【ミリマスss】北沢志保「プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」
1 : おにいちゃん   2021/03/11 21:06:38 ID:s9S/4Pxx5A
志保のss
キャラ崩壊注意
2 : プロデューサークン   2021/03/11 21:15:31 ID:eNEOKavr7M
・・・・・・とある日の夕方
シアター 事務室

志保「プロデューサーさん、お疲れ様です」

P「ああ、志保。お疲れ様。今日のレッスン、終わったのか?」キーボードカタカタ

志保「はい。今日も順調でした」

P「そうかそうか。じゃあ、暗くならない内に早く帰るんだぞ」マウスカチカチ

志保「プロデューサーさんは帰らないんですか?」

P「ちょっと企画書を詰めていてな。俺はまだ残ってるよ」書類ペラペラ

志保「そうですか……。ところでプロデューサーさん。週末は休みでしたよね?」
3 : Pチャン   2021/03/11 21:16:27 ID:eNEOKavr7M
P「俺か? そうだぞ」コーヒーズズズ

志保「じゃあ、土曜にプロデューサーさんの家、泊まりに行きますね」

P「ああ、分かった」頭ポリポリ

志保「はい。では、お疲れ様でした。失礼します」

P「おう、お疲れ様。気をつけてな……ん?」

志保「どうしました?」

P「ちょっと待て、志保。今、週末どうするって言った?」
4 : 箱デューサー   2021/03/11 21:17:26 ID:eNEOKavr7M
志保「私はプロデューサーさんの家に泊まりに行きますけど?」

P「……」

P「意味がよく分からないけど、ダメだぞ?」

志保「母には了解を得ていますよ」

P「そうじゃない。なんで、俺の家に泊まりに来るんだよ」

志保「私がそう考えたからです」

P「……あのなぁ、年頃の女の子が一人暮らしの男の家に泊まりだなんて」

志保「……プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」
5 : ごしゅPさま   2021/03/11 21:18:11 ID:eNEOKavr7M
P「え? どういうことだ?」

志保「私は仕事の為に、泊まりに行くだけですよ?」

P「尚更、意味が分からないな。何がどう仕事に結びつくんだ?」

志保「それを発見する為に行くんです。こういう経験も私のアイドル活動におけるレパートリーを広げられると思うんです。経験ないので」

P「そ、そうか……?」

志保「あ、プチ同棲とかじゃないですから」

P「あ、ああ……?」

志保「では、よろしくお願いします」
6 : P様   2021/03/11 21:19:25 ID:eNEOKavr7M
・・・・・・週末 昼
P宅

P「なあ、志保。なんで、そんなに隣に詰めるんだ? もっとゆったり座らないか? このソファ、それなりに大きいから」

志保「問題ありません。それよりこの映画、面白いですね」ギュウ

P「あ、ああ。そ、そうだな。というか、さり気なく太腿触るのやめてくれ。くすぐったいよ」

志保「……私が触るのはダメなんですか?」

P「そうじゃないけど、そうだよ。そもそも、この距離感おかしいだろ。これじゃまるで恋人か何かだろ」

志保「……プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」

P「え……?」
7 : Pしゃん   2021/03/11 21:21:15 ID:GkYGHh1gK.
志保「ここに来たのはあくまでお仕事の為なんですよ。こういう経験が今後のアイドル活動に生かせるかもしれませんから。経験ないので」

P「俺には、どういう活かし方をするのか見当もつかないけど……」

志保「それを発見する為に、こうしているんじゃないんですか。プロデューサーさんがしっかりしてくれないと困ります」ギュゥ

P「ご、ごめん?」

志保「あ、お家デートとかじゃないですから」

P「あ、ああ、うん?」
8 : ぷろでゅーしゃー   2021/03/11 21:21:43 ID:GkYGHh1gK.
・・・・・・夕方

P「なあ、志保」

志保「何ですか? あまり話しかけられると集中できないんですけど」

P「料理をしてくれるのは嬉しいんだけど、どうして俺は志保の後ろからキッチンに立たなきゃいけないんだ?」

志保「大丈夫ですよ。私の包丁の持ち手には、添える感じでいいのでプロデューサーさんの手を重ねて貰えれば。動かすのは私でやりますから」

P「あのな志保。色々密着してて、すごくやりづらいんだけどさ」

志保「何がやりづらいんですか?」

P「単純に志保が密着してるのが落ち着かないんだけどさ。そろそろ離れてもいいか?」
9 : 兄(C)   2021/03/11 21:22:10 ID:GkYGHh1gK.
志保「はぁ……プロデューサーさん。やる気あるんですか?」

