【赤緑23周年記念SS】百合子「私は、ポケモンマスターです!」その2
1 : 1   2019/03/28 21:35:53 ID:hzBBvn9CN.

前:http://imasbbs.com/patio.cgi?read=6773&ukey=0&cat=ml

注意
1:キャラ崩壊
2:長編
3:ゲームとは異なる展開
4:駄文
5:更新早かったり遅かったり
6;赤緑といいつつ青ピカ要素もある

上の続きです
初見だよって人やおさらい用とかに参考画像用意したのでどうぞ
多分分かるようになってるはず・・・
次レスでは簡単なこれまでのあらすじも書くので、どうぞ

それでは、冒険スタート!

134 : 1   2019/05/08 20:01:20 ID:1PFmlDp05M

百合子「ようやく夜になった…」ゼェゼェ

つむぎ「…」(口から少量の水を吐き、百合子の頭に落とす)

百合子「あぁ、気持ちいい…」

Pカチュウ「さて…今日の夕飯は…」チラッ

おしょう「…」

Pカチュウ「鍋にしよう」

おしょう「!」ギロッ

Pカチュウ「いやいや、誤解するなって!お前を食べようってわけじゃ…ってこっち来るな!」

エグゼ「やれやれ喧嘩ですか、血の気の多い人たちは困りますね。この次期エースであるボクの爪の垢を煎じて飲んでください」

Pカチュウ「お前爪ないだろ!」

おしょう「!」バシッ

エグゼ「あいたたっ!」

百合子「しょうがないなあ。ここは私が一押しのファンタジー小説の読み聞かせで皆の心を和らげましょう」

Pカチュウ「いや、遠慮しておくよ」

百合子「遠慮しないで!昔々あるところに――」

ガーディ「ばうばう!!」ドドドドド
ガーディ「ばうばう!!」ドドドドド
ガーディ「ばうばう!!」ドドドドト

百合子「えぇ!またガーディの大群!?」

Pカチュウ「敵襲だ、皆迎え撃てー!!」

5分後
百合子「しょ、食材が…」ガックリ

Pカチュウ「相手は野生のポケモンだってことを忘れてた。連中にとって時間なんて関係ない、ただ目の前の獲物を倒すことこそが連中の優先することなんだ…」

百合子「ということはこの修行…」

Pカチュウ「あぁ。24時間気の抜けない、正真正銘のサバイバルだな」

135 : 1   2019/05/08 20:37:08 ID:1PFmlDp05M

翌日

百合子「つむぎ、“なみのり”!おしょう、“きりさく”!」

エグゼ「昨日より数が増えてますね」

Pカチュウ「百合子、群れの中央見てみろ」

ブーバー「…」

百合子「ブーバーですね。腕組しちゃってちょっと偉そうな感じ」

Pカチュウ「おそらくあいつがこいつらのアタマだな」

百合子「つまりあのブーバーを倒せばこの修行最大の課題は達成されるってことになりますね!」

Pカチュウ「今回ばかりはお前の言う所の、『そういうこと』になりそうだな」

百合子「つむぎ、“なみのり”!」

エグゼ「なるほど!攻撃範囲の広い“なみのり”で周りのポケモンごと攻撃するんですね、流石マスター!」

百合子「ふふん!」ドヤッ

ブーバー「!」ヒュッ

百合子「ジャンプして避けた!?」

Pカチュウ「こっち来るぞ!」

エグゼ「ぐえっ!またボクー!?」ドゴッ

Pカチュウ「“でんこうせっか”を喰らえ!」

ブーバー「…」ガシッ

Pカチュウ「何!片手で受け止めた!」

ブーバー「…」ヒョイッ

Pカチュウ「うわあああああ!」

百合子「Pカチュウさんが投げ飛ばされたーっ!」

ブーバー「…」

百合子「シルフ、“まきつく”!」

シルフ「…」ゴロゴロ

百合子「全然やる気がない!?」ガーン

ブーバー「…」ニヤッ

百合子「こ、こうなったら…皆てったーい!!」

136 : 1   2019/05/08 20:53:14 ID:1PFmlDp05M

Pカチュウ「あのブーバーを倒すのは骨が折れそうだな」

つむぎ「…」シュン

百合子「うーん…うぬぬ…」

エグゼ「あの、マスター?いったい何を?」

Pカチュウ「放っておけ、どうせ妄想中だ」

百合子「失礼ですね!まるで年中無休妄想娘みたいな感じに言わないでください!」

Pカチュウ「何だよそのネーミング…」

百合子「これでも真面目なこと考えてたんです!」プンプン

Pカチュウ「真面目なことって?」

百合子「タマムシでこのみさんと戦った時のこと覚えてます?」

Pカチュウ「あぁ、苦戦したよな」

百合子「あの時このみさんは連携攻撃で私たちを追い詰めてきた…私たちも連携わざを開発できれば、戦略の幅が広がるんじゃないかな、って考えてたんです」

エグゼ「おぉ!それはいいアイデアですね!」

Pカチュウ「…実はさ、俺も似たようなこと考えてた」

百合子「それって?」

Pカチュウ「ずばり、必殺技だ!」

137 : 1   2019/05/08 20:59:50 ID:1PFmlDp05M

おしょう「!」ピクッ

エグゼ「必殺技!?」

百合子「いいですね、まさにバトルって感じで!」

おしょう「…」

Pカチュウ「今まで戦ってきた相手って既存のわざを応用して昇華させてただろ」

百合子「…このみさんのキュウコンの“ひのこ”、エリカさんのラフレシアの“はなびらのまい”、キョウさんのベトベトンの“はたく”とかですね」

Pカチュウ「俺にもそれが出来たらなってずっと考えてたんだ、そうしたら俺ももっと強くなれるはずなんだ」

おしょう「…」

Pカチュウ「カモ助、お前は二刀流剣術を身につけたけどまだまだ満足してないんだろ?新しい力を手に入れたやつが頑張ってるのに、俺も現状に満足してる場合じゃないってことさ」

おしょう「…」フンッ

エグゼ「だったらだったら!ボクだって負けてないんですからね!」

Pカチュウ「わかってるって」

つむぎ「ギャオオオス!」
ユニー「…」フッ

Pカチュウ「あぁ、2人もな」

百合子「私もカツラさんに負けっぱなしだし、瑞希さんには惨めなところ見せちゃってるし、もっと強くなって名誉挽回するんだ!」

Pカチュウ「よし、皆頑張るぞー!」


シルフ「…」

138 : 1   2019/05/08 21:35:08 ID:1PFmlDp05M

百合子「…」zzz…

Pカチュウ(さて、ああ言ったものの一体どうすればいいのか…)

ドゴンッ!!

Pカチュウ「何だあの物音!敵襲!?……ってわけでもなさそうだな」

エグゼ「たいへんたいへんたいへんたいへんたいへんたい!へんたいです!!」

Pカチュウ「べた過ぎるギャグを…どうした?」

エグゼ「おしょうさんとシルフさんが喧嘩を!」


おしょう「…」ジロッ

シルフ「…」ジー

Pカチュウ「どうしてそんなことに?」

エグゼ「簡単な話、シルフさんのやる気のない態度におしょうさんがキレてしまったわけでして…」

Pカチュウ「シルフのやる気のなさは誰の目から見ても明らかだったしな…でもこれから協力し合おうって時にこれじゃまずいな…おい、お前たち――」

おしょう「!」ブンッ

Pカチュウ「ひでぶっ!」

エグゼ「Pカチュウさあああああん!!」

Pカチュウ「」バタッ

エグゼ「つむぎさん!古株のあなたがびしっと言って2人を止めてくださいよ!」

つむぎ「グウ…」

エグゼ「ぐうの音出ちゃってる!?あ、そうだ姉御さん!いつもみたいにお願いします!」

ユニー「…」

エグゼ「え?『やらせておけ、仲間として対立しあうのも大事だ』って?そ、そんな…!」

おしょう「…」
シルフ「…」

Pカチュウ「お前たち…いい加減に、しろー!!」ビリビリッ

ドッカーン!!

おしょう「!?」
シルフ「!?」

Pカチュウ「空から電撃が落ちてきた…これって」

エグゼ「“かみなり”ですよ!新しいわざを覚えたんですね!」

Pカチュウ「“かみなり”…新技…スピード…はっ!これだ!!」

ポケモンたち「?」

139 : 1   2019/05/08 22:07:54 ID:1PFmlDp05M

~グレンジム~

カツラ「はい、今日はここまで―」

このみ「なかなか…ハードね…」ハァハァ

タケシ「流石の俺も体力が限界…」ゼェゼェ

カツラ「若者が情けないぞ~!」

このみ「誰が子供ですってー!?」

カツラ「そこまで言ってないよわし!?」ガビーン


~カツラの家~

カツラ「とりあえず休養はしっかり取っておくこと、これ大事!」

このみ「ねぇカツラさん。この写真の人たちって…」

カツラ「あぁこれね。わしの研究者仲間よ」

タケシ「あんたの隣に写ってる人、どこかで見たことあると思ったら…」

カツラ「フジか、そういえば君らとフジは面識合ったらしいね」

このみ「フジ老人…いつか謝りに行かないと…」

タケシ(まずい、話題を変えないと…!)「あ、あっちにはオーキド博士が!」

カツラ「あやつとも旧知の仲でね、昔からストレスに弱い奴だったよ、ははは!」

タケシ「よく見ると名の知れた研究者が多く写ってるな……ん、この人は知らないな、それとこの小さい子供も…でも子供の方はどこかで見たことがあるかも」

カツラ「その子供はマサキだよ、大人の方はマサキの父親さ」

このみ「へぇ、マサキくんにもこんな頃があったのね」

カツラ「マサキはポケモンが大好きで、何より父親のことが大好きだった。よくわしらの研究所に通っていてね、当時から頭がよくてわしらが予想もできないような多くの発想を出して驚かせていたよ」

タケシ「ちなみにマサキの父親は今どこに?」

カツラ「色々あってね…亡くなってしまったよ」

タケシ「あ…」
このみ「…」

カツラ「当時、わしとフジ、そしてマサキの父の3人でいでんしポケモンの研究を行っていた…あのポケモンやしきでね」

140 : 1   2019/05/08 23:04:14 ID:1PFmlDp05M

タケシ「いでんしポケモン!?ロケット団が造ろうとしてる例のあれをか!?」

カツラ「タケシくん、このみちゃん…わしはマサキがロケット団に関わる一連の黒幕ではないかと考えている」

タケシ「な!?」

このみ「どうして…そんな?」

カツラ「今となってはあの研究法はわしとフジ、そして研究所に通っていたマサキにしか知りえない。それに数日前からの転送装置のトラブル……わしもフジももう研究に未練はない、だがマサキ…あやつは昔…」

タケシ「思い返せばタマムシでの再会、それにシゲルが一緒とはいえ戦えないはずのあいつがロケット団のアジトに着いてきたこと…あれも何か裏があったとしたら…」

このみ「真偽はどうあれ、これは百合子ちゃんたちには言えないわね」

タケシ「あぁ…」

カツラ「…」

『人間はひどい…こんなことを平気でするなんて…わいは絶対に偉い学者になって父さんの研究を継ぐんや!そして世界を…ポケモンを…救うんや!』

カツラ(マサキ…)

141 : 1   2019/05/08 23:36:44 ID:1PFmlDp05M

翌日

Pカチュウ「――という感じのわざを考えてみた!」

百合子「確かに決まればかっこいいですけど、出来るんですか?“かみなり”ってエネルギー消費が激しいからコントロールが難しいんじゃ…」

Pカチュウ「出来るかどうかじゃない!やるのさ!絶対やって見せる!」

百合子「Pカチュウさんって根は熱血ですよね」

Pカチュウ「いい大人が、って思ってる?」

百合子「まさか!かっこいいと思ってます!」

おしょう「…」ギスギス

シルフ「…」ギスギス

百合子「で、あの2人はどうしたんですか?」アセアセ

Pカチュウ「ま、まあ昨日色々とな…」

ユニー「!」

……おや!? ユニーの ようすが……!

百合子「こ、この感じ!もしかして…!」

おめでとう! ユニーは
ギャロップに しんかした

百合子「進化だー!おめでとうユニー!」

Pカチュウ「やったな姉御!ここでの修行で経験値が蓄積されてたんだな!」

ユニー「…」フッ

Pカチュウ「俺も負けてられないな!よし、特訓だ!」

百合子(問題はおしょうとシルフ…ここはトレーナーとして私が一肌脱ぐとき…!)

142 : 1   2019/05/08 23:37:24 ID:1PFmlDp05M

ここまで

143 : ぷろでゅーさー   2019/05/10 14:37:08 ID:hI1XVzwEIg

せめて百合子はタイプ相性を覚えるべき

144 : 1   2019/05/12 16:46:00 ID:7c67R3E4aw

百合子「シルフー、一緒にご飯食べよ」

シルフ「!」ガツガツ

百合子「反応はやっ!」ガビーン

エグゼ「相変わらずの食欲ですね…」

百合子「あのね、食べたままでいいから聞いてほしいんだ。私、シルフには皆ともっと仲良くなってほしいんだ」

シルフ「…」

百合子「だから一緒にトレーニングを…」

シルフ「…」zzz

エグゼ「寝ちゃいましたね」

百合子「やっぱりそう簡単にはいかないね」

エグゼ「ポケモンも人間と同じで様々な性格がいますからね。まあボクみたいに素直な性格だったら手もかからなくていいんですけどね!」

百合子「ア、ソウダネ」

シルフ「…」zzz

百合子「喧嘩か…そういえばあの時のことを思い出すなあ」

145 : 1   2019/05/12 16:53:55 ID:7c67R3E4aw

~765プロライブ劇場~

静香『志保!何で昨日のレッスンに来なかったの!?』

志保『レッスンなら昨日したわ』

静香『皆と一緒に合わせようって話だったでしょ!』

志保『それ意味ある?レッスンなんて個人でやっても足りるでしょ』

静香『でもチームワークが――』

志保『個人で――』

百合子(また始まったよ…、どうしよう、止めた方がいいんだろうけど…)

P『お、2人ともなにやってるんだ?』ズンチャズンチャ

静香『…プロデューサーこそ何やってるんですか?』

P『見ての通り、ダンスさ!』

志保『それくらい分かりますよ。何で控室で踊ってるのか気になってるんですよ』

P『控室でギター弾いたりラーメン食べたりしてる人もいるんだし、俺が踊ってたって不思議じゃないだろ?』

志保『ま、まあ確かに…』

静香『おかしくない、ですね…』

百合子(いやいやいやいや!!)

