【赤緑23周年記念SS】百合子「私は、ポケモンマスターです!」その2
1 : 1   2019/03/28 21:35:53 ID:hzBBvn9CN.

前:http://imasbbs.com/patio.cgi?read=6773&ukey=0&cat=ml

注意
1:キャラ崩壊
2:長編
3:ゲームとは異なる展開
4:駄文
5:更新早かったり遅かったり
6;赤緑といいつつ青ピカ要素もある

上の続きです
初見だよって人やおさらい用とかに参考画像用意したのでどうぞ
多分分かるようになってるはず・・・
次レスでは簡単なこれまでのあらすじも書くので、どうぞ

それでは、冒険スタート!

2 : 1   2019/03/28 21:36:55 ID:hzBBvn9CN.

ここまでのあらすじ

ひょんなことからポケットモンスターの世界に来てしまった七尾百合子とプロデューサー
百合子は、ピカチュウの姿になってしまったプロデューサー(Pカチュウ)を連れて、カントー地方を旅しながらジム制覇を目指すこととなった
道中、ニビシティのジムリーダー・タケシを仲間に迎える
カスミ、マチスを倒し、シオンタウンに向かった一行を待ち受けていたのは、
なんと元の世界でのアイドル仲間、馬場このみであった
ロケット団となったこのみと戦い、なんとか勝利したものの、ミュウの遺伝子を奪われてしまう
タマムシシティでジムリーダー・エリカを倒したが、直後町を襲ったのはベトベターの大群であった
ロケット団の仕業であることを突き止めた百合子一行は地下アジトに乗り込んだ
再びこのみとの戦いとなり、双方総力戦となったが百合子とPカチュウの奇策により勝利し、このみを正気に戻した
しかし、ロケット団のボス・サカキが現れ、最終決戦に
サカキのガルーラに苦戦を強いられるが、シゲル、タケシ、このみの加勢により勝利を収める
ロケット団は壊滅し、平和となったカントー地方を再び旅する百合子一行であった

3 : 1   2019/03/29 00:37:39 ID:cYYb3BrbZs

~魔王城~

プロデューサー「ぐああああああ!!」バタッ

タケシ「し、しんでる…!」

魔王「がはははは!わしに逆らう者は皆こうなるのだ!」

タケシ「くそっ!もはやここまでか…!」

このみ「こんな時、あの人がいてくれれば…」

魔王「我が最終奥義!『ダークネスナイトメアデスフレイム』を受けてチリとなるがいい!!」

???「これ以上!私の仲間を傷つけるのはやめてもらおうか!」バンッ

タケシ「来た!」ハナミズズルー

このみ「私たちの希望!」ウルウル

魔王「貴様は伝説の勇者、lily knight!!」

百合子「辺境に住む魔王が私のことを知っているとは驚きですね」

魔王「7つの大罪を司る我が幹部を打ち破った貴様の名、知らぬはずがないわ!」

百合子「なら話は早い!魔王覚悟!!とうっ!!」

魔王「来いlily knight!弱点の心臓を貫かれない限り、わしは不死身だー!!」

百合子「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

lily knightの未来(あす)を信じて…!

4 : 1   2019/03/29 00:47:07 ID:cYYb3BrbZs

Pカチュウ「ってなるかーい!!」ペシッ

百合子「いたっ!!」

Pカチュウ「お前の妄想はほんと長い!どんだけ尺使う気だよ!」

百合子「Pカチュウさん、なぜ私が妄想していると…やはり私たち以心伝心ってことですよね!」(頬赤らめ)

Pカチュウ「全部声に出てるんだよ」ホッペムニー

タケシ「お前ら、こんな時に喧嘩はやめろ」

このみ「まあ、この状況…現実逃避したくなるのも分かるけど」

ジム制覇を目指して旅を続ける百合子一行
しかし、ヤマブキシティを目指している最中に大勢のポケモントレーナーに囲まれていた

「俺の名はとりつかい!」「俺はつりびと!」「ぼうそうぞくだ!」「イマクニ?参上!」「レイモンドだよー!」「以下省略!!」

とりつかい「ロケット団を壊滅させたお前たちを倒せば、俺らの名を上げるチャンスだぜ!」

ぼうそうぞく「てめぇら全員“シメ”てやんよぉ!」!?

つりびと「ついでにジムバッジも置いて行ってもらおうか!」

Pカチュウ「百合子」

百合子「“10まんボルト”!!」

とりつかい「ぎゃああああああ!!」

ぼうそうぞく「“キタ”ぜ、“ビリッ”とよぉ!!」!?

つりびと「助けてえええええええ!!」

トレーナーたち「ちくしょー!覚えてろよー!!」ドタドタ

百合子「ふっ、他愛もない」

Pカチュウ「調子乗るな」ホッペムニー

百合子「ふええ!いたい!いたいでふ!」

5 : 1   2019/03/29 00:58:02 ID:cYYb3BrbZs

このみ「タマムシを出てから、トレーナーから挑まれること多くなったわね」

百合子「やっぱり私たちがロケット団壊滅させたことが大々的に取り上げられたからなんでしょうね、それでもあれだけ大勢で来られたのは初めてだけど」

このみ「まあ、このセクシーなこのみお姉さんに魅かれてやってくるのは仕方ない所もあるかもしれないわね~」ウッフン

タケシ「ぷっ」

Pカチュウ「相変わらず面白いですねこのみさん」

このみ「別にギャグで言ったわけじゃないんだけど!?」ガーン

タケシ「そろそろ日も暮れてきたし、野宿の準備しようか」

Pカチュウ「そういえば百合子、タマムシの人たちが色々と持たせてくれたよな?」

百合子「はい、お礼にって食べ物とか日用品とかたくさん…あ、あとこれも!」

このみ「あら、これモンスターボールじゃない!しかも中にポケモンが入ってるみたいね」

タケシ「開けてみてくれよ」

百合子「はい」ポンッ

6 : 1   2019/03/29 01:04:29 ID:cYYb3BrbZs

ポリゴン「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!!初めまして皆さま!!ボクはシージーポケモンのポリゴン!ポリゴンと申します!!ちなみに青版以降はバーチャルポケモンと呼ばれているんですよ!!」

Pカチュウ「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」

タケシ「お前が言うな」

ポリゴン「ボクのような高性能な人工知能を持つポケモンなら当然のことですよ!!ハーハハハハハハハ!!」

このみ「随分とテンションの高い子ね」

ポリゴン「あ、お嬢ちゃん飴舐めますか?」ホイッ

このみ「子供扱いすなー!」

ポリゴン「タマムシの方々からぜひあなた方のサポートをと仰せつかっています!ぜひボクを旅の一員に加えていただけませんか!!」

百合子「うーん、確かにカラカラが抜けたから手持ち増えるのはありがたいんだけど…でもなんかなあ…」

ポリゴン「そこをお願いしますよ百合子様…いえ、マスター!」

百合子「マスター…!いい響き…!」ウットリ

ポリゴン「OKですか!?」

百合子「OKです!」b

ポリゴン「イヤッホオオオオオオオオオオオオオ!!」

百合子「このマスター・ユリコの仲間に加わったからには、世界の平和を守るために共に戦おう!!」キリッ

ポリゴン「はいです!マスター!!」

2人と1匹(不安だ…)

ポリゴンが なかまになった!

7 : 1   2019/03/29 01:14:44 ID:cYYb3BrbZs

翌朝

百合子「それじゃあ道案内、よろしくね『エグゼ』」

エグゼ(ポリゴン)「お任せくださいマスター!!」

Pカチュウ「ネットワークにトランスミッションしそうなニックネームだな」

エグゼ「それではさっそく地図をダウンロードします!」

Pカチュウ「そこからなの!?」

エグゼ「ダウンロード中、推定残り時間10分15分」

百合子「しかも長い」

エグゼ「ダウンロード中、推定残り時間11分5分」

このみ「微妙に増えたわね」

Pカチュウ「低スペックパソコンかお前は!」

タケシ「なあこいつ置いていった方がいいんじゃないか?」

Pカチュウ「同感だ」

エグゼ「待ってください!今ボクを失うのは大きな損失ですよ!!」

タケシ「じゃあ他に何かできるのか?」

エグゼ「アラーム機能とかメモ機能とか!」

Pカチュウ「別にお前使わなくても事足りるだろ」

タケシ「やっぱりいらんな」

エグゼ「後は…無修正エ〇動画を無料で見ることが出来ます」

タケシ「俺たちはっ!お前を見捨てないぞっ!!」

Pカチュウ「俺たちは仲間だっ!!」ドンッ

このみ「男たち…」(遠い目)

百合子「むぅ」プンプン

8 : ダーリン   2019/03/29 01:16:02 ID:WpcOeQRmCk

煩悩には勝てなかったよ…

待望の続編、待ってた

9 : 1   2019/03/29 01:25:49 ID:cYYb3BrbZs

~ヤマブキシティ~

Pカチュウ「着いたな」

エグゼ「ボクのナビゲートのおかげですね!!」ドヤッ

このみ「ほとんど通りすがりの人に道聞きながらきたんだけどね」ドヨーン

百合子「さっき道訪ねたおばあちゃんからお野菜おすそ分けしてもらっちゃいました!」

タケシ「ジム戦終わったらそれで鍋しようか」

エグゼ「それじゃあ皆さん行きましょうか!!……おらおらそこの通行人!!マスター・ユリコとその仲間たちのお通りだ!!道を開けろ!!」

百合子「もうボールに入ってて!!」(赤面)

タケシ「なんて騒々しいやつだ」

このみ「とんでもないルーキーが入ってきちゃったわね」

Pカチュウ「…なあ百合子、ボール揺れてないか?エグゼが騒いでるのか?」

百合子「いや、これは…」ボンッ

おしょう「…」

百合子「どうしたの?」

おしょう「…!」ブンッブンッ

このみ「もしかしておしょうちゃん、次のジム戦で戦いたいんじゃないかしら?」

タケシ「このみ戦やサカキ戦…タマムシでは悔しい思いをしてきただろうからな」

Pカチュウ「百合子、俺からも頼む」

おしょう「…」ジー

百合子「…もちろん!一緒に頑張ろうね、おしょう!」

おしょう「!」コクッ

10 : 1   2019/03/29 01:39:28 ID:cYYb3BrbZs

~ヤマブキジム~

タケシ「入ってみればただの個室…人っ子一人いないな」

百合子「まさか留守!?」ガーン

タケシ「おそらくクチバジムの時みたいに仕掛けがあるんだろう」

百合子「なるほど!じゃあ探しましょう!

タケシ「クチバジムみたいな痛い目にあう仕掛けでなければいいけど」

百合子「元の世界に戻るためにジムバッジを集めるんだ…!絶対に探し出して見せる!」

Pカチュウ「…そういえばこのみさんはどうしてこの世界に?」

このみ「そういえば言ってなかったわね」

Pカチュウ「このみさんもトラックの激突に巻き込まれて?」

このみ「あなたたちトラックに激突されたの?」ドヨーン

Pカチュウ「で、どうしてなんです?」

このみ「あの日、番組の収録があって…控室で待機してて、その時スマホをいじってたら、画面が光ってそれで…」

Pカチュウ「気づいたらここに?」

このみ「そう、その上記憶を無くしてあんなことにね…」

Pカチュウ「俺もその仕事覚えてますよ、確かこのみさんともう1人いましたよね?」

このみ「えぇ、あの時一緒にいたのは…」

タケシ「た、大変だ!!」

Pカチュウ「どうした?」

タケシ「百合子とおしょうが消えた」

11 : 1   2019/03/29 02:05:08 ID:cYYb3BrbZs

~ヤマブキジム・中央の間~

ナツメ「部屋に引きこもってゲームしてれば勝手に挑戦者がやってくる、ジムリーダーって最高♪」ピコピコ

サイキッカー「ナツメ様!またそんなぐーたらして!少しはジムリーダーの威厳というものを…」

ナツメ「だって楽だからいいじゃない…それより早く前の部屋に戻ってよ、いつも通り挑戦者が来たら教えて。それから準備するから、その間適当に足止めしておいてちょうだい」

サイキッカー「はいはい」

ブウウウン

百合子「まさか床の魔法陣がワープ装置だったなんてびっく…」

ナツメ「」

サイキッカー「」

百合子「り…」

おしょう「…」


10分後

ナツメ「よく来たわね、挑戦者…私の名前はナツメ、ここのジムリーダーよ…」コソコソ

百合子「ごめんなさい、完全に油断しきってたプライベート状態の姿を見てしまったことは謝ります…だからテレビの後ろで隠れてないで出てきてくださいよ」

ナツメ「べ、別にそんなんじゃないし…」ブツブツ

サイキッカー「ナツメ様、あれで結構な人見知りなもので」

百合子「まあ、気持ちわかりますよ、私も人見知りする方なので」

おしょう「!?」チラッ

百合子「何その意外そうな顔は!?」ガビーン

ナツメ(もういいよ、早く始めましょう)

百合子「うわっ!頭の中に直接声が!」

サイキッカー「ナツメ様は正真正銘の超能力者、テレパシーなんてお手の物なのです」

百合子「超能力者!かっこいい…!」キラキラ

ナツメ(ひえっ、何なのこの娘…)

サイキッカー「ルールは2vs2のバトル、相手の手持ちを全滅させた方の勝ちです」

百合子「おしょう、お願いね!」

ナツメ「モルフォン、頼むわよ」ボンッ

サイキッカー「試合開始!」

12 : 1   2019/03/29 02:24:15 ID:cYYb3BrbZs

~かくとうどうじょう~

カラテおう「俺の名はカラテおう!いつかこの道場を公式ポケモンジムにすることを夢見て日々精進している!そして今日も挑戦者を待ち続けているのだ!!」

弟子「師範!誰に説明口調で語ってるんですか!?」

カラテおう「俺にも分からん!!」ドンッ

弟子「師範!なんだか外が騒がしくないですか!?」

カラテおう「朝のラジオ体操をしているのだろう!」ドンッ

弟子「師範!今昼の12時です!」

ロケット団員9「略奪の時間だオラァ!!」(扉を蹴り壊しながら)

カラテおう「何だ貴様!!」

ロケット団員10「貴様ら単細胞でも知っているだろう?悪の組織・ロケット団の名を!」

カラテおう「ロケット団!?壊滅したと聞いたが!」

ロケット団9「ロケット団は復活したのさ!あるお方のお力でな!!」

ロケット団10「ロケット団のために貴様らのポケモンを献上しろ!逆らうのならば…容赦はしない」ニヤッ

~ヤマブキジム~

Pカチュウ「迷った」

タケシ「迷ったな」

このみ「迷ったわね」

13 : Pしゃん   2019/03/29 06:06:45 ID:qTThjKtVIs

来てたー楽しみ

14 : 1   2019/03/29 23:11:31 ID:cYYb3BrbZs

~ヤマブキジム・中央の間~

百合子「“いあいぎり”!」

モルフォン「!」ビュン

百合子「避けられた!次こそは…!」

ナツメ「…」

モルフォン「!」

モルフォンの目から“サイケこうせん”が放たれた!

