【赤緑23周年記念SS】百合子「私は、ポケモンマスターです!」その2
1 : 1   2019/03/28 21:35:53 ID:hzBBvn9CN.

前:http://imasbbs.com/patio.cgi?read=6773&ukey=0&cat=ml

注意
1:キャラ崩壊
2:長編
3:ゲームとは異なる展開
4:駄文
5:更新早かったり遅かったり
6;赤緑といいつつ青ピカ要素もある

上の続きです
初見だよって人やおさらい用とかに参考画像用意したのでどうぞ
多分分かるようになってるはず・・・
次レスでは簡単なこれまでのあらすじも書くので、どうぞ

それでは、冒険スタート!

194 : 1   2019/06/01 01:05:27 ID:8/yPIUacQU

~シルフカンパニー最上階~

マサキ「…何を言い出すかと思えば…単純なパワーだけならミュウツーをも凌ぐけつばんが負けるとは思えんわ。Pカチュウ、お前の言ってることはただの負け惜しみや」

Pカチュウ「そんなことないさ、俺たちにはお前が知らない切り札があるんだよ」

マサキ「切り札…?」

Pカチュウ「そう、とっておきの切り札――」


~シルフカンパニー1階~

???「プテラ、“はかいこうせん”」

この場の誰もが予想しなかった突然の攻撃!
上の階から放たれたその一撃は、このみに襲い掛かるけつばんに命中した!

けつばん「ぐえっ!だ、誰だ!どこにいやがる!!」

???「ここです」

一同の視線を向ける
エントランスホールの上空にプテラ…そしてその背に立っている一人の少女――

タケシ「あんたは!」

このみ「瑞希ちゃん!!」

瑞希「お2人とも、お待たせしました…いえい」



Pカチュウ「――ジョーカーがな!」

195 : 1   2019/06/01 01:14:46 ID:8/yPIUacQU

巨大なモザイク…人造ポケモン・けつばんに立ち向かう
馬場このみ、タケシ、そして真壁瑞希!

果たして勝利の女神がほほ笑むのどちらだ!?
続く!

196 : 1   2019/06/02 22:50:58 ID:hskFXBCDpw

けつばん「どういうことだ?百合子の仲間は半裸男とチビ女だけのはず!」

瑞希「初めまして、真壁瑞希です」ペコリ

けつばん「そんなことはどうでもいい!いつまで俺様を上から見下ろしてやがる!とっとと降りてこいや!!」

瑞希「はい」スチャ

タケシ「対応はやっ!」ガビーン

瑞希「馬場さん、お怪我は?」

このみ「大丈夫よ、ありがとう助かったわ」

瑞希「仲間ですから。当然のことをしたまでです」

けつばん「へっ!雑魚の慣れ合いか、反吐が出るぜ」

瑞希「…そういえば先ほど、馬場さんたちのことを馬鹿にしていましたね」

けつばん「あん?」

瑞希「私は今、怒っています」

けつばん「怒ってるだぁ!粋がってんじゃねぇぞ劣等種が!」

ビュンッ!!
けつばんが瑞希に向かって突進!

瑞希(早い…!)

けつばん「俺様もなぁ!お前らにはイラついてんだよぉ!!」

けつばんが拳を振り上げる!

けつばん「その無表情顔を絶望の色に塗りたくってやる!!」

このみ「逃げて!!」

けつばんが拳を繰り出すのと、瑞希が後ろに跳ぶ動作はほぼ同時だった!
そして、けつばんの攻撃で何かが吹き飛び宙を舞った

瑞希「!?」

瑞希は攻撃を回避直後、自分の右肩を押さえた
先ほどまで自分の身体に付いていた『自分の右腕』が宙を舞い、落ちていく瞬間を見ながら――

197 : 1   2019/06/02 23:05:59 ID:hskFXBCDpw

けつばん「がはははは!脆いもんだぜ!!」

瑞希「あ…あ…」

このみ「そんな…瑞希ちゃん…」

タケシ「惨すぎる…!」

瑞希「腕が…腕が…」

けつばん「がははははははははは!!」

ぬっ!
瑞希「あ、腕が生えてきたぞ」

このみ「え?」

タケシ「えぇ!?」

けつばん「えええええええええええええええええええええ!!??」

瑞希「ポチっとな」ポチッ

瑞希はポケットからスイッチを取り出し、それを押す
すると、落ちていた『瑞希の右腕』の切断面から燃焼ガスが噴射!

けつばん「ぐえっ!!」

腕はロケットのように飛んでいき、けつばんの顎に激突した!

瑞希「マジック大成功……やったぞ」ピース

けつばん「な、なめやがって!」

瑞希「では、リクエストにお応えして第2弾」

けつばん「してねぇよ!」ガビーン

瑞希「今、私はモンスターボールを持っています。それをこうやって握りしめると…」

パッ!

瑞希「びっくり、消えちゃったぞ」

けつばん「それがどうした!今度こそ終わり――」

瑞希「あ、あまり動くと…」

ポロッ
けつばんの頭の上から何かが転がり落ちた

けつばん(モンスターボール…?まさか……!)

ボンッ!
オコリザル「ぶひっ!!」
オコリザルの メガトンパンチ!

けつばん「な、にぃ!?」

瑞希「またまた大成功」ピース

198 : 1   2019/06/04 22:11:15 ID:C7YsTBgmAs

どんっ!
けつばんが背中から倒れる!

タケシ「あの化け物を殴り倒した…!」

けつばん「てめぇ!!」ムクッ

このみ「起き上がった!?」

瑞希「あれくらいで倒せるとは思っていませんでしたが、ほとんどダメージも与えられていない…ショックだぞ」

けつばん「劣等種に飼育されているポケモン如きに俺様が倒させるかよぉ!」

このみ「あなただってマサキくんのポケモンなんでしょ?」

けつばん「俺様をトレーナーがいなければ何もできない軟弱者と一緒にするな!!確かに俺様はマサキ様に造られた…だがマサキ様の所有しているポケモンではない!ボールに閉じ込められる生活なんて想像しただけで鳥肌が立つぜ!」

このみ「つまり、マサキくんに従ってるだけで実際は野生のポケモンみたいなものなのね」

タケシ「ってかモザイクで鳥肌が立ってるかどうか分らんわ!」ビシッ

けつばん「…瑞希、とか言ったな。お前はトリックプレイの使い手のようだが、これ以上好き勝手はさせねぇぜ!」

瑞希「それは困りました、もっと楽しんでいただきたかったのに」

けつばん「だったらよぉ…今度は俺が楽しむ番だぜ…!」イライラ

タケシ(あいつわざと挑発して、何をするつもりだ…?)

けつばん「くたばれぇ!」ビュン


瑞希「オコリザル、“からてチョップ”」ボンッ

けつばん「邪魔だ!!」

けつばんの拳がオコリザルに命中!

瑞希「うわっ」

吹き飛んだオコリザルに巻き込まれて、瑞希も共に吹き飛んだ

けつばん「“わざマシン29”!!」

けつばんの放った念力の波動が3人を襲った!

タケシ「か、身体が…!」

このみ「動かない…!?」

瑞希「これは…」

けつばん「…」ニヤッ

199 : 1   2019/06/04 22:31:51 ID:C7YsTBgmAs

けつばん「『フリーズ』させたのさ…わざの射程範囲内全てをな!」

タケシ「フリーズ!?何だそれ!?」

このみ「ほんとでたらめよね!」

けつばん「これから俺様は身動きできないお前たちをギタギタにぶちのめし、ボロボロの生ごみのようにしてやるぜ」

このみ「絶体絶命ね…」

瑞希「…」

けつばん「いくぜ雑魚ども!!」

ボッ!
けつばんの背後から攻撃が繰り出された!

けつばん「ぐはっ!な、何ィ!?」

タケシ「あ、あれは…!」

ゲンガー「…」ニヤッ

瑞希「ナイスアタックです、ゲンガー」

瑞希のゲンガーがけつばんの影の中から姿を現したのだった!
上半身だけ影の中から出ている状態でけつばんをあざ笑っている

けつばん「馬鹿な!怪しい動きをすればすぐに分かるはず…いやそれ以前に!こいついつの間にボールから出てきやがった!?」

瑞希「さっきオコリザルと一緒に吹き飛ばされた時、ボールを投げておきました…あなたの足元に」

けつばん「あ、あの時…!」

瑞希「視線誘導はマジックの基礎です」

けつばん「調子に乗るなよ劣等種!言っただろ!もうてめぇのトリックプレイは俺様には通用しねぇ!たった1匹のゲンガーなんぞ、俺様のパワーでぶっ飛ばして――」

ゲンガー2「!」ビョーン
ゲンガー「…」ニヤニヤ

けつばん「2匹目だと!?」

瑞希「あっと驚きの分裂マジック」

けつばん(こ、こいつ…っ!)

2匹のゲンガーの“メガトンパンチ”がけつばんの顔面に炸裂!

けつばん「ぐぅあう!!」

200 : 1   2019/06/04 23:00:54 ID:C7YsTBgmAs

けつばんの影から次々とゲンガーが出現し始めた
3,4,5…どんどん増え続けていく

けつばん「これは…“かげぶんしん”…!だけど実体がないはずのこの影どもの攻撃が何故俺様に当たる!?」

瑞希「ゲンガーは別名、シャドーポケモン。影を操り支配する力を持っています。私はその能力を活かし…結果、私のゲンガーは影に潜っている間だけ“かげぶんしん”で作った分身を実体化させる能力を手に入れたのです」

約10体以上のゲンガーが同時に“メガトンパンチ”を繰り出し、
四方八方からけつばんに攻撃を仕掛けた!

けつばん「ぐはっ!!」

タケシ「いいぞ、効いてる!」

けつばん(馬鹿な…!この俺様がこんな劣等種の小娘に翻弄させるなんて…!)

このみ「このままいけば…!」

けつばん(負ける…俺様が…!?俺様は最強なんだ…!こんなところで負けるなんて、ま、負けるなん、て……!)

ブチッ!
けつばん「GUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」

けつばんの身体から放たれた波動により、ゲンガーたちが吹き飛ぶ!
影は消滅し、本体だけが壁に激突!

瑞希「いったい、何が…?」

タケシ「おい、やつの様子がおかしいぞ」

けつばん「UUUUUUUUUGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

このみ「けつばんの身体がどんどん大きくなっていく…」

瑞希「それだけじゃない、これは…」

タケシ「こいつ、パワーアップして…」

どんっ!!
けつばん「コロ、シテ、ヤルゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

けつばん

レベル

127!!!

201 : 1   2019/06/04 23:01:55 ID:C7YsTBgmAs

ここまで

202 : 1   2019/06/06 00:04:24 ID:AqxVJN7uuM

今日は本編じゃなくて、ちょっとした番外編書く

203 : 1   2019/06/06 00:35:14 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編その1「シゲル、ミリシタをやる」

シゲル「なにぃ!このゲームをやるといつでもどこでもこのみに会えるのか!?」(末期)

シゲル「俺の全財産をはたいてでも絶対このみのSSRを手に入れてやるぜー!!」

シゲル「ちっ!親指じゃあなかなかフルコンできねぇ!」

シゲル「よっしゃ!やったぜ!!」

このみ『えへへっ、私のアダルトな歌声にみんなメロメロだったわね♪』

シゲル「あぁ、ぞっこんだぜ…」


数日後

オーキド「シゲル、図鑑完成は順調かな?」

シゲル「あぁ!ばっちり!衣装コンプリート完了だぜ!!」ドヤッ

オーキド「図鑑はどうした孫ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ガビーン

204 : 1   2019/06/06 00:42:17 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編その2「ポケモン剣盾」

Pカチュウ「よし、次の町行くか…準備はいいか?」

百合子「はい、いつでもOKです」ガッシャンガッシャン

Pカチュウ「その鎧と武器どうしたの!?」ガビーン

百合子「ポケモン剣盾の発売日も決まったことだし、私もフル装備で頑張ろうかと!」

Pカチュウ「お前が武装してどうすんの!?」

百合子「いざしゅっぱーつ!」(聞いてない)

~ファミレス~

店員「ハンバーグセットお待ち―」

百合子「動きずらい!バイザーのせいで、た、食べられないいいいい!」

Pカチュウ「ダメだこりゃ」

205 : 1   2019/06/06 00:48:05 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編3「ダイマックス」

Pカチュウ「ダイマックスやる人このゆびとーまれ!」

このみ「何そのテンション」

Pカチュウ「このみさんもなってみたいでしょ?」

このみ「何で私がダイマックスする前提なの!?」ガビーン

瑞希「それならば、馬場さんが入れるモンスターボールを作らなければ…カツラさんに頼んでみます」ビシッ

タケシ「でっかいモンスターボール投げる役は俺に任せろ!」ムキッ

百合子「じゃあ私は撮影係で!」パシャッ

このみ「なんで皆乗り気なの!?ていうか私は人間よ!ムキ―!」

206 : 1   2019/06/06 00:53:14 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編4「もしもマサキが造ったポケモンが〇〇〇〇だったら」

マサキ「わいが最強のポケモンを造るんや!」

マサキ「これで世界をひっくり返して見せるで!!」

マサキ「で、出来た…!これが最強のポケモン…!」

アオノリ「マサキ、メッチャスキ」

マサキ「ほんま大丈夫なんかこれ…」


百合子「勝負ですマサキさん!」

マサキ「頼んだでアオノリ!」

アオノリ「イッチョヤッタロカ!ドコカタデモカカッテキテエエデ!」

マサキ「指示しといてなんだけど、めっちゃ自信満々やな自分!?」

Pカチュウ「俺たちの全力見せてやる…」ビリビリ

アオノリ「…ア、ヨウジオモイダシタワ!ホナサイナラー!」ビュンッ

マサキ「アオノリイイイイイイイイ!!」ガビーン

207 : プロデューサー   2019/06/06 00:53:56 ID:AqxVJN7uuM

番外編終わり

208 : ご主人様   2019/06/10 01:48:10 ID:.LzXjdv.5c

あげ

209 : ごしゅPさま   2019/06/10 03:22:30 ID:gMMFeshf3M

おむ

210 : 1   2019/06/10 23:06:21 ID:nxgsF4zPBA

けつばん「UGAAAAAAAAAAAAAAH!!」

このみ「巨大化した!?」

タケシ「しかもレベル100越え…何から何までルール無用な奴め!」

けつばん「瑞希!認めたくねぇがお前は強い!だからこそ俺様はこれから本気でお前をぶっ倒してやる!!」

瑞希「これがあなたの本気…」

けつばん「さあ行くぜええええええええええ!!」

ニョキニョキ!
けつばんの身体から複数の『何か』が生えてきた

タケシ「けつばんの身体から無数の突起物が…」

このみ「卑猥ね…」ドヨーン

瑞希「最低ですね」

けつばん「何勝手なこと言ってやがる!どう見たって『大砲』だろうが!!」ガビーン

タケシ「紛らわしいんだよ全身モザイク!!」

けつばん「くらえええええええええ!!」

無数の大砲が一斉発射された!

