>>203
P科学生「咲季さん、いけません!アスリート時代からあなたの流儀は、ルールを犯してまで勝つことだったのですか?」
咲季「いい質問ね。もちろん違うわ。ルールを守ってこそ、勝ちよ!」
P「だったら…!」
咲季「だったら当然、ルールは調べてある。『アイドル科の主旨を鑑み、アイドルの恋愛・交際においては、アイドル活動に支障が出ないよう、担当プロデューサーの了解を得た範囲で行わなければならない』…これが校則よ」
P「それと、花海さんからいま受けた提案と、なんの関係が?」
咲季「つまり。賄賂や枕営業はルール違反でも、『恋愛の結果』ならば『自由』なのよ。『担当プロデューサーの了解』さえ得ていれば、ね」
P「……!」
咲季「法律も問題なし。わたしの誕生日、知ってるわよね。16歳なら「同意」できるわ。条例も、年齢差5歳までなら処罰の対象にはならない」
P「しかし、私……いえ、花海さんが、いま会ったばかりの私に、恋愛感情を持っているとは思えません」
咲季「じゃあ、わたしが、ずっと前からあなたを見ていた、と言ったら……?」
P「……ルールの範囲内ならば、どんな手でも使うというのですか?」
咲季「わたしをプロデュースしてみなさい。いずれわかるわ」