百合子「トレーナーの指示なしで攻撃を!?」

モルフォン「!」ビビビッ

百合子「え、またきた!」

おしょう「!」クッ

百合子「“きりさく”!」

ナツメ「…」

モルフォンはおしょうの攻撃を羽根で受け止め、そのまま“かなしばり”で動きを封じた

おしょう「!?」

百合子(モルフォンが指示なしでこんなに立ち回れるなんて、いったいどうして…?)

モルフォン「…」

ナツメ「…」ニヤッ

モルフォンはそのままおしょうを吹き飛ばす!
おしょうは“かなしばり”で動きが封じられているので、受け身も取れず倒れる

百合子「…」

倒れたまま起き上がらないおしょう…
モルフォンがおしょうに接近する!

百合子「…今だ!」

15 : 1   2019/03/29 23:23:05 ID:cYYb3BrbZs

刹那、おしょうが立ち上がって抜刀の構えを取った!
おしょうはフェイクで“かなしばり”がとけても動けないふりをしていたのだ!
しかし…!

モルフォン「!」バッ

モルフォン、近づくと見せかけてそのまま飛行し、攻撃を回避した!

百合子「避けられた…いや、最初から上に飛ぶ体制だった…?」

モルフォンの予測できない行動の数々に困惑する百合子

百合子(技を出すタイミングとか、次のアクションとか、全く予想できない…)

百合子の様子を見てナツメは不敵な笑みを浮かべた

ナツメ(無駄だよ、あなたじゃ私には勝てない)

百合子「え?」

ナツメ(私の力には絶対に勝てないよ)

百合子「勝負はまだ始まったばかりですよ」

ナツメ(諦め悪いね、まあいいよ、せいぜい無駄な足掻きをし続けててちょうだい)

モルフォン、上空からの“サイケこうせん”!

ナツメ(ほらほら、のろのろしてると当たっちゃうよ!)

百合子「もう!脳内で煽ってくるのやめ……あ」

百合子はナツメの方を見る

百合子「ナツメさん、あなたテレパシーでモルフォンに指示を出してたんですね」

ナツメ「…そうだよ、怒った?」

百合子「いいえ、謎さえ解ければ後はどうにかできます!おしょう!」

16 : 1   2019/03/29 23:31:30 ID:cYYb3BrbZs

おしょう「…」チラッ

百合子「あのテレビに攻撃して!」

ナツメ「なっ!」

百合子「次はあのパソコン!」

ナツメ「わ、私のテレビが!パソコンがあああああ!!」アタフタ

百合子「あの本棚!次にゲームソフト!次にフィギュア!」

ナツメ「やっぱり怒ってるの!?私の部屋を荒らすのやめ」

百合子「そしてモルフォン!」

おしょう「!」バッ

おしょう、モルフォンに接近!

モルフォン「!?」

ナツメ「しまっ!」

百合子「逃がさない!“かまいたち”!」

モルフォンはおしょうの攻撃を受け、地面にたたきつけられた

百合子「と、こうやってテレパシーする間を与えないくらい心を乱せば隙を作れるんです!」

ナツメ「う、うぅ…」ガクッ

百合子「安心してください、壊さないように攻撃させたので」

ナツメ「許さない…!」ゴゴゴゴゴ

百合子「あ…」アセダラダラ

ナツメ「くらえ!“ねむりごな”!!」

百合子「私に攻撃!?」

おしょう「!」

ナツメ「カモネギ!お前も眠れ!!」

おしょう「…!」ウトウト

百合子「う、やばい…かも」ウトウト

ナツメ「おやすみ、挑戦者」

百合子「…」

おしょう「…」

ばたっ!

17 : 1   2019/03/29 23:45:51 ID:cYYb3BrbZs

ブウウウン

Pカチュウ「お、今までと雰囲気違う部屋に来たな」

ナツメ「うわぁ、また変なのが来た…」

Pカチュウ「ジムリーダーのナツメ…ようやくたどり着いたってことか」

このみ「!?ねぇ、あそこに倒れてるの百合子ちゃんとおしょうちゃんじゃない!?」

Pカチュウ「くっ!あんた何した!?」

ナツメ「ただ眠らせただけよ、強力な“ねむりごな”でね」

タケシ「一足遅かったか」

Pカチュウ「百合子!カモ助!しっかりしろ!!」

百合子「…」スヤスヤ

ナツメ「モルフォン!」

モルフォンは眠っているおしょうを吹き飛ばした

ナツメ「勝負はまだ、終わってない…」

Pカチュウ「無抵抗の相手を攻撃するつもりか卑怯者!」

タケシ「いや、眠らせてから攻撃を仕掛けること自体、立派なポケモンバトルの戦術だ、悔しいが不正ではない」

ナツメ(とっとと終わらせてゲームの続きしよ…モルフォン、“サイケこうせん”!)

このみ「あのモルフォン、トレーナーの指示なしで攻撃をしてきたわよ!?」

タケシ「このままじゃ直撃だ!」

Pカチュウ「させるかああああ!!」

Pカチュウは猛スピードで移動し、“サイケこうせん”とおしょうの間に割って入った
そしてそのまま、電撃で攻撃を相殺!

Pカチュウ「交代だ!次の相手はこの俺だ!!」

18 : 1   2019/03/29 23:54:26 ID:cYYb3BrbZs

Pカチュウ「行くぞ!!」ビュン

ナツメ(“でんこうせっか”で接近…だったらこっちも突っ込んでいく、と見せかけてギリギリのところで上昇して、空中から“サイケこうせん”で攻撃してやる…頼んだよモルフォン!)

モルフォン「…」コクッ

Pカチュウ「うおおおおおお!!」

ナツメ(え、こいつ思ってたよりはやっ!)

Pカチュウ「懐に入り込んだぞ!」

ナツメ(モルフォン飛んで!)

上昇するモルフォン
しかし、Pカチュウもモルフォンが飛ぶと同時にジャンプ!
モルフォンの頭上を越えた!

Pカチュウ「“たたきつける”だ!!」

Pカチュウの尻尾がモルフォンの脳天に直撃!
そのままモルフォンは地面にたたきつけられた

モルフォン「」ガクッ

このみ「やったわ!」

タケシ「Pカチュウの反射神経の方がモルフォンの行動より早かったようだな」

ナツメ「ぐぬぬ…!」

Pカチュウ(さあ、次はどうくる…?)

ナツメ「行け、ユンゲラー!」

このみ「次はユンゲラー…相手の専門タイプのポケモンが来たわね」

ユンゲラーがスプーンを構える

ナツメ「“サイケこうせん”!」

ユンゲラー「!」(目からビーム)

Pカチュウ「ってそっちから出るんかーい!!」

不意を突かれたPカチュウは攻撃を受け、そのまま吹き飛ぶ
その衝撃で落ちてきたゲームソフトに埋もれることとなった

ナツメ「よくも私のゲームソフトを!」

Pカチュウ「お前のせいだろこれ!!」ガビーン

百合子「…」スヤスヤ

おしょう「…」スース

19 : 1   2019/03/30 03:05:40 ID:C0FqSQf.z2

~???~

百合子「あ、あれ?ここどこ…?」

目を覚ました百合子が辺りを見渡すと、先ほどいたジムではなく、真っ暗とした空間に自分がいることを認識した

百合子「ヤマブキジム、じゃないよね?ナツメさんもいなくなってるし…」

???「もしかしたら俺たちは敵の術中にはまってしまったのかもしれんな」

百合子「そうだね…って!?」チラッ

おしょう「どうした主?」

百合子「おしょうが喋ってる!?」

おしょう「何を言っている。俺はいつも主に語りかけていた、言葉が通じているか通じていないかというだけの問題で…って俺の言葉が通じている!?」

百合子「ますますこの状況、わけがわからないよ」

おしょう「ん?主、あそこに光が見えるぞ、出口かもしれんな、行ってみよう」

百合子「でも罠だったら危なくないかな?」

おしょう「俺が守るから心配無用だ」シレッ

百合子「私のポケモン、イケメンすぎる…!そんなこと言ってると惚れちゃいますよ!」

おしょう「主、落ち着け」

20 : 1   2019/03/30 03:12:07 ID:C0FqSQf.z2

百合子たちが光の方へと向かっていくと、そこには草原が広がっていた
しかし、草原にしては異様な光景であった
そこら中に植えられている野菜、仮面をつけた赤と青の謎の生き物が徘徊している

テレテレテレテテッテー

そしてどこからともなく流れているレトロ感を漂わせる軽快なBGM

百合子「これって見たことある、スーパーマリオUSAの世界観だ…!」

おしょう「なるほど、夢工場ドキドキパニックの世界か」

百合子「おしょう何歳!?」

おしょう「しかしこれで合点がいった。どうやら俺たちは夢の世界に来てしまったようだな」

百合子「モルフォンの“ねむりごな”で眠らされて、何故かマリオUSAの世界(サブコン)に来ちゃうなんて…」

おしょう「しかし、この流れ…この世界を攻略しないと眠りから覚めることができないかもしれんな」

百合子「異世界に来たと思ったら、その先でさらに異世界に来てしまうなんて想像してなかったよ」

???「お前たち、こんなところで何をしている?」

百合子とおしょうの背後から聞きなじみのある声が聞こえた

百合子「その声は、タケシさん!タケシさんもこっちに来てたんですか?」

???「タケシ?違うなぁ」

キュピキュピ

タケシ?「俺は悪魔だぁ」デデーン

百合子「なんかタケシさんの見た目が伝説の超サイヤ人風になってるーっ!!」ガーン

おしょう「イメチェンか」

百合子「そういう問題じゃないと思うよ!」

21 : 1   2019/03/30 03:26:14 ID:C0FqSQf.z2

タケシ?「まずはお前たちから血祭りにあげてやる」キュピキュピ

キャサリン「きゃー!」デデーン
ドン・チュルゲ「ぎゃー!」デデーン
ガプチョ「「「しぇー!」」」デデーン
ヒーボーボー「ヘルプミー!!」デデーン
チョッキー「ギャニイイイイイ!!」デデーン

タケシ?「ふははははははははははははは!!」

百合子「1人でボスキャラ無双しちゃってるよ、もうあの人だけでいいんじゃないかな?」

ヘイホー「ヘイヘイホー!」

おしょう「失せろ!!」バシッ

百合子「ありがとうおしょう!」

おしょう「礼は無用だ、主を守るのが俺の務め」

百合子「本当におしょうは頼りになるね」

おしょう「そんなことはない、現に俺はタマムシでは主を守り切ることが出来なかった…」

百合子「でもあの時は…」

おしょう「どんな者にも生まれ持った才能がある、しかしそれは個々によって大きく差がある…主、俺は才能の壁を感じているのかもしれない」

百合子「おしょう…」

どんっ!!

百合子「!?」

タケシ?「着いたぞ…」

22 : 1   2019/03/30 03:30:36 ID:C0FqSQf.z2

おしょう「ここに大ボスがいるのか、よし、乗り込むぞ」

百合子「早く倒して、元の世界に帰ろうね」

タケシ?「いつかは帰れるといいなぁ」ニンマリ

百合子「このタイミングでそのセリフは不吉なんでやめてください」ドヨーン

~ラスボスの部屋~

マムー「よく来たな!わしがマムーだ!」

タケシ?「お前を血祭にあげてやる」キュピキュピ

マムー「くらえ泡攻撃!!」

タケシ?「ぐあああああ!ばかなああああああああああ!!」キラーン

おしょう「あっけなく吹っ飛ばされていったぞ」ドヨーン

マムー「部下と一緒にしてもらっては困るわい、貴様らではわしは倒せんぞ」

百合子「それはどうかな、私はあなたの弱点を知っている!」

百合子は野菜を持ち上げる

百合子「マムーは野菜が苦手だからこれを食べさせれば勝てるってことは予習済み!というわけでえいっ!!」

しかし、マムーは口を閉ざした

百合子「口を閉じるなんて卑怯だー!!」ガーン

マムー「どこの世界に弱点晒し続ける阿呆がおる!反撃だー!」ブクブク

おしょう「危ない!」バシバシ

マムー「鳥風情が!どこまで防げるか見ものだわい!」

百合子「このままじゃおしょうが…!」

おしょう(やはり俺はここまでなのか?何も果たせないまま、また負けるのか…)ギリッ

???「諦めないで!」

その時、空から謎の飛行物体が降りてきた!

