それからの出来事()
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【アイマスSS祭2025】P「最近、なーんか視線を感じるんだよなぁ……」
1 :
P
2025/08/09 00:16:21
ID:xUQofeJ4JE
壁「気のせいじゃ無いですか?」
P「いや……確かに感じるんだよなぁ……情熱的で変態的で粘つくような14の視線がよぉ……」
オレンジジュースサーバー「自意識過剰なんじゃ無いの? あ、一番風呂、頂いたわよ?」ホカホカ
P「おう、了解。……おれもそろそろ入ろうかな……」スクッ
2 :
P
2025/08/09 00:16:36
ID:xUQofeJ4JE
P「……」てくてく
壁「……」てくてく
P「……」ピタッ
壁「……」ピタッ
P「……」てくてく
壁「……」てくてく
3 :
P
2025/08/09 00:16:56
ID:xUQofeJ4JE
P「……だーるーまーさんがぁ……」
壁「!」
壁「」シュババババッ!
P「転んだ!!」
壁「ピタッ」ぺたっ
P「セーフか……さすが千早だな。こんなことじゃ動じないか」
壁「ふふ。さしずめ、プロデューサーに鍛えられた、といった所でしょうか。
クチバシ付けてでも、頑張った甲斐がありました」
P「はは、言うようになったじゃ無いか。もう一人前の、プロだな」
壁「褒め言葉として、受け取っておきますね」
壁・P「「アハハハハ……」」
4 :
P
2025/08/09 00:17:15
ID:xUQofeJ4JE
P「……セイッ!!」
ズドムッ!
壁「みぞおちっ!!」
……ドサッ。
壁「」死ーん……
P「まったく……油断も隙もあったもんじゃないな。
そもそもどうやって、俺んちに入ってきたんだ?
5 :
P
2025/08/09 00:17:28
ID:xUQofeJ4JE
オレンジジュースサーバー「ちょ、ちょっと何よあれ! ああなるなんて聞いてないんだけど!? 聞いてないんだけど!?」
??(落ち着きなさい伊織……。まだ私たちの存在はバレてないはず)がたがた
??(そうだよいおりん、オレンジジュース出すにはまだ早すぎるよ……)ぶるぶる
オレンジジュースサーバー「オレンジジュース言うな!
っていうかもう冒頭から“14の視線”とか言ってるし、完っ全にバレてんのよコレ!」
P「……んー? さっきから騒がしいなぁ?」
三人「!?」
6 :
P
2025/08/09 00:17:49
ID:xUQofeJ4JE
P「……あー、なんだか喉渇いたなぁ」
オレンジジュースサーバー「……じゃ、じゃあ、オレンジジュースなんて如何かしら?」
P「いいのか? じゃあ、頂こうかな」
オレンジジュースサーバー「にひひっ! 本場和歌山でもなかなか採れない最高級バレンシアオレンジの100%ジュースよ!
この私でさえ滅多に飲めないシロモノなんだから、感謝しなさいよね!」
(冷蔵庫ガチャ……)
P「あ、そこは普通にオレンジジュースなんだ」
オレンジジュースサーバー「……いったい何だと思ってたわけぇ!?
この変態! ど変態! der変態! 変態大人!!」
P「♪あーりがとうございーますっ!!」
ズバムッ!
オレンジジュースサーバー「幽遊○書っ!?」
……ドサッ!
7 :
P
2025/08/09 00:18:07
ID:xUQofeJ4JE
ジョイコンL(いおりんがやられたか…)
ジョイコンR(しかしヤツは四天王の中でも最弱の存在……)
P「ここ来たついでにゲームでもしていこうかなー」
LR「!?」
ジョイコンL「に、にいちゃん? 先にお風呂入るつもりだったんでしょ?」
ジョイコンR「お風呂入ってきなよ→兄ちゃん。ばっちぃ手で、亜美たちのこと触っちゃいやいやん♪」
ジョイコンL「いやいやん♪」(共鳴)
P「うるせぇ! やろう!」ドン!
ジョイコンLR「「兄ちゃん……」」キュンッ
8 :
P
2025/08/09 00:18:23
ID:xUQofeJ4JE
P「さーて。ホームボタンは、っと」さわり
ジョイコンR「ん…っ。に、兄ちゃん、そこはおへそだよぅ……///」
律子<アイドルマスター! スターリットシーズン!!