P『実はさ、YouTubeで動画出そうと思ってさ!ライブ映像流出と見せかけて1時間42分53秒ずっと俺がダンスしてる動画を上げるってわけ!どうだいいアイデアだろ?』

静香&志保『どこがですか?』キッパリ

P『い、言うじゃないか…ははーん!さてはお前たち俺の華麗なダンスに嫉妬して毒舌なんだな!俺ってもしかしてお前たちよりダンスの才能あったりしてな!』

静香『なっ!流石に私の方が上手いです!』

P『じゃあこれから俺と静香と志保でダンスバトルだ!誰が一番上手いか決着付けようじゃないか!』

静香『いいですよ、やりましょう!』

志保『絶対に負けないわ!』

P『一番の下手だったやつは昼飯おごりな!よし、レッスン室に行くぞ!』

百合子『……』

146 : 1   2019/05/12 17:02:40 ID:7c67R3E4aw

志保『ちなみにPさん、その被ってる探偵帽子は?』

P『紬から(勝手に)借りた』

百合子(紬さん、絶対後でなんなんするやつだ!)ガビーン


エグゼ「そんなことがあったんですね」

百合子「今思えばあれは2人をわざと挑発してたんだよね、敵役演じて勝負に持ち込んで2人の意識を1つにしようと…」

エグゼ「彼の人の心を動かす才能はその頃から建材でしたか」

百合子「プロデューサーさんは52人のアイドルを団結させて引っ張ってきた。それに比べれば6匹のポケモンたちを団結させることくらいのことは私にだって出来るはず…だから私、諦めないで頑張るよ!」

エグゼ「その意気ですよマスター!」

百合子「頑張るぞー!」

エグゼ「おー!」


シルフ「…」

147 : 1   2019/05/12 23:19:40 ID:7c67R3E4aw

Pカチュウ「ふぅ…ようやく必殺技も完成に近づいてきたし、それとは別に考えた技も完成した…後は百合子がPTをまとめてくれさえすれば…!」


百合子「凄い!研究者が残した本かな!まさかこんなところでお目にかかれるなんて感激!」

エグゼ「あの、そんなことしてていいんですか――」

百合子「…」(読書中)

エグゼ「――って聞いてないし!」ガビーン

百合子「ん?何か言った?」

エグゼ「いや、もういいです…」ドヨーン

百合子「それより見て!大昔の石板の写真があるよ!文字はかすれて良く見えないけどこれポケモンが描かれているんだよね」

エグゼ「短い手に長い尻尾…これってもしかして幻のポケモン・ミュウなのでは?」

百合子「これがミュウ…そっか、ここってミュウやミュウツーの研究所だったんだもんね。もしかしたらもっと資料あるかも!」

エグゼ「見た感じ、あまり残ってなさそうですね。恐らく人に見られたらまずい、重要な類の物は処分されているはずです。仮に残ってても劣化してこの本みたいに読めない可能性が高いですよ」

百合子「そっか…少しでもミュウツーのことを知っておけば今後有利かなって思ったんだけどな~」

エグゼ「ボクはできればミュウツーみたいな規格外な相手とは戦いたくないですね」

百合子「ま、まあね。だからこそミュウツーが誕生する前にロケット団をどうにかしないとだね…」

ドッカーン!!

百合子「え?何事!?」

エグゼ「下の階からですね!」

148 : 1   2019/05/15 16:05:56 ID:eFRlr.e.jc

百合子「あれはブーバーと野生のポケモンたち!」

エグゼ「すでに戦っている皆さんに加勢しないといけませんね!」

ブーバー「…」ニヤッ

おしょう「!」クッ

百合子「“サイケこうせん”!」

ブーバー「!?」

百合子「おしょう、大丈夫?」

おしょう「…」コクッ

ブーバー「…」スッ

エグゼ「ブーバーが群れの中に姿を消しましたよ!」

百合子「自分は下がって、数で攻めようってことですね!だったらつむぎ!“なみのり”!エグゼ、“サイコキネシス”!」

つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」

エグゼ「ふんっ!!」

百合子「広範囲攻撃なら相手が何体いたって有効だもんね!特に相手はほのおタイプとどくタイプが多いからこれでほぼ確実に――」」

エグゼ「マスター!上!!」

百合子「え!?」

マタドガス「!」ニヤッ

百合子「マタドガス!そっか空中に逃げたんだ!」

マタドガス「!」ビュン

エグゼ「ボクに恐れをなして逃げましたね!」ドヤッ

百合子「いや…あの方向は…」

マタドガス「!」ニヤッ

シルフ「!?」ビクッ

百合子「シルフ!!」

149 : 1   2019/05/15 16:35:32 ID:eFRlr.e.jc

百合子「危ない!!」バッ!

シルフ「!?」

百合子「大丈夫!私が守るからね!」ニコッ

シルフ「…」


園長『え?このミニリュウを譲る!?どうして!?』
トレーナー『こんな弱いミニリュウ俺には必要ないスよ、んじゃ後はよろしく~』


係員2『可哀そうに、あのミニリュウ。よそ者だからミニリュウの群れからは仲間外れにされてずっと一人ぼっち…』
係員3『過去の経験からなのか、他人との距離を取っているみたい…』
係員4『ストレスなのかしら、あんなにたくさん食べて…』

『……』ガツガツ


子供1『おらおら!このやろうおらおら!』ゲシゲシ
子供2『よくも俺たちの餌勝手に食べたな!』ゲシゲシ
キョウ『こらー!園内のポケモンに乱暴はいけない!やめなさーい!!』

『……』

???『まあまあ子供たち』

『!?』チラッ

百合子『争いは良くないよ』


百合子「シルフは私の仲間なんだ!トレーナーとして、仲間として、絶対に守って見せる!!」

シルフ「…」ウルッ

150 : 1   2019/05/15 23:42:35 ID:eFRlr.e.jc

マタドガス「!」

エグゼ「危ない!!」

おしょう「!!」バッ

百合子「おしょう!!」

おしょうのネギと大根でマタドガスの特攻を間一髪で食い止めた!

おしょう「…」フンッ

シルフ「…」

マタドガス「!」パカッ

百合子(口を開けた…まさかっ!)

マタドガスの ヘドロこうげき!

おしょう「!?」

マタドガスは間髪入れずに“たいあたり”を仕掛けた
不意を突かれたおしょうはそのまま後ろに吹き飛ぶ

百合子「追撃が来る…助けないと――」

シルフ「!」バッ

百合子「シルフ!」

マタドガスとおしょうの間にシルフが割って入った!

シルフ「!!」

マタドガス「!!」

2体の額がぶつかり合う!
シルフの額から血が流れ落ちる
しかし、一歩も引かない!シルフの眼は真っすぐ目の前の敵を見据えていた

151 : 1   2019/05/15 23:50:16 ID:eFRlr.e.jc

おしょう「…!」

マタドガスの たいあたり!

シルフ「!」ドサッ

エグゼ「パワー負けしている!このままじゃシルフさんがやられる!」

マタドガス「!!」ビュン

エグゼ「また来た!」

マタドガスの ヘドロこうげき!

百合子「シルフ、右に避けて!」

シルフ「!」ヒョイッ

マタドガス「!?」

百合子「私も手伝うよ!一緒に勝とう!」

シルフ「!」コクッ

マタドガス「!!」モクモク

エグゼ「“えんまく”!?」

百合子「何だかセキチクジムでのバトルを思い出すね。あの時もシルフの相手はマタドガスでこうやって“えんまく”されてたんだよね…」

シルフ「…」

百合子「でもあの時とは心構えも何もかも全然違う、そうだよね!」

シルフ「!」コクッ

百合子「勝つよシルフ!“こうそくいどう”!!」

シルフ「!!」ビュン

マタドガス「!?」

エグゼ「“えんまく”から抜け出した!?」

百合子「行けシルフ!重量級の“のしかかり”攻撃!!」

どごっ!!

152 : 1   2019/05/16 00:05:38 ID:HipEnclSkE

マタドガス「…」フラフラ

ばたっ!

百合子「やった勝った!」

シルフ「!!」ピョンピョン

百合子「そっか、初めてバトルで勝ったんだもんね…シルフ、バトルに勝てて嬉しい?」

シルフ「!!」コクコク

百合子「そっか!」ニッコリ

おしょう「…」ポンッ

立ち去る間際、シルフの頭に翼を置くおしょう

百合子「おしょうなりに誉めてくれてるのかもね」

おしょう「…」フンッ


どんっ!!


ブーバー「!」ニヤッ

おしょう「!?」
シルフ「!?」

百合子「ブーバー!!」

ブーバーが攻撃態勢に入る
つむぎとエグゼがブーバーの前に立ちはだかろうとする…
が、他のポケモンたちがそれを遮った

ブーバー「…」スーッ

Pカチュウ「待て!!」

ブーバー「!?」チラッ

百合子「Pカチュウさん!!」

Pカチュウ「ブーバー、俺とサシで勝負だ!」

153 : 1   2019/05/16 01:14:52 ID:HipEnclSkE

百合子「もう!待ってたんですからね!」

Pカチュウ「ごめんな、必殺技の練習をしてたら遅くなった」

百合子「技の方は?」

Pカチュウ「ほぼ完成した!後は実戦で――」

ブーバー「…」

Pカチュウ「――試すのみだ!」

ブーバー「…」ニヤッ


Pカチュウとブーバーを避けるように百合子たちと取り巻きたちが後ろに下がり、2体を囲む。
これからの戦いを見守るように…
そして、その様子を上の階から見守る影が…

コダック「…」

瑞希「プロデューサーさんとやしきのボスであるブーバーの戦い…お手並み拝見です」


Pカチュウ「シルフ、よく頑張ったな」

シルフ「…」

Pカチュウ「後は俺に任せてゆっくり休んでな!」

百合子「Pカチュウさん、本当に大丈夫なんですか!?」

Pカチュウ「大丈夫だ、俺の編み出した必殺技を見せてやるぞ!」ニヤッ

ブーバー「!」ダッ
エグゼ「ブーバーが動き出しましたよ!」

Pカチュウ「よし、勝負だ!」

Pカチュウの でんこうせっか!

百合子「前はブーバーに防がれたわざ…!」

ブーバーは直進するPカチュウを待ち構えるかのように動きを止め、
そのまま片腕を前に出す!

百合子「またあの時みたいに!」

すっ!

ブーバー「!?」

百合子「え!?」

今まで直進していたはずのPカチュウが正に今、ブーバーに激突しようとしたその時!
“でんこうせっか”の動きが止まりそうになる、その瞬間に『再び』猛スピードのまま『上』に移動したのだ!
攻撃はブーバーの身体ではなく、顔に激突し、そのままブーバーを吹き飛ばすことに成功した!

百合子「“でんこうせっか”の2段階移動!?」

Pカチュウ「スピードを維持しながら軌道変更する…これが俺の新しい“でんこうせっか”だ!!」

154 : 1   2019/05/16 01:15:31 ID:HipEnclSkE

ここまで
ちなみに、このでんこうせっかはスマブラのあれです

155 : Pさぁん   2019/05/16 07:21:11 ID:yKIXN6DlDU

Pカチュウがかっこいいだと…?!

156 : 1   2019/05/17 23:33:30 ID:HQlyyWrRjI

Pカチュウ「“でんこうせっか”!!」

ブーバー「!!」ガハッ

エグゼ「凄い!変幻自在の動きで確実にダメージを与えています!」

ブーバー「…!」スゥ

ブーバーの かえんほうしゃ!

百合子「危ない!」

Pカチュウ「見せてやるよブーバー!」

ぴょんっ!!

エグゼ「跳んで避けた!」

百合子「やるつもりですね、『例のわざ』を!」

Pカチュウ「うおおおおおお!!」

Pカチュウの尻尾に電気エネルギーが集中していく
バチバチと音を鳴らし、激しく光り輝く尻尾はまさに小型の雷!

