【ミリ宣伝SS】まつり「三姉妹茶屋?」美也「はい~」朋花「ふふっ」
1 : おにいちゃん   2020/09/17 23:34:46 ID:cajOvFtTns
立ったら投下していきます。

※わりと短め n番煎じのマイペースなSSですよ~
2 : プロデューサー様   2020/09/17 23:34:59 ID:cajOvFtTns
美也「実は今度、また映画を手掛けることになりまして~」

まつり「ほ? それは本当なのです? あの青春映画の金字塔『Cleasky』の諸々を担当した宮尾美也プレゼンツの再来なのです?」

朋花「諸々というより、何から何までという気もしますが~。今度はどんな映画を撮るつもりなんですか~?」

美也「よくぞ聞いてくれました~。ずばり、『三姉妹茶屋』でいこうと思うんです~、むんっ」

まつり「既視感の塊なのです」

朋花「わりとありがちな設定ですから~……それで三姉妹は誰が演じることを想定しているんですか~?」

美也「それはもちろん、まつりちゃん、私、朋花ちゃんの3人ですよ~」

まつり「なんとっ!なのです。実年齢のバランスもいいのです」
4 : 我が下僕   2020/09/17 23:35:29 ID:cajOvFtTns
まつり「ちょっと待つのです!! なんなのです!?」

美也「む~ん……何かおかしな点がありましたか~?」

朋花「たしかに説明不足な部分がありますね~」

美也「というと?」

朋花「この『ともか』というのは皆から女神様と呼ばれているようですが~、『ともか』側からは皆のことを何と言っているのでしょう~? やはり愛らしく子豚ちゃんと……」

まつり「ちがうのです! そこじゃないのです!!」

美也「おや~、どうしたんですか~、まつりちゃん」

まつり「どうもこうもないのです!! どうして『まつり』はそんな設定なのです?!」
5 : Pたん   2020/09/17 23:35:44 ID:cajOvFtTns
美也「社会問題にも目を向けていこうかと~」

朋花「単なるハートフルコメディでは物足りないですからね~」

まつり「いやいやいや、それにしてもひどいのです! せめてフリーターにしておいてほしいのです!」

美也「大丈夫ですよ~。劇中で、一念発起しまして~、ネットアイドルになりますから~」

まつり「そうなのです……?」

美也「そのことが三女の『ともか』ちゃんにバレて口をきいてもらえなくなりますから~」

まつり「そうなのです!?」

美也「ちなみにインターネットに疎い『みや』ちゃんは、『まつり』ちゃんの力になろうとお湯を沸かしてあげるんです~」

まつり「熱湯アイドル……?」
6 : Pさぁん   2020/09/17 23:36:25 ID:cajOvFtTns
まつり「って、それだけじゃないのです! 他にも気になる点があるのです!」

朋花「そうですね~。『学校では』となっていますが、学校以外での『ともか』の人気ぶりと言うのは……」

まつり「そこじゃないのです!!!!」

美也「どこですか~?」

まつり「『みや』ちゃんの説明は何なのです!? 高校2年生の猫って、どういうことなのです!?」

朋花「……? それは……高校2年生の猫という意味なのではありませんか~?」

美也「はい~」

まつり「説明不足にもほどがあるのです! 普通、猫は学校に通うなんてしないのです! いや、そもそも猫が次女なのです!?」
7 : 貴殿   2020/09/17 23:36:45 ID:cajOvFtTns
朋花「まつりさん~? 世の中には血よりも濃いつながりがありますよ~? 血がつながっていなくても、三姉妹の絆は確かなものです~」

まつり「血縁どうこうよりも、生き物としてのつながりをもっと持たせてほしいのです……」

美也「それでは物語の展開を話し合っていきましょう~♪」

まつり「このまま次に進むのです!?」

美也「物語は、三姉妹が暮らす家の隣に構える茶屋に、金髪の美少女が駆けこんでくるところから始まります~」

まつり「三姉妹が茶屋を経営しているわけではないのです!? お隣の茶屋なのです?!」

朋花「なるほど……タイトルはミスリードというわけですね~。この聖母をして見抜けませんでした~」

まつり「むしろ詐欺なのではないのです?」
8 : Pちゃま   2020/09/17 23:37:01 ID:cajOvFtTns
美也「金髪の美少女……エミリーちゃんは、茶屋に入るなりお店にいる人に切羽詰まった様子で話し始めます」