P「……んんー? スタマスにSwitch版なんてないはずだが……?
あって欲しいけど」
9 :
P
2025/08/09 00:18:41
ID:xUQofeJ4JE
律子<…はっ!!
テレビ<……。
P「……ま、いいか。俺もSwitch版のスタマス出て欲しいし。
ぶっちゃけSwitch2ならワンチャンあるだろ。
気を取り直して、ファイ○ーエムブレムの続きでもやろうかな」
テレビ<……ほっ。
律子<♪千の未来に 祝福をー
P「…おお、これこれ。
このニチアサ感ムービーが大好きなんだよなー、でも今はスキップ」ぽちっ
ジョイコンR「ひゃっ!? い、いま亜美の、亜美のほっぺ…!///」
ジョイコンL「にいちゃん、真美にも、はやくぅ……」ハァハァ
10 :
P
2025/08/09 00:19:00
ID:xUQofeJ4JE
P「あわてんなよ真美、ほら出番だぞ?」
ジョイコンL「……ああ、兄ちゃん……」ハアハア
テレビ<(いいなぁ……)
P「あるぇー? このジョイスティック、妙に動きが硬いな、故障かな?」ぐりぐり
ジョイコンL「わぷっ! ちょ、ちょっと、そこは真美の鼻だよう!」
P「イベントスキップは+ボタンっと」ぺしっ!
ジョイコンR「あだっ! でこぴんしないでよ兄ちゃん!」
テレビ<(……前言撤回)
11 :
P
2025/08/09 00:19:18
ID:xUQofeJ4JE
P「……んー、さっきから反応悪いから、故障だな!
買い換えよう」むんずっ
(LとRの頭をつかむ)
ジョイコンLR「「……ふえ?」」
P「そおい!!」ごちんっ!!
ジョイコンLR「「でこちんっ!」」
……どさ、どさっ。
P「……ふー。いくらお得意の悪戯だったとしても、これはさすがに度が過ぎてるだろ。
しっかりお灸をすえてやらなくちゃな」
12 :
P
2025/08/09 00:19:39
ID:xUQofeJ4JE
P「んで?」ちらり
テレビ<びくっ!
P「どうする律子? 帰るなら、今のうちに帰ってしまっていいぞ?」
テレビ<……っ。
律子<……お先にしつれいしますね、おほほほほ……。(そそくさ)
P「疲れてんのかなアイツ……。
働かせすぎかもな。
仕事の分担を見直さないと。社長と音無さんに相談だな……」
13 :
P
2025/08/09 00:19:53
ID:xUQofeJ4JE
やよい「……んもー、プロデューサー!? お風呂はいるなら、さっさと入ってきてください。
もうすぐご飯できるんですから!!」
P「……ああ、悪い悪い。サッと入ってくるから」
やよい「むぅ。サッと、ですか? ……“肩までちゃんと浸かって”?」
P「“20秒”、だろ? 分かってる分かってる。
やよいとの約束を破って、ご飯おあづけはイヤだしな」
やよい「えへへー。今日は、プロデューサーの大好きな、ラーメンですよー!!」
P「……ちょっと台所見せてくれる?」ダダダッ
14 :
P
2025/08/09 00:20:07
ID:xUQofeJ4JE
鍋(ぐつぐつ)
P(無人のキッチンに、煮立った鍋ひとつ……)
やよい「もう、どうしたんですか?
さっさとスープ、作っちゃいたいんですけどー」
P「……いや、俺の被害妄想だったみたいだ。
風呂入ってくるわ」
スタスタ……。
やよい「?」こてんっ
15 :
P
2025/08/09 00:20:31
ID:xUQofeJ4JE
(脱衣所)
P「うん……?」
リボン「……」
P「……」
リボン「……」
P「……お前はさ、もう少しどうにかならなかったのか。春香?」
春香「……出直してきますね」てくてく
P「お、おう……」
16 :
P
2025/08/09 00:20:49
ID:xUQofeJ4JE
がらっ
P「さーて軽くシャワー浴びて20秒……ってま、まこと!!??」
真「プロデューサー!」
P「す、すまないお前が入っているなんて知らなくて! っていうか普通に不法侵入されてんだけどな!?
み、見てない! 俺は見てないからな!?」
真「ハハ、何を言っているんですかプロデューサー。
ボクは、男ですよ?」
P「おい」
17 :
P
2025/08/09 00:21:03
ID:xUQofeJ4JE
P「いやお前は女……っていうのか良いのかそれで!?