おしょう「鳥か」

マムー「飛行機か」

百合子「いや、あれは!」

巨大なチャーハンだった!
そしてチャーハンの上に人が乗っていた

美奈子「諦めたらそこで試合終了だよ、おしょうちゃん」ワッホーイ

百合子「み、美奈子さん!?」

23 : 1   2019/03/30 03:32:50 ID:C0FqSQf.z2

百合子「美奈子さん!どうしてここに?」

美奈子「ここは百合子ちゃんの夢の中だもの、心の中ならいつでも会えるって杏奈ちゃんも前に言ってたでしょ?」

マムー「ふん、仲間か、だが何人来ようが変わらんぞ!」(再び口を閉じる)

美奈子「百合子ちゃん、おしょうちゃん…2人に大事なことを教えるね」

おしょう「大事なこと…?」

美奈子「そう、それは『素材を活かす』ということ!」

百合子「…え?」

美奈子「例えばこの野菜!これをこうやって!」

美奈子は大量の野菜を頭上に投げる
そして取り出した包丁で野菜を次々と切っていく
更に肉と中華鍋を取り出し、調理していく

美奈子「佐竹飯店特製チンジャオロースの出来上がり!」

マムー(何だこのにおい、食欲が湧き上がってくる…)

百合子「マムーの口が開いた!」

美奈子「ふんっ!」

美奈子はフリスビーを投げるように、料理の乗った皿をマムーの口の中に投げ入れた!

マムー「ぎゃああああああ!!」ドッカーン

おしょう「す、すごい…」

美奈子「わっほーい!」ピース

24 : 1   2019/03/30 03:35:58 ID:C0FqSQf.z2

美奈子は持っていた薬を投げた
薬を投げたところから扉が現れ、美奈子がそれを開いた

美奈子「この扉の先は現実…夢から覚めたら本当の戦いが待ってる…私がさっき言ったこと忘れないでね」スッゥ・・・

おしょう「礼を言う…」

百合子「…おしょう、私ね、ダンスが苦手なんだ」

おしょう「ん?何を突然…」

百合子「だからダンスの上手い人のパフォーマンスを見るたびに、あぁ私ってほんとダンスの才能ないな~、ってなるの……どんなにやっても上手くいかない時があって、悔しくて泣いたこともあったけど…それでもプロデューサーさんや仲間たち、それにファンの皆の応援があったから頑張ってこれた」

おしょう「…」

百合子「おしょうの言う通り、才能の壁ってあると思う…けど、ここで諦めてこれまで頑張ってきた自分の気持ちを否定しちゃいけないと思う」

おしょう「…また俺のせいで主に危機が及ぶかもしれない」

百合子「その時は一緒に乗り越えようね!」ニコッ

おしょう「っ!」

百合子「理想の自分はいつだって自分の心の中にいる……私もそれを探してる途中だから、おしょうも一緒に探していこう!それはきっと困難を乗り越えた夢の先にあると思うから…」

おしょう「俺の夢は…誰にも負けない強い戦士になること」

百合子「なれるよ、おしょうなら絶対……だからもう泣かないで」

おしょう「これは汗だ」

百合子「そっか」

おしょう「…主」

百合子「なーに?」

おしょう「…ありがとう」

25 : 1   2019/03/30 03:38:07 ID:C0FqSQf.z2

~ヤマブキジム・中央の間~

Pカチュウ「ぐはっ!」

ナツメ「流石私のユンゲラー、圧倒的で素敵よ」

タケシ「あのユンゲラー、相当レベルが高いな」

このみ「あれだけ鍛えておいて何でフーディンに進化させないのかしら」

タケシ&このみ「…あ」

ナツメ「そこ!聞こえてるから!憶測で変なこと考えるなー!!」ビシッ

Pカチュウ「何だ、友達いないのか」

ナツメ「そ、そんなことないもん!あえてだし、あえて!」

Pカチュウ「そうかい……隙あり!」

Pカチュウの でんこうせっか!

ユンゲラー「…」バシッ

タケシ「弾かれた!」

ナツメ「これであんたはゲームオーバーだね!最後に言い残したいことくらい聞いてあげてもいいよ」

Pカチュウ「友達出来るといいな」

ナツメ「しねーっ!!」

ユンゲラーがスプーンを振り下ろした瞬間…

おしょう「!!」バシッ

ユンゲラー「!?」

Pカチュウ「!?」

おしょうがそれをネギで受け止めた!

ナツメ「なんであのカモネギ!眠ってたはずなのに!!」

カモネギ「!!」ギロッ

ユンゲラー「!」ビクッ

サイキッカー(眼力だけでユンゲラーを怯ませただと…)

百合子「…」ユラッ

タケシ「百合子大丈夫か!?」

このみ「無理しちゃだめよ!」

Pカチュウ「百合子…?」

百合子「おしょう」

おしょう「…」コクッ

百合子(おしょうの言葉はもう分からない…けど、おしょうの意思は十分に伝わってるよ…!だから、私も言葉に出すんだ!おしょうの決意を!私の言葉に乗せて!!)

百合子「私たちは!『絶対』に『勝つ』!!」

26 : 1   2019/03/30 03:38:43 ID:C0FqSQf.z2

次回決着!

27 : ぷろでゅーしゃー   2019/03/30 10:19:17 ID:yiHOI1i/tY

異世界から異世界召喚は新鮮

28 : 1   2019/03/30 23:57:14 ID:C0FqSQf.z2

サイキッカー(なんて面構えだ…先ほどとは何かが違う)

ナツメ「勝つ?私に?どうやらまだ寝ぼけているみたいね。モルフォンに手こずっていたそこのカモネギに何ができるって言うの」

百合子「私もおしょうもさっきまでとは違う!」

ナツメ「だったら望み通りギタギタにしてあげるよ!」

ユンゲラーが攻撃の態勢に入る
しかし、それよりも早くおしょうが間合いに入った

ナツメ(何!?)

百合子「“いあいぎり”!」

ダメージを受けたユンゲラーはすぐさまおしょうとの距離を取った

ナツメ(“サイケこうせん”!)

おしょう「…!」

ナツメ(構えた…まさか!)

おしょう「!!」スパッ

なんとおしょうは正面から“サイケこうせん”を真っ二つに切り裂いた!
光線は割れ、そのまま後方に飛んでいった

このみ「すごいわおしょうちゃん!」

タケシ「そ、そうだな…」(自分の顔のすぐ横にある、光線で破壊された跡を見ながら)

ナツメ(さっきまで眠ってたこいつらが何でこんなにパワーアップしてんのよ!どうなってるわけ!?)

百合子「おしょう!」

おしょうは再びユンゲラーへの接近を試みた

ナツメ「これ以上調子に乗るな!挑戦者!!」

ユンゲラーがスプーンを構えた

ナツメ「“サイコキネシス”!!」

29 : 1   2019/03/31 00:05:37 ID:7gqxEQap4k

ユンゲラーから放たれた広範囲の念力の波動が部屋中を襲う!

このみ「なんて威力なの!」

タケシ「踏ん張ってないと俺たちまで吹き飛ばされそうだ!」

Pカチュウ「百合子!カモ助!」

おしょう「…!」

百合子「うぅ、これじゃ…近づけない…!」

ナツメ「念の波動でじわじわHPを削って、なおかつ接近を許さない!攻撃が届かないんじゃ、もうあんたたちは積んだも同然!」

百合子「積んだ?ナツメさん、さっき言いましたよね、私たちは絶対に勝つって!」

おしょう「!」ビュン

おしょうは持っていたネギを、なんとユンゲラーへと投げた!
ネギはユンゲラーの腹に直撃!ダメージを受けたユンゲラーは技をやめ、衝撃で倒れた

ナツメ「自分の武器を投げた!?でも悪手だったわね!そんなことをしてこの後どう戦うつもり!」

百合子「…美奈子さんが言ってた。必要なのは『素材を活かす』ことだって……それはつまり、ポケモントレーナーの私がおしょうの持つ才能を最大限に活かす戦いをするということ」

百合子はバッグからあるものを取り出した

Pカチュウ「あ、あれは!!」

30 : 1   2019/03/31 00:48:26 ID:7gqxEQap4k

百合子が持っているのは1本の大根

ナツメ「????????」ポカーン

タケシ「あれはヤマブキに着く前にもらった野菜!」(>>9参照)

百合子「おしょう、これを!」ホイッ

おしょう「!!」パシッ

このみ「あの大根ならネギには足りてなかったパワー系攻撃が可能ね」

タケシ「しかし、いきなりあの大技物を使いこなせるのか?」

Pカチュウ「いや、カモ助ならもしかするかも…」

ナツメ「いやいやいやいや!何シリアス顔で実況してるわけ!?ただ大根だよあれ!!」ガビーン

百合子「おしょう!!」

ナツメの隙をついてユンゲラーに接近したおしょうは持っていた大根でそのまま攻撃!
ユンゲラーの横っ面を殴り、吹き飛ばした

ナツメ「はぁ!?」

おしょうは落ちていたネギを拾い上げ、構えを取った

タケシ「二刀流、これがおしょうの新戦術か」

Pカチュウ「ネギに大根…この組み合わせ、なんだかハジけてきたな」

このみ「見て、おしょうちゃんが攻撃を仕掛けるわ」

31 : 1   2019/03/31 00:49:12 ID:7gqxEQap4k

百合子「“いあいぎり”!」

おしょう「!」ブンッ

百合子「“きりさく”!」

おしょう「!!」ブンッ

百合子「“つつく”!」

おしょう「!!!」ザッ

ネギと大根を巧みに操り、まるで今までこういう戦闘スタイルだったかのように、二刀剣術を使いこなして、連撃を与え続けている

Pカチュウ「いいぞ百合子、カモ助!」

タケシ「そこだいけ!!」

このみ「頑張れーっ!!」

ナツメ(こんなの…おかしいじゃん!どこの世界に大根持って戦おうなんて考えるやつがいるわけ…?あいつの仲間も何でそれを平然と受け入れているの!?だったら私はあの時…)

『おい聞いたか、ナツメって超能力者らしいぞ!』『この間、手も使わずに岩を持ち上げてるの見たよ!』『心の中も読めるらしいよ』『えー、ちょっと怖くない?』

ナツメ(そんなの…!)

『もうナツメちゃんと遊ぶのやめる!』『近づくな化け物!』『あっち行け!』『お前なんていなくなっちゃえばいいんだ!』

ナツメ(そんなの…!!)

『うぅ、ナツメ、化け物じゃないもん…』

ナツメ「間違ってる!!」

32 : 1   2019/03/31 01:45:55 ID:7gqxEQap4k

ナツメ「うあああああああああああ!!」

ユンゲラー「!!」

ユンゲラーの念攻撃がおしょうを襲う

Pカチュウ「ナツメが叫んだらユンゲラーのやつ、急にパワーアップしたぞ!」

サイキッカー「あれはナツメ様とユンゲラーの念力が同調したんです!それによってユンゲラーの中で眠っていた潜在能力が活性化してパワーアップした!」

Pカチュウ「何だって!?」

おしょう「!?」バタッ

百合子「おしょう!!」

ナツメ「『才能を活かす』だっけ?だったらこれぐらいやってもらわないとねぇ!!」

百合子「くっ!」

ユンゲラーの前にエネルギー弾が出現する

ナツメ「これはさっき放った“サイコキネシス”を何倍にもパワーアップさせて濃縮したエネルギー弾!受けたらひんしは免れない!!」

このみ「おしょうちゃんだけじゃない、余波で百合子ちゃんも巻き添えを食うかもしれない!」

タケシ「あんな奥の手持ってたのか、くそっ!」

ナツメ「挑戦者…あんたさっきから才能がどうとか言ってるけど、世の中にはその才能のせいで不幸になった人間もいるのよ」

百合子(涙…?)

ナツメ「この一撃を喰らって消えてなくなれえええええええ!!」

Pカチュウ「まずい!!逃げろ!!」

このみ「百合子ちゃん!!」

タケシ「おしょう!!」

百合子「おしょう」

おしょう「…」コクッ

百合子「わかってるよ…一緒に勝とうね」

おしょう「…」フッ

33 : 1   2019/03/31 01:56:02 ID:7gqxEQap4k

サイキッカー「真正面から攻撃を受け止めた!勝算があるのか!?」

Pカチュウ「いや、多分そんなんじゃない」

サイキッカー「え?」

Pカチュウ「譲れないんだと思う」

サイキッカー「何、を?」

Pカチュウ「信念」


ナツメ(私はただ普通でいたかった!才能なんて…超能力なんていらなかった!私はただ、友達が欲しかっただけなのに!!)

おしょう「!」クッ

ナツメ「ははっ!!そのカモネギ、もう限界みたいね!!」

百合子「限界なんてない」

ナツメ「は?」

百合子「想いに限界なんてない!!」

一歩…たった一歩だがおしょうが前進した

ナツメ「馬鹿な!?」

百合子「あの夢の中でおしょうと誓ったんだ!理想の自分を必ず見つけるって!!」

ナツメ「理想の…自分」

百合子「いけええええええ!おしょおおおおおおおおおおおおお!!」

おしょう「!!!」

斬!!

ナツメ「エネルギー弾を切り裂いた!?」

行き場を無くしたエネルギーはそのまま霧散
おしょうはそのままユンゲラーに接近した!

百合子「二刀!“かまいたち”!!」

おしょう「!!」ブンッ

交差するおしょうとユンゲラー
一瞬の静寂
そして……

ユンゲラー「」バタッ

おしょう「…」フッ

てきの ユンゲラーは たおれた!

