【SS冬祭Pドル21】エレナ「プロデューサー、ワタシ、病気になっちゃったヨ……」
1 : EL変態   2021/12/19 21:09:43 ID:yC3BDFjq/U
なんとか間に合わせました

甘さ控えめちょっとクスっとなPドルです
どうぞ読んでやってください
2 : 魔法使いさん   2021/12/19 21:10:29 ID:yC3BDFjq/U
シタP「えっ、病気!? それは本当なのか!?」

エレナ「ウン……」

シタP「い、いつからなんだ?」

エレナ「もう、ずっとだヨ……」

シタP「そうだったのか……」

エレナ「ウン……」

シタP「気付けなくて、悪かったな……」

エレナ「プロデューサー…、ワタシ、死んじゃうかもしれないヨー……」

シタP「そ、そんなにひどいのか…! それならリスケも考えないと…、いや、休養か?」
3 : 5流プロデューサー   2021/12/19 21:11:38 ID:yC3BDFjq/U
シタP「それで、病院には行ってるのか?」

エレナ「ウウン、行ってないヨ?」

シタP「え?」

エレナ「でも病気なノ」

シタP「ん?」

エレナ「大変な病気なノ」

シタP「んん??」

エレナ「寂しくて、苦しくて、死んじゃいそうなノ……」

シタP「……えーっと、病名は?」
4 : ボス   2021/12/19 21:12:38 ID:yC3BDFjq/U
エレナ「ハグしてキスしないと死んじゃう病」

シタP「……はい?」

エレナ「ハグしてキスしないと死んじゃう病」

シタP「……それはいったいどんな病気なんだ?」

エレナ「ハグしてキスしないと死んじゃうんだヨー」

シタP「そのまんま」

エレナ「このままだと死んじゃうから、誰かがすぐにハグしてキスしないといけないんだヨー」

シタP「はあ」

エレナ「ワタシが死んじゃってもいいノ?」

シタP「それは困るけど」
5 : ぷろでゅーさー   2021/12/19 21:13:47 ID:yC3BDFjq/U
エレナ「それなら、ハイ、プロデューサー!」

シタP「はい?」

エレナ「ハグとキス、しテ?」

シタP「やだ」

エレナ「エーーーー!?」

シタP「やりません」

エレナ「なんデ!?」

シタP「プロデューサーなのでやりません」

エレナ「やってヨ、プロデューサー!!」
6 : der変態   2021/12/19 21:14:51 ID:yC3BDFjq/U
シタP「俺がやる必要はないでしょ。琴葉とか恵美とかにやってもらいな」

エレナ「ダメだヨー! プロデューサーじゃないとダメ!」

シタP「さっき『誰かが』って言ってたじゃん」

エレナ「特効薬がプロデューサーなノ!」

シタP「どんな病気だ」

エレナ「プロデューサーとハグしてキスしないと死んじゃう病気なノ!!」

シタP「んなアホな」

エレナ「だからキスとハグ!!」

シタP「しません」

エレナ「ムーーーーーーー!!!」
7 : Pーさん   2021/12/19 21:15:58 ID:yC3BDFjq/U
シタP「だいたい、エレナはいつも皆にハグしてるじゃないか。キスはともかく」

エレナ「そうだけどサー」

シタP「皆に頼んでみたら、皆からもハグしてくれるんじゃないか?」

エレナ「そういうことじゃないノ!」

シタP「じゃあどういうことなの」

エレナ「プロデューサーとハグしてキスしたいノ」

シタP「ダメだよ、プロデューサーとハグしてキスするのは」

エレナ「ダメだってプロデューサーがいつも言ってるから、病気って言えばいいかな? って思ったノ」

シタP「そんな病気は無いから通用しないよ」

エレナ「エー」
8 : 変態インザカントリー   2021/12/19 21:17:52 ID:yC3BDFjq/U
シタP「じゃあ仮にだけど、いつも他の子たちにしてるみたいに、エレナが自分から俺にしちゃダメなのか?」

エレナ「プロデューサーからしてくれるのがいいノ!」

シタP「ついに本音が出た」

エレナ「ワタシはプロデューサーにハグしてほしいノ!」

シタP「最初からそう言えばよかったんじゃない?」

エレナ「そう言ってもしてくれないよネ?」

シタP「しないけどさ」

エレナ「だからだヨー」

シタP「なるほどなぁ」
9 : プロデューサーはん   2021/12/19 21:19:57 ID:yC3BDFjq/U
エレナ「ワタシはプロデューサーにハグとキスをされたいノ」