一番嫌なパターンだろお前にとって!!」
真「プロデューサーがボクだけを見てくれるなら、それでもいいんです!」
P「……っ!」
P(まずい、これはだいぶ真前だ! 正直かなりグラッときちまったぜ!!)
P「ま、まこと……」
真「プロデューサー……」
(ふたりは幸せなキスをし――)
18 :
P
2025/08/09 00:21:23
ID:xUQofeJ4JE
石鹸「いいですよ2人とも!
そのままガッとやってチュッと吸ってはあんですぅ!
ついでに私にも、一度の火遊びをお願いしますう特に真ちゃん!」(ルパンダイブ)
真「勢っ!」どごぉっ!!
石鹸「ぐぼぉっ!!」
石鹸「さ、さいごに見たのが真ちゃんの裸身(からだ)で、よか、った……」
どさっ!
真「あ、しまったつい反射的に。
ごめん雪歩! 大丈夫!?」
P「お、おい……凄いカウンターが決まってたけど、し、死んでないだろうな……」
雪歩「あ、あへ、あへぇ……」びくんびくんじょわー
P「……大丈夫そうだな」
真「社会的には死んでますけどね」
19 :
P
2025/08/09 00:22:02
ID:xUQofeJ4JE
真「……くしゅんっ!」
P「ほら、ずっと裸でいたから。
風邪引く前に、さっさと服着て帰んなさい」ふぁさ…
真(Pの上着……)
真「」ぎゅ……
真「……ボク、やっぱり女の子として、魅力ないですかね……?」
P「真……」
P「……“肩までちゃんと浸かって、20秒”だ」
真「え……」
P「とりあえず、風呂に入ってあったまろう。
心配しなくても、俺は真の裸を見たりしないし、手も出さない。
だが、いっしょには居たい。
お前は十分、魅力的な女の子だからな」なでなで
真「プロデューサー……」
真「へへっ! やーりぃ!」
20 :
P
2025/08/09 00:22:26
ID:xUQofeJ4JE
(居間)
P「ただいま上がりましたー」ほかほか
やよい「はーい! こちらも完成しましたぁ! みんなで食べましょー!!」
P「みんな……?」
貴音「お待ちしておりました、貴方様」
響「……ぐすっ、ひっぐ」
P「お前ら当たり前のように居るなぁ。変装すらしなくなっちゃったよ」
貴音「正々堂々。貴方様と食事をともにしたくて、はせ参じた次第でございます」
P「いやまあ、ちゃんとアポとってくるなら歓迎するよ? 俺何にも聞いてないけど。
……で。あの、響さん、ひょっとして泣いてる……?」
響「……えぐっ、泣いてなんか、ないぞ」ぼろぼろ
P「……あー、うん、そうだな泣いてないな、ごめんな」ちらっ
貴音「……これには、やんごとなき事情がありますれば。
ここは、らぁめんを食しながら事情をお話しいたしましょう」じゅるるん
P「お前ラーメン食べたいだけだろ」
21 :
P
2025/08/09 00:22:43
ID:xUQofeJ4JE
・・・
P・やよい・貴音「いっただっきまーす!」
響「…………っす」
貴音「まこと! まことにおいしゅうございますぅ!!」ずるずるずぞぞぞ!!
P「……ああ、確かにかなり美味いと思うけど。
未だかつてない食べっぷりに、プロちゃん若干引いちゃう……」
やよい「おかわりは沢山ありますから、いっっぱい食べてくださいね-!!」
響「……」
貴音「どうしました響? まったく箸が進んでおりませんが」
響「……誰のせいだと……」
P「ま、まあまあ何があったか知らんが、とにかく食おうぜ!
ほら、このチャーシューなんてぷりっぷりのジューシーで、本当に美味し――」
響「ブタ太」ぼそっ
P「」ブフゥッ!!
22 :
P
2025/08/09 00:23:02
ID:xUQofeJ4JE
響「うわああああん、ブタ太、ブタ太ぁ!
うわああああああん!!」びえー!!
P「貴音? 貴音!?」
貴音「……」ふるふる
P「お前、やっちまったのか!?