まつり「そうかなって思ったけれど、本当にエミリーちゃんだったのです」

美也「ですが、お店の人は彼女の話していることが全然わかりませんでした~」

朋花「もしかして、緊急事態だったために、英語でまくし立ててしまったということですか~?」

美也「ちがいますよ~? その日お店を任されていたのが、こっちに来たばかりの外国人留学生だったんです~。エミリーちゃんの話す日本語が難しすぎたんですな~」

まつり「なんでそんな設定にしたのです!?」

美也「社会派映画を目指しているので~」

朋花「それなら納得ですね~」

まつり「そうなのです!?」
9 : 貴殿   2020/09/17 23:37:17 ID:cajOvFtTns
美也「意思疎通ができずに動揺するエミリーちゃん。それを見かねて客席にいた女の子が立ちあがり、エミリーちゃんに声をかけるんです~」

朋花「その女の子というのは……?」

美也「紬ちゃんです~。実はかの有名な名探偵の孫娘である紬ちゃんは、白玉あんみつパフェを食べながら、なんやいねとエミリーちゃんに事情をうかがいます~」

朋花「食べながらですか~? 紬さんにしてはお行儀の悪い方を演じることになるわけですね~」

まつり「名探偵の孫娘にはつっこまないのです……?」

美也「そうして、なんやかんやあって、2人は事件を解決します~」

まつり「ざっくりしすぎなのです!」

美也「その事件の記事をネットで読んだ『まつり』ちゃんがネットアイドルを志すんですな~」

まつり「!??!?!」
10 : 我が下僕   2020/09/17 23:37:34 ID:cajOvFtTns
美也「と、ここまでの話が物語の冒頭にあたるわけですが~、このままだと長いので実際には撮影したシーンを繋げて7.65倍速ぐらいにしたものを流すことにしますね~」

朋花「斬新な方法ですね~」

まつり「残念な方法なのです」

美也「さて、とある日曜日に『みや』ちゃんが『ともか』ちゃんのお膝で丸まって眠っていると、どこからか、ちゅぱ……ちゅぱ……という音が聞こえてきます~」

まつり「どうせチュパカブラなのです! もうそのネタはお腹いっぱいなのです」

美也「音の正体を2人で確かめに行くと、そこには生クリームをちゅぱちゅぱする、『まつり』ちゃんがいました~」

まつり「どうしてなのです!?」

朋花「あら……これは名シーンの予感がしますね~」

まつり「ほ?」
11 : 貴殿   2020/09/17 23:37:46 ID:cajOvFtTns
朋花「名探偵ナンナンの活躍ぶりに感銘を受け、引き籠りをやめることを決意した長女『まつり』さん。ですが、まずは何からはじめたらいいのかわからない。それでも、とにかく自分を変えないといけない、もう白馬の王子様を待っている自分ではないのだと覚悟を決めつつも焦り苛立つ。そんな彼女がとった行動とは、自分自身を構成する血肉をより甘く、ふわふわとしたものにするため、言い換えれば理想の女の子、マシュマロみたいなアイドルを目指すために生クリームを直飲みしてみることだった……当然、そんなことをしても意味がないと半ば自覚しながら。こう考えると、胸がつまる哀しいシーンですよ~」

美也「お~、なるほど~」

まつり「胸がつまるというより、胸焼けするシーンというだけなのです」
12 : 下僕   2020/09/17 23:38:01 ID:cajOvFtTns
美也「そうして、ついに765日ぶりに家から出た『まつり』ちゃん。彼女を待っていたのはチュパカブラたちの襲撃でした~」

まつり「結局、登場するのです!?」

美也「引きこもり中も、鍛錬だけは欠かさなかった『まつり』ちゃんはその拳ひとつで数多のチュパカブラたちを血祭りにあげてしまいます~」

朋花「アクションシーンにスタントマンは不要ですね~」

美也「それから買い物しようと町まで出かけるのですが~、なんと~、財布を忘れてしまいまして~、愉快な『まつり』ちゃんです~」

朋花「みんなが笑っていますよ~」

まつり「サ○エさん!?」

美也「そもそも財布に入れるお金は持っていないのですが~」
13 : Pたん   2020/09/17 23:38:14 ID:cajOvFtTns
美也「そうして紆余曲折がありまして~、『まつり』ちゃんは最愛の妹たち2人に見送られて紬ちゃんとエミリーちゃんといっしょに3人でロンドンへと旅立つんです~」

