早坂そら「Pさん。私、あなたにずっとついていくからね」
1 : お兄ちゃん   2019/07/24 15:49:15 ID:ToTbaB8Fpg
そらさんメインss
・キャラ崩壊注意
・一部オリ設定あり
・会話形式の地文なし
・一応続き物(メインとなるアイドルは異なる)
・誤字脱字お許しを
・Pラブ勢(多分)アイドル達+αによる何の捻りもないラブコメ

前話
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=8627&ukey=0
23 :   2019/07/24 21:18:49 ID:ToTbaB8Fpg
ジュリア「もしもし、歩? 今日出てきてるだろ? 今、どこにいる? お、丁度いいや。あたしも混ぜてくれよ。ダンスの自主練したくてさ」

ジュリア「いやーサヨといたんだけど、プロデューサーがお見合いするのどうこうって話に食いついて・・・・・・え、詳しい話?」

・・・・・・・・・・・・

ジュリア「そんな訳であたしは一人ぼっちな訳さ。・・・・・・って歩、また今度ってどういう事だよ? あ、おい! ・・・・・・切りやがった」

ジュリア「・・・・・・」

ジュリア「・・・・・・お前もかよ」
24 : Pくん   2019/07/24 21:19:44 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・同日夜
P宅

そら「プロデューサーさん。やっぱり一緒に寝ましょうよ。またソファで寝るとかあんまり良くないと思いますよ」

P「うーん。でも、早坂さんはそれでいいんですか?」

そら「私は転がりこんでる立場ですし、それにプロデューサーさんのことは信用してますし」

P「ありがとうございます。しかし、気が緩みすぎて変な所を外部に押さえられてもマズイしな・・・・・・」

そら「もう何言ってるんですか」

そら「プロデューサーさん。私、アイドルじゃないんですよ?」
25 : Pちゃま   2019/07/24 21:20:35 ID:ToTbaB8Fpg
P「あ」

そら「アイドルの子とだったらスキャンダルになるような事でも私とだったら見向きもされないと・・・・・・思いますよ?」///

P「そうでしたね。でも大丈夫です。早坂さんにそんなことはしませんから安心して下さい」

そら「は、はい、そうですか・・・・・・」

そら(そこまでキッパリ言われるとヘコむなぁ・・・・・・)ズーン

そら「それから、プロデューサーさん。私に気を遣わないで下さい。少しの間ですけど一緒に暮らすんですから。気が休まらないでしょう?」

P「・・・・・・それもそうか」
26 : Pちゃん   2019/07/24 21:21:05 ID:ToTbaB8Fpg
P「じゃあ、そら。改めてよろしく」

そら「!!」

そら「は、はい、こちらこそよろしくお願いします」

P「敬語はいいよ。俺にも遠慮しないでくれ。そらも自分の家だと思って気楽にしてくれ」

そら「う、うん! ありがとう」
27 : せんせぇ   2019/07/24 21:21:47 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・2日後
765ライブシアター内事務室

そら「Pさん、いい加減お昼に行こうよ。もう何時だと思ってるの?」

P「もう少し待ってくれ。この企画、もうちょっとで完成で・・・・・・」

そら「もう。ちょっとその企画書、見せて」パッ

P「あ・・・・・・」

そら「これ、あんまり面白くなさそうな企画だね」

P「えっ」ガーン
28 : プロデューサーさん   2019/07/24 21:22:37 ID:ToTbaB8Fpg
そら「そんなに根詰めてやってるから中身が薄っぺらになるんだと思うよ」

P「そ、そうかな?」

そら「そうだよ。だから、気持ち切り替えてご飯食べに行こ」

P「分かったよ。そらは何か食べたい物、ある?」

そら「何があるか分からないから、Pさんが行ってる所があるなら、そこにしよう」

P「はいはい。お昼行ってきまーす」

そら「行ってきまーす」
29 : Pサマ   2019/07/24 21:23:18 ID:ToTbaB8Fpg
美咲「行ってらっしゃーい」

バタン

美咲「はー。プロデューサーさんの企画書にダメ出ししてる人なんて律子さん以外ではじめて見るかも」

美咲「何だかここ数日で、お二人ともすっかり親密になってますねー・・・・・・はっ!」

琴葉「・・・・・・」

歌織「・・・・・・」

紗代子「・・・・・・」
30 : 兄ちゃん   2019/07/24 21:23:56 ID:ToTbaB8Fpg
水瀬伊織「あの二人、最近やたら一緒にいるわね」

高槻やよい「プロデューサーもそらさんも仲良しだねー」

美咲「お二人、今一緒に生活してるんだって」

伊織「えっ!?」

やよい「えー!」
31 : プロヴァンスの風   2019/07/24 21:35:23 ID:pr1f./c7Ug
伊織は話の本当の意味に気づいてそうだけどやよいは食費どうしてんのか考えてそう
32 : プロデューサークン   2019/07/24 22:27:40 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・2日後夕方
765ライブシアター内事務室

そら「Pさん、そろそろ帰ろう? もう定時過ぎてるじゃない」

P「悪い、先にそらだけ帰ってくれないか? 今、いい所なんだよ。もうちょっとで」

そら「まだ帰り道慣れてないから一緒に帰って欲しいんだけどな」

P「ああ、そうだったな、すまん。後10分待っててくれないか?」

そら「うん」
33 : プロヴァンスの風   2019/07/24 22:28:30 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・・・・・・・

P「悪い、お待たせ。帰りに食事して行こうか?」

そら「いいよ。今日は私が作るからさ」

P「ありがと。助かるよ」

P「青羽さん、すいません。先に上がりますね」

美咲「は、はいっ! 大丈夫ですよっ」

そら「すいません。お先に失礼します」
34 : 監督   2019/07/24 22:30:33 ID:ToTbaB8Fpg
P「お疲れ様です」

美咲「お、お疲れ様でしたっ」

バタン

周防桃子「お兄ちゃんとそらさん、あんなに仲良かったっけ?」

中谷育「プロデューサーさんとそらさん、ドーセーしてるんだって」

桃子「桃子、聞いてないよ。お兄ちゃんってば・・・・・・あんなの公私混同だよ。社会人としてどうかと思うけど」

育「まあまあ、桃子ちゃん、一緒に帰ろう!」
35 : せんせぇ   2019/07/24 22:31:20 ID:ToTbaB8Fpg
バタン

馬場このみ「・・・・・・」

このみ「・・・・・・ねえ、莉緒ちゃん」

百瀬莉緒「何、姉さん?」

このみ「飲みに行かない・・・・・・?」

莉緒「行く行くー!」
36 : 彦デューサー   2019/07/24 22:35:28 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・翌週
某撮影スタジオ