とうとう、やっちまったのか!!??」がくがくぶるぶる
やよい「プロデューサー。
このチャーシューは、近くの中華料理屋さんからもらった物ですよー?」
貴音「店主が、やよいの大ふぁんだそうで」
P「なんだ、そうだったのか。
それで、どうして響があんなんなってんの?」
23 :
P
2025/08/09 00:23:21
ID:xUQofeJ4JE
貴音「……実は先刻、ちゃあしゅう……いえ、ぶた太が家出いたしまして。
2人で探しておりました所、なにやらご機嫌のやよいと出くわしたのです。
なんでも、上等のちゃあしゅうが手に入ったというではありませんか」
P「……“そのちゃあしゅうが、ぶた太だ”とでも嘘ついたのか?」
貴音「あの場を和ませようと。ほんの些細な、冗談のつもりだったのですが……」
響「冗談でも、言って良いことと悪いことがあるだろう!!
ブタ太ぁああああ!! 頼むから帰ってきてくれぇえええ!!」
P「ああ、分かった分かった! 今から一緒にブタ太探しに行こう、な、響!?
貴音もついてこい、ていうか来なかったら怒るぞ!?」すくっ!
貴音「……致し方ありません。このらぁめんは惜しいですが、角煮……いえ、ぶた太の命には代えられませんね」すくっ
やよい「待ってください、3人とも!」
貴音「やよい?」
24 :
P
2025/08/09 00:23:33
ID:xUQofeJ4JE
やよい「お残しは許しません! 食べ物粗末にしたらメッ、ですよ!?」
3人「「「やよいは厳しいなぁ……」」」
25 :
P
2025/08/09 00:23:49
ID:xUQofeJ4JE
・・・
(自室)
P「とりあえず、身支度は車の鍵とスマホでいいかな、と……」
ダダダダダッ……
P「うん?」
がちゃっ
メンマ「すみません遅くなりました! ラーメンに入れるメンマになろうとしたら、思いのほか時間が掛かってしまって! その……」
P「……もう食べ終わったあとだな……」
メンマ「……ぐすっ」
P「……まあ、春香はよく頑張ったと思うよ……」ぽん、ぽん
メンマ「プロデューサーさん……!!」ぱぁあっ!
26 :
P
2025/08/09 00:24:17
ID:xUQofeJ4JE
(駐車場)
ドアがちゃっ
P「よーし、響も貴音も全員乗ってるな。
響。さっそくだが、ブタ太が行きそうな所で、どこか心当たりはあるか?」
響「……といっても、心当たりなんてほとんど……あっ」
貴音「まだ何処か、心当たりが?」
響「まだ行ってないところだったら、○○動物園かな」
P「ああ、このあいだロケで行ったところだな」
響「ブタ太のやつ、そこのメス豚にぞっこんでさ。
収録終わりを見計らってオシッコまき散らしてたんだ。
あれ、たぶん求愛行動だぞ」
P「うわ、なんか知りたくなかったそんな生々しいの」
27 :
P
2025/08/09 00:24:32
ID:xUQofeJ4JE
貴音「とにかく、行ってみる価値はありそうですね」
P「だな。えーと、カーナビをセットして……」ふにゅんっ
カーナビ「あんっ」
P「ん? この柔らかい感触と声は、まさか……?」
カーナビ「あらあら~。プロデューサーさんったら、いきなりお胸なんて。
もう、おイタはダメですよ? うふふ~」
P「あ、オワタ」
28 :
P
2025/08/09 00:24:51
ID:xUQofeJ4JE
カーナビ「も、もうなんですかプロデューサーさんったら!
人の顔を見るなり、そんな言い方」ぷりぷり
P「……ダメだ、案の定スマホの地図機能もイかれちまってる」
響「自分のもだ……GPS信号が取得できない、とか出てくるぞ」
貴音「わたくしのはよく分かりませんが、響が言うのならばそうなのでしょう」
カーナビ「無視ですかっ!?」
美希「○○動物園なら、3丁目のラーメン大好き小池さんのトコから高速をおりてUターンして高速にまた乗って小池さんのラーメンを奪い取ってどんぶりごとぶちまけた先の、すぐそこなの。あふぅ」
P「み、美希っ!? いつのまに後ろに!!」
29 :
P
2025/08/09 00:25:11
ID:xUQofeJ4JE
美希「最初からいたの。美希はハニーの影に溶け込んでいたの。
♪大好きハニー♡ パンツは赤ビキニー♡♡♡」(早口でメロディーに合わせる)
P「イヤイヤいくら何でもそれは嘘だろっ!?」
貴音「まことのことですよ、貴方さま。てっきり気づいているものかと」
カーナビ「プロデューサーさんは赤ビキニ派なんですね~///」
P「え、ええ。あの開放感と締め付け具合のユニゾンが……じゃなくってさ!
