P「冬優子、ガンプラって知ってるか？」

冬優子「知ってるわよ、そんなの。ガンダムのプラモデルでしょ」

P「おお、ちょうどいいな。これからガンプラアイドルにならないか」

冬優子「はぁ？なにが『ちょうどいいな』よ！なるわけないでしょ。なんでこのふゆが面倒くさいガノタたちの相手しないといけないわけ？それにSEEDや00ぐらいしか知らないし…」

P「やっぱりちょうどいいじゃないか。もう予習済みだなんて。ガンプラアイドルというからにはガンダムにも明るくないとな。というわけでこれ、全ガンダムシリーズのDVDだから」ﾄﾞｻｯ
　
冬優子「DVDの山置いたってやんないわよ。それにこんなの見てたらアイドル活動出来ないじゃない」

P「ああ、ストレイライトはしばらく活動休止にするから。それじゃあよろしく」ﾊﾞﾀﾝ

冬優子「はぁ？」

冬優子「はあ～～～～」

あさひ「なんかのモンスターみたいすっよ、冬優子ちゃん」

冬優子「うっさいわね、あさひ…ってこれキュアブラックの衣装じゃない！」

あさひ「よく知ってるすっね」

冬優子「世代よ、私。でどうしたわけ？」じッー

あさひ「そんなに服に顔近づけてたら話せないすっよ」

冬優子「フン…いい素材使ってるじゃない、これ。似合ってるわよ。でどうしたのよ」

あさひ「これから果穂ちゃんと一緒にニチアサアイドルすることになったすよ。果穂ちゃんはもう特撮ヒーローアイドルだからわたしはプリキュアアイドルっす」

冬優子「はあ～なんでふゆがそっちじゃないのよ！」

あさひ「成人間近の人がこんなの着てたらイタイっすよ」

冬優子「それは、ふゆが常にイタイって言いたい訳!?」ｱﾀﾏｸﾞﾘｸﾞﾘ

あさひ「ｲﾀｯ、痛いっす！冬優子ちゃんならとっても似合うっす！」

冬優子「よろしい………こうもバラバラになるってことはストレイライトも遂に終わりね。愛依はどうすんのよ」

あさひ「愛依ちゃんは歴女アイドルっす」

冬優子「…内容量的に愛依よりましか」

wingの一次予選で敗退したストレイライトは、事務所でのお留守番が常だった。そんな彼女らにプロデューサーが下した指令はユニットそのものを否定するものだったが、夢に一歩も近づけないアイドル生活に焦りを感じていた冬優子は、口では拒否出来ても言う通りにせざるを得なかった。

冬優子（じゃあ、まず最初から…ってうわ～43話もある…）
冬優子（けど、もうこんな停滞したアイドル生活は嫌！頑張るのよ、ふゆ！）

こうして、冬優子のガンプラアイドルへの特訓が始まったのである。

冬優子「である。じゃないわよ！なに勝手にナレーションしてるの！」

P「いいじゃないか、新スタートを切ったアイドルの門出にさ。で、どうだガンダムは」

冬優子「もう言いたいことだらけよ。なんでククルスドアンのザクはスリムなのか、連邦側のティターンズがザクを使うのか、そもそもザク多過ぎなのよ！それに…（以下略）…オルガはｷﾎﾞｳﾉﾊﾅ～するし、ハサウェイの変な構文が流行るし！何でふゆが混ざってる訳!?」