34 : 1   2019/03/31 02:47:55 ID:7gqxEQap4k

ナツメ「…負けた」

サイキッカー「大丈夫ですかナツメ様!」

ナツメ「あんな訳の分からないやつらに負けるなんて、思いもしなかったよ…」

百合子「ナツメさん」

ナツメ「挑戦者…いや、百合子だっけ?みっともない私を笑いに来た?」

百合子「笑う?とんでもない」

百合子は手を差し出した

百合子「握手しましょう」

ナツメ「…何で?」

百合子「何でって、お互い全力を出し切ったバトルでしたし、お疲れさまでしたっていうのとか、後は…」

ナツメ「…」

百合子「ナツメさんと仲良くなりたいんです!」

ナツメ「え、仲良く…私と?」

百合子「はい!バトルしたら友達、みたいな…!それにナツメさんとは気が合うと思うんです!私もゲーム大好きですし!」

ナツメ「…私、超能力者だよ?」

百合子「さいっこうにかっこいいと思います!」

ナツメ「…ほんと、やっぱり、あんた訳分からないよ…」

百合子「ナツメさん、もしかして泣いてるんですか?」

ナツメ「違うし…これ、汗だから」

百合子「ふふっ、ここには汗っかきさんが多いですね」

おしょう「…」フッ


サイキッカー(ナツメ様…良かった…!本当に良かった…!)ナミダドバー

Pカチュウ「どうしたあんた大丈夫か!?」ガビーン

このみ「お姉さん、なんだか感動しちゃったわ」

タケシ「あぁ、いい勝負だった」


ナツメ「っ!?」

百合子「どうしたんですかナツメさん?」

ナツメ「…何者かが、このジムに来た」

35 : 1   2019/03/31 03:55:37 ID:7gqxEQap4k

サイキッカー「新たな挑戦者ですか?」

ナツメ「いえ、違う…これは…」

ナツメは監視モニターのスイッチを入れた

百合子「あれって、ロケット団!?」

Pカチュウ「何で!?あいつらはタマムシで壊滅させたはずじゃ!?」

タケシ「目視できるだけでも10人以上は乗り込んでるぞ!!」

このみ「ロケット団…」ギリッ

サイキッカー「まずいですね、このままではこの部屋まで来てしまいそうだ」

タケシ「百合子とナツメはさっきのバトルで消耗してるし、まともに戦えるのは俺とこのみだけか」

Pカチュウ「いくら何でもあの数を2人だけで相手は無茶だ!」

タケシ「だが、このジムの構造を考えたら、逃げるとしてもどのみち鉢合わせることは確実だぞ!」

ナツメ「百合子」

ナツメは両手で百合子の手を掴む

百合子「これってジムバッジ…」

ナツメ「今から私がテレポートであなたたちを外まで飛ばす!力がほとんど残ってないから町の出入り口付近にしか飛ばせないけど、逃げるには十分だと思う」

百合子「そんな!ナツメさんは!?」

ナツメ「私はここに残る」

百合子「じゃあ私も!」

ナツメ「ダメ!予感がするの、今のあなたたちじゃロケット団には勝てない……だから今は逃げて、もっと力をつけるの!」

百合子「そんな、せっかく友達になれたのに…!こんな別れ方したくない…!」

ナツメ「百合子が友達になるって言ってくれて、私凄く嬉しかったの…そう言ってくれたの、百合子が初めてだから…」

一行の周りに、念力の円が出現する

百合子「ナツメさん!!」

そして円と共に一行の姿もこの部屋から完全に消えた

ナツメ「…ありがとう、百合子」

36 : 1   2019/03/31 03:56:02 ID:7gqxEQap4k

~7番道路~

タケシ「みんな無事か?」

このみ「えぇ、大丈夫よ」

Pカチュウ「こっちも何とか…」

おしょう「!」コクッ

百合子「…」

Pカチュウ「見ろ!町が!」

タケシ「町が燃えてる…」

このみ「私たちがジムにいる間にこんなことになってたなんて…」

タケシ「ロケット団に見つかる前に早く離れよう」

Pカチュウ「…百合子、悔しい気持ちはわかるが、ここで立ち止まってたらそれこそナツメの気持ちを無駄にすることになる、だから…」

百合子「わかってます、行きましょう」

Pカチュウ「…このみさんもですよ」

このみ「…ふふ、ありがとう、プロデューサー」

タケシ「よし、出発するぞ!」

歩き出す一行
百合子は立ち去る前に再びヤマブキシティの方を向く

百合子「ナツメさん、私もっと強くなって、そして必ず助けに行きます…!」

37 : 1   2019/03/31 03:57:28 ID:7gqxEQap4k

~シルフカンパニー~

ロケット団員11「ご報告します!ヤマブキジムのジムリーダー・ナツメとトレーナーたちを拘束しました!!」

ローブの男「ご苦労。モンスターボールを取り上げて、町民と同様牢に閉じ込めておけ。ナツメの超能力を封じるのも忘れずに、な」

ロケット団員11「承知いたしました!!」

ロケット団員12「新首領!サカキ様を倒したという例のトレーナーたちの姿が見当たりませんでした!恐らく危機を察していち早く逃走したのかと!」

ローブの男「放っておけ。正義感の強い奴らのことだ、必ずあちらからやってくるだろうさ」

ロケット団員12「承知いたしました!!」

ローブの男(お前ならそうするはずだ…そうだろう、百合子…!)ニヤッ

~グレンタウン~

グレンタウンのとある一軒家
そこで1人の少女が新聞を読んでいた
一面には≪マサラタウンの期待の新星!ロケット団を壊滅!!≫と書かれていて、
七尾百合子一行とシゲルの写真が載っていた

少女「…」

その時だった、静けさをかき消すかのように、電話の音が鳴り響く
少女は受話器を取り、相手の反応を待った

???『もしもーし!わしじゃよわし!』

少女「わしわし詐欺…」

???『ちっがーう!』ガビーン

少女「冗談です、カツラさん…何か御用で?」

カツラ「実はさぁ、挑戦者がやってきてね…例のあれのセッティング、またお願いできる?」

少女「わかりました、任せておいてください」

カツラ「任せたよ…瑞希ちゃん!」

少女・真壁瑞希は電話を切り、ふぅ、と息を吐いた

瑞希「今日もかんばるぞ……えいえいおう」

38 : 1   2019/03/31 03:57:41 ID:7gqxEQap4k

続く!

39 : Pくん   2019/03/31 06:00:19 ID:gZjl7SlFdI

大根かぁ、ごぼうじゃだめ?
瑞希登場か、クイズつながりかな?

40 : 仕掛け人さま   2019/03/31 09:07:51 ID:hzzzVw9eak

おしょう格好いい…
もうメインポケモンおしょうでいいんじゃないだろうか

41 : 5流プロデューサー   2019/03/31 20:18:02 ID:YpU1lo80wQ

Pカチュウの明日はどっちだ

42 : 1   2019/03/31 21:13:32 ID:7gqxEQap4k

百合子「…」

このみ「百合子ちゃん、座ったまま空を見上げて…今日はずっとあんな感じね」

タケシ「やっぱりナツメのことが気になってるんじゃないか?」

おしょう「…」

つむぎ「ギャゥ…」

Pカチュウ「よし、ここは俺が――」

エグゼ「天才のボクにお任せくださーい!!」ドンッ

Pカチュウ「ぐへっ!!」(回転しながら吹っ飛ぶ)

エグゼ「マスター!元気出してください!あの青空のように心の中も晴れやかに行きましょうよ!ほら、この天才のボクを見てください!今日のボクは2割増しでかっこいいでしょう?」

百合子「…」

エグゼ「しょうがないなー!ボクのとっておきのかくし芸、マスターに披露しちゃおうかな~!1番・ポリゴンのエグゼ!首飛ばしまーす!えいっ!!…なんとこのように首と胴体が分離できるんです!すごいぞー!かっこいいぞー!」

百合子「…」

タケシ「聞いてもいないし、見てすらもいないぞ」

エグゼ「がーん」

このみ「だったらお姉さんが、セクシー百人一首を!」

タケシ「俺の筋肉を見ろ!」

つむぎ「…」(泡を吹く)

おしょう「…」(それを華麗に割る)

Pカチュウ「かくし芸大会じゃないから!」ガビーン

百合子「…ろ」

一同「ん?」

百合子「あの空にはきっと天空の城があって、失われた古代文明の秘術が隠されてて…」ブツブツ

一同「ただ妄想してただけかい!!」

43 : 1   2019/03/31 21:33:24 ID:7gqxEQap4k

百合子「うわっ、びっくりした!どうしたんですか?」

Pカチュウ「それはこっちのセリフだ!」

このみ「私たち、てっきりヤマブキでのこと気にしてるのかと思って…」

百合子「確かに気にはなります。けど、ずっと後ろ向きでいるのもダメだし、今は自分がやれることをやっていこうって決めたんです。だからもっと強くなって、そしたらヤマブキに戻ってナツメさんたちを助けます!」

Pカチュウ「そうだな、俺たちでもっと磨きをかけよう!」

つむぎ「ギャオオオオオオス!!」

つむぎ「…」フッ

タケシ「俺も協力するぞ!」

このみ「私も気合入れ直さなくっちゃ!」

エグゼ「皆さん!流石です!!ところで…ボクの首くっつけるの手伝ってくれませんか?これ、1人じゃ直せなくって」

百合子「は、はは…」(遠い目)

44 : 1   2019/03/31 21:52:32 ID:7gqxEQap4k

~16番道路~

百合子「いたっ!ポニータだ!」

Pカチュウ「こっちには気づいてないぞ、今がチャンスだ」

百合子「頼んだよ、つむぎ!」ボンッ

つむぎ「ギャオオオオオオス!!」

ポニータ「!?」

百合子「十分に弱らせてから…えいっ!」

やったー! ポニータを つかまえたぞ!

百合子「やった!」ボンッ

ポニータ「ヒヒンッ!」

百合子「これからよろしくね、『ユニー』!」

Pカチュウ「どうしてユニーなんだ?」

百合子「ユニコーンから取りました!ユニーには風の戦士の愛馬として活躍してもらいます!」フンス

Pカチュウ「乗馬の経験があるのか?」

百合子「ないですけど、乗れたら勇者っぽくて素敵だと思いません?」キラキラ

Pカチュウ「ど、どうだろうなぁ…」

百合子「では…えいっ!」

くるっ
どてんっ!

百合子「いたた…もう一回!とうっ!」

どてんっ!

百合子「まだまだ!」

どてんっ!

Pカチュウ「全然だめだな」

百合子「うぅ、勇者の道は険しいですね」トホホ

45 : 1   2019/03/31 22:22:56 ID:7gqxEQap4k

~サイクリングロード・受付~

このみ「自転車か~、昔やったサイクリングレースを思い出すわね」

Pカチュウ「あの時のこのみさん、ゴールした後に疲労で大変でしたね」

このみ「プロデューサーがお姫様抱っこしてきた時は流石の私もびっくりしたわ、悪い気はしなかったけど♪」

百合子「え?」

Pカチュウ「どうしたんだ?」

百合子「べ、別に」プイッ

タケシ「全員自転車持ってないし、ここでレンタルだな」

このみ「私が乗れる自転車があればいいんだけど…」


おっちゃん「お嬢ちゃんはこれね」

百合子「ありがとうございます!」

Pカチュウ「そういえば俺はどうやって行けばいいんだろう」

百合子「チャイルドシート借りたんで、それ使ってください!」

Pカチュウ「すごい複雑なんだが…」


このみ「…おじさん、これは?」

おっちゃん「ごめんな嬢ちゃん、小学生用は今それしか置いてなかったんだ」

このみ「百歩譲って、それはいいとするわ…これ、補助輪付きじゃない!!」

タケシ「ぷぷっ、似合ってるぞ…!」プークスクス

おっちゃん「あ、兄ちゃんはこれな」

タケシ「い、一輪車…」

おっちゃん「他は整備中でな、ごめんな」

タケシ「…」


百合子「それじゃしゅっぱーつ!」

Pカチュウ「おう…」(チャイルドシートに座りながら)

タケシ「あぁ…」(一輪車に乗りながら)

このみ「えぇ…」(補助輪付自転車に乗りながら)

46 : 1   2019/04/01 22:30:50 ID:nJ0An.mdzo

百合子「気持ちいい…まるで風が私を祝福しているかのよう…」

Pカチュウ「調子に乗って飛ばすなよ、この道ずっと下り坂なんだから」

タケシ「…」モグモグ

Pカチュウ「何食べてるんだよ?」

タケシ「バナナだ、食べるか?」モグモグ

このみ「一輪車乗りながら、なかなか器用ね」

ブロロロロロロロロロ

百合子「なんだか後ろから変な音聞こえません?」

Pカチュウ「タケシのおならか?」

このみ「やだ、タケシくん…」

タケシ「違う!明らかにエンジン音だろこれ!?」

百合子「…」チラッ

ブロロロロロロロロロ

ぼうそうぞく「“待” ってたぜェ!!この“瞬間”をよォ!!」ギャギャリギャリギャリ

!?

Pカチュウ「なんか来たぁ!!」ガビーン

百合子「あの人、前に私たちに挑んできたトレーナーの一人ですよ!」(>>4参照)

タケシ「まさか追ってきてたのか!?」

このみ「男に追われるのは悪くないけど、流石にあれはねぇ」

ぼうそうぞく「“今日”こそてめぇらを“一網打尽”にしてやるぜェ!」

ぼうそうぞくの後方から大勢のぼうそうぞくたちが現れた

ぼうそうぞくA「ヒャッハー!」!?

