【百合注意】可憐「雪歩ちゃんとカレーを作ります…!」雪歩「♪」
1 : 夏の変態大三角形   2020/12/06 14:05:13 ID:xg7ahgY/fI
百合成分を含むゆきかれSSです。苦手な方はブラウザバックお願いします。
2 : Pさん   2020/12/06 14:05:47 ID:xg7ahgY/fI
劇場 廊下

可憐「ふぅ……。さ、さっぱりしましたね♪」

雪歩「うん。ダンスレッスンが終わって、すぐにシャワーで汗を流してしまえるのはいいね」

可憐「は、はい。学校の体育の授業だとそうは行かないですから」

雪歩「私の学校だと、部活動によっては部室と併設してシャワールームがあるけれど……みんなが授業後に使うとなったら、それだけで次の一時限が終わっちゃうよね」

可憐「じゃあ、大きなシャワールームを作ればどうでしょう、なんて……」

雪歩「2、30人が一度に使用できるような? だったら、もう大浴場でも建てちゃおうか、ふふっ」

可憐「いいですね…♪ なんでしたら、みんなでお風呂に入りながら授業も受けたりなんてして…」

雪歩「のぼせちゃいそうだね。気持ちよくなってうっかり眠っちゃったら大変ですぅ」
3 : 彦デューサー   2020/12/06 14:06:01 ID:xg7ahgY/fI
可憐「大きなお風呂で、日によってバスソルト、バスオイル、バスミルクの種類を変えて……アロマキャンドルなんかも……えへへ」

雪歩「あっ、でも可憐ちゃんの学校は共学だよ? いいの?」

可憐「えっ!? よ、よくないです……! ゆ、雪歩ちゃんの学校も、男の先生いますよね?」

雪歩「うん、いるよ。でも、私、お風呂に入りながら授業なんて言っていないよ?」

可憐「あう……ず、ずるいです。さっきはちょっと乗り気だったのに…」

雪歩「ふふっ、冗談、冗談。拗ねた感じの可憐ちゃんも可愛いなぁ」

可憐「も、もうっ、雪歩ちゃんったら。―――あれ? くんくん……」

雪歩「? どうかした? えっと、私の香りは少なくとも今は可憐ちゃんと一緒だよね?」
4 : Pサマ   2020/12/06 14:06:13 ID:xg7ahgY/fI
可憐「いえ、シャンプーや石鹸とは別に、雪歩ちゃんには雪歩ちゃんのいい匂いが……って、そうじゃなくてですね、どこからか……カレーの匂い?」

雪歩「すんすん……。たしかに、言われてみれば。そんなに強くないけど」

可憐「どこかで買ってきてすぐだったり、レンジで温めた直したものではないみたいです。まさに今、作っている風ですね」

雪歩「そこまでわかるの? うーん……あれかな、またエントランスでまつりちゃんたちが大釜を……」

可憐「匂いのする方向からすると、違うみたいですね」

雪歩「あっ! 思い出したよ」

可憐「?」

雪歩「かくかくしかじかちんちくりん……っと」
5 : プロデューサーさま   2020/12/06 14:06:24 ID:xg7ahgY/fI
可憐「なるほど…? 杏奈ちゃんたちが、ゲ、ゲーミング…?カレーを試作中ってことなんですね。」

雪歩「うん。昨日、可奈ちゃんが嬉しそうに話していたの。…なんだか私もお腹空いてきちゃったなあ。ねぇ、可憐ちゃん、この後時間あるかな」

可憐「あ、あります」

雪歩「じゃあ、控え室でお茶しない? カレーもいいけど、運動した後は甘いものが食べたくなりますぅ♪」

可憐「ぜひご一緒させてください…♪ そうだ、ラジオの次の企画も考えましょうね…!」

雪歩「ラジオっていうと、あれだよね。半年前あたりから私と可憐ちゃんの2人でメインパーソナリティを務めさせてもらっている金曜午後10時~11時枠の、事前に収録したのを配信するタイプのラジオ(動画)ね」

可憐「??? なんでそんなに説明的なんですか…?」

雪歩「気にしない、気にしない」
6 : 高木の所の飼い犬君   2020/12/06 14:06:37 ID:xg7ahgY/fI
劇場 控室

可憐「あ、あのー、雪歩ちゃん」

雪歩「うん? お茶のおかわり?」

可憐「いえ……ラジオの企画なんですけど、私たちも何か料理してみるっていうのはどうでしょう?」

雪歩「料理かぁ。ジェスチャーゲームからはじまって、最近だと膝枕してもらって耳かきとか、ポ○キーの日にちなんで○ッキーゲームとか、2人王女様ゲームだったりしてきたわけだけど……」

可憐(つくづく生放送でなくてよかったと安堵しています…! へんしゅうのちからってすげー、です!)

