【ミリSS】雪歩「わんこ系アイドル♀からの好感度が3.9倍になる薬?」
1 : レジェンド変態   2022/01/08 20:55:54 ID:xjKw9Do2Kw
ゆきかれの人です
立ったら投下していきます
2 : プロデューサー君   2022/01/08 20:56:19 ID:xjKw9Do2Kw
雪歩「ふぅ~、今日もなんとかなりましたぁ。現場が女の人ばかりでよかったですぅ」

小鳥「雪歩ちゃん、お疲れ様」

雪歩「おはようございますぅ。と、もうお昼過ぎですけど」

小鳥「そこはほら、業界人っぽくていいんじゃない?はい、お茶どうぞ」

雪歩「あ、わざわざありがとうございます」

小鳥「ふふっ、いいのよ。いつも雪歩ちゃんに淹れてもらっているもの。そのお礼にと思って」

雪歩「そうですかあ?えへへ……じゃあ、お言葉に甘えて。………あれ?ちょっと変わった味がしますね」

小鳥「やっぱりわかる?」

雪歩「はい。なんだろう?んー……」

小鳥「実はこれを入れてみたの」

雪歩「!? なんですかその見るからに怪しげな瓶……って、わ、『ワンコニスカレール』?!」

小鳥「そうそう。雪歩ちゃんって犬が苦手でしょう?それを克服できたらなって」

雪歩「待ってください!あ、あの、それって、名前から察するに犬に好かれちゃうってことですかぁ?!めちゃくちゃにされちゃいますぅ!」
3 : 師匠   2022/01/08 20:56:34 ID:xjKw9Do2Kw
小鳥「それはそれで見ごたえはあるけど……。実はそうじゃないのよ」

雪歩「へ?」

小鳥「あのね、どうやらこの薬、人間相手に効くみたいなの」

雪歩「はい?どういうことですか」

小鳥「つまり、わんこ系の可愛い女の子にばんばん好かれちゃうってことなのよ!」

雪歩「えぇ……胡散臭いにもほどがありますぅ」

小鳥「好感度がおおよそ3.9倍にもなるって話よ!」

雪歩「うう……じゃあ、0だったらどうしようもないってことですよね。私なんかそんなわんこ系の可愛い女の子に好かれている覚えありませんし……あっ、もしマイナスだったら?そのまま3.9倍になって、憎しみ、恨まれ、虐められちゃうんじゃ……ひぃっ!」

小鳥「攻められる雪歩ちゃんもありだけど……大丈夫よ、みんな、雪歩ちゃんのこと好きだから。効果はほんの3.9時間だし、ね?」

雪歩「ね?って言われても……」

小鳥「とりあえず劇場に行ってみて。何事もチャレンジよ、雪歩ちゃん」

雪歩「ぐす……勝手に薬盛られて、あんまりですぅ……」
4 : 魔法使いさん   2022/01/08 20:56:48 ID:xjKw9Do2Kw
- 劇場 -

雪歩「というわけで来てみたけど、誰もいなかったら、それはそれで拍子抜けだなぁ」

可憐「雪歩ちゃん」

雪歩「どひゃぁっ!!!って、可憐ちゃん?も、もうっ、なんで今日に限ってそんな背後から、音もなく現れるの?いつもだったらもっと控え目に……って、か、可憐ちゃん?」

可憐「くんくん……」

雪歩「あ、あのー……」

可憐「すんすん」

雪歩(めっちゃ嗅がれているーーー!?)

雪歩「可憐ちゃん、えっと、近いし、その、そんなに嗅がれるのは、ええと……そんな変な匂いする?」

可憐「くんくん……今日の雪歩ちゃん……くんくん…不思議な香りが………くんくん」

雪歩「会話に集中しよう!?」

可憐「いつも以上にいい香りがするんです。だから、夢中になっちゃって……てへへ」

雪歩「てへへ、って……。いや、でも、近すぎるよ、もう擦りつけちゃっている感じじゃん。は、恥ずかしいって」

可憐「すんすん」

雪歩「聞こうよ!!」
5 : 兄ちゃん   2022/01/08 20:57:02 ID:xjKw9Do2Kw
雪歩(これが薬の効果!?うう……なんだか可憐ちゃんには申し訳ないけど、しばらくこのままで過ごしてもらうしかないですぅ)