ぼうそうぞくB「“覚悟”しろやぁーっ!」!?

一行「」

47 : 1   2019/04/01 22:50:23 ID:nJ0An.mdzo

Pカチュウ「ざっと30人以上いるぞ」

百合子「どどどどどどどどうしましょう!」

Pカチュウ「決まってるだろ…」

ビュン!

Pカチュウ「逃げろー!!」

ぼうそうぞく「“逃がす”かコラァ!!」!?

ぼうそうぞくA「行け!ドガース!」

ぼうそうぞくB「俺もドガースだ!」

ぼうそうぞくC「同じくドガース!」

中略

ぼうそうぞくZ「ドガース行けェ!」

モクモクモク

ぼうそうぞくT「うわ、煙で前が“見” えねェ!」

ぼうそうぞくA「けむいぞおい!」

ぼうそうぞくK「おめぇら“出”しすぎだって!」

ぼうそうぞくU「やべぇ、ぶつかる!」

!?
どんっ!
どっかーん!!

百合子「…なんか勝手に自滅しちゃってますね…」

ぼうそうぞく「てめぇら!よくも俺の“ダチ”を!許さねぇ!」

このみ「私たち何もしてないけど!?」ガビーン

ぼうそうぞく「こうなったら、俺の“本当”の“力”を見せてやんよぉ!」スチャ

タケシ「あいつ、バイクに乗りながら立ったぞ」

Pカチュウ「バイクと合体でもするつもりか?」

ぼうそうぞく「はぁ!」

しかし、ぼうそうぞくの眼前には木の枝があった

ぼうそうぞく「ひでぶっ!!」!?

ゴロゴロ
どっかーん!!

Pカチュウ「ほんと何だったんだよあいつらっ!?」ガビーン

48 : 1   2019/04/03 00:28:15 ID:V11aKpfL4k

???「情けねぇ舎弟どもだ」

百合子「奥から誰か来ましたよ?」

スキンヘッド「俺はスキンヘッド!族の頭はってるもんだ!」

Pカチュウ「あいつらのボスか」

スキンヘッド「“不運”と“踊”っちまった舎弟どもの代わりに俺がてめぇらを始末してやるぜ!行け、モンスターボール!」

百合子「こっちにぶつけてくるつもりですよ!」

Pカチュウ「跳ね返してやる!」

このみ「待って!あれは…!」

ビリリダマ「!」ニヤッ

百合子「モンスターボールじゃない!」

スキンヘッド「“じばく”だぜェ!!」

どっかーん!!

タケシ「百合子!Pカチュウ!」

スキンヘッド「はははは!ロケット団を潰した英雄も大したことないな!!」

このみ「今度は私が相手よ!」

スキンヘッド「ガキはうちに帰っておねんねしてな!」

このみ「…寝かせてあげるわ、永遠にね」ピキピキ

タケシ「お、落ち着けこのみ、これは挑発だ」

このみ「そ、そうね…大人らしくクールに行かなくちゃね…」

スキンヘッド「補助輪も取れてねーガキが粋がってんじゃねーよ!補助輪どころかおむつも取れてねーんじゃねーか?はははは!」

このみ「なんですってー!!」ブチッ

タケシ「…やばい」

このみ「ストライク!!」

スキンヘッド「マタドガス!“えんまく”だ!!」

このみ「このみお姉さんにそんな小細工効かないわ!」

スキンヘッド「あのストライク、低空飛行を!?」

このみ「タイヤを斬って動きを封じさせてもらうわ!」

スキンヘッド「な、なんだと!?」

49 : 1   2019/04/03 01:38:18 ID:V11aKpfL4k

スキンヘッド「なーんちゃって!」

コイル「…」ガシッ

ストライク「!?」

タケシ「コイルがストライクのカマを真剣白刃取り!?」

このみ「さっきの“えんまく”はコイルを出したことを気づかせないためでもあったのね…!」

スキンヘッド「そのまま“10まんボルト”だ!!」

ストライク「!!」

スキンヘッド「一撃で倒れないとは大したもんだな、だが次で終わりだ!」

このみ「アーボック!」

コイル「!?」

スキンヘッド「くっ!あのアーボック、はえぇ!」

このみ「“かみつく”!」

スキンヘッド「マタドガス!“えんまく”!」

このみ「また邪魔する気!?」

スキンヘッド「“からてチョップ”!!」

このみ「え!?」

オコリザル「ブヒー!!」

このみ「3匹目の手持ち!?」

スキンヘッド「はははは!終わりだクソガキ!!」

百合子「そうはさせない!!」パッカパッカ

タケシ「その声は百合子!?」

スキンヘッド「馬鹿な!自転車はぶっ壊したはずだ!どうやってここまで!?」

ユニー「…!」パッカパッカ

スキンヘッド「ポニータだと!?」

百合子「いざ勝負!」ドヤッ

50 : 1   2019/04/03 21:39:58 ID:V11aKpfL4k

スキンヘッド「てめぇ!ここは『サイクリング』ロードだぞ!馬に乗ってんじゃねーよ!」

Pカチュウ「お前もバイクに乗ってるだろうが!!」ヒョコ

スキンヘッド「うるせぇ!コイル、マタドガス!こいつを蹴散らせ!!」

百合子「ユニー、“ひのこ”で迎え撃て!」

Pカチュウ「そしてとどめの“10まんボルト”だ!」

スキンヘッド「くそっ!」

百合子「おとなしく降参しなさい!」

スキンヘッド「図に乗るなよ!俺にはまだオコリザルがいる!“みだれひっかき”だ!!」

ユニー「!?」

スキンヘッド「“からてチョップ”だ!」

百合子(分かってはいたけど、まだレベルの低いユニーじゃ分が悪いかも…)

このみ「やめなさーい!!」

スキンヘッド「ちっ!邪魔だ!!」ドンッ

このみ「うわっ!!」

スキンヘッド「はははは!自転車ごと吹っ飛んでいきやがった!」

このみ(このままじゃ自転車ごと坂に激突しちゃう…!)

スキンヘッド「そのまま坂から転げ落ちろ!」

このみ「ルージュラ!“れいとうビーム”!!」ボンッ

スキンヘッド「何!?」

タケシ「補助輪と地面を凍らせて、落下を防いだのか!」

スキンヘッド「だけど自分の動きを自分で封じてちゃ世話ねェぜ!あばよ!!」ビュン

百合子「このみさん、今溶かします!」

このみ「構わないから皆は先に行って!すぐに追いつくわ!」

百合子「え?」

このみ「タケシくん!私が合図したら君の位置から私のところまでの間に“いわおとし”して!均等間隔でね!」

タケシ「考えがあるんだろうな!?」(イワークを出す)

このみ「もちろん!任せておきなさい!!」

51 : 1   2019/04/03 21:49:32 ID:V11aKpfL4k

このみ「今よ!!」

タケシ「イワーク頼む!!」

このみ「ルージュラ!落ちてくる岩に“れいとうビーム”!!」

Pカチュウ「あれは!!」

百合子「岩を凍らせて繋げた…氷の道!」

スキンヘッド「まさか!?」

ルージュラは手刀を使い、補助輪を壊した

このみ「行くわよスキンヘッド!!」ビュン

タケシ「なるほど、氷の道を作って一気に追いつくつもりか」

このみ「それはちょっと違うわね、追いつくんじゃなくて追い越すのよ!」

百合子「すごい!一気に私たちより前に!」

このみ「…さあ、続きをしましょうか…」

スキンヘッド「しゃらくせぇ!行くぞオコリザル!!」

このみ「カラカラ!」ボンッ

カラカラ「キュゥ!!」

スキンヘッド「チビどもが!蹴散らしてやんよォ!!」

このみとスキンヘッドは互いに向かって発進する

このみ「そろそろ、ね」

スキンヘッド「自分の最後が、かァ!?」

このみ「カラカラは元々百合子ちゃんのポケモン!人から交換してもらったポケモンは通常より多くの経験値をもらえるのよ!」

スキンヘッド「それがどうした?」

カラカラ「!!」ブルブル

…… おや!? カラカラの ようすが……!

このみ「さあ行くわよ!!」

ガラガラ「ギュゥ!!」

おめでとう! カラカラは ガラガラに しんかした!

このみ「“ホネこんぼう”!!」

スキンヘッド「ぎゃああああああ!!」

キラーン☆

Pカチュウ「…ナイスバッティング」

52 : 1   2019/04/07 00:20:56 ID:sjACYkkx0U

~オーキド研究所~

オーキド「最近は平和で最高じゃわい…」(お茶をすすりながら)

研究員「博士!セキチクシティから連絡がありまして――」

オーキド「え?百合子くんたちがサイクリングロードで大乱闘…道が破壊されて一時閉鎖…責任者のわしに多額の請求金…うぅ…」バタッ

研究員「は、博士―!!」

~セキチクシティ~

百合子「くしゅん!……風邪かな?」

Pカチュウ「誰かが百合子の噂でもしてるんじゃないか?」

百合子「えへへ、そうですかね~」

タケシ「何で誇らしげなんだよ」

Pカチュウ「さて、セキチクシティに着いたことだし早速…」

百合子「サファリゾーンに行きましょう!」

Pカチュウ「そうそう…ってちっがーう!!」ガビーン

このみ「ジムは後ででいいの?」

百合子「実はセキチクシティに来たら絶対サファリゾーンに行きたいって思ってたんです!サファリゾーンには私がずっと欲しいと思っていたポケモンがいるので!」

Pカチュウ「…そのポケモンって?」

百合子「ミニリュウです!ドラゴンといえばファンタジーの定番!ドラゴンを従えて、空を舞い地を制し海を突き進む……うっとり♪」

Pカチュウ「まーた始まった…」

このみ「まあまあ、いいじゃない。これからの戦いに備えて手持ちを増やすのは悪い考えじゃないわ」

タケシ「諦めろ、ああなった百合子は止まらない。お前が一番知ってることだろう?」

Pカチュウ「お、おう…」

百合子「というわけで!サファリゾーンにレッツゴー!!」

53 : 1   2019/04/07 01:06:31 ID:sjACYkkx0U

受付「サファリゾーンにようこそ!」

このみ「へぇ、ここでは専用のボールがあるのね」

タケシ「この餌を使ってポケモンをおびき寄せるのか」

受付「はい、ここではお客様のポケモンはもちろん、道具の使用も禁止しております」

百合子「楽しみですね、早く中に入りましょう!」ワクワク

このみ「ふふっ、はしゃいじゃって可愛いわね」トコトコ

タケシ「急ぎすぎて転ぶなよ」トコトコ

Pカチュウ「やれやれしょうがないやつだ」トコトコ

受付「あ、ちょっと待って!」

Pカチュウ「ん?」クルッ

受付「さっきも言った通り、お客様のポケモンは使用できないので…」

Pカチュウ「え…俺は入れないの?」

受付「はい」

Pカチュウ「今はこんな姿だけど、俺は人間だぞ!」

受付「私にはピカチュウにしか見えませんが」

Pカチュウ「」ガーン


Pカチュウ「結局追い出されてしまった…」

Pカチュウは壁に背をつけ、座り込んだ

Pカチュウ「はぁ…ポケモンになった自分に慣れてきたと思ってたけど…やっぱり早く人間に戻りたいかも、いったいいつ戻れるんだろうか…」

54 : 高木の所の飼い犬君   2019/04/07 03:12:08 ID:KHztsGWEtU

かなしいなぁ

55 : 1   2019/04/07 03:18:16 ID:sjACYkkx0U

~サファリゾーン~

3人は別行動をとり、それぞれ探索することに
百合子は水辺でミニリュウを釣るべく、釣糸を垂らしていた

百合子「全然釣れない…」

係員「やあお嬢さん、釣れてるかい?」

百合子「うわっ、びっくりした!」ビクッ

係員「驚かせてごめんね、君がすごく真剣な表情で釣りしているものだから話しかけてしまったよ」

百合子「いえ、こちらこそ失礼な態度をとってごめんなさい!」

係員「お嬢さん、もしかして目的はミニリュウかな?」

百合子「そうなんです、けどなかなか釣れなくって…」

係員「うちのミニリュウは数が少ないからねぇ、捕まえるには時間と根気が必要だよ」

百合子「うぅ…流石はレアポケモン…一筋縄ではいかないのか…」

ガヤガヤ!

係員「ん?何だか騒がしいな、何事だ…?」

子供1「おらおら!このやろうおらおら!」ゲシゲシ

子供2「よくも俺たちの餌勝手に食べたな!」ゲシゲシ

係員「ポケモンが子供たちにいじめられているじゃないか!これはいけない!」タッタッ

百合子(何だか浦島太郎みたいなことになってるー!)ガビーン

係員「こらー!園内のポケモンに乱暴はいけない!やめなさーい!!」

子供1「引っ込んでろよおっさん!」

子供2「そうだそうだ!元はといえば俺たちの餌を盗み食いしたこいつのせいだし!」

百合子「まあまあ子供たち、争いは良くないよ」

子供1「うっせぇ!ブス!」

百合子「ぶ、ブス!?」ガーン

係員「こら!いい加減にしないと出入り禁止にするぞ!」

子供2「ちっ、こんなおっさんとブスはほっといてあっち行こうぜ!」タッタッ

百合子「なんて子供たちなの!全く…!」プンプン

56 : 1   2019/04/07 03:25:18 ID:sjACYkkx0U

百合子「あ、そうだ!ポケモンは!?」

ミニリュウ「…」ゲップ

百合子「…ふ、太いミニリュウ…?」

係員「そういえば聞いたことがある、園内にやってきたトレーナーの前に現れては餌をねだってるミニリュウがいると」

ミニリュウ「…」ゴロゴロゲップ

百合子(何だか思ってたのと違う…)ドヨーン

ミニリュウ「…」ゴロゴロ

係員「いかん!逃げるつもりだぞ!お嬢さん、サファリボールで早くゲットを!」

百合子「あ!え、えい!!」ポイッ

ミニリュウ「!」ヒョイッ

百合子「見かけによらず素早い!」

係員「餌を使ってみてはどうだい?」

百合子「そっか!これを使って…!!」ポイッ

ミニリュウ「!!」ビュン

百合子「反応はやっ!けど今がチャンス!」ポイッ

ボンッ!!

