未来「なんだっけ、次のあのシェイクなんとかって」

海美「シェイクと言えばさ、みらいっち。○○っていうハンバーガーショップ知っている？」

未来「えっ？知らないです、チェーン店じゃないですよね？そこがどうかしたんですか」

ロコ「ロコ、知っていますよ！タカネから、ボリューミーでデリシャスなバーガーをイートした話を聞きました！」

可憐「その店名は……劇場から1駅の××あたりだよね？その近くのカフェになら雪歩ちゃんと最近行ったけど……」

海美「なんかね、私も詳しくは知らないんだけど、友達の話だとすっっっごく美味しいミルクシェイクを売り始めたんだって！」

未来「わぁ！本当ですか！」

ロコ「今さっそくスマホでサーチしてみましたよ！これですよね？」

海美「そう、それ！」

ロコ「見た目もキュートでフォトジェニックです♪これでテイストもマーベラスなんだったら、ぜったいポピュラーになりますね」

未来「うわぁー、気になるー！」

ロコ「しかもこれシーズンでリミテッドなメニューみたいですよ。ふむふむ、新しいバーガーも合わせてセールされているんですね」

可憐「へぇ……大根にオムライスに麻婆豆腐にお刺身……え？な、なにこれ……」

海美「でしょ？ねぇ、今度時間あったら、いっしょに行こうよ！」

未来「じゃぁ、この4人で行きませんか？楽しみだなぁ、でへへ～」

海美「よしっ、決まりだね！あとはお仕事やレッスンの時間しだいだよ」

ロコ「スケジュールをミサキにチェックしてきましょうか？」

可憐「あ、あの……それはそうと未来ちゃん、いいかな」

未来「え？どうしたんですか、可憐さん」

海美「待って。当ててみていい？」

可憐「へ？」

海美「わかった！可憐はこう言いたいんだよね？自分だったらそのミルクシェイクよりも美味しいシェイクを用意できるって」

ロコ「ワンダフルです！パフューマー顔負け、フレグランスのマジシャンと言えるカレンだったらインポッシブルではないはずです！」

可憐「！？」

未来「そうなんですか！ってことは……私は可憐さんの作ってくれるシェイクとそのお店のシェイクの両方を楽しめるんですね！やったぁ！」

可憐「な、なんでそうなるの……！？う、海美ちゃん、それにロコちゃんも。私はそんな、シェイクだなんて作れないよ……？」

海美「ううん、自信持って！可憐ほどの女子力なら、すぐに作れるようになるよ、たぶん！」

可憐「女子力への、し、信頼高すぎないかな……？そ、そんなにあるって自分では思わないけど……」

ロコ「でもチヅルやトモカも、カレンのガールズパワーは並じゃないって」

可憐「そ、そうなの？褒め言葉なんだよね、それ……えへへ」

可憐「―――って、そうじゃなくて！ええと、未来ちゃん、最初は静香ちゃんの話じゃなかった？」

未来「あっ」

海美「なんだっけ？あ、思い出した。次にモガミンが歌うのはどんな曲になるんだろうって」

ロコ「そういえばそんなクエスチョンでしたね」

未来「そうでした。ほら、静香ちゃんって次のシーズンが出番ですよね。シェイクなんとかってやつ」

海美「シェイクと言えば、琴葉がね、今度舞台を観に行かない？って誘ってくれたんだー。なんでもシェイクスピアの………ハムサンド？」

ロコ「それを言うなら『ハムレット』ですよ、ウミ！『オセロ』と『マクベス』、それから『キング・リア』と並んでシェイクスピアのフォー……」

未来「オセロと言えば、やよいちゃんが……」

可憐「つ、次のシーズンはSHADE OF SPADEだよ……！シェイクじゃなくてシェード……！」

未来・海美・ロコ「！！！」

ロコ「さすがカレンですね、イベントキービジュアルであんなアトラクティブなポーズをとっているだけはありますね」

海美「すごいね、可憐。イベントキービジュアルであんなかっこいいポーズをとっているだけはあるね！」