このみ「モンスターボールを模った光弾!あの時と同じ!?」

けつばん「いいや違うね!こいつはあの時の比じゃね!俺様の最強わざ――」

打ち上げられた光弾のすべてが三人に向かって落下していく!

けつばん「――“ひでんマシン1”だ!!」

瑞希「来る…!」

このみ「2人とも避けるのよ!!」

211 : 1   2019/06/10 23:30:17 ID:nxgsF4zPBA

けつばん「逃がすかよおおおおおお!!」ボンッ!ボンッ!

タケシ「あいつ!また打ち出したぞ!!」

このみ「無差別に繰り出してるから攻撃パターンが読めないわ!」

けつばん「ははははは!何もかもぶっ壊してやるぜェ!!」

タケシ「おいまずいぞ!このままじゃシルフカンパニーが崩れる!」

このみ「これ以上はやめなさい!自分の仲間まで巻き添えにする気!?」

けつばん「そんなことは知らねぇ!これで生き残れないような奴は淘汰されて当然!この時代を生きる価値はねぇ!!がーはははははははははは!!」

このみ「なんて傲慢なの」

タケシ「ビルが崩れてきてないか!?」

このみ「嘘!このままじゃ潰れる!」

瑞希「…」

けつばん「がははははははははは!!壊れろ!壊れろォ!!」

ビルが崩れ始め、このみとタケシが終わりを確信したその時だった!
ビルの崩れが治まったのだ!そして一行の視界には不可解な光景が見えていた!

このみ「岩が宙に浮いたまま停止してる…?」

けつばん「ど、どうなってやがる!?」

瑞希「これはまさか念動力…」

???「間に合ったようね」

タケシ「その声…ナツメ!」

サイキッカー「我々もいますぞ!!」

ナツメ「ヤマブキジムのトレーナー&エスパーポケモン総動員よ!」

ナツメたちトレーナー集団が外からシルフカンパニーを囲み、念動力を発動していた!

ナツメ「私たちが崩壊を止めている間に…早くその化け物を倒してちょうだい!」

このみ「ありがとう、皆…!」

瑞希「皆が私たちのために……感激だぞ」

けつばん「劣等種どもがァ…!」ギリッ

212 : 1   2019/06/10 23:51:21 ID:nxgsF4zPBA

瑞希「それでは、次は我々のターンです」

けつばん「ふぅ…いいぜこいよ。こっちは出すもん出してスッキリクールダウンだぜ」

タケシ「その言い方やめろ」ドヨーン

瑞希「ゲンガー、出番です」

ズズズ
けつばん「また俺様の影から…!」

巨大化したけつばんの影から出てきたのは――

このみ「巨大化したゲンガー!?」

けつばん「何ィ!?」

けつばんと同じサイズのゲンガーが現れた!

瑞希「力比べです」

けつばん「くくく、次から次と対抗策を出してきやがって面倒くせぇ……だが、だからこそ!お前はぶっ倒し甲斐があるぜ瑞希さんよぉ!」

瑞希「ありがとうございます」ペコッ

けつばん「そこのゴミ2人はどうでもいいが…瑞希、お前だけは…この俺様の手で葬ってやるぜ!」

このみ「くっ…!」

瑞希「…いいえ違います。勝つのは私“たち”です」

タケシ「あぁそうだ、いつまでも舐められてばっかりじゃないぞ」

このみ「瑞希ちゃん…タケシくん…そうね、私“たち”が勝つのよ」

けつばん「違うね!勝つのは最強の…俺様だァ!!」

両手を突き出し、巨大ゲンガーへと向かっていった!

213 : 1   2019/06/11 00:54:54 ID:Ok4G6rXJqw

瑞希「…」

スッゥ
けつばんの腕がゲンガーの身体をすり抜けた!

けつばん「!」

このみ「今度は本当の“かげぶんしん”!?」

タケシ「よしっ!勢いづいた奴はそのまま前のめりに倒れて――」

瑞希「いえ、これは…」

けつばん「…」ニヤッ

けつばんは腕を前に突き出しただけで既に足を止めていたのだった!

瑞希(気づかれていた…)

けつばん「目の前でインパクトのある光景見せておいて実は囮…お前のやり口は少しずつ分かってきたぜ」

けつばんは背後を振り向く
本来のサイズのゲンガーが攻撃態勢に入っていた!

ゲンガー「!?」

ゲンガーは再び影に潜ろうとする
しかしけつばんはそれを許さない!
すぐさまゲンガーを自身の巨大な手により掴み取った!

けつばん「キャッチアンドリリースだ!!」

地面に向かって叩きつけた!

ゲンガー「」バタッ

このみ「キュウコン!ルージュラ!」ボンッ

タケシ「イワーク!ゴローニャ!」ボンッ

けつばん「UGAAAAAAAAAAAAAAH!!」ドガッ

タケシ「な!?腕の風圧だけで…!」

このみ「レベル127で規格外のわざを使ってくるポケモン…そんなのにどうやって勝てば…」

タケシ「相手だってポケモンだ…何か手があるはずだ…」

瑞希「相手もポケモン……あ」

このみ「瑞希ちゃん…?」

瑞希「ありました、1つだけこの戦いを収める方法が」

瑞希はポケットからあるものを取り出した

214 : 1   2019/06/11 00:56:16 ID:Ok4G6rXJqw

続く!
今となってはどれくらいの人が見てるのかは分かりませんが、絶対完結まで持っていくんで引き続きよろしくです!

215 : 彦デューサー   2019/06/11 00:58:56 ID:hhMLjB/i2Y

見てるでー、がんば!

216 : 1   2019/06/13 23:36:09 ID:dCAmgqfvTY

瑞希「マスターボール、どんなポケモンも確実に捕まえられるボールらしいです」

このみ「もしその話が本当なら…」

瑞希「はい。倒さずとも無力化できるということになります」

このみ「そういえばけつばんが言ってたわね、自分は誰のポケモンでもないって…」

瑞希「つまりけつばんは野生のポケモンに等しいということ。ならばボールで捕獲することが可能」

タケシ「もし、それで捕まえられなかったら?」

瑞希「その時は私たち全員ゲームオーバーです」

タケシ「つまり一蓮托生ってことだな」

瑞希「タケシさん」

タケシ「お前たちに着いてきた時点でこっちは腹くくってるんだ。嫌って言っても最後まで着いてってやる」ニッ

瑞希「それは心強いです」

このみ(手が震えてる…そうよね、知らない世界にやってきてあんな怪物と戦うことになって…今の今までそれと駆け引きを繰り広げてたんだもの…若い子がこんなに頑張ってるのに、最年長の私は今まで一体何を…っ!)

ぎゅっ!
このみが瑞希の手を握る

瑞希「馬場さん?」

このみ「勝ちましょう…勝って元の世界に戻って、また…アイドルしましょう」

瑞希「……はい」ニッ

217 : 1   2019/06/13 23:44:47 ID:dCAmgqfvTY

けつばん「おしゃべりは済んだかよ?じゃあくたばれや!」ゴウッ

瑞希「プテラ」

プテラ「!」バサッ

けつばん「プテラァ?そういえばこいつはボールから出っぱなしだったな」

瑞希「“ちょうおんぱ”」

キィィィイイイイン!
けつばん「う、うるせぇえええええ!」

瑞希「皆さん、今です」

タケシ「おう!」
このみ「作戦開始ね!」

タケシはけつばんから見て左に、このみは右へと走った!
そして瑞希は――

けつばん「正面から俺に特攻だと!?」

プテラ「!」キィィィィィン

けつばん「っち!いい加減うぜぇんだよカスが!!」バッ

けつばんの裏拳がプテラに命中!
そのまま壁へと吹っ飛んでいった!

けつばん(そういうしている間に距離を詰められた!だが人間如きの特攻でどうにかなるような状況じゃあ…)

瑞希「…」スッ

瑞希はマスタボールを取り出し、そのままけつばんへと投げた

けつばん「青いモンスターボール?こんなもの弾いて…」

ただ腕を振って弾く動作をすればいい…しかしけつばんはそれをやめた
けつばんの野生の勘…戦場で研ぎ澄まされた感覚がそうさせた
このボールは避けなきゃいけない、と

けつばん(この瑞希の行動は何か意味がある…こいつはそういうやつだ、恐らくこれも俺を攻略するための策…ならばっ!)

ボールが自分にぶつかる後少しと言う所で、横に跳びボールを回避した
マスターボールはけつばんの後ろの壁にぶつかり、落ちた

けつばん「このモンスターボールは何のつもりだ?まさか俺様を捕まえようなんて――」

瑞希「はい、そうです」

このみ「!?」
タケシ「!?」
けつばん「!?」

218 : 1   2019/06/14 00:19:00 ID:kdBfkZDgf2

瑞希「これはマスターボールといって、当たって『触れた』ポケモンを100%捕まえることができるボールです。今から私たちはこれを使って全力であなたをゲットしますのでよろしくお願いします……がんばるぞ」

タケシ(何で即行奥の手バラしてんだあいつーっ!)ガビーン

けつばん(どういうつもりだ!?なぜこうもあっさり…もしやフェイク…と見せかけて事実…と思わせておいて裏をかいて…)

タケシ「けつばんの動きが止まった…」

このみ(ここまでの瑞希ちゃんの戦い方は相手を翻弄するトリックプレイ……それを印象付けているからこそ、けつばんは瑞希ちゃんの一挙手一投足を警戒せざるを得ない)

瑞希「そのボール、返してもらいますね」

けつばん(いや、落ち着け俺様!これこそ奴の思うつぼじゃねぇか!今は考えるよりも行動あるのみよ!)

けつばんはボールを踏み砕こうと、足を持ち上げた

瑞希「いいんですか?さっきも言ったけど、『触れさせる』ことが出来たら確実に捕まえることができるんですよ?踏めば『触れた』ことになりますけど」

けつばん「!?」

ぴたっ!
足を止めた

けつばん「お前が…本当のこと言ってるとは限らねぇ!」

瑞希「はい。嘘かもしれません。けど本当かもしれない」

けつばん「な、めやが、って!!」

どすんっ!
そのまま足をボールのない場所へと着地させた

瑞希「それでは今度こそ返してもらいますよ」タッタッ

けつばん「あぁ、いいぜ返してやるよ……お前が無事でいられたらなぁ!!」

タケシ「瑞希に直接攻撃!?」

けつばん「近づけさせはしねぇ!」

このみ「…」ニヤッ

219 : そなた   2019/06/14 00:22:39 ID:kdBfkZDgf2

続く

220 : 1   2019/06/15 17:36:14 ID:Su8xSD6ak6

アーボック「シャーッ!」バッ

けつばん「アーボックが床から飛び出してきやがっただと!?」


このみ「“あなをほる”による奇襲大成功ね」


アーボックは瑞希に向かっていくけつばんに向かって、
落ちていたマスターボールを尾で弾き飛ばした!

けつばん「ちっ!」

横に跳び、マスターボールを回避した
しかし、ボールは瑞希がそのままキャッチ!

けつばん「何ィ!」

瑞希「えい」ヒュン

けつばん「くそ、また避けてやる!」ヒョイ

アーボック「シャーッ!」バシッ

瑞希「またキャッチ、そして投げる」ヒュン

アーボック「シャーッ!」バシッ

瑞希「キャッチ」

アーボック「シャーッ!」バシッ

けつばん「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!うっとおおおおおおしいいいいいい!!」イライラ

タケシ「キャッチボールとドッジボールを同時に見てる気分だ」


このみ「マスターボールの性能上、けつばんはマスターボールに触れることが出来ない。恐らく瑞希ちゃんが作戦をばらしたのも、ちょっぴり触っただけでも命とりな状況を認識させることでボールに触れることができないというプレッシャーを与えるため…パワーでは劣ってても今の精神的アドバンテージは私たちにある」


けつばん(耐えるんだ、今は避け続けて…チャンスは必ず…!)