P「なんのやる気だよ……。こんな痴漢紛いなことやれるか」

志保「……プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」

P「……なんなんだよ」

志保「これはあくまでカップルという前提で進めているんですよ。それを痴漢だなんて……もうちょっと空気、読んでくれませんか?」

P「お、俺が悪いのか?」

志保「はい。なのでもっと寄って下さい。私の肩がプロデューサーさんに触れていませんから。ちゃんと私の手にも、プロデューサーさんの手を重ねて下さいよ」

P「わ、分かったよ」

志保「あ、初めての共同作業とかじゃないですから」

P「ああ……え?」
10 : プロデューサークン   2021/03/11 21:22:48 ID:GkYGHh1gK.
・・・・・・夜

P「ご馳走さまでした」

志保「いえ、お口に合ったようで嬉しいです」

P「ああ、美味しかったよ。どれも俺好みなのは驚いたけど」

志保「はい、プロデューサーさんの好みの味は調査済みですから」

P「え?」

志保「プロデューサーさんの好みに合うなんて偶然ですね。私の料理ってプロデューサーさんと相性がいいのかもしれません」スラスラ

P「そ、そうか。あ、志保。お風呂、沸いてるから入っておいで」
11 : おにいちゃん   2021/03/11 21:23:58 ID:GkYGHh1gK.
志保「ありがとうございます。では、行きましょう」

P「……え? 俺に言ってるのか?」

志保「プロデューサーさん以外に誰がいるんですか? しっかりして下さい」

P「……一応、聞くけど、それは一緒に入ろうとかじゃないよな?」

志保「はぁ……。それ以外に何があるんですか……いい加減にしないと私も怒りますよ?」

P「……一人で入っておいで」

志保「何故ですか? 私とお風呂に入るのが嫌なんですか?」

P「嫌とかそういうんじゃなくて、色々問題だろ。血の繋がりのない大人と女の子が一緒にお風呂だなんて」
12 : プロデューサー君   2021/03/11 21:24:38 ID:GkYGHh1gK.
志保「……プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」

P「……いや、何がだよ……」

志保「今日は私のお仕事の活用の為に、こうしているんですよ。ちゃんとやらないと意味がないでしょう? それを如何わしいことをしてるように……心外です」

P「い、いや、志保が真面目に仕事に向き合ってくれるのは嬉しいんだけど。ここまでしなくても……なあ?」

P(もう何が目的なのかも分からないけど……)

志保「ダメです。それともプロデューサーさんがロリコンだから一緒にお風呂に入るのは危ないってことですか?」

P「ち、違う。そんな趣味はないって」

志保「まあ、別にいいですよ。二、三年の内に治して貰えればいいので。ああ、勿論、私がお手伝いします」
13 : Pたん   2021/03/11 21:25:37 ID:GkYGHh1gK.
P「だから、ロリコンじゃないよ」

志保「なら入ってくれますね。では、行きましょう」

P「はぁ……分かったよ……。バスタオルはつけるよな?」

志保「湯船にタオルをつけるのはマナー違反ですよ?」

P「ここは俺の家だからいいよ」

志保「じゃあ入りません」

P「おい」

志保「プロデューサーさんは裸の付き合いというのを知らないんですか?」
14 : プロデューサーさん   2021/03/11 21:26:03 ID:GkYGHh1gK.
P「女の子が裸を安売りするもんじゃない」

志保「ち……」

P「え?」

志保「何でもありません」

志保「あ、同棲したての一緒にお風呂とかじゃないですから」

P「う、うん。……うん?」
15 : 変態大人   2021/03/11 21:26:48 ID:GkYGHh1gK.
・・・・・・P宅 寝室

志保「プロデューサーさん。もう寝ましょう」

P「寝るのはいいけど、俺は別の部屋で寝るぞ」

志保「なんでですか? ベッドは一つしかないでしょう?」

P「ああ。だから、志保はそのベッドで寝てくれ」

志保「……私と一緒に寝るのが嫌なんですか?」

P「そうじゃない。思い切り倫理に反しそうで良くないからだ」
16 : 夏の変態大三角形   2021/03/11 21:27:27 ID:GkYGHh1gK.
志保「……プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」