シタP「うん」

エレナ「してもらうためにいろいろ考えたノ」

シタP「うん」

エレナ「でも病気作戦はダメだったノ」

シタP「そうだな」

エレナ「でもハグとキスされたい!!」

シタP「諦めないんだな」

エレナ「だからお願い! しテ!!」

シタP「強行突破」
10 : プロデューサー   2021/12/19 21:21:08 ID:yC3BDFjq/U
エレナ「ホラホラ、プロデューサーがハグしてキスしてくれれば、それでオッケーなんだヨ!」

シタP「最早してもらえればそれでよくなってるな」

エレナ「細かい事はいいノ、プロデューサー!」

エレナ「レッツハグ! アンドキス!」

シタP「そこはブラジルポルトガル語じゃなくていいのか?」

エレナ「話を逸らさないデ!」

シタP「はい」

エレナ「ハグアンドキス!」

シタP「うーん……」
11 : Pたん   2021/12/19 21:23:10 ID:yC3BDFjq/U
エレナ「お願い!」

シタP「俺からはやらない」

エレナ「してくれなきゃ泣く!」

シタP「泣き落としは卑怯だぞ」

エレナ「プロデューサー……」ウルウル

シタP「泣くのはっや」

エレナ「…………」ウルウル

シタP「そんな顔で見ないでくれ」

エレナ「…………」ウルウル

シタP「…………」
12 : do変態   2021/12/19 21:23:59 ID:yC3BDFjq/U
シタP「……わかった」

エレナ「ホント!?」

シタP「ただしキスはしない。一瞬ハグするだけ。それでよければ、特別にしてやる」

エレナ「わかった! 今日はそれでいいヨ!」

シタP「あ、二度目もなしな」

エレナ「あーあーキコエナーイ」

シタP「こら」

エレナ「わかったヨー…。その代わり、ちゃんと気持ちをこめてネ?」

シタP「いいけど、プロデューサーとしての気持ち以上はないからな」

エレナ「ムー」
13 : 番長さん   2021/12/19 21:25:09 ID:yC3BDFjq/U
シタP「納得できないならやらんぞ」

エレナ「わかったヨー。じゃあ、ハイ!」

シタP「うん。いくぞー」

ギュー

シタP「はい終わり」

エレナ「♪~」

シタP「エレナ、離れて」

エレナ「♪~」

シタP「エレナさーん? 聞こえてますかー?」
14 : プロデューサー   2021/12/19 21:26:42 ID:yC3BDFjq/U
エレナ「♪~」

シタP「無視するなら無理やり引き剥がすぞー」

エレナ「アン♡ 乱暴なのはダメだヨ?」

シタP「そのリアクションやめい。もう終わりだよ」

エレナ「もっとしてくれてもいいヨ? もちろん、キスもしていいヨ?」

シタP「あのなぁ」

琴葉「エレナ、ハグだけの約束でしょ?」

恵美「それ以上はダメだよねぇ」

シタP「あっ」
15 : 彦デューサー   2021/12/19 21:29:44 ID:yC3BDFjq/U
琴葉「見せつけてくれますね、プロデューサー」

恵美「ていうかプロデューサー、アイドルの涙に弱すぎない?」

シタP「それは自分でも思う。ところで二人とも、いつから見てたの?」

恵美「最初からいたよ?」

琴葉「これから、皆で打ち合わせですからね」

シタP「そうだった。打ち合わせ前の雑談だった」

シタP「いや、見てたならツッコミとかくれよ」

恵美「エレナがまたなんか始めたなー、と思って生暖かい目で見てた」

エレナ「ハグしてもらえたヨー!」

恵美「よかったね~。にゃはは!」
16 : ぷろでゅーしゃー   2021/12/19 21:31:01 ID:yC3BDFjq/U
琴葉「それなんですけどプロデューサー。他のアイドルの眼前で、アイドルとハグしていいと思ってるんですか?」