221 : 1   2019/06/15 17:47:11 ID:Su8xSD6ak6

けつばん(“ひでんマシン1”は俺様の最強わざ…だが強力すぎる故に1度しか放つことができない。俺様が全力でエネルギー波を放てるのは後1回が限度…それで確実に仕留めてやる…チャンスを待つんだ、必ずどこかで…!)

瑞希「えいっ」ヒュン

けつばんはマスターボールを回避
しかし、アーボックがボールを打ち返すために待ち構えていた

けつばん「いい加減に…しやがれぇ!!」

ボールがアーボックに届く前に、けつばんは拳を床に叩きつけた!
1階全域の床は一瞬で割れ、足場が崩れ始めた!
瑞希たちはとっさに対応できず、よろけてしまう
ボールも打ち返すことが出来ず、アーボックの後ろを通り過ぎていく


このみ「きゃっ!」

一番距離を取っていたこのみも例外はなく、バランスを崩し後ろに倒れる

このみ「う…う…」

頭から血を流し、そのままこのみの意識は消えていった


タケシ「このみ!」

瑞希「馬場…さん…」プルプル

ビュンッ!!
けつばん「もらったーっ!!」

瑞希「!?」

タケシ「あいつ!この一瞬の隙を!!」

けつばん「雑魚が一匹くたばったくらいで何悲しんでやがる!どうせお前らもすぐこうなるんだぜェ!!」

瑞希「雑魚…」

222 : 1   2019/06/15 20:25:36 ID:Su8xSD6ak6

アーボックは“あなをほる”を使い、気絶したこのみのそばに駆け寄る

このみ「…」
アーボック「…」ペロペロ


タケシ「アーボック…くそ、けつばんの奴め!」

けつばん「がはははは!!そういやあのチビ女が言ってたなぁ!努力は無駄じゃないとかよぉ!けどこれはよぉ!てめぇらのやってきたことは結局全部無駄だったってことだよなぁ!!」

瑞希「無駄じゃ、ありませんよ…」

けつばん「見苦しいぜ!何を根拠に――」

瑞希「ナッシー、出番です」

瑞希の合図と同時に、2階の吹き抜けからナッシーが現れた

けつばん「あいついつの間に!?」

瑞希「私がここに来る前に出しておきました、いざという時のための仕込みとして…」

けつばん(そういえばこいつ!ここに現れた時、上から出てきたがったんだ!)

瑞希「行きますよ」

刹那、けつばんの頭上から大量の“タマゴばくだん”が降り注いだ!
それらは止む暇もなく、次々と撃ちだされたのだった!

けつばん「“タマゴばくだん”の空爆!?だがこんなもので俺様を倒すことなんて…!」

瑞希「そうですね、倒すことはできないでしょう…けど、こうやって隙を作ることはできました」

けつばんの動きを封じている間に、瑞希は落ちていたマスターボールを確保した

けつばん(ぐっ…こうなったら…!)

223 : 1   2019/06/15 20:36:30 ID:Su8xSD6ak6

けつばん「ぐう、ぐうううおおおおおおお!!」グイグイ

タケシ「あいつ、この爆撃の中を強引に脱出するつもりか!?」

けつばん「この程度で…足止めを喰らうわけにはいかねぇんだよ!ぶっ潰すんだ!あの女を!この手で!!」

タケシ「瑞希!走れ!」

瑞希「はい、全速力です」タッタッ

けつばん「ぐおおおおおおおおお!!」ダッ!

タケシ「出てきた!しかもあいつ!瑞希に真正面から向かっていった!そんなことしたら!」

瑞希「ボールの的になるはずなのに何故?」

けつばん「投げさせはしねぇ!その前に潰す!」

タケシ「ここに来てなんて脳筋な!」ガビーン

瑞希「拳で攻撃しようとも突進でぶつかってこようとも、ボールが触れればその瞬間にあなたを捕獲できます」スチャ

けつばん「バーカ!誰が物理的に攻撃するって言ったよ!!」

瑞希「!?」

けつばんの口内でエネルギーがチャージされていく

タケシ「あれは最初に使ったわざ!この土壇場で使ってきただと!?」

けつばん「待ってたぜ!確実にてめぇを仕留められるタイミングよぉ!この距離なら確実に命中だぜェ!!」

瑞希「コダック…!」ボンッ

コダック「…」ボケー

タケシ「何故そこでコダックを!?」

けつばん「もうどんな策が来ようとも関係ねェ!この圧倒的なパワーで――」」

わ ざ マ シ ン 1 9 ! !

けつばん「――…粉々になりやがれェ!!」

瑞希「…っ!」

224 : 1   2019/06/15 23:23:46 ID:Su8xSD6ak6

エネルギー波がぶつかり、爆発を巻き起こした
一帯は煙に覆われた

けつばん「がはははははは!!あの瑞希を始末してやったぜ!!」

タケシ「このみに次いで瑞希までも…」

けつばん「最後の一発が決まってスカッとしたぜ!やはり俺様はバトルにおいて最強だ!」

タケシ「くそっ!」ダンッ

少しずつ煙が晴れ、周りの様子が見え始めてきた

けつばん「どれ、奴の無様な姿を拝むとするぜ…」

しかし、タケシとけつばんの視界に映ったのは、瑞希ではなく……

けつばん「な、なんだこれ!?」

タケシ「瑞希の形をした巨大なぬいぐるみ!?」

瑞希「いえ、これはリトルミズキです……かわいいぞリトルミズキ」ヒョコッ

コダック「…」ヒョコッ

ぬいぐるみの後ろから瑞希とコダックが顔を出す

タケシ「どこが『リトル』だよ!?」ガビーン

瑞希「細かいことはなしです」

けつばん「“みがわり”…だと!こいつで俺様の攻撃を…っ!」ギリッ

瑞希「…ところでさっき、『最後の一発』と言っていましたね。これでもうさっきみたいな遠距離技は使えないということですね」

けつばん「な、なんでそれを!?」

タケシ「お前さっき言ってたぞ!」ガビーン

けつばん「…だけどよォ!お前だってもうすぐ終わりなんじゃねぇのか?瑞希さんよぉ!」

瑞希「…」ゼェゼェ

タケシ(あの危機的状況の中、ずっと動き回ってるんだ…確かに瑞希の体力はもう限界に近い)

けつばん「果たしてあとどれくらい逃げ回りながらボールを投げ続けられる?いやそれ以前に次の俺の攻撃を避けられる保証はあるのかな?」ニヤッ

瑞希「そう、ですね…」ゼェゼェ

けつばん「…」

瑞希「決着をつけましょう、この…戦いに」

225 : 1   2019/06/15 23:45:47 ID:Su8xSD6ak6

瑞希「決着です、次で終わらせます」

タケシ(瑞希…!)

けつばん「いいだろう!楽しいバトルもここで終わりだァ!!」

ビュンッ!!

タケシ「来たっ!」
瑞希「…」

けつばん「初めてだぜ!俺様をここまで追い詰めたやつは!瑞希、お前の名前は忘れねェ!だからここでくたばれ!!」

瑞希はマスターボールを投げる体制に入った
しかし、ボールを投げる前にけつばんの攻撃が確実に入るだろう、瑞希はそう思った。
しかし構えた!
正面から向かってくるけつばんを真っすぐ見ながら――

瑞希「私『たち』は…勝ちます」

――『横』にボールを投げた

けつばん「フェイント!?ま、まさか…!?」

タケシ「あぁ、そうさ!」

バシッ!
タケシがマスターボールをキャッチした!

けつばん「ここに来てこの半裸男を使うだと!?」

瑞希「男性で体を鍛えているタケシさんの方が体力的に今この状況で最も有効なんです」

タケシ「あぁ任せろ!俺が決めてやる!!」

けつばん「させるかァ!!」

けつばんがタケシに向かって行こうと向きを変えた!

瑞希「…最後の仕込みを使う時が来ましたね」

瑞希は右腕を上げ、指を鳴らした
その瞬間、上の階にいたナッシーの背後から3つの物体がけつばんに向かって飛んでいった
3つの物体はけつばんの正面左右と背後に配置し、それぞれが透明な壁を発現させ、けつばんを取り囲んだ

けつばん「こ、こいつらは…!」

瑞希「紹介します。この戦いの締めを務める、私の6匹目のポケモン…レアコイルです」

226 : 1   2019/06/16 00:12:36 ID:n3R4t5PTH2

けつばん「この壁、“リフレクター”か!くそっ!身動きがとれねェ!!」

分離したレアコイルはそれぞれの位置から“リフレクター”を張っていたのだ
3つの壁は合体し、立体三角形を形取った
そして壁とけつばんと共にレアコイルは少しずつ宙をうき始めた

瑞希「…3階分くらい上がっていきましたね…タケシさん、届きますか?」

タケシ「余裕だ!俺の肩ならあれくらい届く!」ウデグルグル

けつばん「俺様の動きを封じて、確実にボールを当てるつもりか!?」

瑞希「ポケモンとポケモンのわざ以外なら“リフレクター”の壁はすり抜けられますからね。これで今度こそ終わりにします」

タケシ「…行くぞ、けつばん!!」ビュンッ

けつばん「っ!俺様を…舐めんじゃねェ!!」

けつばんが拳を足元の壁に叩きつけた!

瑞希「無駄です、“リフレクター”は物理攻撃を半減する力があります」

けつばん「それがどうした!俺様を誰だと思っている!俺様は…最強のポケモン!けつばん様だぞォ!!」ドンドンッ

タケシ「壁にひびが入り始めてる…!」

瑞希「これはまさか…」

けつばん「うおうりゃああ!!」

バリンっ!
ついに足元の“リフレクター”が破壊された!
足場を失い、けつばんはそのまま落下!
“リフレクター”の結界からの脱出に成功した!
投げたマスターボールも命中することもなく、素通りしていった

タケシ「嘘だろ…!」

瑞希「最後の、策が…」

けつばん「がはははは!最後に笑うのはこの俺様よォ!着地した瞬間にてめぇらをぶち壊してやる!!」

???「ところがそうはならないのよね」

タケシ「そ、その声は!」

瑞希「まさか…」

このみ「この、馬場このみお姉さんがいるからよ!」

227 : 1   2019/06/16 00:42:43 ID:n3R4t5PTH2

破壊された床の中から現れたのは、アーボックに背に乗った馬場このみであった!

タケシ「そうか、“あなをほる”で接近したのか!」

瑞希「馬場さん…無事で良かったです」

このみ「後はお姉さんに任せない♪」

けつばん「馬鹿な!!てめぇは早々にくたばったはず!?」

このみ「若い子たちが頑張ってるのに、最年長がサボってたら示しがつかないでしょう!」

アーボックの尾をバネ状にして跳ぶスプリングジャンプによって、あっという間にけつばんの頭上を跳び越えた!
そして、行き場を無くしたマスターボールをすぐさまキャッチした!

このみ「さあ行くわよアーボック!落下中の無防備な状態ならボールを当てやすいわ!」

けつばん「それはてめぇも同じだろう!腕を伸ばして引きずりおろしてや――」

ビリッ!
けつばん(か、身体がしびれる…!)

このみ「効いてきたわね、“へびにらみ”!」

けつばん「な、なにィ…!」

このみ「このカントー地方においてアーボックとその進化前のアーボしか覚えないわざ!この子の持つ『才能』よ!」

けつばん「才能だと…!こんな雑魚に才能なんて!!」

このみ「私やタケシくん、それに他のポケモンたち…見下してた相手にしてやられた気分はどう?あなたの敗因は他人を見くびりすぎたことね…さあ、これで終わりよ!!」

このみはけつばんに向かってマスターボールを投げた

このみ「いっけええええええええ!!」

けつばん「嘘だ嘘だ嘘だ!!俺様が!!こんなチビ女にやられるなんて!!こんな!!こんな奴なんかにィィィイイイイイイイイ!!!」

ボンッ!!
静寂。
造られし人造ポケモン・けつばん…その巨大で歪な姿は完全に消え、
そこにあるのはマスターボールただ1つ…
瑞希とタケシ、そしてこのみはマスターボールが落下したところを静かに見守った

228 : 1   2019/06/16 00:44:28 ID:n3R4t5PTH2

続く~
次は久々に百合子・Pカチュウの主人公チーム登場

229 : 兄(C)   2019/06/16 06:52:03 ID:vNdLpE1AuY

8888888888888888

230 : der変態   2019/06/16 07:48:40 ID:lPcNWli1SM

このみ姉△

231 : do変態   2019/06/17 15:56:38 ID:F.cOQfEVdQ

瑞希なら捕獲後のけつばんをボールから出して煽り倒してくれるはず……!

232 : 1   2019/06/17 23:41:25 ID:rzb/Vp9gzQ

タケシ「勝った…」

瑞希「はい、私たちの…」

このみ「勝ちね…」バタッ

瑞希「大丈夫ですか、馬場さん?」

このみ「えぇ、全然大丈夫」ピュー

タケシ「出てる!頭から血が飛び出てる!」ガビーン

どかんっ!!