そら「風花ちゃん! 目線、少しこっちに頂戴!」

カシャカシャカシャカシャ

そら「いいね、最高! 歌織さん、もっと笑ってみて! うん、眩しい!」

カシャカシャカシャカシャ

P(相変わらず、そらの撮影は勢いがすごいな。二人ともいつも以上に輝いてる)

そら「・・・・・・」ジー
37 : 夏の変態大三角形   2019/07/24 22:36:46 ID:ToTbaB8Fpg
P(ん? そらに見られてるような・・・・・・)

風花「あの、そらさん。どうかしました?」

そら「ごめん、風花ちゃん、歌織さん。ちょっと待ってて!」

そら「Pさん! ちょっとこっち来て!」

P「え? 突然、何を。っておい、そんな引っ張るなよ!」

・・・・・・・・・・・・

P「ど、どうしたんだよ。こんな所まで来て?」
38 : Pたん   2019/07/24 22:37:48 ID:ToTbaB8Fpg
そら「どうしたじゃないよ! 何で黙って見てるの! 二人ともあんなに可愛いんだよ!? かける言葉くらいあるでしょ!」

P(すごい剣幕だ・・・・・・。事務室にいる時とはまるで違う)

P「そ、それは勿論あるけど撮影中だし邪魔になるだろ? それに感想とかアドバイスは撮影が終わった後で・・・・・・」

そら「Pさん、応援って言葉知らないの? 撮影中にいっぱい褒めてくれたほうがアイドルの子達もテンションあがるよ?」

P「そうか・・・・・・そうだな」

そら「・・・・・・前から言おうと思ってたんだけど、Pさん、遠慮しすぎだよ。周りのスタッフ、みんな顔馴染みだよ? もっとアイドルの子達に声掛けて」

P「でも、それだったら、そらが一生懸命に声をかけにいってくれてるじゃないか」
39 : プロデューサー殿   2019/07/24 22:39:19 ID:ToTbaB8Fpg
そら「ポーズの指示とかはするけど、そうじゃないの。私より、Pさんにいっぱい応援されたほうがアイドルの子達だって嬉しいに決まってるよ」

P「そ、そうなのか・・・・・・。それは考えた事無かったよ」

そら(鈍い・・・・・・!)

そら「Pさんは普段からアイドルの事を考えているのは分かるけど、思った事はバンバン伝えてあげてよ。きっと喜ぶよ」

P「う、うん」

そら「よし! じゃあ、戻ったら撮影が終わるまで二人をめいいっぱい応援してよね! もっとアイドルを輝かせて!」

P「分かった!」
40 : der変態   2019/07/24 22:39:46 ID:ToTbaB8Fpg
そら「撮影が終わるまで今の二人のいい所を100個は言ってね!」

P「100個!? そ、それは」

そら「できるでしょ? 二人のこといつも見てるでしょ?」

P「あ、ああ! 任せてくれ!」
41 : ご主人様   2019/07/24 22:52:16 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・2日後
某撮影スタジオ

そら「あのねーPさん」

P「ど、どうした? まだ撮影の途中なのにこんな所まで来て」

そら「Pさん。撮影の途中で何を気にしてたの?」

P「え? あ、いや・・・・・・携帯に着信があったからチラッと気になってしまって」

そら「今は撮影してるの分かってるよね? 目の前でアイドルの晴れ姿があって、どうして携帯が出てくるの?」

P「ごめん、つい気になって・・・・・・」
42 : 下僕   2019/07/24 22:53:00 ID:ToTbaB8Fpg
P(一瞬携帯に目をやっただけなのによく分かったな・・・・・・どういう目をしてるんだ・・・・・・)

そら「目の前でアイドルの晴れ姿があれば全力で集中する! 基本だよ!」

P「わ、悪かった。俺が間違ってた」

そら「もう、分かればいいけど」

P「撮影を中断させて悪かった」

そら「次に携帯なんか気にしてたら、その携帯、叩き割るからね!」

P「わ、分かった!」
43 : 変態大人   2019/07/24 22:53:53 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・2日後
某撮影スタジオ

そら「何で連れ出したか分かる?」

P「え、えっと・・・・・・心当たりはないんだけど」

そら「Pさん。また余所事してたでしょ?」

P「え?」

そら「何か一瞬よそ見してた。何考えてたの?」

P「ああ、この後のスケジュールを考えてたよ・・・・・・」
44 : ハニー   2019/07/24 22:55:57 ID:ToTbaB8Fpg
P(ほんの刹那の間のはずなんだが・・・・・・)

そら「それがダメなんだって。Pさんが色んな事抱えてるのは知ってるけど、今、考える事じゃないよ?」

そら「今、目の前にいるアイドルが一番大事でしょ?」

P「あ、ああ、そらの言う通りだ」

そら「いい? Pさんが一回、余所事する度にアイドルは一回寂しい思いをするんだよ? そんなの私、見てられないからね」

P「ご、ごめん」

そら「Pさんが分かってないみたいだから、もう言っちゃうけど、アイドルが頼りにしてるのは私じゃなくてPさんなの」
45 : 貴殿   2019/07/24 22:56:46 ID:ToTbaB8Fpg
P「・・・・・・」

そら「Pさんが思っている以上にアイドルは、あなたに気にかけて貰いたいんだよ?」

そら「例え、平気そうな顔してたって心の中じゃ、しこりが残ってるんだよ?」

P「・・・・・・う、うん」

P(確かに39プロジェクトがスタートして以来、そういう所が希薄になりつつあったかもしれない・・・・・・。そらはそういう俺の隙が分かってたのか・・・・・)

そら「しっかりしてよ。皆のプロデューサーさん」

P「ああ、ありがとう。身に染みたよ。すまない、撮影に戻ろう」
46 : ごしゅPさま   2019/07/24 22:58:34 ID:ToTbaB8Fpg
そら「よーし、じゃあまた100個よろしくね!」