まつり「どうしてそうなったのです!? もう、無茶苦茶なのです!!」

朋花「茶屋ですからね~。茶番も多いということで~」

まつり「こんな映画……いったい誰が観てくれるのです? 少なくとも、子供たちには見せられないのです」

朋花「それは劇場でいうと、誰のことですか~?」

まつり「ほ? それはやっぱり小学生組のことなのです。育ちゃん、桃子ちゃん、環ちゃんなのです」

美也「おや~? その3人と言えば―――」
14 : お兄ちゃん   2020/09/17 23:38:26 ID:cajOvFtTns
雪歩「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズでは、2020年9月18日15時から、期間限定イベント「プラチナスターツアー~Arrive You~」が開催予定ですぅ!! 今回、ユニットを組んで歌うのは、育ちゃん、桃子ちゃん、環ちゃんの3人! 劇場最年少の3人かぁ……どんな可愛い曲になるのかなぁ……えっ!? 今回は3人の大人っぽいところが見たり聞いたりできるんですかぁ!? わぁ、イベントビジュアルから、もうドキドキしちゃいますぅ!! 全力で走ってくださいね、プロデューサー♪」

環「雪歩お姉ちゃん、せんでんありがとうだぞー!」

雪歩「ふふっ、どういたしまして」
15 : Pーさん   2020/09/17 23:38:40 ID:cajOvFtTns
育「ん……あ、あの、私も雪歩さんのこと、お姉ちゃんって呼んでみていい? なんだか羨ましいかなって」

雪歩「えっ!? よ、喜んで!」

育「じゃあ、試しに……雪歩お姉ちゃん♪」

雪歩「はうっ! な、なにかな育ちゃん……えへへ」

桃子「もう、雪歩さんったら顔にやけすぎ」

雪歩「桃子ちゃん? え、えっとよかったら、その、桃子ちゃんも、私のことお姉ちゃんって」

桃子「調子に乗らないの! 芸歴では桃子のほうが先輩なんだからね!」
16 : プロデューサーさん   2020/09/17 23:38:56 ID:cajOvFtTns
雪歩「ううっ……ご、ごめんね」  

桃子「ま、まあ、どうしてもって言うなら、考えておくけど……」ゴニョゴニョ

雪歩「?? 桃子ちゃん、今、なんて……」

桃子「な、何でもないっ!」




まつり「朋花ちゃん、美也ちゃん。まつり、今回はいじられっぱなしだったのです」

朋花「そうですか~?」

まつり「そうなのです。ツッコミ役はこりごりなのです。大半の台詞に感嘆符がついて、喉も渇いてしまったのです」
17 : プロデューサー君   2020/09/17 23:39:30 ID:cajOvFtTns
美也「お~。そういうことでしたら、今から3人でお茶をしに行きませんか~?」

朋花「それでしたら、ちょうど紬さんから教わったお店に行ってみたいと思っていたんです~」

まつり「まつり、そんな気分じゃないのです。ぷいっ、なのです」

朋花「そう、露骨に拗ねなくても……ふふっ。せっかくだから行きませんか~、まつりお姉ちゃん」

まつり「!!」

美也「お詫びに大好きな焼きマシュマロをご馳走してあげますよ~、まつりお姉ちゃん」

まつり「むー……やれやれなのです。可愛い妹たちの誘いを無碍にするまつりお姉ちゃんではないのです! れっつごー、なのです♪」


おしまいなのです! 実妹の話も出てくるメモリアルコミュもよろしくなのです!!
18 : 夏の変態大三角形   2020/09/18 07:12:34 ID:34briZD2Qg
おつー
コミュの宣伝かと思ったらどっちもだった。
とりあえず、焼きマシュマロ食べましょうね。
19 : 5流プロデューサー   2020/09/18 10:49:26 ID:vQPALArDBg
ゆきももの灯火は消えない
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