【SS冬祭Pドル21】北沢志保「プロデューサーさん。遠慮しなくてもいいんですよ」 
1 : EL変態   2021/12/14 02:51:17 ID:GEpta4poqA
志保ss
キャラ崩壊注意

絶対にPとくっつきたい志保ちゃんさんの話
2 : そなた   2021/12/14 02:52:40 ID:GEpta4poqA
・・・・・・ある日の昼間
シアター 事務室

志保「プロデューサーさん。今夜、うちにご飯、食べに来ませんか?」

P「唐突だな。嬉しいけど、突然押し掛けたら迷惑だろ?」

志保「そんな事はありません。うちは歓迎です」

P「気持ちは嬉しいけどなぁ」

志保「プロデューサーさん。遠慮しなくてもいいんですよ」

P「そ、そうか?」

志保「はい。日頃のお礼にと母が是非にと言っています」

P「そうなのか。そうだな……」

志保「それとも私がご自宅に伺いましょうか、そうしましょうか」

P「なんでそうなる。分かったよ。それじゃ、ご相伴に預かろうかな」

志保「ち」
3 : Pくん   2021/12/14 02:53:49 ID:GEpta4poqA
・・・・・・夜
北沢家

志保「すみません。母の仕事が長引きそうなので、先に食べましょうか」

P「それは大変だな。でも、お母さん抜きでいいのか? 折角、志保が色々作ってくれたのに」

志保「プロデューサーさん。遠慮しなくてもいいんですよ」

P「しかしな。仮にも一家の主を差し置いて」

志保「本当は一緒に、とは思いましたけど、母もプロデューサーさんをお待たせするのは申し訳ないからって言ってますから」

陸「お姉ちゃん、ご飯まだー?」

志保「それに弟もお腹を空かせているので」

P「そうか。じゃあ、悪いけどお先に頂こうかな」
4 : プロデューサーくん   2021/12/14 02:54:45 ID:GEpta4poqA
・・・・・・・・・・・・

陸「お姉ちゃん、お箸落としちゃった」

志保「りっくん、ゆっくり食べてね。ちゃんと噛んでね」

陸「はーい。お姉ちゃん、お茶ちょーだーい」

志保「はいはい、ちょっと待ってて」

P「へえ……」

志保「……なんですか。じっと見て」

P「い、いや、志保のお姉ちゃん姿が微笑ましくて、つい見てしまったよ」
5 : プロデューサーさん   2021/12/14 02:56:08 ID:GEpta4poqA
志保「思わず、お嫁さんにしたくなりました? 今すぐ婚約宣言してくれてもいいんですよ?」

P「ははは、志保をトップアイドルにする宣言は何度でもしてやるぞ」

志保「大丈夫です。トップアイドルになったらそのままゴールインです。遠回しなプロポーズですね。いじらしくて母性をくすぐられます」

P「ははは、俺はずっと志保のプロデューサーでいたいからプロポーズは無理かな?」

志保「大丈夫です。プロデューサーがアイドルにプロポーズできない、なんて言う決まりはありませんから。何だったら私から迎えに行きます」

P「ははは、事務所が黙ってないだろ。俺だってこの職をなくしたくないしな」

志保「大丈夫です。私がトップアイドルになれば、プロデューサーさんを養うくらいできるはずです。プロデューサーさんの主夫姿……悪くありませんね」

P「ははは、そんな甲斐性なしの男なんて願い下げだよ」
6 : おにいちゃん   2021/12/14 02:57:28 ID:GEpta4poqA
志保「大丈夫です。私は人の噂や見た目に囚われるような女の子じゃありません。プロデューサーさんの全てをあいs」

P「お前、さっきから大丈夫ですって言ってるけど全然大丈夫じゃないよな? 冷水シャワーに打たれてきたらどうだ」

志保「プロデューサーさん、笑いすぎて目がおかしくなったんですか? 目の前のお嫁さん候補ナンバーワンをよく見てくれませんか?」

P「お、この煮物美味しそーだなーっ!」アーン

志保「そこっ……!」ポンッ

P「ぱく……ぎゃぁぁぁっ、辛ぇっ! お前、志保っ! チューブで、からしを水鉄砲みたいに飛ばすなぁっ!」

志保「どうですか、私の料理。今日も頑張りましたよ」シレー

P「いや、まあ、美味しいよ。確かに良いお嫁さんになるよ、志保は」
7 : ぷろでゅーしゃー   2021/12/14 02:59:10 ID:GEpta4poqA
志保「今のお嫁さんのところ、もう一回お願いします」