Pカチュウ「くらええええええええ!!」

ブーバー「!?」

跳びはねたPカチュウがそのまま尻尾をブーバーに振り下ろす
電気エネルギーを帯びた尻尾が対象に触れた瞬間、一帯を閃光と爆発音、そして煙で包み込んだ
次第に煙も晴れてきた
緊張感に包まれ、百合子は息をのんだ…そして――

Pカチュウ「……」

ブーバー「…」フラフラ

まるで爆弾が落ちてきた後のように、破壊されつくした床
その中心で不自然に立ち尽くしている2体のポケモン
片方は微力の電機を帯び、光が消えかけた尻尾を静かに下ろしている
もう片方は全身に電撃を浴び、ただただ立ち尽くしている
後者は一瞬だけ、上を見上げた
そしてそのまま――

ブーバー「」バタッ

後ろに倒れこんだ

157 : 1   2019/05/18 00:01:20 ID:jBSNbYN1JM

おしょう「…」フンッ

エグゼ「いやーあっぱれあっぱれ!嬉しさのあまり飛んだ首が戻らなくなりそうですよ!」ビョーン
つむぎ「!?」ビクッ
ユニー「…」ドヨーン

百合子「ついに完成したんだ…!これがPカチュウさんの…“かみなり”!」



瑞希「本来、外に放出するはずの“かみなり”をあえて身体の一点に集中させて、与える時の爆発力を高める刹那の破壊力…電撃と打撃の同時攻撃……驚きだぞ」



Pカチュウ「…」バタッ

百合子「ええーっ!?」
ポケモンたち「!?」

Pカチュウ「つ、疲れた…」

エグゼ「無理もないですよ、ただでさえエネルギー消費の激しい“かみなり”を無理やりコントロールしたんですから」

Pカチュウ「わざそのものは完成したけど、まだ連続で使うのは難しいかもな…」

百合子「それでも、一歩前進しましたよ!」

Pカチュウ「あぁ、俺たち『全員』揃って次のステージに進めそうだ…だろ?」

シルフ「…」コクッ

百合子(ようやく皆の心が一つになった…ここから私たち、もっと強くなれるんだ…!)


瑞希「行きましょうコダック、もう見張りは必要なさそうです」

コダック「…」テクテク

瑞希「七尾さん、プロデューサー、外で会うのが楽しみになってきました」

158 : 1   2019/05/18 00:20:43 ID:jBSNbYN1JM

数日後
~グレンジム~

このみ「ついに1週間が経ったわね、私たちは百合子ちゃんたちがやしきから出てきてここに戻ってくるのを待ってるわけだけど……あなたたち何やってるの!?」

瑞希「お出迎えの準備です」

カツラ「右に同じ♪」

このみ「三角帽子被ってクラッカー構えちゃって、これから誕生日パーティーでもするつもり?」ドヨーン

タケシ「そうだぞ、浮かれるのもいい加減にしろ」ドンドン

このみ「あなたもあなたで何で大太鼓叩いているわけ!?」ガビーン

タケシ「うるさい!俺だって気になってしょうがないんだ!」

このみ「逆ギレ!?それを言うなら私だって心配だわ!」

ガチャ!

カツラ「お帰りいえーい!!」パンッ

瑞希「いえーい」パーンッ

百合子「うっ」ガクッ

このみ「どうしたの百合子ちゃん!?」

百合子「永いことやしきに居たことで闇属性が私の身体を蝕んでしまい、今では陽の光を浴びると肌が焼き尽くされたかのような痛みで…」

このみ「良かったいつもの百合子ちゃんね」

タケシ「だな」

百合子「ひどいっ!」ガビーン

カツラ「いえーい!!」パンッ

瑞希「いえーい」パーンッ

159 : 1   2019/05/18 00:48:59 ID:jBSNbYN1JM

Pカチュウ「お、皆揃ってるな」

このみ「プロデューサー、元気そうでよかったわ」

タケシ「ちゃんと強くなって帰ってきたんだろうな?」ニッ

Pカチュウ「もちろん…俺も皆もな」

百合子「皆、こっちおいで!」

Pカチュウの後ろから…

おしょう「…」フッ
『カモネギ』のおしょうが現れ、

エグゼ「おしょうさん酷い!次はボクがかっこよく登場しようと思ったの…ぐへっ!」
つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」ドンッ
『ギャラドス』のつむぎに吹き飛ばされる『ポリゴン』のエグゼ、

ユニー「…」フッ
爽やかに微笑んでいる『ギャロップ』のユニー

このみ「ユニーちゃん、進化したのね!」

カツラ「ほぉ、これはなかなか…!」

百合子「ほら、シルフも!」

そして最後に入ってきたのは、

シルフ「…」
『ハクリュー』のシルフだ

タケシ「お前も進化したのか…」

このみ「随分とスリムになって…見違えたわね、素敵よ」

シルフ「…」ニコッ

百合子「改めて、全員!戻ってきました!!」

160 : 1   2019/05/18 01:02:28 ID:jBSNbYN1JM

~グレンタウン~

百合子「ついにこの時が来ましたね…」

Pカチュウ「あぁ、決着の時だ…!」

タケシ「目指すはヤマブキシティ!」

このみ「ロケット団を倒して…!」

百合子「今度こそカントー地方に平和を!!」

瑞希「大丈夫です、皆の力を合わせればどうにかなります」

タケシ「お前も来てくれるのか!?」

瑞希「もちろんです…がんばるぞ」

Pカチュウ「頼もしいな」

カツラ「わしも本当は手伝いたいところだけど…」

ウインディ「」
ギャロップ「」
キュウコン「」

カツラ「百合子ちゃんとのバトルでわしの手持ち全滅しちゃってるからね~、もう百合子ちゃん、君強くなりすぎでしょー」

百合子「あはは…」

カツラ「ってのは冗談で、わしはわしでこの島を守らなくっちゃいけない。尻ぬぐいさせてしまって悪いが、君たちに全てを託そう」

百合子「カツラさん…大丈夫です!必ず全て終わらせてきます!!」

Pカチュウ「任せとけ!」

カツラ「ありがとう…」

161 : プロデューサー君   2019/05/18 01:04:59 ID:NoopG56XNE

支援

162 : 1   2019/05/18 01:06:32 ID:jBSNbYN1JM

瑞希「カツラさん、長い間お世話になりました」

カツラ「瑞希ちゃん…こんなこと言うのもなんだけどね、わしは君を本当の家族のように思っていたんだ」

瑞希「私はそうでもないです」キッパリ

カツラ「そんなー!」ガビーン

瑞希「…冗談です。私もここでの生活楽しかったです。また帰ってきます」

カツラ「あ、あぁ…いつでもおいで。もちろん君たちも」

百合子「はい!」

Pカチュウ「それじゃあヤマブキシティに向けて出発だー!」

このみ「出発はいいけど、また泳いでいくの?」

Pカチュウ「あ…そっか…そうなるのか」

タケシ「ノープランかよ!?」ガビーン

瑞希「大丈夫です、移動手段は用意してあります…えいっ」

ボンッ!
プテラ「ギャアアアス!!」

Pカチュウ「プテラ!」

瑞希「彼に乗ってヤマブキシティまでひとっ飛びです」

百合子「それじゃあカツラさん!行ってきます!!」

カツラ「あぁ、行ってらっしゃい!!」

ビュンッ!!

カツラ「…頼んだよ、瑞希ちゃん、百合子ちゃん、皆……マサキを頼む」

163 : 1   2019/05/18 01:12:22 ID:jBSNbYN1JM

百合子「翼竜の背に乗って空の冒険…感激です」ウットリ

Pカチュウ「うっとりしてるところ悪いけど、百合子、やしきの方角見てみろよ。あっちでお見送りだぞ」

百合子「?」


ブーバー「…」b

ガーディ「わおーん!!」
マタドガス「!」モクモク
ポケモンたち「ぐおおおおおおお!!」


瑞希「ポケモンやしきのポケモンたち…」

百合子「みんなー!ありがとー!!またねー!!」

瑞希「野生のポケモンたちと仲良くなれるなんて、凄いですね」

百合子「皆には修行付き合ってもらったし、本当に感謝してるんです」

Pカチュウ「あいつらにもまた会いに行きたいな」

百合子「そうですね」

Pカチュウ「俺と百合子、ポケモンたち!タケシ、このみさん、瑞希も!このメンバーでなら絶対に勝てる!」

タケシ「当然だ」

このみ「お姉さんにまっかせなさい!」

瑞希「勝利のぶい、だぞ」

百合子「いざ出陣!大いなる風の戦士たちよ!」

クリムゾンバッジを てにいれた!
真壁瑞希が なかまになった!

164 : 1   2019/05/18 01:13:02 ID:jBSNbYN1JM

物語もついに終盤
ヤマブキシティ・シルフカンパニー編に続く!

165 : 1   2019/05/21 22:56:15 ID:BQzmB029oc

~ヤマブキシティ入り口~

ロケット団員13「止まれ!この町は今立ち入り禁止だぜ!」

百合子「ダメですか?どうしても観光したくって…」

ロケット団員13「観光?お前たち旅人か?」

百合子「私の名前は『リリィ』、警部です」

ロケット団員13「後ろの連中は?」

このみ「私は大女優の『シンシア』よ」

瑞希「私は『ミルズ』、支配人をやっている者です」

ロケット団員13「…その後ろの男は?」

タケシ「ふっ、俺は――」

百合子「露出狂です」

ロケット団員13「露出狂ぉ!?」ガビーン

タケシ「えぇ!?」ガビーン

百合子「はい、彼を拘束し本部に護送中なのです」

タケシ(今更ながら、何で俺はこんな役目を…)グヌヌ

ロケット団員13「おいお前、さっきは観光とか言ってなかったか?」

百合子「え、えぇ!ワタシソンナコトイイマシタッケ?アハハハ」

Pカチュウ(落ち着け百合子、せっかく変装して忍び込もうとしてるのにバレたらまずいぞ)

ロケット団員13「…さっきから気になってたけど、お前が抱えている、そのピカチュウは…」

百合子「これぇ⤴!?こここ、これはそう!ぬいぐるみです!ほら、ほっぺを押すと喋るんですよ!」プニッ

Pカチュウ「ぴ、ぴかちゅー」(裏声)

ロケット団員13「ちょ、ちょっと触ってもいいか?」

このみ「どうしましょう、ノッてきちゃったわよ」ボソッ

瑞希「とりあえず見守っていましょう」

このみ「…もしかしてちょっと楽しんでる?」

瑞希「…」ポッ

166 : 1   2019/05/21 23:04:08 ID:BQzmB029oc

ロケット団員13「えい!」プニッ

Pカチュウ「ぴかちゅー」

ロケット団員13「えいえい」

Pカチュウ「ぴかぴかちゅー」

ロケット団員13「か、かわいい…!もうい・ち・ど!」プニィッ

Pカチュウ「ぴ……っち、いてぇなぁ…!」ボソッ

ロケット団員13「え!?今ぬいぐるみが喋って…」

百合子「いえいえいえいえいえいえ!これは腹話術!腹話術なんです!!」

ロケット団員13「随分低い声だったけど?」

百合子「演技力には自信があるんですよ!警察やめて声優になっちゃおっかなーあははははは!!」

ロケット団員13「…」(ドン引き)

百合子「あは…あは、は…」アセダラダラ

ロケット団員13「まあいいや、お前ら通っていいぞ」

このみ「あらありがとう!ほら警部さん!早く行きましょう!」

百合子「え?あ、はい!」

タケシ「おい、俺を置いてくな!」

瑞希「君のヒゲに乾杯」

ロケット団員13「いや、俺ヒゲねぇよ…」

一行が町に入っていく様子を黙ってみているロケット団員
そして、隠し持っていた通信機を取り出した

ロケット団員13「…こちら、見張り。予定通り百合子一行をヤマブキシティに入れた。後は手筈通り頼む」

167 : 1   2019/05/22 15:31:40 ID:8zcQYdhSiw

~シルフカンパニー1階~

ロケット団員14「百合子一行はもうじきここにやってくるだろう…」

ロケット団員15「間抜けにも全員入ってきた所で一網打尽にしてやるぜ!」

ロケット団員16「へへへ、昇進は約束されたも同然…!」

ロケット団員17「お、自動ドアが開くぞ!」

ロケット団員18「全員かかれ!!敵はピカチュウを使う!じめんタイプで攻めて――」

このみ「ルージュラ、“ふぶき”!」

ロケット団員19「な、なにぃ!百合子じゃないぞ!」

ロケット団員20「怯むな!こおりタイプにはほのおタイプをぶつければいいんだ!」

タケシ「イワーク、“じしん”で蹴散らせ!!」

このみ「タケシくんナイスフォローよ!」

ロケット団員21「おい、よく見たら百合子とピカチュウがいないぞ!どういうことだ!?」

ロケット団員22「こいつら、たった『2人』で乗り込んできやがった!!」

このみ「あなたたちは私たちだけで十分ってことよ!さあかかってらっしゃい!」

ロケット団員23「何だとこのアマァ!!」

このみ「キュウコン、“だいもんじ”!ストライク、“きりさく”!!」

ロケット団員24「くそっ、このみ様と同じポケモン使いやがって!」

ロケット団員25「憎き百合子一行め!サカキ様とこのみ様の仇だ!!」

このみ(いや、本人なんだけど…まあもういいわ…あの過ちを悔やんでいるからこそ、私はロケット団と戦うって決めたんだから…!)

ロケット団26「半裸野郎を潰せぇ!!」

ロケット団27「覚悟しろ変態野郎!!」

タケシ「かかってこいよ悪党、俺は誰の挑戦でも受ける!」

このみ「足腰効かなくなるまで相手になってあげるわ!」

168 : 1   2019/05/22 15:55:51 ID:8zcQYdhSiw

数分前
~ヤマブキシティ~

瑞希「では予定通り、ここからは別行動をとりましょう」

このみ「私とタケシくんでシルフカンパニー正面から乗り込んでいく」

タケシ「俺たちが暴れている間に…」

瑞希「はい。私は裏から侵入し、どこかに閉じ込められている町の人々を解放します」

タケシ「あんたは俺たちの中で唯一顔を知られてないからな、適任だ」

百合子「そして私とPカチュウさんも別の場所から侵入!」

Pカチュウ「敵がこのみさんたちに気を取られている間に、敵のボスに奇襲、か」

瑞希「気をつけてください、敵もミュウツー以外の未知の力を隠し持っている可能性があります…その時は全員が合流するまで深追いせず逃げてください」

このみ「ミュウツーが完成していないとしても油断は禁物ね」

Pカチュウ「じゃあ、そろそろ行くか」

百合子「あの、皆!せっかくだから、円陣組みませんか?」

瑞希「士気を高めるには最適ですね」

このみ「ふふっ、ライブ前を思い出すわね」

タケシ「最も俺たちが今から行くのは戦場だけどな」

Pカチュウ「皆、健闘を祈る」

百合子「行きますよ皆!!ファイト―!」


おーっ!!