P「……一応、聞くけど……何が……?」

志保「プロデューサーさんは何やら男女の事を言っているみたいですけど、これも仕事の為ですよ?」

P「こんな経験が活きる仕事なんて、こっちから願い下げだ」

志保「私はまだまだ新人の域は出ていません。いかなる仕事でもこなす覚悟です」

P「765プロに良からぬ噂が立つからやめてくれ……」

志保「いいからもう寝ますよ。ほら」グイグイ

P「お、おい、志保っ。そんなに引っ張るなって」
17 : せんせぇ   2021/03/11 21:27:48 ID:GkYGHh1gK.
志保「一緒に寝るまで離しませんよ」ギュゥ

P「……分かった、分かった」

志保「最初からそう言えば良いんです……♪」

P「楽しそうだな……」

志保「あ、ドキドキ添い寝で既成事実とかじゃないですから」

P「ああ、うん? そ、そうだな」
18 : プロちゃん   2021/03/11 21:28:25 ID:GkYGHh1gK.
・・・・・・翌日

P「じゃあ、志保。家まで送るよ」

志保「嫌です。帰りません。ここで生活します」

P「おいこら」

志保「母は説得しますし、弟の迎えも両立させます。勿論、アイドルや学業も疎かにしません」

P「そーゆー問題じゃない。帰れって」

志保「……私の事が嫌いなんですか?」

P「ち、違うって」
19 : あなた様   2021/03/11 21:29:08 ID:GkYGHh1gK.
志保「じゃあ、私の事は好きで好きで堪らないんですね?」

P「アイドル北沢志保の一ファンとしてな」

志保「ち」

P「とにかく帰るんだ。あんまりワガママ言ってると放り出すぞ」

志保「……プロデューサーさんは売り出し中のアイドルを放り出すんですか……。そういうワイルドなとこもイイですけど」

P「あのな……。やれやれ、どうしたら帰ってくれるんだ……」ゲンナリ

志保「……仕方ないですね。では、これで手を打ちます」ペラ

P「ん、なんだこれ……。って、こ、婚姻届じゃないか!」
20 : Pちゃま   2021/03/11 21:30:16 ID:GkYGHh1gK.
志保「はい。夫の欄にプロデューサーさんの名前とか書いて下さい」

P「……一応、聞くけど、これ、妻の欄に志保のことが書かれてるよな? その上で書けって言ってるのか?」

志保「当たり前じゃないですか。早く書いて下さい」

P「書けるか。さっさとしまってくれ。誰が売り出し中のアイドルと結婚するバカプロデューサーになるものかよ」

志保「プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」

P「ほんともうお前、マジでいい加減にしろよ?」

志保「私、14歳ですよ? 書いても出せる訳じゃないですか」

P「そ、それはそうだけど」
21 : ごしゅPさま   2021/03/11 21:31:11 ID:GkYGHh1gK.
志保「これに一通り書いてくれたら帰ってあげます」

P「……書かないって言ったら?」

志保「ずっと、ここにいます。何でしたら、ご近所さんに挨拶してきます」

P「おい、やめろっ」

志保「大丈夫です。こんな婚姻届、ただの記念のような物ですよ。出せないんですから」

P「記念ねぇ……」

志保「……書くんですか? 書かないんですか?」

P「あーもー分かった、分かった。書くよ、書けばいいんだろ。だから、大人しく帰るんだぞ」

志保「はい、ありがとうございます……♪」
22 : プロヴァンスの風   2021/03/11 21:32:46 ID:GkYGHh1gK.
・・・・・・北沢家前

P「じゃあ、またシアターでな」

志保「はい、ありがとうございました。また泊まりに行きますね」

P「もうダメ。ほんとにすっぱ抜かれるぞ。絶対ダメ」

志保「ち。 ……まあ、いいです。プロデューサーさんの家は分かってますし」

P「……頼むから変な気を起こすなよ」

志保「それはプロデューサーさん次第ですよ。では、失礼します。帰りの運転も気をつけて下さいね」

P「全く厄介な物を書かせてくれたよ。それじゃ……」
23 : ぷろでゅーさー   2021/03/11 21:34:34 ID:GkYGHh1gK.
志保「プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」