P「え。ああ、確かに良い『俺のっ』お嫁さんになるよ……って、妙な声を被せるなっ」

志保「……」

P「……志保? どうした、そんな爽やかな顔で黙り込んで」

志保「……プロデューサーさんが私に愛を囁いている所を妄想してたんです。どうして、邪魔するんですか?」

P「それは悪かったな……」

志保「この夢心地を終わらされた責任として、プロデューサーさんには私の夢を実現して貰わないといけませんね」

P「トップアイドルになることだろ! 任せておけっ! 志保なら必ずなれるからなっ!」

志保「ち」

P「お前、何がやりたくてアイドルしてるの?」
8 : der変態   2021/12/14 03:01:35 ID:GEpta4poqA
・・・・・・・・・・・・

陸「お姉ちゃん、おじさんがお兄ちゃんになるんだよね?」

志保「うん、そうね。あと何年かしたら、りっくんにもお兄ちゃんが出来るわね」

P「もうすぐお兄ちゃんになるんだよ、張りに弟さんに吹き込むのをやめろ」

志保「プロデューサーさんってホント強情ですよね。私の思いを受け入れないんですから。道理でモテないわけです。納得です」

P「お前、中学生だからな? 何度でも言うけど。それで俺は成人した社会人だからな? 何度でも言うけど」

志保「なら、あと2年で大丈夫ですね。それとも成人してからがいいですか? 6年後を楽しみにしていて下さい」

P「いくつになっても俺にとって、アイドルは恋愛対象外だぞ」
9 : バカP   2021/12/14 03:03:19 ID:GEpta4poqA
志保「……もう私、アイドルやめようと思います……」

P「あーそーかー。そーなったらー志保とも会えなくなるなー。残念だなー」

志保「分かりました。プロデューサーさんが寂しくならないように今日から一緒に生活しましょう。早速、私との部屋を用意しますね」

P「ホント頼むから俺の話、聞いてくれよ。そして、話を巻き戻すな」

志保「りっくん。プロデューサーさんったら私の話を全然聞いてくれないの。ヒドイと思わない?」

P「おい」

陸「うん、ひどいとおもう。お姉ちゃんをいじめないで」

志保「ほら」

P「ほらじゃない。大体、お前の言うことは」

陸「いじめないで」

P「ご、ごめんな。お兄さん、そんなつもりじゃないんだよ」アセアセ
10 : Pたん   2021/12/14 03:04:39 ID:GEpta4poqA
・・・・・・・・・・・・

志保「弟を寝かしつけてきました」

P「そうか。じゃあ、俺もそろそろお暇しようかな」

志保「まだ母が帰ってくるまで待っててくれませんか? せめて、挨拶だけでもしたいと思いますので」

P「あんまり長居しても、それこそ迷惑だろう?」

志保「プロデューサーさん。遠慮しなくてもいいんですよ」

P「う、うーん。しかし」

志保「お風呂も沸いてますし、時間潰しにどうですか?」

P「そ、そうだな。じゃあ、お言葉に甘えようかな」

志保「はい、ごゆっくり」
11 :   2021/12/14 03:06:01 ID:GEpta4poqA
・・・・・・・・・・・・
北沢家 浴室

カポーン……ザブザブ……

P「ふぅ……温まる……」

P「しかし、志保にも困ったものだな……。まあ、今日は家にいるせいかまだ大人しいけど」

志保「ええ。弟も見ていますから横着は控えています」

P「なんだよ、自覚あったのか。それなら普段からもっと抑えてほしいけど」

志保「それは無理です。私との婚約をしてくれたら話は別ですけど」
12 : Pチャン   2021/12/14 03:06:57 ID:GEpta4poqA
P「それはできないな。何たって志保は大事なアイドルだからな」

志保「ち」

P「それでな、志保」

志保「はい?」

P「早く出てくれないか? っていうか、いつの間に入ってきた?」

志保「プロデューサーさん。遠慮しなくてもいいんですよ」

P「そろそろ、全力でお断りしてもいいよな?」

志保「私がお風呂に入ってはいけない決まりがあるんですか?」
13 : Pーさん   2021/12/14 03:08:17 ID:GEpta4poqA
P「じゃあ、俺が出る」