マジでいつからいた!? 冒頭から? 冒頭からなのか!?」
響「プロデューサー! そんな事どうでもいいから、ブタ太さがしにいこうよ!!」
美希「響の言うとおりなの。まずは人命……じゃなくってブタ命が最優先だって思うな!」
貴音「こまけぇことはいいのですよ、貴方様」
P「お、おう……」
30 :
P
2025/08/09 00:25:27
ID:xUQofeJ4JE
・・・
ぶろろろろ……ききっ
がちゃ
P「ついたぞ○○動物園……!」
響「ブタ太-! どこにいるんだブタ太ぁーー!!」
飼育員「ブタ太さんのご家族ですか!?」たたっ
P・響「……へ?」
31 :
P
2025/08/09 00:25:43
ID:xUQofeJ4JE
・・・
ブタ太「♪壊れるほ~ど 愛~しても(美声)」
メス豚「いやぁああああ!! そのオシッコ臭いカラダで近寄らないで!」
ブタ太「♪3分の1も 伝わらな~い! (泣き)」
P「おい ブタが普通に人間の歌を歌ってるんだが気のせいじゃ無いよな?
しかもすっげー上手ぇの。千早に聴かせたら嫉妬するんじゃないかコレ」
カーナビ「あらあら~。 SIAM SHADE 懐かしいですね~」
美希「美希、重要なのはそこじゃないって思うな。
はやく引き剥がさないと、メス豚さんが可哀想なの!」
響「ブタ太っ! 何してるんだ、帰るぞ!!」
ブタ太「い、嫌だ!! 俺はピグ美さんと、誰も触れない二人だけの国に行くんだ! 終わらない歌をばらまくんだぁ!!」
貴音「これが最近はやりの“スピる”というものでしょうか?」
美希「違うって思うな」
32 :
P
2025/08/09 00:25:57
ID:xUQofeJ4JE
・・・(まあ色々って帰宅)・・・
33 :
P
2025/08/09 00:26:18
ID:xUQofeJ4JE
ぶろろろろ……ききっ
がちゃ
ブタ太「……♪いーつまでも手ぅぉーつないどぅぇー いられるような気がしていつぁー」
P「めっちゃスローテンポで歌い始めたぞこの豚。歌唱の完成度たけーなオイ」
美希「お耳がすっかり稲葉さんなの。完成度たけーなオイなの」
響「完っ全に失恋した自分に酔ってるぞ。それにしても完成度たけーなオイ」
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲「完成度たけーなオイ」
P「……オイ誰だー? 俺んちの庭で勝手にネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲つくっちゃったやつー。完成度たけーなオイ」
あずさ「これが噂の、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲なのね~、完成度たけーなオイ~」
P「初めて見たのに分かるんですか?」
あずさ「えぇっと……その場のノリ、ですかね。一度言ってみたかったんです///」てへぺろっ
貴音(これは月の……!? いやまさかそんなはずは……!!)おろおろ
34 :
P
2025/08/09 00:26:38
ID:xUQofeJ4JE
ドアがちゃ
やよい(裸エプロン)「あっ! おかえりなさいプロデューサー!」
P「」ブフォッ!!
P「や、やよい!? どうしたんだその恰好はけしからんありがとう!!」鼻血ボタボタ
やよい「これはえぇっと、その……。
劇場版『ラーメン大好き小池さんVS.星井美希』のラストシーンで、
巨大化した小池さんが泣きながら『俺の自我が残っているうちに俺を殺してくれ、美希ちゃん』とこんがんして、
美希さんが涙をこらえながらアルティメットおにぎり波を浴びせたときに、そのしょーげきはの余波で、高槻家の衣服がすべてじょーはつしちゃって……。
着るものが、コレしか無かったんですー」
P「そ、そうか。アルティメットおにぎり波なら仕方ないなー。
美希にはあとで言っておくよ」ボタボタ
美希「変な話ねつぞーして人のせいにしてんじゃねーのこのビッチ」
響「でもちょっとその映画観てみたい自分がいるぞ。あと、やよい可愛いぞ」鼻血ボタボタ
あずさ「あらあら~、手遅れなひとがここにもいましたね~」
35 :
P
2025/08/09 00:26:52
ID:xUQofeJ4JE
P「……でも、やよい? その恰好はあまりにも殺傷能力(可愛さ)が高すぎるぞ?