雪歩「いつもの収録スタジオではできなさそうだけど、いわゆるVTRを流すことは可能だから、うん、企画で料理……面白いかも」

可憐「……えへへ。何を作ったらいいと思いますか?」
7 : Pしゃん   2020/12/06 14:06:49 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「そうだなぁ……焼肉なんてどう?」

可憐「え?」

雪歩「みんな好きだよね、焼肉。ちょうどね、新しいお店が劇場近くでできたらしくて……」

可憐「それって雪歩ちゃんが行って食べたいだけですよね? それに料理というより、焼くだけなのでは…?」

雪歩「はぁー……」

可憐(深い溜息!?)

雪歩「可憐ちゃん。いい? 焼肉っていうのは、一つのライブだよ?」

可憐「!?」
8 : 我が下僕   2020/12/06 14:07:01 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「何をどのタイミングで注文して、焼いていくか、そして食べていくか。そう、これはセトリ…でしょ?」

可憐(同意を促されても……困ります!)

雪歩「網というステージ…! その上で輝くお肉たちはアイドル!」

可憐(え、炎上しちゃっています…)

雪歩「そうだよ、可憐ちゃんっ―――私、可憐ちゃんと2人でライブを作り上げたいの!!」

可憐(単なる2人焼肉のお誘い…!もっとべつの形で聞きたかった言葉…!)

雪歩「この位置にはこれ、こっちはこうして、いや、ここだったら、うん……そう、このタイミングで…!」

可憐(エア焼肉をし始めた!?!??)
9 : あなた様   2020/12/06 14:07:31 ID:xg7ahgY/fI
可憐「あ、あの! わ、私はカレーなんてどうかなって思うんです」

雪歩「煮つけ?」

可憐「鰈じゃありません…!」

雪歩「ううん、可憐ちゃんは華麗だよ!!」

可憐「雪歩ちゃん……」

雪歩「うっ……ジト目も可愛い、じゃなくて、えっと、カレー?」

可憐「はい。莉緒さんたちに便乗して、って形にはなりますけど、宣伝もできるし……それに一口にカレーといっても種類はたくさんあって、言うなれば私たちだけのカレーにだってできるかなって……」

雪歩「ふむふむ」
10 : あなた様   2020/12/06 14:07:44 ID:xg7ahgY/fI
可憐「ど、どうですか?」

雪歩「焼肉も捨てがたいけど……他でもない可憐ちゃんがそう言うなら、今回はカレーで企画してみよっか♪」

可憐「ありがとうございます…!」

雪歩「せっかくだし市販のルウじゃなくてスパイスを使ってみるっていうのはどう? 可憐ちゃんの超常的な嗅覚も活かせるかも」

可憐「私の鼻が役に立つかどうかはさておき、いい案だと思います」

雪歩「いきなり収録っていうと自信がないから、事前準備はしっかりとしておきたいなあ」

可憐「そうですね。まずは、何からはじめましょう」
11 : Pサン   2020/12/06 14:07:58 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「やよいちゃんやひなたちゃんに聞いてこようっか」

可憐「というと?」

雪歩「美味しいお野菜の育て方を知っておかないと。土選びは大切ですぅ」

可憐「食材の栽培から!? さ、さすがに時間がかかりすぎます…!」

雪歩「あと、盛り付ける器の選定……どうせなら自作してみよっか。お向かいの事務所だと陶芸家アイドルもいるそうだけど、うちの劇場だったら……たしか志保ちゃんや美也ちゃんが陶芸に挑戦していたよね!」

可憐「それも時間かかりすぎです…!」

雪歩「あ、ポークカレーだったら、天空橋さんに言えば豚肉を分けてもらえるかな?」

可憐「子豚ちゃん!? 本物の豚さんじゃないです!」
12 : 師匠   2020/12/06 14:08:13 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「そう言えば響ちゃんの家族に……」