シタP「いや、これは流れっていうか…。エレナにはたまにハグされてるし、ちょっとぐらいいいかなって」

恵美「あー、プロデューサーがアイドルに手を出すなんて、大変なところを見ちゃったなー(棒)」

シタP「突然の棒読み」

琴葉「まぁ、エレナだから。と、私たちは流せますけど、他の人が見たらどう思うでしょう?」

恵美「そうだそうだー。職権乱用だー(棒)」

シタP「詰め寄り方の落差」

琴葉「ちなみにさっきの、動画で録っておきました」

シタP「なんてことを」
17 : そなた   2021/12/19 21:32:31 ID:yC3BDFjq/U
琴葉「動かぬ証拠です」

恵美「決定的瞬間だよ!」

琴葉「これを今から、シアターアイドルのグループトークに流します」

シタP「それはまずい。やめてくれ」

琴葉「やめてほしければ…。わかりますね?」

シタP「……要求はなんだ?」

恵美「我々はー、エレナと同じくハグされることを要求するー!」

琴葉「私たちにもハグしてくれるなら、この動画も、この行為も、私たちだけの秘密にします」

恵美「そうだそうだー!」

シタP「恵美はガヤ担当なの?」
18 : ごしゅPさま   2021/12/19 21:34:06 ID:yC3BDFjq/U
琴葉「おほん。それで、どうしますか? プロデューサー」

恵美「アタシたちにもハグ、してくれるよね?」

シタP「……仕方ない、交換条件を飲もう。動画の拡散は困る」

恵美「やった!」

琴葉「交渉成立ですね」

エレナ「エー! ワタシももう1回してほしイ!」

琴葉「エレナはさっきしてもらったでしょう?」

恵美「1人1回だよ!」

エレナ「もっとしてほしいヨ~!」
19 : おにいちゃん   2021/12/19 21:35:12 ID:yC3BDFjq/U
シタP「エレナの番は終わり。我慢してくれ」

エレナ「次はいつしてくれるノ?」

シタP「未定です」

エレナ「エー」

シタP「はいはい! 琴葉と恵美にもやったら打ち合わせ始めような!」

恵美「流れ作業みたいにされるのは嫌だよ?」

琴葉「愛情込めてくださいね?」

シタP「ここぞとばかりに要求してくる」

恵美「貴重なチャンスだからね!」

シタP「抜け目ないなぁ」
20 : der変態   2021/12/19 21:36:20 ID:yC3BDFjq/U
恵美「テキトーにやったら…、わかってるよね?」

琴葉「動画はいつでも、拡散する準備できてますよ」

シタP「悪いやり方を覚えるんじゃありません」

シタP「ハグしたら打ち合わせ。そして動画は拡散しない。いいね?」

琴葉「いいですよ」

恵美「いいよ!」

シタP「あ。あと、他の人には言うんじゃないぞ?」

琴葉「それはもちろんです。プロデューサーと私たちだけの秘密にします」

シタP「よーし、じゃあやってやろうじゃないか」

恵美「にゃはは、楽しみ!」
21 : 魔法使いさん   2021/12/19 21:37:17 ID:yC3BDFjq/U
シタP「ほら、どっちからやればいいんだ?」

恵美「琴葉からどーぞ!」

琴葉「恵美、いいの?」

恵美「うん、いいよ!」

琴葉「わかった。それじゃあプロデューサー、お願いします」

シタP「よし。じゃあ、いくぞ」

ギュッ

琴葉「……」

シタP「……」
22 : Pチャン   2021/12/19 21:39:45 ID:yC3BDFjq/U
シタP「……琴葉、そろそろいいかな?」

琴葉「……はい、ありがとうございます」

エレナ「どうだっタ?」

琴葉「良かったわ。これからも、事ある毎に求めていきたいと思うくらいには」

シタP「味をしめるな」

エレナ「ワタシも、何回だってやってほしいヨ?」

シタP「今回限りにしてくれ」

琴葉「なんていうか、その…、安らぎって言うのかな…? プロデューサーに包み込まれてる感じが、私の心に、えも言われぬ安心感を与えてくれて」

シタP「語るな語るな」
23 : Pサン   2021/12/19 21:41:27 ID:yC3BDFjq/U
恵美「にゃはは! 相当良かったみたいだね~。こりゃ楽しみだな~」