P「あーもー分かってる、分かってる。仕事の為なんだろ。記念だろ。分かってるから」

志保「これは将来の為に大切にしまっておきますよ? では、ありがとうございました」

P「はいはい、じゃあ……ん……? ちょっと待てっ、志保っ! 今、なんて言った!?」

志保「一番早くて……あと2年ですか……。楽しみですね」

P「おい待てっ! お前、本気で出すつもりじゃないだろうなっ!?」

志保「ずっと出さない、なんて言ってませんよ、私、婚姻届には有効期限がないので良かったです」

P「待てっ、志保っ! 志保ーっ!」
24 : 番長さん   2021/03/11 21:35:17 ID:GkYGHh1gK.
志保「ちゃんと戸籍謄本、取りに行かなきゃ」

P「聞いてるのか、志保っ! 絶対、俺の戸籍謄本なんか渡さないからなっ! ちゃんと聞けぇぇぇぇっ、志保ぉぉぉぉぉぉっ!」

志保「あ、仕事の為のなんちゃって婚約とかじゃありませんから」
25 : ごしゅPさま   2021/03/11 21:37:02 ID:GkYGHh1gK.
おわりです。

崩壊しまくってる志保ですみません。
失礼しました。
26 : おやぶん   2021/03/11 21:38:14 ID:8ke9l3r9VY
強引沢志保ちゃんがかわいくてよかった
27 : プロデューサークン   2021/03/11 22:06:08 ID:t3NCVp.FEo
この手の話通じないイチャラブ系は両方話通じないことが多いから新鮮だったわ。
よかったよ。
28 : 我が友   2021/03/11 23:55:50 ID:1hj.P08Oys
超長編のぶっ壊れた志保とはまた違うベクトルでぶっ壊れてるな
29 : バカP   2021/03/12 01:53:37 ID:Z6CyZrGLyk
よかった(小並感)
30 : プロデューサーちゃん   2021/03/12 08:48:15 ID:iYDIejdXw2
露骨な舌打ちにPへの親愛が表れていて志保かわいい
31 : そこの人   2021/03/12 13:47:01 ID:sj5ZeZh7hk
よい
32 : Pはん   2021/03/12 15:38:12 ID:MklPrZgu6g
往年の千早SSのようだ
33 : おにいちゃん   2021/03/12 19:29:55 ID:dezLa/GxJY
おつ
実印渡さなきゃセーフ(震え声)
34 : Pチャン   2021/03/14 02:15:34 ID:./Htnzjgk2
志保が楽しそうにしてて何よりだ
35 : Pサマ   2021/03/14 23:08:11 ID:rNcl4q7Gjw
スレタイ見て
志保「まだ私のバトルフェイズは終了してませんよ」
に繋がるものかと…
36 : 師匠   2021/03/16 07:12:26 ID:pRGbeInS.o
ひょっとして、この前まで長編沢志保も書いていた人?
あのスレで、自分、次は短編を!みたいなリクエスト勝手にしたから、もしやと思うんだけど……違ったらめんご
37 : ぷろでゅーさー   2021/03/17 21:48:40 ID:bdzFHx6uPE
思い付いて2弾目投下。良ければ読んで下さい。

北沢志保「プロデューサーさん。いい加減にしてくれませんか?」

>>36
書いていた人です。
書きたくなったので書きました。
38 : Pたん   2021/03/17 21:49:23 ID:bdzFHx6uPE
・・・・・・ある日
某テレビ局 スタジオ

志保「ありがとうございました」ペコ

P(いい感じに収録も終えたし、先方にも好感触だ。よくやったぞ、志保。後は最後の挨拶廻りに……)

女AD「あ、あの、765プロのプロデューサー……さん……」

P「あ、はい。あなたは……ああ、先程のADさんですね。収録ありがとうございました、お疲れ様でした」

女AD「い、いえっ。私、まだ新人でちゃんと出来なかったのに色々教えてくれてありがとうございましたっ」ペコリ

P「いえいえ、私の知っている事を伝えただけなので、お気になさらずに」

P(本番中にすぐ横で、わたわたしてるから思わず、あれこれ言ってしまったんだよな……。この子にとってプラスになったならいいんだけど)
39 : プロデューサー   2021/03/17 21:50:10 ID:bdzFHx6uPE
志保「ありがとうございました」ペコリ

志保「……」チラ

志保(プロデューサーさんの近くにいる女の人、誰……? 人が挨拶している裏でまぁ……)

女AD「あ、あの、良ければもっとお話したいので……れ、連絡先交換しませんかっ?」///

P「え。そ、そうですね。じゃ、じゃあ……」///

志保「すみません。うちのプロダクション、そういうの禁止なんです」

女AD「ひゃ」
40 : プロデューサー殿   2021/03/17 21:52:11 ID:bdzFHx6uPE
P「うわ、志保。も、もう挨拶終わったのか……?」