P「知らないよ、そんなの」

P「………」

～～～～～～～～～～～～
P「ストレイライトは解散させて特定のジャンルに特化させたアイドルにさせようかと」

天井「わかった…」

天井「やって見せろよ、シャニピィー！」

P「なんとでもなるはずだ！」

冬優子ファンのレーン「ガンオタだと!?」

♪鳴らない言葉をもう一度描いて（Pに反省を促すダンスを踊る天井）

ブチギレーン「逃がすかぁ！」

海美「走っちゃいなよ！こんな国道なんか！」（国道4号線）

あさひファンのケネス「シャニピィー、あげーる二輪…！」

P「アンチを抱え込んでいるんだ！色々とな！」

ガタンッ！

あさひファンのケネス「厄介なものだな…パンクというものは…」

P「これからが地獄だぞ…！」

♪一筋の光へ

『閃光のランナウェイ』

バネP「身構えていると、死神はこないものだ、シャニP…」

～～～～～～～～～～～

P「ふふっ…」

冬優子「何笑ってるの、アンタ…」

P「…………別に」

冬優子「…まぁ、いいわ。あんたが送ってくれたこのガンダムのトリセツ風解説集が役に立ったの。これで、さっきの以下略の量が半分に減ったんだから」

P「それはよかった。じゃあ次は…」ドン

冬優子「何よこれ」

P「目指すのはガンプラアイドルだって言っただろ？俺の積みガンプラと道具一式あげるからこれで頑張ってくれ。ノウハウも一通り教えてやる」

冬優子「うわ…」

P「で、ここからが重要なんだが、ガンプラアイドルとしてガンプラバトルのTVチャンピオンに出て貰う。腕試しと名前売りの絶好のチャンスだからな。予選は半年後だ」

冬優子「まだあったの、あの番組」

P「知らないのか」（※現実では数年前にちょっとやっていたらしい）

冬優子「まあ、ここまで来たらチャンピオンでも何でもなってやるわよ。」

P「大会には勿論ガンプラが必要だからな」

冬優子「分かってるわよ。とびっきりのふゆにふさわしいガンプラを見せてやるんだから！」

冬優子「で、早く教えなさいよ」
　
P「うむ、いい心待ちだ。ほれ」

冬優子「『馬鹿でも出来るガンプラモデラーへの道』？」

P「ああ。後…」

千雪「あの…プロデューサーさん…」

冬優子「ち、千雪さん！」

P「済まんな。店の方があるのに」

千雪「いいえ、いいんです。あの、私どうすれば…」

P「冬優子のサポートをしてやってくれ」

冬優子「えっ!?あのプロデューサーさんは…」

P「俺素組みしかやったことないし、不器用だから。じゃあ営業行ってくるので」

千雪「は～い。いってらっしゃい。じゃあよろしくね、冬優子ちゃん」

冬優子「あ、はい。よろしくお願いしま～す♡」

冬優子（あのド腐れ無能プロデューサーが!!）

～半年後～

P「遂に来たな、この日が！」

P「ってなんでジオンの軍服？」

冬優子「当然、コスプレした方がいいって思ったのよ」

P「いや、俺のプロデュース方針にそんなのないけど」

冬優子「…似合ってるでしょ？」

P「そうだけどさ…まぁ着てきたものはしょうがないか」

P「予選は筆記試験と自作ガンプラの品評会だ。その総合点で決まるからな」

冬優子「まあ、見てなさい。アンタじゃなくて千雪さんとの努力の結晶をね！」

P「怒ってるのか？」

冬優子「怒ってないわよ」

P「では、見せて貰おうか、冬優子のガンプラの姿とやらを！」

冬優子「今は見せないわよ」

P「やっぱり怒ってるじゃないか！」

冬優子「お楽しみは本戦までとっておくものよ。じゃあ、行ってきます♪」

～1週間後～

P「無事予選突破だ！これから本戦だぞ、冬優子」

冬優子「余裕よ、こんなの。」

P「で、今回のコスプレは？」

冬優子「zの頃のハマーンよ。決まってるでしょ」ｷﾒ

P「髪型はいつも通りなのがちょっとな」

冬優子「あっそ。で、1回戦の相手は誰よ」

響「自分だぞ」

冬優子・P「うわっ!?」

響「驚かしてごめんな。自分、我那覇響だぞ！同じアイドルとして正々堂々戦おう！」

冬優子「…ふふ、黛冬優子です。よろしくお願いしますね」

響「なんか、隣の男の人と喋ってる時と様子違わないか？」

冬優子「それは、その…そんなことないですよ、ふふ」

響「？」

スタッフ「我那覇さん、黛さん、出番です！」

冬優子・響「はぁい♡（はーい！）」

P「じゃあ頑張れよ、冬優子！」ﾄﾝ

冬優子「ふんっ！」

司会「さて、始まりました！ガンプラバトルチャンピオン！予選を勝ち抜いた八人の中でトーナメントを勝ち抜くのは一体誰だ！」

司会「第1回戦Aブロックはこの二人！なんと二人ともアイドルです！」

司会「ではAコーナーの我那覇響さん！あなたのガンプラを見せて貰ってもいいですか？」

響「いいぞ！これが自分のジャナ三郎だ！」

司会「ジャナ三郎？」

P（ジャナハムの背中にダハックの四本のビームサーベル、そしてメインウェポンにモンテーロのライフルとジャベリン…）

冬優子「ふふ、クリム・ニックさんがお好きなんですね」

P（…中の人ネタか）

響「自分とジャナ三郎ならきっと負けないさー！」

司会「ありがとうございます！次に黛冬優子さん！黛冬優子さんといえばハサウェイの構文で…」

冬優子「ふゆ的にはあれ別人だって思いますけど～」

司会「ですが、元ユニット仲間のあさひさんとの掛け合いでは……」

冬優子「……」ﾆｺﾆｺ

司会（ゴクン）

冬優子「……」ﾆｺﾆｺ

司会「…ガンプラの紹介をお願いします」

冬優子「はぁい。ふゆのガンプラはこの子です♪」

司会「おお！この機体は…」

響「なんか可愛いな」

P（ふむ…）

冬優子「可愛いらしい見た目ですけど、それに惑わされてると、私とこの子には勝てませんよ♪」

P（冬優子みたいだな…）

冬優子（黙れ、俗物！）

P（なんだ！このプレッシャーは…！）

響「いいぞ！相手にとって不足無し！」

司会「では！それぞれのガンプラの紹介が終わったところで、アイドル同士のバトルを始めます！」

バトルシステム「beginning Plavsky particle…

響「ジャナ三郎、出るぞ！」

冬優子「ふゆ、いきま～す♪」

冬優子・響「これがふゆ（自分）のガンプラです♪（だー！）」

世界一周中に日本でガンプラバトルのTVチャンピオンがやるなら見なければならない。
僕のG-セルフが出てくるかもしれないからだ。
だけど、出てきたのはクリム・ニック乗機のキメラで………。やっぱり天才か！
声がいいからなのか！同じ石でも石○彰なら、姉さんと人気は僕が貰ってた!!
次回　Pのレコンギスタ
ふゆと響とジャナ三郎と
こんなss、見たくなくても続きはない！

終わりです
最後、石井マークさんに不満があるわけじゃないのであしからず
冬優子がガンプラアイドルやるなら、元ネタみたく売れなかったからだろうということから、Pはゲームより無能設定になっています。千雪さんが店云々も、そういうことです。こんな人を社長が雇うかという疑問は、無視しました。
第三回ss祭も、完成すれば投稿する所存です。

なんなんっすかこれ

ビルドガンダムやフェニーチェみたいに欠損しまくりのボッコボコの状態でも立ち上がって勝利を諦めないスタイルが似合いすぎる冬優子

デレンセン専用カバカーリー(没案)を駆るあさひにボコられる冬優子？

楽しかった。冬優子、俺のガンプラとバトルしてくれ