雪歩「こんなに効き目があるなんて、うーん、他の犬っぽい子に会わないよう、どこかの空き部屋に避難しておこうかなぁ」

可憐「くんくん……」

雪歩「避難どうこうでなくても、この様子を見られるのはまずいよね」

ロコ「毎日がエブリデイ~♪」

雪歩「あっ」

ロコ「あれ?ユキホ?それにカレンも。……何しているんですか」

雪歩「えっと、べつに何もしていないですぅ」

可憐「くんくん……」

雪歩「ちょっ、可憐ちゃん!」

ロコ「!!! 今日のユキホはいつもよりもワンダフルなムードがありますね!ロコアートのモデルになってくれませんか?」

雪歩「へ?ロコアートのモデル……あれ?でもロコちゃん、そんなに人物画を描いているイメージないけど……って、私がモデル?!いやいや、こんなひんそーでちんちくりんな私がモデルなんて」

ロコ「ドントウォーリーですよ!今のユキホを見ていたら、どんどんマーベラスなアイデアが降りてきているんです!さぁ、こっちにきてください」

雪歩「わっ、そんなグイグイ引っ張らないで、い、行くから」

可憐「くんくん……」

雪歩「可憐ちゃんは動じないなぁ……あはは」
6 : 兄(C)   2022/01/08 20:57:17 ID:xjKw9Do2Kw
ロコ「さぁ、ここですよ!ロコのアトリエです!」

雪歩「何気に初めて来たかもですぅ」

可憐「すんすん」

雪歩「可憐ちゃんも?へえ」

ロコ「うーん、どうしましょうか。とりあえず何パターンかポーズをとってもらっていいですか?」

可憐「くんくん……」

ロコ「え?しかたないですね。そういうことならカレンもそのままでいいですよ」

雪歩「こ、こういうのでいい?」

ロコ「グッドです!ビューティーフルですよ!」

雪歩「えへへ……」

可憐「すんすん」

雪歩「か、可憐ちゃんまで、そんな照れちゃいますぅ」
7 : プロデューサーちゃん   2022/01/08 20:57:30 ID:xjKw9Do2Kw
ロコ「けど、もっとよくできると思うんですよね。ベターですけどベストでないというか……」

雪歩「え?」

ロコ「そうです!閃きました!」

雪歩「な、なに」

ロコ「ヌードですよ!ヌード!」

雪歩「?!??!」

ロコ「ユキホ、全部脱いじゃってください。オールライトです、ここにはロコたちしかいません」

雪歩「脱がないよ?!」

可憐「くんくん……!」

雪歩「私のソロ曲は関係ないよ!全然、大丈夫じゃないよ!」

ロコ「ロコ、ユキホのこともっとアンダスタンドしたいんです。それにはスキンとスキンのタッチがエッセンシャルなんです!」

雪歩「なんでにじり寄ってくるの!?絵のモデルじゃないの?!」
8 : Pちゃん   2022/01/08 20:57:47 ID:xjKw9Do2Kw
ロコ「―――うわっ」

雪歩「!? 急に誰かがロコちゃんを後ろからモフモフし始めた?!」

杏奈「雪歩さん……ここは……任せて」

雪歩「杏奈ちゃん!?」

可憐「すんすん」

雪歩「う、うん。たしかにさっきロコちゃんはこの部屋に鍵をかけていたと思うよ」

ロコ「アンナ!ロコのエクセレントなプロジェクトの邪魔をしないでください!」

杏奈「早く……長くは抑えられないから……」

雪歩「あ、ありがとう、杏奈ちゃん。ごめんね、ロコちゃん、全部あの年増の事務員のせいなんですぅ!」

ロコ「ユキホ―っ!!」

杏奈「………やっとふたりきりに……なれた、ね?」
9 : プロデューサーちゃん   2022/01/08 20:58:02 ID:xjKw9Do2Kw
雪歩「ふぅー……ここまでくれば、もう大丈夫かな」