P「あ、ああっ」

・・・・・・翌週
765ライブシアター内更衣室

春日未来「ねえねえ、可奈! 聞いて聞いてっ!」

未来「昨日のモデル撮影でプロデューサーさんにたくさん褒めて貰っちゃった! 撮影してる時までたくさん褒められてすんごく調子良かったんだ!」

矢吹可奈「あ、私もだよー。なんか褒められすぎて顔が緩みっぱなしだったんだ。でも、すごくいい笑顔だって言われちゃったなー」

七尾百合子「私も何だか気持ちがフワフワして、新しい何かに目覚めそうだったなー」ポー
47 : 我が友   2019/07/24 22:59:28 ID:ToTbaB8Fpg
最上静香「ちょっと三人とも、浮かれ過ぎじゃない? プロデューサーなんだから、それくらいのフォローなんて当たり前よ」

百合子「でも、プロデューサーさん、いつも撮影中は見てるだけだったのに。なんて言うか積極的だったような気もするけど」

百合子「は! もしかして、プロデューサーさん!」///

静香「ないわね」

百合子「まだ、何も言ってないのに・・・・・・」

北沢志保「私は静香が一番浮かれてるように見えたわ。足りないからもっと言えってプロデューサーさんに、せがんでたじゃない」

静香「べ、別にいいじゃない! 志保だって満更じゃなかったくせに!」
48 : せんせぇ   2019/07/24 23:00:09 ID:ToTbaB8Fpg
志保「私は別に。まあ、励みにはなるわね。ほんの少し・・・・・・何よ、可奈。そんなにジロジロ見て」

可奈「えー? だって志保ちゃん、照れてるみたいだから珍しいなーって」

静香「へー?」

志保「可奈、余計なこと言わないで・・・・・・」

未来「新しい撮影の仕事来ないかなー、でへへ」
49 : P殿   2019/07/24 23:57:27 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・3日後
765ライブシアター内事務室

そら「昨日の撮影もすごく良かったよ! さすがPさんだね」

P「いや、そらのお陰だよ。アイドルのみんなも表情が更に生き生きしてて本当に眩しいくらいだ」

そら「それは違うよ。Pさんがみんなを応援して、限界以上の魅力を引き出してるんだよ。頼もしいね!」

P「あ、ああ、ありがとう・・・・・・」///

ガチャ

歌織「失礼します。あのプロデューサーさん、いらっしゃいますか?」
50 : Pたん   2019/07/24 23:58:16 ID:ToTbaB8Fpg
P「歌織さん。いますよ、どうしましたか?」

歌織「その、先日の撮影の事で少し・・・・・・」

P「ああ、風花と一緒に撮影したグラビアですね。何か問題でもありましたか?」

歌織「あ、違うんです。お礼を言いたくて」

P「お礼? 何かしましたか?」

歌織「もう、お忘れですか? 撮影中に熱心に声をかけて下さったではありませんか」

歌織「ありがとうございます。お陰で私、何だか自分でも信じられないくらい好調でした・・・・・・」///
51 : ハニー   2019/07/24 23:58:43 ID:ToTbaB8Fpg
P「い、いえ、あれは・・・・・・」

歌織「謙遜なさらないで下さい。あの時、私、とっても気分が良かったんです。プロデューサーさんがすごく心強くて・・・・・・これからも歌織のことをお願いしますっ」手ギュッ

P「か、歌織さん。分かりました。その手を・・・・・・」

そら「・・・・・・」

歌織「あ、すみません。思わず・・・・・・」パッ

歌織「そらちゃんも素敵な写真をありがとうございます。私、これからも頑張りますからいっぱい撮って下さいっ」

そら「はい! 任せて下さい!」
52 : プロデューサーはん   2019/07/24 23:59:38 ID:ToTbaB8Fpg
・・・・・・・・・・・・

そら「歌織さん。すごく情熱的だったね」

P「そうだな。歌織さんが上機嫌なのも、そらの指導の賜物だ」

そら「うん・・・・・・それならいいんだ」

そら(撮影の時はスイッチが入るから何も気にならないけど・・・・・・こうして見ると・・・・・・)

・・・・・・翌週
某撮影スタジオ

そら「はーい、オッケーでーす! みんな、すごく良かったよ!」
53 : Pたん   2019/07/25 00:00:47 ID:f/f2DGdoGc
トライスタービジョンメンバー「ありがとうございました!」

・・・・・・・・・・・・

島原エレナ「プロデューサー!」ギュッ

P「お、おい、エレナ。ど、どうした、突然」

エレナ「だって撮影中、ずっとエールしてくれたでショ! 嬉しくて気持ちが収まらないノ!」///

P「そ、そうか。役に立ててるなら良かったよ。三人ともすごく可愛かったぞ」

琴葉「あ、ありがとうございます。プロデューサー、とても積極的でしたね。恥ずかしかった所もありましたけど、私もすごく嬉しかったです」///
54 : ダーリン   2019/07/25 00:01:28 ID:f/f2DGdoGc
所恵美「どうしたらあんなに褒め言葉が出てくるのか不思議なくらいだよ、にゃはは」///

P「そんな特別なものじゃないよ。いつも頭の中で浮かんでる感想を言い並べたんだよ」

エレナ「ワオ! それがあの熱烈なラブコールなんだネ!」

P「ら、ラブコール・・・・・・そうだな。お前たちの最初のファンとしてのラブコールだ」

恵美「も、もう、そういう言い方、ちょと恥ずいって!」

琴葉「プロデューサー。私達の事、そこまで思ってくれてるなんて・・・・・・嬉しいですっ」

そら「・・・・・・」
55 : プロデューサーくん   2019/07/25 01:00:36 ID:f/f2DGdoGc
・・・・・・3日後夜
P宅リビング

P「そらと生活を始めてから何だか仕事の効率が上がった気がするよ。アイドルの皆とも、更に上手くやれてるよ」

そら「そう? 私も今ままで以上に、いいショットが撮れてるから全然満足だけどね」

P「そうか。それは良かった。だから、気になってたのだけど」

そら「?」

P「最近、撮影が終わると、どことなくそらの表情が暗い気がするんだけど、どうしたんだ?」

そら「・・・・・・え?」ドキッ
56 : ご主人様   2019/07/25 01:01:21 ID:f/f2DGdoGc
P「最初は気のせいかと思ったけど、回が増すほど何だか酷くなってる気がするんだ。あんなに撮影中は明るいのに」

そら(な、なんでバレたの・・・・・・顔に出てた?)

