百合子を本気で口説いたら
1 : 下僕   2021/02/08 21:11:03 ID:q1DYOKmORk
百合子「おはようございます、プロデューサーさん」
P「おはよう、今日も百合子はかわいいな」
百合子「も、もう!またそれですか!?この間からどうしちゃったんですか、プロデューサーさん?」
P「俺は、百合子がいかにかわいらしいか、どんなに愛くるしい存在であるかを自覚してほしいだけだよ?」
百合子「も、もう!そんなことばっかり言ってると、恋しますよ!」
P「いいよ?」
百合子「い、いいよって…?こないだまでは、アイドルとプロデューサーだから駄目って言ってたのに…」
P「知らないよ、そんなの」(壁ドンッ
百合子「ひゃっ…♡(こ、これが所謂︙ひえぇ…)」
P「…嫌なら、やめるけど?」
百合子「い、いやじゃ、ない、です…」
2 : 仕掛け人さま   2021/02/08 21:16:07 ID:q1DYOKmORk
P「よし、いい子だ」(ナデナデ
百合子「ん、えへへ…♡」
P「レッスン、頑張っておいで」
百合子「はい!頑張ってきます!…その、プロデューサー?」
P「ん?どうしたんだ?」
百合子「今度のライブが成功したら…その、ご褒美とか、貰えないでしょうか?」
P「そうだな…なにか欲しいものはある?」
百合子「それは…うーん…実は、特にはなくて…」
P「わかった。俺の方で用意しておくよ」
百合子「えへへ、ありがとうございます!」(タッタッタッ
P「…青葉さん、百合子の指のサイズってはかれる?」
美咲「しらねーよかってにやってろ」
3 : ハニー   2021/02/08 21:30:49 ID:q1DYOKmORk
百合子「…みたいな、展開になりませんかね!?」
P「うるさい」(ほっぺムニー
百合子「い、いひゃいれひゅ、ふろひゅーはーはん!」
P「毎回勝手に変な妄想に使われる身にもなってみろ…いいからレッスンいってこいや」
百合子「うぅ、プロデューサーさんのいじめっこ…ふーんだ!今に見ててください!トップアイドルになってプロデューサーさんを見返してみせますから!」
P「おー、やってみろ」
百合子「いじわる!どえす!いけず!」(タッタッタッ
P「…全く、黙ってればかわいいのに…はぁ。また、渡せなかったよ。あいつの欲しがってたアクセサリー…」
4 : P君   2021/02/08 21:38:20 ID:q1DYOKmORk
百合子「…そんな感じで!もー!プロデューサーさん、ひどいと思いません!?」
亜利沙「えっと…それって完全に…モニョモニョ…」
育「百合子さんのプロデューサーさんは、きっと百合子さんのこと好きだと思うよ!」
亜利沙「い、育ちゃん!?そんなはっきりいいます!?」
百合子「そ、そうなんですかね…?え、えへへ…」
育「いい?いくら好きな人でも、調子に乗らせておくといいことないんだからね!」
百合子「そ、そうだよね…はぁ、どうしたらいいんだろうなぁ…」
育「簡単だよ!ちゃんと話し合うの!今までだって、そうしてきたでしょ?」
百合子「そうなんですけど…最近、意識しすぎちゃって変なことばっかり口走ってて…なんだか普通に話すのが恥ずかしくて…」
5 : プロデューサーさん   2021/02/08 21:43:25 ID:q1DYOKmORk
亜利沙「ふむ…百合子ちゃんの気持ち、わかる気がします。亜利沙も、大好きなアイドルちゃんの握手会では何を話していいかわからなくてパニクってしまいますし…」
百合子「そういうときって、どうしてるんですか?」
亜利沙「うーん…そうですねぇ…あっ!話すことメモって、待機列で何度も見返します!…それでも、うまく行かないことのほうが多いんですけどね…」
百合子「…なるほど!その手がありましたか!早速やってみます!ありがとうごさいました、それでは!」(タッタッタッ
亜利沙「あっ、もう行っちゃいました…恋する乙女のパワーってやつですかねぇ」
育「恋はいつでもハリケーンだよ、亜利沙さん」
6 : 番長さん   2021/02/08 21:48:41 ID:q1DYOKmORk
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタッ
美咲「お疲れ様です、プロデューサーさん。少し休憩にしませんか?」(コトッ
P「あっ、青葉さん…ありがとうごさいます」
美咲「いえいえ〜…さっきからずっと難しい顔してましたけど…百合子ちゃんのことですよね?」
P「…まぁ。一応担当アイドルのことですので」
美咲「しらじらしいこといってんじゃねーぞすっとこどっこい」
P「まぁ、バレてますよね…俺、駄目なんですよね、いざってときに…アイドルとプロデューサーだって線引して、逃げの口実に使ってしまっている自分がいるんですよ…」
美咲「…………………………………………」
7 : P殿   2021/02/08 21:55:28 ID:q1DYOKmORk
P「素直になれずに、あんなふうに弄ることでしかコミュニケーションが最近取れてなくて…でも、難しい関係だからすぐにそういう方向に行けるわけでもないですし」
美咲「…別に、今すぐじゃなくてもいいんじゃないですか?」
P「…えっ?」
