由愛(事の始めは……初詣へ行った時かな……？)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ﾎﾜﾝﾎﾜﾝ



小春「わぁ……色んなお店がいっぱいですぅ」ｷｮﾛｷｮﾛ

聖「あ、りんごあめ……こっちはポテト……」ｳﾛｳﾛ

むつみ「神社の奥の方まで冒険してきます！」ﾀﾞｯｼｭ





麗奈「……普段、あんなのとユニット組んでライブやってるのね」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

由愛「あ、ありがとう……麗奈ちゃん」ｸﾞｯｽﾝ

麗奈「とりあえず、お賽銭投げてお参りして、おみくじを引いてから買い物するから勝手に行動するんじゃないわよ！」

三人『はーい』

由愛「よ、よかった……麗奈ちゃんがいてくれて」

「あとで、たこ焼きおごるね」

麗奈「ふ、ふんっ！レイナ様に貢ぎ物だなんて気が利くわね。はーっはっはっはっ……げほげほ」

由愛「あぁ、もう……」ﾄﾝﾄﾝ

麗奈「んじゃ、お賽銭箱まで少しだけど、お参りのやり方は知ってるわよね？」

聖「えっと……二礼二拍手一礼……かな？」

小春「特に無礼でなければ、個人で敬意を持っていればいいってとこもありますね〜」

由愛「ま、まぁ、私たちはアイドルだから、みんな見ているかもしれないし……」

むつみ「あえて、5円でなく500ウォンを……」



麗奈「止めなさい」
由愛「それは駄目だよ……」



むつみ「ﾁｪｰ」ﾁｬﾘｰﾝ

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

由愛「じゃあ、お賽銭を投げようか」

むつみ「斜め45度からですね！」

麗奈「正面からにしなさい！」



小春「5円玉がいいんですよね〜」

聖「ば、倍の10円じゃダメかな……？」

由愛「それは『遠縁』に繋がるって聞いたけど……」

麗奈「バカね。何千年からいる神様に、今の貨幣価値で縁起云々言っても仕方がないわよ。自分で好きな金額を投げなさい」ﾋｮｲ





むつみ「そう言いながら5円玉を投げました！」

麗奈「う、うるさいわね！」

ﾁｬﾘｰﾝ

由愛(今年もみんなやプロデューサーさんとつつがなくやれますように)

麗奈(今年こそアイツのハートを射止められますように)

むつみ(今年は幸子ちゃんに負けないぐらいの冒険がしたいです)

聖(プロデューサーさんとの子供が欲しいです……)



小春「プロデューサーさんと、らぶらぶえ○ちがずっとできますように〜」

麗奈「ちょ！口に出して言うものじゃないわよ！」

由愛「わわわっ(///)」

(いまー、なにやら、邪な祈願が聞こえたのでしてー)

(ふぁー……いつものことー……だよ)