P(真ん中から、にゅっと出てきたみたいだった……)

志保「ええ。誰かさんが鼻を伸ばしている間に……ねえ、プロデューサーさん?」ギロ

女AD「あ、あの……」

志保「ああ、すみません。うちのプロダクションは個人の連絡交換は禁止されていますのですみません」ペコリ

女AD「そ、そうなんですか……。ご、ごめんなさい……」タタタ

P「あ……行っちゃった……」

志保「危ない所でしたね」
41 : プロちゃん   2021/03/17 21:53:19 ID:bdzFHx6uPE
P「何がだよ。折角、いい雰囲気だったのに。それになんだよ? 個人の連絡先交換禁止って? 初耳だぞ?」

志保「へえ、プロデューサーさんはアイドルに恋愛を推奨していないのに、自分は恋を謳歌ですか……いいご身分ですね」ズイ

P「近い近い。たかが連絡先を交換する程度じゃないか……」

志保「ふーん。プロデューサーさんって、あーいう人が好みなんですか?」

P「まあ……いい子だなーって思っただけだよ。初々しくて守ってあげたくなるっていうか」

志保「あ、さっきのADさんが後ろに」

P「え?」クル

志保「えい」ボディーブロー
42 : 3流プロデューサー   2021/03/17 21:59:00 ID:bdzFHx6uPE
P「ごふっ……し、し、しほ……お、お、お前……」プルプル

志保「ふう、レッスンやトレーニングのお陰で、いい筋力がついているようですね」

P「無駄な使い方して……」プルプル

志保「プロデューサーさん。いい加減にしてくれませんか?」

P「何なんだよ……」プルプル

志保「私という彼女を前にして浮気するなんて、いくら私でも我慢できませんよ?」

P「いや、彼女じゃないだろ……」

志保「いつまで腹這いになっているんですか? 帰りますよ、浮気デューサーさん」
43 : プロデューサーはん   2021/03/17 22:00:15 ID:bdzFHx6uPE
・・・・・・翌日 夕方
シアター 事務室

P「……後、少しだな」キーボードカタカタ

ピロリン

P「ん? 着信……誰だ、このメッセージ……あ」

P(この前のADさんだ。……他の人から、俺の番号、聞いたのか。……良かったら会えませんか、か)

志保「……」ジーー

P「!?」ビクッ

P(入口の隙間から執拗な視線を感じる……)
44 : プロちゃん   2021/03/17 22:01:08 ID:bdzFHx6uPE
志保「……」ジーー

P「……なあ、志保。入ってきたらどうだ」

志保「お疲れ様です、プロデューサーさん」ガチャ

P(しれっと入ってきやがった……。スマホはしまっておこう……)

P「なんで、そんな廊下から俺の事、見てるんだよ?」

志保「流石ですね。私の熱視線を感じてくれたんですね」

P「俺は何も気づいてない。テキトーに言っただけだ」

志保「本能レベルで私だって感じ取ったんですね? これって相思そ」

P「担当プロデューサーだからなっ!」

志保「ち」
45 : Pーさん   2021/03/17 22:02:28 ID:bdzFHx6uPE
志保「ところでプロデューサーさん。プロデューサーさんのスマホ、見せてくれませんか?」

P「え? な、なんでだよ?」

志保「私に見せられないんですか?」ズイ

P「いや……お前は、俺のなんなんだよ……」

志保「彼女です。恋人です。許嫁です。婚約者です。奥さんです。お好きなのをどうぞ」

P「ああ、担当アイドルだったなぁ! ド忘れしてたよ!」

志保「なるほど。プロデューサーさんだけのアイドルですね。予想斜め上を行く素晴らしい回答で惚れ惚れします」

P「お前はファンという単語を100回書き取りしてこい。そして、ファン一人一人の大切さを再認識しろ」
46 : 監督   2021/03/17 22:03:47 ID:bdzFHx6uPE
志保「分かりました。一番最初のファンとしてプロデューサーさんの名前を1万回、書いてプロデューサーさんへの気持ちを再認識してきます」