そら(でも、だからって言えないよ・・・・・・。あなたが大勢のアイドルと親密になってたのを見てモヤモヤしてた、なんて・・・・・・どうしよう)

P「・・・・・・そら?」

そら「う、ううん。何でもないよ。それはPさんの勘違いだよ」

P「・・・・・・」

そら「ごめん。私、先に寝るね」
57 : Pチャン   2019/07/25 01:02:25 ID:f/f2DGdoGc
P「待ってくれ、そら。そんな風には見えなかったよ。俺に隠さなくてもいいだろ?」

そら「・・・・・・!」

P「!」

P「・・・・・・悪い、ちょっと踏み込みすぎたか」

そら「ううん、ありがと。でも、ちょっと考えさせて」

P「ああ」

そら「先に寝てるから。後でちゃんと来てよ。ここで寝ちゃダメだよ」
58 : プロデューサーちゃん   2019/07/25 01:03:14 ID:f/f2DGdoGc
P「分かってるよ。おやすみ」

そら「おやすみー」

・・・・・・翌日昼
765ライブシアター屋上

そら「はぁ・・・・・・」

そら(何でこんな事で悩んでるんだろ・・・・・・中学生じゃあるまいし・・・・・・)

そら(今まで、Pさんとアイドルの子達が仲良さそうにしてても何とも思わなかったのになー・・・・・・)

そら(ちょっと・・・・・・近付き過ぎたかな)
59 : お兄ちゃん   2019/07/25 01:04:09 ID:f/f2DGdoGc
そら「・・・・・・」

そら(今はまだいいけど、スイッチ入った時もこんな気持ちになったら絶対いい画なんか撮れないよ)

そら(そうなったら嫌だな・・・・・・)

そら(私自身、どちらか選ばないといけないかも・・・・・・)

そら「ん?」

そら(誰か下で遊んでる? 環ちゃんにあずささん、歌織さんもいる。環ちゃん、虫捕まえて、はしゃいでて可愛いなー)

そら「よっと」カメラ構え
60 : Pちゃん   2019/07/25 01:08:56 ID:f/f2DGdoGc
カシャカシャカシャカシャ

そら(お、歌織さんが環ちゃんに追いかけられてる・・・・・・。歌織さん、虫苦手なのかな。慌てちゃって可愛いー)

カシャカシャカシャカシャ

そら(あ、あずささん、こっちに気がついたかな。手、振ってくれてる)パタパタ

そら「いいね。アイドルの日常、頂きました」カシャカシャ

ジュリア「盗撮しておいて、頂きましたかよ」

そら「え!? じゅ、ジュリアちゃん! いつの間に!?」
61 : プロデューサーさん   2019/07/25 01:09:41 ID:f/f2DGdoGc
ジュリア「最初からいたぜ。そこの、ペントハウスだっけ? そこの屋根で昼寝してた」

・・・・・・・・・・・・

ジュリア「今日はプロデューサーと一緒じゃないのか?」

そら「今日は一日、営業で外回りしてるんだって。私はここでアイドルの密着撮影したかったから」

ジュリア「その割にはこんな所で油売ってるのか」

そら「あはは、ちょっと休憩だよ。ジュリアちゃんは?」

ジュリア「あたしは午後からレッスンだよ。サヨとレイと一緒だからまた熱くなりそうだよ」
62 : 箱デューサー   2019/07/25 01:10:09 ID:f/f2DGdoGc
カシャカシャカシャカシャ

ジュリア「な、なんだよ?」

そら「ジュリアちゃんの横顔、様になってるなーって。クールな横顔、頂きました」

ジュリア「熱心だな。まあ、ソラのカメラに夢中になってる所は、好きだけどさ」

そら「そう? ジュリアちゃんもカメラに興味あるの?」

ジュリア「そうじゃないって。一筋に生きてるって姿勢が、さ」

そら「・・・・・・」
63 : プロデューサーちゃん   2019/07/25 01:10:49 ID:f/f2DGdoGc
そら(一筋、か・・・・・・)

ジュリア「・・・・・・?」

ジュリア「あたし、行くぜ。そろそろ準備しないと」

そら「あの、ジュリアちゃんはやっぱり音楽一筋なの?」

ジュリア「ん? まあな」

そら「その、それがブレたりするとか・・・・・・あったりするの?」

ジュリア「そうだな。あったかもしれないな・・・・・・」
64 : Pーさん   2019/07/25 01:11:16 ID:f/f2DGdoGc
ジュリア「・・・・・・」

ジュリア「迷ってるのか?」

そら「え?」

ジュリア「そんな目をしてるぜ」

そら「・・・・・・」

ジュリア「カメラか、別の何かか・・・・・・って所か?」

そら「うん、そうかも」
65 : プロデューサーはん   2019/07/25 01:12:02 ID:f/f2DGdoGc
ジュリア「ふーん・・・・・・」

そら「ごめん、変な事聞いたね」

ジュリア「いや」

ジュリア「まあ、あたしからは何か言えそうことはないけどな」

そら「うん」

ジュリア「ただ、迷った時は、どうしてソイツを握ろうとしたのかを考えると答えが見つかるかもな」

そら「・・・・・・」
66 : プロデューサーくん   2019/07/25 01:12:50 ID:f/f2DGdoGc
そら「ジュリアちゃんはどうしてギターを握ろうとしたの?」

ジュリア「へえ、嬉しいね。聞いてくれるのか?」

そら「うん」

ジュリア「サンキュ。けど、ここじゃダメだな」

そら「そうなの?」

ジュリア「ああ。続きはあたしのライブで感じてくれ。気が向いたら来てくれよ、歓迎するぜ」
67 : あなた様   2019/07/25 01:13:24 ID:f/f2DGdoGc
・・・・・・同日夜
765ライブシアター内事務室

ガチャ

P「お疲れ様です。遅くなりました」

美咲「プロデューサーさん。お疲れ様です」

三浦あずさ「プロデューサーさん、おかえりなさーい」

P「あずささん。まだいらっしゃったんですか。歌織さんまで」

歌織「お疲れ様です、プロデューサーさん。丁度プロデューサーさんのことで話が弾んでしまって、あずささんと話し込んでいましたの」
68 : 兄(C)   2019/07/25 01:17:00 ID:f/f2DGdoGc
P「俺の?」

あずさ「歌織ちゃんてば、私よりも年上なのにとっても可愛らしくて、乙女なんですよー」

歌織「あ、あずささん! 私のことはいいんですっ」///

P「ええ、それは俺も知っています。歌織さんの魅力の一つですね」

歌織「プロデューサーさんまでっ」///

P「今日も綺麗ですよ、歌織さん」

歌織「もう知りませんっ」///
69 : プロちゃん   2019/07/25 01:17:50 ID:f/f2DGdoGc
ガチャ!! バタン!!