由愛「はぅ〜(///)」

麗奈「気を取り直しておみくじを引くわよ！」

小春「えっとぉ〜」





聖「あ、安産祈願下さい……」

麗奈「ちょっとぉぉぉぉ！(///)」

聖「？」

由愛「(///)」

麗奈「まったく…………末吉だわ。恋愛は……まぁまぁね」

小春「わぁ……中吉です〜」

聖「大吉……子供は……大丈夫！」ﾑﾝｯ

由愛「小吉かぁ……あ、でも恋愛はいいかな？」

「むつみちゃんはどうだった？」





むつみ「」

由愛「む、むつみちゃん？！」

小春「おみくじに凶ってありますね〜」

麗奈「うわ……正月ぐらい取り除いときなさいよ」

聖「だ、大丈夫……今日だけ悪いだけだから……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

むつみ「……うん」ｸﾞｽﾝ

むつみ「こうやったら、屋台のお店を片っ端から制覇してみせます！」

小春「お好み焼きに焼きそばにわたあめ〜」

聖「あ、コロッケにポテト……」ｼﾞｭﾙﾘ





由愛「だ、大丈夫かなぁ……」

麗奈「まぁ、流石に予算ってのがあるし、むつみは好きにさせといた方がいいわよ」

由愛「う、うん……」

「あったかい甘酒はいかがですかぁ」



由愛「わぁ、甘酒……」

麗奈「甘酒程度で酔わないわよね？」

聖「じゃ、じゃあ……下さい」

小春「小春もいただきます〜」

むつみ「おなかいっぱいですが、この一杯が染み渡ります！」

由愛「おいしい……」

「おいしい甘酒だよぉ！」

小春「あ、また甘酒ですぅ〜」



「女の子の子宮を守る御利益がある甘酒だよー！」

聖「赤ちゃん……大事にしないと」



「飲む点滴の甘酒だよー！」

むつみ「エネルギー回復です！」



「お汁粉と甘酒の無料配布してまーす」

麗奈「無料と聞いて逃すわけにはいかないわよね！」





由愛「みんな大丈夫かなぁ……」ｽﾞｽﾞｯ

「あ、おいしい……」

―事務所

麗奈「うぷ……もうダメぇ……」

由愛「れ、麗奈ちゃん。横になるなら仮眠室があるから……」

麗奈「悪いわね……さっきからアンタが三人に見えてて……」

由愛「わわわっ……それは重症だよ」

「みんなは休憩室で待ってて〜」ﾖｲｼｮ





三人『……』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ﾎﾜﾝﾎﾜﾝ

由愛「そんな感じで……」



聖「ゆ、由愛ちゃん！どうやったら由愛ちゃんみたいに小さくなれるのぉ」ﾒｿﾒｿ

由愛「成宮、顔で笑って心で泣いているよ」

小春「ヒャッハー！」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

由愛「輝子さんじゃないんだからぁ！」

むつみ「どうして由愛ちゃんはU149に出演られるの！？ねぇ、ねぇ！！」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

由愛「い、一応、L.M.B.Gの一員だし……」



聖「由愛ちゃーん」ﾒｿﾒｿ

ﾓﾐｯ

由愛「あ、あぅぅッ、……くッ……？！」

小春「あー、その反応、きっとプロデューサーさんとえ○ちなことしてますよ〜」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

由愛「あ、はぅぅぅ……」

聖「わ、私、赤ちゃん生みたかった……」ﾒｿﾒｿ

むつみ「ケーラ中尉のアクシズ押している時のセリフはいいから！」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

由愛「ふぇぇぇぇ……！」

小春「じゃあ、今から姫始めしちゃいましょう〜」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

聖「うん……じゃあ、脱がせるね」ﾒｿﾒｿ

由愛「ちょ、ちょっと……」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

むつみ「ほーら、悪い子にはお仕置きだ。……いくよ」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

由愛「やぁぁぁ……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ





「そこまででしてー！」

全員『っ！』



由愛(そんな芳乃さんの声を聞いた瞬間……)

(私の意識は……)

由愛「はぅっ！」ｶﾞﾊﾞｯ

「あ……ここは……事務所？」

芳乃「お目覚めでー？」

由愛「よ、芳乃さん？」

芳乃「危ないところでしたー」



由愛(なんでも、芳乃さんの話によると)

(お酒の効果と併せたみんなが願った邪な想いが、泥酔した身体に取り憑いたみたいで……)

(今は……)





小春「うぅ……」

聖「気持ち悪い……」

むつみ「あ、頭が……生理痛よりひどい……」

麗奈「まったくもう…アンタ達、飲み過ぎよ」

芳乃「あまりー、神に邪な願いをしてしまうとー、このように自らに還ってきてしまうのでー」

由愛「は、はいっ、気をつけます……」

芳乃「ふふっ」

「大丈夫ですー」

由愛「？」





芳乃「由愛殿の願いはー」

「しっかり神に届きましたー」

由愛「……」

「っ！あ、ありがとうございますます！」

芳乃「いえいえー、これも神の……おっと、これ以上は内緒でしてー」

由愛(芳乃さんはそう言ってごまかしましたが)