やったー! ミニリュウを つかまえたぞ!

係員「やったなお嬢さん!」

百合子「ありがとうございます!おじさんのおかげです」

係員「私は大したことはしていないさ」b

百合子「…ちょっと気になるところはあるけど、これからよろしくね、ミニリュウ!」

57 : ボス   2019/04/07 07:21:41 ID:sCxZfHeWPo

太いミニリュウって全体的に太いのか?
腹だけ膨らんでるのか?

58 : 我が友   2019/04/07 15:06:48 ID:KHztsGWEtU

太いでカイリュウ思い浮かんだけど、流石に見間違えはしないか

59 : 1   2019/04/07 15:26:12 ID:sjACYkkx0U

『ここはどこなんだ!放せ!俺を放せぇ!!』
『ぐああああああああああああああああ!!』
『うぅ…痛い…しびれる…!くそ、何でこんなことを!お前何者だ!!』
『百合子はどこだ!?百合子に手を出してみろ!俺はお前を許さない!!』
『!?なんだその注射は!?こっち来るな!やめろ…やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

Pカチュウ「!?……ゆ、夢か」

いつの間にか眠っていたPカチュウは、夕焼け空をぼんやりと眺める

Pカチュウ(気分の悪い夢だな、でも何だか変なリアルさを感じた…)

マサキ「あんさん、こんなところでなにやっとるんや?」

Pカチュウ「あんたは確かマサキ!何でここに?」

マサキ「セキチクで仕事があってな。帰る前に散歩してたら、たまたま気持ちよさそうに眠ってるあんさんを見かけたから声かけたっちゅーわけや」

Pカチュウ「気づいてたなら起こせよ!」ガビーン

マサキ「ははは、熟睡してるところ起こすなんて無粋な真似、わいにはできへんよ」

Pカチュウ「こいつ…」

マサキ「そういえば百合子たちはどうしたん?一緒やないんか?」

Pカチュウ「あいつらはサファリゾーンに入ったよ、俺を置いてな」

マサキ「それで不貞腐れて寝てたんか?」

Pカチュウ「ふ、不貞腐れてないし!」

マサキ「成人迎えてるいい大人が不貞腐れてたんか、笑えるわほんま」ニヤニヤ

Pカチュウ「うるさいほっとけ!」

60 : 1   2019/04/07 15:29:43 ID:sjACYkkx0U

すたすた…

百合子「あれ、Pカチュウさん!それにマサキさんまで!」

Pカチュウ「百合子、お前ミニリュウは?」

百合子「ふふ、ばっちりゲットできました!」ドヤッ

マサキ「そっちの2人は…」

タケシ&このみ「…」ドヨーン

マサキ「…ダメだったみたいやな」

このみ「後もうちょっとだったのに、悔しいわ!」

タケシ「俺はケンタロスの群れに追いかけられている間に時間が…」ボロボロ

百合子「Pカチュウさん!実はサファリゾーンで知り合った係員のおじさんが今晩夕食をご馳走してくれるそうなんです!」

係員「ミニリュウゲットのお祝いにね。君たちの都合が合えばぜひ来てくれ」

Pカチュウ「じゃあお言葉に甘えて」

百合子「マサキさんも一緒にどうですか?」

マサキ「え、わいもええんか?」

百合子「もちろん!仲間じゃないですか!」

マサキ「…そっか、じゃあ一緒させてもらうわ」

百合子「マサキさんも今度サファリゾーンに行きましょうよ!」

マサキ「…ごめんな、わいサファリゾーンって苦手なんや」

百合子「えぇ!どうしてですか!?」

マサキ「…ほら、サファリゾーンって道具持ち込みできへんやん?餌だけで捕まえるってわいには難易度高すぎや!」

百合子「残念です、こんな素敵な出会いだってあるのに」ボンッ

ミニリュウ「…」デブーン!

61 : 1   2019/04/07 15:47:13 ID:sjACYkkx0U

Pカチュウ「何だこのデブ!?」

タケシ「随分と太ったミニリュウだな…」

百合子「あ、で、でもほら触り心地はいいですよ!」ムニムニ

Pカチュウ「百合子のほっぺた並みだな」

百合子「えへへ♪」

タケシ「いや、だから何で誇らしげ!?」ガビーン

係員「ははは、賑やかだな」

このみ「ごめんなさいね、うるさくしちゃって」

係員「楽しいのは大歓迎だ……さて、そういっている間に着いたよ」

このみ「着いたって…ここ」

百合子「セキチクジムじゃないですか」

係員「あれ言ってなかったけ?私、ここのジムリーダーをやっているんだ。名前は『キョウ』、よろしくね」

百合子「じ、ジムリーダー!?」

マサキ「ジムリーダーがどうしてサファリゾーンの係員なんてやっとるんや?」

キョウ「あぁ、あれはただのアルバイト、本業はこっちさ」

このみ「…もしかしてジムリーダーって結構収入、低い?」

Pカチュウ「やっぱりブラックなんだ…」

キョウ「とにかく上がってくれ、私は着替えてから向かうよ」

62 : 1   2019/04/07 18:29:43 ID:sjACYkkx0U

数10分後
~セキチクジム~

奥さん「さあ、遠慮せずに食べてね」

百合子「この肉じゃが、美味しいです!」モグモグ

ミニリュウ「!!」ガツガツ

Pカチュウ「ちょ!お前、これは俺の分だぞ!!」

タケシ「恐ろしく食い意地の張ったやつだな」

Pカチュウ「タケシ」

タケシ「やらんぞ」モグモグ

キョウ「お待たせしたでござる!!」バーン

このみ「忍者!?」ガビーン

キョウ「うちのカミさんの料理、絶品でござろう!拙者も今からテンション劇アゲでござるよ!ファーファファファファファ!!」

マサキ「おっちゃん、さっきとはまるっきり別人みたいやんけ」

奥さん「うちの旦那、コスプレすると役に入り込んじゃうタイプなのよ」フフフ

キョウ「年に2回の祭典では名物コスプレイヤーとしても界隈で有名でござるよ!あ、これ拙者が作った同人誌、後ポストカードね!記念に百合子殿とお仲間の皆さんにも差し上げるでござる!」

このみ「コスプレ!?同人誌!?」

Pカチュウ「一気にイメージ変わったなあ」ドヨーン

百合子「…」プルプル

Pカチュウ(ん?百合子?)

キョウ「実は君たちのことは前々から知っていてね、サファリゾーンで声をかけたのも偶然ではなかったのでござる」

Pカチュウ「俺たちがジム挑戦者だと知ってここに呼んだってことか?」

キョウ「如何にも!この短期間でジムリーダーを次々と撃破してきた百合子殿の実力、ぜひとも拝見したい!さあ、食事の後に手合わせいただこう!」

Pカチュウ「そういうことか!なら食後の運動だ!百合子、気合い入れていこう!!」

百合子「…いえ」

一同「!?」

63 : 1   2019/04/07 18:34:13 ID:sjACYkkx0U

キョウ「どうした?まさか怖気づいたのでござるか!?」

百合子「…3日、3日ください」

Pカチュウ「一体どうしたんだ!?」

マサキ(百合子…!)

キョウ「…よかろう、では3日後の正午、セキチクジムにて決戦でござる!」

~セキチクシティ~

Pカチュウ「百合子、どうしたんだ急に?」

百合子「…」

マサキ「せや!ここまで来てビビったんか!?だとしたらわいはがっかりや!!」

このみ「2人とも落ち着いて!……百合子ちゃん、どうしたの?」

百合子「…準備が必要だと思って」

マサキ「準備?」

タケシ「そうか、百合子は手持ちのレベルアップのための期間を作ったんだ!ポニータのユニーやあのミニリュウは最近手に入れたばっかり…戦力として数えるなら鍛えておかないと始まらない!そういうことか?」

百合子「…それもあるんですけど、何より…」

一同「?」

百合子「私もキョウさんみたいにかっこいいコスプレしたくなっちゃって!衣装づくりのための準備が欲しかったんです!!」キラキラ

Pカチュウたち、盛大にズッコケる

Pカチュウ(キョウが現れたときのあのリアクション…ビビってたからじゃなくて感動してたからだったのか)ドヨーン

百合子「あー当日楽しみだな~!よしっ!これから早速準備に取り掛かろっと!あ、もちろん皆も用意しておいてくださいね、コスプレ衣装!」ビュン

Pカチュウ「ってどこ行くんだおーい!」ビュン

このみ「…心配は必要なかったみたいね」

タケシ「別の意味で心配になってきたけどな」

マサキ「それでこそ百合子や、わいも当日楽しみになってきたわ」

64 : 1   2019/04/07 18:40:45 ID:sjACYkkx0U

3日後
~セキチクジム~

りかけいのおとこ「かいじゅうマニア殿!そのポケモンフィギュアなかなかのクオリティでござるよ!」

かいじゅうマニア「デュフフ、りかけい殿の女性ジムリーダーフィギュアも超萌え萌えですぞ!」

りかけいのおとこ「ありがたき幸せ!」

ざっ!ざっ!

かいじゅうマニア「あ、あの一団は!?」

りかけいのおとこ「キョウ殿に挑むというトレーナー、百合子一行…!」

かいじゅうマニア「噂には聞いていたが、それ以上ですな、特にあの格好…!」

ざわ・・・ざわ・・・

マサキ「わいら、めっちゃ注目されとるな」(顔だけ出した状態でポッポの着ぐるみ)

タケシ「今更ながら恥ずかしくなってきた」(原始人スタイル)

このみ「ギラギラした男子たちの視線が私に集まっていくのを感じるわ~♪」(スパイシスターズ衣装)

Pカチュウ「若干引かれてるんですよ、俺たち」(名探偵スタイル)

百合子「…ついにこの日が来ましたね」

Pカチュウ「あぁ、行くぞ百合子!」

百合子「ちっちっちっ!今の私は百合子ではなく……マイティ―セーラーです!!」ドヤッ

Pカチュウ「…はいはい、行くぞマイティ―セーラー」

百合子「キネティックパワー解放!全軍突撃!!」

Pカチュウ「軍ないよ!たった5人だけなんですけど!」ガビーン

65 : 我が下僕   2019/04/07 21:22:05 ID:taYztS.UEg

あの裾とスカート丈の衣装を自分から着るとか、やっぱ百合子ドすけべじゃないか

66 : プロデューサークン   2019/04/07 22:43:57 ID:v1sFwH7DTM

Pカチュウがなんか不穏だなー。

67 : 1   2019/04/12 00:11:08 ID:J13f9mrNNM

百合子「たのもー!」バンッ!

キョウ「待っていたでござるよ、百合子殿とその仲間たち!」

百合子「相変わらず決まってますねその忍び装束!」キラキラ

キョウ「そちらこそなかなか完成度高い衣装でござるな!拙者感激ですぞ!」

百合子「いやいやそれほどでも」ペチャクチャ

キョウ「いやいや謙遜を」ペチャクチャ

タケシ「雑談し始めたぞ」ドヨーン

Pカチュウ「いいから早く始めろー!」

キョウ「うむ、ルールは単純明快!先に2勝した方が勝ちでござる!」

マサキ「へぇ、シンプルやな」

キョウ「ところがどっこい!続いて詳しい説明を…両者、試合前に使用ポケモンを3体をあらかじめ選択。試合中は選択した3体しか使用できない。交代・アイテムはなし、一度使用したポケモンは勝ち負け関係なくその後使用不可」

タケシ「一度出せばもう交代もできないし、後に温存もできない。相性の問題もあるし、相当運も左右されるな」

このみ「まさに出たとこ勝負ね」

キョウ「3分時間を上げるから、あっちの部屋でじっくり選出するでござるよ」


百合子「じゃあ誰を出そうか…」

エグゼ「それはもちろん!この天才のボクを!!」

Pカチュウ「お前大丈夫なの?」

エグゼ「心配する必要がどこに!?僕は優秀なんですよ!はっ!さてはボクの実力に嫉妬してるんですか!?そうなんですね!!いや~人気者は困っちゃうな~!この戦いが終わってた頃にはエース交代…なんてことになってたりして!ハハハハハハハハハハ!!!」

タケシ「相変わらずよく喋る奴だな」

Pカチュウ「もう好きにしろ、仮にこいつが負けるようなことがあっても俺が1勝すればいいだけだ」

68 : 1   2019/04/12 00:20:54 ID:J13f9mrNNM

ミニリュウ「!!」ピョン!ドスン!