可憐「くんくん……」

雪歩「へ?も、もうっ、可憐ちゃん!今だって、直に嗅いでいるみたいなものなのに、そんな……」

海美「あれ?雪歩さんと可憐?」

雪歩「あっ」

海美「どうしたの?こんなところで。なんか息切れているけど、もしかしてランニングした後?でも、レッスンウェアじゃないし……」

可憐「すんすん」

海美「え?ロコロコから逃げてきた?」

雪歩「えーっと、ごめん、海美ちゃん、私たち急いでいるから、このへんで……」

海美「待って」ガシッ

雪歩「!?」

海美「今日の雪歩さんからは、すごくすごい女子力を感じる……」

雪歩「なに、そのふわっとしたの!?」

海美「ねえ、3人でいっしょにトレーニングしよ♪」

雪歩「ええっ!?」

可憐「くんくん……!」

雪歩「なんでノリノリなの?!」
10 : Pちゃま   2022/01/08 20:58:11 ID:xjKw9Do2Kw
39分後

海美「前腕筋!上腕筋!背筋!腹筋!大胸筋!ドーパミン!アドレナリン!人生って楽しいーー!!!」

雪歩「……はぁ…はぁ…」

可憐「…………」

雪歩「嗅げないほど疲れちゃっているーー!!」

海美「さーて、ウォーミングアップも終わったし、ここからが本番だね、雪歩さん!」

雪歩「」
11 : プロデューサー様   2022/01/08 20:58:20 ID:xjKw9Do2Kw
さらに39分後

雪歩「ぜぇ……ぜえ…」

可憐「きゅー……」

雪歩「可憐ちゃん!?しっかりしてーー!!」

海美「よーしっ、ここからがラストスパートだね☆」

雪歩「え?」
12 : Pチャン   2022/01/08 20:58:34 ID:xjKw9Do2Kw
そして39分後

雪歩「…………」

可憐「くんくん」

雪歩「あ、可憐ちゃん。え?一周回って、元気になった?そっかぁ」

海美「ふー、いい汗かいたね!それじゃ、シャワー浴びてこよっか、ほら、行こう、雪歩さん、可憐」

雪歩「う、うん」

海美「ストレッチもいっしょにしようっか。ちゃんと身体ほぐさないとね。外側からも内側からも」

雪歩「へ?」


エッ、ウソ、ウミチャン!?ドコサワッテ……
アノ、ココロノジュンビガ……カレンチャンモ!?
ダ、ダメデスゥ、ソコハ、ア、ア、ンーーー!!!
13 : Pーさん   2022/01/08 20:58:50 ID:xjKw9Do2Kw
雪歩「海美ちゃんにお仕事が入っていてよかったですぅ。うう……薬の効果が切れたら、謝っておかないと」

可憐「すんすん///」

雪歩「感想言わなくていいよ!! き、気持ちよかったけど!///」

可憐「くんくん……?」

雪歩「え?あ、本当だ。何か騒ぎ声が……喧嘩?この部屋かな」



静香「未来!なんで志保のことはきいて、私の言うことは聞いてくれないの?!」

未来「ええ~?そんなことないよ?」

志保「そうよ。どうして1人でそんな怒っているのか理解できないわ」

静香「怒っていない!!」

未来「そんな怒鳴らなくても……」

志保「はぁ………子供ね」

静香「なんですって!?志保、あなたね―――」

未来「あ、雪歩さんと可憐さん」

静香「え?」

雪歩「お、お邪魔しましたー」

静香「待ってください、雪歩さん」

雪歩「!? な、なにかな、あはは……」
14 : Pチャン   2022/01/08 20:59:12 ID:xjKw9Do2Kw
静香「ちょっと聞いてくださいませんか。アイドルの先輩として、人生の先輩として。少し相談したいことがあるんです」

志保「やめておいたほうがいいんじゃない?よくわからないけど、可憐さんと……その、取り込み中みたいだし」

可憐「すんすん」

志保「いや、気にしますよ」

未来「……………」

静香「? 未来、どうしたの、そんな雪歩さんのこと、穴があくほどじっと見つめて」

可憐「すんすん」

雪歩「そうだね、いつも穴を掘っているのは私のほう……って関係ないでしょ!」

未来「雪歩さーーん!!」ポスッ

雪歩「ひゃあっ!」

静香「!?!?!!?」

未来「でへへ~、柔らかさは物足りないけど、とっても落ち着くなぁ~、なんでだろう~、ま、いいっか~」スリスリ

静香「な、な、な………なにしているの未来!!!!なんで雪歩さんに抱き着いているの!?」

未来「よくわかんないけど、引き寄せられちゃって」

静香「んなわけないでしょ!!」

雪歩「うう、ごめんなさい~~!!」

志保「はぁ……ほら、静香。しかたないわね、私でよければ抱きしめてあげるわ」

静香「しないわよ!!!!!!」

可憐「くんくん」

雪歩「え?ほ、本当?それじゃ、今度、お願いしますぅ///」
15 : あなた様   2022/01/08 20:59:52 ID:xjKw9Do2Kw
未来「でへへ~」ギューッ

