菜々「あはは…。そう、ですね。いよいよ明日です！…よね。」

菜々「シンデレラガール。発表されるんですよね。」

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【翌日】
【とある会場、控え室】

ガチャ

菜々「あっ、おはようございます！プロデューサーさん。今日は、発表とステージのお披露目ですね！」

菜々「他の娘達も続々集まってます。これだけアイドルが集まると賑やかですねぇ。」

菜々「…昨日まで、考えてたんです。ナナは、プロデューサーさんと出会って、仲間が出来て、充実した、憧れの日々を過ごしてたんだな…って。」

菜々「ナナのこれまでを振り返ってました。アイドルになってからでも辛い事はいっぱいあって、泣いちゃう事も、挫けそうな事も、やっぱりあったなって。」

菜々「けど、ナナには、『ウサミン』には、応援してくれる人がいました。それがちょっとずつ増えていって、今ではたくさんの人がウサミンを応援してくれています。」

菜々「ほんとに、たくさんの。」

菜々「声や手を差し伸べてくれる。そんな状況は、ナナにはとてもありがたくて幸せな事なんだと思います。」

菜々「これ以上高望みするだなんて、バチがあたるかも知れません。けど、夢まであと一歩の所まで来たんです。」

菜々「ナナの夢。それは──」


『トップアイドルになること』


菜々「プロデューサーさん、ナナを……ウサミンをよろしくお願いします！プロデューサーさんの声があれば、ウサミンはきっと夢と希望を叶えてくれます！」

──コンコン

ｽﾀｯﾌ「ｽﾝﾏｾｰﾝ,ｿﾛｿﾛ準備ﾉﾎｳ,ｵﾈｶﾞｲｼﾏｽｩｰ」

菜々「あっハイ！」


菜々「……もうこんな時間ですね。」

菜々「メイドナナからアイドルウサミンにメルヘンチェンジ！吉報をお待ちくださいね、ご主人様！」


菜々「行ってきます！」

(ｿﾉﾄｷｿﾗｶﾗ､ﾌｼｷﾞﾅﾋｶﾘｶﾞｵﾘﾃｷﾀﾉﾃﾞｽ…)

P「安部菜々ァ！ 何故君が適合手術を受けずにメルヘンチェンジできたのか
何故人々の笑顔を生み出せたのか(ｷｭｰﾄ･ｷｭｰﾃｨ･ｷｭｰﾃｨｸﾙ♪)
何故変身後に腰が痛むのくわァ！ (それ以上言うにゃ！)
ﾊｰﾄｳｪｰﾌﾞ! ﾋﾟﾘﾋﾟﾘｰﾝｯ! その答えはただ一つ… (やめろー！)
ｱﾊｧｰ…♡
安部菜々ァ！君が第7回シンデレラガール総選挙で…見事1位に輝いたアイドルだからだぁぁぁぁ！！
(ｲﾁ!ﾆｰ!ﾅﾅｰ!)アーハハハハハハハハハアーハハハハ(ｿｳﾄｳｴｷｻｰｲｴｷｻｰｲ)ハハハハハ！！！」

菜々「菜々が……シンデレラガール……？」 ｳｰﾄﾞｯｶｰﾝ!(祝い)