未来「どうしてあんなポーズをとっているんですか？」

可憐「わ、私のポーズのことはいいからっ……。静香ちゃんの話をしよう？」

未来「どんな曲を歌うのか気になるんですよねー」

ロコ「ロコからするとシズカのソングと言えば、クールなトーンだったりソローなフィーリングを歌ったりしているイメージがありますね」

可憐「持ち歌の『Precious Grain』や、千早さんとの『アライブファクター』……それにジュリアさんとの2曲がそうだね」

海美「『Catch my dream』や、みらいっちたちとの『ABSOLUTE RUN!!!』みたいな元気が出る明るめの曲もいいよね！」

ロコ「アンナたちと歌っている『オーディナリィ・クローバー』もマストリッスンです♪」

未来「かっこいい歌も、胸がきゅーってなるような切ない歌も、まっすぐな気持ちが込められた歌も、ぜんぶ大好きなんですっ！えへへ……」

海美「わかるー！」

ロコ「シズカはソングそのもの、そしてアイドルについて人一倍アーネストでパッションを感じます。それがソングにもエクスプレッションされているんでしょうか」

可憐「こう並べてみると、か、可愛さ100％に振り切ったような曲はない感じなのかな……？」

未来「でも静香ちゃん、可愛いですよ？それにかっこいいし。いつも優しいってわけでもないけど、なんだかんだ面倒見がよくて、あと……」

可憐「う、うん、ごめんね。シーズン曲というと、対応するスート、この場合はスペードと関連するテーマの曲があるはずだよね」

ロコ「スペードはソードがモデルになっているマークですね、ナイトやノーブルなクラスの人々のシンボルでもあるはずです」

未来「ナイト……ノーブラ……？でも可憐さんぐらい大きいと、寝る時はちゃんとそれ用のをつけていないとかえって負担が……」

可憐「(スルーしておこう……)スペードのエースっていうと、き、切り札だよね。強そうな曲がありそうかな、なんて」

海美「ばきっ、どかーん、きんきんきんっ、みたいな？」

ロコ「バトルしているソングなら既にいくつもありますよね」

未来「あのー、私たちダイヤ組の最初の曲である『DIAMOND JOKER』より強そうな曲名なんてなかなかないですよ！えっへん！」

可憐「きょ、曲名の問題だけじゃないから、うん……」

海美「でもさ、いきなりシーズンの最初にジョーカー持ってくるのって最高に頭ミリオンだよね！」

ロコ「クレイジー(賛美)です～！」

可憐「は、話を戻すと、シーズンの目玉の１つって劇中劇付きの楽曲だと思うんだ」

未来「あっ！それってたとえば私や美也ちゃんの『シークレットジュエル～魅惑の金剛石～』がそうですよね！」

海美「そうそう、みらいっちが凄腕の怪盗役だったやつ！」

ロコ「最初はイオリたちの仲間に入って間もないルーキーのプリテンドをしていたんですよね」

可憐「（メタ的には）わりとバレバレで、案の定、2話ですぐに正体が明かされたんだよね……話の筋としてはそこが重要ってわけではなかったけど」

海美「じゃあ、モガミンもああいう恰好するの？」

未来「えーっ！静香ちゃんがバニー衣装ですか？それは見てみたい！」

ロコ「いっそカレンと同じバニーポリスというのはどうですか」

未来「でも静香ちゃん、スレンダーだからなー、可憐さんや恵美ちゃんみたいなナイスバディじゃないと採用されないんじゃない？」

ロコ「そんなことないはずですよ。たしかアンナもバニーポリスでしたよね？」

未来「え？でも、杏奈だって静香ちゃんよりは、ううん、なんでもないや、はは……」

可憐「えっと、仮に動物系でも同じ兎ってことはないと思うよ……？」

海美「モガミンが演じたら、面白そうな役柄かー」

