1 : 貴殿   2021/02/03 06:14:29 ID:iuIXWBENOk
百合子「――――ってことになりませんかね!」

杏奈「……ならない…です」ムニーッ

ロコ「なりません!」ムニーッ

百合子「!? ふはひほほ、ほんはひ、ひっははひへへ!(二人とも、そんなに引っ張らないで!)」



雪歩(仲いいなぁ……ん?)

雪歩「! 私も試してみようかな」
3 : 仕掛け人さま   2021/02/03 06:14:43 ID:iuIXWBENOk
劇場 控え室

可憐「ん……♪ きょ、今日のお茶もとっても美味しいです…!」

雪歩「ふふっ、ありがとう。可憐ちゃんの買ってきてくれたお菓子もおいしいよ。これ、今話題のあのお店のだよね。もしかして並んだ?」

可憐「す、少しだけですけど」

雪歩「やっぱり。私なんかが、食べるのが悪い気がしちゃうなぁ」

可憐「いえ、そんなことは。雪歩ちゃんと、い、いっしょにお茶するのを楽しみにしていたから……並ぶのも苦ではなかったので、ぜひ、どうぞ…なんて」

雪歩「ほんと? なんだか嬉しいなぁ…えへへ」
4 : ボス   2021/02/03 06:14:57 ID:iuIXWBENOk
雪歩「ふぅ……ごちそうさまでした」

可憐「お、お粗末さまでした」

雪歩「ところで、可憐ちゃん。私ね、可憐ちゃんにお願いがあるの」

可憐「お願い?」

雪歩「うん。あのね……えっと、そのー……」

可憐「?? な、何か言いにくいことですか」

雪歩「あ、いや、改まって言うと、照れくさいというか……こほん」

可憐(そんな風に、きりっとされると、こ、こっちも緊張しちゃいます…!)
5 : 3流プロデューサー   2021/02/03 06:15:11 ID:iuIXWBENOk
雪歩「――――可憐ちゃんの頬をむにらせてくださいっ!」

可憐「!? 私の頬をむに、…え? ど、どういうことですか」

雪歩「ダ、ダメかな?」スススッ

可憐(ち、近いです!)

可憐「私の、ほ、頬なんて触っても面白くないと思いますよ?」

雪歩「そんなの試してみないとわからないですぅ!」

可憐(こういう時は前向き!)

可憐「え、あの、どうしてそんな急に……?」
6 : 師匠   2021/02/03 06:15:25 ID:iuIXWBENOk
雪歩「かくかくしかじかちんちくりん、ですぅ」

可憐「百合子ちゃんが、杏奈ちゃんやロコちゃんに……? で、でも私は妄想でトリップなんてしませんし……頬をつねられるようなこと、何かしちゃいましたか?」

雪歩「えっ? そう言われちゃうと、こ、困りますぅ。敢えて指摘するなら、その溢れる魅力で世の人々を惑わせていることかな? かく言う私もその1人ですぅ!」

可憐「得意気に言われても…!」

雪歩「優しくするから? ね? お願い。私、可憐ちゃんの頬の感触が気になってこのままだと今夜はきっと8時間しか眠れないと思うの」

可憐「十分ですよね…!?」

雪歩「! わ、わかったよ、可憐ちゃん。それならこうしよっか。まず可憐ちゃんが私の頬をむにーっとして、それから私が可憐ちゃんの頬をむにるっていう流れで。ほら、公平でしょ?」
7 :   2021/02/03 06:15:37 ID:iuIXWBENOk
可憐「雪歩ちゃんの頬を…?」

雪歩「う、うん」

可憐「…………」

雪歩「あの……そんなに見つめられても、お茶しか出せないよ?」

可憐「わかりました」

雪歩「え? お茶のおかわり?」

可憐「ち、違います。―――――私、雪歩ちゃんの頬をつねります…!」

雪歩(え? なんでそんな覚悟を決めた表情!?)
8 : 3流プロデューサー   2021/02/03 06:15:51 ID:iuIXWBENOk
雪歩「じゃ、じゃぁ、お手柔らかに?」

可憐「はいっ……い、いきます!」

雪歩「…………?」

可憐「…………!」(そーっと指を雪歩の頬に近づける)

雪歩「?」

可憐「…………えいっ」(軽いジャブと言わんばかりに、頬を指先でつんつんする)

雪歩「!?」

可憐「………」(指で頬をつーっとなぞる)
9 : P君   2021/02/03 06:16:04 ID:iuIXWBENOk
雪歩「!!??!?」

雪歩「可憐ちゃん?」

可憐「しっ。い、今、集中しているので…!」

雪歩「ご、ごめん」

可憐「なるほど……」

雪歩(えぇ…?)

可憐「――――ていっ」(かる~く、頬を指先でつまもうとする)

可憐「!! よ、余計なたるみがない……いえ、それどころか、この張り……! 簡単につまむことはできません…!」
10 : Pさん   2021/02/03 06:16:19 ID:iuIXWBENOk
雪歩(なんか実況しはじめちゃったよ!)

