【越境SS祭】女に見せられないスリリングなこと
1 : プロデューサー殿   2023/02/05 10:58:15 ID:yNR/aMVV/U
――事務所

藍子「はい、では持ち物を確認します!」

加蓮「ヤヴォール、ヘルコマンダー!」

響子「何故、黒騎士物語……」

加蓮「やってみたかっただけだから」

「とりあえず、ジャガイモと油とフライヤーを」

藍子・響子『はい、回収〜』ガサゴソ



ヤ、ヤダァ!アゲタテノポテトォ

イイカラハヤクカタヅケル
2 : 5流プロデューサー   2023/02/05 11:33:09 ID:yNR/aMVV/U
――283事務所

樹里「それじゃあ、準備はいいか?」

果穂「はい!ジャスティスキャノンとジャスティスエクスカリバーは持ちました!」

智代子「チョコレートフォンデュの機械とチョコレートの山もあるよ!」

夏葉「智代子?」

ヤダー、チョコフォンデュヤリタイヨー

アキラメナサイ



凛世「残念ながら……キャンプ場では……」

樹里「つーか、アイツはキャンプ場まで担いでいく気だったのかよ……」
3 : Pチャン   2023/02/05 11:35:00 ID:8Q7ZH2jSSs
藍子「あれはそんなキャンプ日和の……」



凛世「ある……晴れた秋の日でした……」
4 : そなた   2023/02/11 21:53:44 ID:KhbiNy4Ov6
越境SS祭りには間に合いませんでしたが……参加させていただきます



なお、二組が行ったキャンプ場は別です
5 : イルデューサー   2023/02/11 22:00:52 ID:5gT0zUDI9U
――トリクロサイド



ブッブー

加蓮「ふぅ、間にあったぁ」バスンッ

藍子「ご、ごめんなさい……駅に可愛い猫がいたので」

響子「まぁまぁ、気になっちゃうのは仕方がありませんよ」



加蓮「でも、二人共。せっかくの休日なのによかったの?」

「こう、お散歩とかタニタとか」

響子「タニタって……何をするんですか!」

藍子「やっぱりお散歩ですかね?」

加蓮「そこは……ほら、ポテトのお塩の量をきっちり測ったりとか」

響子「ポテトって……もしかして、ポテトフライヤーの件。まだ根に持ってます?」

加蓮「……アタシがそんな卑屈な女に見えると?」

響子・藍子『はいっ!』





加蓮「ドーセ」
6 : そこの人   2023/02/11 22:05:53 ID:5gT0zUDI9U
藍子「でもいい天気になってよかったです」

「こんな日は公園でゆっくりするか、喫茶店でゆっくりしたり」

響子「ゆ、ゆっくりするんですね……」

藍子「ふふっ。お出かけするのも好きですから」

「特に今日行く予定のキャンプ場は、茜ちゃんが最近行っててよく話してくれてましたから興味があったんですよ」

加蓮「へぇ〜。って、茜だからもしかして走ってキャンプ場まで行ったとか?」

響子「まさかぁ。バスでも二時間弱かかるんですから」





藍子「……茜ちゃんの脚力はその程度なら大したことはありませんから」

加蓮・響子『デスヨネー』
7 : ミジンコプロデューサー   2023/02/11 22:09:40 ID:KhbiNy4Ov6
ゆるふわゆるふわ

プシュー



加蓮「……もう着いたんだね」

響子「恐るべきはゆるふわ効果……です」



藍子「?」クビカシゲ



加蓮「と、とりあえず、着いたしキャンプ場の登録しないと」

響子「じゃあ、私やってきますね」

藍子「お願いします」

「あ……」

加蓮「ん?」

「わぁぁぁ……」



響子「終わりました……ってどうしたんですか?」

「……ふわぁぁぁ」
8 :   2023/02/11 22:11:26 ID:KhbiNy4Ov6
「すごい……」

「うん……」

「綺麗ですね……」

「さすがガイドブックに載ってただけはあるわね……」

「でもほんと……」

「来てよかった……」



ゆるふわゆるふわ
9 : MADE IN 変態   2023/02/11 22:15:24 ID:KhbiNy4Ov6
加蓮「ということで、あっと言う間にお昼になりましたー!」