静香「ど、どどどどどうなっているの!?」

雪歩「実はかくかくしかじかちんちくりんなんですぅ」

静香「は?……は?」

志保「静香、落ち着きなさい。蒼のオーラが出ているわ」

雪歩「み、未来ちゃん、そろそろ離れて」

可憐「くんくん」

雪歩「競わなくていいよ!」

未来「甘い匂いまでしてきますね………ぺろっ」

静香・雪歩「!?!?!!?」

未来「あれ?生クリームの味はしないかぁ」

静香「ゆ・き・ほ・さん!!!!!」

雪歩「ご、ごめんなさい~~~!」

志保「静香、どうしてもって言うなら、一回ぐらい私のこともペロペロしていいわよ」

静香「しないわよ!!」

可憐「くんくん?」

雪歩「ダメに決まっていますぅ!」
16 : 我が友   2022/01/08 21:00:12 ID:xjKw9Do2Kw
雪歩「ふー……未来ちゃんはなんとか静香ちゃんたちが引き剥がしてくれたからよかったよ」

可憐「すんすん」

雪歩「そうだね。最初の考えどおり、どこかの部屋で薬の効果が切れるのを大人しく待ったほうがいいね」


パシャッ


雪歩「! シャッター音?! もしかして亜利沙ちゃん!?」

千早「え?」

雪歩「ち、千早ちゃん!?」

千早「あっ……ごめんなさい、萩原さんと篠宮さんが仲良くしている姿、微笑ましくって」

雪歩「いやぁ、いつもだったら照れるところだけど、この可憐ちゃんを見てその感想はどうなの!?」

千早「ごめんなさい、お邪魔したみたいね」

雪歩「えっ、そ、そういうわけではないんだけど。ごめんね、千早ちゃん。私たち、今、ちょっと隠れなきゃだから」

千早「そう。事情は聞かないわ」

雪歩「ありがとう。それじゃあ、またね」

千早「ええ、また」
17 : プロデューサーちゃん   2022/01/08 21:00:28 ID:xjKw9Do2Kw
雪歩「………?」

千早「あっ……」

雪歩(え―――千早ちゃんが私の服の裾をぎゅっとして、行かせまいとしている……?)

可憐「千早」

雪歩・千早「!?」

可憐「こういう時ぐらい、素直になってもいいんじゃないかしら」

千早「篠……いえ、お姉様……!」

雪歩「急にミリ女!?」

千早「あの……自分でもおかしいとは思うんだけど、離れたくないの。萩原さんと」

雪歩「えっ」キュンッ


雪歩「って、ときめいている場合じゃないよ!あのね、千早ちゃん、実はかくかくしかじかゆきぽっぽなの」

千早「薬……?それって萩原さんのご実家が裏取引に手を出している……?」

雪歩「だから、うちは健全な建設会社ですぅ!!!毎回、この件いるかなぁ!!」

千早「そう、薬のせいなのね……私、犬っぽいかしら」

雪歩「の、ノーコメントで」
18 : Pたん   2022/01/08 21:00:50 ID:xjKw9Do2Kw
千早「いい機会だから、萩原さんのこと………えっと、ううん、なんでもないわ」

可憐「ふふっ、どうしたの、千早。素直に、」

雪歩「もうミスジャスミンはいいよ!!」

千早「萩原さんのこと、名前で呼んでいいかしら」

雪歩「え?そ、そんなこと?いいよ、うん」

千早「じゃあ……ゆ、ゆ……雪歩」

雪歩「えへへ、なんだか照れちゃうね」

千早「――――いっそあだ名でもいいかしら」

雪歩「急にぐいぐいくるのは薬のせいかな。でも、うん、いいよ」

千早「じゃあ……ゴンザレス♡」

雪歩「なんで!?」
19 : レジェンド変態   2022/01/08 21:01:23 ID:xjKw9Do2Kw
- 空き部屋 -

雪歩「ふぅー……千早ちゃんと出会ったあとも、何人かのわんこ系アイドルを振り切って、やっと一息つけますぅ」

可憐「くんくん」

雪歩「そうだね。もう少しだね。さっき普通に話していなかった?とか無粋なこと言わないよ」

可憐「すんすん」

雪歩「え……?」

可憐「くんくん……!」

雪歩「可憐ちゃん……ありがとう。その言葉、薬の効果が切れた後にも言ってくれる?」

可憐「すん……すん……」

雪歩「そこは自信もってよ!!」


その後、薬の効果が切れてからも、めちゃくちゃゆきかれした


おしまいですぅ
20 : 番長さん   2022/01/08 21:03:55 ID:xjKw9Do2Kw
以上です オチが雑なのは仕様です
そして何番煎じのネタだよっていうね 一度こういうの書いてみたかった
にゃんこ系アイドルからの好感度が~ってのも書きたいぞ
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