タケシ「何だ何だ!?」キョロキョロ

このみ「上から聞こえてきたわね」

瑞希「おそらく最上階…七尾さんとプロデューサーが戦っている場所」

タケシ「あいつら、大丈夫なのか…相手はいでんしポケモンのミュウツーなんだろ?」

瑞希「そうですね、少し体力を回復させてから向かってみましょう」

このみ「私はすぐにでも問題ないわよ」ピュー

タケシ「いやだから血が!」

瑞希(2人とも…どうか無事で)

233 : 1   2019/06/18 00:01:08 ID:oMt.e86G4Q

時間は少し前に遡る
~シルフカンパニー最上階~

マサキ「ジョーカーね…どうやらとっておきの隠し玉があるみたいやけど、けつばんの前では雑魚同然や。もちろんお前ら2人も今のわいの前では雑魚や!」

Pカチュウ「やってみなきゃ分からないだろ?なあ、百合子!」

百合子「そうです!例えて言うなら、村で平凡な生活を送っていた所である日自分の宿命を知り冒険に出て旅先で聖剣を手に入れた伝説の勇者の末裔くらいには強くなりました!」

マサキ「全く意味わからん」ドヨーン

Pカチュウ「俺も」ドヨーン

百合子「そんな…馬鹿な…」

Pカチュウ「いやお前、何でそこでシリアスな空気出してんの!?」ガビーン

マサキ「…百合子、わいはもうお前の茶番に付きやってやる必要はないんや、戦う気ならここでわいにやられてくれへん?」

百合子「それはお断りします!だって強くなったのは本当だから!私のポケモンたち、そして私だって一歩ずつ進んで、強くなって、今この場に立ってるんです!」

つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」
おしょう「…」スチャ
エグゼ「天才ゆえの才能です」キリッ
ユニー「…」フッ

マサキ「…セキチクでは役立たずだったお前もか?」

シルフ「…!」ギロッ

Pカチュウ「こいつはもう昔のシルフじゃないぞ!この戦いで嫌って程味合わせてやる!」

百合子「さあ、行くよ皆!」

マサキ「身の程知らずめ…だったら見せたるわ、最強ってやつを!」

234 : 1   2019/06/23 15:55:36 ID:3LKCyNokg.

百合子「“10まんボルト”!」

Pカチュウ「くらえ!!」

マサキ「…」スッ

Pカチュウ「なにぃ!?」

百合子「片手で攻撃を防いだ!?」

マサキ「見せたるわ、これがわいの力…!」

マサキの手のひらから電撃が放たれた!

Pカチュウ「ぐぅっ…!こ、これは…“10まんボルト”!?」

百合子「エグゼ、“れいとうビーム”!」

エグゼ「全国のポリゴンファンの皆さんお待たせしましたーっ!ボクの華麗な一撃で敵を見事に――」

マサキ「おっと」サッ
エグゼ「避けられたーっ!!」ガビーン

ドドドドドド!
つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」

マサキ(ギャラドス!?あのポリゴンに気を取られて接近に気づかなかった!)

百合子「“すてみタックル”!!」

マサキ「ぐあっ!」ドゴッ

百合子「どうだ!皆、前より数段レベルアップしてるんですよ!」

マサキ「…へぇ、レベルアップってのは、相手に埃をつける訓練のことか?」

Pカチュウ(なんて奴だ、巨体のつむぎの攻撃がまるで効いてない)

マサキ「じゃあ今度はわいのターン…いくで!」シュッ

マサキは瞬く間にエグゼの正面へと接近!
エグゼ「ふぇ?」

とっさの出来事に理解が追い付いていないエグゼをよそに、
マサキは右腕の肘を前に突き出した!

マサキ「“すてみタックル”」

エグゼ「ひでぶううううっ!」ドゴッ

マサキ「…」スッ
今度は遠くのつむぎの方に左腕を突き出した!
そして左掌から光線が放たれ、つむぎにダメージを与えた!

つむぎ「ギャウッ!」

百合子「今のって、“れいとうビーム”!?」

Pカチュウ「まさかこいつ…!」

マサキ「…」ニヤッ

235 : 1   2019/06/23 16:07:25 ID:3LKCyNokg.

マサキ「幻のポケモン・ミュウは知能に優れ、この世のすべてのわざを使用することが出来るという…わいはミュウツーにその力をわずかに受け継がせることに成功させた。ミュウツーが覚えられる技ならレベル関係なく『見ただけで覚えること』ができる!そんな能力をな!!」

Pカチュウ「わざのコピー…!」

マサキ「コピーやない、100%…いやそれ以上の力で放つことが出来る…正真正銘わいのわざとしてな!」

百合子「つまりこっちが攻撃すればするほどマサキさんもパワーアップするってことじゃないですか!そんなインチキな!」


???「おいおい、敵地に乗り込んでおいてインチキもくそもねぇだろ」

236 : 1   2019/06/23 16:27:02 ID:3LKCyNokg.

!?
百合子「その声は…!」

Pカチュウ「シゲミツ!」

シゲル「俺はシゲルだー!!」ガビーン

百合子「久々のやり取り…良かった安心しました」

シゲル「安心するとこ、そこーっ!?」

マサキ「はっ、わいに負けたシゲルくんが何しに来たんや?」

シゲル「はっ!愚問だな、お前を倒しに来たんだよ!百合子!加勢するぜ!!」
百合子「お断りします!」キッパリ

シゲル「というわけだ、マサキ!かくごし……って即答で拒否!?」

百合子「マサキさんとは私たちで決着をつけたいんです!悪いですけど、シゲルさんは攻撃の当たらないところで実況でもしててください!」

シゲル「何言ってんだ!相手はミュウツーだぞ!サシとか言ってる場合じゃねぇだろ!?」

???2「その辺でよしたまえ少年…」

百合子「フリーザー!正気に戻ったんですね!」

フリーザー「あぁ、君たちの美しい攻撃のおかげでね」

シゲル「てめぇ!あの時はよくも俺を氷漬けにしやがったな!!」

フリーザー「操られてたんだ、水に流せ。美しくな…!」キラーンッ

Pカチュウ「相変わらずちょいちょいリアクションがウザいな、こいつ」

フリーザー「百合子とあの男は何やら因縁があると見た…百合子は自身と自身のポケモンたちと共に決着をつけたいのだろう。そこに他社の力は介入できない……少年、ここは彼女たちの選択を見守るのも一興というものだ」

シゲル「…けっ!好きにしろ!その代わりてめぇがやられたら次は俺がやる!いいな!」

Pカチュウ「…サンキュー、シゲル」

シゲル「…ふん」

フリーザー「そうと決まれば少年、私と美しき実況と解説をしようではないか」

シゲル「それは別にいいんだよ!」ガビーン

237 : 1   2019/06/23 16:36:08 ID:3LKCyNokg.

マサキ「おしゃべりは終わったか?これが最期かもしれへんし、たっぷり楽しんでてもええんやで」ニヤッ

百合子「最期?それはあなたが決めることじゃない…」

マサキ「…」

百合子「私の物語の結末は私自身が記していくんですからね」ドヤッ


Pカチュウ「いくぞみんなあああああああ!!」ドドドド
マサキ「かかってこいやぁ」チョイチョイ


百合子(あれ、私のキメ台詞…総スルー?)ガーン


Pカチュウ「“でんこうせっか”!」ビュンッ

マサキ「途中で軌道を自在に変える“でんこうせっか”…威力はしょぼいがなかなかにめんどいわざやな……だが!」

マサキの サイコキネシス!

マサキ「全方位攻撃ならそんな小細工は意味を成さない」

Pカチュウ「くそっ!」

マサキ「“れいとうビーム”!」

おしょう「!?」

おしょう、ネギで“れいとうビーム”を弾く!

フリーザー「敵のわざを瞬時に自身のモノにするあの特殊能力…厄介だな。あれのせいでマサキの戦術が大幅に広がっていく」

シゲル「百合子!お前読書好きなんだろ!頭脳戦で対抗するとかなんかして戦え!!」

百合子「1つ言っておきます!読書が好きだからって頭いいとは限らないんですよ!!」バーン!

シゲル「何で自信たっぷりに断言してんのお前!」ガビーン

百合子「でも安心してください」

シゲル「?」

百合子「マサキさんは1つミスを犯した!そこをつけば攻略可能です!」

238 : ごしゅPさま   2019/06/24 19:49:10 ID:dwZGHBaixw

ホント読書キャラなのにアホなんだよな

239 : 1   2019/07/01 20:49:29 ID:GkSvMrCtho

Pカチュウ「弱点!本当か!?」

百合子「はい!マサキさんは使ったわざを覚えてますか?」

Pカチュウ「最初に“サイコキネシス”…次に“10まんボルト”、“すてみタックル”、“れいとうビーム”…」

百合子「そう、つまり!マサキさんは4つのわざを全て晒したということです!」ビシッ

マサキ「…」

百合子「後は、またコピーされないように注意深く攻撃すればいいんですよ!」

Pカチュウ「そう上手くいくか…いや、今は考えられる手段を試していくしかないか!」

百合子「マサキさん!バトル漫画よろしく優れた能力を自慢したかったみたいですけど、それが仇となりましたね!シルフ、“りゅうのいかり”!エグゼ、“トライアタック”!」

マサキ「ふふふ、着眼点はいいが…まあせいぜい60点ってところやな」スッ

シルフ「!?」

240 : 1   2019/07/01 21:05:43 ID:GkSvMrCtho

エグゼ「か、からだが動か、ない…!」

シゲル「あれは!“かなしばり”!!」

マサキ「言い忘れとったが、一度覚えたわざは何度でも思い出して使うこともできるんや…」

Pカチュウ「忘れたわざも再度使えるのかよ!」

百合子「本を読み解く力はあっても、戦略は読み解くことができなかったということですね」フフッ

フリーザー「何を上手いこと言った気になっている!そんな場合ではないだろうに!思えばさっきからボケた発言ばっかりだぞ!もう少し緊張感を持つのだ!」

シゲル「いや、そうでもないさ」

フリーザー「ん?」

Pカチュウ(グレンタウンでは、焦りから周りが見えなくなってカツラと瑞希にボロ負けした…!けど、今の百合子は違う!)

シゲル「あの百合子って女は、よくも悪くも仲間の力でパワーアップしやがる…今のあいつには鍛え上げた頼れるポケモンたちがそばにいる」

Pカチュウ(今の百合子の精神コンディションは、万全だ!!)

百合子「さあ、次行きましょうか!」ニッ

241 : 1   2019/07/01 22:18:14 ID:GkSvMrCtho

シゲル「あの顔はちょっとやそっとじゃ動じないって顔だぜ…!ほんとムカつくやつだ、知らない間にまた強くなりやがって…!」

百合子「何度だって立ち向かう!行きますよ、マサキさん!」

マサキ「…“かなしばり”」

ピタッ!
百合子「うわあああ、身体が動かない!ど、どうしよおおおおう!!」アセアセ

フリーザー「ものすごく動じているが?」

シゲル「…」ドヨーン

Pカチュウ「う、ごけ、ない!」

マサキ「ははは!凡人共の足掻きほど滑稽なものはないなぁ!」

百合子「凡人、ですか…。マサキさんは人より優れた頭脳があるのに、それをどうして悪事に使うんですか!」

マサキ「それをどう使おうとわいの勝手やろ?」

百合子「そもそもあなたの目的は何ですか!私たちをこの世界に連れてきた理由は!?」

マサキ「さっきから質問の多いやつやな…」

百合子「答えてもらいますよ!」

マサキ「…この世の人間は汚いって思わんか?」

百合子「え?」

シゲル「あいつ、急に何言ってやがる…」

マサキ「人間はポケモンを、まるで道具のように扱う。商売に、労働力に、そして悪事に…その行いはポケモンだけでなく善良な人間をも傷つけることになる」

フリーザー「…」

マサキ「だからわいは、今の社会を掌握することで、人間を支配し、ポケモンの豊かな世界を築くことを誓ったんや!そうすることでこの世界は楽園へと昇華するんや!!」

百合子「世界を築く…!楽園…!」

242 : 1   2019/07/01 22:43:51 ID:GkSvMrCtho

シゲル「棚に上げるな!お前だってポケモン使って悪事を働いてる人間だろうが!」

マサキ「これは革命や。個のためでは無く世界のため。そのための行いは全て正当化される!それに今のわいは人間という穢れた器を捨て、新たな器を手に入れた!人でありポケモンでもあるわいこそが世界の中心となり、世界を導く存在なのだ!!」

フリーザー「誰が支配するとか導くとか、それは驕りが過ぎるぞ、美しくない」

マサキ「何とでも言えばええ、どうせお前たちにはわからんことや」

シゲル「けっ!分かりたかねぇやそんなこと!」

マサキ「Pカチュウ。お前もわいと同じ、人でありポケモンである存在…そういう点でいえばお前とわいは同類や」

Pカチュウ「勝手に同類にするな!俺は俺だ!」

マサキ「わいはお前に一目置いてるんやで。お前は優れた能力がある。人を導く才能が…」

Pカチュウ「そりゃあどうも」

マサキ「それにお前のおかげでわいの計画は大きく前進した。これでも感謝してるんやで」

Pカチュウ「何…?」

243 : 1   2019/07/01 23:05:35 ID:GkSvMrCtho

マサキ「お前はわいの実験の過程で見つけた優れた素体や…。当時転送装置をいじってたら、偶然にも異世界のものを転送する技術を手に入れ、わいは計画に利用できる素体を探していた。こっちの世界の人間を迂闊に使うと事を起こす前に悟られる可能性もあったからなあ」

Pカチュウ「それで俺たちがお眼鏡にかなったってわけか」

マサキ「正確に言えば『お前』がな。レーダーに大きく反応のあったものを転送してみたらお前が現れたってわけや」

百合子「ん?ちょっと待ってください!じゃあ私やこのみさん、瑞希さんは!?」

マサキ「百合子、お前はただのついでや。釣りをしてたら大物のついでに小魚がくっついてきた。ただそれだけや」

百合子「ついで…小魚…」ガーン

マサキ「残りのやつらのことは知らんなあ。大方、装置の誤作動で転送されたんやろ」

Pカチュウ(このみさんと瑞希の件はマサキの仕業じゃないのか?)

