 06:12:15 ID:03zs278VDU
可憐「人を呼びます」ツムッ

雪歩「へ?」

可憐「春香さんと律子さんに来てもらいます」スマホヒライテ

雪歩「ま、待って! トタチツテしないで!」ハナレホッ

可憐「雪歩ちゃん、説明を」

雪歩「うう……わかりましたぁ。あのね、可憐ちゃんが予想したとおり、あの本を読んで感動していたんだ」

可憐「どんな本なんですか?」
7 : プロデューサー   2020/11/16 06:12:33 ID:03zs278VDU
雪歩「まぁ、立ち話もなんだし、座って話そう? 私、お茶淹れてくるね。えっと…ジャスミンでいいかな?」

可憐「あ、ありがとうございます。えっと、何かお手伝いできることありますか?」

雪歩「うん? いいの、いいの。迷惑かけちゃったから。ここで待っていて。ね?」

可憐「じゃあ、お言葉に甘えて」

雪歩「それじゃ、ちょっと言ってくるね。 ミドルノートは熱いジャスミンの花~♪っと」

可憐(急に歌われると、恥ずかしい…!)


雪歩「お待たせ」
8 : 3流プロデューサー   2020/11/16 06:12:43 ID:03zs278VDU
可憐「くんくん……いい香り。い、いただきますね」

雪歩「ふふっ、差し入れの残りもあったから持ってきたよ。劇場にはたくさんの子がいるから、あるときに食べないとすぐになくなっちゃうんだよね」

可憐「そうですね。中には、けっこう人気があって、普段は行列に並ばないと買えないお菓子だったりもありますから」

雪歩「そうそう。あと、たとえば春香ちゃんの手作りお菓子とかね。市場に出回らないレア中のレアかもですぅ」

可憐「んっ……美味しいです♪ 落ち着きます」

雪歩「落ち着いたところでさっきの続きだね。あのね、元々はこれとは別の小説を百合子ちゃんから借りていたの」

可憐「百合子ちゃんから?」
9 : おやぶん   2020/11/16 06:12:53 ID:03zs278VDU
雪歩「うん。本に関係するお仕事をいっしょにしたときに、せっかくだからって思って私からお願いしたの」

可憐「そういえば、ありましたね。たしか雪歩ちゃんは……TVドラマ化が決定した恋愛小説と、それから詩集について話していたような……」

雪歩「覚えていてくれたんだ、嬉しいな。それでね、お願いした3日後ぐらいかな、『とりあえずおススメの本、なんとか100冊まで絞ってリストにしてきましたよ!』って百合子ちゃんが。面食らってしまいましたぁ」

可憐「絞り込んだ結果が100冊って、読書家らしいですね」

雪歩「ふふっ。100冊から数を減らしていって、それで結局、直感で選んだ本を借りることにしたの」

可憐「どうだったんですか?」

雪歩「よかったよ。自分でも同じ作家さんの本、読んでみようって気になった程度に」

可憐「あ……それがもしかして?」
10 : P様   2020/11/16 06:13:06 ID:03zs278VDU
雪歩「そうなの、この小説。テーマを一言で表すなら、姉妹愛なのかな。ふたり姉妹が主人公のお話で、それぞれの視点で交互に章が進んでいくんだ」

可憐「姉妹……ちょっと憧れます」

雪歩「だよね!!!!!」クイツキホ!

可憐「え?」

雪歩「うんうん。私もね、これを読んで、姉妹愛っていいなぁって。私、それに可憐ちゃんも一人っ子だからなおさら羨ましいなあって思ったことあるよね。それで、私、閃いたの」

可憐「閃いた……って、何をですか?」

雪歩「私、今日から可憐ちゃんの妹になるね!」

可憐「!??!!?」
11 : 3流プロデューサー   2020/11/16 06:13:18 ID:03zs278VDU
雪歩「どんな妹がいいかな? 世話焼きタイプ、反抗期タイプ、姉のことを崇拝タイプ……迷いますぅ!」

可憐「あ、あの、よくわからないですけど、でも、一つ言うなら……わ、私が妹じゃないんですか?」

雪歩「?」キョトンホ

可憐「えっ。だ、だって雪歩ちゃん、私より年上ですよね? だったら当然……」

雪歩「でも可憐ちゃんのほうが身長が高くて、胸も大きくて、髪も長くて、可愛くて、綺麗で……。ひんそーでちんちくりんな私なんかがお姉ちゃんだなんて、おこがましいですぅ!」