響子「じゃあ、キャンプ場の定番のカレーを作ります!」

藍子・加蓮『わー』

響子「キャンプ場でなるべくゴミは出したくないので、材料は予め切ってきました」ドン

加蓮「さすが響子だね。あ、薪を貰ってくるから」

藍子「じゃあ、お米といで来ますね」

響子「その間に準備しますね」
10 : 我が友   2023/02/11 22:24:09 ID:KhbiNy4Ov6
響子「今日のカレーは甘口ですよ」

加蓮「んー?何で?」

響子「ここはまだ自動販売機とかある場所ですが」

藍子「あ、山の奥だと高いですからね」

「前にポジパでキャンプに行った時、いつもの感覚で500円玉で三人分買おうとしたら、一人分しか買えなくて……」

加蓮「富士山でも行ったの……?」

響子「それもありますが、持ってきた水しかないと後で困りますからね」

藍子「途中で無くなったら、キャンプ場を出るまで無いことになりますね」

加蓮「それは辛いわ」

響子「じゃあ、普通に作ります」

「まず、飯盒にサラダ油をひいてお肉に野菜を炒めます」

加蓮「あ、キツネ色ってあれね」

藍子「こんこーん♪」





加蓮「かわいい」●[REC.]

響子「あ、後で私にもデータをください」カシャカシャ

藍子「もーっ!!」ポカポカポカ
11 : 毎日変態   2023/02/11 22:34:47 ID:5gT0zUDI9U
響子「火が通ったらスープストックと、ミキサーにかけたりすり下ろした野菜(人参や玉ねぎなど)を入れて20分ぐらい煮込みます」←簡単テクニック

藍子「ゆるふわ〜」

響子「ズッ……うん、おっけーかな」

「煮込み終わったら、カレールウを入れて好みのトロミになったら火を消します」

「お好みでバターを入れたり、チーズやトッピングとかを入れましょう」

加蓮「よく見る、コーヒーとかは入れないの?」

響子「お鍋いっぱいなら作る時に入れることもありますが、三人分だと逆に苦みが出てきますから……」

藍子「へぇ……」

加蓮「あ、そういえばご飯は?!」

ハジメチョロチョロナカパッパ

藍子「ばっちりです!」



響子「では」

三人『いただきまーす』

ウンオイシー

サスガハキョウコチャンデス

モットノウコウノアジガホシカッタラヤキニクノタレトカヲクワエテクダサイネ
12 : 変態マスター   2023/02/11 22:40:04 ID:5gT0zUDI9U
藍子「じゃあ、後片付けをしましょうね」

響子「ここは洗えるキャンプ場ですが、もしそういう施設がない場所ならレトルトのカレーとかとパックのご飯を利用して、ゴミは持ち帰り前提で汚さないようにしましょう」

加蓮「……誰に言ってるの?」

藍子「さぁ?」
13 : お兄ちゃん   2023/02/11 22:41:58 ID:5gT0zUDI9U






加蓮「ふぅ……たまにはこんな休日もいいわね」

藍子「はい……時が止まってるみたいです」

ゆるふわゆるふわ



響子「あ、でも利用時間がそろそろですよ」

加蓮「じゃあ、名残惜しいけど」

藍子「バスの時間もありますからね」

加蓮「うん……帰りますか」

藍子「明日もお仕事がありますからね」

加蓮「もぉ、そういうことは言わないの!」

響子「忘れ物はありませんね」

加蓮・藍子『はーい』

アリガトウゴザイマシター
14 : 彦デューサー   2023/02/11 22:51:46 ID:KhbiNy4Ov6
――放クラサイド



夏葉「それじゃあ、準備はいいわね?」

果穂「はい!お水は5リットル。携行食として乾麺麭にナッツにキャラメルは持ちました!」

凛世「フットパウダーに……虫除けスプレーもあります……」

智代子「」

樹里「……本格的なトレッキングシューズに多機能ベスト、さらに自衛隊でも利用してそうな背嚢」

「これ、アイドルのキャンプじゃなくて、自衛隊のレンジャー訓練じゃねーか?」

夏葉「あら、レンジャー訓練ならお水や食料も自己調達よ」

凛世「蛇を……食べるのですね……」

智代子「へ、へびー?!」

樹里「あ、やっと喋ったな」

果穂「ホントですか、夏葉さん!」

夏葉「ふふっ、さすがにそれはないわよ」

「ちゃんと米軍からコンバットレーションを貰ってきてるのよ」ポンポン

凛世「ミリ飯……ですね……」

果穂「うわぁぁぁぁ」キラキラ

智代子「うわぁぁぁぁ」ドヨーン

樹里「デカい箱を背負ってると思ったわ……」
15 : 番長さん   2023/02/11 22:54:10 ID:KhbiNy4Ov6
夏葉「それじゃあ、放課後クライマックスガールズ!」

果穂「しゅっぱーつ!!」

凛世「おー」

樹里「お、おー!」

智代子「オー」





智代子(そんなこんなで、せっかくの休日なのにデスマーチングが始まりました……)
16 : あなた様   2023/02/11 22:58:42 ID:5gT0zUDI9U
――二時間後