志保「ひどいです、プロデューサーさん……。私、ただプロデューサーさんと一緒にいたいだけなのに……ぐす……」

P「お、おい、何も泣くことないだろ」

志保「だって、だって……ぐす……」

P「……分かったよ。一緒に入るからさ。泣くなよ」

志保「はい、言質取りました。では、ゆっくりつかりましょう」シレー

P「……」

志保「どうですか、私の泣きの演技」シレー

P「ああ、見事だよ。恐れ入ったよ。今度、ドラマのオーディションでも受けて貰おうかなーっ!」
14 : プロデューサーはん   2021/12/14 03:11:27 ID:GEpta4poqA
・・・・・・・・・・・・

カポーン……

志保「なんだかんだで一緒に入ってくれるんですね」

P「志保がタオル巻いてなかったら放り出してたけどな」

志保「こんなにピッタリくっついてるのに、タオル一枚に意味なんてないですよ?」

P「重大だ。簡単に肌を晒すんじゃない」

志保「プロデューサーさんって堅物ですね。そういう所も何だかキュンキュン来ますけど。あ、プロデューサーさん、もっと寄りかかりますね」

P「はいはい」
15 : そなた   2021/12/14 03:13:06 ID:GEpta4poqA
志保「……前もそうですけど、背中とは言え、これだけくっついていて平然とされるのは何だか女としてかなりショックです」

P「仮にも女の子のアイドルプロデューサーだしな。アイドルの子に一々ドキドキしてたら仕事にならないよ」

志保「……じゃあ、今日は正面から抱きつきます」

P「……好きにしてくれ」

志保「へえ、言ってくれますね。では、遠慮なく」ピタ

P(志保の胸が当たるが無心、無心……)

志保「ふふふ、何だかこういう体勢ってドキドキします」

P「……嬉しそうだな」
16 : プロデューサー殿   2021/12/14 03:15:03 ID:GEpta4poqA
志保「はい。プロデューサーさんの心臓がよく聞こえますから」ピタ

P「それは良かったな」

志保「あれ……プロデューサーさん。もしかして、ドキドキしてますか?」

P「……ちょっとのぼせただけ……」

志保「へぇ……」

P「なんでニヤニヤしてるんだよ……」

志保「……ロリコン」ボソ

P「ち、違うっ」
17 : 師匠   2021/12/14 03:16:28 ID:GEpta4poqA
志保「へえ……ムキになるんですね……ふふ、ふふふ……」クス ///

P「う……」

志保「変態ロリコン。口だけ大人」

P「ぐ、ぐ……」グサグサ

志保「あら、何も言い返さないんですか?」ギュゥ

P「出る……」

志保「え?」

P「悪いが、俺はもう出るっ。志保、どいてくれ」
18 : プロちゃん   2021/12/14 03:17:24 ID:GEpta4poqA
志保「ちょ、ちょっとプロデューサーさんっ。強引にっ」

バシャバシャバシャバシャ

志保「どきませんよっ。一緒に入るって言ったじゃないですかっ」

P「もう充分だろっ。これ以上は、のぼせてしまう!」

バシャバシャバシャバシャ

ガラッ

北沢母「ちょっと何事っ!?」

P「え」

志保「あ」

北沢母「志保? それに……プロデューサー……さん?」

P「……」サー

シーン……
19 : Pちゃん   2021/12/14 03:24:57 ID:GEpta4poqA
・・・・・・
北沢家 居間

北沢母「プロデューサーさん」セイザ

P「はい……」セイザ

北沢母「プロデューサーさんは、うちの娘とは一緒にお風呂に入るような関係だったのですか?」

P「いえ……決してそのような事はございません……。アイドルとプロデューサーの関係です……」

志保「お母さん、あのね、違うの」

北沢母「志保。あなたは黙っていなさい。お母さんはプロデューサーさんと、お話してるの」
20 : P殿   2021/12/14 03:26:23 ID:GEpta4poqA
志保「は、はい……」

P(まずい……こ、これは相当怒っているんじゃ……いや、当然か……)ダラダラ

P「奥様、申し訳ありませんっ」ドゲザ

北沢母「プロデューサーさんは、これは謝って済む問題と思われているのでしょうか?」

P「い、い、いえ、め、滅相もございません……」ダラダラ

北沢母「嫁入り前の、ましてや、まだ学生の娘との、不純極まりない行為に及んだ責任。親としては償いをして貰わないと到底、気が収まりません」

志保「お、お母さん。お願い、プロデューサーさんをせ、責めないで」

P(志保……庇ってくれるのか……)
21 : プロデューサー君   2021/12/14 03:28:27 ID:GEpta4poqA
北沢母「志保、何度も言わせないで頂戴。プロデューサーさんには、キチンとけじめをつけてもらわないといけないの」