可憐「姉妹ってそういう風に決まっていないですよね!? そ、それに雪歩ちゃんのほうが可愛いし……」

雪歩「もうっ、可憐ちゃんったら……いきなり、愛しているなんて照れますぅ!」テレテレホ

可憐「えぇ……」
12 : Pたん   2020/11/16 06:13:28 ID:03zs278VDU
雪歩「まあ、義理の姉妹なんだし、細かいことは気にしないで。それにほら、血の繋がっていない妹ってそれだけでなんだか興奮するでしょ?」

可憐「し、しません!」

雪歩「えぇ……?」ドンビキホ

可憐「なんで私が引かれているんですか……!?」

雪歩「あっ、呼び方どうしよっか。なんて呼ばれたい? 無難にお姉ちゃん? お姉様、ねぇね……うーん、もっと、ないかなぁ」

可憐(ど、どうしよう。何だか変なスイッチが入っちゃったみたい)

雪歩「ん、ん。ひとまず練習してみるね。えっと……可憐お姉ちゃん♪」

可憐「は、はい」
13 : バカP   2020/11/16 06:13:39 ID:03zs278VDU
雪歩「?? もう、お姉ちゃんったら急に敬語なんてどうしたの?」

可憐(既に役に入っている!?)

雪歩「んー? お姉ちゃん、なんだか髪がぼさぼさしていない?」

可憐「え、あ、これはさっき外から帰って来てそのままで、えっと、風が強かったので……」

雪歩「綺麗な髪なんだから大切にしないとだよ? 私、梳いてあげるね♪ ほら、こっち来て」

可憐「う、うん」

雪歩「♪~、♪~」カミヲトカシホ

可憐(あっ……気持ちいい、かも)
14 : 我が下僕   2020/11/16 06:13:51 ID:03zs278VDU
雪歩「可憐お姉ちゃんの、本当に綺麗な髪……食べちゃいたいぐらい。くすっ」

可憐「ゆ、雪歩ちゃん?」

雪歩「ねぇ、こうしていると昔を思い出さない?」

可憐「へ?」

雪歩「小さい頃はよく、お姉ちゃんが私の髪を梳かしてくれたよね」

可憐(設定が作られている?!)

雪歩「懐かしいなあ……あの頃は、お母さんもお父さんも仲良かったもんね。でも……ううん、やめよっか、こんな時に暗い話」

可憐(しかもわりと暗い設定!?)
15 : せんせぇ   2020/11/16 06:14:15 ID:03zs278VDU
雪歩「首筋も綺麗……私が吸血鬼だったら、チュッとするの我慢できないなぁ」ソットサワリホ

可憐「く、くすぐったいです」

雪歩「『です』?」

可憐「え、えっと、くすぐったいよ……雪歩ちゃん」

雪歩「変なお姉ちゃん。いつもはユキって呼んでくれるのに」

可憐(呼んだことないです!!)

雪歩「ひょっとして何かあったの? たとえば……春香さんと」

可憐「!? は、春香さん!? それってどういう……」
16 : プロデューサークン   2020/11/16 06:14:27 ID:03zs278VDU
雪歩「くんくん……」クビスギカギホ

可憐「ひゃっ」

雪歩「……春香さんの、あの泥棒猫の匂いがする」

可憐(どういう設定!? いや、知りたくないけど!)

雪歩「可憐お姉ちゃん……私と約束、したよね?」

可憐「約束?」

雪歩「もう春香さんとは会わないって。私が一番だって」ハイライトオフホ

可憐(なんかドロドロしている!? 謎の三角関係!?)
17 : ぷろでゅーしゃー   2020/11/16 06:15:02 ID:03zs278VDU
雪歩「ちゃんと、しるしをつけなきゃね」

可憐「し、しるし?」

雪歩「そう。この首筋に、思いっきり。ねぇ、いいよね? ここに私の痕を残して」

可憐「そ、それって……」オモワズウシロミルミヤカレン

雪歩「わっ、急に、振り向かないで!」

可憐(顔真っ赤!! あんな台詞をさらっと言えるわりに、照れている!?)

可憐「ダ、ダメですからね? こんな演技で、そういうの」

雪歩「う、うん。(演技じゃなかったらいいのかな///)」
18 : 下僕   2020/11/16 06:15:15 ID:03zs278VDU
雪歩「……こほん」キヲトリナオシホ

可憐「?」

雪歩「ところでお姉ちゃん、今日のお仕事はどうだった? 私はこうして自分の部屋で引き籠って応援することしかできないけれど」

可憐(どんどん重い設定が増えていきます…!)