可憐「アウトー! アウトですよ、雪歩ちゃん!!」

雪歩「まぁ、実際のところはポークじゃなくてチキンって決まっているけどね」

可憐「え?」

雪歩「ほら、私たちってチキン(臆病者)なところあるからねっ!」

可憐「ドヤ顔雪歩ちゃん可愛い…! でもっ、得意気に言うことじゃありませんから…!」
13 : 彦デューサー   2020/12/06 14:08:31 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「それとBBSのスレタイ一覧を見ればわかるとおり、『チキン』はアイマスと関係なくもないからね!」

可憐(お、おおっぴらに触れていいネタなのか、わかりません…!)
14 : プロデューサークン   2020/12/06 14:08:44 ID:xg7ahgY/fI
劇場近くのスーパー 

雪歩「―――と、いうわけでやってきたのは劇場近くのスーパーマーケット。なんとアイドルちゃんたちと、そのアイドルちゃんたちに興味津々なこれまたアイドルちゃんも目撃されているとかいないとか」

可憐「来る前に材料は調べてきました…!」

雪歩「口当たりの優しいバターチキンカレーに決まったね。劇場を出る前に、千鶴さんに会えてよかったですぅ!」

可憐「はい…! 私たちが(収録の予行で)カレーを作るっていう話をしたら、料理のポイントをいろいろ教えてくれて、メモまで書いてくれました!」

雪歩「やっぱりセレブの中のセレブは何でも知っているのかも。すごいなぁ、憧れちゃうなぁ」

可憐(ミリシタで、私と朋花ちゃん、そして千鶴さん3人―――ピスケスの公演実装も近いのかな)
15 : プロデューサーさん   2020/12/06 14:08:57 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「ちなみに物知りな千鶴さんはBBS内でも人気ですぅ!」

可憐「ただ、セレブというより……い、いえっ、なんでもありません…!」
16 : 我が友   2020/12/06 14:09:10 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「おおっ! 山積みになっているのは、北海道産たまねぎ……北の大地からはるばると、ですぅ」

可憐「丸々とした形状で、皮は乾燥していてつやのある茶色、触感は……硬くて重量感があるほうがいいんですね」

雪歩「普段から見慣れていないと、どれも似たり寄ったりかも……えっと、とりあえず、これと……これも、いいかな」

可憐「次はトマト……たまねぎの売り場近くにある、これとは別なんですよね?」

雪歩「そうそう。こっちはサラダみたいな生食向けの品種。加熱する料理だったら、こっちの売り場にあるトマト缶だね。トマトジュースやピューレで代用する場合もあるらしいけど」

可憐「ホールタイプとカットタイプがありますね……?」

雪歩「煮込む時間と量によっては精査すべきかもだけど、今回は切る手間が省ける済むカット(ダイス)タイプでいいかな」
17 : プロヴァンスの風   2020/12/06 14:09:22 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「にんにく、しょうが、その他のスパイス類は、劇場にある分は杏奈ちゃんたちで使い切ってしまいそうだから、改めて購入しようか」

可憐「そうですね。えっと、お手軽にチューブタイプのにんにくにしょうが、パウダータイプのスパイスでいいんですよね?」

雪歩「うん。調べたり、千鶴さんの話を聞いたりしてわかったけど、そんなに難しく考える必要はないみたいね。素人でも使いやすいものが、いろんな食品会社さんから出ているから」

可憐「鶏肉は……このもも肉でいいですか?」

雪歩「むね肉でもありみたいだけど……ねぇ、可憐ちゃんは私の胸と太腿、どっちが好き?」

可憐「雪歩ちゃんのことは今、関係ないですよね。もも肉にしておきますね」

雪歩「うう……可憐ちゃんはいけずですぅ」
18 : ハニー   2020/12/06 14:09:32 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「さて、と。あとはバターにヨーグルト……よしっと。お米は劇場にあったかな?」

可憐「美奈子さんが炒飯を作ったりするときに常備しているものがあったと思います」

雪歩「へぇ、それなら千鶴さんが余談として話してくれた、カレー向きのお米かもしれないね」

可憐「材料はこんなところでしょうか」

雪歩「カレーライスについては、充分かな。あとちょっと試したいものがあるから、それも買っていいかな」

可憐「試したいもの?」

雪歩「うん。飲み物として、お水じゃなくてチャイを合わせてみようかなって」
19 : 高木の所の飼い犬君   2020/12/06 14:09:44 ID:xg7ahgY/fI
可憐「チャイっていうと……インド料理店などでカレーと合わせて出てくる、っていうあれですか?」

雪歩「調べてみたら、そのままお茶のことを意味する言葉らしいんだけどね。そうだとしたら、やっぱりお茶系アイドルの私としては見逃せないよね」

可憐(お茶系アイドル……?)