百合子「じゃあ気をつけて…!」

このみ「待って百合子ちゃん、行く前に話しておくことがあるわ」

百合子「え、話しておくことって何ですか?」

このみ「今ロケット団を操っている者の実態…私たちの敵の正体よ」

169 : 1   2019/05/22 20:28:56 ID:8zcQYdhSiw

時が戻り
~シルフカンパニー最上階~

マサキ「なんや、下が騒がしいなあ」

???「なんでも例の侵入者どもがやってきたみたいですぜ」

マサキ「ふーん…じゃあ片づけ頼むわ」

???「いいんですか、俺様が暴れても?」

マサキ「かまへん。思う存分やったれ」

???「ひゃっほおおおおおい!!」ビュン

マサキ「ふぅ、研究も最終段階まで行ってようやく一息ついてたって時に、全く無粋な連中や…まあええわ、今からわいは外を眺めながらゆっくりティータイムを…ん、なんやあれ?」

マサキが見たのは、向かいにある高層ビル
その最上階に人影…それも何か乗り物に乗った影が見えた

マサキ「あ、あれってまさか…」


百合子「準備はいい、ユニー?」

ユニー「…」フフッ

Pカチュウ「…一応確認するけど、マジでやるの?」

百合子「何事も思い切りが大事ですからね!では、行きますよ!!」


マサキ「影が…こっちに跳んでくる!!」

ガッシャーン!!

マサキ「ひえええええええ!!」(全力逃走)

百合子「ふっ!決まった!」(流血)

Pカチュウ「刺さってる!頭にガラス刺さってる…って俺もだ!」(流血)

マサキ「全くシゲルと言い!どうしてこの手の連中は窓ガラス割って突撃してくるんねん!!」

170 : 1   2019/05/22 22:05:47 ID:8zcQYdhSiw

百合子「…実際に見るまでは信じたくありませんでしたよ…マサキさん!あなたが黒幕だったんですね!」

マサキ「なんや、まるで事前に知ってたみたいな口ぶりやんけ?」

百合子「このみさんが聞いたんです。ミュウツーの研究は特定の人物しか知りえないことであると…だからカツラさんはあなたが黒幕である目星をつけていたと、そう言っていたことを!」

マサキ「カツラのじっちゃん…そうかグレンタウンに行ったんやな。ということは7つ目のジムバッジを手に入れたっちゅーわけか」

Pカチュウ「今はそんな話どうだっていいんだよ」

百合子「Pカチュウさん…?」

Pカチュウ「タマムシのゲームセンターでお前に会った時、初めて会った気がしないと思ってた…あの時それはお前が有名人だからだと思った、けど違った…俺たちは過去に出会ってたんだ!」(過去スレ118参照)

マサキ「…そう、お前らはマサラタウンで目覚めたと思っているようだがそれは真実やない、お前らはハナダシティで目覚めたんや。何故ならお前らをこの世界に連れてきたのは、わいやからな!」

Pカチュウ「じゃあ俺の記憶が混濁してたのも…」

マサキ「わいが操作したからや」

百合子「マサキさんの家に向かう時、Pカチュウさんの様子がおかしかったのも記憶の影響…」

マサキ「記憶を失っても刻まれてたんやろうなあ、トラウマっちゅーものが!」

Pカチュウ「くっ…!」

マサキ「さあおしゃべりは終わりや!わいを倒しにきちゃんやろ?だったら敵地で悠長にやってたらあかんで!!」

ボンッ!
ボンッ!
天井からモンスターボールが降ってきたかと思えば、あっという間に大勢のポケモンたちが部屋に現れた

マサキ「いてもうたれ!!」

171 : 1   2019/05/23 00:15:57 ID:gqPkGOdzyM

Pカチュウ「これだけのポケモン、一体どこから!?」

マサキ「こいつらはボックスに預けられていたポケモン。この装置を使って、今はわいの手駒や!」

百合子「他人のポケモンを操っているんですか!?そんな酷いことを…!」

マサキ「酷い?わいにいわせりゃ人間の方が酷いわ!だから変えるんや、わいの力でこの世界の根底を!!」

Pカチュウ「何訳の分からないことを!百合子、あっちはやる気だ!俺たちも迎え撃つぞ!」

百合子「そうですね、話はマサキさんを倒した後にしましょう!」

ボンッ!

百合子「皆、行くよ!!」

Pカチュウ「総力戦だ!!」

百合子「つむぎ、“なみのり”!おしょう、“かまいたち”!」

マサキ「くっ!お前たち、どんどん攻めるんや!!」

百合子「エグゼ、“サイコキネシス”!ユニー、“ふみつけ”!シルフ、“たたきつける”!」

マサキ「馬鹿な!この軍勢と渡り合ってる!?そないなことがあるはずがない!!」

Pカチュウ「こいつらだって元のトレーナーと鍛えているんだろうけど、洗脳されてる上にチームワークもない集団なんて怖くないね!」

百合子「私たちは野生のポケモンの群れと一週間戦い続けてきたんです!彼らの方がもっと強かったですよ!」

マサキ「ぐっ!だったらこれでどうや!!」

ボンッ!

172 : 1   2019/05/23 00:24:51 ID:gqPkGOdzyM

フリーザー「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

百合子「フリーザー!そうか、あの時ボックスに預けられたから!」

マサキ「ははは!伝説のポケモン・フリーザーや!流石のお前たちもこいつには手こずるはずや!!」

百合子「そうですね…」

マサキ「はっ!潔いやないか!」

百合子「え?」

マサキ「え?」

百合子「確かに手こずりますね…けどそれは前の話」

Pカチュウ「!!」ビュン
フリーザー「!?」
マサキ「んなアホな!フリーザーに向かっていった!?」

百合子「今の私たちは、もう負けませんよ」

Pカチュウ「くらえ――」

10 ま ん ボ ル ト ! !

Pカチュウ「…」バチバチ

フリーザー「…」バタッ

マサキ「フリーザーが倒された!いくら相性が悪かったといっても伝説のポケモンをたった一撃で!?」

百合子「マサキさんがどんな手を使ってきたとしても、私たちは絶対に勝って見せます!!」

マサキ「勝つ…はは、もう勝った気になっとるんか?」

Pカチュウ(そうだ、こいつにはあれがある…)

マサキ「お前らに見せたるわ!造られし最強のポケモンを…っ!!」

173 : 1   2019/05/23 00:25:40 ID:gqPkGOdzyM

続く

174 : 師匠   2019/05/23 08:55:38 ID:uiTgcz7wFg

造られしポケモン…ポリゴン!

175 : 1   2019/05/23 22:45:01 ID:gqPkGOdzyM

>>174
実はポリゴンはスパイという設定があったけど、色んな都合でカットした、という裏話があったり

176 : 1   2019/05/23 22:53:26 ID:gqPkGOdzyM

マサキがスイッチを押すと、マサキの背後の床から巨大な装置がせり上がってきた
装置には人ひとり分が入れるくらいの空間スペースが左右に接続されていた
そしてすでに左側には培養槽が入っており、その中には生き物が眠っていた

百合子「あの機械!マサキさんの家にあったやつと同じ!」

Pカチュウ「そんでもってあの液体の中にいるのが…」

マサキ「そう、ミュウツーや」

Pカチュウ「まさか完成していたとはな…」

マサキ「いいや、あれにはまだ足りないものがある」

百合子「足りないもの?見たところもう生き物の形をしてますし、これ以上何が必要と?」

マサキ「心や」

百合子「心?」

マサキ「あのミュウツーは生き物の形をしているだけの人形にすぎんのや。何故なら心がないから…心を入れさえすれば完璧な生物…ポケモンが完成するんや!」

そう言うと、マサキは百合子たちに背を向き、装置へと歩き出した

Pカチュウ「逃げる気か!?」

マサキ「言ったやろ?見せてやる、ってな…」

百合子「(あの装置はマサキの家にあったもの…ポケモンと合体したマサキさんがあの中に……合体…)ま、まさか…!?」

マサキ「そう!わいはミュウツーと1つになって、最強のポケモンとして転生するんや!!人間という穢れた殻を破り、新たな生命として転生を果たす…これがわいの真の目的や!!」

百合子「なっ!?」

マサキ『せや。だがわいは今、更にそのもう何段階先を研究しとるんや』
百合子『更に先の段階って?』

百合子「…!」

マサキ『まあ、いずれ世界中に大々的に公表する予定なんや、その時ぎょうさん語ったるさかい、それまで待っとってよ』

百合子「あの時言ってたことって、そういうことだったんだ…!」

177 : 1   2019/05/23 23:09:09 ID:gqPkGOdzyM

百合子「ポケモンと合体して困ってたんて嘘だったんだ、あれも実験の1つだったんですね…!」

マサキ「そうや、わいはあんなに楽しんでたのに、あの日お前が来たせいで台無しやったんやで」

百合子「っ!」

Pカチュウ「…さっきから黙って聞いてれば、ポケモンと合体だと!そんなこと出来るはずがないだろ!!」

マサキ「必死やな」

Pカチュウ「何!」

マサキ「認めたくないんか、それともギャグで言ってるんか…お前はそれなりに頭がいい、もう大体察してるんやろ?」

Pカチュウ「…!」

マサキ「自分の口からは言いたくありません、ってか?ならはっきり言ったるわ!」

Pカチュウ「やめろ!!」

マサキ「Pカチュウ…お前はわいの実験の…人間とポケモンの合体実験の最初の成功体なんやで!」

178 : 1   2019/05/23 23:21:21 ID:gqPkGOdzyM

百合子「Pカチュウさんが!?」

マサキ「今まで疑問に思わなかったわけでもないんやろ?人がなぜポケモンになったかってことに!」

Pカチュウ「……微かだけど、記憶にこびりついている、嫌な記憶……この世界にやってきて、俺を縛り付けた後、あのでっかい装置に…!」

マサキ「そうや、文字通りお前は実験ネズミだったんやで!あははははは!!」

百合子「そんなことのために、私たちをこの世界に…!」

マサキ「…」

Pカチュウ「っ!こうなったらお前を止めて――」

がんっ!
百合子たちの前に立ちふさがったのは、見えない壁…!

マサキ「バリヤードは見えない壁を作ることが出来る…さっき倒される前に張らせておいたんや…」

百合子「これじゃあ近づけない!」

マサキ「さあ、装置の中に入った…ミュウツーの配置もOK…後はこのスイッチを押せばええ、それで全てが終わる…」

百合子「待って!マサキさん!!」

マサキ「わいはずっとこの計画の成功する瞬間を待ち焦がれてきたんや!これ以上待てんわ!!」

Pカチュウ「マサキイイイイイ!!」

マサキ「わいはこれからポケモンとして第2の人生を手に入れるんや!!」

扉が静かに締まる
百合子とPカチュウが最後に見たのは、不敵な笑みを浮かべるマサキの表情だった

179 : 1   2019/05/23 23:33:23 ID:gqPkGOdzyM

~シルフカンパニー1階~

このみ「ふふっ、もう終わり?」

ロケット団員28「くっ!こいつらつえぇ!」

タケシ「このみ!こいつら倒して早くみんなと合流するぞ!」

このみ「そうね、それじゃあセクシーにフィニッシュよ!」

タケシ「いや、普通にフィニッシュでいいよ」ドヨーン

ドンッ!!
このみたちが今いる1階…エントランスホールの上空から、突然巨大な何かが降ってきた!

???「ガハハハハ!!いたぜ!うじゃうじゃと人間たちが!!」

その者は巨大な生き物っぽいもの…としか言いようがなかった
何故生き物かわかるかというと、それはこの『何か』が口をきいているから
っぽいもの、と表現したのはそれの全身がモザイクで隠されていたから

このみ「何このモザイクの塊!?」ガビーン

タケシ「俺が知るか!」

ロケット団員29「な、なんだこいつは!」

ロケット団員30「化け物…!!」

???「人のこと化け物言うなんて心外だぜ!」

このみ(ん?ロケット団も知らないの…?)

???「俺はれっきとした『ポケモン』だぜ!その証拠に…!」

ポケモンと名乗ったモザイクの化け物は口と思わしき部分からエネルギーを放出した

???「こうやってわざも放てる」ニヤッ

ロケット団員31「ひえええええ!」

ロケット団員32「た、助けてくれえええええええ!!」

タケシ「まずい!逃げろ!!」

このみ「っ!!」ボンッ

180 : 1   2019/05/23 23:41:53 ID:gqPkGOdzyM

1階全域は謎のポケモンによる攻撃により、大惨事だった
一帯は爆発により吹き飛び、1階にいたロケット団員たちは全滅…吹き飛んだ衝撃で気絶している

???「しまった!味方まで吹っ飛ばしちまった…ま、いっか!侵入者どもに手こずってるような兵隊はいらねぇ!」

タケシ「な、なんてやつだ…」

???「お前らは生きてたか、侵入者!いいね、そうこなくっちゃ来た甲斐がない!」ニヤッ

プクリン「…」バタッ

このみ「ありがとう…プクリン」

???「そのプクリン、大した防御力だな…倒れたとはいえ、バトルに特化して造られた俺様の攻撃を防ぐとは、敵ながらあっぱれだ!」

このみ「あなた何者?」

タケシ「ポケモンとか言ってたけど、お前のような自主規制の卑猥物みたいなの俺は知らないぞ!」

???「知らないのは無理はない…だって俺様はマサキ様に造られしポケモン、世間の連中が知りえない存在…!」

このみ「造られたポケモン…」

???「俺様の名は『けつばん』!152番目のポケモンだ!!」

181 : 1   2019/05/23 23:43:44 ID:gqPkGOdzyM

続く!