ロコ「可能性はインフィニティですね！ミライ！シズカに演じてほしいロールはあるんですか」

未来「うーん……そうだなぁ、戦国武将とか？」

可憐「なぜ……！？」

未来「あれですよ、あれ。しずかなること林のごとくって言った戦国武将がいたんですよね？」

海美「杉田玄白だっけ？」

可憐「ちがうよ……！？杉田玄白さんは『ターヘル・アナトミア』を前野良沢さんたちと一緒に『解体新書』として和訳したことで知られる蘭学医だよ」

未来「百合子もよく話すんですよねー、欲しい本は次々に出てくるのに、手元にある本だってまだまだ読み切れていないって」

可憐「？？？」

未来「それでも新しい本は手に入れたい。『買いたい、新書』って。おあとがよろしいようでー」

海美「うまっ！みらいっち、急にどうしたの？！落語家を目指すの！？」

可憐「落語舐めすぎじゃないかな……！！」

ロコ「でも新書っていうとニューブックよりもパブリッシュの際のフォームを示すことも多いのでは？」

可憐「思わぬダメ出し……！！」

ロコ「ちなみにさっきの、徐かなること林の如くの件ですが、武田信玄のウォーフラグに記された１フレーズですね。風林火山で知られるものですが、元々は『孫子』にあるものです」

可憐「か、解説ありがとう……！」

未来「海美さん、もしかしてロコちゃんってかなり頭いいんじゃ？」

海美「そうかも。今度、勉強教えてもらおうよ！」

未来「ですね！」

可憐「海美ちゃんは高校生だよね……？」

ロコ「カレン、そろそろ『徐かなること林の如くと静香ちゃん、関係ないよね……！？』ってインディケイトしてくれませんか？ツッコミはカレンのロールですよね」

可憐「まさかの私にもダメ出し……！？しゃ、釈然としないよ……！」

未来「そんなこんなで、静香ちゃんの次の曲を予想したりしなかったりしてきたけど」

海美「ま、その時になってみないとわかんないよね！」

可憐「身も蓋もないね……！」

未来「でも、私思うんです」

可憐「え？」

ロコ「どうしたんですか、ミライ」

未来「静香ちゃん、歌いたいはずなのに歌わせてもらえていない歌があるなって」

可憐「それって……」

未来「だって、静香ちゃんは大好きなはずなんです。だから、そういう歌があったら、歌いたいに決まっています」

海美「わかるよ、みらいっち。モガミンがアレのこと、大好きなのはみんなが知っているもんね」

ロコ「はい。だから、アレに関するソングがあればいいんですよね♪」

未来「うん。決めた！私、Pさんに相談してくる！今度の静香ちゃんが歌う曲はぜひアレをテーマにしてくださいっ！って」

可憐「……あ、あの、みんな。ね、念のため、訊くけど―――アレっていうのは？」

未来「もちろん――――」





未来・海美・ロコ「うどん！！！」

可憐「こ、こんなオチでいいのかな……」


おしまい　　お粗末でした

以上です　再挑戦でした
誤字・脱字があっても、それはスパイスなんじゃないかな

あと一日早いですけど
未来、誕生日おめでとう！

BBSであるかはわかりませんけど、誕生日SS書いてくれる人も1人はいるはず
楽しみにしています　全身に生クリーム塗って全裸待機ってやつです

スペード、剣、刃物、うどん……そうか！
静香！君の新曲は麺切包丁の歌だ！

スペードと剣…すなわちスペードと剣がモチーフの仮面ライダーブレイド!

おつ
自分から勉強を教わろうとするなんてうみみらはえらいなあ

乙
話がシェイクに流れた瞬間にうどんシェイク登場なるかと思ったが警戒しすぎたようだ

＞ツッコミはカレンのロールですよね
無自覚に酷くて草

>>17
乙
まもなく生誕祭SS書き上げますが、シリーズの中なんですよね……それでも一応。まとめサイトさんで読めるはずですので良ければ。

シェイクってチョーベリベリ最高なヤツですよね？