志保「ご、ごめんなさい……」

P(ダメだ……。半端な謝罪じゃ、どうにもならない。かくなる上は……)

P「奥様、此度の事は深く反省しております。ついては志保の担当プロデューサーを代えて、私は今後、志保に一切接近しませんっ」

志保「え……」

北沢母「……」

P「それでも気が収まらなければ、この職を辞する事も覚悟しておりますっ。金輪際、プロダクションとは縁を切りますっ」

北沢母「そこまで仰るなら……」
22 : せんせぇ   2021/12/14 03:29:21 ID:GEpta4poqA
志保「ダメっ! そんなのダメっ!」

P「……」

北沢母「志保、あのね。これは」

志保「プロデューサーさんが代わるのも辞めるのも、どっちもいやっ! 私は、この人とトップアイドルを目指すって決めてるのっ!」

志保「お母さんっ。プロデューサーさんは何も悪くないのっ。私がワガママを言っただけなのっ! ごめんなさいっ!」

P「志保……お前……」

北沢母「……はぁ……参ったわね……」

志保「お母さんっ、お願いっ」
23 : プロデューサークン   2021/12/14 03:30:33 ID:GEpta4poqA
北沢母「……分かったわ。だから、少し落ち着いて、ね?」

志保「ほ、本当?」

北沢母「ええ。……プロデューサーさん」

P「はい」ドゲザ

北沢母「充分に反省されているのですね」

P「それは勿論ですっ。処分は如何様にでもっ」ドゲザ

北沢母「では、私から一つ申し出があります」

P「はい、何なりと」
24 : 3流プロデューサー   2021/12/14 03:31:37 ID:GEpta4poqA
志保「お母さんっ」

北沢母「志保。いいから聞いてなさい」

志保「え……?」

P(何が下されるんだろう……)ドキドキ

北沢母「プロデューサーさん。娘に免じて条件付きで、この一件はご破算にしたいと思います」

P「そ、その条件とは……?」

北沢母「将来、娘と結婚して貰います。よろしいですね」

P「は、い……え……けっ……こ……け、こ……こ?」
25 : ダーリン   2021/12/14 03:32:51 ID:GEpta4poqA
志保「!?」///

北沢母「どうでしょうか?」

P「ど、どうも何も……ちょ、ちょっと待って下さい……ど、どうして結婚なんて……」

北沢母「まさか嫌とは言いませんよね? 先程、如何様にでもと仰いましたよね?」

P「そ、それは……。い、いえ、し、志保はまだ中学生ですし、それに本人の気持ちも……」

北沢母「心外ですね。私はこの子の親ですよ? 娘の気持ちを充分に汲んだ上での申し出です。ね、志保?」

志保「う、うんっ!」///

P「ぐ……そこは否定してくれよ……」
26 : P様   2021/12/14 03:34:17 ID:GEpta4poqA
北沢母「何か言いましたか?」

P「い、い、いえっ、何も……。じゃなくて、私は仮にも不純をしでかした輩です。そんな者と娘を結婚だなんて……そもそも、何故結婚なのですか……?」

北沢母「娘が信頼した人を、親が信頼しない道理はありません。今後は誠実ある対応をして頂けると信じます」

P「ぐ……」

北沢母「今更、代わるも辞めるも結構です。将来、娘と結婚して最後まで責任を取って頂けますね? それなら私も何の後腐れも残りません」

志保「……」/// ドキドキ

P「そ、それは……」ダラダラ
27 : 兄(C)   2021/12/14 03:34:58 ID:GEpta4poqA
P「……」チラ

志保「!!」/// コクコクコクコク

P(何回も頷くなよ……)

北沢母「プロデューサーさん。どうなのです?」

P(八方塞がり過ぎる……)