百合子「もしかして出たいの?」

このみ「そういえばさっきキョウの奥さんが、試合後はご馳走を振舞うって言ってたわね」

百合子「そ、そういうことね」ドヨーン

タケシ「じゃあ残り1体を決めるだけか」

Pカチュウ「俺を出してくれ百合子!」

おしょう「!」(俺を出せのポーズ)

Pカチュウ「お前はすっこんでろ!俺もそろそろ見せ場を作らないと、実況解説だけでパッとしないタケシみたいなポジションに納まっちゃうんだよ!そんなの耐えられない!」

タケシ「それどういう意味だ」ゴゴゴゴゴ

つむぎ「…」

このみ(この子は見かけによらず遠慮深い性格なのね)

Pカチュウ「こうなったら勝負だ!勝った方が試合に出る!」

おしょう「…!」スチャ

ユニー「!!」

ユニーに踏みつけられるPカチュウとおしょう

Pカチュウ「あ、姉御!この試合は姉御の出るまでもないッスよ!ここは俺が…」

ユニー「…」ギロッ

おしょう「…」(目を背ける)

Pカチュウ「いや、何でもないっス…」

タケシ「お前らいつの間に上下関係が生まれたの!?」

このみ「っていうかその子メスだったのね」

百合子「それじゃあこの3体で決まりだね、よろしくね!」

ユニー「!」キリッ

ミニリュウ「…」ゴロゴロ

エグゼ「泥船に乗ったつもりでいてください!!」

百合子「いや、それ沈むやつ!」ガビーン

69 : 1   2019/04/12 01:16:37 ID:J13f9mrNNM

両者、選出メンバーを記入した用紙を審判に渡す

モブ観客「うおおおおおおおおおキョウ殿頑張れええええええええええええ!!」

モブ観客「あんな女コテンパンにしてくだされえええええええええええ!!」

百合子「いつの間にか観客が!?」

キョウ「今日が試合ってことで、チケットを販売しておいたでござる!おかげで完売でござった!感謝感謝!」ビシッ

このみ「ちゃっかりしてるわね、この人…」

マサキ「にしても、すごい熱気やな」

タケシ「凄まじい人気だ…ポケモントレーナーとしてもコスプレイヤーとしても…」

Pカチュウ「百合子、場の空気に飲み込まれるなよ!」

百合子「は、はい!」

マサキ(どれ、お手並み拝見や…)

審判「それでは両者、準備を!」

キョウ「いざ尋常に勝負!」スチャ

百合子「正義のパワーよ、私に力を…!」スチャ

審判「試合開始!!」

キョウ「マタドガス!!」ボンッ

百合子「いけー!『シルフ』!!」ボンッ

シルフ(ミニリュウ)「!」ドスン

百合子「かっこいいでしょう?風の精霊が由来なんですよ!」

シルフ「…」デブーン

Pカチュウ「名前負け感が否めないけどな…」

百合子「“まきつく”!」

シルフ「…」ノロリ

キョウ「“ヘドロこうげき”!」

シルフ「!?」ベチャ

Pカチュウ「ダメだ!遅すぎる!」

モブ観客「ははははは!なんてとろいミニリュウだ!」

モブ観客「デブはピザでも食ってろ!」

70 : 1   2019/04/12 01:24:57 ID:J13f9mrNNM

百合子「頑張れシルフ!勝ったら美味しいご飯が待ってるよ!」

シルフ「!!」シャキッ

Pカチュウ&タケシ(わかりやすっ!)

百合子「“のしかかり”!」

キョウ「なんとっ!」

Pカチュウ「あの重量なら“のしかかり”のダメージも期待できる!」

キョウ「ならばっ!“えんまく”!」

マタドガス「!」ブワッ

Pカチュウ「ステージが煙で覆いつくされていく!」

このみ「まずいわね、“えんまく”で命中率が下がってるから…」

マタドガス「…」スッ

シルフ「!?」キョロキョロ

キョウ「敵がマタドガスを見失っている今が好機!そのまま“ヘドロこうげき”でござる!!」

シルフ「!」ベチャベチャ

キョウ(あれだけの“ヘドロこうげき”を耐えているのか!?)

百合子「そのまま攻撃が来ている側に前進して!」

キョウ「むむっ!」

百合子「見つけた!“のしかかり”!!」

シルフ「!!」ピョン

Pカチュウ「よし、決まった!」

キョウ「そのガッツ、見事!だが…」

シルフ「…!」フラッ

ばたっ!

キョウ「時すでに遅し!」

百合子「どく状態のダメージ…さっきの“ヘドロこうげき”で…」

審判「1戦目!勝者キョウ!!」

百合子「ありがとうシルフ、よく頑張ったね」

Pカチュウ「お前のこと見直したよ」

シルフ「…」ニコッ

71 : 1   2019/04/13 00:10:50 ID:kVJZkcZVCY

審判「2戦目開始!!」

百合子「ユニー!」ボンッ
キョウ「ゴルバット!」ボンッ

マサキ「こりゃ空を飛べるゴルバットの方が有利やで、どうするんや百合子」

百合子「“ひのこ”!」

キョウ「その程度の炎攻撃で拙者のゴルバットは捕らえられんよ」

ゴルバット、攻撃をかわしてそのまま飛翔

キョウ「“ちょうおんぱ”!!」

百合子「耳がキーンと…!」

ユニー「〇△×!?」

Pカチュウ「まずい、姉御がこんらんした!」

ユニー「〇△××××!!」

Pカチュウ「炎がこっちに!」

タケシ「俺の頭に火がああああああ!!」ボボウッ

Pカチュウ「ふぅ、助かったな」

タケシ「俺のことは!?」ガーン

キョウ「悪いが百合子殿、このまま勝ちにいかせてもらうでござるよ!ゴルバット、“つばさでうつ”!」

このみ「ユニーちゃんがこんらん状態なのをいいことに、どんどん攻撃を仕掛けてくるわね。このままじゃまずいわ…」

アフロタケシ「ここで負けたらキョウの2勝で百合子の負け…!」プスプス

ユニー「…」フラフラ

キョウ「ゴルバット、仕上げでござる!“かみつく”!!」

百合子「待ってましたよ、炎の届く距離まで来てくれるのを!」

ユニー「…!」カッ

72 : 1   2019/04/13 00:22:46 ID:kVJZkcZVCY

キョウ「なぬ!?」

百合子「“ひのこ”!!」

ユニーの放った“ひのこ”がゴルバットの口内に命中した!

ゴルバット「!?」

キョウ「まずい!ここはひとまず空中に避難するでござる!!」

百合子「キョウさん、知らないんですか…」

キョウ「ん?」

百合子「風の戦士は空を制す」

刹那!ユニーは自慢の脚力を駆使して、思いっきりジャンプ!
空中のゴルバットよりさらに高く跳んだのだ!

キョウ「なんというジャンプ力!?」

百合子「どうですか!東京タワーをも飛び越えるユニーのジャンプ力は!!」

Pカチュウ「ハナダジムで使った戦法を今度は姉御でやったのか!」

百合子「“ふみつけ”攻撃!!」

ユニー「!!」

どすんっ!!

ゴルバット「」バタッ

審判「2戦目!勝者百合子!!」

百合子「やった!!」

ユニー「…」フッ

キョウ「見事でござる…だが」

Pカチュウ「泣いても笑っても次が最後」

百合子「全力で勝ちに行きますよ、キョウさん!」ビシッ

キョウ「覚悟が出来ているようだな……さあ、始めようか…!」

キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!キョウ!

このみ「観客席が盛り上がってきたわね、これはもしかして…」

タケシ「おそらくキョウの切り札が来る…!」

Pカチュウ「ここからが本番だな」

マサキ(さあ、どうするんや百合子…)

審判「3戦目開始!!」

73 : 1   2019/04/13 00:53:00 ID:kVJZkcZVCY

百合子「エグゼお願い!」ボンッ

エグゼ「お任せくださいマスター!!」

キョウ「ゆけ、ベトベトン…!」ボンッ

ベトベトン「…」

百合子「先手必勝!“たいあたり”!」

エグゼ「あいあいさー!!」

キョウ「ククク、百合子殿お見せしよう…変幻自在の我らの戦術を!」

エグゼ「何を訳の分からないことを!天才のボクがかっこよく決めてやる!!」

キョウ「ベトベトン」

ベトベトン「!」グニャ

エグゼ「何ぃ!?」

“たいあたり”が正に決まる、その瞬間の出来事だった
なんとベトベトンは自分の身体に大きな穴を開けたのだ!
エグゼはそのまま穴を通り抜け、攻撃は外れる形となった

百合子「いったい何が?」

キョウ「そのまま“はたく”でござる!」

ベトベトン「!」ブンッ

エグゼ「ぐえー!」ベシッ

タケシ「なんて威力だ、一撃で元の場所まで吹っ飛ばされた」

百合子(でも何とか距離を取ったことだし、ここは様子見を…)

キョウ「“はたく”!」

百合子「え、でもこの距離じゃ届かな――」

ベトベトン「!」ビュンッ

百合子「な!?」

Pカチュウ「ベトベトンの腕が伸びただと!?」

エグゼ「ぐえー!!」バシッ

百合子「エグゼ!!」

キョウ「これぞ忍びの極意」ニヤリ

74 : 1   2019/04/13 00:55:51 ID:kVJZkcZVCY

今日はここまででござる

75 : 1   2019/04/14 00:57:29 ID:iMtcG1s4wE

百合子「何が起きたの!?」

キョウ「ベトベトンの身体はヘドロでできている…ゆえに変幻自在!果たしてそのポリゴンはこの攻防についてこられるかな?」

Pカチュウ「また来たぞ!かわせ!!」

エグゼ「そんなこと言われてもー!」

百合子「当たる寸前に後ろに下がればなんとかなるはず!」

エグゼ「そ、そうか!」スッ

キョウ「甘いでござるよ」

空振りしたベトベトンの腕から、“別の腕”が生えてきてエグゼに“はたく”攻撃を与えたのだった!

エグゼ「ぐへ、そ、そんなの…あり…ですか…!」


このみ「流石ジムリーダーね、わざのパワーコントロールをよく鍛えているわ」

Pカチュウ「パワーコントロール?」

このみ「ポケモンのわざって威力が強ければ強いほどエネルギーを消費するの。だから応用を利かせるには消費エネルギーの少ない基礎わざの方が便利なのよ。ポケモンタワーで私がキュウコンに指示した9連撃“ひのこ”みたいにね」

タケシ「簡単に言えばあのベトベトンの“はたく”はキョウ独自の技術によって生み出された戦法ってことだな」

Pカチュウ「くそ、とんでもない隠し玉を…!」


キョウ「“はたく”!」

エグゼ「うわっ!!」

百合子「やった避けた!」

エグゼ「ぼ、ボクにかかればこれしきの攻撃…よ、余裕です、から!」

百合子「“サイケこうせん”!」

エグゼ(こんな痛い思いもうたくさんだ!早く終わらせてやる!)

ドカンッ!!

エグゼ「やったか!」

76 : 1   2019/04/14 02:34:38 ID:iMtcG1s4wE

ベトベトン「…!」ニヤリ

エグゼ「えぇ…」

キョウ「お次はこれでござる」

ベトベトンの身体から無数の腕が生えてきた

百合子「まさかこれって…」ゾクッ

キョウ「“はたく”の乱れ咲き!でござる!!」

ビュンッ!ビュンッ!!

百合子「うわっ、来た!!」

エグゼ「ひえー!!」

キョウ「ファファファ!いつまで逃げられるか見ものでござるな!」

百合子(どうにかしなきゃ!的確な指示を出さなきゃ…!)

ビュンッ!!!ビュンッ!!!!

エグゼ「はっ!マスター見てください!この無数の腕から繰り出される攻撃!よく見たら左右に偏っていて、中央にまで及んではいない!これなら正面から近づけそうです!!」

百合子(た、確かに…!でもなんか違和感が…!)

エグゼ「これは反撃のチャンスですね!!」

百合子「ちょっと待って!」

エグゼ「心配無用ですよ!天才のボクにお任せを!」ビュン

百合子「あ!」

エグゼ「潜り込めた!やっぱりボクはかんぺ――」

ベトベトン「!」ベロベロバー

エグゼ「え」

遠くにいるはずのベトベトンの顔“だけ”が、エグゼのすぐ目の前に現れた

百合子(しまった!誘いこまれたんだ!)

キョウ「“ヘドロこうげき”!!」

ベトベトン「!」ゲロゲロ

エグゼ「ぎゃああああああ!ばっちいいいいい!!」

タケシ「口から出すな口から!」

Pカチュウ「飲み会した後のこのみさんを思い出す」

このみ「えぇ!?」ガビーン

77 : 1   2019/04/14 21:53:15 ID:iMtcG1s4wE

キョウ「“はたく”!」

エグゼ「ぐへ!」バシッ

キョウ「もう一回でござる!」

エグゼ「ぐはっ!」バシバシッ

キョウ「ワンモアセッ!ござる!」

エグゼ「ぐええええ!!」ドゴッ!

百合子「大丈夫!?」

エグゼ(この天才のボクがこんな一方的に…?何かの間違いだ…ボクは天才なんだ…!PTのエースになるポケモンなんだぞ…!!)

百合子「エグゼ!!」

エグゼ「え、あ、はい!もちろんこんな攻撃、屁の河童ですよ!ハハハハ!!」

キョウ「ベトベトン!畳みかけるでござる!!」

百合子「来る!“サイケこうせん”!」

エグゼ(ここから逆転するんだ!じゃなかったらボクは――)

キョウ「ふふっ」

ベトベトンは再び自らの身体に穴を開け、攻撃を強引にかわした
それと同時に、放った伸びる“はたく”がエグゼに命中!

百合子「エグゼ!!」

エグゼ(――ボクは……口先だけの、ただの役立たずじゃないかっ…!!)

どごっ!!