可憐「えっと、その、今日は……自分でもうまくできたかなって」

雪歩「そうなの?」

可憐「うん。これも全部、雪歩ちゃんが、昨日、アドバイスしてくれたおかげ……だよ?」

雪歩「そんなことない。お姉ちゃんはできる人だから。私と違って。大丈夫……きっとなれるよ、トップブリーダー」
19 : ご主人様   2020/11/16 06:15:28 ID:03zs278VDU
可憐「!? トップ、ブリーダー…!?」

雪歩「うん……私はあの事件以来、犬なんて目にすることさえ嫌だけど、お姉ちゃんは昔から犬だけじゃなくていろんな動物に好かれていたよね」

可憐「えぇ……?」

雪歩「私に協力できることがあったら、またいつでも言ってね。この前のあれは……恥ずかしかったけど/// お、お姉ちゃんがしてほしいなら、いくらでもするからね///」

可憐(何をしたの!?)

雪歩「うふふふ……」

可憐「…………」

雪歩「お姉ちゃん? どうかした? お腹が空いたなら―――」
20 : 彦デューサー   2020/11/16 06:15:39 ID:03zs278VDU
可憐「あの、雪歩ちゃん」

雪歩「?」

可憐「私……今日のお仕事は、その、自分で言うのもあれなんですけど……でも、本当にうまくできて。それって、雪歩ちゃんのおかげでもあって。その、だから……」

雪歩「可憐ちゃん……?」

可憐「できれば、私、雪歩ちゃんに褒めてほしかったなって。こういう、妙な形じゃなくて。いつもの、大切なお友達、いっしょにトップアイドルを目指す仲間、先輩後輩として」

雪歩「!!」

可憐「な、なーんて、ごめんなさい。わがまま言っちゃって。あっ、そういえば美咲さんに用事があるんでした。すみません、一旦このへんで――」

雪歩「―――ごめんね、可憐ちゃん」ヤサシクダキツキホ
21 : ぷろでゅーしゃー   2020/11/16 06:15:51 ID:03zs278VDU
可憐「雪歩ちゃん……?」

雪歩「どうしようもない茶番にいつも付き合わせちゃって。私、甘えていたね」カレンノアタマナデホ

可憐「あっ……///」

雪歩「そっか。今日のお仕事、うまくいったんだ。私なりに言えること、言ってみてよかったですぅ。でもね、それでもやっぱり今日の成功は可憐ちゃんのもの。そうでしょ?」ナデツヅケルホ

可憐「は、はい……ありがとうございます」

雪歩「頑張ったね、可憐ちゃん。ふふっ、私もうかうかしていられないですぅ」

可憐(うう……自分から褒めてほしいなんて言っちゃったけど……は、恥ずかしい)

雪歩(こ、これでいいのかな。照れている可憐ちゃん、可愛いなぁ……)
22 : 我が下僕   2020/11/16 06:16:08 ID:03zs278VDU
雪歩「え、えーっと、それじゃ、その、またね、可憐ちゃん」ハナシホ

可憐「は、はい。で、でもその前に―――」

雪歩「うん?」

可憐「今度は私が呼んでみてもいいですか? ゆ、雪歩お姉ちゃんって」

雪歩「!!」

可憐「ダ、ダメですか?」

雪歩「ダメなわけないですぅ!!! そうだ! いっそ、今日から私の妹になるっていうのは―――」

可憐「それは遠慮しておきます」キッパリミヤカレン
23 : ごしゅPさま   2020/11/16 06:16:23 ID:03zs278VDU
雪歩「で、ですよねー」

可憐「私、思うんです」

雪歩「ぽえ?」

可憐「姉妹って一番近いようで、でも遠いって。はじめから家族ではあるかもだけど、新しく家族にはなれない、そんな関係だって」

雪歩「近いようで遠い……」

可憐「雪歩ちゃんは、私とどんな距離でいたいですか?」ウワメヅカイミヤカレン

雪歩「っ!?」ドキッホ

可憐「なんて、ふふっ。それじゃ、いってきます」アシバヤニタチサルミヤカレン
24 : 兄ちゃん   2020/11/16 06:17:24 ID:03zs278VDU
雪歩「………」オイテカレホ

雪歩「あ……ハーブティー、あとちょっと残っている」

雪歩「…………甘いなぁ。……えへへ」


おしまいですぅ!

25 : Pーさん   2020/11/16 08:38:39 ID:QW0zuHnINE
>可憐「雪歩ちゃん……ほ、褒めてくれるかな?」

>雪歩『うあああああ!! 可憐ちゃんマジですごすぎですぅぅぅ!!! これ
>ならアイドル星人がきたときに、素敵なアイドルを出せって言われても大丈夫
>ですぅ!!』

>可憐「って感じで……てへへ♪」

可憐の中の雪歩像はどうなって……実態そのものか
>>1おつ
26 : リクエストの人   2020/11/16 10:01:59 ID:LFdsLyNY5A
大丈夫だ、思った通りだ!
飲み残しは間接キスしたのかな??
27 : ダーリン   2020/11/16 20:19:59 ID:qTe3zavmzU
萩原さんとっても可愛い
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