P「どうやら、俺は志保と距離を置いて離れたほうがいいかもしれないな」

志保「いいですね。プロデューサーとアイドルの関係から離れれば何も気にすることなく、お付き合いできますね」

P「志保。ちゃんと自分の立場、自覚しような? お前、アイドルの前に中学生だぞ?」

志保「嬉しいです。まさかプロデューサーさんから婚約して貰えるなんて。でも、あと2年の辛抱ですからね?」

P「お前、大真面目な顔で俺の話聞いているようで、大真面目に聞いてないよな?」

志保「プロデューサーさん。いい加減にしてくれませんか?」

P「それはこっちのセリフd」
47 : do変態   2021/03/17 22:05:01 ID:bdzFHx6uPE
志保「女の私に、どれだけ恥をかかせれば気が済むんですか? 早く私にプロポーズして下さい」

P「精神病院へのアプローチだったら今すぐにでもしてやるぞ。寧ろ、こんな事してる俺が行きたくなるよ」

志保「お仕事のやりすぎですか? 可哀想に。でも、安心して下さい。私が誠心誠意、24時間365日、付きっきりでプロデューサーさんを支えますから」

P「さーて今日も働いたなーっ! 明日も元気一杯に頑張るぞーっ!」

志保「さり気なく頼り甲斐のある旦那さまアピールですか。胸がキュンキュンして更に惚れちゃいそうです。策士ですね、プロデューサーさん」

P(は、話が通じない……)ゲンナリ

志保「そんなに情熱的に見つめてくれるなんて……私の気持ちも充分に分かって貰えたようですね。では、こんy」
48 : 我が下僕   2021/03/17 22:07:14 ID:bdzFHx6uPE
P「知らない、分からない、理解不能だ」

志保「では、もっと時間をかけてご説明しますね」

P「もういい、もういいからな。もう暗くなるから、志保は帰ってくれ」

志保「では、一緒に帰りしまょう。プロデューサーさん、送って行ってください」

P「なんで、俺が……。一人で帰れるだろう?」

志保「プロデューサーさんが私の話を聞いてくれないから、こんなに時間が長引いたんですよ?」

P「あーそーかい。そいつは悪かったなー」

志保「謝罪の気持ちは誠意ある行動で示して下さい。ほら行きますよ」グイグイ

P「ああもう分かった、分かった。だから、引っ張るなって」
49 : バカP   2021/03/17 22:08:59 ID:bdzFHx6uPE
・・・・・・帰り道

志保「プロデューサーさん。手を繋ぎたいです」

P「ああ、いいよ。ほら」ギュ

志保「あ……」///

志保「って……嬉しいですけど、あっさりですね」

P「傍目から見たら、俺たちなんて兄妹にしか見えないだろ?」

志保「こうして一緒に歩いていると私たちってやっぱり、カップル」

P「なんて言ったら警察の厄介になって志保をプロデュースできなくなってしまうな~。仮に。仮に言いたくても言えないなぁ~。ああ、残念だな~」

志保「ち」
50 : プロちゃん   2021/03/17 22:09:45 ID:bdzFHx6uPE
志保「所でプロデューサーさん。肝心の事が終わってないんですけど」

P「なんだよ?」

志保「スマホ見せて下さい」

P「……なんでだよ」

志保「彼女チェックです。嫌とは言わせませんよ?」

P「言い方に気をつけてくれ。まぁ、いいや。見れるものなら見てみろよ、ほら」

志保「随分と余裕ですね」

P「そりゃ、セキュリティロックがあるしな」
51 : Pチャン   2021/03/17 22:11:31 ID:bdzFHx6uPE
志保「プロデューサーさんのパスコードなんてお見通しです」タップタップ

P「えっ、嘘だろっ! この前変えたばかりなのにっ」ワタワタ

志保「隙あり」ボディーブロー

P「ごふっ」ピクピク

志保「指、借りますよー。はーい、指紋認証しますねー」

P「お、お前なぁ……」ピクピク

志保「これも愛のなせる技です、許して下さい」

P「次やったら怒るぞ」
52 : Pちゃま   2021/03/17 22:12:51 ID:bdzFHx6uPE
志保「……特にこれと言ったことはなさそうですね」スマホポチポチポチポチ

P「当たり前だろ」

志保「プロデューサーさんの携帯ってあんまり面白みがありませんね」ポチポチポチポチポチポチポチポチ

P「悪かったな」

志保「今度、私のグラビアでも待ち受けにしたらどうですか? プロデューサーさん専用のを、カメラマンさんにお願いしてきます」ポチポチポチポチポチポチポチポチ ニンショウデキマシタ