182 : レジェンド変態   2019/05/23 23:48:42 ID:wiajiHsdsA

1はポケモン何世代?ミリシタのメイン層だと金銀〜RSE?

183 : プロデューサーはん   2019/05/23 23:49:40 ID:gqPkGOdzyM

>>182
がっつり初代の世代です

184 : 番長さん   2019/05/24 06:54:36 ID:grkbE2te5A

ピカチュウ…、合体…、う、頭が…。

185 : 1   2019/05/24 23:31:14 ID:1tuySEe5wE

~シルフカンパニー地下室~

瑞希「さあ、皆さん…早く外に逃げてください」

町民1「た、助かった!」

町民2「ありがとう!」

社長「どこのどなたか存じませんがありがとうございます!わしはシルフカンパニーの社長をやっている者です」

瑞希「ここの社長さん、ですか」

社長「突然ロケット団に襲われて、ここに監禁されていたんです!けど、あなたのおかげで助かった!ぜひお礼をさせてほしい!!」

瑞希「いえいえ、お気になさらずに」

社長「それじゃあわしの気が収まらん!あなたにはこのマスターボールを差し上げます!」

瑞希「マスターボール?」

社長「これはわが社が極秘で開発していたモンスターボール、その完成品です。このマスタボールはどんなポケモンも確実に捕まえることが出来るんです!ぜひあなたに使っていただきたい!!」

瑞希「そうですか…ではせっかくなのでいただきます。なので、あなたも早く安全な場所に避難してください」

社長「分かりました!お気をつけて、勇気あるポケモントレーナーさん!」タッタッ

瑞希「…さて、これで全員脱出させたはず…」

サイキッカー「そこのお嬢さん!!」

瑞希「まだ逃げてない方がいましたか、あなたも早くこの場所から――」

サイキッカー「その前に!あなたに手伝っていただきたいんです!我が主、ナツメ様が今大変なことになっているのです!」

瑞希「その話、詳しく聞かせてくれませんか?」

186 : 1   2019/05/24 23:39:48 ID:1tuySEe5wE

サイキッカー「ナツメ様は百合子さんたちとの戦いで念力を使いつくしてしまいました。その上、永いこと牢屋に閉じ込められていて、心身ともに苦しい状態なのです!」

瑞希「それは大変ですね、早く助けましょう」

サイキッカー「感謝します!ナツメ様!人を連れてきました!!」

ナツメ「う、うぅ…」

瑞希「ジムリーダーのナツメさんですね、お怪我は…」

ナツメ「うあああああああ!ゲエエエエムしたああああい!したいよおおおおおおおおお!!」

瑞希「…」

サイキッカー「ナツメ様!長時間ゲーム出来ずにいたので、苦しいのですね!!私もとても心を痛めておりますぞ!!」

瑞希「……かける言葉が見つからないぞ」

サイキッカー「瑞希さん!私は一体どうすれば!今の私はナツメ様の助けになるのでしょうか!?」

瑞希「彼女を背負ってここから出てください」アッサリ

サイキッカー「わ、分かりました!」

ナツメ「ゲーム!ゲーム!ゲーム!」

サイキッカー「ナツメ様、すみません!いつもいつもゲームはやめなさいと言ってきたけれど、こんなになるなんて思わずに!これからは好きなだけゲームしてください!私も協力プレイ手伝いますぞ!!」ナミダドバー

瑞希「甘やかしている親と甘やかされている子供を見ている気分になってきました……どよーん」

サイキッカー「というわけですので、我々は先に外に出ます!」

瑞希「分かりました、他に何か問題はありますか?」

サイキッカー「いえ特には!せいぜい…」


シゲル「」カッチーン


サイキッカー「あそこに氷漬けにされている少年が取り残されているくらいですね」

瑞希「あっちの方が深刻だったぞ……びっくり」

187 : 1   2019/05/25 00:06:25 ID:QBbagTOEMk

~シルフカンパニー1階~

このみ「152番目のポケモン!?けつばん!?何よそれ!!」

けつばん「ミュウツーを造り出す実験の過程で生まれた存在、それが俺様!つまるところミュウツーのプロトタイプみたいなもんだな!」

タケシ「こんなモザイクがポケモン…」ドヨーン

けつばん「おっと変態男、人を見かけで判断しちゃあいけないぜ!」チッチッ

タケシ「お前も今、人のこと見かけで判断したよな!」

けつばん「なんだぁーっ!てめぇ文句あんのか!!」ドシドシ

タケシ「逆ギレした!」ガビーン

このみ「ものすごっく面倒くさい性格ね」ドヨーン

けつばん「お喋りは終わりだ!お前らの未来は『俺に倒される』か『俺に倒される』か『俺に倒される』かのどれかだ!!」

このみ「全部一緒のようだけど!?」

けつばん「くらえ!“わざマシン19”!!」

けつばんの口と思われる場所から巨大なエネルギー波が放たれた!
2人はとっさに避ける!

このみ「きゃあっ!」

タケシ「ぐわっ!!」

しかし、エネルギー波が通り過ぎた時の余波で吹き飛んでしまった

けつばん「“わざマシン16”!」

タケシ「今度はエネルギー弾!?」

このみ「しかもあれ、モンスターボールにそっくりじゃない!」

2人は攻撃を避けるために動き出す…
が、エネルギー弾が床や壁に触れた瞬間に起きる爆発の衝撃で無傷では避けられない!

このみ「さっきから何よ、そのでたらめなわざは!?」

タケシ「しかもこいつ凄く…」

けつばん「ガハハハハハハ!!最強!!俺様最強!!」

タケシ「強い…!」

188 : 1   2019/05/25 00:07:19 ID:QBbagTOEMk

続く!
ちなみにけつばんの技はバグ技の一覧を参考にしてます

189 : 1   2019/05/26 23:41:49 ID:vcnSUSqp9M

けつばん「3割程度しか実力だしてないってのに、もしかしてこれでもう終わっちゃうかぁ~?」ニヤニヤ

タケシ(これでもまだ本気じゃないのかよ…!)

このみ「勝ち誇ってるようだけど、勝負はまだ――」

けつばん「――最後まで何が起こるかわかりません!希望を信じれば勝機は必ず見つかります、ってか?」

このみ「っ!」

けつばん「そんな感情論はな、圧倒的なパワーの前には無力だ!世の中ってのは、優れた力を持つ選ばれた才能の持ち主こそが頂点に立てるんだ!お前らの雑魚ポケモンはもちろんのこと、お前ら劣等種が逆立ちしたって俺には勝てねぇんだよ!!」

タケシ「こいつ…っ!」

けつばん「あの百合子ってのも同じさ……俺にもミュウの細胞の一部が入ってるからわかるんだ」

けつばんは最上階の方を見上げた

けつばん「ミュウツーの誕生はもうすぐだ、百合子とそのポケモンたちの最期は、もしかしたらお前らよりも早いかもなあ…!」

190 : 1   2019/05/26 23:49:37 ID:vcnSUSqp9M

~シルフカンパニー最上階~

つむぎ「!!」ドンドンッ

Pカチュウ「ダメだ、ぶつかってもビクともしない!」

百合子「どうにかしてこの壁壊さないと!」


マサキ「いや、その必要はもうない」


百合子「!?」

Pカチュウ「装置の扉が開いていく…」

中から出てきたのは、マサキともミュウツーとも言えない、その中間の…別の生物が姿を現した

マサキ「これがわいの、新たな姿…素晴らしいパワーを感じるで…!」

百合子「マサキさん…本当に人間じゃなくなっちゃたんですか…」

マサキ「百合子、お前らでこの力、試させてくれや…」スッ

!?
Pカチュウ「まずい!避けろ!!」

マサキの手のひらから “サイコキネシス”が放たれた!
その念力は百合子たちが破壊できなかった壁ごと、百合子たちを吹き飛ばしたのだった!

百合子「いった…い…」

マサキ「うまく回避したなあ…いや、わいの力のコントロールがへたっぴなせいか…まあどちでもええわ」

Pカチュウ「百合子、来るぞ」

マサキ「次は当てるわ」ニヤッ

百合子「私たちだってやられっぱなしじゃない!たとえ相手がマサキさんだろうと絶対に勝ちます!!」

191 : 師匠   2019/05/31 20:27:00 ID:Jhd7DAI7xI

上げ

192 : 1   2019/05/31 20:45:26 ID:KGMLncQZ9w

Pカチュウ「行くぞマサキ!!」

マサキ「あぁ、さっさとこいや」チョイチョイ

Pカチュウ「強気なのも今のうちだぞ!」ビュンッ

マサキ「“でんこうせっか”か、そんなもん受け止め――」

シュッ!
マサキ「消えた!?」

Pカチュウ「ここだっ!」

マサキ「さっきまで正面にいたのに、いつの間にわいの頭上に!?」

百合子「スピードを維持しつつ軌道を自在に変えられるPカチュウさんの“でんこうせっか”!私たちだって遊んでたわけじゃないんですよ!!」

マサキ「馬鹿め!空中なら攻撃を避けることができへんやろ!」バッ

Pカチュウ「それはどうかな!」

Pカチュウは空中で“でんこうせっか”を発動!
超加速のまま、マサキの顔面に突っ込んでいった!

百合子「やった!」

マサキ「…で?」ニヤッ

Pカチュウ(全然効いてない…だと…)

マサキ「確かに変幻自在で翻弄させられたわ…けど、わいを倒すにはパワー不足や」

放たれた“サイコキネシス”によりPカチュウは吹き飛んだ

マサキ「どうや、百合子!『この身体』の力は!科学力の前にはお前らの努力なんて取るに足らないってことが証明されたなあ!」

百合子「っ!」

マサキ「わいだけやない!わいが造り出した『けつばん』っちゅーポケモンをさっき解き放った!タケシもこのみもけつばんにぶっ飛ばされるのも時間の問題や!」

百合子「あの2人はそう簡単にやられませんよ!そ、それに私たちだって負けませんし!」プンプン

マサキ「百合子、最強カードってのはどんな盤面でも出せば必勝だからこそ最強なんや。お前らの貧弱な手札じゃわいらには勝てへん」

Pカチュウ「へ、へへ…最強、カードか…」

マサキ「何が可笑しい?」

Pカチュウ「覚えておけ、ここぞって所で出せばどんなカードだって最強足り得るんだよ」

193 : 1   2019/06/01 00:58:12 ID:8/yPIUacQU

~シルフカンパニー1階~

タケシ「イワーク!“すてみタックル”!」

このみ「ストライク!“きりさく”!」

イワークが左から、ストライクが右から、けつばんを挟み込んで攻撃を仕掛けた

けつばん「おせぇ!“わざマシン06”!!」

けつばんは両腕を突き出し、2体のポケモンを同時に掴み、叩きつけたのだった!

タケシ「挟み撃ちでもダメなのか…」

けつばん「てめぇら雑魚がどんなに努力したって、そんなものは全て無駄ってことだ!がははははははははは!!」

このみ「勝手なこと言わないでちょうだい!」

けつばん「はぁ!?」

このみ「私は知ってる…人より上手く歌えなくて悩んでいる娘のことを、ダンスが上手に踊れない娘のことを、それと……子供みたいな自分の体形に悩んでる最年長のこともね…!」

タケシ「おい、こんな時に何を…」

このみ「タケシくんは黙っててちょうだい!」クワッ

タケシ「お、おう…」タジッ

このみ「スタートラインがみんな違うのは当然のこと…けど、皆努力して今ある能力を活かそうと頑張ってる!トップを目指して頑張ってるのよ!それはポケモンだって同じこと!それなのに、努力が無駄とか軽々しく言ってほしくないわね!」

けつばん「へぇ、つまりてめぇは今の力で俺を倒すつもりってわけだ?」

このみ「そうよ」

けつばん「そうか、よく分かったぜ――」

刹那、けつばんがこのみに向かって腕を振り下ろす

けつばん「俺に意見してんじゃねぇよチビ女!俺様をイラつかせた罰だ!くたばれぇ!!」

このみ「っ!!」スチャ

けつばん「無駄だチビ女!ポケモンを繰り出す前にてめぇをぶっ潰してやる!!」

タケシ「このみ!!」

194 : 1   2019/06/01 01:05:27 ID:8/yPIUacQU

~シルフカンパニー最上階~

マサキ「…何を言い出すかと思えば…単純なパワーだけならミュウツーをも凌ぐけつばんが負けるとは思えんわ。Pカチュウ、お前の言ってることはただの負け惜しみや」

Pカチュウ「そんなことないさ、俺たちにはお前が知らない切り札があるんだよ」

マサキ「切り札…?」

Pカチュウ「そう、とっておきの切り札――」


~シルフカンパニー1階~

???「プテラ、“はかいこうせん”」

この場の誰もが予想しなかった突然の攻撃!
上の階から放たれたその一撃は、このみに襲い掛かるけつばんに命中した!