美咲「今すぐに関係を諦めるとか、恋人になるとか、スッパリ決める必要なんてないんじゃないかなって、私は思います。今決めなければお別れ、なんて話じゃないじゃないですか」
P「そう…かも、しれませんね」
パンポーン パンポーン
P「ん?百合子からメッセージ…?」
『今日の午後6時、シアターの屋上にきてください』
P「…全く、あいつは急な…」
美咲「頑張ってくださいね、プロデューサーさん♪」
P「はい、相談乗ってくださってありがとうございました」
美咲「引き出しの中に入ってるそれ、渡せるといいですね♪」
P「…バレてましたか」
8 : レジェンド変態   2021/02/08 22:01:00 ID:q1DYOKmORk
〜そして、約束の時間〜
百合子「プロデューサーさん…来てくれて、ありがとうごさいます」
P「ん、別に…まぁ仕事も今日は忙しくないし。どうしたんだ?」
百合子「それが、ですね…メモして、何度も読み返したんですけど、ほとんど忘れちゃって…えへへ…」
P「そっか。」
百合子「でもでも!一番伝えたかったことは覚えてるんです!聞いてもらえませんか?」
P「うん。言ってみ」
百合子「プロデューサーさんのことが、今までも、これからもずっとずっと、大好きです!」
P「……………………うん」
百合子「…わかってます。私はアイドル。あなたはプロデューサー。でも、気持ちに嘘をつきたくなくて…ごめんなさい。聞いてくださってありがとうございました」
P「待て。まだ返事してないだろ」
百合子「…え?」
9 : ご主人様   2021/02/08 22:06:15 ID:q1DYOKmORk
P「はい。これ、ずっと渡そうと思ってた。遅くなってごめん。」
百合子「こ、これって…あの時の指輪…!」
P「うん。お前すごい目ぇキラキラさせてたから。初ライブのお祝いのつもりだったんだけど、ずっと渡しそびれてて。とりあえず、つけてみ」
百合子「えっ、今ですか!?わ、わかりました…!」
P「…うん、似合ってる」
百合子「ありがとう、ございます…」
P「さっきの返事だけどな。俺からの答えは、『保留』だ
百合子「えっ………………」
P「俺はまだ、百合子をプロデュースしたい。百合子は、まだアイドルをしていたい。そうだろ?」
百合子「…はい。」
P「だから、保留だ。」
百合子「…………………はい。」
10 : EL変態   2021/02/08 22:13:30 ID:q1DYOKmORk
P「だから、もし。お前がアイドルを引退でもするとき。百合子がまだそのつもりだったら、その指輪でも見せつけて俺を脅してくれ。アイドルにかまけてたせいで行き遅れた、責任取れーってな」
百合子「……………ぷっ!なんですか!それ!かっこわるすぎますよ!」
P「うるせぇ」(ムニー
百合子「ひゃっ!いひゃいでひゅよぉ…!」
P「百合子。好きだ」
百合子「ひぇっ…!?」
P「…さて、そろそろ仕事戻るか。百合子も暗くなる前に帰れよ」
百合子「なっ…!なんですか、言い逃げはずるいですよ!もうー!プロデューサーさんのいじめっこ!」
P「あー、うるせーうるせー。言っとくけどこのくらいのことで彼女面すんじゃねーぞー」
百合子「っ…!プロデューサーさんのばかー!」
11 : 変態インザカントリー   2021/02/08 22:23:27 ID:q1DYOKmORk
それからというもの、プロデューサーさんの態度は、あんまり変わりませんでした。私の顔を見ればほっぺをひっぱり、からかってきます。私がそれに抗議するのも変わりません。でも、変わったことがいくつかあります。
時折、頭を撫でてくれるようになりました。ほんとに、まれに、超レアモンスターみたいな遭遇率ですけど。でも、そんな変化が私にとってはすごく嬉しかったりします。
アイドルとしても、あの日以来さらに飛躍できたと感じます。私にもプロデューサーにも迷いがなくなったからなのかな。いつかトップアイドルになって、あの人の鼻をあかしてみせるのも目標の一つになりました。あまり邪険にしたら見捨てちゃいますからね。

ところで、あの日の指輪は、大事に机の引き出しにしまってあります。お店の価値ではそこまで値のはらないものですが、私にとってはどんな宝石よりも重要なものです。だって、それは…彼に対する私の秘密兵器なんですから。
12 : P殿   2021/02/08 22:24:14 ID:q1DYOKmORk
終わり!駄文失礼しました!
13 : 番長さん   2021/02/08 22:36:52 ID:GO2X4X0IxI
乙乙。
百合子かわいい。

それにしても、駄文ニキがまさかこんな所で生息していたとは…
14 : 番長さん   2021/02/08 22:40:48 ID:9ZHyljILh2
おつー、よかったよ
15 : バカP   2021/02/09 03:59:52 ID:1pY1EW0Ef6
これが百合子のグッドルートか。
16 : そこの人   2021/02/09 07:24:35 ID:ijhtK4aF/c
こう言うので良いんだよ、こう言うので
17 : P殿   2021/03/23 13:53:57 ID:PeVzxmyj7E
落ちがくるかと思ったらきれいに終わった
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