可憐「でも、私、負けませんから……!」

雪歩(なんなの!?)

可憐「…………」(再度、指先で頬をつんつんする)

雪歩(指のお腹の感触がちょっと気持ちいいかも)ニヘラッ

可憐「―――今です!」ムニーッ

雪歩「!? はへんはんっ!?」
11 : 貴殿   2021/02/03 06:16:33 ID:iuIXWBENOk
可憐「この手触り……! これが雪歩ちゃんのほっぺたなんですね…!」

雪歩(いや、さっきから散々、触っていたよね!?)

雪歩「ほ、ほふ、ひひはは?(も、もう、いいかな?)」

可憐「……………」(無言で、もう片方の手を動かす)

雪歩「ははは…!(まさか…!)」

可憐「――――こ、これが私の精一杯です…!」ダブルムニーッ

雪歩(両頬!?)
12 : ごしゅPさま   2021/02/03 06:16:54 ID:iuIXWBENOk
5分後

雪歩「うう……。ど、どう? 私の頬、だるんだるんになっていない?」

可憐「だ、大丈夫です。すみません、私ったら、つい夢中になってしまって……えへへ」

雪歩「『えへへ』じゃないよ! も、もうっ。この展開は予想外ですぅ!」

可憐「あ、こんな時間。私、ダンスレッスンの予約があるので、失礼しますね」

雪歩「おい待てェ 失礼すんじゃねぇ ですぅ!」

可憐「?」

雪歩「きょとん顔の可憐ちゃん何度見ても可愛い……じゃなくて、今度は私の番だよ、可憐ちゃん!」
13 : 夏の変態大三角形   2021/02/03 06:17:09 ID:iuIXWBENOk
可憐「雪歩ちゃん、私、思うんです」

雪歩「え?」

可憐「自分に自信なんて持てずに、臆病で俯いてばかりだった私ですけれど……アイドルになって、雪歩ちゃんたちと出会えて、少しずつでも変わることができているって」

雪歩「う、うん」

可憐「だから、私、ここは逃げます。流れされてばかりの私とさよならします…!」

雪歩「意味わかんないよ!?」

可憐「えへへ……♪」

雪歩「褒めてないからね!?」
14 : ご主人様   2021/02/03 06:17:27 ID:iuIXWBENOk
可憐「うう……どうしても、ですか。私の頬じゃないと、ダメですか?」

雪歩「あれだけ人のほっぺたを弄んだ子が言う台詞じゃないよね、それ。………私、可憐ちゃんの頬、触りたい。むにーってしたいの。は行しか話せない可憐ちゃん見てみたいんですぅ!」

可憐「! 雪歩ちゃん……。そ、そこまで言うなら、ちょ、ちょっとだけなら」

雪歩(どうして、先にめちゃくちゃむにられた私が、譲歩されている感じになっているんだろう……)

雪歩「…………」(そっと手を伸ばす)

可憐「…………」(そっと躱す)

雪歩「可憐ちゃん?」

可憐「あ、つい……」
15 : P様   2021/02/03 06:17:42 ID:iuIXWBENOk
雪歩(むぅ……可憐ちゃんってば、今はあれ、お調子者モード発揮中ですぅ。なんとか、ぎゃふんって言わせられないかな)

雪歩(けど、さすがに思いっきりつねって痛い目に合わせるのは、違うよね)

雪歩(――――そういえば、莉緒さんがこの前の秋ごろのフェスで風花さんに……)

可憐「雪歩ちゃん?」

雪歩「………」ガシッ

可憐「え?」

雪歩「………んっ」チュッ

可憐「」
16 : 師匠   2021/02/03 06:17:57 ID:iuIXWBENOk
可憐「―――はっ!  ゆ、雪歩ちゃんっ!? 今、頬にキ、」

雪歩「あー、あー、何も聞こえないですぅ」

可憐「も、もうっ、雪歩ちゃん~!」

雪歩「ふふっ、お返しですぅ」

可憐「………耳まで真っ赤ですよ?」

雪歩「………可憐ちゃんこそ」

可憐「あうっ」

雪歩「………ね、ねぇ、可憐ちゃん」
17 : Pサマ   2021/02/03 06:18:12 ID:iuIXWBENOk
雪歩「お願いしてもいいかな」

可憐「!」

雪歩「こ、今度は可憐ちゃんから………して?」

可憐「っっ~~~」



このあとめちゃくちゃ豆まきした。
18 : おやぶん   2021/02/03 06:19:31 ID:iuIXWBENOk
以上です。某スレのぞいて昨日のうちにおおよそ書いてた
豆まきはべつに隠語じゃないです

名前 (空白でランダム表示)
画像 ※JPEG/PNG/GIFのみ。最大サイズ合計: 8MB



画像は3650日で自動削除する
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント スレをTOPへ (age)

※コメントは15行まで
※画像などのアップロードの近道 : http://imgur.com/
※コメント書き込みの前に利用規約をご確認下さい。