P「イタズラが過ぎましたかね・・・・・・」

あずさ「あら、歌織ちゃん、とても嬉しそうでしたよ」

あずさ「所でプロデューサーさん。そらちゃんとの生活はどうですか?」

P「そうですね・・・・・・上手くやれてるかなと思います。お互い忙しくて家でゆっくり、とはいきませんけどね」

あずさ「大変そうですね。でも、私、そらちゃんが羨ましく思います」

P「そうですかね。毎日忙殺の日々でお互い何とか生活してるような気もしますけど」
70 : プロデューサーはん   2019/07/25 01:19:08 ID:f/f2DGdoGc
あずさ「いいえ、プロデューサーさん。プロデューサーさんとそらちゃんは私から見ると、同じ理想を追いかけているように見えます」

P「それはあずささんとも一緒ですよ。トップアイドルを目指すという理想の」

あずさ「そうではないんです」

P「?」

あずさ「私はアイドルという立場ですけど、そらちゃんはどちらかというとプロデューサーさんと同じ縁の下の力持ちさんだと思うんです」

P「・・・・・・確かにそうですね」

あずさ「私とそらちゃんだったら、プロデューサーさんに対しても見えてる物も違うんじゃないかなって」
71 : プロデューサー殿   2019/07/25 01:20:15 ID:f/f2DGdoGc
あずさ「同じ立場で、同じ理想を追いかけてるそらちゃんとプロデューサーさんの姿がとても羨ましく思います」

P「・・・・・・そうですね。今のそらには、単なるカメラマン以上に俺も依存してる気がします。いつも以上に仕事が楽しくて」

あずさ「まあ、そらと呼び捨てなんて随分と親密なんですね。妬けちゃいますわ」

P「からかわないで下さいよ」

あずさ「でも、プロデューサーさんが依存してるようにそらちゃんもプロデューサーさんに依存してるんだと思います」

P「そうですかね。俺ばかりが助けて貰ってばかりで」

あずさ「そらちゃんが、あんなに誰かと衝突してるの初めて見ました。きっと、プロデューサーさんを信頼されているんでしょうね」
72 : ハニー   2019/07/25 02:29:36 ID:f/f2DGdoGc
P「そんな。俺がまだまだ未熟ですから、そらもしょうがなく」

あずさ「いいえ。そらちゃんのあんな姿、プロデューサーさんと以外では見ませんもの」

P「・・・・・・」

あずさ「そらちゃんもプロデューサーさんならきっとついてきてくれるって思ってるんでしょうね」

P「・・・・・・あずささん」

あずさ「いい機会ですのでプロデューサーさんに是非言いたい事があるんです」

P「なんです?」
73 : ダーリン   2019/07/25 02:30:32 ID:f/f2DGdoGc
あずさ「プロデューサーさんには、たくさん楽しい思い出を貰ってます。アイドルとしても私個人としても」

P「そんな大袈裟ですよ」

あずさ「そんな事ありません。ただ、私はプロデューサーさんに何のお返しも出来ていません。トップアイドルになれる日もまだまだ先なんだと思います」

P「・・・・・・」

あずさ「だから、せめてプロデューサーさんはご自分の幸せはちゃんと見つけて下さいね。私たちに構ってばかりではなく」

P「俺の幸せ?」

あずさ「はい、プロデューサーさんにも幸せになって貰いたいんです」
74 : 変態大人   2019/07/25 02:31:26 ID:f/f2DGdoGc
あずさ「・・・・・・私ではそれが出来ませんから・・・・・・」ボソ

P「あずささん?」

あずさ「そらちゃんはとてもいい子ですよ」

P「はい、それは充分に分かっているつもりです」

あずさ「まあまあ、そんな自信一杯に言われるなんて。ますます妬けちゃいます」

美咲(帰るタイミングを逃しちゃったなー・・・・・・)
75 : 3流プロデューサー   2019/07/25 02:32:05 ID:f/f2DGdoGc
・・・・・・同日夜
P宅

そら「あ、おかえりー」

P「ただいま。悪いな、遅くなった。今日、俺が当番だよな。すぐ用意するよ」

そら「ううん、大丈夫だよ。それよりちょっと話がしたいな」

P「? ああ、分かったよ」
76 : プロデューサーさま   2019/07/25 02:33:05 ID:f/f2DGdoGc
・・・・・・・・・・・・

そら「もうすぐこの生活も1ヶ月経つね」

P「そうだな。あっという間だった気がするよ」

そら「私も」

P「・・・・・・結論を出さないといけないな」

そら「それなんだけどね・・・・・・」

P「?」
77 : Pサン   2019/07/25 02:33:51 ID:f/f2DGdoGc
そら「また一人に戻ろうと思うの」

P「・・・・・・そうか」

そら「あれ? 思ったより残念そう?」

P「えっ! そ、そう見えるか?」

そら「何となく。それはそれで嬉しいけど・・・・・・」///

P「一応、理由を聞いてもいいか?」

そら「うん、もちろん」
78 : Pさぁん   2019/07/25 09:24:38 ID:NRTUBrFxKs
・・・・・・・・・・・・

そら「Pさんの事は好きだし、アイドルの皆も好き。でも、Pさんとアイドルの子達が仲良くなってるのを見るのがちょっと辛くてさ。こんな事、前はなかったのに」

P「・・・・・・」

そら「このままだと、ちゃんとした気持ちでみんなに向き合えないって思った・・・・・・ううん、多分確実にそうなる」

P「うん」

そら「正直、この生活が続くのもいいなって思ったけど、私、そんなに器用じゃなかったみたい。どっち付かずになりそう」

そら「私はまだまだアイドルの輝いてる瞬間を取り続けたいから、こっちを取ります」
79 : 下僕   2019/07/25 09:25:18 ID:NRTUBrFxKs
P「そうか。分かったよ」