マサキ「だけど、そのただの小魚に過ぎないお前の行動にはわいはすごく楽しませてもらったわ。お前の成長はわいにとって楽しみになっていた」

百合子「マサキさん…」

マサキ「お前が成長すればするほど、調子付いたお前を絶望の淵に叩き落とす時の喜びが一入だからなあ」

百合子「なんて人ですかあなたは!」プンプン

244 : 1   2019/07/01 23:10:22 ID:GkSvMrCtho

マサキ「お前は最高のおもちゃや!せやけど計画の最終段階に入った今、お前はもう用済みや!ここで引導を渡したる!!」

Pカチュウ「百合子!!」

百合子「…私は小さい頃から、空想の世界に憧れていました。いつか自分もそんな夢にあふれた世界で大冒険をしてみたいと。その夢が15歳になって叶うことになるなんて思わなくって…私凄く嬉しかったんです!」

Pカチュウ「…」

百合子「私はこの世界が大好き…この世界で出会った人々、ポケモンたちが大好き…!だけど、その世界を脅かすあなたを野放しにはしておけない!」

マサキ「何が言いたいんや?」

百合子「世界を守るため、あなたは絶対に倒す!!」ビシッ

Pカチュウ「その意気だ百合子、こいつの言ってることは暴論だ!他人のことを考えてない独りよがりな考えだ!」

マサキ「なんやて?」

Pカチュウ「1つ言っておく。俺は今まで1度だって、人を力ずくでどうにかしようだなんて思ったことはない。その人の夢や想いを理解して、喜びも悲しみも一緒に背負って一緒に前に進む!それが俺の導き(プロデュース)だ!!」

百合子「Pカチュウさん…!」

マサキ「そんな甘っちょろい考え、吐き気がするわ」

Pカチュウ「百合子、そろそろあいつに見せてやろう」

百合子「そうですね、見せつけましょう!私たちの、フォーメンションを!」

245 : 1   2019/07/01 23:14:59 ID:GkSvMrCtho

フリーザー「フォーメンション?何をするつもりだ?」

百合子「Pカチュウさん、つむぎ!行くよ!!」

つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」グイッ

フリーザー「これは!ギャラドスの尾がまるでバネのように!」

マサキ(何をするつもりや…)

百合子「つむぎ!“すてみタックル”!!」

ギャラドス「!!」ビュンッ!!

マサキ「!?」

フリーザー「バネ状の尾を伸縮させ、発射スピードを上げたのか!」

百合子「それだけじゃない!破壊力も増してるんです!」フンス

フリーザー「しかしそんな単純な攻撃で、敵を美しく倒すことが出来るのか…?」

シゲル「そうだ!軌道が読みやすいじゃねぇか!」

マサキ「その通りや!」スッ

シゲル「ほら、いわんこっちゃねぇ!避けられた!!」

百合子「つむぎ!リターン!!」

ギャラドス「ギャオッ!!」クルッ

ビュンッ!!

マサキ「なにっ!壁にぶつかる寸前でバネ状の尾をまた壁に!?」

百合子「そう!このみさんのフォーメンションBをアレンジした七尾百合子風フォーメンション!名付けて『フォーメンション・タイフーン』!」

246 : 1   2019/07/01 23:30:32 ID:GkSvMrCtho

シゲル「何!?このみのフォーメンションだと!?流石このみだぜ!!」
フリーザー「何!?このみのフォーメンションだと!?流石このみだ!!」

Pカチュウ「手のひら返すのはやっ!」ガビーン

…チラッ
…チラッ

シゲル「てめぇ!何で俺のこのみのことを馴れ馴れしく呼んでやがる!」ボカスカ
フリーザー「このみは私のトレーナー、美しき絆で繋がっているのだ!そういう貴様はなんだ、『俺の』とは!」ボカスカ
シゲル「このみはいずれ、俺の彼女になる女だぞ!!」ボカスカ
フリーザー「何だと!認めん!お前のような美しくないとんがり頭の男なぞ!!」ボカスカ

百合子「ちょっとそこ!場外乱闘はやめてください!!」ガビーン

マサキ「くっ、図体のでかい奴が鬱陶しい…!」バチバチ

フリーザー「ぬ!やつの手が電気を纏っている!」ボローン

シゲル「“10まんボルト”か!?」ボローン

マサキ「いてもうたる!!」ビリッ

つむぎ「!?」ビクッ

Pカチュウ「安心しろ、つむぎ!俺がいる!!」

つむぎと並走しているPカチュウが“10まんボルト”を放ち、マサキの攻撃を相殺した!

マサキ「っち!」

百合子「Pカチュウさん、今です!」

Pカチュウ「よっしゃ!!」ピョンッ

シゲル「Pカチュウがギャラドスの正面に跳んだ!?」

フリーザー「激突するぞ!」

Pカチュウ「うおおおおおお!」

跳んだPカチュウの足がそのままつむぎの額に接触
スピードのついたつむぎの勢いを借りて、Pカチュウがつむぎを踏み台にし!
そのままマサキの方へと飛んでいった!!

247 : 1   2019/07/01 23:43:17 ID:GkSvMrCtho

シゲル「なっ!?」
フリーザー「なっ!?」

マサキ「2段砲弾!?」

百合子「つむぎ+Pカチュウさんの超スピード!そしてそのまま“10まんボルト”です!!」

Pカチュウ「喰らえ!!」バチバチ

マサキ「なめるなぁ!」グイッ

電撃が放たれる前に、腕を出してPカチュウの顔を掴んだ!

Pカチュウ「!?」

マサキ「ぐおおおおおお!!」

どごっ!
Pカチュウ「ぐはっ!!」

百合子「Pカチュウさん!!」

シゲル「やろう、電撃を纏った素手でPカチュウを掴んで床にたたきつけやがった!」

マサキ「奇襲は失敗やったな!2段砲弾破れたり!!」

Pカチュウ「へへ…2段砲弾…?」

最初は悔し紛れに笑っているのだと思った
しかしとっさに、マサキはある違和感に気づいた
先ほどまで動き回っていたギャラドスのつむぎの移動音が聞こえなくなったことに気づいたのだ

マサキ「!」ハッ!

視線を向けた先には、動きを止めたつむぎが…
いや、正確に言えば移動するのをやめただけ
つむぎはまるでエビのようにバネ状の尾を前に突き出していた
そしてその尾の先にいたあるものを発見し、マサキは今の状況がすべて『仕組まれていた』ことを悟った

マサキ「あれは…まさか!」

Pカチュウ「そう、『3段』砲弾だ!」ニヤッ

百合子「発射!!」
つむぎ「!」ビョンッ!

おしょう「!!」ビュンッ!

マサキ「カモネギやと!?」

248 : 1   2019/07/02 00:19:17 ID:1rQ5EybhO.

Pカチュウ「やれぇ!カモ助!!」

おしょう「!」ガッ

マサキ「Pカチュウは囮!真の狙いはカモネギによる奇襲攻撃か!!」

百合子「おしょう、お願い!!」

愛刀のネギと大根を構え、そのままマサキへと攻撃!
しかし…

マサキ「無駄や!」ガシッ

おしょう「!?」

百合子「受け止められた!?」

マサキ「たとえどんな奇襲を仕掛けてこようとも、メインアタッカーがお前じゃ話にはならんのや」

おしょう「…」ギロッ

マサキ「能力も低く、進化もできない、全てのわざを得るためのレベルも低い…はっきり言ってお前は百合子PTの中で最も弱い!そんなお前の攻撃なんて今のわいにはゴミ同然や!」

おしょう「…」

マサキ「百合子の前にお前に引導を渡したるわ!」

マサキはそのまま握力を入れ、おしょうの両刀を握りつぶした!

マサキ「はははははは!」

249 : 1   2019/07/02 00:22:50 ID:1rQ5EybhO.

百合子「そんなことじゃおしょうは折れませんよ」

おしょう「!」バッ
折れた武器を放り投げ、両翼を広げた!

マサキ「!?」

百合子「おしょうは負けないよ、絶対に…!」


『俺の夢は…誰にも負けない強い戦士になること』


百合子「絶対に勝つんだ!」

おしょう「!!」


『おしょうの言う通り、才能の壁ってあると思う…けど、ここで諦めてこれまで頑張ってきた自分の気持ちを否定しちゃいけないと思う』
『理想の自分はいつだって自分の心の中にいる……私もそれを探してる途中だから、おしょうも一緒に探していこう!それはきっと困難を乗り越えた夢の先にあると思うから…』


マサキ「こいつっ!!」

百合子「おしょう!!」


『俺の夢は…誰にも負けない強い戦士になること』
『なれるよ、おしょうなら絶対』


おしょう「!!!!!!!」バッ!

百合子「“きりさく”!!」


斬!!


マサキ「がはっ…!ば、馬鹿な…!自らの両翼を、武器に…攻撃を…っ!」

百合子「私のおしょうは強いんだ…っ!」

おしょう「…っ!!」

250 : 1   2019/07/02 00:23:46 ID:1rQ5EybhO.

今日はここまで

更新頻度の遅さ…
オーキド博士、お許しください!

251 : Pサマ   2019/07/02 05:38:52 ID:caLDvX4TbI

更新おつー

おしょうぅうううう!!!

252 : プロヴァンスの風   2019/07/02 18:55:53 ID:/PAHjKRzj.

乙!

253 : 1   2019/07/06 23:11:54 ID:.eHgk.ywXE

シゲル「最強のいでんしポケモンを相手にあのカモネギ、ここにきて遂に大ダメージを与えやがった…!」

マサキ「が…ぐ、うぅ…」

Pカチュウ「だから言っただろ?ここぞって所で出せばどんなカードだって最強足り得るってさ」

マサキ「調子に乗るな!こんなラッキーパンチ、二度目はあらへんで!」

Pカチュウ「それはどうかな!こっちには今勝利の女神が付いてるみたいだからなあ!」

百合子「ふっ…」ドヤッ

Pカチュウ「…今のはもののたとえであって、お前のことじゃないぞ?」

百合子「えぇ!?」ガーン

Pカチュウ「とにかく!こっちの士気が高まってる今がチャンスだ!ガンガン攻めていくぞ!」

百合子「はい!じゃあ次は…」

エグゼ「…」スッ

百合子「『フォーメンション・ブリザード』で行きましょう」

フリーザー「ブリザード」ピクッ

マサキ(今度は何をするつもりや?)

百合子「エグゼ、“テクスチャー”!」

エグゼ「へん!しん!とうっ!」ピカーッ

シゲル「ポリゴンの姿が変化していく!?」

マサキ「以前セキチクで使った、確かマイティ―セーラーとかいう珍妙な姿になったあのわざか!?」

Pカチュウ(俺も実際に見るのは初めてだからな、お手並み拝見だ)

エグゼ「変身完了…」

シゲル「!?」
フリーザー「!?」
マサキ「んな!?」
Pカチュウ「あ、あれは…!」

百合子「エグゼ…こおりタイプモード!」

Pカチュウ「雪だるま将軍じゃん!?」ガビーン

254 : 1   2019/07/06 23:34:57 ID:.eHgk.ywXE

マサキ「なんやこのおっさん」

Pカチュウ(俺が新技特訓している間に、こんなことに…)ドヨーン

エグゼ「やれやれ、見た目で判断するとはいけませんなあ!この姿をこれ以上馬鹿にするのであればこの刀の錆にしてあげましょう!」スチャ

シゲル「カモネギの侍の次はおっさんの将軍かよ…」

百合子「だって刀カッコいいじゃないですか!剣とか刀はファンタジーの王道中の王道ですよ!!」フンス

エグゼ「マスター!」

百合子「行くよエグゼ(雪だるま将軍ver.)!」

マサキ(さあ来いや…!)

百合子「“れいとうビーム”!」

エグゼ「くらえーっ!」(目からビーム)

Pカチュウ「刀使えよ!!」ガビーン
シゲル「刀使えよ!!」ガビーン

マサキ「ほんまになめた連中や!」バリバリ

右手に念力を集中させる

マサキ「はあっ!!」バシッ

エグゼ「なんですと!?」

シゲル「片手で“れいとうビーム”を弾いた!?」

フリーザー「“サイコキネシス”を右腕に集中させて弾いたのか!」

マサキ「喰らえやっ!」

Pカチュウ「来るぞ!“サイコキネシス”!!」

エグゼ、両腕をクロスさせてガードの態勢に入る!
しかしその威力は想像以上のものであった!