シタP「ちょっとハグしただけなんだけどな」

エレナ「ちょっとでも嬉しいんだヨ~」

シタP「そういうものなのか」

エレナ「そうそう! だからいっぱいしていいヨ?」

シタP「しないです」

エレナ「エー」

琴葉「プロデューサーも男の人だっていうのを、改めて感じさせる胸板の感触とか、強く抱きしめ過ぎないように気をつかってくれてるのも」

シタP「琴葉は帰ってきて」
24 : Pしゃん   2021/12/19 21:42:23 ID:yC3BDFjq/U
恵美「それじゃ、最後はアタシだね!」

シタP「そうだな。恵美がよければ、いつでもいいぞ」

恵美「うん!」

恵美「……よし。それじゃお願いしまーす!」

シタP「おう。いくぞ」

ギュッ

シタP「……」

恵美「……」

スッ
25 : ハニー   2021/12/19 21:44:57 ID:yC3BDFjq/U
琴葉「さりげなく恵美も、プロデューサーの背中に手を回したわね」

エレナ「すっかりプロデューサーに身体預けてるネ」

シタP「……」

恵美「……」

琴葉「……」

エレナ「……」

エレナ「メグミ、長くない?」

琴葉「たしかに、私たちより長いね」

エレナ「ていうか、コトハもワタシより長かったよネ?」

琴葉「そんなことないと思うけど」
26 : おにいちゃん   2021/12/19 21:47:05 ID:yC3BDFjq/U
シタP「……恵美、そろそろいいか?」

恵美「……うん。いいよ」

恵美「ふふっ。なんか、めっちゃ安心しちゃった」

シタP「そうか。それならよかった」

エレナ「なんか雰囲気違くなイ?」

琴葉「甘いムードになってる……」

エレナ「ムー! メグミもコトハもなんかズルイ! プロデューサー! ワタシももう1回やっテ!」

シタP「ダメ。終わり。打ち合わせ」

エレナ「やってヨー!!」

シタP「1人1回です」
27 : ボス   2021/12/19 21:48:16 ID:yC3BDFjq/U
恵美「1日1回?」

シタP「そう。1日1回」

シタP「ん?」

恵美「にゃは♪」

シタP「あっ」

琴葉「聞きましたよ、今の」

シタP「待て、言い間違いだ」

エレナ「ヤッター! 1日1回ハグしてもらえる~♪」

恵美「やったね!」

琴葉「これからが楽しみだね」
28 : Pたん   2021/12/19 21:50:35 ID:yC3BDFjq/U
シタP「待て待て待て待て」

恵美「往生際が悪いよ? プロデューサー。男に二言はないよね?」

シタP「……向こう1週間で勘弁してもらえませんか?」

恵美「う~ん、どうする?」

琴葉「……仕方ありませんね、プロデューサー。それで手を打ちましょう」

エレナ「ワタシはずっとがいいナー」

恵美「まあまあ。特別にやってもらってるだけありがたい話だしさ、1週間1日1回ハグ権でいいじゃん!」

琴葉「そうよエレナ。今回はここまでにしておこう?」

エレナ「わかったヨー……」
29 : 変態インザカントリー   2021/12/19 21:52:00 ID:yC3BDFjq/U
琴葉(それより先を得るには、もっと特別な関係にならなきゃダメかな…? うん、がんばろう…!)

恵美(今は3人一緒にだけど、いつかはアタシだけのチャンスも作らないとね。がんばらなきゃ!) 

エレナ(もっとたくさんハグしてもらうために、もっとプロデューサーをメロメロにしなきゃだネ! 頑張るヨー!)

シタP(……明らかに次を狙っている気配を感じる)

琴葉「ではプロデューサー、そろそろ本題に戻りましょうか」

恵美「そだね。いい時間だし、打ち合わせ始めよ!」

シタP「あぁ。それじゃあ、資料を準備するよ」

エレナ「どんなお仕事なのかな? 楽しみだネ!」

恵美「終わったらご褒美貰わないとね?」

シタP「打ち上げでご飯行く、くらいで勘弁してくれよな~」

恵美「にゃはは!」
30 : プロデューサーはん   2021/12/19 21:54:30 ID:yC3BDFjq/U
琴葉「ご飯は個別でですよね? プロデューサー」
恵美「ご飯は個別でだよね? プロデューサー」
エレナ「ご飯は個別でだよネ? プロデューサー」

シタP「全員でご飯行こうな!!」
31 : バカP   2021/12/19 21:57:40 ID:yC3BDFjq/U
以上です
読んでいただきありがとうございました
32 : バカP   2021/12/19 23:25:05 ID:S6FpB52Yb.
乙です。十分甘いです。自分の感覚がおかしいのか...。
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