そら「・・・・・・今度は随分あっさりだね」

P「変な勘違いするなよ。そらの事だからたくさん悩んだ結果なんだろ?」

そら「それは、まあ・・・・・・」

そら「だからって、もうちょっと引き止めてもいいじゃない・・・・・・」ボソボソ

P「それに、そらならそう言うんじゃないかって思ってたし」

そら「・・・・・・ずるい」ボソ
80 : ご主人様   2019/07/25 09:25:53 ID:NRTUBrFxKs
P「・・・・・・そら?」

そら「んーん、何でもない! あーこれで私も売れ残りだー!」

P「自分から別れを切り出しておいて何言ってるんだ・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・

そら「Pさんが飲もうだなんて珍しいね」

P「こんな空気で明日迎えられるもんか。大人の特権だ。飲もう飲もう!」

そら「じゃあPさん、音頭音頭!」
81 : ボス   2019/07/25 09:27:00 ID:NRTUBrFxKs
P「じゃあ1ヶ月生活お疲れ様ー!」

そら「ええー? 二人のバッドエンドを祝って乾杯ー!」

P「自虐的すぎる・・・・・・乾杯!」

・・・・・・1時間後

P「そら? そら? 大丈夫か?」

そら「んー・・・・・・うん」

P「ひょっとしてお酒弱かったか? 顔真っ赤だぞ」
82 : Pくん   2019/07/25 09:28:41 ID:NRTUBrFxKs
P「もう寝ようか。ベッドまで運ぶよ」

そら「待ってよ・・・・・・もうちょっとこのままでいいじゃない・・・・・・」腕ギュッ

P「でも」

そら「最後になっちゃうから・・・・・・まだ終わって欲しくない・・・・・・」

P「・・・・・・分かった」

そら「・・・・・・そっち、もたれてもいい?」

P「どうぞ」
83 : ダーリン   2019/07/25 09:29:22 ID:NRTUBrFxKs
そら「ありがと・・・・・・」トン

P「・・・・・・」

そら「・・・・・・」

そら「ねえ、Pさん・・・・・・」

P「うん?」

そら「色々無茶な事言ったり・・・・・・怒鳴ったりして・・・・・・ごめんね・・・・・・」

P「そんな事ないよ。そらのお陰で上手くやれてる」
84 : Pちゃま   2019/07/25 09:29:57 ID:NRTUBrFxKs
そら「そっか・・・・・・」

P「こっちこそ随分、世話をかけたな」

そら「いいよ・・・・・・これからも世話焼き・・・・・・しちゃうかも」

P「ありがたいな」

そら「ふふ・・・・・・」

そら「・・・・・・」

そら「私、Pさんなら・・・・・・出来るって思ってるから・・・・・・」
85 : あなた様   2019/07/25 09:30:33 ID:NRTUBrFxKs
P「え?」

そら「みんなを・・・・・・トップアイドルに・・・・・・」

P「ああ」

そら「私・・・・・・みんながトップアイドルになった姿を・・・・・・一番に撮りたい・・・・・・」

P「必ず、その場にそらを連れてくよ」

そら「嬉しいな・・・・・・」

P「そら、大丈夫か?」
86 : プロデューサーはん   2019/07/25 09:31:38 ID:NRTUBrFxKs
そら「うん・・・・・・」

そら「Pさん。私、あなたにずっとついていくからね・・・・・・」

そら「だから・・・・・・いっしょに・・・・・・がんばろーね・・・・・・」

P「ああ」

・・・・・・・・・・・・
P宅寝室

P「・・・・・・っと」トサッ

そら「すー・・・・・・すー・・・・・・」
87 :   2019/07/25 09:32:37 ID:NRTUBrFxKs
P(お前には励まされてばかりだな・・・・・・)

P(ありがとう・・・・・・)

そら「・・・・・・ん・・・・・・Pさん」

P「あ・・・・・・」

そら「あれ・・・・・・ベッド?」

P「悪い、起こしたか」

そら「んーん。元々そんなに飲んでないし。少し酔ってるだけ」
88 : Pたん   2019/07/25 09:33:28 ID:NRTUBrFxKs
P「今日はもう休んだほうがいいよ」

そら「そうだね」

そら「・・・・・・明日、ここを出てくね」

P「名残惜しいな」

そら「それくらいのケジメはつけないとね」

そら「これ以上、一緒に生活してたら引き返せなくなっちゃうし」

P「・・・・・・元気でな」
89 : Pはん   2019/07/25 09:34:00 ID:NRTUBrFxKs
そら「あはは、まだ早いよ」

P「そ、そうだったな」

そら「そんな事より一緒に寝よ。最後なんだよ?」

P「う、うん・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・

P「そら・・・・・・そんなにくっつかなくても・・・・・・」

そら「酔ってるから」
90 : 3流プロデューサー   2019/07/25 09:36:28 ID:NRTUBrFxKs
P「・・・・・・」///

そら「ねえ、Pさん」

P「な、なんだ?」

そら「大好きだよ?」

P「よ、酔ってるのか・・・・・・」///

そら「そうだって言ってるじゃない」

P「あ、あのなぁ・・・・・・」///
91 : バカP   2019/07/25 09:38:21 ID:NRTUBrFxKs
そら「ふふふ・・・・・・」

そら「この1ヶ月・・・・・・楽しかったよ、ありがとう」

P「・・・・・・俺の方こそ」

そら「そういえば、これ、仮にもお見合いの一環だし、どうしよ。私がPさんにフラれた至らない女ってことでいいかな」

P「そうだったな・・・・・・半分忘れてた。それはともかく、俺がそらにフラれたってことでいいだろ」

そら「いいよ。私からやめようって言ったんだからそれくらい」

P「そらを至らない女にはできない」
92 : 高木の所の飼い犬君   2019/07/25 09:40:05 ID:NRTUBrFxKs
そら「・・・・・・そっか。じゃあ、そうするね」

P「ああ」

そら「・・・・・・ねえ、明日の朝御飯、なに?」

P「え? そ、そうだな・・・・・・卵焼き?」

そら「ん・・・・・・楽しみ・・・・・・」

P「そら?」

そら「すー・・・・・・すー・・・・・・」
93 : バカP   2019/07/25 09:40:49 ID:NRTUBrFxKs
P「・・・・・・」

そら「すー・・・・・・すー・・・・・・」

・・・・・・翌日朝

そら「じゃあ、お世話になりました」

P「送っていかなくて大丈夫か?」

そら「いいよ。今日はお休みだし、散歩しながら帰るよ」

P「そうか。他の荷物は送っておくからな」
94 : おにいちゃん   2019/07/25 09:42:37 ID:NRTUBrFxKs
そら「うん、ありがとう」