エグゼ「ぐああああ!!」

Pカチュウ「エグゼ!!」

マサキ「ふん、所詮この程度――」

エグゼ「ふっ、甘い!甘いですなあ!」

バリバリ!
体中の鎧が砕け、剥がれ落ちていく
そして、新たな姿を現した!

百合子「これが第二形態!雪だるま将軍・MATURIモード!」

エグゼ「ほ」

255 : 1   2019/07/06 23:55:49 ID:.eHgk.ywXE

Pカチュウ「でっかい氷像のまつりだー!」ガビーン

マサキ「性懲りもなくまた変身ショーか…!」

百合子「いえ、それだけじゃないですよ…!つむぎ!シルフ!」

二体のポケモンがエグゼの身体に巻き付く
そしてエグゼの左肩にシルフ、右肩につむぎがそれぞれ顎を乗せる

百合子「合体完了!!」

マサキ「」

シゲル「」
フリーザー「」

Pカチュウ「」

ドヨ~ン

百合子「何ですかこの空気!?かっこいいでしょうあれ!?」

Pカチュウ「あ、うん…俺はわかるよ、うん」

百合子「そんな投げやりな」ガビーン

マサキ「…お遊びに付き合うのもここまでや」バリバリ

Pカチュウ「また腕に念力を溜めたぞ!どうするんだ百合子!?」

百合子「つむぎ、“ハイドロポンプ”!シルフ、“みずてっぽう”!そしてエグゼは“れいとうビーム”!!」

2体の繰り出したみず攻撃にエグゼのこおり攻撃が複合!
水は瞬く間に凍てつき、氷の塊に!
それらがすべてマサキに向かって放たれた!

エグゼ「これがボクたちのフォーメンション・ブリザードの神髄!」

百合子「名付けて!氷撃砲弾〈ブリザード・キャノン〉!!」

Pカチュウ「いいぞ!これなら行けるかもしれない!!」テノヒラクルー

百合子「えへへ…!」

マサキ(なめやがって!ゆりこぉ!)ゴゴゴゴゴゴ

256 : 1   2019/07/06 23:56:01 ID:.eHgk.ywXE

257 : 1   2019/07/12 00:14:12 ID:KmzFCBPTXw

シゲル「マサキのやつ!また念力を腕に!しかも今度は両腕!?」

マサキ「おらぁ!!」

放たれた氷の塊を次から次へと打ち落としていく!

百合子「どんどん撃ち込んで!マサキさんに少しでも当ててダメージを与えるために!」

つむぎ「ギャオオオオオオオス!」
シルフ「!!」

マサキ「無駄や!無駄!!」

百合子「そんな…全部撃ち落された…?」

エグゼ「うそーん!」

マサキ「今度はこっちの番や」

マサキはまず左腕を百合子たちに向ける
手のひらにエネルギーが溜められていく…がそれは先ほどの念力によるものではなかった

百合子「水の…エネルギー」

Pカチュウ「しまった!あいつシルフのわざを――」

マサキは“みずてっぽう”を放つ!

Pカチュウ「――コピーしやがった!!」

マサキ「そして!!」

次に右腕を向ける

マサキ「こうや!!」

258 : 1   2019/07/12 00:21:33 ID:KmzFCBPTXw

シゲル「あれは“れいとうビーム”!?」

百合子「きゃあっ!!」
Pカチュウ「ぐはっ!!」

エグゼ「ぐへっ!!」
つむぎ「ギャウッ!!」
シルフ「!!?」

シゲル「やろう…百合子たちの連携わざをたった1人で成立させやがった!」

Pカチュウ「く、くそ…」

マサキ「わいも言ったやろ?最強カードはどの盤面で出しても必勝なんや、ってな」ニヤッ

Pカチュウ「…」ギリッ

じりじりとPカチュウに迫る

マサキ「わいの勝ちや」

びゅんっ!
Pカチュウの頭上を跳び越えて、何者かが2人の間に割って入った!

ユニー「!」キッ

マサキ「ギャロップ!?」

百合子「“ほのおのうず”!!」

天井に届きそうな高さの“ほのおのうず”がマサキを閉じ込めた!

マサキ(くっ!周りが全く見えない!)

シゲル「閉じ込めてじわじわダメージを与えるつもりか?」

フリーザー「だがそれは一時しのぎにしかならない!どうするつもりだ!?」

Pカチュウ「こうするのさ!」

マサキ(奴の声がだんだんと上に上がっていく……まさか!?)

Pカチュウ「うおおおおおおおお!!」

マサキ「なに!?“ほのおのうず”の中に自ら!?」

259 : 1   2019/07/12 00:49:22 ID:KmzFCBPTXw

フリーザー「そうか!この“ほのおのうず”はマサキを閉じ込めるためのものではなく…!」

シゲル「一対一の状況に持ち込むために用意されたリング!」

百合子「そう!炎のデスマッチです!!」

Pカチュウ「勝負だ!マサキ!!」

マサキ(おかしい…!数で攻めればまだ奴らに分があるはずのこの状況で、サシの勝負に持ち込むってことは絶対何かある!)

百合子「Pカチュウさん見せてやってください!修行の成果を!!」

Pカチュウ「まかせ、ろ!!」バチバチ

マサキ「尻尾に電気エネルギーを集中させた!?」

Pカチュウ「くらえぇぇええええええええええ!!」

マサキ「これがお前らの奥の手か!だけどわざわざ喰らってやる必要はないんやで!!」

ガードの態勢に入る!

Pカチュウ「うおおおおおおおおおおお!!」
マサキ「おおおおおおおおおおおおおおお!!」

フリーザー「双方のエネルギーの衝突で周りの炎も消えていく…」

シゲル「どっちだ!どっちが勝ったんだ!?」

260 : 1   2019/07/12 01:06:14 ID:KmzFCBPTXw

Pカチュウ「…」ゼェゼェ

マサキ「ふぅ…」

百合子「Pカチュウさんの攻撃を腕で受け止めてる…!」

マサキ「“ほのおのうず”を使った作戦、なかなかやったが攻撃の軌道が丸わかりや。来ると分かってる攻撃を防ぐのは造作もない」

ビリッ…
Pカチュウの攻撃を防いだ腕を見つめる

マサキ(ちっ…!エネルギーを集中させなきゃ下手したらやられてたのはわいや…っ!やろう、こんな隠し玉を用意してたなんて!)

Pカチュウ「ちくしょう!」ドンッ

マサキ「…まあ何にせよ結果が全て」

マサキは念の波動でPカチュウを吹き飛ばす

Pカチュウ「ぐはっ!」

マサキ「今のバトル、競り勝ったのはわい!これが真実や!」

百合子「Pカチュウさん!」バシッ

Pカチュウ「な、ナイスキャッチ…」

百合子「うわわわわ!!」スッテンコロリン

フリーザー「…ではなかったな」ドヨーン

百合子「こ、後頭部が…たんこぶ出来てそう…うぅ…」ズキズキ

Pカチュウ「ハァハァ…すまない百合子…俺が不甲斐ないばっかりに…」

百合子「そんなことないですって」

Pカチュウ「最強を豪語するだけのことはある…確かに奴は強い…!」

百合子「そうですね…けど」

少しずつ、立ち上がる百合子

百合子「まだ私たちには『とっておき』があるじゃないですか」

Pカチュウ「お前、まさか…」

百合子「『フォーメンション・ストーム』で決着をつけましょう」

261 : 1   2019/07/12 01:18:09 ID:KmzFCBPTXw

おしょう「!?」
エグゼ「あ、あれを…!?」

マサキ(なんや?Pカチュウだけやない、他のポケモンどもも明らかに動揺している…?)

Pカチュウ「考え直せ!あれは危険だ!」

百合子「でも上手くいけばマサキさんを倒せるかもしれない」

Pカチュウ「失敗すれば100%敗北するんだぞ!!」

シゲル「なっ!?」
フリーザー「100%…」

マサキ「ほぉ…」

百合子「それでも!これしか手はないんです…」

Pカチュウ「百合子…」

百合子「大丈夫です、私は皆を信じてますから!一蓮托生です!だから、やらせてください…!」

Pカチュウ「…わかった!やろう!」

マサキ(この期に及んで何を企んでいるのだか…見せてもらおうか)

百合子「いくよ…皆…!」

262 : 1   2019/07/12 01:21:55 ID:KmzFCBPTXw

ボンッ!

マサキ「なにぃ!?」

シゲル「Pカチュウ以外のポケモンを全部ボールに戻した!?」

百合子「行きますよ!」
Pカチュウ「おう!!」

百合子とPカチュウは一斉に駆け出した!

マサキ「“サイコキネシス”!」

百合子「“10まんボルト”!」

マサキ「こいつら、また懲りずにサシで勝負するつもりか!?」

百合子「いいえ、あなたを倒すには全員の力を使わないと勝てないと再認識しました…だから!」

走りながらモンスターボールを構える

百合子「行けっ!!」

ボンッ!

つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」
つむぎの すてみタックル!

マサキ「このっ!!」

マサキがつむぎに攻撃を仕掛けようと構えた!
しかし!

百合子「戻れ!」ボンッ

そしてまたボールを構え――

百合子「えいっ!」

――投げた!

エグゼ「そう、ボクだ!」

エグゼの トライアタック!

マサキ「ぐっ!」

Pカチュウ「見せてやるよマサキ!」

百合子「何が出てくるか分からない!あっと驚くビックリショーをとくとご覧あれ!」

263 : プロヴァンスの風   2019/07/18 11:31:06 ID:HPqn7GwErI

待ってるぞ

264 : 1   2019/07/19 00:21:59 ID:btstphaCs6

百合子「行けっ!」ポイッ

ボンッ!
ユニー「!」

マサキ「今度はギャロップ!」

ボールから飛び出したユニーはそのままマサキに衝突し、吹き飛ばした!

マサキ「ぐはっ!」

シゲル「ボールを投げるスピード+飛び出したポケモンのスピード……これを行うことで通常より相手との距離を詰める時間を短縮してるのか」

フリーザー「しかも何が出てくるか分からない分、相手に与えるプレッシャーも大きくなる……だが――」

マサキ「百合子ォ!!」ビュンッ

百合子「うわ、来た!」

フリーザー「――手持ちをボールに戻しているから、百合子ががら空きになっている!」

マサキ「ボールを投げる隙は与えへんで!」

Pカチュウ「させるか!」

マサキ「くっ、邪魔や!」

Pカチュウ「邪魔で結構!そのために俺がいるんだよ!」

百合子「“10まんボルト”!」

マサキ「“サイコキネシス”!」

百合子「Pカチュウさん、ありがとうございます」

Pカチュウ「気にするな、お前を守るのが俺の役目だからな」

百合子「そんな!『一生』守るだなんて!」ポッ

Pカチュウ「そこまで言ってないよ…」ドヨーン

265 : 1   2019/07/19 00:32:51 ID:btstphaCs6

フリーザー「Pカチュウがいる限り、百合子に攻撃を仕掛けても防がれる。まさに百合子を守る盾ということか」

マサキ(何が守る盾や…PT最強のPカチュウを攻めじゃなくて守りに使うなんて非効率的すぎる)

Pカチュウ「ガンガンボール投げてプレッシャー与えていくぞ!」

百合子「はいっ!」

マサキ(Pカチュウを活かすならもっと上手い方法があったはずや…この作戦はあまりにも悪手すぎる…)

百合子「行け、モンスターボール!」ポイッ

マサキ(何か考えがあるのか、あるいは考えなしなのか……まあ、例え何か策があるとしても――)

ボンッ!

マサキ「――こうすればええんや!」

おしょう「!?」

百合子「おしょうが出てくる前に技を繰り出した!?」

マサキ「この作戦のキモは奇襲、何が出てくるか分からないところが強み…だけどな、わいはお前らの手の内を知っている…タイプ相性でわいに有利なやつはいないこともな。だったら後は簡単や、この最強の力で出てきたやつ片っ端からぶっ潰せばええんや!」

シゲル「科学者とは思えない脳筋発言だな」

百合子「最強…ですか」ボソッ

マサキ「あ?」

266 : 1   2019/07/19 00:43:44 ID:btstphaCs6

百合子「そ、そういう大きい発言は…負けた後に恥ずかしくなるから、やめた方が…い、いいですよ」

Pカチュウ(百合子…!)

マサキ「ほう…」ギロッ

百合子「マサキさんのその力は結局ミュウツーのものであって、マサキさん自身のものじゃない…借り物の力で強がってても、それって空しいだけ――」

マサキ「黙れェ!!」

百合子「ひっ!」

マサキの迫力に圧倒され、尻もちをつく百合子
その拍子に4つのモンスターボールが転がっていく

マサキ「過程なんてどうでもええんや!強大な力を操る者こそこの世のすべての自由にできる権利がある!弱い奴は搾取されるだけや!そう、わいの…父のように…!」

百合子「…力で他人を支配しようだなんて間違ってる…」

マサキ「はっ!お前らトレーナーとポケモンはまさに支配し支配される関係やないか!どんなに奇麗事を言ってもお前らの本質はわいと同じや!だからわいは思い上がった人間どもを力で支配してやるんや!!」

百合子「確かにそういう考えの人もいるかもしれない…!けど人とポケモンは心と心で通じ合える!仲良くなれるんだ!私たちはそうやってここまで来たんだ!!」

マサキ「減らず口やな!お前がどんな夢物語を謳おうが、どのみちお前もポケモンどもも何もできずにここでゲームオーバーや!恨むなら弱い自分を恨めや!」

267 : 1   2019/07/19 00:51:03 ID:btstphaCs6

マサキの手が百合子の眼前に迫る
今の百合子が恐怖を感じるには十分すぎる動き
足は震えて立ち上がれず、手を地につけて後ろに下がるしかできない
逃れることのできない重圧…

――理想の勇者とは程遠い存在

空想の中に存在する『理想の勇者』とは違う
弱弱しい自分
恐怖に抗えず、理想と現実の相違を突き付けられ、
涙を流すことしかできない哀れな少女でしかなかった

百合子「そう…私は弱い」

右腕を震わせ、マサキに向ける
そして握っているモンスターボールを見せつける

百合子「それでも私は私を信じてくれている仲間たちのために――」

マサキ「ボールを隠し持ってたんか!?」

百合子「――理想の自分を追い求め続けるんだ!!」

268 : 1   2019/07/19 00:59:27 ID:btstphaCs6

カチッ!