P「やめてくれ。なあ、もういいだろ? スマホ返してくれよ」

志保「よし……」ボソ

P「え?」
53 : Pさん   2021/03/17 22:13:53 ID:bdzFHx6uPE
志保「何でもありません。どうぞ」

P「やけに素直だな」

P(志保、ADさんのメッセージは気付かなかったのかな……良かった。いや、待てよ。この際、あのADさんのことバラしてしまうのも手か……)

P「いいか、志保。俺には俺の付き合いがあるんだぞ。だから、あんまり彼女だなんだって言うのやめてくれないかな?」

志保「へぇ、その口振りはもうお相手がいるんですか?」

P「当たり前だろ。見てみろ、今日来た……あれ?」

志保「……どうしたんですか?」

P「い、いや、今日、あのADさんからお誘いのメッセージが来てたんだけど」
54 : プロデューサーはん   2021/03/17 22:14:54 ID:bdzFHx6uPE
志保「どれですか? 見せて下さい、今すぐに」

P「そ、それが見当たらなくて……おかしいな……。あれ、番号の履歴もないぞ……」

志保「プロデューサーさん、見苦しい妄想はやめましょう?」

P「い、いや、違うっ。本当にあったはずでっ」

志保「では、見せて下さい。そして、私に大いに自慢して下さい」

P「そ、それは……えっと……」

志保「プロデューサーさん。いい加減にしてくれませんか?」

P「いや、だから、本当に」
55 : プロデューサーさま   2021/03/17 22:15:52 ID:bdzFHx6uPE
志保「そんな、いもしない女の事より、私が傍にいるじゃないですか。あ、次の週末の休みに泊まりに行きますね」

P「いや、来るなよ。もう家には、いれないぞ?」

志保「酷いですね。私はこうしてプロデューサーさんから誘われてるのに」スマホ見せ

『次の休みに俺の家に泊まりに来てくれ!』

P「え……ちょ、ちょっと待て! そんなメッセージ、送った覚え……ああっ、この送信時刻! お前さっきスマホ渡した時に、やってくれたなっ!」

志保「何のことですか?」シレー

P「まさか、ADさんからのメッセージや履歴もお前が消したんじゃないだろうなっ!?」

志保「そういう訳でまた泊まりに行きますからね」シレー
56 : P殿   2021/03/17 22:17:07 ID:bdzFHx6uPE
P「おいこら、聞いてくれよ。それにいれないって言ってるだろうが」

志保「プロデューサーさん。いい加減にしてくれませんか?」

P「ほんともう、お前こそマジでいい加減にしろよ?」

志保「では、このメッセージのやり取りを画像にして、私のスマホからシアターのみんなにばら撒きます」

P「なっ!? お、お、お、お、お前ぇ……」

志保「プロデューサーさんって女子中学生を家に連れ込む変態ロリコンダメ大人ですね……って言われるかもしれませんね」

P「!?」ビクッ

志保「あーあ、残念な終わり方ですね。でも、プロデューサーさんが、どんな人でも私だけは受け入れてあげますからね」
57 : Pたん   2021/03/17 22:18:01 ID:bdzFHx6uPE
P「待てぇぇぇぇっ! 志保っ! そのメッセージはすぐに消せぇぇぇぇっ!」

志保「断りします」

P「こ、こうなったら力づくでも……!」腕ガシッ

志保「あっ……ちょっと乱暴なプロデューサーさんもそそられますけど、今はダメです……大声出しますよ?」

P「うっ……。お前、その画像、消すんだろうな……?」

志保「さーて、家に帰ってお泊まりの用意しなきゃ」

P「おい、志保……まさか、この先も脅すつもりじゃないだろうなっ!?」

志保「これからもプロデューサーさんの家にお泊まりお泊まり」

P「聞いてるのか、志保っ! 絶対、そんな事許さないからなっ! ちゃんと聞けぇぇぇぇっ、志保ぉぉぉぉぉぉっ!」

志保「あ、これってもう同棲ですし、私の日用品とか置かせてもらいますね」
58 : プロデューサーくん   2021/03/17 22:20:03 ID:bdzFHx6uPE
終わりです。
志保のキャラ崩壊度上昇ですいません。
59 : プロデューサーさま   2021/03/17 23:42:03 ID:b0GcHulLzo
絶対にPを自分のものにしてやろうという強い意志を感じる沢志保だな
おもしろかった
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