P「・・・・・・あの、そら・・・・・・」

そら「ん、なに?」

P「・・・・・・いや、何でもない」

P(これからもこんな調子で接したいなんて、虫がいいか・・・・・・)

そら「変なの」

P「すまん・・・・・・」
95 : 3流プロデューサー   2019/07/25 09:43:50 ID:NRTUBrFxKs
そら「・・・・・・変なのついでに一つ聞いてもいい?」

P「なんだ?」

そら「もし・・・・・・本当に私が売れ残りになったら・・・・・・お嫁に貰ってくれる?」

P「・・・・・・そら、まだ酔ってるのか?」

そら「そんな訳ないじゃない」

P「・・・・・・」

そら「・・・・・・」
96 : プロデューサーちゃん   2019/07/25 09:45:28 ID:NRTUBrFxKs
P「・・・・・・そんな時なんて、きっと来ないよ」

そら「え?」

P「アイドルの写真を撮ってるそらはいつだって輝いてる。そんな人が売れ残りになるなんて有り得ない」

そら「・・・・・・」

P「そらが売れ残りになるのは多分、カメラを手放した時だと思う」

P「でも、そんな時はきっと来ないよ」

そら「・・・・・・分からないよ? もしかしたら、やめちゃうかも」
97 : Pたん   2019/07/25 09:46:35 ID:NRTUBrFxKs
P「それは困るな。そらほどの頼りになるパートナーを見つけるのは骨が折れそうだ」

そら「嘘だよ?」

P「うん、分かってる」

そら「・・・・・・」

そら「・・・・・・何だか、はぐらかされた気がする」

P「気のせいだよ」

そら「で、貰ってくれるの? くれないの?」
98 : プロちゃん   2019/07/25 09:49:19 ID:NRTUBrFxKs
P「・・・・・・そんな事は実際に売れ残りになってから言ってくれ」

そら「けち」

・・・・・・同日昼
765ライブシアター内事務室

P(そらのお陰で業務効率は上がってる。以前ほど追い込まれてる感がない)カタカタカタカタ

P(何より、気が楽だ・・・・・・)カタカタカタカタ

ガチャ

ジュリア「お疲れー。お、プロデューサー、お疲れ」
99 : プロデューサー殿   2019/07/25 09:51:16 ID:NRTUBrFxKs
P「お疲れ、ジュリア。紗代子と麗花はまだ来てないぞ」

ジュリア「早く来すぎたか。・・・・・・そういや、今日はソラはいないのか?」

P「そら・・・・・・早坂さんは今日はオフだ」

ジュリア「ふーん。そういえば、ソラとのお見合い、どうなったんだ? そろそろ1ヶ月経つんじゃないのか?」

P「ああ、それは終わったよ」

ガチャ

紗代子「失礼し・・・・・・」
100 : do変態   2019/07/25 09:51:59 ID:NRTUBrFxKs
ジュリア「終わったって、どうなったんだ? やっぱ結婚するのか?」

紗代子「えっ!?」

P「いや、実は・・・・・・フラれた」

ジュリア紗代子「は?」

・・・・・・・・・・・・

ジュリア「あっはははははは!」

紗代子「ジュリア、笑いすぎだよ・・・・・・」
101 : 貴殿   2019/07/25 09:53:29 ID:NRTUBrFxKs
ジュリア「笑わずにいられるかよ。あれだけ良さそうな感じだったのにフラれたとかさ」

ジュリア「おいおい、プロデューサー。一体何をやらかしたんだよ?」

P「あー。なんだろうな、よく分からなくて・・・・・・」

ジュリア「そんなんだからフラれるんだよ、バカP」

ジュリア「しかし、なるほどね。道理で落ち込んでる訳だ」

紗代子「プロデューサー。元気出して下さいっ」

P「え? 俺、落ち込んでたか?」
102 : 貴殿   2019/07/25 09:54:21 ID:NRTUBrFxKs
ジュリア「なんだよ、自覚ないのかよ」

ガチャ

あずさ「おはようございますー」

歌織「おはようございます」

ジュリア「お、あず姉、かお姉。聞いてくれよ、プロデューサーの奴、ソラにフラれたんだって」

あずさ歌織「え?」

P「あ、こら、ジュリア!」
103 : ぷろでゅーしゃー   2019/07/25 09:59:27 ID:NRTUBrFxKs
・・・・・・・・・・・・

P「とまあ、そんな訳でお見合いとしては破談になりました」

このみ「半分信じられないわ・・・・・・あんなに仲良さそうだったのに」

琴葉「私もてっきりこのままと思ってたのに・・・・・・」

あずさ「あらあら、まあまあ」

P「まあ、俺の個人的な付き合いは終わりましたけど、早坂さんには、カメラマンとして引き続き765プロの仕事をしてもらうつもりです」

歌織「でも、プロデューサーさん。本当に良かったのですか? その、あんなに仲睦まじく一緒にいたのに」
104 : 番長さん   2019/07/25 10:01:57 ID:NRTUBrFxKs
P「別に早坂さんとの仲が拗れた訳じゃありません。破談の要因
は言わゆる価値観の違い、ですから・・・・・・多分」

美咲「お見合いが終わったって事は、早坂さんのデスクは引き払うんですかね」

ガチャ

そら「失礼しまーす」

アイドル一同「!?」

美咲「あ、早坂さん。おはようございます」

そら「美咲ちゃん、おはようー。皆さんもおはようございます」
105 : 兄ちゃん   2019/07/25 10:03:02 ID:NRTUBrFxKs
P「早坂さん。今日は休みだったんじゃ?」

そら「ちょっとカメラのメンテしようかなって・・・・・・って」

P「?」

そら「なんで、早坂だなんて、呼び方変えてるの?」

P「え? そ、それはあの生活も終わったし」

そら「そらでいいよ。今更、変えられても落ち着かないから」

そら「折角仲良くなれたのに、そんなのって寂しいじゃない」
106 : 師匠   2019/07/25 10:05:00 ID:NRTUBrFxKs
アイドル一同(破談になったんじゃ・・・・・・?)