ユニー「!!」ボンッ
マサキ「があァ!!」ドゴッ

近距離からのユニーの突撃をダイレクトに受ける!

マサキ「ギャロップ!そうかこいつ、ここまでスタミナを温存していたから…!!」


『ユニー、かっこいいよぉ!』
『風の戦士として絶対かっこよく乗りこなして見せる!』
『これからもよろしくね!ユニー!』


ユニー「――――――ッ!!」

マサキ「こいつ…どんどんパワーが、増して……!!」

ユニーの瞬間的な勢いはついにマサキを凌駕し、突き飛ばした!
不意を突かれたから、という点もあっただろう
しかし、ユニーにはマサキの持ち得なかった力…
トレーナーへの信頼…がこの競り合いの決め手となったのだ!

マサキ「百合子の奴め、慣れない挑発はこのための…!」

すぐさま起き上がり、再び百合子に攻撃を仕掛けようとしたその時!
マサキの足元に百合子が落としたモンスターボール『3つ』が転がってきた

ボンッ!ボンッ!ボンッ!

おしょう「!」
エグゼ「おらぁ!」
シルフ「!!」

ボールから出てきた3体はマサキを取り囲んだ!

Pカチュウ「行くぞ皆!!」

Pカチュウの掛け声と同時に、ユニーは行動を起こした!
まずは足元のモンスターボールを高く蹴り上げた!
そして、“ほのおのうず”を放ち、仲間ごとマサキを閉じ込めた!
蹴り上げたボールは渦のてっぺんで開き、そこから出てきたのはギャラドスのつむぎ!
ユニーは渦を突き破って、そのままマサキに突っ込んでいった!

269 : 1   2019/07/19 01:04:41 ID:btstphaCs6

マサキ「この狭い空間に密集して一斉攻撃!これがお前らの狙いか!!」

エグゼ「この渦の中からは逃げられませんよ!四方八方からあなたを倒します!」

マサキ「図に乗るのはまだ早いで!!」

腕を上げると、マサキを護るための念のエネルギーが出現し、
全ての攻撃をガードした!

エグゼ「“バリアー”!?」

マサキ「そしてこの念を攻撃エネルギーに変換して……放つ!!」

“バリアー”からの“サイコキネシス”によって、
ポケモンたちは一斉に吹き飛ばされた
そして、マサキの足元で力尽きて倒れる

マサキ「はははは!これで全滅や!!」

“ほのおのうず”も念攻撃によって相殺され、
今まで炎で遮られていた視界が広がった
だから今の今まで気づけなかったのだ


百合子がマサキにモンスターボールを『投げていた』ことに!

投げたボールが『開きかけている』ことに!

それがすでに自身の至近距離まで迫っていたことに!


マサキ(ま、まさかっ!!)

マサキだけではない
百合子以外のこの場の誰もが思った

『あいつはモンスターボールに入れない』と!

だからこそ、ずっと百合子の傍で単身防御に徹していたのだと!

百合子自身はその心理をついたわけではない
少なからず百合子の旅に同行したことのあるこのメンツだからこそ、その思い込みが膨らみ、
偶然にも勝率を引き上げることに成功した!

そしてボールが完全に開かれ――

Pカチュウ「マサキィィィイイイイイイイイイイ!!」

最強の電気ネズミが姿を現した!!

270 : 1   2019/07/19 01:06:09 ID:btstphaCs6

続く
仕事でペース遅くなるけど、引き続きよろしくです

271 : 1   2019/07/28 21:54:33 ID:CnGzYbY2N6

モンスターボールから飛び出してきたPカチュウを見て、マサキは瞬時に察した
初めにPカチュウがこの作戦に反対したのも、がら空きの百合子を守るためPカチュウが防御に徹し続けていたのも、この作戦の危険性をわざと自分に思考させるため
百合子のわざとらしい挑発も、ポケモンたちの無謀な一斉攻撃も、Pカチュウから目をそらすためのスケープゴートであったため

マサキ「何が『フォーメンション』や!最初からこの作戦、わいとPカチュウの一騎打ちの状況を作り出すためだけのもの!わいはまんまと一杯食わされたってことか…!」

百合子「マサキさん、それは違います、これは私やポケモンたちが心を1つにしなきゃ成功し得ない作戦…!1人と6匹の総力の結晶なんです!」

Pカチュウ「うおおおおおおおおおお!!」ビリビリ

Pカチュウの尻尾が電撃を纏う

Pカチュウ(今度こそ“かみなり”を決めてやる!!)

百合子「モンスターボールから出た時点でPカチュウさんはすでに間合いの中!もうマサキさんは逃げられない!」

マサキ「逃げる、だと?わいを舐めるな!」

百合子「防御の構え!?」

Pカチュウ(ハッタリを駆使してきたこの作戦も、失敗すれば100%負けるってのはマジな話なんだ!それなのにまた防がれたら何の意味も…!)

百合子(本当だったら“ほのおのうず”で視界を完全に遮断した状態で完全不意打ちを決めるはずだった、けどマサキさんが“サイコウェーブ”で相殺しちゃったから!)

マサキ(防御した瞬間、0距離からの“サイコキネシス”でジエンドや!)

Pカチュウ「負けない…!」

マサキ「!?」

Pカチュウ「負けるもんか!ここで負けたら倒れた皆の想いや、百合子の涙が全部無駄になるだろうが!」

百合子「プロデューサーさん…!」

272 : 1   2019/07/28 22:01:33 ID:CnGzYbY2N6

ドドドドドドドドド!

百合子「え?地震!?」

シゲル「いや、これは…!」

マサキ「シルフカンパニーが傾いとる!?」

その原因が、1階で暴走したけつばんの猛攻撃によるものだということはこの場の全員が知る由はなかった
だが、Pカチュウはこのチャンスを逃さなかった!
揺れにより、バランスを崩したマサキのほんのわずかな隙をついたのだ!

マサキ「しまった!?」

Pカチュウ「喰らえマサキ!これが俺たちの――」

電撃で輝いた尻尾をマサキ目掛けて振り回した!

マサキ「ぐあああああああっ!!」

Pカチュウ「――力だーっ!!」

電撃と打撃の同時攻撃…Pカチュウの改良した“かみなり”の一撃をマサキはダイレクトに受け、そのまま倒れこむ
どすん、という鈍い衝撃が部屋中に響き渡る
その反面、静まり返る百合子たち…

シゲル「直撃した…!」

最初に口を開いたのはシゲルだった

フリーザー「あぁ、この勝負…!」

百合子「勝った…!私たち、勝ったんだ!!」

エグゼ「ボクたちの勝利だーっ!!」
おしょう「…」フッ

Pカチュウ「あぁ、俺たちの勝――」


マサキ「あぁ、めっちゃ痛かったわー」ポキポキ


Pカチュウ「なっ!?」

シゲル「嘘だろ!直撃したじゃねぇか!?」

マサキ「確かに今の攻撃、もろに喰らってもうたわ…けど、わいには“じこさいせい”っていうわざがあってな…」

フリーザー「奴の傷がみるみるうちに癒えていく…!」

百合子「そんな…っ!」

マサキ「何度も言わせんなや、最強はいついかなる時も最強や!」ニヤッ

百合子「私たちの…負け…」ガクガク

273 : 仕掛け人さま   2019/07/29 07:28:50 ID:NHaZ7CpLw.

おつおつ、待ってるデー

274 : Pサマ   2019/08/04 12:12:14 ID:s9xy82zYjo

あげー

275 : 1   2019/08/06 00:37:24 ID:dGLiAyQh2U

マサキ「これが現実や。夢や希望なんて覚束ないものは圧倒的な力の前では無いに等しい」

百合子は膝から崩れ落ちた

おしょう「…!」スチャ
ユニー「…!」ザッ

マサキ「満身創痍のお前らじゃもうわいは倒せへんで!!」

百合子とPカチュウ以外のポケモンたちは繰り出された“サイコキネシス”によって吹き飛ばされる

百合子「きゃあっ!」

Pカチュウ「百合子!皆!」

このフォーメンション・ストームはとっておきの一撃を与えることに特化させた作戦
なので、その過程で囮となる者たちは心身ともに負担が大きくかかってしまう
だからこそ、この作戦は一度の失敗も許されないのだ

Pカチュウ「俺のせいだ…俺があの時決めることが出来ていたらこんなことには…!
『囮』なんてレベルじゃない…百合子や皆を、俺が『犠牲』にしてしまった…!!」

マサキ「これで分かったか!自分らがどれだけ身の程知らずだったかってことをなあ!」

Pカチュウ「くそおおおおおおおおっ!!」バッ

マサキ「まだ立ち向かってくる意思があるのか、そこだけは褒めたる…けど」

ばしっ!
向かってきたPカチュウの顔面をマサキが掴んで受け止める!

マサキ「いい加減ウザいわ……そのまま消えろや!」

そのまま投げ飛ばされる!
その先にあるのは、大きなガラスでできた壁!
Pカチュウがぶつかった衝撃と同時に、ガラスの割れる音が部屋中に響いた
そしてPカチュウはガラスを突き破り、そのまま落下していく

276 : 1   2019/08/06 00:52:04 ID:dGLiAyQh2U

シゲル「Pカチュウ!!」

百合子「プロデューサーさん…」

マサキ「まずは一匹…」

シゲル「逃げろ!!」

百合子「う…ぐ…」フラッ

マサキ「立ち上がるのがやっと、って感じやな…まあどのみちその震えた足じゃ走ることもできんやろうけどな」スッ

フリーザー「まずい!やつが攻撃態勢に入った!」

マサキ「加えて言えば、こうやって遠距離攻撃かませばお前が動こうが止まってようが関係ない話っちゅーことや!」

どんっ!
マサキの攻撃が百合子に放たれた!

シゲル「!?」
フリーザー「!?」

百合子の意識が薄れ、身体が自分の意思とは関係なく力が抜け倒れていく

――どうして…こんなことになっちゃったんだろう…

――ただ…部屋で読書でしながら空想にふけるだけで満足していれば良かった…

――こんな思いをするくらいなら…



――夢なんて見なければよかった

277 : 1   2019/08/06 01:04:58 ID:dGLiAyQh2U

百合子「…何もない空間…ここどこだろう?」

百合子「あ、そっか。私マサキさんに敗けて、それで…」

百合子「はは…死んじゃったんだ、私…」

百合子「でもしょうがないよね…やれることは精いっぱいやったんだもん…」

百合子「それでだめならもう私にできることなんて何も…」

百合子「…あ、光が」

パッ!