誰かから服を借りるとか、やりようはあったんじゃないかなぁ?
ほら、たとえば伊織とかさ」ボタボタ
響「……ダメだ、プロデューサー。あっち見て、玄関の向こう」ボタボタ
P「ん?」ボタボタ
36 :
P
2025/08/09 00:27:06
ID:xUQofeJ4JE
死ーん……。
伊織「」(鼻血の池)
千早「」(鼻血の海)
P「あちゃー、こうなっちゃったかー」
37 :
P
2025/08/09 00:27:22
ID:xUQofeJ4JE
P「ほら見なさい! やよいがそんな格好するからいけないんだぞ!?
ああけしからん!! けしからなさすぎてフラフラしてきた!!」鼻血ダバダーバ
響「自分もだぞ……。
……あれ、スーぐぁがこっちに手を振ってるぞ。おーい!」鼻血ダバダー
貴音「これはいけませんね。
O型の輸血パックなら、ちょうど二袋ございますが、如何いたしますか?」
P「頂戴します!!」グビグビ
響「くわっちーさびらー!!」ごくごく
美希「リアルヴァンパイアガールが居るの。全然キュンッしねーの」
38 :
P
2025/08/09 00:27:37
ID:xUQofeJ4JE
P「よし、ふっかつ、と!
……あーあー、それにしても本当に罪な娘だなやよい、二人も死人を作っちゃって。
知ってるか? 可愛すぎるって、罪なんだぞ?」
やよい「わたしなんか、ぜんぜん可愛くないですよー? わたしのせいで死人なんか、出てませんってば」
P「そんなこと言ってもな、ホラ。
千早と伊織、ふたりして鼻血でダイイングメッセージを書いちゃってるじゃないか。
これを読み解けば、やよいが犯人だとすーぐ分かっちゃうんだからな?
どれどれ……?」
39 :
P
2025/08/09 00:27:51
ID:xUQofeJ4JE
ちはや『ぬるぽ』
いおり『ガッ』
P「……仲良いなこいつら」
40 :
P
2025/08/09 00:28:10
ID:xUQofeJ4JE
(千早と伊織は、水瀬さんちの新堂さんがなんとかしてくれました)
伊織「三途の川が見えたわ……」
千早「……」
伊織「……千早? どうかした?」
千早「……優が、賽の河原で……」
伊織「っ、千早……」
千早「鬼と一緒にマリオカートしてたわ……しかもSwitch2だった……」
伊織「上手くやれてるようで何よりじゃない」
41 :
P
2025/08/09 00:28:25
ID:xUQofeJ4JE
ブタ太「海の底で物言わぬ貝になりたい……」
やよい「あれ? ブタ太、なんだか匂いますー」
P「ああ、そうだった。石鹸と真はいる? ブタ太おしっこまみれだからさ、ちょっと洗ってくれると助かるかなーって」
石鹸「お任せをプロデューサー!」つるーん!
真「えぇ……ボクもですか? いや別に構いませんけど。
それじゃ行こうか、ブタ太」
ブタ太「私のお墓の前で泣かないでください……」てくてく
42 :
P
2025/08/09 00:28:40
ID:xUQofeJ4JE
スッ……
(ブタ太がやよいの横を通り過ぎる)
ブタ太「……フッ」
やよい「?」
ブタ太「ガキのくせに、色気づいちゃってまぁ。
……お可愛いこと」くくくっ
やよい「……貴音さーん。
明日の朝食は、高槻家特製二十郎ラーメン、
麺カタカラメ油マシマシ、豚肉マシマシマシマシマシチョモランマですよーっ!」
貴音「それはまことですか!?」ぱあぁっ!!
ブタ太「ヒェッ なんで」
43 :
P
2025/08/09 00:28:56
ID:xUQofeJ4JE
響「なんでじゃないんだよなぁ……」
真「……止めなくていいの?
やよい、なんか包丁を振りかぶってるけど。
あ、プロデューサーが止めに入った」
響「ブタ太も少しは反省するべきさー。
……それにまあ、肉1ポンドくらいならいいんじゃないか?