けつばん「ぐえっ!だ、誰だ!どこにいやがる!!」

???「ここです」

一同の視線を向ける
エントランスホールの上空にプテラ…そしてその背に立っている一人の少女――

タケシ「あんたは!」

このみ「瑞希ちゃん!!」

瑞希「お2人とも、お待たせしました…いえい」



Pカチュウ「――ジョーカーがな!」

195 : 1   2019/06/01 01:14:46 ID:8/yPIUacQU

巨大なモザイク…人造ポケモン・けつばんに立ち向かう
馬場このみ、タケシ、そして真壁瑞希!

果たして勝利の女神がほほ笑むのどちらだ!?
続く!

196 : 1   2019/06/02 22:50:58 ID:hskFXBCDpw

けつばん「どういうことだ?百合子の仲間は半裸男とチビ女だけのはず!」

瑞希「初めまして、真壁瑞希です」ペコリ

けつばん「そんなことはどうでもいい!いつまで俺様を上から見下ろしてやがる!とっとと降りてこいや!!」

瑞希「はい」スチャ

タケシ「対応はやっ!」ガビーン

瑞希「馬場さん、お怪我は?」

このみ「大丈夫よ、ありがとう助かったわ」

瑞希「仲間ですから。当然のことをしたまでです」

けつばん「へっ!雑魚の慣れ合いか、反吐が出るぜ」

瑞希「…そういえば先ほど、馬場さんたちのことを馬鹿にしていましたね」

けつばん「あん?」

瑞希「私は今、怒っています」

けつばん「怒ってるだぁ!粋がってんじゃねぇぞ劣等種が!」

ビュンッ!!
けつばんが瑞希に向かって突進!

瑞希(早い…!)

けつばん「俺様もなぁ!お前らにはイラついてんだよぉ!!」

けつばんが拳を振り上げる!

けつばん「その無表情顔を絶望の色に塗りたくってやる!!」

このみ「逃げて!!」

けつばんが拳を繰り出すのと、瑞希が後ろに跳ぶ動作はほぼ同時だった!
そして、けつばんの攻撃で何かが吹き飛び宙を舞った

瑞希「!?」

瑞希は攻撃を回避直後、自分の右肩を押さえた
先ほどまで自分の身体に付いていた『自分の右腕』が宙を舞い、落ちていく瞬間を見ながら――

197 : 1   2019/06/02 23:05:59 ID:hskFXBCDpw

けつばん「がはははは!脆いもんだぜ!!」

瑞希「あ…あ…」

このみ「そんな…瑞希ちゃん…」

タケシ「惨すぎる…!」

瑞希「腕が…腕が…」

けつばん「がははははははははは!!」

ぬっ!
瑞希「あ、腕が生えてきたぞ」

このみ「え?」

タケシ「えぇ!?」

けつばん「えええええええええええええええええええええ!!??」

瑞希「ポチっとな」ポチッ

瑞希はポケットからスイッチを取り出し、それを押す
すると、落ちていた『瑞希の右腕』の切断面から燃焼ガスが噴射!

けつばん「ぐえっ!!」

腕はロケットのように飛んでいき、けつばんの顎に激突した!

瑞希「マジック大成功……やったぞ」ピース

けつばん「な、なめやがって!」

瑞希「では、リクエストにお応えして第2弾」

けつばん「してねぇよ!」ガビーン

瑞希「今、私はモンスターボールを持っています。それをこうやって握りしめると…」

パッ!

瑞希「びっくり、消えちゃったぞ」

けつばん「それがどうした!今度こそ終わり――」

瑞希「あ、あまり動くと…」

ポロッ
けつばんの頭の上から何かが転がり落ちた

けつばん(モンスターボール…?まさか……!)

ボンッ!
オコリザル「ぶひっ!!」
オコリザルの メガトンパンチ!

けつばん「な、にぃ!?」

瑞希「またまた大成功」ピース

198 : 1   2019/06/04 22:11:15 ID:C7YsTBgmAs

どんっ!
けつばんが背中から倒れる!

タケシ「あの化け物を殴り倒した…!」

けつばん「てめぇ!!」ムクッ

このみ「起き上がった!?」

瑞希「あれくらいで倒せるとは思っていませんでしたが、ほとんどダメージも与えられていない…ショックだぞ」

けつばん「劣等種に飼育されているポケモン如きに俺様が倒させるかよぉ!」

このみ「あなただってマサキくんのポケモンなんでしょ?」

けつばん「俺様をトレーナーがいなければ何もできない軟弱者と一緒にするな!!確かに俺様はマサキ様に造られた…だがマサキ様の所有しているポケモンではない!ボールに閉じ込められる生活なんて想像しただけで鳥肌が立つぜ!」

このみ「つまり、マサキくんに従ってるだけで実際は野生のポケモンみたいなものなのね」

タケシ「ってかモザイクで鳥肌が立ってるかどうか分らんわ!」ビシッ

けつばん「…瑞希、とか言ったな。お前はトリックプレイの使い手のようだが、これ以上好き勝手はさせねぇぜ!」

瑞希「それは困りました、もっと楽しんでいただきたかったのに」

けつばん「だったらよぉ…今度は俺が楽しむ番だぜ…!」イライラ

タケシ(あいつわざと挑発して、何をするつもりだ…?)

けつばん「くたばれぇ!」ビュン


瑞希「オコリザル、“からてチョップ”」ボンッ

けつばん「邪魔だ!!」

けつばんの拳がオコリザルに命中!

瑞希「うわっ」

吹き飛んだオコリザルに巻き込まれて、瑞希も共に吹き飛んだ

けつばん「“わざマシン29”!!」

けつばんの放った念力の波動が3人を襲った!

タケシ「か、身体が…!」

このみ「動かない…!?」

瑞希「これは…」

けつばん「…」ニヤッ

199 : 1   2019/06/04 22:31:51 ID:C7YsTBgmAs

けつばん「『フリーズ』させたのさ…わざの射程範囲内全てをな!」

タケシ「フリーズ!?何だそれ!?」

このみ「ほんとでたらめよね!」

けつばん「これから俺様は身動きできないお前たちをギタギタにぶちのめし、ボロボロの生ごみのようにしてやるぜ」

このみ「絶体絶命ね…」

瑞希「…」

けつばん「いくぜ雑魚ども!!」

ボッ!
けつばんの背後から攻撃が繰り出された!

けつばん「ぐはっ!な、何ィ!?」

タケシ「あ、あれは…!」

ゲンガー「…」ニヤッ

瑞希「ナイスアタックです、ゲンガー」

瑞希のゲンガーがけつばんの影の中から姿を現したのだった!
上半身だけ影の中から出ている状態でけつばんをあざ笑っている

けつばん「馬鹿な!怪しい動きをすればすぐに分かるはず…いやそれ以前に!こいついつの間にボールから出てきやがった!?」

瑞希「さっきオコリザルと一緒に吹き飛ばされた時、ボールを投げておきました…あなたの足元に」

けつばん「あ、あの時…!」

瑞希「視線誘導はマジックの基礎です」

けつばん「調子に乗るなよ劣等種!言っただろ!もうてめぇのトリックプレイは俺様には通用しねぇ!たった1匹のゲンガーなんぞ、俺様のパワーでぶっ飛ばして――」

ゲンガー2「!」ビョーン
ゲンガー「…」ニヤニヤ

けつばん「2匹目だと!?」

瑞希「あっと驚きの分裂マジック」

けつばん(こ、こいつ…っ!)

2匹のゲンガーの“メガトンパンチ”がけつばんの顔面に炸裂!

けつばん「ぐぅあう!!」

200 : 1   2019/06/04 23:00:54 ID:C7YsTBgmAs

けつばんの影から次々とゲンガーが出現し始めた
3,4,5…どんどん増え続けていく

けつばん「これは…“かげぶんしん”…!だけど実体がないはずのこの影どもの攻撃が何故俺様に当たる!?」

瑞希「ゲンガーは別名、シャドーポケモン。影を操り支配する力を持っています。私はその能力を活かし…結果、私のゲンガーは影に潜っている間だけ“かげぶんしん”で作った分身を実体化させる能力を手に入れたのです」

約10体以上のゲンガーが同時に“メガトンパンチ”を繰り出し、
四方八方からけつばんに攻撃を仕掛けた!

けつばん「ぐはっ!!」

タケシ「いいぞ、効いてる!」

けつばん(馬鹿な…!この俺様がこんな劣等種の小娘に翻弄させるなんて…!)

このみ「このままいけば…!」

けつばん(負ける…俺様が…!?俺様は最強なんだ…!こんなところで負けるなんて、ま、負けるなん、て……!)

ブチッ!
けつばん「GUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」

けつばんの身体から放たれた波動により、ゲンガーたちが吹き飛ぶ!
影は消滅し、本体だけが壁に激突!

瑞希「いったい、何が…?」

タケシ「おい、やつの様子がおかしいぞ」

けつばん「UUUUUUUUUGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

このみ「けつばんの身体がどんどん大きくなっていく…」

瑞希「それだけじゃない、これは…」

タケシ「こいつ、パワーアップして…」

どんっ!!
けつばん「コロ、シテ、ヤルゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

けつばん

レベル

127!!!

201 : 1   2019/06/04 23:01:55 ID:C7YsTBgmAs

ここまで

202 : 1   2019/06/06 00:04:24 ID:AqxVJN7uuM

今日は本編じゃなくて、ちょっとした番外編書く

203 : 1   2019/06/06 00:35:14 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編その1「シゲル、ミリシタをやる」

シゲル「なにぃ!このゲームをやるといつでもどこでもこのみに会えるのか!?」(末期)

シゲル「俺の全財産をはたいてでも絶対このみのSSRを手に入れてやるぜー!!」

シゲル「ちっ!親指じゃあなかなかフルコンできねぇ!」

シゲル「よっしゃ!やったぜ!!」

このみ『えへへっ、私のアダルトな歌声にみんなメロメロだったわね♪』

シゲル「あぁ、ぞっこんだぜ…」


数日後

オーキド「シゲル、図鑑完成は順調かな?」

シゲル「あぁ!ばっちり!衣装コンプリート完了だぜ!!」ドヤッ

オーキド「図鑑はどうした孫ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ガビーン

204 : 1   2019/06/06 00:42:17 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編その2「ポケモン剣盾」

Pカチュウ「よし、次の町行くか…準備はいいか?」

百合子「はい、いつでもOKです」ガッシャンガッシャン

Pカチュウ「その鎧と武器どうしたの!?」ガビーン

百合子「ポケモン剣盾の発売日も決まったことだし、私もフル装備で頑張ろうかと!」

Pカチュウ「お前が武装してどうすんの!?」

百合子「いざしゅっぱーつ!」(聞いてない)

~ファミレス~

店員「ハンバーグセットお待ち―」

百合子「動きずらい!バイザーのせいで、た、食べられないいいいい!」

Pカチュウ「ダメだこりゃ」

205 : 1   2019/06/06 00:48:05 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編3「ダイマックス」

Pカチュウ「ダイマックスやる人このゆびとーまれ!」

このみ「何そのテンション」

Pカチュウ「このみさんもなってみたいでしょ?」

このみ「何で私がダイマックスする前提なの!?」ガビーン

瑞希「それならば、馬場さんが入れるモンスターボールを作らなければ…カツラさんに頼んでみます」ビシッ

タケシ「でっかいモンスターボール投げる役は俺に任せろ!」ムキッ

百合子「じゃあ私は撮影係で!」パシャッ

このみ「なんで皆乗り気なの!?ていうか私は人間よ!ムキ―!」

206 : 1   2019/06/06 00:53:14 ID:AqxVJN7uuM

寄り道番外編4「もしもマサキが造ったポケモンが〇〇〇〇だったら」

マサキ「わいが最強のポケモンを造るんや!」

マサキ「これで世界をひっくり返して見せるで!!」

マサキ「で、出来た…!これが最強のポケモン…!」

アオノリ「マサキ、メッチャスキ」

マサキ「ほんま大丈夫なんかこれ…」


百合子「勝負ですマサキさん!」

マサキ「頼んだでアオノリ!」

アオノリ「イッチョヤッタロカ!ドコカタデモカカッテキテエエデ!」

マサキ「指示しといてなんだけど、めっちゃ自信満々やな自分!?」

Pカチュウ「俺たちの全力見せてやる…」ビリビリ

アオノリ「…ア、ヨウジオモイダシタワ!ホナサイナラー!」ビュンッ

マサキ「アオノリイイイイイイイイ!!」ガビーン

207 : プロデューサー   2019/06/06 00:53:56 ID:AqxVJN7uuM

番外編終わり

208 : ご主人様   2019/06/10 01:48:10 ID:.LzXjdv.5c

あげ

209 : ごしゅPさま   2019/06/10 03:22:30 ID:gMMFeshf3M

おむ

210 : 1   2019/06/10 23:06:21 ID:nxgsF4zPBA

けつばん「UGAAAAAAAAAAAAAAH!!」

このみ「巨大化した!?」

タケシ「しかもレベル100越え…何から何までルール無用な奴め!」

けつばん「瑞希!認めたくねぇがお前は強い!だからこそ俺様はこれから本気でお前をぶっ倒してやる!!」

瑞希「これがあなたの本気…」

けつばん「さあ行くぜええええええええええ!!」

ニョキニョキ!
けつばんの身体から複数の『何か』が生えてきた

タケシ「けつばんの身体から無数の突起物が…」

このみ「卑猥ね…」ドヨーン

瑞希「最低ですね」

けつばん「何勝手なこと言ってやがる!どう見たって『大砲』だろうが!!」ガビーン

タケシ「紛らわしいんだよ全身モザイク!!」

けつばん「くらえええええええええ!!」

無数の大砲が一斉発射された!