雪歩「簡単に言えば、甘いミルクティーにスパイスを加えたものだね。今回は、シナモンで試してみようかなって。もちろん、可憐ちゃんにも飲ませてあげるね」

可憐「楽しみにしていますね…!」

雪歩「よーしっ、劇場に戻ったらカレー作りに挑戦ですぅ!」

可憐「おー♪」
20 : プロちゃん   2020/12/06 14:09:58 ID:xg7ahgY/fI
劇場 どこか手頃な部屋

雪歩「可憐ちゃんとのカレーよりも濃厚な共同作業を経て、ついに…!」

可憐「できあがりました! 試食タイムです……♪」

雪歩「本来なら、料理に詳しい人にも同席をお願いするけど、ゆきかれSSだから2人きりですぅ!」

ゆきかれ「「いただきます!!」」
21 : ダーリン   2020/12/06 14:10:36 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「んっ……もぐもぐ……。―――! 美味しいですぅ!」 

雪歩(まさにこれは――――NO KAREN NO LIFE ですぅ!!!)

22 : バカP   2020/12/06 14:10:56 ID:xg7ahgY/fI
可憐「! 雪歩ちゃんの淹れてくれたチャイも、美味しいですよっ!」

雪歩「ほんと!? そう言ってもらえると嬉しいな……えへへ。語尾に『ちゃい』ってつけて話してもいいよ?」

可憐「それは遠慮しておきますね」

雪歩「あうっ。調子に乗って、ごめんちゃい♪」

可憐「…………」

雪歩「…………」
23 : プロデューサークン   2020/12/06 14:11:10 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「美味しかったよ、ごちそうさま。こういうマイルドな味わいのカレーもいいね」

可憐「はい、うまくできましたね。きっとこれなら、味や香りが伝わらなくても、美味しいっていうのはラジオの視聴者さんにも感じ取ってもらえるんじゃないかなって」

雪歩「ふふっ、だといいなぁ。収録までまだ日があるから、あと1回ぐらいまた作ろうか」

可憐「そうですね……てへへ」

雪歩「あとは……匂いは消さないとね。お洋服は今日中に選択しないと」

可憐「ですね。きちんと歯磨きもして」

雪歩「加齢臭は嫌だもんね」

可憐(何か違う気がします…!)
24 : プロデューサーさん   2020/12/06 14:11:31 ID:xg7ahgY/fI
雪歩「と言っても、カレーを食べたばかりだから、そうすぐに匂いは落ちないよね」

可憐「は、はい」

雪歩「というわけで、今回の締めはこんな感じですぅ」

可憐「オチない!?」


おわりですぅ!

25 : der変態   2020/12/06 14:12:01 ID:xg7ahgY/fI
以上です。
一晩寝かせたネタでした。(カレーだけに)
よければ感想コメください(ライスだけに)
辛口じゃなくて甘口でお願いします(カレーライスだけに?)
26 : EL変態   2020/12/06 17:56:13 ID:9.D2qrRaR6
なんやそのくぅ疲ナイズな後書きは

最近可憐かわいく思えてきた
27 : Pさん   2020/12/06 18:44:00 ID:yT13w0e/.k
乙かれゆき
可憐の超人嗅覚だとカレー作り大変そう(小並感)
28 : せんせぇ   2020/12/06 19:06:42 ID:mf6xzWRrt2
おつー。
感想コメ→米→ライスっていうことですね!
29 : Pーさん   2020/12/07 02:05:29 ID:1z0sEDi6U.
>>12
ひびきんなら、「ポーク」と言えばSPAMを1打(12缶)ぐらいくれると思うよ(厚切りできつね色に焼いてトッピングしよう!)
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