(私にも、芳乃さんの後ろの光と一緒に見えちゃいました)

(何がって……えへへ)

(秘密ですよっ！)



(今年はいいことがありそうです！)



おしまい

おまけ

唯「麹を使った甘酒の作り方でーす」

千枝「用意するのは、もち米一升と板麹二枚。それから少し冷ましたお湯(60度〜70度)を沢山準備します」

唯「まーず、もち米をふかしておいて」

千枝「それをよく突いてつぶします」ｳﾝｼｮｳﾝｼｮ

唯「そしたら、麹をよーくほぐして」

千枝「お米と混ぜますね」ｺﾈｺﾈ

唯「よく混ぜないと、下の方とか味のない甘酒になっちゃうからね♪」

千枝「よく混ぜましたら、全体の半分の量のお湯を入れます」

唯「入れたらまたよく混ぜてね☆」

唯「蓋をして一週間ほどすると、あまーくなってくるから食べる分だけ取りまーす」

千枝「一週間も待てない場合は、お鍋に食べる量を取って60度ぐらいの温度を保つようにして火にかけます」

唯「炊飯器の保温モードとかだとラクだねー」

千枝「千枝はヨーグルトメーカーが一番って聞きました」

唯「4〜8時間ぐらいするとポツポツと発酵してくるから、冷ましていただきます！」

千枝「おろした生姜を加えるといっそうおいしくなります」

二人『是非おためしあれ！』

菜々「あのー、これってどぶろくの作り方に似ているような……」

二人『っ！？』

菜々「昔、菜々が作った時は火鉢にゆっくりコトコト混ぜながら作ってて、ドロドロなのを漉してよく作ってましたねぇ」

「おまわりさんに見つかると没収されちゃいますから、こっそりやってましたよ」

唯「あ、あの……菜々さん？」

千枝「お、お酒って……」

菜々「あー、菜々の若い頃は葡萄酒とはも家庭で作ってて、発酵しちゃう前はかなり甘いもんで子供とかが盗み飲みを」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

菜々「はい？」

早苗「もう時効だと思うけど、話を聞こうじゃないの」

菜々「」





ｷﾞｬｰ



おしまい

以上。酒粕を使っている甘酒の飲み過ぎには注意しましょう(特に車に乗る人)



では、読んで下さった方に、御禁制の自家製生葡萄の「ジュース」を

最後に、一言



キャラ崩壊注意

レイナサマは大人になってもツッコミ役からは逃げられない。


あれ……自家製葡萄酒っていつ規制されたっけ……

アルコール入ってる方を子供にも無料配布してたら大事やろなあ

>>24
麗奈はそういう運命と……

葡萄酒の禁止は昭和15年の酒税法改正からですね(清酒は明治4年、白酒、みりん、焼酎は明治29年、ビールが明治34年です)

>>25
案外、知らないでやってるとことかありそう……神社はまだしも、町内会レベルではわかりませんね

どうせ誰も見てないからおまけ

かな子「♪今日はケーキの日だから〜」

かな子「♪右手にケーキ、持って帰ろう〜」

かな子「♪お散歩してるマストレさん……逃げる！！」





マストレ「三村ァ！」

かな子「ゆ、許してぇ！」





智絵里「なお、かな子ちゃんは捕まって、体重だけじゃなくて体脂肪のチェックも受けたみたいです」

杏「結果？わかりきってるじゃん」

マストレ「こらぁ！そこの二人も無駄口叩いていないで、もっとキビっといかんかぁ！」





智絵里「連帯責任だそうです……」ｼｸｼｸ

杏「なんで杏まで……」ﾊｧ



かな子「はぁはぁ、……ご、ごめんねぇ」ﾊｧﾊｧ



Happy Birthday MIMURA KANAKO