P「分かったよ、そら。ありがとう」

そら「そうそう♪ そうだ、ここにいる人達だけでも伝えないと」

P「どうした?」

そら「昨日でPさんとのお見合い話は破談となりましたけど、私は引き続きここでデスクをお借りしています。改めてよろしくお願いしますっ」

P「え、そうなのかっ!?」ガタッ

そら「うん。社長さんにお願いしたらオッケーしてくれたんだ」
107 : Pちゃま   2019/07/25 10:06:35 ID:NRTUBrFxKs
そら「どうせ仕事のほとんどが765プロさんだし、みんなと密接してるほうが何かと効率もいいし。それに」チラ

P「?」

そら「頼りになるパートナーが近くにいるのが心強いから」

P「そら・・・・・・」

歌織「あの、そらちゃん。プロデューサーさんとは、本当に破談に・・・・・・?」

そら「はい、昨日決めました。Pさんとはこれからもよろしくやっていきますけど」

歌織「・・・・・・」ムス
108 : P君   2019/07/25 10:07:53 ID:NRTUBrFxKs
Prrrrrrrr

P「お、電話・・・・・・社長からだ。すまん、ちょっと出てくる」

バタン

歌織「私、そらちゃんがプロデューサーさんのお相手なんだと思ってたけど、そうではなかったのね」ニコ

そら「そうですね。少なくとも今はですけどね」

歌織「でも、プロデューサーさんの事、袖に振ったのよね?」

そら「それは誤解です。お見合いが破談になっただけですよ」
109 : Pたん   2019/07/25 10:08:53 ID:NRTUBrFxKs
歌織「そうなんだ」ニコ

そら「はい」ニコ

あずさ「あらあら、歌織ちゃんもそらちゃんも仲が良いのね。そらちゃんがここで、お仕事を続けるなら歓迎会を開かないといけないわね」

ジュリア「いーねー。みんな集めて盛大にやろうぜ」

ガチャ

P「そら。社長が呼んでるんだけど、休みで悪いけど事務所に行ってくれないか? 手続きがどうのって言ってたぞ」

そら「大丈夫だよ。今から行ってくるね」
110 : 変態インザカントリー   2019/07/25 10:11:29 ID:NRTUBrFxKs
・・・・・・・・・・・・

P「そらの歓迎会? いいですね」

あずさ「はい。ずっといるならちゃんと迎え入れないといけませんから」

ジュリア「そういう訳でセッティングしておくぜ。とまあ、その前にプロデューサー、ちょっと付き合えよ」

P「なんだ?」

ジュリア「フラれて傷心のあんたの為に、あたしとサヨで一曲弾いてやるぜ」

紗代子「え?」
111 : Pはん   2019/07/25 10:12:26 ID:NRTUBrFxKs
他アイドル「!?」

歌織「プロデューサーさん! 今日までお誘いは遠慮していたんですけど、オススメのお店があるんです。気分転換に如何ですか?」

風花「プロデューサーさん! 私、新しいネコカフェを見つけたんです! 猫ちゃんがきっと心を癒してくれます! 一緒に行きませんか?」

このみ「プロデューサー! こういう時こそ、お姉さんに任せなさい! お姉さんが慰めてあげる! 予定確保しなさい!」

琴葉「プロデューサー! 私、美味しいアイスクリーム屋さん、知ってるんです。い、い、一緒に行きませんか!」

P「あ、ありがとう、みんな。そんなに気遣ってくれて嬉しいよ。でも大丈夫だ。そんなにクヨクヨしてられないからな」

あずさ「まあ、逞しいですね、プロデューサーさん」
112 : Pくん   2019/07/25 10:14:55 ID:NRTUBrFxKs
・・・・・・・・・・・・

美咲「皆さん、予定通りレッスンに向かわれました」

P「分かりました。あずささんは俺と一緒に午後から外仕事です」

あずさ「はい、よろしくお願いします」

P「ああ、そうだ。あずささん」

あずさ「はい、なんでしょう?」

P「昨日言ってくれた俺自身の幸せですけど、やっぱり、あずささんやアイドルの皆が必要です」
113 : ハニー   2019/07/25 10:15:43 ID:NRTUBrFxKs
あずさ「まあ、どういうことですか?」

P「俺の夢は皆がトップアイドルになること。その姿を見ることが俺にとっての幸せです。それ以外はありません」

あずさ「プロデューサーさん・・・・・・」

ガチャ

そら「戻りましたー。あ、Pさん。仕事の準備?」

P「そら、早かったな。これからあずささんの外仕事だよ」

そら「オッケー。私もついていくよ」
114 : プロデューサーちゃん   2019/07/25 10:17:08 ID:NRTUBrFxKs
P「え、でも、休みだろ?」

そら「今はアイドルを撮りたい気分なんだ。ついでにPさんのダメ出しもしてあげる」

P「お、お手柔らかにな」

そら「ふふ。・・・・・・ねえ、Pさん。これからもよろしくね」

P「ああ、こっちこそよろしく。頼りにしてるよ」
115 : プロデューサーちゃん   2019/07/25 10:18:36 ID:NRTUBrFxKs
美咲「プロデューサーさんと早坂さん、いいコンビですねっ」

あずさ「ええ、本当に」

あずさ(本当に妬けちゃうわ・・・・・・ふふ)
116 : 高木の所の飼い犬君   2019/07/25 10:20:05 ID:NRTUBrFxKs
終わりです
早坂さんはもっとミリシタ本編に絡んで下さい
117 : プロデューサーさん   2019/07/25 10:35:59 ID:iJU.XHT9mc
切ないなぁ・・・

次はあずささんか若手(TSV・紗代子他)か、大穴のジュリアか・・・
118 : ボス   2019/07/25 10:36:48 ID:6n2PNLkoTE
早坂さんはもっと最高の一枚を撮ってきて下さい
119 : 高木の所の飼い犬君   2019/07/25 11:11:15 ID:nqPX9yHfms
コミュ内で急に出てきそう(てかさ、そらさんって声ついていたっけ…)
120 : レジェンド変態   2019/07/25 11:19:09 ID:jqroNlifAg
カード化はしたけど声はないんだよなぁ
121 : プロデューサーちゃん   2019/07/25 15:02:30 ID:ulrKiwgpY6
春香True的なやつか…
122 : プロデューサー殿   2019/08/20 11:55:50 ID:OZXUleWdRY
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【ミリマスss】島原エレナ「プロデューサ!ワタシとユイノーしてヨ」T1
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