このみ「モンスターボールを模った光弾!あの時と同じ!?」

けつばん「いいや違うね!こいつはあの時の比じゃね!俺様の最強わざ――」

打ち上げられた光弾のすべてが三人に向かって落下していく!

けつばん「――“ひでんマシン1”だ!!」

瑞希「来る…!」

このみ「2人とも避けるのよ!!」

211 : 1   2019/06/10 23:30:17 ID:nxgsF4zPBA

けつばん「逃がすかよおおおおおお!!」ボンッ!ボンッ!

タケシ「あいつ!また打ち出したぞ!!」

このみ「無差別に繰り出してるから攻撃パターンが読めないわ!」

けつばん「ははははは!何もかもぶっ壊してやるぜェ!!」

タケシ「おいまずいぞ!このままじゃシルフカンパニーが崩れる!」

このみ「これ以上はやめなさい!自分の仲間まで巻き添えにする気!?」

けつばん「そんなことは知らねぇ!これで生き残れないような奴は淘汰されて当然!この時代を生きる価値はねぇ!!がーはははははははははは!!」

このみ「なんて傲慢なの」

タケシ「ビルが崩れてきてないか!?」

このみ「嘘!このままじゃ潰れる!」

瑞希「…」

けつばん「がははははははははは!!壊れろ!壊れろォ!!」

ビルが崩れ始め、このみとタケシが終わりを確信したその時だった!
ビルの崩れが治まったのだ!そして一行の視界には不可解な光景が見えていた!

このみ「岩が宙に浮いたまま停止してる…?」

けつばん「ど、どうなってやがる!?」

瑞希「これはまさか念動力…」

???「間に合ったようね」

タケシ「その声…ナツメ!」

サイキッカー「我々もいますぞ!!」

ナツメ「ヤマブキジムのトレーナー&エスパーポケモン総動員よ!」

ナツメたちトレーナー集団が外からシルフカンパニーを囲み、念動力を発動していた!

ナツメ「私たちが崩壊を止めている間に…早くその化け物を倒してちょうだい!」

このみ「ありがとう、皆…!」

瑞希「皆が私たちのために……感激だぞ」

けつばん「劣等種どもがァ…!」ギリッ

212 : 1   2019/06/10 23:51:21 ID:nxgsF4zPBA

瑞希「それでは、次は我々のターンです」

けつばん「ふぅ…いいぜこいよ。こっちは出すもん出してスッキリクールダウンだぜ」

タケシ「その言い方やめろ」ドヨーン

瑞希「ゲンガー、出番です」

ズズズ
けつばん「また俺様の影から…!」

巨大化したけつばんの影から出てきたのは――

このみ「巨大化したゲンガー!?」

けつばん「何ィ!?」

けつばんと同じサイズのゲンガーが現れた!

瑞希「力比べです」

けつばん「くくく、次から次と対抗策を出してきやがって面倒くせぇ……だが、だからこそ!お前はぶっ倒し甲斐があるぜ瑞希さんよぉ!」

瑞希「ありがとうございます」ペコッ

けつばん「そこのゴミ2人はどうでもいいが…瑞希、お前だけは…この俺様の手で葬ってやるぜ!」

このみ「くっ…!」

瑞希「…いいえ違います。勝つのは私“たち”です」

タケシ「あぁそうだ、いつまでも舐められてばっかりじゃないぞ」

このみ「瑞希ちゃん…タケシくん…そうね、私“たち”が勝つのよ」

けつばん「違うね!勝つのは最強の…俺様だァ!!」

両手を突き出し、巨大ゲンガーへと向かっていった!

213 : 1   2019/06/11 00:54:54 ID:Ok4G6rXJqw

瑞希「…」

スッゥ
けつばんの腕がゲンガーの身体をすり抜けた!

けつばん「!」

このみ「今度は本当の“かげぶんしん”!?」

タケシ「よしっ!勢いづいた奴はそのまま前のめりに倒れて――」

瑞希「いえ、これは…」

けつばん「…」ニヤッ

けつばんは腕を前に突き出しただけで既に足を止めていたのだった!

瑞希(気づかれていた…)

けつばん「目の前でインパクトのある光景見せておいて実は囮…お前のやり口は少しずつ分かってきたぜ」

けつばんは背後を振り向く
本来のサイズのゲンガーが攻撃態勢に入っていた!

ゲンガー「!?」

ゲンガーは再び影に潜ろうとする
しかしけつばんはそれを許さない!
すぐさまゲンガーを自身の巨大な手により掴み取った!

けつばん「キャッチアンドリリースだ!!」

地面に向かって叩きつけた!

ゲンガー「」バタッ

このみ「キュウコン!ルージュラ!」ボンッ

タケシ「イワーク!ゴローニャ!」ボンッ

けつばん「UGAAAAAAAAAAAAAAH!!」ドガッ

タケシ「な!?腕の風圧だけで…!」

このみ「レベル127で規格外のわざを使ってくるポケモン…そんなのにどうやって勝てば…」

タケシ「相手だってポケモンだ…何か手があるはずだ…」

瑞希「相手もポケモン……あ」

このみ「瑞希ちゃん…?」

瑞希「ありました、1つだけこの戦いを収める方法が」

瑞希はポケットからあるものを取り出した

214 : 1   2019/06/11 00:56:16 ID:Ok4G6rXJqw

続く!
今となってはどれくらいの人が見てるのかは分かりませんが、絶対完結まで持っていくんで引き続きよろしくです!

215 : 彦デューサー   2019/06/11 00:58:56 ID:hhMLjB/i2Y

見てるでー、がんば!

216 : 1   2019/06/13 23:36:09 ID:dCAmgqfvTY

瑞希「マスターボール、どんなポケモンも確実に捕まえられるボールらしいです」

このみ「もしその話が本当なら…」

瑞希「はい。倒さずとも無力化できるということになります」

このみ「そういえばけつばんが言ってたわね、自分は誰のポケモンでもないって…」

瑞希「つまりけつばんは野生のポケモンに等しいということ。ならばボールで捕獲することが可能」

タケシ「もし、それで捕まえられなかったら?」

瑞希「その時は私たち全員ゲームオーバーです」

タケシ「つまり一蓮托生ってことだな」

瑞希「タケシさん」

タケシ「お前たちに着いてきた時点でこっちは腹くくってるんだ。嫌って言っても最後まで着いてってやる」ニッ

瑞希「それは心強いです」

このみ(手が震えてる…そうよね、知らない世界にやってきてあんな怪物と戦うことになって…今の今までそれと駆け引きを繰り広げてたんだもの…若い子がこんなに頑張ってるのに、最年長の私は今まで一体何を…っ!)

ぎゅっ!
このみが瑞希の手を握る

瑞希「馬場さん?」

このみ「勝ちましょう…勝って元の世界に戻って、また…アイドルしましょう」

瑞希「……はい」ニッ

217 : 1   2019/06/13 23:44:47 ID:dCAmgqfvTY

けつばん「おしゃべりは済んだかよ?じゃあくたばれや!」ゴウッ

瑞希「プテラ」

プテラ「!」バサッ

けつばん「プテラァ?そういえばこいつはボールから出っぱなしだったな」

瑞希「“ちょうおんぱ”」

キィィィイイイイン!
けつばん「う、うるせぇえええええ!」

瑞希「皆さん、今です」

タケシ「おう!」
このみ「作戦開始ね!」

タケシはけつばんから見て左に、このみは右へと走った!
そして瑞希は――

けつばん「正面から俺に特攻だと!?」

プテラ「!」キィィィィィン

けつばん「っち!いい加減うぜぇんだよカスが!!」バッ

けつばんの裏拳がプテラに命中!
そのまま壁へと吹っ飛んでいった!

けつばん(そういうしている間に距離を詰められた!だが人間如きの特攻でどうにかなるような状況じゃあ…)

瑞希「…」スッ

瑞希はマスタボールを取り出し、そのままけつばんへと投げた

けつばん「青いモンスターボール?こんなもの弾いて…」

ただ腕を振って弾く動作をすればいい…しかしけつばんはそれをやめた
けつばんの野生の勘…戦場で研ぎ澄まされた感覚がそうさせた
このボールは避けなきゃいけない、と

けつばん(この瑞希の行動は何か意味がある…こいつはそういうやつだ、恐らくこれも俺を攻略するための策…ならばっ!)

ボールが自分にぶつかる後少しと言う所で、横に跳びボールを回避した
マスターボールはけつばんの後ろの壁にぶつかり、落ちた

けつばん「このモンスターボールは何のつもりだ?まさか俺様を捕まえようなんて――」

瑞希「はい、そうです」

このみ「!?」
タケシ「!?」
けつばん「!?」

218 : 1   2019/06/14 00:19:00 ID:kdBfkZDgf2

瑞希「これはマスターボールといって、当たって『触れた』ポケモンを100%捕まえることができるボールです。今から私たちはこれを使って全力であなたをゲットしますのでよろしくお願いします……がんばるぞ」

タケシ(何で即行奥の手バラしてんだあいつーっ!)ガビーン

けつばん(どういうつもりだ!?なぜこうもあっさり…もしやフェイク…と見せかけて事実…と思わせておいて裏をかいて…)

タケシ「けつばんの動きが止まった…」

このみ(ここまでの瑞希ちゃんの戦い方は相手を翻弄するトリックプレイ……それを印象付けているからこそ、けつばんは瑞希ちゃんの一挙手一投足を警戒せざるを得ない)

瑞希「そのボール、返してもらいますね」

けつばん(いや、落ち着け俺様!これこそ奴の思うつぼじゃねぇか!今は考えるよりも行動あるのみよ!)

けつばんはボールを踏み砕こうと、足を持ち上げた

瑞希「いいんですか?さっきも言ったけど、『触れさせる』ことが出来たら確実に捕まえることができるんですよ?踏めば『触れた』ことになりますけど」

けつばん「!?」

ぴたっ!
足を止めた

けつばん「お前が…本当のこと言ってるとは限らねぇ!」

瑞希「はい。嘘かもしれません。けど本当かもしれない」

けつばん「な、めやが、って!!」

どすんっ!
そのまま足をボールのない場所へと着地させた

瑞希「それでは今度こそ返してもらいますよ」タッタッ

けつばん「あぁ、いいぜ返してやるよ……お前が無事でいられたらなぁ!!」

タケシ「瑞希に直接攻撃!?」

けつばん「近づけさせはしねぇ!」

このみ「…」ニヤッ

219 : そなた   2019/06/14 00:22:39 ID:kdBfkZDgf2

続く

220 : 1   2019/06/15 17:36:14 ID:Su8xSD6ak6

アーボック「シャーッ!」バッ

けつばん「アーボックが床から飛び出してきやがっただと!?」


このみ「“あなをほる”による奇襲大成功ね」


アーボックは瑞希に向かっていくけつばんに向かって、
落ちていたマスターボールを尾で弾き飛ばした!

けつばん「ちっ!」

横に跳び、マスターボールを回避した
しかし、ボールは瑞希がそのままキャッチ!

けつばん「何ィ!」

瑞希「えい」ヒュン

けつばん「くそ、また避けてやる!」ヒョイ

アーボック「シャーッ!」バシッ

瑞希「またキャッチ、そして投げる」ヒュン

アーボック「シャーッ!」バシッ

瑞希「キャッチ」

アーボック「シャーッ!」バシッ

けつばん「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!うっとおおおおおおしいいいいいい!!」イライラ

タケシ「キャッチボールとドッジボールを同時に見てる気分だ」


このみ「マスターボールの性能上、けつばんはマスターボールに触れることが出来ない。恐らく瑞希ちゃんが作戦をばらしたのも、ちょっぴり触っただけでも命とりな状況を認識させることでボールに触れることができないというプレッシャーを与えるため…パワーでは劣ってても今の精神的アドバンテージは私たちにある」


けつばん(耐えるんだ、今は避け続けて…チャンスは必ず…!)

221 : 1   2019/06/15 17:47:11 ID:Su8xSD6ak6

けつばん(“ひでんマシン1”は俺様の最強わざ…だが強力すぎる故に1度しか放つことができない。俺様が全力でエネルギー波を放てるのは後1回が限度…それで確実に仕留めてやる…チャンスを待つんだ、必ずどこかで…!)

瑞希「えいっ」ヒュン

けつばんはマスターボールを回避
しかし、アーボックがボールを打ち返すために待ち構えていた

けつばん「いい加減に…しやがれぇ!!」

ボールがアーボックに届く前に、けつばんは拳を床に叩きつけた!
1階全域の床は一瞬で割れ、足場が崩れ始めた!
瑞希たちはとっさに対応できず、よろけてしまう
ボールも打ち返すことが出来ず、アーボックの後ろを通り過ぎていく


このみ「きゃっ!」

一番距離を取っていたこのみも例外はなく、バランスを崩し後ろに倒れる

このみ「う…う…」

頭から血を流し、そのままこのみの意識は消えていった


タケシ「このみ!」

瑞希「馬場…さん…」プルプル

ビュンッ!!
けつばん「もらったーっ!!」

瑞希「!?」

タケシ「あいつ!この一瞬の隙を!!」

けつばん「雑魚が一匹くたばったくらいで何悲しんでやがる!どうせお前らもすぐこうなるんだぜェ!!」

瑞希「雑魚…」

222 : 1   2019/06/15 20:25:36 ID:Su8xSD6ak6

アーボックは“あなをほる”を使い、気絶したこのみのそばに駆け寄る

このみ「…」
アーボック「…」ペロペロ


タケシ「アーボック…くそ、けつばんの奴め!」

けつばん「がはははは!!そういやあのチビ女が言ってたなぁ!努力は無駄じゃないとかよぉ!けどこれはよぉ!てめぇらのやってきたことは結局全部無駄だったってことだよなぁ!!」

瑞希「無駄じゃ、ありませんよ…」

けつばん「見苦しいぜ!何を根拠に――」

瑞希「ナッシー、出番です」

瑞希の合図と同時に、2階の吹き抜けからナッシーが現れた

けつばん「あいついつの間に!?」

瑞希「私がここに来る前に出しておきました、いざという時のための仕込みとして…」

けつばん(そういえばこいつ!ここに現れた時、上から出てきたがったんだ!)