“憎けりゃ殺したくなる、人間ってそんなもんだろう?‟」
あずさ「あら、聞いたことのあるセリフね~。
『ベニスの商人』、だったかしら。
うーんでも、豚さんにとっての1ポンドってかなりの量なんじゃないかしら~」
真美「1ポンド? ベニスの商人?」
亜美「ひびきん、あずさお姉ちゃんも、何を言ってるの?」
真「真美、亜美、いつの間に」
石鹸「シェイクスピアの戯曲ですぅ!」つるーん!
亜美真美「げえ、ゆきぴょん!?」
44 :
P
2025/08/09 00:29:13
ID:xUQofeJ4JE
石鹸「いいですか? 『ベニスの商人』のあらすじは――」
あずさ「イタリアの港町ベニスの商人であるアントニオさんが、シャイロックという人からお金を借りるの。
ただし、“返せなかったらお前の肉を1ポンドもらうぞ”っていう怖い契約でお金を借りてしまったのね~。
けれど、アントニオさんの船が難破してしまって、お金を返せなくなってしまって。
シャイロックさんがアントニオさんに“じゃあ契約通りお前の肉を1ポンド貰うぞ”って裁判を起こすお話ね。
もっとも、最後はハッピーエンドだから、亜美ちゃん真美ちゃんにも安心しておススメできるわ~」
響「自分的に、シャイロックの処遇についてハッピーエンドとは思えないけど、面白いからおススメできるのは同意さー
あとは受け取り手が、どう感じるかだけさー」
亜美「へ→へ→へ→」ぺしっぺしっぺしっ
伊織「デコを叩くな!」
真美「あずさお姉ちゃんもそうだけど、ひびきんって意外と博識だよね→」
響「失礼だなっ! 自分だって本くらい読むぞ!!」
石鹸「わたしの台詞とられた……」めそめそ
真「よしよーし。
雪歩が頑張ってるの、ボクはちゃあんと知ってるからねー」なでなで
石鹸「はぅうう……ま、真ちゃん、そんなに頭こすられたら……///
すり減って、無くなっちゃうよぉ……」あわあわ
真(雪歩はどうしてここまで石鹸に徹しているんだろう……)
45 :
P
2025/08/09 00:29:29
ID:xUQofeJ4JE
亜美「んでwwww?」
真美「ペ〇スの商人がなんだって?wwwwww」
げ ん
こ つ
亜美真美「きゅ~~~」ばたん
P「言うと思ったよ、ったく……」
46 :
P
2025/08/09 00:29:48
ID:xUQofeJ4JE
スマホ<曽良になりたい 自由な曽良へ~♪ 曽良×芭蕉こそ真理~ 逆は認めない~♪
P「……うん? 小鳥さんから電話だ」
真「思想の強すぎる着メロだなぁ」
ピッ
P「……もしもーし? どうしたんですこんな時間に?
筆箱最萌シチュなら、朝まで散々話し合った結果“消しゴムくん総誘い受け”に決まったじゃないですかー。
シンプルイズベストですよ、シンプルイズベスト」
小鳥『いえ、ふと先日“コンパスくん焦らしNTR巨〇攻め”の可能性に思い至りまして……ってその話は良いんです!
また今度、じっくり納得いくまで語り合いましょう!!!』
P「えぇ……ふつうにイヤだ……」
47 :
P
2025/08/09 00:30:07
ID:xUQofeJ4JE
小鳥『そうじゃなくって!
今、律子さんが事務所に戻ってきて、普通に仕事始めちゃったんですよ!
夜の9時ですよ9時! 私もう帰りたいですよぅ……』
P「……帰ればいいんじゃないっすかね」
小鳥『帰ろうとすると律子さん、“へぇー、帰るんすかぁー良いご身分っすねー”ってスッッゴイ眼で睨んでくるんですって!
律子さんがあんなヤ〇ザみたいな眼光で迫ってくるなんて初めてですよ。
私、あやうく漏らすところだったんですから!』
P「逆に漏らしたら帰してくれるのでは?」
小鳥『……プロデューサーさん? 私にも一応“人としての尊厳”ってものがあるんですよ?
これ訴えたら勝てますからね?』
P「失礼しました。
……で、なぜそれを俺に?