樹里「で」

ドヨーン

智代子「た、太陽が届いていない……?」

凛世「富士の……樹海ですか……?」

果穂「すごいです!マジンガーZがあるんですね!」

樹里「いや……あれはそうだけど」

夏葉「安心しなさい、果穂のことを考えて富士の樹海ではないわ」



「……遺体とかあって幽霊とか出るんでしょ」ボソッ

樹里「オメーが怖いだけかよ」
17 : ごしゅPさま   2023/02/11 23:05:57 ID:5gT0zUDI9U
夏葉「とりあえず、この樹海を過ぎた所にキャンプ場があるから」

樹里「コンパスは……」グルグル

「大丈夫じゃねーよ!」

果穂「スマホの電波が届きません!!」

凛世「L字型の……フラッシュライトです……」ピカー

智代子「凛世ちゃん!顔を下から照らすのは、真面目に怖いから止めてよ!!」ヒーン





夏葉「と、とりあえず出発よ!」

樹里「一応、ロープでみんなをくくっとくぞー」ギュー

凛世「あんッ……や……縛らないで……ください……」ハァハァ

果穂「?」キョトン



智代子「そういうのは、果穂の教育に悪いから止めようね」ホドシホドシ
18 : プロデューサーはん   2023/02/11 23:09:13 ID:5gT0zUDI9U
夏葉「みんなー、大丈夫かしらー?」

果穂「はいっ!お化け探索みたいでドキドキします!」

凛世「私は……プロデューサー様が隣にいれば……」ドキドキ

智代子「」アオザメ

樹里「夏葉ー!チョコの奴がもうギブアップ寸前なんだがー」
19 : 5流プロデューサー   2023/02/11 23:22:20 ID:KhbiNy4Ov6




智代子「ふぅ、なんとか落ち着いたよ」パクパク

果穂「まだまだありますからね」ドサドサ

樹里「というか、ポッケの中の持ってきた菓子を全部食ってまって大丈夫なのか?」

智代子「お、おいしいから大丈夫だよ」パクパク

樹里「大丈夫じゃねー!!」





夏葉「んー、だいぶ遅れているわね」

凛世「だいたい……どれぐらいでしょうか……」

夏葉「予定なら、ここまでは行けたはずなのよ」チョイ

樹里「ん……地図があるのか」チラッ

「って、10kmを一時間だなんて無理だろ!!」

夏葉「あら、765プロの菊池高坂「アイドルの中でも指折りの特殊な奴らと一緒にすんな!」



凛世「大丈夫……でしょうか……」

樹里「マジで無謀に思えてきた……」ハァ
20 : ぷろでゅーさー   2023/02/11 23:30:34 ID:5gT0zUDI9U
――夕方

夏葉「や、やっと……着いたわよ」

樹里「や、やっとか……」

「でも……」チラッ





凛世「」チーン
果穂「」チーン
智代子「」チーン



樹里「死屍累累じゃねーか!」

夏葉「お、おかしいわね……」

樹里「これ、どうすんだよ」

夏葉「大丈夫よ。天幕も持ってきてるから」バサッ

樹里「できれば世話にはなりたくなかったな……」



「とりあえず飯にしようぜ。腹も膨れれば多少はマシだろうしな」
21 : 我が下僕   2023/02/11 23:40:45 ID:KhbiNy4Ov6
智代子「」ガツガツガツ

凛世「ふぅ……温かい飲み物……それだけで心が生きていると感じます……」

果穂「……」

樹里「どうした、果穂?」

果穂「樹里ちゃん……私たち、帰れますよね?」

樹里「ん……あぁ。当然だ!」

「だから、体力つけるためな飯食って寝ないとな」

果穂「あ…………はい!」

樹里「ほら、このチョコバーうまいから」

果穂「いただきます!」



樹里「で、どうなんだ?」ボソッ

夏葉「えぇ、大丈夫よ。明日の朝にはヘリコプターが来ることになったから」

樹里「そっか……さすがに歩きは無謀だからな」

夏葉「…………ごめんなさい」

樹里「ん?」

夏葉「ユニットの最年長として、みんなを導く立場なのに……こんなことになって」

樹里「……」

「気にするなとは言わねーぜ」

夏葉「そうよね……」

樹里「でも、こんな風に行き当たりばったりなのもウチのユニットらしいじゃねーか」

「もっと弾けてパーッとしないとな」

「だから、おまえだけでも普段通りにしとけよ」パシッ

夏葉「……」

「……えぇ、当然よ!!」グッ

樹里「あぁ、その意気だぜ」グイッ
22 : 魔法使いさん   2023/02/11 23:44:29 ID:5gT0zUDI9U
樹里(翌朝、たしかにアタシ達は救助された)

(当然だが、社長やプロデューサーを始め、事務所のみんなから怒られたし色々言われたりした)