P「わ、分かりました。将来、志保の気持ちが変わっていなければ……つ、つ、慎んで、お、お、お受けします……」ダラダラ

志保「……やったぁ……」///

北沢母「そうですか、そうですか。なら、この件は終わりにしましょう。今度、改めて、みんな揃って食事しましょうか」ニコニコ

志保「うんっ! お母さん、ありがとうっ」///

P(先行きが不安過ぎる……)
28 : Pさん   2021/12/14 03:37:20 ID:GEpta4poqA
・・・・・・・・・・・・
帰り道

P「志保、もう遅いから送ってくれなくてもいいんだぞ?」

志保「すぐそこまでですから。プロデューサーさんと少し歩きたいですし」

P「じゃあ、この辺で終わりにしよう。志保は、もう帰りな」

志保「……プロデューサーさんは私と歩きたくないんですか?」

P「違うよ。志保のことが心配なだけだ」

志保「そうやって、また子供扱いするんですか?」
29 : 変態インザカントリー   2021/12/14 03:38:19 ID:GEpta4poqA
P「……可愛い恋人のことを心配するのが……いけないのか?」

志保「な……」

P「ほ、ほら。そういう訳だからもう帰りな」

志保「ふふ……。何を慌てているんですか……自分で言っておいて」

P「そ、そうだな。それに志保には早すぎたな」

志保「あ、今度は本当に子供扱いしましたね」

P「いいじゃないか」

志保「む……。じゃあ、いいです。またプロデューサーさんの家に泊まりに行きますもんね」
30 : 番長さん   2021/12/14 03:39:13 ID:GEpta4poqA
P「ダメだ」

志保「どうしてですか? 親の公認ですよ、私たち」

P「それでもだ。今、俺が志保にしてやれるのは、一緒に過ごすことじゃなくて待つことだけだ。お前が大人になるのを」

志保「え?」

P「志保が大人になるまで俺は、お前のそばを離れないよ。仕事でも……プライベートでもな」

志保「……本当ですか?」

P「本当だとも。お前のお母さんにも言い切ったしな」

志保「……信じていいんですか? 私のこと裏切ったり、しませんか?」
31 : Pサマ   2021/12/14 03:40:36 ID:GEpta4poqA
P「勿論だよ。志保が大人になったら、俺から迎えに行くよ」

志保「……はい」

P「だから、今をじっくりと過ごすといい。急ぐことはないからな」

志保「そうですね……。ふふ……ふふふ……」

P(随分とご機嫌だな)

P「まあ、尤も志保の気持ちが変わっていなければの話だけどな」

志保「あ、私が心変わりするって思ってるんですか?」

P「い、いや、そういうつもりじゃないけど、一応な」
32 : Pくん   2021/12/14 03:41:24 ID:GEpta4poqA
志保「もう。あ……」

P「どうした?」

志保「プロデューサーさん。写真、撮りませんか……二人で一緒に……」

P「いいけど、突然だな」

志保「その、今のこの気持ちを忘れないように……せめて、写真という形に残しておきたくて……」

P「そうだな、二人の最初の記念にでも……あれ、スマホがないぞ?」ゴソゴソ

志保「どこかに落としましたか?」

P「そういえば、志保の家に置きっぱなしにしてたかも」
33 : 師匠   2021/12/14 03:42:08 ID:GEpta4poqA
志保「もう、何やってるんですか。まあ、いいですけど。プロデューサーさんといられる時間が伸びますし」

志保「じゃあ、プロデューサーさん。……その」

P「?」

志保「手……繋ぎましょ……」

P「ああ」ギュ

志保「……♪」

P(満足気に微笑んでる……。こういうのも悪くないのかな……)
34 : der変態   2021/12/14 03:42:51 ID:GEpta4poqA
・・・・・・
北沢家 玄関口

P「何だか中から賑やかな声が聞こえるけど……お母さんか?」

志保「だと思います。夜なのに近所迷惑になっちゃう……」

・・・・・・
北沢家 居間

北沢母「お父さんっ! 志保が立派なお婿さん連れてきたのよーっ!」

北沢母「一芝居打って大正解っ! にゃははははは!」

P「……芝居?」

志保「お母さん?」
35 : おやぶん   2021/12/14 03:43:50 ID:GEpta4poqA
北沢母「ありゃ? お婿さん、戻ってきたの? うち、泊まってく?」