瑞希「行きますよ」

刹那、けつばんの頭上から大量の“タマゴばくだん”が降り注いだ!
それらは止む暇もなく、次々と撃ちだされたのだった!

けつばん「“タマゴばくだん”の空爆!?だがこんなもので俺様を倒すことなんて…!」

瑞希「そうですね、倒すことはできないでしょう…けど、こうやって隙を作ることはできました」

けつばんの動きを封じている間に、瑞希は落ちていたマスターボールを確保した

けつばん(ぐっ…こうなったら…!)

223 : 1   2019/06/15 20:36:30 ID:Su8xSD6ak6

けつばん「ぐう、ぐうううおおおおおおお!!」グイグイ

タケシ「あいつ、この爆撃の中を強引に脱出するつもりか!?」

けつばん「この程度で…足止めを喰らうわけにはいかねぇんだよ!ぶっ潰すんだ!あの女を!この手で!!」

タケシ「瑞希!走れ!」

瑞希「はい、全速力です」タッタッ

けつばん「ぐおおおおおおおおお!!」ダッ!

タケシ「出てきた!しかもあいつ!瑞希に真正面から向かっていった!そんなことしたら!」

瑞希「ボールの的になるはずなのに何故?」

けつばん「投げさせはしねぇ!その前に潰す!」

タケシ「ここに来てなんて脳筋な!」ガビーン

瑞希「拳で攻撃しようとも突進でぶつかってこようとも、ボールが触れればその瞬間にあなたを捕獲できます」スチャ

けつばん「バーカ!誰が物理的に攻撃するって言ったよ!!」

瑞希「!?」

けつばんの口内でエネルギーがチャージされていく

タケシ「あれは最初に使ったわざ!この土壇場で使ってきただと!?」

けつばん「待ってたぜ!確実にてめぇを仕留められるタイミングよぉ!この距離なら確実に命中だぜェ!!」

瑞希「コダック…!」ボンッ

コダック「…」ボケー

タケシ「何故そこでコダックを!?」

けつばん「もうどんな策が来ようとも関係ねェ!この圧倒的なパワーで――」」

わ ざ マ シ ン 1 9 ! !

けつばん「――…粉々になりやがれェ!!」

瑞希「…っ!」

224 : 1   2019/06/15 23:23:46 ID:Su8xSD6ak6

エネルギー波がぶつかり、爆発を巻き起こした
一帯は煙に覆われた

けつばん「がはははははは!!あの瑞希を始末してやったぜ!!」

タケシ「このみに次いで瑞希までも…」

けつばん「最後の一発が決まってスカッとしたぜ!やはり俺様はバトルにおいて最強だ!」

タケシ「くそっ!」ダンッ

少しずつ煙が晴れ、周りの様子が見え始めてきた

けつばん「どれ、奴の無様な姿を拝むとするぜ…」

しかし、タケシとけつばんの視界に映ったのは、瑞希ではなく……

けつばん「な、なんだこれ!?」

タケシ「瑞希の形をした巨大なぬいぐるみ!?」

瑞希「いえ、これはリトルミズキです……かわいいぞリトルミズキ」ヒョコッ

コダック「…」ヒョコッ

ぬいぐるみの後ろから瑞希とコダックが顔を出す

タケシ「どこが『リトル』だよ!?」ガビーン

瑞希「細かいことはなしです」

けつばん「“みがわり”…だと!こいつで俺様の攻撃を…っ!」ギリッ

瑞希「…ところでさっき、『最後の一発』と言っていましたね。これでもうさっきみたいな遠距離技は使えないということですね」

けつばん「な、なんでそれを!?」

タケシ「お前さっき言ってたぞ!」ガビーン

けつばん「…だけどよォ!お前だってもうすぐ終わりなんじゃねぇのか?瑞希さんよぉ!」

瑞希「…」ゼェゼェ

タケシ(あの危機的状況の中、ずっと動き回ってるんだ…確かに瑞希の体力はもう限界に近い)

けつばん「果たしてあとどれくらい逃げ回りながらボールを投げ続けられる?いやそれ以前に次の俺の攻撃を避けられる保証はあるのかな?」ニヤッ

瑞希「そう、ですね…」ゼェゼェ

けつばん「…」

瑞希「決着をつけましょう、この…戦いに」

225 : 1   2019/06/15 23:45:47 ID:Su8xSD6ak6

瑞希「決着です、次で終わらせます」

タケシ(瑞希…!)

けつばん「いいだろう!楽しいバトルもここで終わりだァ!!」

ビュンッ!!

タケシ「来たっ!」
瑞希「…」

けつばん「初めてだぜ!俺様をここまで追い詰めたやつは!瑞希、お前の名前は忘れねェ!だからここでくたばれ!!」

瑞希はマスターボールを投げる体制に入った
しかし、ボールを投げる前にけつばんの攻撃が確実に入るだろう、瑞希はそう思った。
しかし構えた!
正面から向かってくるけつばんを真っすぐ見ながら――

瑞希「私『たち』は…勝ちます」

――『横』にボールを投げた

けつばん「フェイント!?ま、まさか…!?」

タケシ「あぁ、そうさ!」

バシッ!
タケシがマスターボールをキャッチした!

けつばん「ここに来てこの半裸男を使うだと!?」

瑞希「男性で体を鍛えているタケシさんの方が体力的に今この状況で最も有効なんです」

タケシ「あぁ任せろ!俺が決めてやる!!」

けつばん「させるかァ!!」

けつばんがタケシに向かって行こうと向きを変えた!

瑞希「…最後の仕込みを使う時が来ましたね」

瑞希は右腕を上げ、指を鳴らした
その瞬間、上の階にいたナッシーの背後から3つの物体がけつばんに向かって飛んでいった
3つの物体はけつばんの正面左右と背後に配置し、それぞれが透明な壁を発現させ、けつばんを取り囲んだ

けつばん「こ、こいつらは…!」

瑞希「紹介します。この戦いの締めを務める、私の6匹目のポケモン…レアコイルです」

226 : 1   2019/06/16 00:12:36 ID:n3R4t5PTH2

けつばん「この壁、“リフレクター”か!くそっ!身動きがとれねェ!!」

分離したレアコイルはそれぞれの位置から“リフレクター”を張っていたのだ
3つの壁は合体し、立体三角形を形取った
そして壁とけつばんと共にレアコイルは少しずつ宙をうき始めた

瑞希「…3階分くらい上がっていきましたね…タケシさん、届きますか?」

タケシ「余裕だ!俺の肩ならあれくらい届く!」ウデグルグル

けつばん「俺様の動きを封じて、確実にボールを当てるつもりか!?」

瑞希「ポケモンとポケモンのわざ以外なら“リフレクター”の壁はすり抜けられますからね。これで今度こそ終わりにします」

タケシ「…行くぞ、けつばん!!」ビュンッ

けつばん「っ!俺様を…舐めんじゃねェ!!」

けつばんが拳を足元の壁に叩きつけた!

瑞希「無駄です、“リフレクター”は物理攻撃を半減する力があります」

けつばん「それがどうした!俺様を誰だと思っている!俺様は…最強のポケモン!けつばん様だぞォ!!」ドンドンッ

タケシ「壁にひびが入り始めてる…!」

瑞希「これはまさか…」

けつばん「うおうりゃああ!!」

バリンっ!
ついに足元の“リフレクター”が破壊された!
足場を失い、けつばんはそのまま落下!
“リフレクター”の結界からの脱出に成功した!
投げたマスターボールも命中することもなく、素通りしていった

タケシ「嘘だろ…!」

瑞希「最後の、策が…」

けつばん「がはははは!最後に笑うのはこの俺様よォ!着地した瞬間にてめぇらをぶち壊してやる!!」

???「ところがそうはならないのよね」

タケシ「そ、その声は!」

瑞希「まさか…」

このみ「この、馬場このみお姉さんがいるからよ!」

227 : 1   2019/06/16 00:42:43 ID:n3R4t5PTH2

破壊された床の中から現れたのは、アーボックに背に乗った馬場このみであった!

タケシ「そうか、“あなをほる”で接近したのか!」

瑞希「馬場さん…無事で良かったです」

このみ「後はお姉さんに任せない♪」

けつばん「馬鹿な!!てめぇは早々にくたばったはず!?」

このみ「若い子たちが頑張ってるのに、最年長がサボってたら示しがつかないでしょう!」

アーボックの尾をバネ状にして跳ぶスプリングジャンプによって、あっという間にけつばんの頭上を跳び越えた!
そして、行き場を無くしたマスターボールをすぐさまキャッチした!

このみ「さあ行くわよアーボック!落下中の無防備な状態ならボールを当てやすいわ!」

けつばん「それはてめぇも同じだろう!腕を伸ばして引きずりおろしてや――」

ビリッ!
けつばん(か、身体がしびれる…!)

このみ「効いてきたわね、“へびにらみ”!」

けつばん「な、なにィ…!」

このみ「このカントー地方においてアーボックとその進化前のアーボしか覚えないわざ!この子の持つ『才能』よ!」

けつばん「才能だと…!こんな雑魚に才能なんて!!」

このみ「私やタケシくん、それに他のポケモンたち…見下してた相手にしてやられた気分はどう?あなたの敗因は他人を見くびりすぎたことね…さあ、これで終わりよ!!」

このみはけつばんに向かってマスターボールを投げた

このみ「いっけええええええええ!!」

けつばん「嘘だ嘘だ嘘だ!!俺様が!!こんなチビ女にやられるなんて!!こんな!!こんな奴なんかにィィィイイイイイイイイ!!!」

ボンッ!!
静寂。
造られし人造ポケモン・けつばん…その巨大で歪な姿は完全に消え、
そこにあるのはマスターボールただ1つ…
瑞希とタケシ、そしてこのみはマスターボールが落下したところを静かに見守った

228 : 1   2019/06/16 00:44:28 ID:n3R4t5PTH2

続く~
次は久々に百合子・Pカチュウの主人公チーム登場

229 : 兄(C)   2019/06/16 06:52:03 ID:vNdLpE1AuY

8888888888888888

230 : der変態   2019/06/16 07:48:40 ID:lPcNWli1SM

このみ姉△

231 : do変態   2019/06/17 15:56:38 ID:F.cOQfEVdQ

瑞希なら捕獲後のけつばんをボールから出して煽り倒してくれるはず……!

232 : 1   2019/06/17 23:41:25 ID:rzb/Vp9gzQ

タケシ「勝った…」

瑞希「はい、私たちの…」

このみ「勝ちね…」バタッ

瑞希「大丈夫ですか、馬場さん?」

このみ「えぇ、全然大丈夫」ピュー

タケシ「出てる!頭から血が飛び出てる!」ガビーン

どかんっ!!

タケシ「何だ何だ!?」キョロキョロ

このみ「上から聞こえてきたわね」

瑞希「おそらく最上階…七尾さんとプロデューサーが戦っている場所」

タケシ「あいつら、大丈夫なのか…相手はいでんしポケモンのミュウツーなんだろ?」

瑞希「そうですね、少し体力を回復させてから向かってみましょう」

このみ「私はすぐにでも問題ないわよ」ピュー

タケシ「いやだから血が!」

瑞希(2人とも…どうか無事で)

233 : 1   2019/06/18 00:01:08 ID:oMt.e86G4Q

時間は少し前に遡る
~シルフカンパニー最上階~

マサキ「ジョーカーね…どうやらとっておきの隠し玉があるみたいやけど、けつばんの前では雑魚同然や。もちろんお前ら2人も今のわいの前では雑魚や!」

Pカチュウ「やってみなきゃ分からないだろ?なあ、百合子!」

百合子「そうです!例えて言うなら、村で平凡な生活を送っていた所である日自分の宿命を知り冒険に出て旅先で聖剣を手に入れた伝説の勇者の末裔くらいには強くなりました!」

マサキ「全く意味わからん」ドヨーン

Pカチュウ「俺も」ドヨーン

百合子「そんな…馬鹿な…」

Pカチュウ「いやお前、何でそこでシリアスな空気出してんの!?」ガビーン

マサキ「…百合子、わいはもうお前の茶番に付きやってやる必要はないんや、戦う気ならここでわいにやられてくれへん?」

百合子「それはお断りします!だって強くなったのは本当だから!私のポケモンたち、そして私だって一歩ずつ進んで、強くなって、今この場に立ってるんです!」

つむぎ「ギャオオオオオオオス!!」
おしょう「…」スチャ
エグゼ「天才ゆえの才能です」キリッ
ユニー「…」フッ

マサキ「…セキチクでは役立たずだったお前もか?」

シルフ「…!」ギロッ

Pカチュウ「こいつはもう昔のシルフじゃないぞ!この戦いで嫌って程味合わせてやる!」

百合子「さあ、行くよ皆!」

マサキ「身の程知らずめ…だったら見せたるわ、最強ってやつを!」

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