百合子「え!?ここ、舞台裏!?」

瑞希『七尾さん、探しましたよ』

百合子「瑞希さん!ここに瑞希さんがいるってことは瑞希さんも死…」

瑞希『一体何を…あ、もしかして具合が悪いのですか?』

百合子「具合が悪いという以前に私は死……うわっ、よく見たら瑞希さんがステージ衣装を…って私も来てる!?」

瑞希『これは困ったことになったぞ』

未来&翼『どーん!!』

百合子「うわわわっ!」バタッ

未来『大丈夫、百合子ちゃん!?』

翼『ちょっと強く押しすぎちゃたかな?』

百合子「未来!翼!2人までどうしてここに!?」

未来『どうしてって…もうすぐライブだし、そんでもって私たちの出番が近いからかな!』

翼『瑞希ちゃん、百合子ちゃんどうしちゃったんですか~?』ヒソヒソ

瑞希『私にもさっぱりです…』ヒソヒソ

278 : 1   2019/08/06 01:06:49 ID:dGLiAyQh2U

百合子「そっかわかった…これは走馬灯だ…死にゆく私が最期に見ている泡沫の幻影」

翼『良かった、やっぱりいつもの百合子ちゃんだ!』

百合子「え?」クルッ

翼『え?』

百合子「…でも良かった、最期に皆の顔が見れて。少し満足しました」

瑞希『本当にそうですか?』

百合子「ほ、本当ですよ…!だって私に出来ることは全部やりきったんですから…」

瑞希『七尾さん、人が何かに挑むとき…そこに妥協を持ってきてはいけません。何かを成し遂げないのであれば自分の信じた道を進むべきです』

百合子「瑞希、さん…」

翼『うーん…わたしには難しいことよく分からないけど、どうせやるなら自分がやりたいことやった方が絶対楽しいよ!』

百合子「翼…」

未来『百合子ちゃーん!』ギュッ

百合子「み、未来!?」アタフタ

未来『私たちは何があっても百合子ちゃんの味方だよ!だから、もう泣かないで』

百合子「泣くって…私、涙なんて…涙、なんて…」

279 : 1   2019/08/06 01:11:34 ID:dGLiAyQh2U

――百合子が最初に思い出したのは、マサラタウンの風景
ピカチュウの姿となったプロデューサーとの冒険の始まり
シゲルと出会い、初めてのポケモンバトル
ニビジムでタケシと出会い、旅の仲間が増えたこと
記憶を失い、ロケット団として立ちふさがってきたこのみ
グレンタウンでの瑞希との思わぬ再会の瞬間

そして何よりも、旅先で出会ったポケモンたちのこと
弱いと見下されながらも共に特訓し強くなっていった、つむぎ
不器用ながらも強さの道を歩み続けている、おしょう
弱い自分を受け入れて進むべき道を見出した、エグゼ
仲間たちを後押ししてくれている頼れる姉御、ユニー
ポケモンやしきで心を通わせることが出来た、シルフ

小さい頃から本の世界で見るだけだった、ファンタジーの世界
そこで自分が冒険をする、という夢
辛いこともたくさんあったけど、それ以上に楽しかった旅
自分が楽しく異世界での旅を続けられたのは、
周りに仲間がいてくれたから
だからこそ、自分が夢を見続けることが出来たのだと――

280 : 1   2019/08/06 01:15:30 ID:dGLiAyQh2U

百合子「せっかく…皆と特訓して強くなったのに……!悔しい!悔しいよ!!ここで終わりたくない!!私はまだみんなと旅をしていたい!!何も成し遂げられないまま終わるのは嫌だ!!」

???『ようやく、自分の気持ち…出せたね…百合子さん…』

百合子「杏奈ちゃん…!」

杏奈『大丈夫…百合子さんなら…絶対に…できる、よ』

瑞希『いつも通りの自然体で』
翼『焦らず!』
未来『じっくり挑戦!』
杏奈『それが…杏奈たちの…乙女ストーム流の…やり方、だよ』

百合子「そうだね…未来の風はいつだって私たちに吹いてる…だったらその風に向かって突き進むのが!風の戦士のやるべきこと、だよね!」

その瞬間に、百合子の正面から風が吹く
風を肌で感じ、今までにない心地よさを感じた
あの先に自分が進むべき道がある、と百合子は直感した

百合子「私、行くね!」

翼『頑張ってね、百合子ちゃん!』
瑞希『七尾さん、ご武運を』
杏奈『杏奈…百合子さんのこと…信じてる、よ』

未来『百合子ちゃん。ステージの幕はまだ上がったばっかりだから、幕が下りるまで私たちはずーーーーーっと!百合子ちゃんを待ってるからね!』

百合子「ありがとう、皆…!全部終わったらまた皆でライブしようね!」

281 : 1   2019/08/06 01:19:15 ID:dGLiAyQh2U

――うん…約束、だよ



百合子「!!」カッ

マサキ「なにっ!?」

シゲル「踏みとどまった…!」

マサキ(何故立ち上がれる!?いったい奴に何が起こったんや!?)

百合子「っ!!」

百合子は正面に向かって、駆け出していった!

シゲル「あいつ!絞り出したわずかな体力で…」

フリーザー「逃げるためでも、防御するためでもなく…」

百合子「はぁぁあああああっ!!」

マサキ「わいへの攻撃に使うつもりか!?」

282 : 1   2019/08/06 01:21:28 ID:dGLiAyQh2U

今日はここまで
上げてくれてどうもです
コメントあるとモチベ上がります
ありがサンキューってやつです

283 : プロデューサー殿   2019/08/06 05:35:32 ID:ZCOz3p9FQ.

おつおつ。
またいいところで終わるー。

284 : 1   2019/08/12 00:45:49 ID:UoZ11PHMNk

百合子はスピードを緩めることなく、いっさいに躊躇も迷いも全てを捨て去り、
両腕を使い、そのまま正面のマサキの脇を掴んだ!

百合子「勝つ!絶対に!!」

マサキ「こ、こいつ!!」

シゲル「正気かあいつ!?満身創痍のあの状態で特攻なんて!しかもポケモン相手にだぞ!!」

フリーザー「平和な世界の生まれであり、戦闘とは無縁の生活を送ってきた百合子が今まで持ち合わせていなかった感情……己の命を懸けてでも絶対に勝利する、という闘争心…!」

シゲル「極限状態の中でそれが生まれたってのか!?」

フリーザー「おそらく、な」

マサキ「この…雑魚がぁ!!」

フリーザー「勝利するのは、圧倒的な力か――」

百合子「勝って皆の所に帰るんだぁぁああ!!」

フリーザー「それとも、揺るぎない信念か――」

百合子「このぉ!このぉ!」

シゲル「っつっても、ピクリとも動かせてねぇ!当然っちゃ当然だけど!」ガビーン

マサキ「気合い入れなおしたからって突然パワーアップするわけないやろ!所詮現実そんなもんや!」

マサキが腕を振り上げる

マサキ「頭かち割ってジエンドや!」

シゲル「!?」

マサキ「し、ね――」

マサキが百合子目掛けて腕を振り下ろそうとしたその瞬間!
どんっ!!!
マサキの身体に大きな衝撃が走った!

百合子「み、みんな…!」

倒れていたはずの百合子のポケモンたちがマサキに向かって突進!
百合子と共に押し合いに加わった!

285 : 1   2019/08/12 00:53:36 ID:UoZ11PHMNk

つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」
ユニー「!!」
エグゼ「うおおおおおお!!」
シルフ「!!」
おしょう「…!」

マサキ「何でや!百合子以上にダメージを受けているはずのお前らが!何故立ち上がれるんや!!?」

フリーザー「百合子の闘争心という名の火が彼らにも燃え移ったということか…ふっ、美しいじゃないか!」

百合子「敗けられない…!この仲間たちのためにも…元の世界の仲間との再会のためにも…私は、絶対に勝つ!」

マサキ「ほざけ!お前らとっくのとうに敗けてるんや!なのにゾンビみたいにぞろぞろ群がりやがって!!どこまでわいを怒らせれば気が済む!!」


『ええかマサキ。周りから認められなくても、決して道を見失ってはいけないよ』


マサキ(違う!力は…絶対なんや!こいつらみたいな雑魚を黙らせるためには、力を示すのが一番なんや!!)

百合子「皆の力を合わせれば、マサキさんに勝てる!」

286 : 1   2019/08/12 00:58:34 ID:UoZ11PHMNk

ポケモンたちが加わったことで、じりじりと後ろに押されていく
当然マサキも、先ほどと違って力で抵抗している
しかしマサキも体力を消耗しているため、最初程のパワーを出し切れていない

マサキ(“じこさいせい”でダメージを回復できても、スタミナまでは回復できない…!単純な力の押し合いは時間がかかればかかるほどわいに不利に働く…!)

百合子「行けえええ!そのまま後ろに押し込んでえええ!!」

マサキ(せやけど、こいつらはわい以上にスタミナを消耗しているはず…この押し合いに何の意味もない…)

マサキが思考を巡らせていたこの瞬間、
先ほどの百合子の言葉を思い出した

マサキ「『後ろに押す』…もし、こいつらの狙いが『わいを後ろに押すこと』そのものにあるのだとしたら……わいの後ろにあるのは…!」

マサキの後ろ
それはマサキの造り出した世紀の大発明品
マサキとミュウツーを融合し、新たな力を得たきっかけとなったもの――

マサキ「ポケモン転送装置!?まさか百合子、お前!」

百合子「…私が初めてマサキさんにあった日に、あなた言ってましたよね?」


百合子『両側の扉が開いて、左にはコーヒー、右には…』
マサキ『ミルクや!この転送装置はAとBの異なるものを分離することもできるんや!』


マサキ「そういうことか!百合子の狙いはわいとミュウツーの分離!!」

百合子「これが本当の本当に、今私たちに残された最後の勝ち筋なんだ!!」

287 : おやぶん   2019/08/12 05:22:27 ID:qeE1YAzAYg

これは勝ったな!
風呂入ってくる

288 : 1   2019/08/17 23:57:00 ID:SF2uKsHM2s

マサキ「追いつめられたこの状況でわずかな希望に縋ろうってことか!だけどな、百合子」

マサキが転送装置の方に片手を構える

マサキ「ただ指をくわえて見てるだけだと思ったか?わいの妨害を視野に入れてない時点でお前の考えは浅はかなんだよ!!」

百合子「っ!」

マサキ「“れいとうビー”――」

シルフ「!!」ヒュンッ

シルフの尾がマサキの腕を弾く!
その衝撃によって、放たれた攻撃は別の方向へと飛んでいった!

シルフ「!!」フンスッ

マサキ「ハク、リュー…ッ!!」ピキピキ

百合子「今だあああああああああああ!!」

マサキ(くっ!バランスが崩れた瞬間を狙われた!)

エグゼ「このままいけばボクらの勝ちです!」

百合子(後、少し…!)

マサキ「敗けてたまるか…わいのプライドに懸けて、ここでお前らに敗けられんのや!」

エグゼ「マサキの身体から念力が!?」

マサキ「シゲルどもを倒すために温存したかったが…出し惜しみしてる場合やないからなあ!」

フリーザー「まずい!このゼロ距離から“サイコキネシス”を放たれれば百合子たちの身が!!」

百合子「っ!?」



・・・・・・

・・・・

・・

バチ、バチバチ

289 : 1   2019/08/18 00:09:28 ID:ootaEXudxY

マサキ「“サイコキネシス”!!」

百合子「きゃあっ!!」

シゲル「百合子!!」

おしょう「…っ!」バタッ
ユニー「…」バタッ

フリーザー「ここまでか…」クッ

マサキ「アーハハハハハハッ!!」

百合子「お、終わらない…」

マサキ「…まだ立ってられんのか。貧弱なお前にここまでの根性があるとはな、ほんま驚きやで」

百合子「まだ繋がってる…この繋がりが断たれない限り、私たちはまだ敗けじゃない…」

マサキ「はっ!繋がりぃ!?言っとくが、シゲルを相手にするくらいの余力はまだ残してあるし、タケシとこのみの加勢を期待しているのならそれは無駄な考えや」

シゲル「何!?お前このみに何かしやがったのか!?」

マサキ「けつばんを下の階に解き放った!奴はミュウツーに次ぐ最強のポケモンや!今頃完膚なきまでに倒されている頃やろうなあ!」

シゲル「野郎、俺のこのみを…!」ギリギリ

フリーザー「お前のではない、断じてだ」


・・

バチバチ

290 : 1   2019/08/18 00:16:21 ID:ootaEXudxY

百合子「私にはわかる…このみさんたちは敗けてない…!それに――」

マサキ「お前がどんなに渇望しようとも、待っているのは敗北という結末や」

百合子「はぁ…はぁ…」フラッ

シゲル「百合子!!」
フリーザー「百合子!!」

マサキ「眠れ。この絶望塗れた現実の中で、お前の好きな夢を見続けながらな…」

百合子(それに――来てくれてるから…)


バチバチ
バチバチ


フリーザー「何だ、この音…」

百合子(希望は私のすぐ後ろまで…)

バチバチ!

シゲル「電気が…弾ける音?」

マサキ「そんな…はずは…!」

バチバチ!!

百合子「プロデューサー…さん!」

バチバチバチバチ!!
ビュンッ!!

倒れていく百合子の横を目にも留まらぬ速さで通り抜けていく!
そして、電撃を纏ったそれはマサキの腹部目掛けて突撃したのだ!!

291 : 1   2019/08/18 00:21:05 ID:ootaEXudxY

Pカチュウ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

シゲル「Pカチュウ!!」ダキッ
フリーザー「おおっ!」ダキッ

マサキ「がはっ!ば、バカな!!お前はビルから突き落としてやったはず!!」

Pカチュウ「まあ『地獄の底から蘇ってきたぜ』ってやつだよ」

マサキは見た
電撃と混じって飛び散る鮮血
Pカチュウの、皮一枚で繋がった今にもちぎれそうな尻尾を…

マサキ「尻尾に溜めた電気エネルギーを…暴発させて…その勢いでここまで…!?」

Pカチュウ「…凄い痛かったけどな」

マサキ(百合子といいこいつといい、こいつらどこから力を振り絞ってるんや…!何で諦めへんのや…!)

シゲル「Pカチュウ!そのままこいつを転送装置にぶち込めぇ!!」

Pカチュウ「転送装置…?」

シゲル「転送装置には分離機能があるらしい!百合子たちはそれを試みてやられちまったんだよ!!」

マサキ「まあ無駄な足掻きってやつや!」

Pカチュウ「本当にそう思うか?」

マサキ「は?」

Pカチュウ「765プロ流の戦い方…団結の力…!ここまで来てもまだ理解できてないようだからな、そろそろ思い知らせてやるよ!」

マサキ「…お前もわいを分離させるつもりか?」

Pカチュウ「あぁ、けどそれだけじゃない」

マサキ「?」

Pカチュウ「分離させるのは…お前をきっちり戦闘不能にした後でだ!!」

292 : 1   2019/08/18 00:21:36 ID:ootaEXudxY

次回ついに決着!?

293 : 5流プロデューサー   2019/08/18 05:49:33 ID:a7UXjXLOtc

>>292
フラグ立った!!
しっぽめっちゃ痛そう…。

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