俺なんかより、社長に相談して諭してもらったほうが律子、動くんじゃないかと」
小鳥『……律子さん、うわごとのように
“プロテューサー ニ キラワレタ …… ワタシニハ モウ シゴト シカ……”ってずっと呟いてるんですけど』
P「……あー」
小鳥『やっぱり心当たりあるんですねプロデューサーさん!
だからあのとき律子さん扮するテレビに気づかないフリしとけば良かったんですって!
プロデューサーさんのせいでしょ、責任とってなんとかしてくださいよぉ!!』
48 :
P
2025/08/09 00:30:20
ID:xUQofeJ4JE
P「……なんで俺が律子の変装を見破ったこと知ってるんです?」
小鳥『あっ』
プツッ
プー、プー、プー……。
49 :
P
2025/08/09 00:30:43
ID:xUQofeJ4JE
P「お前たちはそろそろ家に帰りなさい!
俺はピータン女の仕掛けた監視カメラを探して取っ払ってくる!
車には気を付けて帰るんだぞ! アデュー!!」ダダッ!
春香「……プロデューサーさん、家の中に入ってったね」
伊織「あら春香、居たのね」
春香「さっきからずっと居たよ。
ホラ!」
PON!!
伊織「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃない! 完成度たっけーなオイ!!」
50 :
P
2025/08/09 00:31:02
ID:xUQofeJ4JE
真「……ところで、なんでピータン?」
石鹸「“腐った鳥”ってことじゃないかな?」
真「あー……そういう?」
貴音「なんですと!
ピータンは腐っているのでなく、れっきとした発酵食品で――」ぷりぷり
響「はいはい貴音ー、どうどう。プロデューサーには自分が言っておくからなー」
あずさ「それじゃあ私たちもそろそろお暇しましょうかー」
やよい「気を付けてお帰りくださいねー」(ドアがちゃ……)
美希「やよいも帰るの!」ぐいーっ!
やよい「ちぇーっ」
亜美「……うん? ミキミキ→」
真美「そのポッケに入ってるパンツって、もしかして→」
51 :
P
2025/08/09 00:31:20
ID:xUQofeJ4JE
美希「転んでもただでは起きないの! じゃじゃーん!!」
「「「これは……プロデューサー(さん)の赤ビキニ!?」」」
美希「しかも脱ぎたてほやほやなの!
脱衣所からぬす……借りてきたの!!」
千早「でかしたわ美希!! これで今日の晩御飯は決定ね!!」
やよい「うっうー!!
赤ビキニと豚肉の、キムチ鍋なんてどうでしょう!」
真美「さっすがやよいっち→抜群のチョイス!!」
亜美「そこにしびれる憧れるぅ→!!」
春香「でも、どこで食べる?
私のお家はさすがに遠いし、この大人数じゃ……」
ブタ太(-1ポンド)「俺んトコ来ないか?」てくてく
真「うわっ ごっそり減ってる」
石鹼「ヒェッ グロ注意ですぅ
でも、血は一滴も流れていません流石ですぅ」
あずさ「まあ……契約違反にはならないわねぇ」
52 :
P
2025/08/09 00:31:38
ID:xUQofeJ4JE
響「“俺んトコ”って、自分のとこでもあるんだけどな……。
まあ、自分は大歓迎だぞ?
この人数だと、ちょっと狭いかも、だけど……」
ブタ太(-1ポンド)「俺がスリムになった分いけるやろ、平気平気」
響「それもそうだな!」
アイドル全員「「「HAHAHAHA……」」」
こうして、アイドルたちの夜は更けていく……。
NEVER END IDOL......!!!!!!!!!!!!!
(↑※ただ入れてみたかっただけ)
53 :
P
2025/08/09 00:31:49
ID:xUQofeJ4JE
ふぅ……。
これにて終了です……
色々とヒドいSSですが、読んでくれた方……
ありがとう……
54 :
そなた
2025/08/09 01:58:35
ID:liVnjJjFSQ
乙
こんな無軌道なSS久しぶりに読んだよ
55 :
矢橋P
2025/08/09 02:14:15
ID:n0EaNgapQ2
ベニスの商人は七色いんこで知った
突っ込むのを途中で辞めました。なんだこれ
乙でした
56 :
ご主人様
2025/08/10 07:05:13
ID:/kf25V/A0M
淫夢ネタはまずいですよ!
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