エグゼ「うぅ…」

キョウ(ポリゴンから闘争心が消えていくのを感じる…完全に折れたか)

エグゼ「…わかってたんだ…ボクは天才でも何でもないってことを…皆さんのお荷物に過ぎないってことを…でも、認めたくなかったんだ!最新鋭の技術で作られたポケモンとして、特別な存在でありたかったんだ!!」

百合子「エグゼ…」

エグゼ「マスター、迷惑かけて申し訳ありません…けど、自信がないんです…ボクじゃもうお役には立てない…」

百合子「そんな…そんなこと言わないでよ」

キョウ(どうやら、ここまでか…)

キョウが口を開くのよりも早く、動き出した者がいた

Pカチュウ「ちょと待った!!」

キョウ「!?」
百合子「!?」

Pカチュウだ
Pカチュウはぴょん、とフィールドに上がり、エグゼに近づいていった

78 : 1   2019/04/14 22:03:35 ID:iMtcG1s4wE

Pカチュウ「どうやら自分が視えたようだな…」

エグゼ「Pカチュウさん…」

Pカチュウ「そうだ、お前は決して特別なんかじゃない」

エグゼ「痛感しました。ボクはあなたたちみたいに優れてはいなかった…」

Pカチュウ「エグゼ、俺は自分が優れてるなんて思ったことはない」

エグゼ「え?」

Pカチュウ「俺だけじゃない、多分他の皆もだ。俺はクチバジムでマチスのライチュウにボコボコにされて、進化形態との差に内心震えた…つむぎはコイキングってだけで周りから下に見られていたし、カモ助もずっと悩みを抱えていたという…」

エグゼ「…」

Pカチュウ「それでも俺たちは戦って、勝ってきた…そうしないと前に進めないから。このまま立ち止まってても何も変わりはしない…だからがむしゃらに突き進むんだ」

エグゼ「…やっぱり凄いですよあなたたちは…そんな途方もない道を進む勇気、ボクにはない…」

Pカチュウ「いや…お前は自分の弱さを認めた。それは屈辱的で受け入れたくはない気持ち…だけど認めたんだ!それは勇気の一歩!お前の未来に必要となる、かけがえのない財産だ!」

百合子「エグゼ」ギュッ

エグゼ「ま、マスター!な、何を!?」

百合子「私じゃトレーナーとして頼りないかもだけど、それでも私頑張るから…!一緒に付いてきてくれる?」ギュウッ

エグゼ「は、はい…!」

79 : 1   2019/04/14 22:03:57 ID:iMtcG1s4wE

タケシ「先輩からの激励は済んだみたいだな」

Pカチュウ「そんな大層なものじゃない。俺はただ、頑張ってる誰かを見るのが好きなんだ。だから挫折で終わってほしくない、自分の可能性を捨ててほしくないだけだ」

タケシ「ふっ」

このみ「…そうよね、あなたはそういう人よね」

キョウ「…話はまとまったようでござるな」

エグゼ「キョウ様…ボクはあなたに勝ち、弱い自分を乗り越える!マスターやPTの仲間たちと一緒に!!」

キョウ「その意気やよし!」

80 : 1   2019/04/14 22:12:48 ID:iMtcG1s4wE

キョウ(あのピカチュウの言葉に心動かされたか。あの者、他者を正しい方向に導く才能を持っていると見た…)

百合子「行くよエグゼ!!」

エグゼ「はいです!!」

キョウ(だが、意気込みだけで勝てるなら苦労はないでござる!)

ベトベトン「!」ビョーン

エグゼ「うおっ!」スッ

キョウ「む!?」

タケシ「避けた!」

Pカチュウ「ギリギリまで引き寄せてからの回避!その調子だ!!」

百合子「そのまま前進!そして“たいあたり”で決めるよ!!」

エグゼ「うおおおおおおお!!」

キョウ「その勢い、止めさせてもらうでござる!!」

再びベトベトンの身体から無数の腕が生える

キョウ「“はたく”乱れ咲き!!」

ビュンッ!ビュンッ!!

エグゼ「ぐへっ!あぶべっ!!」

タケシ「あっ!」

このみ「っ!」

エグゼ(痛い…、けど、これしきの痛み…!もうどうってことはない!)

キョウ「これで終わり――」

エグゼ(ボクは『今のボク』に出来ることをただやり遂げるんだーっ!!)

びゅんっ!!

キョウ「ポリゴンの首と胴体が分離した!?」

タケシ「あの時のかくし芸か!」(>>42参照)

Pカチュウ「やれ!!」

百合子「“サイケこうせん”!!」

ベトベトン「!?」ドカンッ!

81 : 1   2019/04/14 22:23:27 ID:iMtcG1s4wE

このみ「やったわ!今のはいい当たりよ!!」ポカポカ

マサキ「いたっ!ちょ!やめい!!」ボコボコ

キョウ「まさかそちらも変幻自在の術を使えるとはな…流石でござる」

百合子「まだ…です!」

キョウ「何!?」

百合子「私たちはまだまだ変われる!今から『あのわざ』を使って、エグゼの可能性をもっと引き出す!!」

エグゼ「これが今のボクに出来る精一杯…そして全力!」

「「“テクスチャー”!!」」

エグゼの身体が眩い光に覆われていく!

タケシ「“テクスチャー”、自分のタイプを持っているわざのタイプと同じにするというわざ…!」

このみ「ってことは、エグゼちゃんの今のタイプは…」

百合子「エスパータイプ」

Pカチュウ「なっ!?」

タケシ「何だあれ!?」

このみ「あれってもしかして!?」

マサキ「んなあほな!」

キョウ「こんなことが…」

百合子「正義の超能力で敵を打ち倒す、その名はエグゼ…いや!」

エグゼ「…!」カッ

百合子「マイティ―セーラー!!」

82 : 1   2019/04/14 22:32:56 ID:iMtcG1s4wE

タケシ「エグゼの姿が百合子の姿に!しかも今のあいつと同じ衣装に!」

このみ「でも凄いカクカクしてるのね、一昔前のゲームみたい…」

Pカチュウ「まあ、そこはまさに『ポリゴン』ですし…」

エグゼ「…」バチバチ

キョウ「変化の術とは、見事…!」

百合子「変わったのは見た目だけじゃないですよ!」

バチバチ!
エグゼの手のひらにエネルギーが集約されていく

百合子「“サイケこうせん”!!」

エグゼ「波っ!!」

キョウ「くっ!そういうことか!ベトベトン!!」

ベトベトン、辛うじて攻撃を避ける

どっかーん!!

Pカチュウ「凄い!さっきとは威力が違う!」

このみ「ポケモンは自身のタイプと同じタイプのわざを使うと、威力が上昇する!」

タケシ「キョウもそれに気づいたからこそ、防がずに回避させたんだ!」

エグゼ(今までとは違う、大きな力を感じる…!)

キョウ「…全力、か。ならば拙者たちもそれに応えなければな!」

ベトベトンは両腕を組んだ
それは徐々に合体していき、最終的には両腕は一つの巨大な腕となった

キョウ「特大の“はたく”だ!これを避けられるかな!!」

エグゼ「避ける必要はありません!」

百合子「左手にエネルギーを!」

左手に集まった念力は盾を模り、特大“はたく”を防いだ!

83 : 1   2019/04/14 22:42:20 ID:iMtcG1s4wE

キョウ「ならば次はこれでどうでござる…!“はたく”乱れ咲き!!」

ビュンッ!ビュンッ!!

タケシ「またあの連撃が!」

百合子「エグゼ!今度は右手にエネルギーを!」

エグゼ「とうっ!!」

エグゼの右手に念力が集まり、剣を模った!
右手の剣は次々と無数の腕を切り裂いていく!

キョウ「このわざさえもっ・・・!」

百合子「左手の盾は『絆』…右手の剣は『勇気』!」

エグゼ「そしてこの一歩は――」

どんっ!!

「「成長の証!!」」

百合子「いけええええええええええ!!」

エグゼ「あああああああああああああ!!」

キョウ「拙者たちとて負けるつもりは毛頭ないでござる!!」

ベトベトン「!!」

ベトベトンの伸びる“はたく”がエグゼに襲い掛かる!
しかし構わず直進!

エグゼ「うおおおおおおおおおおお!!」

エグゼの右手が剣を模した念力で覆われ、ベトベトンへと向けた
念力の剣はベトベトンの腕を切り離し、そのまま本体をも切り裂いた!

84 : 1   2019/04/14 22:51:09 ID:iMtcG1s4wE

キョウ「何だと!?」

タケシ「やった!!」

百合子「エグゼ!!」

エグゼ「ボク…ボク…!」

Pカチュウ(これでようやく……)

百合子の方を向き、涙ぐんでいるエグゼ
百合子も少し泣いているようで、涙をぬぐっている
しかし、Pカチュウは気づいてしまった
ベトベトンのいた位置にある『ヘドロの塊』と『切り裂かれた腕』がいつもより大きくなっていることに――

Pカチュウ「!?」

キョウ「……」ニヤリ

Pカチュウ「罠だ!!ベトベトンはまだひんしになってないぞ!!!」

びょんっ!!
切り離されたベトベトンの腕“だけ”がエグゼに突進!
腕は少しずつ形を変え、手の部分がベトベトンの頭となっていた!
ベトベトンはエグゼの身体に巻き付き、即座に自由を奪った!

エグゼ「え!?」

百合子「腕がベトベトンになった!?」

Pカチュウ「野郎!腕と見せかけてわざと切らせたんだ!しかも余分な胴体を切り離したことで身軽になった!!」

キョウ「これぞ変幻自在…忍の本流よ!」

このみ「まずいわ!これじゃあさっきの攻撃が使えない!!」

キョウ「如何にもそれが狙いでござる!そして……!」

エグゼ「う、うぐぅ…!」

百合子「エグゼ!?」

エグゼ「た、体力が吸い取られていく…!」

タケシ「まさかこの効果は!」

キョウ「“メガドレイン”!相手にダメージを与えつつこちらのHPを回復させてもらう!」

85 : 1   2019/04/14 23:02:42 ID:iMtcG1s4wE

エグゼ「ぐあああっ!!」

タケシ「このままだとじわじわ体力を削られて負ける…!」

このみ「百合子ちゃん!エグゼちゃん!」

百合子「私たちだってまだ終わらないよ!負けるまでやれることをやっていくんだ!!」

エグゼ「うおおおおおおおおおおお!!」

百合子「“サイコキネシス”!!」

キョウ「“サイコキネシス”だと!?」

Pカチュウ「そうか!念の波動なら全方位に攻撃を与えられる!!」

百合子「奥の手と思って温存しておいたんだ!しかもこれだけ接近してる状態なら大ダメージを与えられる!!」

キョウ「耐えるでござる!ベトベトン!!」

百合子「キネティックパワー解放!!オーバーブーストォォォオオオオオ!!!」

エグゼ「ボクたちは勝つんだァァァアアアアアア!!」

キョウ「くぅ!!」

ベトベトン「!!??」

どんっ!
念波動の威力に耐えきることが出来なかったベトベトンは吹き飛ばされ、壁に激突!

ベトベトン「」ガクッ

キョウ(ここまで、か…)

審判「3戦目!勝者百合子!!この試合、挑戦者・百合子の勝ちとする!!」

86 : 1   2019/04/14 23:21:48 ID:iMtcG1s4wE

エグゼ「か、勝った…ボクが勝った…!」

百合子「エグゼ!頑張ったね!良かった、本当に良かったよ!」ウルウル

エグゼ「マスター…!」ウルウル

キョウ「ファファファファファ!完敗でござる!ナイスファイトでござる!!」

マイティ―セーラー!マイティ―セーラー!マイティ―セーラー!マイティ―セーラー!
マイティ―セーラー!マイティ―セーラー!マイティ―セーラー!マイティ―セーラー!

タケシ「会場も凄い盛り上がってるな」

このみ「観客を引き付ける力、まさにアイドルに必要な力ね」

Pカチュウ「そうですね」

マサキ「…流石百合子や、ほんまあいつはわいを楽しませてくれる…!」

キョウ「さあ、勝者にはこの『ピンクバッジ』を贈呈しよう!」

百合子「シルフ、ユニー、そしてエグゼ!今回のバッジは皆で掴んだ物だよ!ありがとう!!」

エグゼ「礼を言うのはボクの方です…!皆さんの仲間になれて、本当に良かった…!」

百合子「改めて、これからもよろしくね!」

エグゼ「はい!」

Pカチュウ「俺からもおめでとうと言わせてくれ」

エグゼ「Pカチュウさん…ありがとうございます!お礼にこれを――」

Pカチュウ「おいおい、お礼なんて改まって!なんだか照れるぞ!」

エグゼ「PTの『次期エース』になるボクのサインをどうぞ!」

Pカチュウ「っているかーい!」

エグゼ「遠慮しないでください!今はまだエースの器ではないボクですが、いずれはなれる、そんな素質を持っているボクのサインですよ!記念に貰ってやってください!」

Pカチュウ「なんか微妙に謙虚になってるけど、結局本質は変わってないぞこいつ…ってか俺の顔に書くやめろー!!」

ピンクバッジを てにいれた!

87 : 1   2019/04/14 23:22:42 ID:iMtcG1s4wE

セキチクシティ編終わり!

88 : プロデューサーちゃん   2019/04/15 07:20:33 ID:l3MftnC/Es

マイティセーラーは等身大ですか?!

89 : 1   2019/04/16 00:41:42 ID:qhxiVqcsrs

簡易的なPT一覧
ついに6体そろった百合子PT!
この先、手ぐすね引いて待ち構えている敵たちにどう立ち向かっていくのか!?

90 : 兄(C)   2019/04/16 00:43:15 ID:qhxiVqcsrs

>>88
等身大設定です~

91 : Pサマ   2019/04/16 12:30:20 ID:zni2gcpY0w

>>90
オーケー、ちょっとコイン貯めてくるわ。

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