P「あ、あの……芝居とは……?」

北沢母「あー芝居ぃ? あーあれねっ! どう? 迫真だったでしょ!?」

P「まさか……俺への説教が演技だったんですか?」

北沢母「そそっ! 志保とくっつくいい切っ掛けだったでしょ!」

P「ちょ……ええっ? いやいやいやいやいやいやいや!」

北沢母「志保っ! お母さん、細かい事気にしないからっ! 結婚できる時にばーんとしちゃいなさい!」

志保「お母さん、最初からこうなるように……してくれたの?」
36 : ぷろでゅーさー   2021/12/14 03:46:06 ID:GEpta4poqA
北沢母「そうよぅ? 二人が一緒にお風呂に入るくらいラブラブなんだからぁ? 親としてちょっとプッシュしちゃった☆」

志保「お母さん……! ナイス……!」グッ

北沢母「やっちゃいなさい……! 娘よ……!」グッ

志保「って、もしかして、お母さん、お酒飲んでる?」

北沢母「もちのろんよぉ? それがねぇ、飲み会で中々帰して貰えなくて、つい、ねっ!」

P(遅くなった理由って飲み会だったのか……全く顔に出てない……)

P「って、そうじゃねえっ!」

北沢母「どしたの、お婿さん?」

志保「どうしたんですか、旦那さん?」
37 : ご主人様   2021/12/14 03:51:28 ID:GEpta4poqA
P「どうしたも、こうしたもあるかぁ! そんな事で、結婚とかできるかぁ!」

北沢母「あらぁ? お婿さん、自分の言ったこと忘れたの?」

P「忘れたっ! 忘れましたっ! なんの事ですかねー」

北沢母「はい証拠」

『今更、代わるも辞めるも結構です。将来、娘と結婚して最後まで責任を取って頂けますね? それなら私も何の後腐れも残りません』

『そ、それは……』

『プロデューサーさん。どうなのです?』

『わ、分かりました。将来、志保の気持ちが変わっていなければ……つ、つ、慎んで、お、お、お受けします……』
38 : Pチャン   2021/12/14 03:53:25 ID:GEpta4poqA
P「ちょっと待てぇ! いつの間に録音を! ってか本当に仕組んだなっ!」

北沢母「最近の携帯電話は便利ですねぇ?」

志保「じゃあ、私からも」

『志保が大人になるまで俺は、お前のそばを離れないよ。仕事でも……プライベートでもな』

『……本当ですか?』

『本当だとも。お前のお母さんにも言い切ったしな』

『……信じていいんですか? 私のこと裏切ったり、しませんか?』

『勿論だよ。志保が大人になったら、俺から迎えに行くよ』

『……はい』

P「いや、お前もかよ! 親子揃って盗聴好きか!」
39 : プロデューサーちゃん   2021/12/14 03:54:45 ID:GEpta4poqA
北沢母「さすが私の娘ね……」

志保「まだ、お母さんには敵わないわ……」

P「何いいシーン気取ってんだよ! お前らの家系なんなのっ!?」

北沢母「さて、プロデューサーさん。事の真相も話せましたし、一件落着ですね。志保をよろしくお願いします」

志保「よろしくお願いします」

P「一件落着する所か、面倒ごとが何件も浮上したわ! こんなの絶対認めないぞ! 結婚なんかするかぁ!」

北沢母「いやいやいやいや、言質あるし」

志保「言質あるし、ねー?」

北沢母「ねー?」
40 : 兄ちゃん   2021/12/14 03:56:22 ID:GEpta4poqA
P「妙に息揃ってんのが腹立つな……。とにかく、なしなしなし!」

北沢母「あ、そうですか。では、このお風呂の写真を然るべき所に持っていって」

P「な……」

北沢母「私が娘をキズものにされたと、訴えたら……」

志保「ああ……プロデューサーさんも……終わりですね……」

P「お前ら、ほんともうマジでいい加減にしろよ」

志保「まあまあ、プロデューサーさん。遠慮しなくていいんですよ?」

北沢母「そうですよ、プロデューサーさん。遠慮なさらずに、ねえ?」

P「お前らは、俺に全力で遠慮しろ!」
41 : ぷろでゅーしゃー   2021/12/14 03:58:25 ID:GEpta4poqA
終わりです

志保はかわいい
42 : レジェンド変態   2021/12/14 04:02:45 ID:GEpta4poqA
ちなみに以下のssと関連しています。

【ミリマスss】北沢志保「プロデューサーさん。何か勘違いしていませんか?」
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=18929&ukey=0&log=past&res=58
43 : 3流プロデューサー   2021/12/14 16:33:30 ID:z.dT.URvpA
乙です
家族揃ってネジが外れてやがる....
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