(実際、あれだけ準備してなかったら命の危険もあったからな)

(でも……なんつうか、何か変わった気がする)

(あれだ。死線をくぐり抜けた仲ってやつか?……ともかく前より信頼感は高まっている)

(だからこそ……)
23 : お父さんネズミさん   2023/02/11 23:46:08 ID:KhbiNy4Ov6
ワーワーワー



スタッフ「次、放課後クライマックスガールズ入ります!」

夏葉「じゃあ、準備はいいわね」

果穂「それじゃあ、放課後クライマックスガールズ!」



『ゴー!!!!!』
24 : 毎日変態   2023/02/11 23:53:38 ID:5gT0zUDI9U




春香「という話があったから……」

律子「いい話よね……片方はきっきりキャンプを楽しんで。片方は失敗したけど絆は強まって」

春香「えへへー」

律子「で、も、ね」





みうらさん「アラー」

はるかさん「カッカー」

あふぅ「ナノッ」

律子@般若面「みんなを騙して巻き込んで、無人島へ送り込むってやっていいことかしら?」

春香「のワの」

律子「はーるーかー」ブチッ

春香「うわぁぁぁぁん!」



おしまい
25 : Pしゃん   2023/02/11 23:54:19 ID:KhbiNy4Ov6
こんなオチでごめんなさい



ではありがとうございますた
26 : Pーさん   2023/02/12 00:02:45 ID:DfznHsuFiQ
>>13の次が抜けてる!

ちょっとまってて
27 : 彦デューサー   2023/02/12 00:14:37 ID:YOJ4Fs1avA
というわけで>>13の続き(トリクロの締め)



――後日

響子(ということをプロデューサーと話していたら、ちひろさんに聞かれたらしくて……)

加蓮(ある番組に参加することになったんだけど……)

藍子(その番組っていうのが……)

ドカーン

バカーン

幸子「世界の果てまで行ってきm@s。皆さん!カワイイボクこと越水幸子です!」

ドカーン

「ここで戦っている人たちに温かい日本のご飯を食べてもらう為に、今ボクはウクラ○ナに来ています!」

バカーン

「それでは協力してくれる人達を紹介します!」



響子「むっ、無理っむりぃ……」

加蓮「あ、足が……竦んで……」

藍子「ちょっと……無理そうです……」

幸子「あ、今ロシ○からミサイルが飛んでくるそうですよ。急いで逃げましょう!」

三人『』



『うわぁぁぁぁん!』



響子「キャンプなんてこりごりです!」

ドッカーン
28 : プロデューサーちゃん   2023/02/12 03:20:21 ID:mUhhC5z2Fw

綺麗に収束(クロス)しましたね
29 : プロデューサーちゃん   2023/02/12 09:10:55 ID:Vz/cRxlaDo
>>28
ありがサンキュー

AS/ぷちますメンバーが出ていなかったので、丁度よいとこで出せてよかったですよ
30 : 変態お化け   2023/02/12 18:24:37 ID:yCL4tHbcPc
>>19
余所の人の持ちネタなのにちょこ先輩が言っても違和感がない不思議
31 : 師匠   2023/02/12 23:38:33 ID:ZqfsSDSoZA
ぷちどるで締めるのは完全に予想外で良かった
32 : レジェンド変態   2023/02/17 07:06:05 ID:R0TJ41b7Gw
>>30
智代子「やっぱり、スイーツが大好きなキャラはどこか似ているものなんだよ」

チヨコ?

ナ、ナツハチャン!?

ゴカイダヨーッ

>>31
ありがとうございます


蛇足かもしれませんが、>>24の誤字修正込みで>>32でスタマスメンバーにも犠牲になってもらいました
33 : あなた様   2023/02/17 07:12:47 ID:mit6vaIxGo
>>24しうせい



春香「という話があったから……」

律子「いい話よね……片方はキャンプを楽しんで。片方はキャンプ事態は失敗したけど、後々絆は強まって」

春香「えへへー」

律子「で、も、ね」

みうらさん「アラー」

はるかさん「カッカー」ピョン

亜夜「わわわっ!?」ドサササッ

心白「亜夜ちゃん?!……って、こっちにも?!」

?「メケメケメケ〜」

?「ブモー」

心白「うわぁぁぁぁんッ!」

あふぅ「ナノッ」

律子@般若面「みんなだけならまだしも、0936プロの子も騙して巻き込んでいつもの無人島へ送り込むって、やっていいことかしら?」ピキピキ

春香「のワの」

律子「はーるーかー」ブチッ

春香「うわぁぁぁぁん!」



おしまい



亜夜「それより、これをなんとかしてー!」

はるかさん「ヴァーイ」
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